JPH0594789U - カラクリ人形の動作機構 - Google Patents
カラクリ人形の動作機構Info
- Publication number
- JPH0594789U JPH0594789U JP3500192U JP3500192U JPH0594789U JP H0594789 U JPH0594789 U JP H0594789U JP 3500192 U JP3500192 U JP 3500192U JP 3500192 U JP3500192 U JP 3500192U JP H0594789 U JPH0594789 U JP H0594789U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- doll
- leg
- dimensional object
- drive mechanism
- bending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 41
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims abstract description 15
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 40
- 210000001503 joint Anatomy 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 210000000629 knee joint Anatomy 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弾性部材を不要とした簡素な構成により、脚
部の屈曲動作が可能な人形を起立および座り込み動作さ
せること。 【構成】 任意形状の立体物と、この立体物内に収納さ
れた人形駆動機構と、この駆動機構に支持アームを介し
て取付けられた人形とから構成され、前記駆動機構によ
り前記人形が上下移動して該人形の脚部が屈曲するから
くり人形の動作機構において、前記脚部は3屈曲支点を
備えるととともに、その中間屈曲支点を、脚伸展時にお
ける他の屈曲支点を結ぶ一直線に対し、前記立体物とは
反対側に位置させた。
部の屈曲動作が可能な人形を起立および座り込み動作さ
せること。 【構成】 任意形状の立体物と、この立体物内に収納さ
れた人形駆動機構と、この駆動機構に支持アームを介し
て取付けられた人形とから構成され、前記駆動機構によ
り前記人形が上下移動して該人形の脚部が屈曲するから
くり人形の動作機構において、前記脚部は3屈曲支点を
備えるととともに、その中間屈曲支点を、脚伸展時にお
ける他の屈曲支点を結ぶ一直線に対し、前記立体物とは
反対側に位置させた。
Description
【0001】
本考案は、からくり時計等に用いられる、カラクリ人形の動作機構に関する。
【0002】
一般に、設備時計などのからくり時計等に用いられるカラクリ人形としては、 人形の胴体に別部品の頭部、腕部、脚部等が取付けられ、これらの各部を、胴体 部内に納められた駆動機構により、動作させているものが知られている。ところ が、モータとカムなどからなる動作機構を、人形胴体内の限られたスペースに収 納し、これらの機構により各部を駆動して、所定の動作を行なっているので、駆 動機構に大型複雑なものを用いることができず、各部の動作が制約されるという 不具合がある。特に、起立および腰掛け動作させる機構は、人形自体の自重に加 えて、これらの各部の動作機構の重量が加わった大重量を支えるので、強力モー タが必要となり大形化し、他の機構から余分のスペースを奪ってしまうという不 具合がある。
【0003】 そこで、人形本体を、外部に設けた駆動機構により上下動させ、起立および座 る動作を行わせるようにしたものが知られている。また、この場合には、膝間接 部分に展設した板バネまたはスプリング等の弾性体を設けることにより、腰掛時 から起立時には、脚部の自重により脚部を折曲げた状態から自然に伸展させる一 方、起立時から腰掛時には、膝関節部をこの弾性体の弾性復帰力により屈曲させ て、脚部のスムーズな屈曲動作が行えるようしている。このため、この膝関節部 に設けられた弾性体は、人形脚部の自重と適度にバランスさせた弾性強度を持た せる必要がある。
【0004】
ところが上記従来の駆動機構によれば、脚自重が異なる各人形毎に、この弾性 体の強度を再設定するなど、個々の人形に応じた設計が必要なので、煩わしい手 間がかかるとともに、弾性体とこの弾性体の取付け部材などが必要となり、部品 数が増加して、コストダウンが図れないといういう不都合があった。
【0005】 また、長期間に渡ってこの起立動作を繰返し継続すると、弾性体の弾性力低下 により、動作不良を起こすおそれがあり、耐久性が十分確保できないという不都 合があった。
【0006】 そこで、本考案は、弾性部材を不要とした簡素な構成により、脚部の屈曲動作 が可能な人形を起立および座り込み動作させるカラクリ人形の動作機構を提供す ることを目的としている。
【0007】
本考案のカラクリ人形の動作機構は、任意形状の立体物と、この立体物内に収 納された人形駆動機構と、この駆動機構に支持アームを介して取付けられた人形 とから構成され、前記駆動機構により前記人形が上下移動して該人形の脚部が屈 曲するからくり人形の動作機構において、前記脚部は3屈曲支点を備えるととと もに、その中間屈曲支点を、脚伸展時における他の屈曲支点を結ぶ一直線に対し 、前記立体物とは反対側に位置させたものである。
【0008】
したがって、本考案によれば、人形を上下動させる機構を外部に設け、脚の中 間関節部の接続支点を偏位させて設けることにより、人形の腰掛および起立動作 させているので、胴体内に余分のスペースを生じさせることになり、このスペー スに収納する他の駆動機構を大型化できる。
【0009】 さらに、脚伸展時の脚部の中間屈曲支点を、他の支点を結ぶ一直線上から屈曲 方向に偏位させて設けることにより、人形が起立状態となり、外観上、脚部が直 線状に伸展した場合でも、上下に沿った各関節支点が、一直線に並ぶことなく伸 展途中なので、脚部を即座に屈曲でき、脚関節屈曲用の弾性体が不要とされ、自 然な脚部の屈曲動作が可能となる。
【0010】
以下に本考案を図1ないし図3に示す実施例に基づき説明する。本実施例のカ ラクリ人形の動作機構1は、図1および図2に示すように、ベース床面2上に設 置された立体物3と、この立体物3内に収納された人形駆動機構4と、この駆動 機構4に支持アーム5を介して取付けられた人形本体6とから構成されている。 そして、この人形駆動機構4により人形体6を上下動し、人形6が立体物3に座 ったり、立体物3から起立したりする(同図中仮想線で示す)ようになっている 。
【0011】 上記立体物3は、中空の略直方体のトランク形状に形成され、内部に人形駆動 機構4が収納されている。また、この立体物3上面の床面2からの高さが、人形 6の腰部より低く設けられ、人形6がこの立体物3に腰掛け・座れるようになっ ている。
【0012】 上記人形駆動機構4は、モータ11と、このモータ11の回転運動を上下運動 に変換するリンク機構と、この上下運動が伝達され人形6を上下に駆動させる支 柱12,12とから構成されている。すなわち、立体物3の上面内部に2本の案 内筒13、13が垂直に立設され、この案内筒13、13に支柱12,12が滑 動可能に挿嵌され、この支柱12,12は上下動のみが可能なようになっている 。また、この支柱12,12の上端には、人形6の胴体部7背面側にその先端が 取付けられた支持アーム5が固着されている。そして、この支柱12,12の下 端には垂下金具14が固着され、この垂下金具14には突軸14aが固着されて いる。他方、モータ11の回転軸11aの先端に回転円板15が取付けられ、こ の円板15の前面の偏心位置に突軸15aが固着されている。そして、長棒状の 連結材16の一端を、この円板15の突軸15aに枢着するとともに、他端を、 垂下金具14の突軸14aに枢着している。したがって、モータ11の回転駆動 により、円板15が回転し、この回転運動が、連結材16と案内筒13,13に より上下動に変換され、支柱12,12が案内筒13,13に沿って上下動し、 支持アーム5を介して、人形6の胴部7を上下に駆動するようになっている。
【0013】 上記人形体6は、胴体部7に、それぞれ別体に設けられた頭部8と、右腕部9 aと、左腕部9bと、脚部10とが取付けられた構成とされている。この頭部8 は、胴部7に内蔵されたモータ機構(図示省略)により左右に首振り運動するよ うになっている。また、右腕部9aは、同様に、内蔵モータ機構(図示省略)に より、上下に腕振り運動するようになっている。さらに、脚部10は、円筒状の 3部材からなり、胴部7の下端にピン20により上端が接続された第1部材21 (大腿部)と、この第1部材21の下端に、上端がピン22接続された第2部材 23(脛部)と、この第2部材23の下端にピン24接続された第3部材25( 踵部)とから構成されている。ところで、座った状態から起立する場合には、胴 部7が上方に持ち上げられることによって、脚部10の自重により脚部10が屈 折した状態から自然に開いて伸展し、脚部10が無理なく直線状態になる。しか し、この起立した脚部10の直線状態から座り込む屈曲状態にさせる際には、伸 展した脚部10の中間関節部が所定方向に曲がらずに、関節部分や脚部材21, 23を損傷するおそれがある。そこで、本考案は、脚伸展時において、上方の脚 部10の胴部7への取付け支点であるピン支点Aと、下方のピン支点Cとを結ん だ線上から、脚部10の中間ピン支点Bをズラして設けることにより、この問題 を解決している。
【0014】 すなわち、図3の(a)に示すように、中間のピン接続支点Bを、人形6が起 立した脚伸展時において、上方の胴部7と脚部10との取付けピン支点Aと、下 方のピン接続支点Cとの間からズラし、脚の屈曲方向(図中左方向)に移動させ て設けている。つまり、上方のピン接続支点Aから垂下した直線Lより、脚部1 0の部材21,23の太さが許す限り、人形6の前方向に前進させて、中間ピン 接続支点Bを設けている。したがって、脚伸展時にも、これらの支点A,B,C 間相互の関係は、略三角形の頂点を占めることになる。この結果、外観上、脚部 10が一直線となり伸展した状態となった場合にも、図3の(a)に示すように 、各関節の支点A,B,C相互の関係は、一直線上に並ぶことなく途中の屈曲状 態に留まるので、より深い屈曲状態(図3の(b)に示される)に即座に戻るこ とができる。
【0015】
以上説明したように、本考案のカラクリ人形の動作機構によれば、人形本体を 上下動させる機構を外部に設け、脚関節部の接続支点の相互関係位置を変位させ て設けることにより、人形の腰掛および起立動作させているので、胴体内にスペ ースの余裕が生じて、他の頭部などを駆動する機構を複雑大型化でき、より変化 に富む巧妙な動作を、人形に行わせることができる。
【0016】 さらに、脚伸展時の脚部の中間接続支点を、他の支点を結ぶ一直線上から逆屈 折方向に偏位させて設けることにより、人形が起立状態となり、外観上、脚部が 直線状に伸展した場合にも、上下に沿った各関節支点が、一直線に並ばず伸展す る途中なので、脚部を即座に屈曲することができ、脚部の自然な屈曲動作を行な わせているので、脚屈折用バネ等の弾性体が不要となり、この弾性力低下による 動作不良が防止できるとともに、部品数を削減でき、耐久性とコストダウンによ る経済性の向上を図れる。
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】本実施例の背面図である。
【図3】本実施例の脚部の動作説明図である。
1 カラクリ人形の動作機構 3 立体物 4 人形駆動機構 5 支持アーム 6 人形 7 胴部 10 脚部 A 脚部の取付け支点 B 脚部の中間支点
Claims (1)
- 【請求項1】 任意形状の立体物と、この立体物内に収
納された人形駆動機構と、この駆動機構に支持アームを
介して取付けられた人形とから構成され、前記駆動機構
により前記人形が上下移動して該人形の脚部が屈曲する
からくり人形の動作機構において、 前記脚部は3屈曲支点を備えるととともに、その中間屈
曲支点を、脚伸展時における他の屈曲支点を結ぶ一直線
に対し、前記立体物とは反対側に位置させたことを特徴
とするカラクリ人形の動作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3500192U JPH0594789U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | カラクリ人形の動作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3500192U JPH0594789U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | カラクリ人形の動作機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594789U true JPH0594789U (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=12429881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3500192U Pending JPH0594789U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | カラクリ人形の動作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594789U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6126591B2 (ja) * | 1976-12-31 | 1986-06-21 | Ciba Geigy |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP3500192U patent/JPH0594789U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6126591B2 (ja) * | 1976-12-31 | 1986-06-21 | Ciba Geigy |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104689565B (zh) | 人偶体的关节构造 | |
JP4489880B2 (ja) | 玩具像の下肢を動かす機構 | |
KR900017628A (ko) | 복서인형 및 그 인형을 갖춘 복싱게임기 | |
US4349987A (en) | Doll which rises from prone to standing position | |
US7318766B2 (en) | Doll with stand | |
CN111790163A (zh) | 关节构造和人形体 | |
JPH03165787A (ja) | ゴルフバックの支持体 | |
JPH0594789U (ja) | カラクリ人形の動作機構 | |
CN209847615U (zh) | 一种单旋转驱动三姿态变换的轮椅 | |
US5030161A (en) | All-fours walking doll | |
US5651717A (en) | Actuating mechanism for doll | |
US6752683B1 (en) | Animated figure | |
US6200190B1 (en) | Hugging mechanism | |
US4878870A (en) | All-fours walking doll | |
TW450824B (en) | Figure toy | |
JP2538493B2 (ja) | ロボット玩具 | |
JPS60137378A (ja) | 歩行玩具 | |
JPH0321512Y2 (ja) | ||
CN215043245U (zh) | 一种仿蟋蟀机器人 | |
TW457106B (en) | Methods and apparatus for linking arm exercise motion and leg exercise motion | |
CN202637966U (zh) | 迎宾机器人机构 | |
JP2024155007A (ja) | 起立補助装置 | |
CN219701059U (zh) | 一种电动跳舞玩偶 | |
JPH01310685A (ja) | 人形・動物等の玩具 | |
US3543435A (en) | Walking doll |