JPH0588556U - 避難ハッチ用墜落防止装置 - Google Patents
避難ハッチ用墜落防止装置Info
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- JPH0588556U JPH0588556U JP2922092U JP2922092U JPH0588556U JP H0588556 U JPH0588556 U JP H0588556U JP 2922092 U JP2922092 U JP 2922092U JP 2922092 U JP2922092 U JP 2922092U JP H0588556 U JPH0588556 U JP H0588556U
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- lid
- opening
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 避難ハッチの上蓋が上階側から開けられるこ
とを防止して安全性を高める。 【構成】 スラブに設けられた開口部に嵌装される枠体
4と、上記枠体4内に折り畳まれて収納され、下階へ向
かって収縮する梯子5と、枠体4の上下開口部を閉塞す
る上蓋6および下蓋7と、この上蓋6および下蓋7を下
階側からの操作によって開放させる開放機構8(軸13
に軸支されたアーム14と、ローラ15と、引手16よ
りなる)とを備えた避難ハッチにおいて、上記上蓋6に
一端が係止された上蓋開放抑止部材(チェーン21)の
他端を、上記開放機構8の作動時に係止が解除される係
脱機構20(係止部材22と、クリップ23とからな
る)に係止した。
とを防止して安全性を高める。 【構成】 スラブに設けられた開口部に嵌装される枠体
4と、上記枠体4内に折り畳まれて収納され、下階へ向
かって収縮する梯子5と、枠体4の上下開口部を閉塞す
る上蓋6および下蓋7と、この上蓋6および下蓋7を下
階側からの操作によって開放させる開放機構8(軸13
に軸支されたアーム14と、ローラ15と、引手16よ
りなる)とを備えた避難ハッチにおいて、上記上蓋6に
一端が係止された上蓋開放抑止部材(チェーン21)の
他端を、上記開放機構8の作動時に係止が解除される係
脱機構20(係止部材22と、クリップ23とからな
る)に係止した。
Description
【0001】
本考案は、避難ハッチの安全性を向上させた避難ハッチ用墜落防止装置に関す る。
【0002】
マンションのベランダ等に設置される一般的な避難ハッチは、スラブに設けた 開口部に設置される枠体に、下階へ伸びる梯子が折り畳まれて収納され、枠体に 枢着された上蓋および下蓋によって枠体の上下開口部が閉塞される構成となって いる。
【0003】 枠体には、さらに上記上蓋および下蓋を下階からの操作によって開放させる開 放機構が設けられており、非常時には消防隊等が上記開放機構を操作して上蓋と 下蓋を開放させた後、枠体内に折り畳まれた梯子を下階側に伸ばして避難路を確 保する。
【0004】
しかしながら、従来の避難ハッチでは上階側から前記上蓋を容易に開けること ができたため、子供などが上蓋を開けてしまうことが考えられ、安全面で問題が 残されていた。
【0005】 本考案は、この問題を考慮してなされたもので、避難ハッチの上蓋が上階側か ら開けられることを防止し、安全性を高めることのできる避難ハッチ用墜落防止 装置を提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案に係る避難ハッチ用墜落防止装置は、スラブ に設けられた開口部に設置される枠体と、上記枠体内に折り畳まれて収納され、 下階へ向かって伸縮する梯子と、枠体の上下開口部を閉塞する上蓋および下蓋と 、この上蓋および下蓋を下階側からの操作によって開放させる開放機構とを備え た避難ハッチにおいて、上記上蓋に一端が係止された上蓋開放抑止部材の他端を 、上記開放機構の作動時に係止が解除される係脱機構に係止したことを特徴とす るものである。
【0007】
このようにすることにより、上階側から上蓋を開こうとした場合には上蓋開放 抑止部材の張力によって上蓋の開放が妨げられるが、下階側からの操作によって 開放機構を作動させた場合には、上蓋開放抑止部材と係脱機構との係合が解除さ れて上蓋が開放される。
【0008】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、本考 案が適用された避難ハッチの斜視図であり、図2は避難ハッチの縦断面図である 。この避難ハッチ1は、スラブ2に設けられた開口部3に堅固に嵌装される枠体 4と、この枠体4内に折り畳まれて収納され、下階に向かって伸縮する梯子5と 、枠体4に枢着され、枠体4の上下開口部4a,4bを閉塞する上蓋6および下 蓋7と、上記上蓋6および下蓋7を下階側からの操作によって開放させる開放機 構8とを備えている。
【0009】 上記梯子5は、例えば伸縮自在な支柱9の両側にステップ10が固定された構 成となっており、支柱9の基端部は枠体4に固定されたブラケット11に回動自 在に枢着されている。この梯子5の収納時には、縮められた梯子5が図示しない 支持機構により枠体4内でほぼ水平に支持される。
【0010】 上蓋6および下蓋7は、図示しないリンク機構などによって連動し、上蓋6が 上方に開かれると下蓋7が同じ角度で下方に開くようになっている。上蓋6およ び下蓋7は、枠体4に対してほぼ90°の角度まで開く。なお、図1および図2 では図面をわかり易くするために上蓋6と下蓋7を半開状態で示しているが、平 常時において上蓋6と下蓋7は枠体4に密着している。
【0011】 前記開放機構8は、例えば上蓋6および下蓋7の自由端側にあたる枠体4の内 周面に、軸13によって回動自在に軸支された略Z字形のアーム14と、このア ーム14の一端に回転自在に軸支されたローラ15と、アーム14の他端に枢着 された引手16とから構成されている。引手16は、下蓋7に設けた切欠き7a を通って下方に垂下する。
【0012】 非常時において避難ハッチ1を使用する際は、消防隊員などがフック棒等で引 手16を下方に引くと、軸13を中心にアーム14が回動し、ローラ15が上蓋 6を押し開く。上蓋6は、ローラ15によってある程度まで押し開かれると、リ ンク機構の付勢力によって図3に示す位置まで完全に開き、下蓋7も上蓋6に連 動して開く。梯子5は、上蓋6と下蓋7の開放によって自動的に下階側へ伸びる か、若しくは別な引手等を操作することによって伸びるようにされている。
【0013】 次に、本考案に係る避難ハッチ用墜落防止装置について説明する。この避難ハ ッチ用墜落防止装置18は、本実施例において上蓋6の自由端寄りの下面に固着 されたフック19と、係脱機構20と、上蓋開放抑止部材となるチェーン21と から構成されている。チェーン21の一端は上記フック19に係止され、他端は 上記係脱機構20に連結される。
【0014】 係脱機構20は、例えば枠体4の内周面に固定された係止部材22と、アーム 14に取り付けられたクリップ23とからなっており、係止部材22には孔22 aが穿設され、クリップ23にはストライカ23aが設けられている。
【0015】 図1および図4(a)に示すように、開放機構8が作動していない時(アーム 14が回動していない時)には、上記ストライカ23aが係止部材22の孔22 aに挿通されており、このストライカ23aにチェーン21の端部が係止されて いる。このため、上階側から上蓋6を開こうとしても、チェーン21の張力によ って上蓋6の開放が抑止される。
【0016】 そして、図4(b)に示すように開放機構8が作動(アーム14が回動)する と、ストライカ23aが孔22aから抜脱すると同時に上蓋6が上方に回動して チェーン21が引かれるため、チェーン21とストライカ23aの係合が解除さ れて上蓋6がスムーズに開く。
【0017】 以上のように構成したため、避難ハッチ1の上蓋6が子供などによって容易に 開かれることがなくなり、安全性が格段に向上する。なお、上蓋6に設けたフッ ク19の強度を、大人の力で上蓋6を強く引き上げた際に変形する程度のものと することにより、任意の判断で上階側から上蓋6を開いて避難ハッチ1を使用す ることができるようにしても良い。
【0018】 また、上蓋開放抑止部材はチェーン21に限定されず、ワイヤやロープなどと しても良い。
【0019】
以上説明したように、本考案に係る避難ハッチ用墜落防止装置は、避難ハッチ の上蓋に一端が係止された上蓋開放抑止部材の他端を、下階側からの操作によっ て上蓋を開放させる開放機構の作動時に係止が解除される係脱機構に係止したた め、上階側から上蓋を開こうとした場合には、上蓋開放抑止部材の張力によって 上蓋の開放が妨げられ、下階側からの操作によって開放機構を作動させた場合に は、上蓋開放抑止部材と係脱機構との係合が解除されて上蓋が開放される。
【0020】 このため、避難ハッチの上蓋が子供などによって容易に開かれることがなくな り、安全性が格段に向上する。
【図1】本考案が適用された避難ハッチの斜視図であ
る。
る。
【図2】避難ハッチの縦断面図である。
【図3】避難ハッチの使用状態を示す側面図である。
【図4】(a)は開放機構が作動していない時の係脱機
構の状態を示す斜視図である。(b)は開放機構が作動
した時の係脱機構の状態を示す斜視図である。
構の状態を示す斜視図である。(b)は開放機構が作動
した時の係脱機構の状態を示す斜視図である。
1 避難ハッチ 2 スラブ 3 開口部 4 枠体 4a 上開口部 4b 下開口部 5 梯子 6 上蓋 7 下蓋 8 開放機構 13 軸 14 アーム 15 ローラ 16 引手 18 避難ハッチ用墜落防止装置 19 フック 20 係脱機構 21 上蓋開放抑止部材となるチェーン 22 係止部材 22a 孔 23 クリップ 23a ストライカ
Claims (1)
- 【請求項1】 スラブに設けられた開口部に設置される
枠体と、上記枠体内に折り畳まれて収納され、下階へ向
かって伸縮する梯子と、枠体の上下開口部を閉塞する上
蓋および下蓋と、この上蓋および下蓋を下階側からの操
作によって開放させる開放機構とを備えた避難ハッチに
おいて、上記上蓋に一端が係止された上蓋開放抑止部材
の他端を、上記開放機構の作動時に係止が解除される係
脱機構に係止したことを特徴とする避難ハッチ用墜落防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992029220U JP2587480Y2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 避難ハッチ用墜落防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992029220U JP2587480Y2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 避難ハッチ用墜落防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588556U true JPH0588556U (ja) | 1993-12-03 |
JP2587480Y2 JP2587480Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=12270127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992029220U Expired - Lifetime JP2587480Y2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 避難ハッチ用墜落防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587480Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007195575A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Naka Ind Ltd | 避難装置 |
JP2020025749A (ja) * | 2018-08-13 | 2020-02-20 | ヤマトプロテック株式会社 | 避難装置 |
KR102337755B1 (ko) * | 2021-04-15 | 2021-12-09 | 주식회사 영신이엔에스 | 구조를 간소화한 경량형 층간 탈출용 하향식 피난사다리 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50141425U (ja) * | 1974-05-07 | 1975-11-21 | ||
JPS5350198U (ja) * | 1976-10-02 | 1978-04-27 | ||
JPH0159150U (ja) * | 1987-10-07 | 1989-04-13 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP1992029220U patent/JP2587480Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50141425U (ja) * | 1974-05-07 | 1975-11-21 | ||
JPS5350198U (ja) * | 1976-10-02 | 1978-04-27 | ||
JPH0159150U (ja) * | 1987-10-07 | 1989-04-13 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007195575A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Naka Ind Ltd | 避難装置 |
JP4646133B2 (ja) * | 2006-01-23 | 2011-03-09 | ナカ工業株式会社 | 避難装置 |
JP2020025749A (ja) * | 2018-08-13 | 2020-02-20 | ヤマトプロテック株式会社 | 避難装置 |
KR102337755B1 (ko) * | 2021-04-15 | 2021-12-09 | 주식회사 영신이엔에스 | 구조를 간소화한 경량형 층간 탈출용 하향식 피난사다리 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2587480Y2 (ja) | 1998-12-16 |
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