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JPH0586543A - 流体噴射式織機 - Google Patents

流体噴射式織機

Info

Publication number
JPH0586543A
JPH0586543A JP3241742A JP24174291A JPH0586543A JP H0586543 A JPH0586543 A JP H0586543A JP 3241742 A JP3241742 A JP 3241742A JP 24174291 A JP24174291 A JP 24174291A JP H0586543 A JPH0586543 A JP H0586543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
timing
nozzle
main nozzle
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3241742A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Tsunashima
芳博 綱島
Mitsuhiro Ara
光弘 荒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3241742A priority Critical patent/JPH0586543A/ja
Priority to KR1019920014387A priority patent/KR940010634B1/ko
Priority to DE4226693A priority patent/DE4226693C2/de
Priority to TW081106372A priority patent/TW226419B/zh
Priority to BE9200715A priority patent/BE1006086A4/fr
Priority to CN92109330A priority patent/CN1069302A/zh
Publication of JPH0586543A publication Critical patent/JPH0586543A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気噴射により緯糸を緯入れするノズルに供
給する空気の圧力を種々変更しつつ検出した緯糸解舒タ
イミングに基づいてノズル特性を算出し、このノズル特
性から緯入れ条件を設定することにより、正規の稼動開
始までの時間の短縮化を図ることを目的とする。 【構成】 ノズルの噴射圧力と緯糸の解舒タイミングは
略一義的に定まる。このことを利用して、まず緯糸解舒
タイミングのデータに基づいてノズル特性を算出し、ノ
ズルの噴射圧力,タイミング等の緯入れ条件を設定し、
緯糸を到達させるから、迅速に緯入れ条件を設定するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体噴射式織機織に関
し、特に、緯入れ条件の設定技術に関する。
【0002】
【従来の技術】流体噴射式織機において、その始動時に
は、予め設定された圧力やタイミングでメインノズルや
サブノズルから空気を噴射して緯入れを行うが、糸の保
存状態や糸種によって緯糸牽引特性が変化するため、緯
糸が反緯入れ側に到達しなかったり、糸切れが生じるこ
とがある。
【0003】このため、従来では、織機の始動時には、
作業者が緯入れ状態を見ながら、前記圧力やタイミング
等を数回にわたり変更し、緯糸が反緯入れ側まで到達す
るようにしている。かかる作業により織機の立ち上げ設
定が完了した後、例えば、緯入れ自動制御、即ち、反緯
入れ側への緯糸到達時間が目標値となるように、前記緯
糸到達時間を計測して目標値とのずれに基づいてメイン
ノズルの噴射圧力(ノズルに供給する空気の圧力)を制
御するシステムを作動させて通常運転が開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、織機の立ち上げ設定が完了し、緯入れ自
動制御が行われるようになるまで、作業者が経験と勘と
により緯入れ状態をみながら作業を行っていたため、多
大な作業時間が掛かるため、従来、次のような技術が提
案されている(特開昭59−125941号公報参
照)。
【0005】即ち、この装置は、予め糸種に応じたメイ
ンノズルの噴射圧力等を定めてデータとして記憶し、始
動時にこのデータを読み出して設定するようにしたもの
である。しかし、この装置にあっては、同じ糸種であっ
ても糸の保存状態や測長装置の配置等によって緯糸牽引
特性が種々異なるため、正常な緯入れが行われるよう設
定することが難しく、通常運転の開始までの時間を多大
に要することがある。
【0006】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、空気噴射により緯糸を緯入れするノズルに供
給する空気の圧力を種々変更しつつ検出した緯糸解舒タ
イミングに基づいてノズル特性を算出し、このノズル特
性から緯入れ条件を設定することにより、正規の稼動開
始までの時間の短縮化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の流体
噴射式織機は、図1に示すように、空気噴射により緯糸
を緯入れするノズルと、該ノズルに供給する空気の圧力
を種々変更しつつ緯糸解舒タイミングのデータを検出す
る手段と、検出された緯糸解舒タイミングのデータに基
づいてノズル特性を算出する手段と、算出されたノズル
特性に基づいて緯入れ条件を設定する手段と、を含んで
構成した。
【0008】尚、緯糸解舒タイミングとは、緯糸測長装
置から、緯入れ期間中に緯入れ開始から所定長の緯糸が
引き出される時間を総称するものであり、後述する実施
例では主軸の角度を利用している。即ち、織機主軸回転
速度が一定であれば、主軸の回転角度は時間に置き代え
ることができるからである。尚、緯糸測長装置として
は、ドラム式、気流に浮かせるもの、面に張りつけるも
の等がある。又、緯糸の解舒タイミングのデータを検出
する手段としては、経糸開口中の所定位置にセンサを配
置して、緯糸先端が前記センサ位置に到達したタイミン
グを検出するもの等がある。
【0009】
【作用】かかる構成において、ノズルの噴射圧力と緯糸
の解舒タイミングは略一義的に定まる。このことを利用
して、まず緯糸解舒タイミングのデータに基づいてノズ
ル特性を算出し、ノズルの噴射圧力,タイミング等の緯
入れ条件を設定し、緯糸が正常に飛走するようにするか
ら、迅速に緯入れ条件が設定される。
【0010】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。図2において、メインノズル1は、空気噴射に
より緯糸Yを緯入れするもので、圧力空気供給源2か
ら、電空比例弁3、サージタンク4及び電磁開閉弁5を
介して、空気が供給される。従って、メインノズル1の
噴射圧力(メインノズル1に供給する空気の圧力)は電
空比例弁3への電圧制御により制御可能であり、メイン
ノズル1の噴射開始時期及び噴射終了時期は電磁開閉弁
5により制御される。
【0011】緯糸Yは、給糸体6から引き出され、緯糸
測長貯留装置7を経て、メインノズル1に導かれてい
る。緯糸測長貯留装置7は、モータ(図示せず)により
回転駆動される中空回転軸8の先端に相対回転自在に支
承して静止状態に保持したドラム9と、中空回転軸8か
ら斜め先方に突出し、かつ連通する巻付け腕10と、ド
ラム9の周面に設けた穴に対し電磁アクチュエータ11
により駆動されて突入・退出する緯糸保持爪12とを有
し、突入状態の緯糸保持爪12により緯糸Yを係止しつ
つ、巻付け腕10の回転により緯糸Yをドラム9に巻き
付けて測長貯留する。そして、所定の爪抜き時期(緯入
れ開始時期)にて緯糸保持爪12を退出させ、メインノ
ズル1の空気噴射により図示しない固定ガイドを介して
ドラム9上の緯糸Yを引き出させて緯入れさせる。
【0012】メインノズル1より射出された緯糸Yは、
図示しない筬の筬羽に形成した凹部の列による緯糸案内
通路を飛走し、ここで所定の間隔で配置したサブノズル
16によりリレー式に吹き送られて緯入れされる。サブ
ノズル16は、数本(図では4本)ずつグループ化さ
れ、圧力空気供給源2に電空比例弁17を介して接続さ
れたサージタンク18から、各電磁開閉弁19を介し
て、夫々空気が供給される。従って、サブノズル16の
噴射圧力(サブノズル16へ供給する空気の圧力)は電
空比例弁17への電圧制御により制御可能であり、サブ
ノズル16の噴射開始時期及び噴射終了時期は各電磁開
閉弁19により制御される。
【0013】主制御装置20の検出器20aには、制御
入力として、アングルセンサ21から出力される信号
と、緯糸解舒センサ22から出力される信号と、緯糸到
達センサ23から出力される信号とが入力される。前記
アングルセンサ21は、織機主軸の回転角度(以下、織
機主軸回転角度という)に対応した信号を出力する。
【0014】前記緯糸解舒センサ22は、ドラム9の近
傍にて緯入れ時にドラム9回りを解舒される緯糸Yの通
過を検出するものである。尚、緯糸Yの通過による緯糸
解舒信号は、1周解舒される毎に得られるので、1ピッ
ク分がn巻であるとすると、緯入れ終了までn回得られ
る。前記緯糸到達センサ23は、緯糸案内通路の反緯入
れ側にて緯入れされた緯糸Yの到達を検出するものであ
る。
【0015】ここで、主制御装置20は、これらの制御
入力を基に、内蔵のマイクロコンピュータにより所定の
演算処理を行って、電空比例弁3を介してメインノズル
1の噴射圧力を制御し、電磁開閉弁5を介してメインノ
ズル1の噴射時期を制御し、又、電磁アクチュエータ1
1を介して緯糸保持爪12の作動を制御する。更に、電
空比例弁17を介してサブノズル16の噴射圧力を制御
し、電磁開閉弁19を介してサブノズル16の噴射時期
を制御する。
【0016】メインノズル1及びサブノズル16の噴射
及び緯糸保持爪12の作動の制御は、アングルセンサ2
1により検出される織機主軸角度及び緯糸解舒センサ2
2から出力される緯糸解舒信号の発生を監視して行う。
即ち、織機主軸角度が噴射開始時期になったときに、電
磁開閉弁5をON(開)にしてメインノズル1の空気噴
射を開始させる。
【0017】次に、爪抜き時期(緯入れ開始時期)にな
ったときに、電磁アクチュエータ11をONして緯糸保
持爪12を抜き出し、これにより緯入れを開始させる。
緯入れ中は、緯糸Yの先端の飛走に伴って、その位置に
あるグループのサブノズル16から空気噴射を行わせる
べく、各グループ毎に、織機主軸角度が噴射開始時期に
なったときに、電磁開閉弁19をON(開)にして補助
ノズル16の空気噴射を開始させる。そして、噴射終了
時期になったときに、電磁開閉弁19をOFF(閉)に
してサブノズル16の空気噴射を終了させる。
【0018】そして、噴射終了時期になったときに、電
磁開閉弁5をOFF(閉)にしてメインノズル1の空気
噴射を終了させる。又、緯糸解舒センサ22からのn回
目の解舒信号が来たときに、電磁アクチュエータ11を
OFFして緯糸保持爪12を突入させる。これにより、
n巻分緯入れされた時点で緯糸Yが緯糸保持爪12に係
止されて、緯入れが終了する。
【0019】ここで、本実施例においては、機掛け時の
織り付け作業の際に、緩速度で主軸を回転しつつ経糸開
口列内に緯糸を挿入し、この緯糸の挿入時に緯入れ条件
を種々変更しつつ緯糸飛走状況のデータを検出して、こ
の検出されたデータに基づいて緯入れ条件を設定するよ
うに構成する。かかる制御は前記主制御装置20により
実行される。
【0020】即ち、主制御装置20には入力手段24か
らのデータ信号が入力される。又、主制御装置20は、
前記検出器20a,演算器20b,記憶器20c,緯入
れ条件指令器20dからなり、これらの各種手段によっ
て本発明の緯入れ条件設定制御が実行され、各種の作動
手段を駆動する駆動回路25に制御信号を出力する。こ
こで、機替え時の機掛け作業は、満巻のワープビームを
織機に装着し、これの経糸を機掛け前に製織されて切断
された織り前部位に縛りつけ、新たに製織を行うのであ
るが、このときには経糸には張力がかかっていないた
め、そのまま通常運転を行っても経糸の開閉口運動時に
上下経糸が捌かれず、もつれ合っているので緯入れが確
実に行われない。そのため、緩速度で織機を回転させて
緯糸を経糸開口列内に挿入する動作を何度も繰り返して
製品とならない織布を1m〜2m程度製織するといった
織り付け作業が必要となる。
【0021】この織り付け作業時を利用して緯入れ条件
を設定するには、緩速度で主軸を回転(インチング)し
つつ経糸開口列内に緯糸を挿入する装置(織り付けモー
ドインチング装置と称す。)が必要となる。従って、緯
入れ条件設定制御の説明を行う前に、上記織り付けモー
ドインチング装置の構成について説明する。
【0022】インチング動作時には、主軸は約30r.p.
m の緩速度で正方向に回転する。そして、通常運転時の
同様の操作が行われる。この場合、主軸の回転速度は通
常回転時に比べて約1/20と遅いため、緯糸Yの飛走
に合わせて電磁開閉弁5,19を開く必要がある。この
ため、通常運転時と同等の空気噴射を行わせるには、ア
ングルセンサ21からの信号に対して電磁開閉弁5,1
9が開くタイミングの間隔を図3(b)に示すように主
制御装置20によって狭く設定された擬似信号を発信さ
せ、通常運転時に比べて約1/20の角度内でメインノ
ズル1及びサブノズル16からの空気の噴射を行う必要
がある。これを詳細に説明すると、通常運転であれば、
織機主軸は高速で回転しており、前記メインノズル1、
サブノズル16は図3(a)で示すタイミングで緯糸先
端部の飛走位置に合わせて空気噴射を行うよう各電磁開
閉弁5,16が開閉する。
【0023】しかし、インチング時には、主軸は緩速度
で回転するのであるが、緯糸は通常の運転時と同等の速
度で飛走する。そのため、アングルセンサ21からの信
号をそのまま拾って各電磁開閉弁5,19を作動させて
しまっては空気噴射を行わないサブノズル16が出てく
るため、主制御装置20はアングルセンサ21からの信
号をそのまま各電磁開閉弁5,19に出力せず、インチ
ング時の角度が150度となったときをトリガとして通
常運転時の速度により導き出された通常運転時と略同じ
パルス時間幅の擬似信号(図4参照)により、通常運転
時と同じ緯入れ時間幅で各電磁開閉弁5,19に信号を
出力し、これによって各電磁開閉弁5,19には何ら改
良等を施すことなく緯糸の飛走位置に応じて緯糸を飛走
させることができる。即ち、主制御装置20では、通常
運転時にあっては図3(a)に示すタイミングで各電磁
開閉弁5,19を開閉させ、又、緯糸保持爪12が緯糸
Yの係止を解舒するよう各電磁開閉弁5,19を作動さ
せるように擬似信号を発生するのである。
【0024】具体的にその動作を説明すると、通常運転
時ではアングルセンサ21からは主軸が0度から360
度まで回転するときにパルスを均等間隔で発生し、主制
御装置20に入力される。このとき主制御装置20はパ
ルス数をカウントし、そのカウント数に応じて図3
(a)に示すタイミングでメインノズル1、サブノズル
16が空気噴射するように電磁開閉弁5,16への開閉
信号を出力する。そして、インチングモード時に、主制
御装置20では、前記アングルセンサ21からのパルス
の入力は通常運転時と同じであるが、そのパルス信号に
て主軸の回転角度を認識して、150度になった時に擬
似のパルス発生する。主制御装置20はこのときのパル
ス数をカウントして通常運転時と同じカウント数にて各
電磁開閉弁5,19が開閉するように信号を出力し、
又、緯糸保持爪12が緯糸の係止を解舒するよう各電磁
開閉弁5,19を作動させるので、図3(b)に示すよ
うに緯糸の飛走位置に応じてメインノズル1、サブノズ
ル16が空気噴射して緯糸が安定して飛走する。そし
て、緯糸解舒センサ22が緯糸Yの解舒を検出して、所
定解舒数で緯糸保持爪12が緯糸を係止するように各電
磁開閉弁5,19を作動させる。
【0025】次に、かかるインチング作動装置によるイ
ンチングを利用した本発明の緯入れ条件設定制御の第1
の実施例を図5及び図6のフローチャート及び図7〜図
10の特性図を参照して説明する。図5及び図6のフロ
ーチャートにおいて、ステップ1(図ではS1と記す。
以下同様)では、入力手段24により、回転数,織り幅
L,緯入れ1回分のドラム9からの解舒数YN,糸種等
の初期値を入力する。ステップ2では、これらの入力デ
ータより緯糸Yが緯糸測長貯留装置7から解舒されると
きの最低送り出し速度を算出する。ステップ3では、任
意に定めた初期のメインノズル1の圧力及びタイミング
と、初期のサブノズル16の圧力及びタイミングを設定
する。ここで、サブノズル16は過去に通常使用する平
均的圧力値よりも高圧に設定してある。ステップ4で
は、インチングを開始する。ステップ5では、緯糸Yを
緯糸測長貯留装置7から解舒するタイミングを計測し、
この計測値から送り出し速度が算出される。即ち、緯糸
解舒センサ22からは緯糸Yが通過する毎にパルス信号
が出力されるから、織り幅Lと1ピック分の解舒数YN
とから、緯糸Yのドラム1巻長さをL/YNにより求め
ることができる。そして、パルス信号の発信間隔時間に
よりそれを除することにより、緯糸Yがドラム9から1
巻解舒される平均速度、即ち、送り出し速度を算出する
ことができる。
【0026】ステップ6では、解舒タイミングの計測値
に基づいて送り出し速度に直線性があるか否か、要する
に速度だれがないか否かを判定する。即ち、図9の実線
で示すように送り出し速度が変化して該速度に直線性が
あれば問題がなく、ステップ7に進み、同図の点線で示
すように送り出し速度が変化して該速度にだれがあれば
問題があるので、ステップ8に進む。このステップ8で
は、メインノズル噴射終了タイミングを遅くして、再
び、ステップ5に戻り、メインノズル噴射終了タイミン
グを遅くした後の緯糸解舒タイミングを測定する。ステ
ップ7では、メインノズル噴射圧力条件を変更し、ステ
ップ9では、変更されたメインノズル噴射圧力条件に対
応する緯糸解舒タイミング(Tcy1,cy2,・・・)を計
測する。
【0027】ステップ10では、メインノズル噴射圧力
条件の変更が所定回(N回)されたか否かを判定し、所
定数のメインノズル噴射圧力条件の変更が終了すると、
ステップ11に進み、所定数のメインノズル噴射圧力条
件の変更が終了していなければ、ステップ4に戻って再
びステップ4〜9の動作を行う。ステップ11に進む段
階で、図13に示すようなメインノズルの噴射圧力と送
り出し速度の関係式(送り出し特性)が定まる。
【0028】ステップ11では、上記送り出し特性によ
り緯糸が到達可能となる最低メインノズル噴射圧力を算
出し設定する。尚、この値を以降のメインノズルの噴射
圧力の最低限界値とし、この値よりも低い圧力値設定を
禁止すると良い。次に、ステップ12においては、設定
されたメインノズル1の噴射圧力に基づいてメインノズ
ル1の噴射開始・終了タイミング及びサブノズル16の
噴射開始・終了タイミングを夫々設定する。尚、このメ
インノズル1及びサブノズル16の噴射開始・終了タイ
ミング設定手法については後述する。
【0029】そして、ステップ13で織機の通常運転を
開始し、ステップ14において、到達タイミング,解舒
タイミングを計測し、又、時間差つまり速度差を演算
し、ステップ15に進む。このステップ15では、計測
した実到達タイミングと目標到達タイミングとを比較
し、実到達タイミングが目標到達タイミング以上、つま
り実到達タイミングが目標到達タイミングよりも遅けれ
ば、ステップ16に進んで、メインノズル噴射圧力をア
ップし、ステップ17に進んで、変更したメインノズル
噴射圧力に応じてメインノズル1及びサブノズル16の
噴射開始・終了タイミングを変更した後、再び、ステッ
プ14に戻って到達タイミングを計測し、ステップ15
に進んで実到達タイミングと目標到達タイミングとの比
較を行う。即ち、実到達タイミングが目標到達タイミン
グと同等か早くなるまで、メインノズル噴射圧力をアッ
プし、実到達タイミングが目標到達タイミングと同等か
早くなったならば、ステップ18に進む。
【0030】ここで、ステップ16において、最後に変
更されたメインノズル噴射圧力が最終的に決定されるメ
インノズル噴射圧力となる。次に、ステップ18におい
てサブノズル噴射圧力を下げ、ステップ19では、到達
タイミングと解舒タイミングとを計測し、又、時間差つ
まり速度差を演算する。これは、緯糸の蛇行量を示すも
ので、安定した飛走状態、製織される布品位の面で最適
な蛇行量があり、それは糸種により相違する。この実施
例では極力蛇行量の少ない、即ち、時間差を極力小さく
して緯糸が真っ直ぐ飛走するものが最適であるとして説
明する。
【0031】ステップ20では、測定した速度差X
T と、ステップ18においてサブノズル噴射圧力を下げ
る前の速度差Xに定数Aを乗算した値(A・X)とを比
較する。この定数Aはサブノズル噴射圧力を下げても布
品位を保てる蛇行量の許容範囲を設定するものである
(図10参照)。ステップ20で、X≧A・Xが判定さ
れたならば、蛇行量が多いため、緯糸を張るべくステッ
プ22に進んでサブノズル噴射圧力を上昇させる。
【0032】又、X<A・Xが判定されたならば、ステ
ップ21に進み、到達タイミングを目標到達タイミング
と比較し、到達タイミング<=目標、即ち、到達タイミ
ングが目標値より早いか等しいときには、ステップ18
に進み、サブノズル噴射圧力を下げ、到達タイミング>
目標値、即ち、到達タイミングが目標値より遅いときに
は、ステップ22に進み、サブノズル噴射圧力を上昇さ
せる。
【0033】ここで、ステップ22において、最後に変
更されたサブノズル噴射圧力が最終的に決定されるサブ
ノズル噴射圧力となる。ステップ23においては、メイ
ンノズル噴射終了タイミングを早める制御を行い、ステ
ップ24に進んで、計測した実到達タイミングと目標到
達タイミングとを比較し、実到達タイミングが目標到達
タイミング以下、つまり実到達タイミングが目標到達タ
イミングよりも速いか同等なら、ステップ23に戻って
更にメインノズル噴射終了タイミングを早める制御を行
い、無駄な空気消費量をなくす。
【0034】実到達タイミングが目標到達タイミングよ
りも遅くなれば、ステップ25に進んで、メインノズル
噴射終了タイミングを一つ前に戻す。この一つ前に戻し
たメインノズル噴射終了タイミングにより、メインノズ
ル噴射タイミングが最終的に決定される。ステップ26
では、解舒タイミングからサブノズル噴射開始タイミン
グを設定し、ステップ27に進んで、サブノズル噴射終
了タイミングを早める制御を行い、ステップ28に進ん
で、計測した実到達タイミングと目標到達タイミングと
を比較し、実到達タイミングが目標到達タイミング以
下、つまり実到達タイミングが目標到達タイミングに対
し同等か速ければ、ステップ27に戻って更にサブノズ
ル噴射終了タイミングを早めて無駄な空気消費量をなく
す。実到達タイミングが目標到達タイミングよりも遅く
なれば、ステップ29に進んで、サブノズル噴射終了タ
イミングを一つ前に戻す。この一つ前に戻したサブノズ
ル噴射終了タイミングの設定により、サブノズル噴射タ
イミングが最終的に決定される。
【0035】以上の実施例では、ステップ1からステッ
プ12までの間、緩速度で主軸を回転しつつ経糸開口列
内に緯糸を挿入し、このとき緯入れ条件としてメインノ
ズル噴射圧力を種々変更し、緯糸飛走状況のデータとし
て緯糸解舒タイミングを計測し、このデータに基づいて
メインノズル噴射圧力を設定すると共に、メインノズル
1及びサブノズル16の噴射開始・終了タイミングを設
定しており、その後ステップ13からは通常運転即ち、
正規の稼動を行いつつ更に緯入れ条件としてメインノズ
ル噴射圧力,サブノズル噴射圧力,メインノズル噴射タ
イミング,サブノズル噴射タイミングを種々変更して緯
糸飛走状況のデータを計測し、これら緯入れ条件を設定
している。これは織り付け時に緩速度で開閉口する緯糸
開口内に緯糸を挿入し、緯糸解舒タイミングを計測し
て、メインノズルの噴射圧力に対する緯糸送り出し速度
の感度特性が計測され、緯糸が到達可能となる最低メイ
ンノズル噴射圧力が算出設定されているので、その後は
通常運転速度で主軸を回転させても緯入れが確実になさ
れ、その状態から緯入れ条件を除々に変更して最適条件
を算出設定できるのである。これにより、正規の稼動ま
での時間を極めて短くできる。
【0036】尚、上記実施例ではステップ13から正規
の稼動を行っているが、このステップ13以降からステ
ップ29のサブノズル噴射終了タイミングが最終的に設
定されるまで織り付け時の緩速度にて行い、その後正規
の稼動を行うようにしても良い。このとき、メインノズ
ルとサブノズルの噴射タイミングは、緩速度で計測した
時間を通常運転速度における主軸角度に換算する必要が
ある。この換算については、前記の図3を用いて説明し
た換算と全く逆手順であるので、詳細は省略する。
【0037】ここで、ステップ12において行われるメ
インノズル1及びサブノズル16の噴射開始・終了タイ
ミングの設定手法について説明する。このメインノズル
1及びサブノズル16の噴射開始・終了タイミングの設
定の目的は、緯糸の到達タイミングを所定値に維持しつ
つ、空気の噴射期間が最小となるように自動的にメイン
ノズル1からの空気噴射を制御する電磁開閉弁5とサブ
ノズル16からの空気噴射を制御する電磁開閉弁19の
開閉タイミングを調整すること、即ち、緯糸の到達タイ
ミングを満足するエネルギ最小の噴射タイミングを自動
的に設定することにある。
【0038】即ち、ステップ11に進む段階で、メイン
ノズル特性であるところの図13に示すようなメインノ
ズルの噴射圧力Pm と送り出し速度Vcyの関係式(送り
出し特性)が定まる。この関係式は次に示すように表さ
れる。 Vcy=F=f(Pm ) 従って、設定されたメインノズルの噴射圧力Pm を上式
に与えることによって送り出し速度Vcyが決定される。
【0039】ここで、図7は緯糸の飛走線図であり、時
間と送り出し長さ(距離)とによって決定される直線の
傾きが前記送り出し速度Vcyを表し、sv1 〜sv
5 は、各サブノズル16からの噴射開始から終了までの
噴射期間を表している。そして、t1 (開)〜t
5 (開)はサブノズル16からの空気噴射を制御する電
磁開閉弁19の開タイミング、t1 (閉)〜t5 (閉)
は該電磁開閉弁19の閉タイミング、L1 〜L
5 (Ln )は各電磁開閉弁19が受け持つサブノズル1
6の先頭位置である。
【0040】そして、サブノズル16の噴射開始・終了
タイミングの設定は次のようにして行われる。即ち、サ
ブノズル用電磁開閉弁19の開タイミングtn (開)
(t1 (開),t2 (開),t3 (開),t4 (開),
5 (開))は次式から演算して求める。
【0041】tn (開)=(Ln /Vcy−α)+爪抜タ
イミング (n=1・・・k) 但し、αは図7にも示したが、開タイミングtn (開)
のずれを予め見込んで設定したタイミングずれ量で、予
め定めた適宜の値を設定する。勿論、タイミングずれ量
αは、実際に発生したずれ量を計測し、その平均値から
求めるようにしても良く、学習制御によって次々に更新
するようにしても良い。
【0042】次に、サブノズル用電磁開閉弁19の閉タ
イミングtn (閉)(t1 (閉),t2 (閉),t
3 (閉),t4 (閉),t5 (閉))は次式から演算し
て求める。 tn (閉)=tn (開)+噴射時間初期値 (n=1・
・・k) このようにして、サブノズル用電磁開閉弁19の開タイ
ミングtn (開)と閉タイミングtn (閉)とが設定さ
れ、設定されたメインノズルの噴射圧力Pm に応じて変
化する。即ち、サブノズル16の噴射開始・終了タイミ
ングは、メインノズルの噴射圧力Pm に応じた適正値に
設定される。
【0043】次に、メインノズル1の噴射開始・終了タ
イミングの設定は次のようにして行われる。図8は緯糸
の飛走線図であり、図7で説明したように、時間と送り
出し長さ(距離)とによって決定される直線の傾きが前
記送り出し速度Vcyを表し、Mvは、メインノズル1か
らの噴射開始から終了までの噴射期間を表している。そ
して、T(開)はメインノズル1からの空気噴射を制御
する電磁開閉弁5の開タイミング、T(閉)は該電磁開
閉弁19の閉タイミングである。
【0044】そして、メインノズル用電磁開閉弁5の開
タイミングT(開)は次式から演算して求める。 T(開)=爪抜タイミング−β 但し、βは図8にも示したが、先行角初期値である。次
に、メインノズル用電磁開閉弁5の閉タイミングT
(閉)は次式から演算して求める。
【0045】T(閉)=(噴射作用地点/Vcy)+γ+
爪抜タイミング ここで、噴射作用地点とは、これだけ噴射していれば緯
糸のだれが生じないと言う送り出し長さ(距離)Lを設
定する点で、例えば送り出し長さ(距離)Lは経験から
図9のcy3 までの距離Lcy3 (ドラム2周分)とする。
又、γは図8にも示したが、閉タイミングT(閉)のず
れを予め見込んで設定したタイミングずれ量で、予め定
めた適宜の値を設定する。勿論、タイミングずれ量γ
は、実際に発生したずれ量を計測し、その平均値から求
めるようにしても良く、学習制御によって次々に更新す
るようにしても良い。
【0046】このようにして、メインノズル用電磁開閉
弁5の開タイミングT(開)と閉タイミングT(閉)と
が設定され、設定されたメインノズルの噴射圧力Pm
応じて変化する。即ち、メインノズル1の噴射開始・終
了タイミングは、メインノズルの噴射圧力Pm に応じた
適正値に設定される。以上のように、サブノズル16及
びメインノズル1の噴射開始・終了タイミングを、メイ
ンノズルの噴射圧力Pm に応じた適正値に設定するよう
にした結果、次のような効果がある。
【0047】即ち、メインノズルの噴射圧力Pm の設定
値の大小によって緯糸飛走速度が変化するため、送り出
し速度Vcyに関連してサブノズル16及びメインノズル
1の噴射開始・終了タイミングを設定することで、緯糸
の先端位置に応じた適正な噴射タイミングを得られ、無
駄な空気噴射期間がなくなる。次に、本発明の緯入れ条
件設定制御の第2の実施例を図11のフローチャート及
び図13〜図15の特性図を参照して説明する。
【0048】図11のフローチャートにおいて、S31
では、入力手段により、目標回転数N,織り幅L等の初
期値を入力する。ステップ32では、これらの入力デー
タより、主制御装置20は緯糸の許容飛走時間(緯糸飛
走可能時間)Toと最低飛走速度Vmin (又は、最低解
舒タイミングcymin)を算出する。この許容飛走時間
Toは、前記目標回転数Nと織り幅Lによって算出さ
れ、最低飛走速度Vmin (緯入れが経糸開口中に飛走す
る速度)は、図12に示すように、時間と送り出し長さ
とによって決定される直線の傾きであり、時間と送り出
し長さとから算出され、平均値が設定される。ステップ
33では、予め決められた初期メインノズル噴射圧力P
moと初期サブノズル噴射圧力Psoを設定する。この設定
は、任意に定めた経験値から割り出される。
【0049】ステップ34では、次のような動作を行
う。主制御装置20は、インチング動作時に織機主軸が
緩速度であっても、通常回転数と同時間で行われるよう
に緯入れ部材の動作時間を算出して設定する。例えば、
インチング動作で主軸回転角度の150度から一連の緯
入れ動作を開始し、通常運転時と同等の時間で緯入れ動
作を完了させる。即ち、主軸回転角度150度をトリガ
ーとして緯糸保持爪の爪抜き、係止、メインノズル1の
噴射開始、終了及び各サブノズル16の噴射開始、終了
等の作動時間を算出して設定する。この緯入れ部材の動
作タイミングは、主軸回転数によって換算される。以上
のようにして緯入れ条件設定後に、インチング動作を開
始する。ステップ35では、この織り付けモードである
か否かを判定し、織り付けモードであれば、ステップ3
6に進む。ステップ36では、緩速度で主軸を回転、即
ち、インチング動作中に、緯入れ条件、例えばメインノ
ズル噴射圧力を順次変化させ(Pm1, m2, ・・・)、
各メインノズル噴射圧力条件毎に所定ピック数の緯糸解
舒タイミング(T cy1,cy2,・・・)と緯糸到達タイミ
ング(Tr1, r2, ・・・)を測定する。この測定は、
主軸に接続されたアングルセンサ21による角度測定で
はなく、実時間にて測定する。
【0050】ステップ37では、第1の実施例の図5及
び図6のフローチャートのステップ6と同様に、送り出
し速度に直進性があるか否か、要するに速度だれがない
か否かを判定する。速度に直進性があれば、ステップ3
8に進み、速度にだれがあれば、ステップ39に進む。
このステップ39では、メインノズル噴射終了タイミン
グを遅くして、再び、ステップ34に戻る。ステップ3
8では、上記緯糸解舒タイミング(Tcy1,cy2,・・
・)と緯糸到達タイミング(Tr1, r2, ・・・)を記
憶する。
【0051】ステップ40において、所定ピック数の計
測が終了したか否かを判定し、計測が終了すれば、ステ
ップ41に進み、計測が終了しなければ計測を続けてそ
の都度ステップ38に戻ってデータを記憶する。尚、所
定ピック数の計測を行うのは、前記送り出し速度(V
cy1,cy2,・・・)と緯糸解舒タイミング(Tcy1,cy
2,・・・)の平均を取るためである。
【0052】ステップ41では、記憶している緯糸解舒
タイミング(Tcy1,cy2,・・・)より、送り出し速度
(Vcy1,cy2,・・・)を算出する。このようにして算
出された送り出し速度(Vcy1,cy2,・・・)によっ
て、前記メインノズル噴射圧力と送り出し速度の関係式
(送り出し特性)は、図13に示すような直線の式とし
て表される。この関係式と算出した前記最低緯糸飛走速
度Vmin とからメインノズル噴射圧力最低値Pmminが決
定される。一方、各メインノズル噴射圧力と到達タイミ
ングの関係式が図14に示すように把握され、この結果
から、目標とする到達タイミングを満たすメインノズル
噴射圧力Pm3を算出できる。
【0053】即ち、ステップ42では、メインノズルの
噴射圧力を変更し、少なくとも2条件の圧力値で計測が
終了したか否かを判定し、終了すれば、ステップ43に
進んで、上述の送り出し特性を算出すると共に到達タイ
ミングの変化を算出する。ステップ44では、メインノ
ズル噴射圧力Pm3を算出して設定する。一方、ステップ
42において、2条件の計測が終了していなければ、ス
テップ45に進んで、前記送り出し速度Vcyから最低飛
走速度Vmin を引算した値と所定値の微分値dvとを比
較し、Vcy−Vmin >dv即ち、送り出し速度Vcyが最
低飛走速度Vmin より充分大きければ、ステップ46に
進んで、メインノズル噴射圧力を減少させ、Vcy−V
min ≦dv即ち、送り出し速度Vcyが最低飛走速度V
min と大差ないときは、ステップ47に進んで、メイン
ノズル噴射圧力を増加させる。ステップ46,47の後
は、夫々ステップ36に進み、ステップ36〜45の計
測を繰り返し行う。
【0054】以上のようにして、織機稼動前のインチン
グ動作時に緯入れ条件としてのメインノズル噴射圧力が
自動的に設定される。その後は第1の実施例に示すステ
ップ13以降と同様なので説明を省略する。かかる実施
例では、ステップ46,47にてメインノズル噴射圧力
を減少させていたが、これに代えてメインノズル噴射時
間幅(メインノズル噴射開始タイミング及び噴射終了タ
イミング)を変更しても良い。
【0055】この場合、メインノズル噴射圧力は一定と
し、メインノズル噴射開始タイミング及び噴射終了タイ
ミングを変化させたときの、実際の到達タイミング及び
解舒タイミングの変化を調べ、ステップ4のメインノズ
ル噴射圧力算出に代えて、目標到達タイミング或いは目
標解舒タイミングとなるようにメインノズル噴射タイミ
ングを算出すれば良い。図15に、メインノズル噴射終
了タイミングと到達タイミング及び解舒タイミングの関
係を表す特性図を示す。この特性図では、メインノズル
噴射開始タイミングは便宜上一定にしてある。
【0056】次に第3の実施例を説明すると、送り出し
特性が経験値として定まっていれば、そのままサブノズ
ル噴射圧力を順次変化させたときの到達タイミングと解
舒タイミングを計測し、両者の時間差から適切なサブノ
ズル噴射圧力を設定できる。図16は上記の緯入れ条件
設定制御を示すフローチャートであり、ステップ51の
初期値入力からステップ58の所定ピック数の計測が終
了したか否かの判定までは、図11のフローチャートと
略同様である。
【0057】そして、ステップ59では、n条件の計測
が終了したか否かを判定し、終了すれば、ステップ60
に進んで、到達タイミングと解舒タイミングの時間差の
変化を算出し、ステップ61で、サブノズル噴射圧力を
設定し、図17の特性図で示されるサブノズル噴射圧力
と時間差の関係から時間差変化の始まる直前のサブノズ
ル噴射圧力を選出設定する。
【0058】一方、ステップ59において、n条件、例
えば3回サブノズル噴射圧力を変化させての計測が終了
していなければ、ステップ62に進んで、空気消費量低
減のためサブノズル噴射圧力を変更し、ステップ56に
進み、ステップ56〜58の計測を繰り返し行う。この
繰り返しは、所定ピック数分の平均値を取って誤差の影
響を少なくする為に行う。
【0059】以上のようにして、織機稼動前のインチン
グ動作時に緯入れ条件としてのサブノズル噴射圧力が自
動的に設定される。尚、サブノズル噴射圧力に代えてサ
ブノズル噴射タイミングを同様にして算出設定できる。
この場合、ステップ61でサブノズル噴射圧力に代えて
サブノズル噴射タイミングとし、ステップ62ではサブ
圧力に代えてサブノズル噴射タイミングとする。
【0060】又、上記実施例では、サブノズル噴射圧力
を順次変化させたときの到達タイミングと解舒タイミン
グを計測し、両者の時間差から適切なサブノズル噴射圧
力を設定しているが、解舒タイミングのみでもサブノズ
ル噴射圧力を設定できる(第4の実施例)。この場合、
解舒タイミングのみの計測によりメインノズル1による
送り出し特性を算出し設定し、送り出し速度から到達タ
イミングを推定する。この場合、サブノズル16の動作
条件は稼動条件(回転数,織幅等)から算出された値と
する。
【0061】更に、上述した各実施例により説明される
本発明は、インチング作業中の緯入れ動作を利用し、緯
入れ条件変化による緯糸飛走状況を計測するものである
が、緯糸飛走時の緯糸張力を計測し、目標到達タイミン
グを満たす緯入れ条件での張力を算出し、これを調整の
指標として利用することも可能である(第5の実施
例)。
【0062】この実施例の場合、図18に示すように、
張力センサ26を設け、この張力センサ26からの信号
を検出器20aに入力すると共に、緯糸張力限界値を入
力する手段27を設けて、その信号を演算器20bに入
力させる。又、上述の各実施例は、多色緯入れにおいて
も実施可能である。この場合、インチング時の緯入れ特
性計測の際に、各カラーパターン毎に緯入れ特性を計測
し、緯入れ条件を設定する。或いは、カラーパターンを
記憶しながら、緯入れ特性を計測し、カラーパターン毎
に緯入れ条件を算出する(第6の実施例)。
【0063】尚、上記実施例においては、緯入れ条件と
して、メインノズルの最低噴射圧力、メインノズルの噴
射圧力及び噴射時期、サブノズルの噴射圧力及び噴射時
期等の緯入れ条件を個別に設定するようにしたが、各緯
入れ条件を複数組み合わせて設定するようにしても良
い。以上の実施例によれば、メインノズル1の噴射圧力
を種々変更しつつ緯糸解舒タイミングのデータを検出
し、検出された緯糸解舒タイミングのデータに基づいて
ノズル特性を算出し、算出されたノズル特性に基づいて
緯入れ条件を設定するようにしたから、機替えを行い、
特に糸種や織幅を変更した際でも、最適な緯入れ条件を
設定することができ、しかも、この最適な緯入れ条件は
自動的に設定されるから、製織作業者の経験と勘とによ
り緯入れと停止とを繰り返す作業が不要となり、作業時
間と工数の大幅な短縮を図ることができ、しかも、糸の
保存状態や測長装置の配置等によって緯糸牽引特性が種
々異なった場合にあっても、緯糸を確実に到達させるこ
とができ、通常運転の開始までの時間を大幅に短縮化す
ることができる。
【0064】特に、本実施例によると、機替え作業を行
った際に、緩速度で主軸を回転させつ経糸開口列内に緯
糸を挿入し、織布を形成(製品にはならない)して経糸
に適当な張力を付与する織り付け作業を利用して、デー
タ取りを行うため、元々織機の機替え時に行われている
織り付け作業時間にデータ取り時間を取ることができ、
正規の稼動開始までの時間の短縮化をより効果的に図
れ、しかも、元々織り付け時に織られた織布は製品とは
ならないため、この無駄な織布以外に無駄な織布が作ら
れることがない。
【0065】以上のように、特定の実施例を参照して本
発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、当該技術分野における熟練者等により、本発明に
添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々
の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべきであ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流体噴射
式織機によれば、空気噴射により緯糸を緯入れするノズ
ルに供給する空気の圧力を種々変更しつつ緯糸解舒タイ
ミングのデータを検出し、検出された緯糸解舒タイミン
グのデータに基づいてノズル特性を算出し、算出された
ノズル特性に基づいて緯入れ条件を設定する構成とした
から、最適な緯入れ条件を自動的に設定することがで
き、作業時間と工数の大幅な短縮を図ることができると
共に、糸の保存状態や測長装置の配置等によって緯糸牽
引特性が種々異なった場合にあっても、緯糸を正常に飛
走させることができ、通常運転の開始までの時間を大幅
に短縮化することができる有用性大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る流体噴射式織機の構成を示すブ
ロック図
【図2】 同上の流体噴射式織機の実施例のシステム概
要図
【図3】 ノズルからの空気噴射を示すタイムチャート
【図4】 アングルセンサ出力と擬似信号の関係を表す
タイムチャート
【図5】 第1の実施例における制御を示すフローチャ
ート
【図6】 第1の実施例における制御を示すフローチャ
ート
【図7】 サブノズルの噴射タイミング設定を説明する
飛走線図
【図8】 メインノズルの噴射タイミング設定を説明す
る飛走線図
【図9】 送り出し速度の直進性を示す特性図
【図10】 到達タイミングと解舒タイミングとの時間差
とサブノズル噴射圧力との関係を示す特性図
【図11】 第2の実施例における制御を示すフローチャ
ート
【図12】 飛走線図
【図13】 送り出し特性図
【図14】 メインノズル噴射圧力と到達タイミングとの
関係を示す特性図
【図15】 メインノズルの噴射タイミングと噴射終了タ
イミング及び到達タイミングの関係を示す特性図
【図16】 第3の実施例における制御を示すフローチャ
ート
【図17】 サブノズル噴射圧力と到達タイミング変化を
示す特性図
【図18】 第5の実施例を示すシステム概要図
【符号の説明】
1 メインノズル 5 電磁開閉弁 16 サブノズル 19 電磁開閉弁 20 主制御装置 20a 検出器 20a 検出器 20b 演算器 20c 記憶器 20d 緯入れ条件指令器 21 アングルセンサ 22 緯糸解舒センサ 23 緯糸到達センサ 24 入力手段 25 駆動回路 Y 緯糸
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気噴射により緯糸を緯入れするノズル
    と、該ノズルに供給する空気の圧力を種々変更しつつ緯
    糸解舒タイミングのデータを検出する手段と、検出され
    た緯糸解舒タイミングのデータに基づいてノズル特性を
    算出する手段と、算出されたノズル特性に基づいて緯入
    れ条件を設定する手段と、を含んで構成したことを特徴
    とする流体噴射式織機。
JP3241742A 1991-08-12 1991-09-20 流体噴射式織機 Pending JPH0586543A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3241742A JPH0586543A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 流体噴射式織機
KR1019920014387A KR940010634B1 (ko) 1991-08-12 1992-08-11 유체 제트 직기 및 그 작동 방법
DE4226693A DE4226693C2 (de) 1991-08-12 1992-08-12 Düsenwebautomat und Verfahren zu dessen Steuerung
TW081106372A TW226419B (ja) 1991-08-12 1992-08-12
BE9200715A BE1006086A4 (fr) 1991-08-12 1992-08-12 Metier a jet fluide et methode pour assurer son fonctionnement.
CN92109330A CN1069302A (zh) 1991-08-12 1992-08-12 流体喷射织机及其操作方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5455114A (en) * 1993-07-29 1995-10-03 Kuraray Co., Ltd. Water soluble polyvinyl alcohol-based fiber
JP2014101594A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Toyota Industries Corp エアジェット織機における緯入れ条件設定装置

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