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JPH0579537B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0579537B2
JPH0579537B2 JP62223069A JP22306987A JPH0579537B2 JP H0579537 B2 JPH0579537 B2 JP H0579537B2 JP 62223069 A JP62223069 A JP 62223069A JP 22306987 A JP22306987 A JP 22306987A JP H0579537 B2 JPH0579537 B2 JP H0579537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering angle
control signal
circuit
irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62223069A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6467441A (en
Inventor
Hiromi Shibata
Kazuki Takahashi
Keiichi Tajima
Takashi Kurita
Kyoshi Wada
Kyoshi Yamashita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP62223069A priority Critical patent/JPS6467441A/ja
Publication of JPS6467441A publication Critical patent/JPS6467441A/ja
Publication of JPH0579537B2 publication Critical patent/JPH0579537B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハンドル操舵に連動して灯光手段の
照射方向を可変する車輛用コーナリングランプシ
ステムに関するものである。
〔従来の技術〕
車輛、殊に自動車には、夜間前方を照射するた
めの灯光手段として、前照灯が取り付けられてい
るが、この前照灯は自動車の正面のみを固定して
照射するものであり、カーブに差し掛かつた場合
等は自動車の進行方向を充分照射し得ない状態と
なる。つまり、カーブを曲がるコーナリングの際
等において、実際に進もうとする進行方向への充
分な照射がなされず、危険の生ずる虞れがあつ
た。
そこで、このような問題を解決するために、近
年、前照灯に付設してステアリング連動ランプを
設け、このステアリング連動ランプの照射方向を
自動車のハンドル操舵に連動させて可変し、進行
方向を照射するように構成したコーナリングラン
プシステムが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 通常、前照灯の配光は、所定の幅をもつて設定
されており、この配光幅の中でもホツトゾーンと
呼ばれる部分をドライバは特に明るいと感じる。
このホツトゾーンは、一般に、5000cd以上必要
とされ、ドライバの視野にして10゜程度の配光幅
を持つている。この結果、例えばハンドル操舵角
に対応してステアリング連動ランプの照射方向を
5゜回転させても、ドライバの視野は直進走行時の
ホツトゾーンの中に留まることになり、ステアリ
ング連動ランプを回転させた効果が現れない。
すなわち、従来より提案されているコーナリン
グランプシステムにおいては、第12図に示すよ
うに、その操舵角に対する照射方向可変特性の傾
きが一定であり、しかもその傾きが小さいので、
ステアリング連動ランプの照射範囲を早いタイミ
ングで前照灯の照射範囲外へ追い出してやること
ができず、前照灯の配光がカバーできない部分を
集中的に照射してやることができなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのように問題点に鑑みてなされたも
ので、照射方向可変特性の傾きを直進操舵位置を
起点とする所定操舵角以下の舵角範囲において大
となし、所定操舵角以上の舵角範囲において小と
なすようにしたものである。
〔作用〕
したがつてこの発明によれば、操舵角の変化に
対してその照射方向を、所定操舵角以下の舵角範
囲においては大きく、所定操舵角以上の舵角範囲
においては小さく変化させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る車輛用コーナリングランプ
システムを詳細に説明する。第1図は、このコー
ナリングランプシステムの基本原理を示す照射方
向可変特性図でる。すなわち、第12図に示した
従来の照射方向可変特性に対して、直進操舵位置
を起点とする左右50゜以下の舵角範囲においてそ
の傾きを大となし、左右50゜以上の舵角範囲にお
いてその傾きを小とするような特性としている。
本例においては、左右50゜以下及び以上の舵角範
囲における傾きを第12図に示した照射方向可変
特性の傾きの2倍及び1/2倍としており、左右50゜
以下の舵角範囲における傾きと左右50゜以上の舵
角範囲における傾きとの比を4:1に設定してい
る。このような照射方向可変特性とすることによ
り、ステアリング連動ランプの照射範囲を早いタ
イミングで前照灯の照射範囲外へ追い出してやる
ことができ、前照灯の配光をカバーできない部分
を集中的に照射してやることができるようにな
る。発明者の実車に基づく調査では、このような
照射方向可変特性とすることによつて、ドライバ
の実際の視線の動きにあつた照射方向可変動作を
得ることができるとの結果を得た。
第2図は、上述の原理を適用してなるコーナリ
ングランプシステムの一実施例を示すブロツク回
路構成図である。同図において、1はハンドル操
舵に連動して回転する回転円板、2は2対の発光
素子および受光素子(図示せず)を有してなるフ
オトセンサである。回転円板1は、右方向へのハ
ンドル操舵によつて図示右回転するようになつて
おり、左方向へのハンドル操舵により左回転する
ようになつている。回転円板1の外周鍔面には等
角度間隔で同一形状のスリツト1aが複数開設さ
れており、このスリツト1aの通過位置にフオト
センサ2における発光素子と受光素子とが対向配
置されており、且つ、第1の発光素子と受光素子
とからなるフオトインタラプタと第2の発光素子
と受光素子とからなるフオトインタラプタとが、
フオトセンサ2において隣接配置されている。そ
して、この第1および第2のフオトインタラプタ
に、回転円板1の右回転あるいは左回転に伴うス
リツト1aの通過によつて、同一波形で位相の略
90゜ずれたパルス状の電気信号が発生するように
なつており、このパルス状電気信号が端子3aお
よび3bを介して制御信号発生回路3に入力され
るようになつている。
制御信号発生回路3は、第3図にその具体的な
回路構成図を示すように、端子3aおよび3bを
介するパルス状電気信号を入力とし、このパルス
状電気信号の位相に基づき回転円板1の回転方
向、即ちハンドル操舵方向を判定すると共に、そ
のハンドルの左操舵量および右操羹量に応じた数
のアツプ信号およびダウン信号を送出するUP/
DOWN切換回路31と、そのUP/DOWN切換
回路31の出力端子31a及び31bより送出さ
れるアツプ信号及びダウン信号を入力とし、この
入力されるアツプ信号あるいはダウン信号の数だ
けその内部のカウント値(下位3ビツト)をアツ
プカウントあるいはダウンカウントする第1の
UP/DOWNカウンタ32と、このUP/DOWN
カウンタ32と対をなし該UP/DOWNカウンタ
32の送出するアツプ方向あるいはダウン方向へ
の桁上げ信号に基づきその上位2ビツトのカウン
ト値をアツプカウントあるいはダウンカウントを
行う第2のUP/DOWNカウンタ33と、この
UP/DOWNカウンタ33におけるカウント値を
入力とし、このカウント値が零以上あるいは以下
のときその出力端子34aあるいは34bより
「H」レベルの出力を送出するデコーダ34と、
UP/DOWN切換回路31の出力端子31a及び
31bより送出されるアツプ信号及びダウン信号
を分岐して入力し、このアツプ信号及びダウン信
号を所定時間遅延させてその出力端子35a及び
35bより送出する遅延回路35と、この遅延回
路35の送出するアツプ信号あるいはダウン信号
をANDゲート361aあるいは361bを介し
て入力し、この入力されるアツプ信号あるいはダ
ウン信号の数だけその内部のカウント値(下位2
ビツト)をアツプカウントしあるいはダウンカウ
ントする第3のUP/DOWNカウンタ37と、こ
のUP/DOWN37と対をなしその上位2ビツト
のカウント値のアツプカウントあるいはダウンカ
ウントを行う第4のUP/DOWNカウンタ38
と、このUP/DOWNカウンタ37及び38にお
けるカウント値を入力とし、このカウント値に応
じた電圧値をコンパレータCPの反転入力端に設
定するD/Aコンバータ39と、コンパレータ
CPの非反転入力端へ20msec周期の鋸波状基準電
圧を設定する鋸波発生器30とにより構成されて
いる。
UP/DOWNカウンタ32,33におけるカウ
ント値及びUP/DOWNカウンタ37,38にお
けるカウント値は、ハンドルが直進操舵位置にあ
るときを基準として零と定められており、デコー
ダ34の端子34a及び34bの出力を入力とす
るORゲート362aの出力が、ダイレクトに
ANDゲート361a,361bに、またインバ
ータ363aを介してANDゲート361c,3
61dに入力されるようになつている。ANDゲ
ート361c及び361dの他端には、遅延回路
35の出力端子35aあるいは35bを介して送
出されるアツプ信号あるいはダウン信号が分岐し
て入力されるようになつており、このANDゲー
ト361cあるいは361dを通過するアツプ信
号あるいはダウン信号がORゲート362dある
いは362cの一端へ入力されるようになつてい
る。ORゲート32b及び362cの他端には、
UP/DOWNカウンタ37の送出するアツプ方向
及びダウン方向への桁上げ信号が入力されるよう
になつており、ORゲート362bあるいは36
2cを通過して入力される信号に基づき、UP/
DOWNカウンタ38におけるカウント値のアツ
プカウントあるいはダウンカウントが行われるよ
うになつている。
このように構成された制御信号発生回路3にお
いて、コンパレータCPの反転入力端にD/Aコ
ンバータ39を介して設定される電圧値は、
UP/DOWNカウンタ37,38におけるカウン
ト値が零のとき(ハンドルが直進操舵位置にある
とき)、鋸波発生器30を介してコンパレータCP
の非反転入力端に設定される鋸波状基準電圧の上
下幅の中央に位置するものをされており、従つて
このときコンパレータCPの出力端より送出され
る制御信号は、50%デユーテイ比の周期的なパル
ス信号となる。そして、UP/DOWNカウンタ3
8における上位3ビツトのカウント値がアツプあ
るいはダウンするにつれ、このアツプあるいはダ
ウンしたカウント値に応じて、コンパレータCP
の反転入力端への設定電圧値がD/Aコンバータ
39において上昇あるいは減少するものとされて
おり、直進操舵位置を起点としてハンドルを右回
転あるいは左回転させた場合、コンパレータCP
の出力端より送出される制御信号のデユーテイ比
が50%を起点として増大あるいは減少するように
なる。即ち、コンパレータCPの出力端より周期
的に送出される制御信号のパルス幅が、操舵角に
応じて可変するようになり、右操舵することによ
つて広く、左操舵することによつて狭くなる。そ
して、このコンパレータCPの出力端(制御信号
発生回路3の出力端子3c)より送出される制御
信号が、その入力端子4aを介してサーボモータ
制御回路4に入力されるようになつている。
サーボモータ制御回路4は、入力端子4aを介
する制御信号を入力となす位置ずれ検出回路41
と、この位置ずれ検出回路41の出力を入力とな
すモータ駆動時間演算回路42及び回転方向判別
回路43と、このモータ駆動時間演算回路42及
び回転方向判別回路43の出力を入力となす
ANDゲート回路44と、このANDゲート回路4
4の出力に応じて電動モータ46を駆動するモー
タドライバ45と、この電動モータ46の回転角
度位置に応じてその出力電圧が可変するポテンシ
ヨメータ47とにより構成されている。そして、
このサーボモータ制御回路4における電動モータ
46の回転駆動力によつて、車輛に備え付けられ
たステアリング連動ランプ5(第4図)の照射方
向が可変するように構成されている。すなわち、
電動モータ46に図示矢印A方向への電流を供給
することにより、該モータの出力軸(第5図に示
す46a)が時計方向へ回転し、クランクギア4
6b、ウオームギア46cを駆動して、ランプ5
a(第4図)の背面に回動可能に設けられたサブ
リフレクタ5bを回転させ、ステアリング連動ラ
ンプ5の照射方向を運転席側よりみて右方向へ可
変するようになつている。また、電動モータ46
に図示矢印B方向への電流を供給することによ
り、その出力軸46aが反時計方向へ回転し、ク
ランクギア46b、ウオームギア46cを駆動し
てサブリフレクタ5bを回転させ、ステアリング
連動ランプ5の照射方向を運転席側よりみて左方
向へ可変するようになつている。
尚、電動モータ46の出力軸46aにクランク
ギア46b、ウオームギア46cを機械的に結合
して減速駆動機構51が構成されており、この減
速駆動機構51がステアリング連動ランプ5の裏
面側に内蔵され、この減速駆動機構51の回転力
をリンク52によつて伝達して、サブリフレクタ
5bを右あるいは左へ振り動かす状態となつてい
る。また、電動モータ46の非駆動時にあつて
は、リンク52に機械的に結合された「零」機構
53によつて、サブリフレクタ5bを強制的にそ
の回転中心位置に戻し、ステアリング連動ランプ
5の照射方向を車輛前方(正面方向)へ保持固定
するように構成されている。なお、減速駆動機構
51に付設してポテンシヨメータ47が取り付け
られており、このポテンシヨメータ47の下方位
置に、上記位置ずれ検出回路41、モータ駆動時
間演算回路42、回転方向判別回路43、AND
ゲート回路44及びモータドライバ45を形成し
たサーボモータ制御基板48が配置されている。
第6図は、サーボモータ制御回路4において、
その位置ずれ検出回路41、モータ駆動時間演算
回路42及び回転方向判別回路43の内部構成を
具体的に示した回路構成図である。すなわち、位
置ずれ検出回路41は、NORゲート41a,4
1b、インバータ41c,41d、負論理入力
ANDゲート41e,41f、NPNトランジスタ
Q1、コンパレータCP1、抵抗R1及びコンデ
ンサC1により構成されている。この位置ずれ検
出回路41において、そのコンパレータCP1の
非反転入力端及び反転入力端には、トランジスタ
Q1のコレクタに接続された抵抗R1とコンデン
サC1との接続点P1の電位及びポテンシヨメー
タ47の出力電圧Vaが設定されるようになつて
いる。また、モータ駆動時間演算回路42は、位
置ずれ検出回路41の負論理入力ANDゲート4
1e及び41fの出力を入力とするオアゲート4
2a、このオアゲート42aの出力をそのベース
入力とするNPNトランジスタQ2、コンパレー
タCP2、抵抗R2〜R5及びコンデンサC2,
C3により構成されている。このモータ駆動時間
演算回路42において、そのコンパレータCP2
の非反転入力端及び反転入力端には、トランジス
タQ2のコレクタに接続された抵抗R2とコンデ
ンサC2との接続点の電位及び抵抗R4と抵抗R
5との分圧電圧Vbが設定されるようになつてい
る。また、回転方向判別回路43は、位置ずれ検
出回路41の負論理入力ANDゲート41e及び
41fの出力をその一端側への入力とするNOR
ゲート43a及び43bにより構成されており、
このNORゲート43a及び43bの出力が、
ANDゲート回路44の負論理入力ANDゲート4
4a及び44bの一端側へ入力されるようになつ
ている。そして、この負論理入力ANDゲート4
4a及び44bの他端側へ、モータ駆動時間演算
回路42におけるコンパレータCP2の出力が入
力されるようになつている。
次に、このように構成されたコーナリングラン
プシステムの動作を、まずその基本動作から順を
追つて説明する。すなわち、今、ハンドルが直進
操舵位置にあり、サブリフレクタ5bがその回転
中心に位置し、ステアリング連動ランプ5の照射
方向が正面を向いているものとする。このとき、
制御信号発生回路3の出力端子3cからは、その
UP/DOWNカウンタ36におけるカウント値が
零であるので、サーボモータ制御回路4への制御
信号として50%デユーテイ比の周期的なパルス信
号が送出されている。このような状態から、ハン
ドルを回転し、例えば右操舵を開始すると、その
右操舵量に応じてUP/DOWNカウンタ36にお
けるカウント値がダウンし、そのダウンしたカウ
ント値に応じて、D/Aコンバータ38を介して
コンパレータCPの反転入力端に設定される電圧
値が下降する。従つて、コンパレータCPの出力
端より送出されるパルス信号、即ち制御信号発生
回路3の出力端子3cを介してサーボモータ制御
回路4に入力される制御信号のデユーテイ比が増
大し、その制御信号のパルス幅が右操舵量に応じ
て広がるようになる。
今、直進操舵位置からのハンドルの右操舵によ
り、サーボモータ制御回路4に入力される制御信
号のデユーテイ比が増大し、その制御信号のパル
ス幅が広がつて、第7図aに示すように、その直
進操舵時のパルス幅Wに対してW1なるパルス幅
となつたとする。この制御信号は、サーボモータ
制御回路4における位置ずれ検出回路41に入力
され、この制御信号の立ち上がりエツヂで(第7
図aに示すa点)、トランジスタQ1のベース電
圧が「L」レベルとなり(第7図bに示すa点)、
該トランジスタQ1が非導通状態となる。このト
ランジスタQ1の非導通によつて、コンデンサC
1が抵抗R1を介して充電され始め、このコンデ
ンサC1と抵抗R1との接続点P1の電位、即ち
コンパレータCP1の非反転入力端への設定電位
が上昇し始める(第7図cに示すa点)。一方、
このとき、コンパレータCP1の反転入力端にポ
テンシヨメータ47を介して設定される電圧は
(第7図cに示すVa)、電動モータ46の現位置
の回転角度に応じた値、即ちその時計及び反時計
方向への回転中心位置に応じた値(本実施例にお
いては、2.5V)である。従つて、その非反転入
力端に入力される接続点P1の電位が、その反転
入力端に設定される電圧Vaを越えた時点で(第
7図cにおけるb点)、コンパレータCP1の出力
が「H」レベルとなる(第7図dに示すb点)。
しかして、第7図aに示した制御信号に立ち下が
りエツジで、トランジスタQ1のベース電圧が
「H」レベルに戻ると(第7図bのc点)、その非
反転入力端への設定電位が即座に接地電位に略等
しくなるので(第7図cのc点)、コンパレータ
CP1の出力が「L」レベルとなる(第7図dに
示すc点)。すなわち、制御信号のパルス幅W1
において、直進操舵時のパルス幅Wとの差により
求まるパルス幅(ΔW=W1−W)で、コンパレ
ータCP1の出力レベルが「H」となる。そして、
このコンパレータCP1の出力が、負論理入力
ANDゲート41eの出力(第7図h)に現れ、
このΔWとなるパルス幅の「H」レベルの信号
が、ハンドル操舵角に対応づけて決定される目標
照射方向とステアリング連動ランプの実際の照射
方向との位置ずれ量として、モータ駆動時間演算
回路42及び回転方向判別回路43に入力される
ようになる。なお、第7図e,f,g及びiは、
それぞれNORゲート41b、インバータ41c、
インバータ41d及び負論理入力ANDゲート4
1fの出力を示している。
モータ駆動時間演算回路42に入力される負論
理入力ANDゲート41eの出力は、ORゲート4
2aを通過し、トランジスタQ2のベース入力と
なる(第7図j)。これにより、トランジスタQ
2がそのパルス幅ΔWの間オンとなり、コンデン
サC2の充電々荷の抵抗R2を介する放電によ
り、コンパレータCP2の非反転入力端への設定
電圧が降下し始める(第7図kのb点)。そして、
この非反転入力端への設定電圧が、その反転入力
端に設定される抵抗R4と抵抗R5との分圧電圧
(第7図kに示すVb)より下回つた時点で、コン
パレータCP2の出力が「L」レベルとなる(第
7図lのd点)。そして、第7図jのc点におい
て、トランジスタQ2がオフ状態に反転すると、
コンデンサC2が抵抗R3を介して充電されるよ
うになり、コンパレータCP2の非反転入力端へ
の設定電圧が徐々に上昇するようになる。そし
て、この非反転入力端への設定電圧が上昇してそ
の反転入力端に設定された分圧電圧Vbを越える
と(第7図kのe点)、コンパレータCP2の出力
が「H」レベルとなる(第7図lのe点)。すな
わち、ハンドル操舵角に対応づけて決定される目
標照射方向とステアリング連動ランプの実際の照
射方向との位置ずれ量として検出したパルス幅
ΔWに応じた時間τの間、コンパレータCP2の
出力が「L」レベルとなり、このコンパレータ
CP2の出力(位置ずれ演算信号)がANDゲート
回路44の負論理入力ANDゲート44a及び4
4bに入力されるようになる。尚、本実施例にお
いて、コンデンサC2と抵抗R3とによつて定ま
る充電時定数は、コンデンサC2と抵抗R2とに
よつて定まる放電時定数よりも大きく設定されて
おり、この充電時定数及び放電時定数の設計値に
よつて、上記ΔWに応じた時間τ(位置ずれ演算
時間)の値を調整することができることは言うま
でもない。
一方、回転方向判別回路43におけるNORゲ
ート43a及び43bの出力は(第7図m及び
n)、位置ずれ検出回路41の負論理入力ANDゲ
ート41eの送出するΔWなるパルス幅の位置ず
れ検出信号の立ち上がりエツジで、「L」及び
「H」レベルへ反転するので、これよりτ1時間遅
れて発生するコンパレータCP2の位置ずれ演算
信号が、負論理入力ANDゲート44a側を通過
して出力され(第7図o)、この負論理入力AND
ゲート44aの送出する「H」レベルの位置ずれ
演算信号に基づき、モータドライバ45の出力端
子45a及び45bのレベルが、中間レベル位置
より「H」及び「L」となり(第7図q及びr)、
位置ずれ演算時間τの間、電動モータ46にA方
向への駆動電流を供給するようになる。すなわ
ち、このA方向への駆動電流の供給により、電動
モータ46の駆動軸46aが時計方向へ回転する
ようになり、この出力軸46aの時計方向への回
転に伴うサブリフレクタ5bの回転によつて、ス
テアリング連動ランプ5の照射方向が運転席側よ
りみて右方向(ハンドル操舵方向)へ可変するよ
うになる(第8図参照)。ステアリング連動ラン
プ5の照射方向が右方向へ可変すると、電動モー
タ46の出力軸46aの回転角度位置に応じて、
ポテンシヨメータ47を介してコンパレータCP
1の非反転入力端へ設定される電圧Vaが上昇し、
制御信号発生回路3を介して送出される次の制御
信号に基づき求められる位置ずれ検出信号のパル
ス幅ΔWが狭まり、このΔWに応じた位置ずれ演
算時間τが短縮されるという動作が繰り返され、
位置ずれ検出信号のパルス幅ΔWが零となつた時
点で、目標照射方向とステアリング連動ランプ5
の実際の照射方向とが正確に合致するようにな
る。位置ずれ演算時間τは、ステアリング連動ラ
ンプ5の照射方向が目標照射方向に近づくにつれ
て短くなり、これに伴い電動モータ46に供給さ
れる駆動電流が制御信号の1周期中において遮断
されるようになるが、即ち制御信号の1周期毎に
その位置ずれ演算時間τの間のみ駆動電流の供給
が断続的に行われるようになるが、駆動電流の遮
断後にあつてはその慣性力によつて電動モータ4
6の回転が継続され、制御信号の周期が短いこと
もあつて、あたかもリニアにサブリフレクタ5b
が回転しつつ、ステアリング連動ランプ5の照射
方向が目標照射方向に合致するようになる。しか
も、ステアリング連動ランプ5の照射方向が目標
照射方向に近づくにつれ、その駆動電流の供給時
間が短くなるので、その慣性力を徐々に弱めて、
実際の照射方向と目標照射方向との合致点におけ
る電動モータ46のオーバランの発生を抑止する
ことができるようになる。
以上は、直進操舵位置を起点とする右操舵の場
合の動作について述べたが、直進操舵位置を起点
とする左操舵の場合にあつては、UP/DOWNカ
ウンタ32におけるカウント値がアツプし、この
アツプしたカウント値に応じてコンパレータCP
の反転入力端に設定される電圧値が上昇するの
で、サーボモータ制御回路4に入力される制御信
号のデユーテイ比が減少するようになる。今、直
進操舵位置からのハンドルの左操舵により、制御
信号のデユーテイ比が減少し、その制御信号のパ
ルス幅が狭まつて、第9図aに示すように、その
直進操舵時のパルス幅Wに対してW2なるパルス
幅となつたとする。すなわち、この制御信号の立
ち上がりエツジでトランジスタQ1が非導通状態
となり、コンパレータCP1の非反転入力端への
設定電位が上昇し始める(第9図cのa1点)。
そして、このコンパレータCP1の非反転入力端
への設定電位が、その反転入力端へ設定される電
圧Vaを越えた時点で(第9図cのc1点)、コン
パレータCP1の出力が「H」レベルとなると同
時に(第9図dのc1点)、トランジスタQ1の
ベース電位が「H」レベルとなる(第9図bのc
1点)。したがつて、この時点でトランジスタQ
1が導通状態となり、コンパレータCP1の非反
転入力端の設定電位が略接地電圧に等しくなるの
で、該コンパレータCP1の出力が瞬時に「L」
レベルへ反転するようになる。一方、負論理入力
ANDゲート41fの出力は、第9図aに示した
制御信号の立ち上がりエツジで「H」レベルとな
り(第9図iのb1点)、上記コンパレータCP1
の「H」レベルの瞬時出力によつて「L」レベル
となる。すなわち、直進操舵時の制御信号のパル
ス幅Wにおいて、左操舵時のパルス幅W2との差
により求まるパルス幅(ΔW′=W−W2)で、負
論理入力ANDゲート41fの出力が「H」レベ
ルとなり、このΔW′なるパルス幅の「H」レベ
ルの信号が、ハンドル操舵角に対応づけて決定さ
れる目標照射方向とステアリング連動ランプの実
際の照射方向との位置ずれ量として、モータ駆動
時間演算回路42及び回転方向判別回路43に入
力されるようになる。このΔW′なるパルス幅の
位置ずれ検出信号を受けて、モータ駆動時間演算
回路42は、このパルス幅ΔW′に応じた時間τ′の
位置ずれ演算信号を生成する(第9図l)。一方、
回転方向判別回路43におけるNORゲート43
a及び46bの出力は(第9図m及びn)、
ΔW′なるパルス幅の位置ずれ検出信号の立ち上
がりエツジで、「H」及び「L」レベルへ反転す
るので、これよりτ1′時間遅れて発生する位置ず
れ演算信号が、負論理入力ANDゲート44b側
を通過して出力され(第9図p)、この負論理入
力ANDゲート44bの送出する「H」レベルの
位置ずれ演算信号に基づき、モータドライバ45
の出力端子45a及び45bのレベルが、中間レ
ベル位置より「L」及び「H」となり(第9図q
及びr)、位置ずれ演算時間τ′の間、電動モータ
46にB方向への駆動電流を供給するようにな
る。すなわち、このB方向への駆動電流の供給に
より、電動モータ46の駆動軸46aが反時計方
向へ回転するようになり、この駆動軸46aの反
時計方向への回転に伴うサブリフレクタ5bの回
転によつてステアリング連動ランプ5の照射方向
が運転席側よりみて左方向(ハンドル操舵方向)
へ可変するようになる。ステアリング連動ランプ
5の照射方向が左方向へ可変すると、電動モータ
46の駆動軸46aの回転角度位置に応じて、ポ
テンシヨメータ47を介してコンパレータCP1
の非反転入力端へ設定される電圧Vaが下降し、
制御信号発生回路3を介して送出される次の制御
信号に基づき求められる位置ずれ検出回路のパル
ス幅ΔW′が狭まり、このΔW′に応じた位置ずれ
演算時間τ′が短縮されるという動作が繰り返さ
れ、位置ずれ検出信号のパルス幅ΔW′が零とな
る時点で、目標照射方向とステアリング連動ラン
プ5の実際の照射方向とが合致するようになる。
次に、このような基本動作を行うコーナリング
ランプシステムにおいて、その直進操舵位置と起
点として大きく左操舵する場合のハンドル操舵に
連動する射方向可変動作を第10図に示したタイ
ムチヤートに基づいて説明する。すなわち、第1
0図は、第3図に示した制御信号発生回路3の動
作を示すタイムチヤートであり、例えば今、ハン
ドルを直進操舵位置から左回転すると(左操舵を
行うと)、第2図に示した回転円板1の左回転に
伴つて、その端子3a及び3bを介してUP/
DOWN切換回路31に位相の略90゜ずれたパルス
状電気信号が入力され始める(第10図a及びb
におけるa点)。UP/DOWN切換回路31は、
この入力されるパルス状電気信号の位相に基づき
左操舵を判定し、この左操舵量に応じた数のアツ
プ信号をその出力端子31aより送出し始める
(第10図cにおけるb点)。このUP/DOWN切
換回路31の送出するアツプ信号は、遅延回路3
5において所定時間時間遅延された後、その出力
端子35aを介してANDゲート361a及び3
61cに入力される。このとき、ORゲート36
2aの出力は、UP/DOWNカウンタ33におけ
るカウント値が零であるので、デコーダ34の出
力状態に基づき「L」レベル状態にあり(第10
図eにおけるb点)、インバータ363aの出力
は「H」レベル状態にある(第10図fにおける
b点)。すなわち、ANDゲート361aのゲート
が閉じた状態、ANDゲート361cのゲートが
開いた状態にあり、したがつて遅延回路35の出
力端子35aを介するアツプ信号が、ANDゲー
ト361c側を通過し、ORゲート362bを介
してUP/DOWNカウンタ38へ入力されるよう
になる。UP/DOWNカウンタ38は、このOR
ゲート362bを介して入力されるアツプ信号の
立ち上がりエツジで(第10図iにおけるc点)、
そのカウント値のアツプカウントを行い、このア
ツプカウント値に応じてD/Aコンバータ39の
出力電圧が上昇し(第10図kにおけるc点)、
この上昇した出力電圧値に応じてコンパレータ
CPの送出する制御信号のデユーテイ比が減少す
るようになる。すなわち、ORゲート362bを
介して入力されるアツプ信号の立ち上がりエツジ
毎に、UP/DOWNカウンタ38におけるカウン
ト値がアツプするようになり、このUP/DOWN
カウンタ38におけるアツプカウント値に応じ
て、D/Aコンバータ39の出力電圧が上昇する
ようになる。そして、この上昇する出力電圧値に
応じてコンパレータCPの送出する制御信号のデ
ユーテイ比が減少し、このデユーテイ比の減少し
た制御信号に基づき、ハンドル操舵に連動して操
舵方向側へ連続的に可変する照射方向可変特作が
得られるようになる。
一方、UP/DOWN切換回路31の出力端子3
1aより送出されるアツプ信号はUP/DOWNカ
ウンタ32へも入力され、UP/DOWNカウンタ
32はこの入力されるアツプ信号に基づきその内
部のカウント値をアツプし、第10図cにおける
d点において、アツプ方向への桁上げ信号を
UP/DOWNカウンタ33へ送る。UP/DOWN
33は、この桁上げ信号を受けてその内部のカウ
ント値をアツプし、このUP/DOWNカウンタ3
3におけるカウント値のアツプにより、デコーダ
34の出力端子34aの出力レベルが「H」とな
る。すなわち、ORゲート362aの出力が
「H」レベルとなり(第10図eにおけるd点)、
インバータ363aの出力が「L」レベルとなる
(第10図fにおけるd点)。したがつて、以降
ANDゲート361cのゲートが閉じ、ANDゲー
ト361aのゲートが開くようになり、遅延回路
35の出力端子35aを介するアツプ信号の
ANDゲート361cにおける通過が阻止され、
ANDゲート361aを通過して(第10図gに
おけるe点)、UP/DOWNカウンタ37へ入力
されるようになる。そして、以降このANDゲー
ト361aを介するアツプ信号に基づいて、
UP/DOWNカウンタ37におけるカウント値の
アツプカウントが行われるようになり、第10図
gにおけるf点、g点、h点……において、アツ
プ方向への桁上げ信号がORゲート362bを介
してUP/DOWNカウンタ38へ送られるように
なる(第10図iにおけるf点、g点、h点…
…)。UP/DOWNカウンタ38は、このUP/
DOWNカウンタ37からの桁上げ信号を受けて
その内部のカウント値をアツプし、このUP/
DOWNカウンタ38におけるアツプカウント値
に応じてD/Aコンバータ39の出力電圧値が上
昇し、コンパレータCPの送出する制御信号のデ
ユーテイ比が減少するようになる。
すなわち、直進操舵位置を起点として左操舵し
た場合、UP/DOWNカウンタ32におけるカウ
ント値にアツプに伴いその桁上げ信号がUP/
DOWNカウンタ33へ送られるまでは、即ち所
定操舵角(本実施例においては左50゜)に達する
までは、UP/DOWN切換回路31の送出する周
期の短いアツプ信号に基づき、UP/DOWNカウ
ンタ38におけるカウント値のアツプカウントが
素早く行われ、このUP/DOWN38におけるア
ツプカウント値に応じてコンパレータCPの送出
する制御信号のデユーテイ比が素早くく減少する
ようになり、ハンドル操舵に連動してその照射方
向が操舵方向側へ大きく変化すする照射方向可変
動作が得られるようになる。そして、UP/
DOWNカウンタ32におけるカウント値のアツ
プに伴いその桁上げ信号がUP/DOWNカウンタ
33へ送られた後は、即ち操舵角が左50゜を越え
た後は、UP/DOWN切換回路31の送出する周
期の短いアツプ信号に基づいてUP/DOWNカウ
ンタ37より送出される周期の長い桁上げ信号に
よつて、UP/DOWNカウンタ38におけるゆつ
くりとしたアツプカウントが行われ、このUP/
DOWNカウンタ38におけるアツプカウント値
に応じてコンパレータCPの送出する制御信号の
デユーテイ比がゆつくりと減少するようになり、
ハンドル操舵に連動してその照射方向が操舵方向
側へ小さく変化する照射方向可変動作が得られる
ようになる。
而して、このような直進操舵位置を起点とする
左操舵の後、右操舵を行うと、即ちハンドルを直
進操舵方向へ戻すと、端子3a及び3bを介して
入力されるパルス状電気信号の位相が反転し(第
11図a及びbにおけるa点)、このパルス状電
気信号の位相に基づきUP/DOWN切換回路31
が右操舵を判定し、この右操舵量に応じた数のダ
ウン信号をその出力端子31bより送出し始める
(第11図dにおけるa点)。そして、このUP/
DOWN切換回路31の送出するダウン信号が遅
延回路35、ANDゲート361bを介してUP/
DOWNカウンタ37へ入力され(第11図hに
おけるb点)、UP/DOWNカウンタ37におけ
るカウント値のダウンカウントが行われるように
なる。そして、このダウンカウントに伴い、第1
1図hにおけるc点、d点、e点において、
UP/DOWNカウンタ37よりダウン方向への周
期の長い桁上げ信号がORゲート362cを介し
てUP/DOWNカウンタ38へ送られるようにな
り(第11図jにおけるc点、d点、e点)、
UP/DOWNカウンタ38におけるカウント値を
ゆつくりとしたダウンカウントが行われるように
なる。すなわち、このUP/DOWNカウンタ38
におけるゆちくりと変化するダウンカウント値に
応じてコンパレータCPの送出する制御信号のデ
ユーテイ比がゆつくりと増大するようになり、ハ
ンドル操舵に連動してその照射方向が直進操舵方
向へ小さく変化する照射方向可変動作が得られる
ようになる。そして、左50゜以下の操舵角に達し
た時点で、UP/DOWNカウンタ33におけるカ
ウント値がUP/DOWNカウンタ32の送出する
ダウン方向への桁上げ信号により零に戻され、
ORゲート362aの出力が「L」レベルへと反
転し(第11図eにおけるf点)、インバータ3
63aの出力が「H」レベルへ反転する。したが
つて、UP/DOWN切換回路31の送出する周期
の短いダウン信号が遅延回路35、ANDゲート
361d、ORゲート362cを介してUP/
DOWNカウンタ38へダイレクトに入力される
ようになり(第11図jにおけるg点)、UP/
DOWNカウンタ38におけるカウント値のダウ
ンカウントが素早く行われるようになる。すなわ
ち、このUP/DOWNカウンタ38において素早
く変化するダウンカウント値に応じてコンパレー
タCPの送出する制御信号のデユーテイ比が素早
く増大するようになり、ハンドル操舵に連動して
その照射方向が直進操舵方向へ大きく変化する照
射方向可変動作が得られるようになる。
なお、本実施例においては、直進操舵位置を起
点として左操舵した後ハンドルを直進操舵方向へ
戻す場合の動作について説明したが、直進操舵位
置を起点として右操舵した後ハンドルを直進操舵
方向へ戻す場合にあつても同様動作が得られるこ
とは言うまでもなく、また直進操舵位置を起点と
しない左操舵あるいは右操舵の場合であつても同
様にして、左右50゜以下の舵角範囲においては大
きく、左右50゜以上の舵角範囲においては小さく
変化する照射方向可変動作を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による車輛用コーナ
リングランプシステムによると、照射方向可変特
性の傾きを直進操舵位置を起点とする所定操舵角
以下の舵角範囲において大となし、所定操舵角以
上の舵角範囲において小となすようにしたので、
操舵角の変化に対してその照射方向を、所定操舵
角以下の舵角範囲においては大きく、所定操舵角
以上の舵角範囲においては小さく変化させるよう
にすることができ、ステアリング連動ランプの照
射範囲を早いタイミングで前照灯の照射範囲外へ
追い出してやることが可能となり、前照灯の配光
をカバーできない部分を集中的に照射してやるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車輛用コーナリングラン
プシステムの基本原理を示す照射方向可変特性
図、第2図はこの基本原理に適用してなるコーナ
リングランプシステムの一実施例を示すブロツク
回路構成図、第3図はこのコーナリングランプシ
ステムにおいてその制御信号発生回路の内部構成
を具体的に示した回路構成図、第4図はこのコー
ナリングランプシステムを用いてその照射方向を
可変するステアリング連動ランプの外観斜視図、
第5図はこのコーナリングランプシステムにおけ
る電動モータに連結構成された減速駆動機構を示
す外観斜視図、第6図は第2図に示したコーナリ
ングランプシステムにおいてそのサーボモータ制
御回路の内部構成を具体的に示した回路構成図、
第7図はこのコーナリングランプシステムの直進
操舵位置からの右操舵に伴う照射方向可変動作を
説明するタイムチヤート、第8図は第4図に示し
た前照灯の平面断面図、第9図はこのコーナリン
グランプシステムの直進操舵位置からの左操舵に
伴う照射方向可変動作を説明するタイムチヤー
ト、第10図及び第11図は第3図に示した制御
信号発生回路の動作を示すタイムチヤート、第1
2図は従来のコーナリングランプシステムにおけ
る照射方向可変特性図である。 3……制御信号発生回路、30……鋸波発生
器、31……UP/DOWN切換回路、32……第
1のUP/DOWNカウンタ、33……第2の
UP/DOWNカウンタ、34……デコーダ、35
……遅延回路、361a〜361c……ANDゲ
ート、362a〜362c……ORゲート、36
3a……インバータ、37……第3のUP/
DOWNカウンタ、38……第4のUP/DOWN
カウンタ、39……D/Aコンバータ、CP……
コンパレータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハンドル操舵に連動して灯光手段の照射方向
    を可変する車輛用コーナリングランプシステムに
    おいて、操舵角に対する照射方向可変特性の傾き
    を直進操舵位置を起点とする所定操舵角以下の舵
    角範囲において大となし、所定操舵角以上の舵角
    範囲において小となす特性可変手段を備えてなる
    車輛用コーナリングランプシステム。
JP62223069A 1987-09-08 1987-09-08 Cornering lamp system for vehicle Granted JPS6467441A (en)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265731A (ja) * 1993-03-10 1994-09-22 Miyuki Seiki Kk 面 発 光 用 板 体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06265731A (ja) * 1993-03-10 1994-09-22 Miyuki Seiki Kk 面 発 光 用 板 体

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