JPH0577645A - 自動車のオープンルーフ構造 - Google Patents
自動車のオープンルーフ構造Info
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- JPH0577645A JPH0577645A JP3267013A JP26701391A JPH0577645A JP H0577645 A JPH0577645 A JP H0577645A JP 3267013 A JP3267013 A JP 3267013A JP 26701391 A JP26701391 A JP 26701391A JP H0577645 A JPH0577645 A JP H0577645A
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- hood
- rain rail
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 6
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 折り畳み可能な幌部材を備えた自動車におい
て、上記幌部材の両側縁部の構造に改良を加えることに
より、該幌部材の折り畳み動作を損ねることなく、しか
も該幌部材の表面から車室内側への雨水等の侵入を確実
に防止してレインレール機能を向上させることを目的と
する。 【構成】 幌部材12の側縁部12aの下端に沿って帯
状の可撓性性を有するレインレール部材23をその下端
部で止着すると共に、上記幌部材12の側縁部12aに
おける折り畳み時の折曲部を除く部位にレインレール部
材23を車外側に突出させた姿勢に保持する保持部材2
4を設ける。
て、上記幌部材の両側縁部の構造に改良を加えることに
より、該幌部材の折り畳み動作を損ねることなく、しか
も該幌部材の表面から車室内側への雨水等の侵入を確実
に防止してレインレール機能を向上させることを目的と
する。 【構成】 幌部材12の側縁部12aの下端に沿って帯
状の可撓性性を有するレインレール部材23をその下端
部で止着すると共に、上記幌部材12の側縁部12aに
おける折り畳み時の折曲部を除く部位にレインレール部
材23を車外側に突出させた姿勢に保持する保持部材2
4を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルーフ部を覆った状態
から折り畳まれて車体後部に収納可能とされた幌部材を
備えた自動車のオープンルーフ構造、特に、上記幌部材
の両側縁部の構造に関する。
から折り畳まれて車体後部に収納可能とされた幌部材を
備えた自動車のオープンルーフ構造、特に、上記幌部材
の両側縁部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のルーフ構造として、例えば、実
開平2−88820号公報に示されているように、ルー
フ部に形成された開口部を折り畳み可能な幌部材により
覆い、該幌部材により開口部を開閉し得るように構成さ
れたルーフ構造が知られている。また、ルーフ部の全体
を該ルーフ部を覆った状態から折り畳まれて車体後部に
収納可能とされた幌部材により構成したルーフ構造が知
られている。
開平2−88820号公報に示されているように、ルー
フ部に形成された開口部を折り畳み可能な幌部材により
覆い、該幌部材により開口部を開閉し得るように構成さ
れたルーフ構造が知られている。また、ルーフ部の全体
を該ルーフ部を覆った状態から折り畳まれて車体後部に
収納可能とされた幌部材により構成したルーフ構造が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な幌部材においても該幌部材の両側縁部に沿ってレイン
レールを設けて雨水等の車室内側への侵入を防止する必
要があるが、この幌部材は収納時に折り畳まれることに
なるので、通常のルーフ部に設けられる金属製のレイン
レールを適用することができなかった。そこで、この種
の幌部材においては、図10に示すように、車体側部に
配置されたフレーム1に固着される幌部材2の側縁部2
aに沿って上方に折り返された布製の折り返し部材3を
縫い付けて該折り返し部材3によりレインレール機能を
有する段部3aを形成し、この段部3aにより車室内側
への雨水等の侵入を防止するように構成されている。こ
れによれば、上記段部3aを形成する折り返し部材3が
幌部材2と同様の布製とされていることにより、レイン
レール機能を確保したうえで幌部材2を良好に折り畳む
ことが可能となる。しかしながら、図示のように、上記
折り返し部材3により形成される段部3aの車外側への
突出量が少ないために、雨水等の侵入を確実に防止する
ことが困難とされていた。
な幌部材においても該幌部材の両側縁部に沿ってレイン
レールを設けて雨水等の車室内側への侵入を防止する必
要があるが、この幌部材は収納時に折り畳まれることに
なるので、通常のルーフ部に設けられる金属製のレイン
レールを適用することができなかった。そこで、この種
の幌部材においては、図10に示すように、車体側部に
配置されたフレーム1に固着される幌部材2の側縁部2
aに沿って上方に折り返された布製の折り返し部材3を
縫い付けて該折り返し部材3によりレインレール機能を
有する段部3aを形成し、この段部3aにより車室内側
への雨水等の侵入を防止するように構成されている。こ
れによれば、上記段部3aを形成する折り返し部材3が
幌部材2と同様の布製とされていることにより、レイン
レール機能を確保したうえで幌部材2を良好に折り畳む
ことが可能となる。しかしながら、図示のように、上記
折り返し部材3により形成される段部3aの車外側への
突出量が少ないために、雨水等の侵入を確実に防止する
ことが困難とされていた。
【0004】これに対しては、上記折り返し部材3の厚
みを増加させて該折り返し部材3により形成される段部
3aの突出量を大きくすることが考えられるが、この場
合には、折り返し部材3の厚みが増加した分、該折り返
し部材3の縫い付けが困難となるという新たな問題が発
生する。
みを増加させて該折り返し部材3により形成される段部
3aの突出量を大きくすることが考えられるが、この場
合には、折り返し部材3の厚みが増加した分、該折り返
し部材3の縫い付けが困難となるという新たな問題が発
生する。
【0005】そこで本発明は、折り畳み可能な幌部材を
備えた自動車における上記の実情に対処するもので、上
記幌部材の両側縁部の構造に改良を加えることにより、
該幌部材の折り畳み動作を損ねることなく、しかも該幌
部材の表面から車室内側への雨水等の侵入を確実に防止
してレインレール機能を向上させることを目的とする。
備えた自動車における上記の実情に対処するもので、上
記幌部材の両側縁部の構造に改良を加えることにより、
該幌部材の折り畳み動作を損ねることなく、しかも該幌
部材の表面から車室内側への雨水等の侵入を確実に防止
してレインレール機能を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】即ち、ルーフ部を覆った状態から折り畳ま
れて車体後部に収納可能とされた幌部材を備えた自動車
のオープンルーフ構造において、上記幌部材の両側縁部
下端に沿って帯状の可撓性性を有するレインレール部材
をその下端部で止着すると共に、上記幌部材の両側縁部
における折り畳み時の折曲部を除く部位にレインレール
部材を車外側に突出させた姿勢に保持する保持部材を設
けたことを特徴とする。
れて車体後部に収納可能とされた幌部材を備えた自動車
のオープンルーフ構造において、上記幌部材の両側縁部
下端に沿って帯状の可撓性性を有するレインレール部材
をその下端部で止着すると共に、上記幌部材の両側縁部
における折り畳み時の折曲部を除く部位にレインレール
部材を車外側に突出させた姿勢に保持する保持部材を設
けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、幌部材の両側縁部下端に
沿って下端部が止着された帯状の可撓性性を有するレイ
ンレール部材が、上記幌部材の両側縁部における折り畳
み時の折曲部を除く部位に設けられた保持部材により車
外側に突出した姿勢に保持されることになり、これによ
り、車外側に突出したレインレール部材により雨水等が
良好に受止されることなって、幌部材の表面側から車室
内側への雨水等の侵入が確実に防止され、レインレール
機能が向上すると共に、上記レインレール部材が可撓性
を有し、しかも、このレインレール部材を上記のように
車外側に突出した姿勢に保持する保持部材が、上記幌部
材の両側縁部における折り畳み時の折曲部を除く部位に
設けられていることにより、該保持部材により幌部材の
折り畳み動作が阻害されることが防止されることになっ
て、上記のようにレインレール機能の向上を図りながら
幌部材を良好に折り畳むことが可能となる。
沿って下端部が止着された帯状の可撓性性を有するレイ
ンレール部材が、上記幌部材の両側縁部における折り畳
み時の折曲部を除く部位に設けられた保持部材により車
外側に突出した姿勢に保持されることになり、これによ
り、車外側に突出したレインレール部材により雨水等が
良好に受止されることなって、幌部材の表面側から車室
内側への雨水等の侵入が確実に防止され、レインレール
機能が向上すると共に、上記レインレール部材が可撓性
を有し、しかも、このレインレール部材を上記のように
車外側に突出した姿勢に保持する保持部材が、上記幌部
材の両側縁部における折り畳み時の折曲部を除く部位に
設けられていることにより、該保持部材により幌部材の
折り畳み動作が阻害されることが防止されることになっ
て、上記のようにレインレール機能の向上を図りながら
幌部材を良好に折り畳むことが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0010】図1は本発明に係るオープンルーフ構造が
適用された自動車の全体概略側面図であって、この自動
車10のルーフ部11は、折り畳み可能な幌部材12に
より構成されており、該幌部材12の車幅方向の両側縁
部12a,12a(一方のみ図示)が、車体の両側部に
車体前後方向に配置された左右一対のフレーム13,1
3(一方のみ図示)に固設されている。そして、上記幌
部材12の前縁部12bが、フロントウインドガラス1
4の上端部を支持するフロントヘッダ部15に当接され
ていると共に、上記側縁部12aには、ドア16内に昇
降自在に装備されたドアガラス17の上端部が当接され
ている。
適用された自動車の全体概略側面図であって、この自動
車10のルーフ部11は、折り畳み可能な幌部材12に
より構成されており、該幌部材12の車幅方向の両側縁
部12a,12a(一方のみ図示)が、車体の両側部に
車体前後方向に配置された左右一対のフレーム13,1
3(一方のみ図示)に固設されている。そして、上記幌
部材12の前縁部12bが、フロントウインドガラス1
4の上端部を支持するフロントヘッダ部15に当接され
ていると共に、上記側縁部12aには、ドア16内に昇
降自在に装備されたドアガラス17の上端部が当接され
ている。
【0011】なお、上記ドア16の前端上部にはドアサ
ッシュ18aに支持された状態でフロントクォータガラ
ス18が設けられている。
ッシュ18aに支持された状態でフロントクォータガラ
ス18が設けられている。
【0012】ここで、上記フレーム13の構造について
詳しく説明すると、このフレーム13は、図2に拡大し
て示すように、車体前後方向において分割された複数の
フレーム部材13a…13aにより構成されており、各
フレーム部材13aが、支軸19により連結されて該支
軸19を中心に回動自在とされている。そして、各フレ
ーム部材13aが、図示しない従来周知の構成とされた
幌部材12を折り畳むための複数のリンク機構に連結さ
れており、このリンク機構の作動に伴って、各フレーム
部材13aが、図2に実線で示す状態から支軸19を中
心に鎖線で示す状態に折曲され、これにより、上記幌部
材12が、図1に示すルーフ部11を覆った状態から車
体後部に折り畳まれるようになっている。
詳しく説明すると、このフレーム13は、図2に拡大し
て示すように、車体前後方向において分割された複数の
フレーム部材13a…13aにより構成されており、各
フレーム部材13aが、支軸19により連結されて該支
軸19を中心に回動自在とされている。そして、各フレ
ーム部材13aが、図示しない従来周知の構成とされた
幌部材12を折り畳むための複数のリンク機構に連結さ
れており、このリンク機構の作動に伴って、各フレーム
部材13aが、図2に実線で示す状態から支軸19を中
心に鎖線で示す状態に折曲され、これにより、上記幌部
材12が、図1に示すルーフ部11を覆った状態から車
体後部に折り畳まれるようになっている。
【0013】次に、本実施例の特徴部分である上記幌部
材12の側縁部12aの構造について説明すると、図3
に示すように、上記フレーム部材13aは、アッパー部
材13bとロア部材13cとが互いに接合された構造と
されており、該ロア部材13cの下面に各フレーム部材
13a毎に分割されたリテーナ20がリベット21によ
り固着されていると共に、このリテーナ21にウェザー
ストリップ22の基端部22aが嵌合された状態で装着
されており、該ウェザーストリップ22のシール部22
bがドアガラス17の上端縁に当接するようになってい
る。
材12の側縁部12aの構造について説明すると、図3
に示すように、上記フレーム部材13aは、アッパー部
材13bとロア部材13cとが互いに接合された構造と
されており、該ロア部材13cの下面に各フレーム部材
13a毎に分割されたリテーナ20がリベット21によ
り固着されていると共に、このリテーナ21にウェザー
ストリップ22の基端部22aが嵌合された状態で装着
されており、該ウェザーストリップ22のシール部22
bがドアガラス17の上端縁に当接するようになってい
る。
【0014】また、上記フレーム部材13aを構成する
アッパー部材13bおよびロア部材13cにおける車体
外方側の端部がそれぞれ上下方向に屈曲されて延長部1
3b′,13c′がそれぞれ形成されており、この延長
部13b′,13c′に幌部材12の側縁部12aが適
宜の固着手段により固着されている。
アッパー部材13bおよびロア部材13cにおける車体
外方側の端部がそれぞれ上下方向に屈曲されて延長部1
3b′,13c′がそれぞれ形成されており、この延長
部13b′,13c′に幌部材12の側縁部12aが適
宜の固着手段により固着されている。
【0015】そして、上記側縁部12aの下端には、布
製の帯状のレインレール部材23が縫い付け等の適宜の
手段により一体的に止着されており、このレインレール
部材23の上端部23aが車外側上方に折り返されてい
る共に、該レインレール部材23の下端部23bが内側
に折り返されてロア部材13cにおける延長部13c′
の裏面側に止着されている。
製の帯状のレインレール部材23が縫い付け等の適宜の
手段により一体的に止着されており、このレインレール
部材23の上端部23aが車外側上方に折り返されてい
る共に、該レインレール部材23の下端部23bが内側
に折り返されてロア部材13cにおける延長部13c′
の裏面側に止着されている。
【0016】また、上記レインレール部材23の上端部
23a近傍の幌部材12における側縁部12a内面と延
長部13c′の表面との間には、保持部材24が介装さ
れており、この保持部材24の外周面により幌部材12
における側縁部12aの表面の一部が外側に向けて湾曲
されていると共に、レインレール部材23の上端部23
aが車外側斜め上方に突出した姿勢に保持されるように
なっている。
23a近傍の幌部材12における側縁部12a内面と延
長部13c′の表面との間には、保持部材24が介装さ
れており、この保持部材24の外周面により幌部材12
における側縁部12aの表面の一部が外側に向けて湾曲
されていると共に、レインレール部材23の上端部23
aが車外側斜め上方に突出した姿勢に保持されるように
なっている。
【0017】そして、上記保持部材24は、図2に示す
ように、各フレーム部材13a毎に分割されており、幌
部材12の折り畳み時における各フレーム部材13aの
支軸19を中心とする回動を阻害することのないように
構成されている。
ように、各フレーム部材13a毎に分割されており、幌
部材12の折り畳み時における各フレーム部材13aの
支軸19を中心とする回動を阻害することのないように
構成されている。
【0018】上記の構成によれば、幌部材12における
側縁部12aの下端に沿って下端部が止着された帯状の
レインレール部材23が、その上端部23aを上記保持
部材24により車外側斜め上方に突出させた姿勢に保持
されることになり、これにより、車外側斜め上方に突出
したレインレール部材23の上端部23aにより雨水等
が良好に受止されることなって、幌部材12の表面側か
ら車室内側への雨水等の侵入が確実に防止されてレイン
レール機能が向上することになる。
側縁部12aの下端に沿って下端部が止着された帯状の
レインレール部材23が、その上端部23aを上記保持
部材24により車外側斜め上方に突出させた姿勢に保持
されることになり、これにより、車外側斜め上方に突出
したレインレール部材23の上端部23aにより雨水等
が良好に受止されることなって、幌部材12の表面側か
ら車室内側への雨水等の侵入が確実に防止されてレイン
レール機能が向上することになる。
【0019】そして、上記レインレール部材23が布製
であって可撓性を有すると共に、このレインレール部材
23の上端部23aを上記のように車外側斜め上方に突
出した姿勢に保持する保持部材24が、上記幌部材12
を折り畳むために分割された各フレーム部材13a毎に
設けられているので、該保持部材24により幌部材12
の折り畳み動作が阻害されることが防止され、レインレ
ール機能の向上を図りながら幌部材12を良好に折り畳
むことができる。
であって可撓性を有すると共に、このレインレール部材
23の上端部23aを上記のように車外側斜め上方に突
出した姿勢に保持する保持部材24が、上記幌部材12
を折り畳むために分割された各フレーム部材13a毎に
設けられているので、該保持部材24により幌部材12
の折り畳み動作が阻害されることが防止され、レインレ
ール機能の向上を図りながら幌部材12を良好に折り畳
むことができる。
【0020】また、図4および図5は第2、第3実施例
を示すもので、図4に示す第2実施例においては、幌部
材32における側縁部32aの下端を折り曲げてレイン
レール部43を一体的に形成すると共に、該側縁部32
aの下端内面とアッパー部材33bと共にフレーム部材
33aを構成するロア部材33cにおける延長部33
c′の表面との間に保持部材44を設けたものであっ
て、これによれば、レインレール部材を別途設ける必要
がないので、部品点数の削減を図りながら上記レインレ
ール部43の上端部43aにより幌部材32の表面側か
ら車室内側への雨水等の侵入を確実に防止することがで
きる。
を示すもので、図4に示す第2実施例においては、幌部
材32における側縁部32aの下端を折り曲げてレイン
レール部43を一体的に形成すると共に、該側縁部32
aの下端内面とアッパー部材33bと共にフレーム部材
33aを構成するロア部材33cにおける延長部33
c′の表面との間に保持部材44を設けたものであっ
て、これによれば、レインレール部材を別途設ける必要
がないので、部品点数の削減を図りながら上記レインレ
ール部43の上端部43aにより幌部材32の表面側か
ら車室内側への雨水等の侵入を確実に防止することがで
きる。
【0021】一方、図5に示す第3実施例においては、
フレーム部材53aを構成するロア部材53cの延長部
53c′に外方に突出する保持部材64を一体的に形成
し、この保持部材64によりレインレール部材63の上
端部63aを車外側斜め上方に突出した姿勢に保持する
ようにしたものであって、これによれば、部品点数の削
減を図りながら上記レインレール部材63の上端部63
aにより幌部材52の側縁部52aの表面側から車室内
側への雨水等の侵入を確実に防止することができる。
フレーム部材53aを構成するロア部材53cの延長部
53c′に外方に突出する保持部材64を一体的に形成
し、この保持部材64によりレインレール部材63の上
端部63aを車外側斜め上方に突出した姿勢に保持する
ようにしたものであって、これによれば、部品点数の削
減を図りながら上記レインレール部材63の上端部63
aにより幌部材52の側縁部52aの表面側から車室内
側への雨水等の侵入を確実に防止することができる。
【0022】更に、図6に示す第4実施例においては、
フレーム部材73aを構成するアッパー部材73bおよ
びロア部材73cにおける各延長部73b′,73c′
に補強部材74を取り付け、この補強部材74に幌部材
72の側縁部72aの下端を固着し、該側縁部72aの
下端に上記第1実施例と同様のレインレール部材83を
止着すると共に、上記補強部材74の側面に車外側に突
出する保持部材84を一体的に形成し、この保持部材8
4によりレインレール部材83の上端部83aを車外側
斜め上方に向けて突出した姿勢に保持するようにしたも
のであって、これによれば、上記補強部材74によりフ
レーム部材73aの補強を図りながら上記レインレール
部材83の上端部83aにより幌部材72の側縁部72
aの表面側から車室内側への雨水等の侵入を確実に防止
することができる。
フレーム部材73aを構成するアッパー部材73bおよ
びロア部材73cにおける各延長部73b′,73c′
に補強部材74を取り付け、この補強部材74に幌部材
72の側縁部72aの下端を固着し、該側縁部72aの
下端に上記第1実施例と同様のレインレール部材83を
止着すると共に、上記補強部材74の側面に車外側に突
出する保持部材84を一体的に形成し、この保持部材8
4によりレインレール部材83の上端部83aを車外側
斜め上方に向けて突出した姿勢に保持するようにしたも
のであって、これによれば、上記補強部材74によりフ
レーム部材73aの補強を図りながら上記レインレール
部材83の上端部83aにより幌部材72の側縁部72
aの表面側から車室内側への雨水等の侵入を確実に防止
することができる。
【0023】なお、図7ないし図9に示すように、フロ
ントヘッダ部15からフロントピラー部15′がアウタ
パネル15aとインナパネル15bとにより閉断面に形
成されており、これらのパネル15a,15bの車体内
方側の接合部に沿ってシール部材96を介してフロント
ウインドガラス14の周縁部が支持されていると共に、
車外側の接合部に沿ってウェザーストリップ97が装着
されている。このウェザーストリップ97は、図7,8
に示すように上記接合部に嵌合される基端部97aと一
体に筒状部97bが形成されており、この筒状部97b
における車体後部側に位置する端部には、上方に開口す
る樋部97cが形成されており、この樋部97cの上方
に上記レインレール部材23の前端部が位置するように
なっており、図8に示すように、ドア16の開時には、
上記レインレール部材23から流れ落ちる雨水等をウェ
ザーストリップ97における樋部97cにより受止する
と共に、該樋部97cに連続して形成された筒状部97
bより車体側方に流出させるようになっている。
ントヘッダ部15からフロントピラー部15′がアウタ
パネル15aとインナパネル15bとにより閉断面に形
成されており、これらのパネル15a,15bの車体内
方側の接合部に沿ってシール部材96を介してフロント
ウインドガラス14の周縁部が支持されていると共に、
車外側の接合部に沿ってウェザーストリップ97が装着
されている。このウェザーストリップ97は、図7,8
に示すように上記接合部に嵌合される基端部97aと一
体に筒状部97bが形成されており、この筒状部97b
における車体後部側に位置する端部には、上方に開口す
る樋部97cが形成されており、この樋部97cの上方
に上記レインレール部材23の前端部が位置するように
なっており、図8に示すように、ドア16の開時には、
上記レインレール部材23から流れ落ちる雨水等をウェ
ザーストリップ97における樋部97cにより受止する
と共に、該樋部97cに連続して形成された筒状部97
bより車体側方に流出させるようになっている。
【0024】また、図9に示すように、上記ドア16の
閉時には該ドア16のドアサッシュ部18aおよび該サ
ッシュ部18aに装着されたウェザーストリップ18b
により、上記ウェザーストリップ97が挟着されると共
に、ドア16側のウェザーストリップ18bに一体的に
形成された突出部18b′が上記レインレール部材23
の前端部の下方に位置することになって、ドア16の閉
時には、該突出部18b′により上記レインレール部材
23から流れ落ちる雨水等を受止するようになってい
る。
閉時には該ドア16のドアサッシュ部18aおよび該サ
ッシュ部18aに装着されたウェザーストリップ18b
により、上記ウェザーストリップ97が挟着されると共
に、ドア16側のウェザーストリップ18bに一体的に
形成された突出部18b′が上記レインレール部材23
の前端部の下方に位置することになって、ドア16の閉
時には、該突出部18b′により上記レインレール部材
23から流れ落ちる雨水等を受止するようになってい
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、幌部材
の両側縁部下端に沿って下端部が止着された帯状の可撓
性性を有するレインレール部材が、保持部材により車外
側に突出した姿勢に保持されることになり、これによ
り、車外側に突出したレインレール部材により雨水等が
良好に受止されることなって、幌部材の表面側から車室
内側への雨水等の侵入が確実に防止され、当該幌部材の
レインレール機能を一段と向上させることができると共
に、上記レインレール部材が可撓性を有し、しかも、該
レインレール部材を車外側に突出した姿勢に保持する保
持部材が、上記幌部材の両側縁部における折り畳み時の
折曲部を除く部位に設けられていることにより、該保持
部材により幌部材の折り畳み動作が阻害されることが防
止されることになって、上記のようにレインレール機能
の向上を図りながら幌部材を良好に折り畳むことができ
る。
の両側縁部下端に沿って下端部が止着された帯状の可撓
性性を有するレインレール部材が、保持部材により車外
側に突出した姿勢に保持されることになり、これによ
り、車外側に突出したレインレール部材により雨水等が
良好に受止されることなって、幌部材の表面側から車室
内側への雨水等の侵入が確実に防止され、当該幌部材の
レインレール機能を一段と向上させることができると共
に、上記レインレール部材が可撓性を有し、しかも、該
レインレール部材を車外側に突出した姿勢に保持する保
持部材が、上記幌部材の両側縁部における折り畳み時の
折曲部を除く部位に設けられていることにより、該保持
部材により幌部材の折り畳み動作が阻害されることが防
止されることになって、上記のようにレインレール機能
の向上を図りながら幌部材を良好に折り畳むことができ
る。
【図1】 折り畳み可能な幌部材を備えた自動車の側
面図。
面図。
【図2】 幌部材の両側縁部を支持するフレームの構
造を示す部分拡大図。
造を示す部分拡大図。
【図3】 図2におけるA−A線よりみた幌部材の側
縁部の拡大断面図。
縁部の拡大断面図。
【図4】 第2実施例に係る幌部材の側縁部の拡大断
面図。
面図。
【図5】 第3実施例に係る幌部材の側縁部の拡大断
面図。
面図。
【図6】 第4実施例に係る幌部材の側縁部の拡大断
面図。
面図。
【図7】 フロントヘッダ部周辺の拡大斜視図。
【図8】 図7におけるB−B線よりみたフロントピ
ラー部に装着されるウェザーストリップとレインレール
部材との配置関係を示す拡大断面図。
ラー部に装着されるウェザーストリップとレインレール
部材との配置関係を示す拡大断面図。
【図9】 ドア閉時におけるフロントピラー部に装着
されるウェザーストリップとレインレール部材との配置
関係を示す拡大断面図。
されるウェザーストリップとレインレール部材との配置
関係を示す拡大断面図。
【図10】 従来の幌部材のレインレール構造を示す断
面図。
面図。
11 ルーフ部 12,32,52,72 幌部材 12a,32a,52a,72a 側縁部 23,43,63,83 レインレール部材 24,44,64,84 保持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ルーフ部を覆った状態から折り畳まれて
車体後部に収納可能とされた幌部材を備えた自動車のオ
ープンルーフ構造であって、上記幌部材の両側縁部下端
に沿って帯状の可撓性を有するレインレール部材をその
下端部で止着すると共に、上記幌部材の両側縁部におけ
る折り畳み時の折曲部を除く部位に上記レインレール部
材を車外側に突出させた姿勢に保持する保持部材を設け
たことを特徴とする自動車のオープンルーフ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267013A JPH0577645A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 自動車のオープンルーフ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267013A JPH0577645A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 自動車のオープンルーフ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577645A true JPH0577645A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17438849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3267013A Pending JPH0577645A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 自動車のオープンルーフ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577645A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6189950B1 (en) | 1997-10-29 | 2001-02-20 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Sealing structure for a convertible |
US7464987B2 (en) | 2004-12-15 | 2008-12-16 | Wilhelm Karmann Gmbh | Water management system for a retractable hard top |
JP2016030599A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | 乗り物の幌 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3267013A patent/JPH0577645A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6189950B1 (en) | 1997-10-29 | 2001-02-20 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Sealing structure for a convertible |
US7464987B2 (en) | 2004-12-15 | 2008-12-16 | Wilhelm Karmann Gmbh | Water management system for a retractable hard top |
JP2016030599A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | 乗り物の幌 |
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