JPH0563158B2 - - Google Patents
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- JPH0563158B2 JPH0563158B2 JP4477784A JP4477784A JPH0563158B2 JP H0563158 B2 JPH0563158 B2 JP H0563158B2 JP 4477784 A JP4477784 A JP 4477784A JP 4477784 A JP4477784 A JP 4477784A JP H0563158 B2 JPH0563158 B2 JP H0563158B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/02—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
- C12Q1/04—Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor
- C12Q1/12—Nitrate to nitrite reducing bacteria
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/34—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase
- C12Q1/37—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase involving peptidase or proteinase
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q2337/00—N-linked chromogens for determinations of peptidases and proteinases
- C12Q2337/30—Naphthyl amides, e.g. beta-NA, 2-NA, 4-methoxy-beta-naphthylamine, i.e. 4MNA
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2333/00—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
- G01N2333/195—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from bacteria
- G01N2333/22—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from bacteria from Neisseriaceae (F), e.g. Acinetobacter
-
- G—PHYSICS
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- G01N2333/00—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Toxicology (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は微生物、特にナイセリア・コノレ
(Neisseria gonorrhoeae)(N.g.)及び(又は)
ナイセリア・メニンギチジス(Neisseria
meningitidis)(N.m.)の検出法に関する。N.g.
感染の有無の検出のための公知の一方法は被検試
料をレクチン(lectin)(抗体様活性物質)又は
小麦胚芽のアグルチニン(Wheat germ
agglutinin)(WGA)と接触させて微生物を凝集
させる方法である。ドイル(Doyle)等の米国特
許第4298689号明細書開示の方法においてWGA
と試料との凝集反応の存在はN.g.菌の存在の推定
的表示であると記載されている。この試験法に関
するひとつの問題がカーチス等の報文(Curtis,
G.D.W.,etal.,Br.J.Vener.Dis.,1981;57:253
−5)中に報告されている。該報文はN.g.以外の
微生物例えばナイセリア・メニンギチジス(N.
m.)もレクチン凝集菌株であるので上記の試験
方法はN.g.の同定用として信頼し得ないと述べて
いる。この試験法に関する他の問題は試料の自動
的凝集が起ることがあることである。この事実は
N.g.同定可能の割合の増大のために新たに単離し
たものの使用を必要とすることを示す;さもない
とN.g.感染の診断を或程度誤る怖れがあり得る。 N.g.及びN.m.のアミノペプチダーゼに関する
性質は既に研究されているクロモゲン(色原体)
含有基質の使用によりN.g.とN.m.とを区別し得
ること及びその測定が再現可能であることが報告
されている〔Perrine,S.,andWatson,R.R.,
Abstracts of the Annual Meeting of the
American for Microbiology,p.39(1975)〕。即
ちガンマーグルタミルアミノペプチダーゼ
(GGA)はN.g.には存在しないから、該GGAを
含む基質の反応生成物の存在はN.m.を含むけれ
どもN.g.を含まない試料の陽性表示であることが
該報文に開示されている。もしこの試験結果が陽
性であればそれは試料がN.m.を含みN.g.を含ま
ないことを示す。けれどもその試験結果が陰性で
あればN.g.が試料中に存在するか否かは確定され
ない。この試験法に関する他の問題はガンマーグ
ルタミルアミノペプチダーゼ活性の検出のための
公知の基質はその反応に当り長時間例えば37℃で
2時間の恒温保持を要するので比較的のろい試験
であることである。 ホリス等の報文〔Hollis,D.G.,et al.,Appl.
Microbiol.,17:71−77(1969)〕はラクトース資
化性のナイセリア菌(N.l.)を記載し;コルベツ
ト等の報文〔Corbett,P.,and Ulivelli,A.,J.
Bacteriol.,95:52−57(1968)〕はラクトース−
陽性ナイセリアのガラクトシダーゼ活性を記載し
ている。ベータ−ガラクトシダーゼ活性の検出に
用いられる基質のひとつはO−ニトロフエニル−
D−ガラクトピラノシド(ONPG)である
〔LeMinor,L.,and Ben Hamida,F.,Ann.
lnst.Pasteur,102:267(1962)〕。 組織化学的細胞染色のためにロイシン−4−メ
トキシ−ベータ−ナフチルアミドを用いるロイシ
ンアミノペプチダーゼの検出も又公知である 〔Nachlas,M.M.,et al.,J.Biophys.Biochem.
Cytol.,7:261(1960)〕。 本発明の一般的目的はN.g.及びN.m.の存在が
疑われている微生物の分別検出のための迅速で正
確な試験方法の提供にある。 本発明の特別な目的はB.カタラリス(B.
Catarrhalis)〔ブランハメラ・カタラリス
(Branhamella catarrhalis)〕の検出のための追
加的な迅速試験法の提供にある。 更に本発明の目的は試料中の微生物の自動的凝
集のメカニズムを逆転させる方法を提供し それ
によつて凝集試験法における偽の陽性表示を減ず
ることにある。 本発明のそれ以外の目的及び態様は本発明の好
適な具体化に関する下文によつて明かとなろう。 本発明の上記の諸目的にそつて試料中のN.g.菌
及びN.m.菌の分別検出の一方法が提供される。
第1工程においてN−アセチルグルコサミン又は
N,N′−ジアセチルキトビオースと反応して凝
集生成物を与える型のレクチンと被検試料の一部
とを反応させる。これとは別のレクチン試験法を
好適に使用するがこれはN.g.に対するWGA試験
法並びに病原性ナイセリアに関するレクチン確認
試験法〔この方法においては大豆アグルチニン
(SBA)、バレイシヨのソラニウム ツベロソム
アグルチニン(Solanium Tuberosom
agglutinin)(STA)及びバレイシヨのレクチン
のいずれか単独又は組合せを使用する〕を含む。
N.g.とN.m.との分別のために試料を別個の部分
(複数)に分け、これらの部分と”N.g.及びN.m.
中に存在する互いに異なる夫々の酵素に対して特
異的な基質”とを反応させ、反応生成物をジアゾ
染料とカツプリングさせて呈色させる。迅速に反
応するN.m.及びN.g.用の好適基質は夫々ガンマ
ーグルタミル ナフチルアミド及びプロリン ナ
フチルアミドであつて、双方共に電子供与基によ
りその4位及び(又は)6位を置換されているも
のである。 上記試験法はN.l.菌に対する試験法と組合せて
使用され得る。N.l.菌は試料の一部と”ベータ−
ガラクトシダーゼ(BG)酵素と反応する基質”
とを接触させることにより検出され、次にこの酵
素(基質に対して反応する酵素)により生成され
た反応生成物の存在を検出し、かようにして試料
がN.l.を含有することの陽性表示とするのであ
る。好適基質はONPGである。更に4−及び
(又は)6−位に置換基をもつグリシル−プロリ
ル ナフチルアミドを使用してB.カタラリス
(B.C)に対する試験も遂行され得る。 本発明に従い各種ナイセリア菌即ちN.g.,N.
m.,N.l.及びB.C.に対する迅速で正確な試験方法
が提供される。好ましい態様においては迅速酵素
試験法による確認試験と組合せたレクチン凝集試
験法を用いる。 選択された培地、例えばタイア−マアチン
(Thayer−Martin)培地、の上で微生物を生育
させた後にグラム染色とオキシダーゼテストとを
行つて該微生物がグラム陰性双球菌であること、
オキシダーゼテスト陽性であることを決定する。
これはN.g.,N.m.,N.l.及び(又は)B.C.存在可
能の推定表示である。試料の一部を用いて適宜の
型のレクチンを用いる凝集によりN.g.又はN.m.
菌の存在を試験する。この目的のためにN−アセ
チルグルコサミン又はN,N′−ジアセチルキト
ビオースに対して反応する型の1種又は複数種の
レクチンを選ぶ。該菌の凝集反応の存在は試料が
N.g.かまたはN.m.か又はそれら両者を含むこと
の陽性表示である。 上記のナイセリア菌の或る菌株は自動的凝集の
傾向を有する。試料の一部分についてこれがレク
チン不在下に自動的凝集を起すか否かを測定して
みるべきである。もし自動的凝集が起れば、本発
明に従い、自動的凝集のメカニズムを逆転させる
目的で、レクチン凝集以前に試料を前処理するた
めの処理法が提供される。該処理法のひとつにお
いては試料と粗又は純のDNA′アーゼ又は
DNA′アーゼ含有品とを有効濃度(例えば/mg/
ml)において反応させる。他の処理方法において
は試料中の微生物に対して陰性電荷を与える物質
を反応させて凝集体の中の個々の微生物を相互に
反撥させる。適当な陰性電荷付与剤には適宜濃度
(例えば0.25mg/ml)の無水コハク酸が含まれる。 従来技術においてN.g.存在下の凝集の目的の達
成のために想定されたレクチンはWGAである。
けれどもWGA存在下ですべてのN.g.菌が凝集す
るわけではないことが見出された。偽の陰性の凝
集結果の問題を解決するためには異る諸試験にお
いて異るレクチン(複数)を用いることが好まし
い。適切な補助的なレクチン試験法においては試
料の一部と病源性ナイセリア(N.m.,N.g.,N.l.
及びB.C)を凝集させるレクチンとを混合する。
この試験法は非特異的であるけれどもWGA試験
法は偽の陰性結果を与えることを技術者に警告す
る働きをする。この補助試験のために適切なレク
チンはSBA又はSTAの夫々単独又はそれらの組
合せである。 最高の正確度の達成のために各種の病源性ナイ
セリアを区別する場合に上記のレクチン試験とひ
とつ又は複数の確認試験との組合せが重要である
ことが見出された。本発明に従えば確認試験のひ
とつはN.m.がGGA酵素活性を持つけれどもプロ
リン アミノペプチダーゼ(PA)活性を持たな
いという知識からみちびかれた。逆にN.g.はPA
活性をもつがGGA活性をもたない。従つてGGA
と反応するがPAと反応しない基質は被検試料が
N.m.を含むけれどもN.g.を含まないことの陽性
表示として利用され得る。詳言すればかような基
質を試料の一部に添加したとき基質と試料との反
応生成物の存在は該試料がN.m.を含みN.g.を含
まないということの陽性表示である。アミノ酸ベ
ータ−ナフチルアミドは酵素存在の表示としてベ
ータ−ナフチルアミンクロモーゲンを放出する基
質であることが公知である。けれどもこの類の公
知の基質例えばガンマーグルタミル−ベータ−ナ
フチルアミドはジアゾ染料とのカプリングによる
呈色定量のために37℃で2時間もの長時間の恒温
保持を必要とする。該基質はジアゾ染料の添加に
より変色を起す。基質−酵素反応の検出のための
他の一方法においては放出されたナフチルアミン
と蛍光検出する方法を採用し得る。 アミノ酸ナフチルアミド基質のカツプリング反
応の速度は下記構造式で示される通りその4−
位、6−位又はそれら両位を電子供与基R(例え
ばアルコキシ基、例えばメトキシ、ヒドロキシル
基又はハロゲン) で置換することにより大きく増加することが見出
された。 従つてN.m.のガンマーグルタミルアミノペプ
チダーゼ酵素に対する有効基質はガンマーグルタ
ミル−4−アルコキシ−ベータ−ナフチルアミ
ド、特にそのアルコキシ基がメトキシであるもの
である。該基質と適切なジアゾカツプリング物質
とを使用すれば同濃度の反応体について温度37℃
で10分間以下の恒温保持で変色が起る。 N.m.に対する酵素−基質反応試験と類似の該
反応試験がN.g.についても使用され得る。この試
験の遂行のためにN.g.のプロリンアミノペプチダ
ーゼ酵素部分に対する基質を試料の一部に加え
る。未置換のプロリン−ベーターナフチルアミド
を使用し得るけれども迅速反応の基質は既述の型
の電子供与基で4−位、6−位、又はそれら両位
を置換した化合物を包含する。特に有効な基質は
プロリン−4−アルコキシ−ベータ−ナフチルア
ミド、特にその4−メトキシ化合物、を包含す
る。 B.C.については他の類似の酵素−基質反応試験
を使用し得る。この試験に当りN.g.のグリシル−
プロリル−アミノペプチダーゼ酵素部分に対する
基質を試料の一部に加える。迅速検出用の基質は
4−位、6−位、又は両位を既述の型の電子供与
基で置換したグリシル−プロリル−ナフチルアミ
ドを包含する。特に有効な基質はグリシル−プロ
リル−4−アルコキシ−ベータ−ナフチルアミ
ド、特にその4−メトキシ化合物である。 本発明の他の特徴的態様は上記のレクチン凝集
反応とGGA酵素試験との組合せの試験方法であ
る。該方法において試料中のN.l.菌の存在は試料
の一部と”BG酵素(この酵素はN.l.菌体上に存
在する)と反応する基質”とを接触させることに
より検出される。N.l.菌体中のBG酵素と基質と
の反応生成物は該試料がN.l.菌を有することの陽
性表示である。この目的にかなう適切な基質は
ONPO、そのブロモ クロロ−インドキシル誘
導体及びそのベータ−ナフチル誘導体を包含す
る。特異的基質はO−ニトロフエニル−D−ガラ
クトピラノシド、p−ニトロフエニル−D−ガラ
クトピラノシド、フエノールフタレイン−D−ガ
ラクトピラノシド、5−ブロモ−4−クロロ−イ
ンドイル−D−ガラクトピラノシド、ブロモチモ
−ルフタレイン−D−ガラクトピラノシド及びナ
フチル−ガラクトピラノシドを包含する。 総括すると病源性ナイセリア(N.m.,N.g.,
B.c.又はN.l.)に対する特異的分別試験の四方法
が次表に示される:
(Neisseria gonorrhoeae)(N.g.)及び(又は)
ナイセリア・メニンギチジス(Neisseria
meningitidis)(N.m.)の検出法に関する。N.g.
感染の有無の検出のための公知の一方法は被検試
料をレクチン(lectin)(抗体様活性物質)又は
小麦胚芽のアグルチニン(Wheat germ
agglutinin)(WGA)と接触させて微生物を凝集
させる方法である。ドイル(Doyle)等の米国特
許第4298689号明細書開示の方法においてWGA
と試料との凝集反応の存在はN.g.菌の存在の推定
的表示であると記載されている。この試験法に関
するひとつの問題がカーチス等の報文(Curtis,
G.D.W.,etal.,Br.J.Vener.Dis.,1981;57:253
−5)中に報告されている。該報文はN.g.以外の
微生物例えばナイセリア・メニンギチジス(N.
m.)もレクチン凝集菌株であるので上記の試験
方法はN.g.の同定用として信頼し得ないと述べて
いる。この試験法に関する他の問題は試料の自動
的凝集が起ることがあることである。この事実は
N.g.同定可能の割合の増大のために新たに単離し
たものの使用を必要とすることを示す;さもない
とN.g.感染の診断を或程度誤る怖れがあり得る。 N.g.及びN.m.のアミノペプチダーゼに関する
性質は既に研究されているクロモゲン(色原体)
含有基質の使用によりN.g.とN.m.とを区別し得
ること及びその測定が再現可能であることが報告
されている〔Perrine,S.,andWatson,R.R.,
Abstracts of the Annual Meeting of the
American for Microbiology,p.39(1975)〕。即
ちガンマーグルタミルアミノペプチダーゼ
(GGA)はN.g.には存在しないから、該GGAを
含む基質の反応生成物の存在はN.m.を含むけれ
どもN.g.を含まない試料の陽性表示であることが
該報文に開示されている。もしこの試験結果が陽
性であればそれは試料がN.m.を含みN.g.を含ま
ないことを示す。けれどもその試験結果が陰性で
あればN.g.が試料中に存在するか否かは確定され
ない。この試験法に関する他の問題はガンマーグ
ルタミルアミノペプチダーゼ活性の検出のための
公知の基質はその反応に当り長時間例えば37℃で
2時間の恒温保持を要するので比較的のろい試験
であることである。 ホリス等の報文〔Hollis,D.G.,et al.,Appl.
Microbiol.,17:71−77(1969)〕はラクトース資
化性のナイセリア菌(N.l.)を記載し;コルベツ
ト等の報文〔Corbett,P.,and Ulivelli,A.,J.
Bacteriol.,95:52−57(1968)〕はラクトース−
陽性ナイセリアのガラクトシダーゼ活性を記載し
ている。ベータ−ガラクトシダーゼ活性の検出に
用いられる基質のひとつはO−ニトロフエニル−
D−ガラクトピラノシド(ONPG)である
〔LeMinor,L.,and Ben Hamida,F.,Ann.
lnst.Pasteur,102:267(1962)〕。 組織化学的細胞染色のためにロイシン−4−メ
トキシ−ベータ−ナフチルアミドを用いるロイシ
ンアミノペプチダーゼの検出も又公知である 〔Nachlas,M.M.,et al.,J.Biophys.Biochem.
Cytol.,7:261(1960)〕。 本発明の一般的目的はN.g.及びN.m.の存在が
疑われている微生物の分別検出のための迅速で正
確な試験方法の提供にある。 本発明の特別な目的はB.カタラリス(B.
Catarrhalis)〔ブランハメラ・カタラリス
(Branhamella catarrhalis)〕の検出のための追
加的な迅速試験法の提供にある。 更に本発明の目的は試料中の微生物の自動的凝
集のメカニズムを逆転させる方法を提供し それ
によつて凝集試験法における偽の陽性表示を減ず
ることにある。 本発明のそれ以外の目的及び態様は本発明の好
適な具体化に関する下文によつて明かとなろう。 本発明の上記の諸目的にそつて試料中のN.g.菌
及びN.m.菌の分別検出の一方法が提供される。
第1工程においてN−アセチルグルコサミン又は
N,N′−ジアセチルキトビオースと反応して凝
集生成物を与える型のレクチンと被検試料の一部
とを反応させる。これとは別のレクチン試験法を
好適に使用するがこれはN.g.に対するWGA試験
法並びに病原性ナイセリアに関するレクチン確認
試験法〔この方法においては大豆アグルチニン
(SBA)、バレイシヨのソラニウム ツベロソム
アグルチニン(Solanium Tuberosom
agglutinin)(STA)及びバレイシヨのレクチン
のいずれか単独又は組合せを使用する〕を含む。
N.g.とN.m.との分別のために試料を別個の部分
(複数)に分け、これらの部分と”N.g.及びN.m.
中に存在する互いに異なる夫々の酵素に対して特
異的な基質”とを反応させ、反応生成物をジアゾ
染料とカツプリングさせて呈色させる。迅速に反
応するN.m.及びN.g.用の好適基質は夫々ガンマ
ーグルタミル ナフチルアミド及びプロリン ナ
フチルアミドであつて、双方共に電子供与基によ
りその4位及び(又は)6位を置換されているも
のである。 上記試験法はN.l.菌に対する試験法と組合せて
使用され得る。N.l.菌は試料の一部と”ベータ−
ガラクトシダーゼ(BG)酵素と反応する基質”
とを接触させることにより検出され、次にこの酵
素(基質に対して反応する酵素)により生成され
た反応生成物の存在を検出し、かようにして試料
がN.l.を含有することの陽性表示とするのであ
る。好適基質はONPGである。更に4−及び
(又は)6−位に置換基をもつグリシル−プロリ
ル ナフチルアミドを使用してB.カタラリス
(B.C)に対する試験も遂行され得る。 本発明に従い各種ナイセリア菌即ちN.g.,N.
m.,N.l.及びB.C.に対する迅速で正確な試験方法
が提供される。好ましい態様においては迅速酵素
試験法による確認試験と組合せたレクチン凝集試
験法を用いる。 選択された培地、例えばタイア−マアチン
(Thayer−Martin)培地、の上で微生物を生育
させた後にグラム染色とオキシダーゼテストとを
行つて該微生物がグラム陰性双球菌であること、
オキシダーゼテスト陽性であることを決定する。
これはN.g.,N.m.,N.l.及び(又は)B.C.存在可
能の推定表示である。試料の一部を用いて適宜の
型のレクチンを用いる凝集によりN.g.又はN.m.
菌の存在を試験する。この目的のためにN−アセ
チルグルコサミン又はN,N′−ジアセチルキト
ビオースに対して反応する型の1種又は複数種の
レクチンを選ぶ。該菌の凝集反応の存在は試料が
N.g.かまたはN.m.か又はそれら両者を含むこと
の陽性表示である。 上記のナイセリア菌の或る菌株は自動的凝集の
傾向を有する。試料の一部分についてこれがレク
チン不在下に自動的凝集を起すか否かを測定して
みるべきである。もし自動的凝集が起れば、本発
明に従い、自動的凝集のメカニズムを逆転させる
目的で、レクチン凝集以前に試料を前処理するた
めの処理法が提供される。該処理法のひとつにお
いては試料と粗又は純のDNA′アーゼ又は
DNA′アーゼ含有品とを有効濃度(例えば/mg/
ml)において反応させる。他の処理方法において
は試料中の微生物に対して陰性電荷を与える物質
を反応させて凝集体の中の個々の微生物を相互に
反撥させる。適当な陰性電荷付与剤には適宜濃度
(例えば0.25mg/ml)の無水コハク酸が含まれる。 従来技術においてN.g.存在下の凝集の目的の達
成のために想定されたレクチンはWGAである。
けれどもWGA存在下ですべてのN.g.菌が凝集す
るわけではないことが見出された。偽の陰性の凝
集結果の問題を解決するためには異る諸試験にお
いて異るレクチン(複数)を用いることが好まし
い。適切な補助的なレクチン試験法においては試
料の一部と病源性ナイセリア(N.m.,N.g.,N.l.
及びB.C)を凝集させるレクチンとを混合する。
この試験法は非特異的であるけれどもWGA試験
法は偽の陰性結果を与えることを技術者に警告す
る働きをする。この補助試験のために適切なレク
チンはSBA又はSTAの夫々単独又はそれらの組
合せである。 最高の正確度の達成のために各種の病源性ナイ
セリアを区別する場合に上記のレクチン試験とひ
とつ又は複数の確認試験との組合せが重要である
ことが見出された。本発明に従えば確認試験のひ
とつはN.m.がGGA酵素活性を持つけれどもプロ
リン アミノペプチダーゼ(PA)活性を持たな
いという知識からみちびかれた。逆にN.g.はPA
活性をもつがGGA活性をもたない。従つてGGA
と反応するがPAと反応しない基質は被検試料が
N.m.を含むけれどもN.g.を含まないことの陽性
表示として利用され得る。詳言すればかような基
質を試料の一部に添加したとき基質と試料との反
応生成物の存在は該試料がN.m.を含みN.g.を含
まないということの陽性表示である。アミノ酸ベ
ータ−ナフチルアミドは酵素存在の表示としてベ
ータ−ナフチルアミンクロモーゲンを放出する基
質であることが公知である。けれどもこの類の公
知の基質例えばガンマーグルタミル−ベータ−ナ
フチルアミドはジアゾ染料とのカプリングによる
呈色定量のために37℃で2時間もの長時間の恒温
保持を必要とする。該基質はジアゾ染料の添加に
より変色を起す。基質−酵素反応の検出のための
他の一方法においては放出されたナフチルアミン
と蛍光検出する方法を採用し得る。 アミノ酸ナフチルアミド基質のカツプリング反
応の速度は下記構造式で示される通りその4−
位、6−位又はそれら両位を電子供与基R(例え
ばアルコキシ基、例えばメトキシ、ヒドロキシル
基又はハロゲン) で置換することにより大きく増加することが見出
された。 従つてN.m.のガンマーグルタミルアミノペプ
チダーゼ酵素に対する有効基質はガンマーグルタ
ミル−4−アルコキシ−ベータ−ナフチルアミ
ド、特にそのアルコキシ基がメトキシであるもの
である。該基質と適切なジアゾカツプリング物質
とを使用すれば同濃度の反応体について温度37℃
で10分間以下の恒温保持で変色が起る。 N.m.に対する酵素−基質反応試験と類似の該
反応試験がN.g.についても使用され得る。この試
験の遂行のためにN.g.のプロリンアミノペプチダ
ーゼ酵素部分に対する基質を試料の一部に加え
る。未置換のプロリン−ベーターナフチルアミド
を使用し得るけれども迅速反応の基質は既述の型
の電子供与基で4−位、6−位、又はそれら両位
を置換した化合物を包含する。特に有効な基質は
プロリン−4−アルコキシ−ベータ−ナフチルア
ミド、特にその4−メトキシ化合物、を包含す
る。 B.C.については他の類似の酵素−基質反応試験
を使用し得る。この試験に当りN.g.のグリシル−
プロリル−アミノペプチダーゼ酵素部分に対する
基質を試料の一部に加える。迅速検出用の基質は
4−位、6−位、又は両位を既述の型の電子供与
基で置換したグリシル−プロリル−ナフチルアミ
ドを包含する。特に有効な基質はグリシル−プロ
リル−4−アルコキシ−ベータ−ナフチルアミ
ド、特にその4−メトキシ化合物である。 本発明の他の特徴的態様は上記のレクチン凝集
反応とGGA酵素試験との組合せの試験方法であ
る。該方法において試料中のN.l.菌の存在は試料
の一部と”BG酵素(この酵素はN.l.菌体上に存
在する)と反応する基質”とを接触させることに
より検出される。N.l.菌体中のBG酵素と基質と
の反応生成物は該試料がN.l.菌を有することの陽
性表示である。この目的にかなう適切な基質は
ONPO、そのブロモ クロロ−インドキシル誘
導体及びそのベータ−ナフチル誘導体を包含す
る。特異的基質はO−ニトロフエニル−D−ガラ
クトピラノシド、p−ニトロフエニル−D−ガラ
クトピラノシド、フエノールフタレイン−D−ガ
ラクトピラノシド、5−ブロモ−4−クロロ−イ
ンドイル−D−ガラクトピラノシド、ブロモチモ
−ルフタレイン−D−ガラクトピラノシド及びナ
フチル−ガラクトピラノシドを包含する。 総括すると病源性ナイセリア(N.m.,N.g.,
B.c.又はN.l.)に対する特異的分別試験の四方法
が次表に示される:
【表】
【表】
基質−酵素反応生成物を着色型へ転化させるた
めの適当なジアゾカツプリング染料は下記の諸物
質を包含する:4−アミノ−2,5−ジメトキシ
−4′−ニトロゾベンゼンジアゾニウム塩;テトラ
アゾ化されたO−ジアニシジン;ジアゾ化された
−4′−アミノ−2′,5′−ジエトキシベンズアニリ
ドの塩化亜鉛塩;4−ベンゾイルアミノ−2,5
−ジメトキシアニリン塩化亜鉛塩のジアゾ化物;
O−アミノアゾトルエンのジアゾニウム塩〔フア
ストガーネツト(Fast Garnet)という名称で公
知されてる〕;アントラキノン−1−ジアゾニウ
ムクロリド;5−ニトロ−2−アミノ−メトキシ
ベンゼン ジアゾテート;N′,N′−ジエチル−
4−メトキシメタニルアミドのジアゾニウム塩;
2−アミノ−4−メトキシベンズアミドのジアゾ
ニウム塩;ジアゾ−2−アミノ−5−クロロアニ
ソール、即ちジアゾ−5−クロロ−O−アニシジ
ン;5−クロロ−2−トルイジンジアゾニウム
クロリドの半塩化亜鉛塩;5−クロロ−4−ベン
ズアミド−2−メチルベンゼン ジアゾニウム
クロリドの半塩化亜鉛塩;6−ベンズアミド−5
−メトキシ−m−トルイジン ジアゾニウム ク
ロリド;及びその他のジアゾニウム塩。 実施例 本発明に従う検出法の一例は下記の通りであ
る。タイア−マアチン平面培地上に生育させた一
試料を被検物とした。この試料微生物をグラム染
色し、このタイア−マアチン平面培地からグラム
陰性双球菌の純粋培養が得られたことを確認し
た。オキシダーゼテストを行つてこの微生物がオ
キシダーゼ陽性であることを確証した。形態学的
に類似する多数のコロニーを除去してから適宜の
緩衝物質例えばリン酸塩でPH7.2で緩衝された試
験管内の食塩溶液の中で乳化させた。 この細菌懸濁物の最終的な混濁度はマクフアラ
ンド(McFarland)No.3又はNo.4の硫酸バリウ
ム標準液とおよそ等しくあるべきである。試験管
又は凝集板或は凝集皿の中でこの細菌懸濁物の一
滴に対しWGA(水溶液又は緩衝溶液/ml当りお
よそ/mg)の一滴を加えた。他の第2の試験管又
は凝集板又は凝集皿の中でこの細菌懸濁物の他の
一滴に対しリン酸塩緩衝食塩溶液の一滴を加え
た。第3の試験管又は凝集板/皿の中でこの細菌
懸濁物の一滴に対しSBA又はSTA(水溶液又は緩
衝溶液/ml当りおよそ/mg)の一滴を加えた。
〔すべての該試験管/板/皿を振盪した。〕対照食
塩溶液は振盪後に凝集陰性であるべきである。も
し対照食塩溶液が凝集陽性であるならばこれは自
動的凝集を起したものであるから試料を処理して
この処理済みの細菌懸濁物についてWGA及び
SBA/STAを用いて自動的凝集試験を行うべき
である。自動的凝集を逆転させる適宜の処理とし
てはWGA及びSBAを用いる凝集試験の遂行以前
に0.2mlの試料に対し0.005mlの無水コハク酸溶液
を加える。WGA及びSBA/STAを用いる凝集
反応が陽性であればこれはN.g.又は不被嚢(non
−encapsulated)のM.c.の存在を示す。WGA使
用による凝集が陰性であるがSBA/STA使用に
よる凝集が陽性であるならばこれはN.m.又はN.
g.(その表面構造は変化している)の存在の可能
性を示す。 次に試料の一滴を下記の基質の各溶液の一滴に
対して別々に添加する:ガンマーグルタミル−4
−メトキシ−ベータ−ナフチルアミド、プロリル
−4−メトキシ−ベータ−ナフチルアミド、
ONPG、及びグリシル−プロリル−4−メトキ
シ−ベータ−ナフチルアミド。但し濃度はトリス
−NCl(Tris−NCl)緩衝溶液又はリン酸塩緩衝
溶液中/ml当り/mgである。ONPGについて試
験結果が陽性であれば、即ち37℃で10分間以内に
無色から黄色に変色すれば、これはN.l.の存在を
示す。GGAについて試験結果が陽性ならば、即
ち細菌懸濁液を用いガンマーグルタミル−4−メ
トキシ−ベータ−ナフチルアミド含有溶液中にお
いて37℃に10分間恒温保持した後に、及びフアス
ト ガーネツトGBC塩(水溶液/ml中およそ0.2
mgの濃度)添加の後に、赤からピンクへの変色が
示されるならば、これはN.m.の存在を示す。PA
について試験結果が陽性ならば、即ち細菌懸濁液
を用いプロリル−4−メトキシ−ベータ−ナフチ
ルアミド含有溶液中において37℃に10分間恒温保
持した後に、及びフアスト ガーネツトGBC塩
溶液添加の後に、赤からピンクへの変色が示され
るならば、これはN.g.の存在を示す。GPAにつ
いて試験結果が陽性ならば、即ちグリシル−プロ
リル−4−メトキシ−ベータ−ナフチルアミド含
有溶液中において37℃に20分間恒温保持した後
に、及びフアスト カーネツトGBC塩溶液添加
の後に、赤からピンクへの変色が示されるなら
ば、これはB.c.の存在を示す。 上記の諸試験は凹味(複数)を有する一個の平
板の上で遂行し得るものであつてN.g.,N.m.及
びN.l.を迅速(即ち30分間以内)に同定させる。
更にSBA又はSTAとWGAとの組合せの使用に
より、及び自動的凝集が問題である場合には
DNA′アーゼ及び(又は)無水コハク酸を用いて
試料を処理することにより、同定の正確度は増大
する。
めの適当なジアゾカツプリング染料は下記の諸物
質を包含する:4−アミノ−2,5−ジメトキシ
−4′−ニトロゾベンゼンジアゾニウム塩;テトラ
アゾ化されたO−ジアニシジン;ジアゾ化された
−4′−アミノ−2′,5′−ジエトキシベンズアニリ
ドの塩化亜鉛塩;4−ベンゾイルアミノ−2,5
−ジメトキシアニリン塩化亜鉛塩のジアゾ化物;
O−アミノアゾトルエンのジアゾニウム塩〔フア
ストガーネツト(Fast Garnet)という名称で公
知されてる〕;アントラキノン−1−ジアゾニウ
ムクロリド;5−ニトロ−2−アミノ−メトキシ
ベンゼン ジアゾテート;N′,N′−ジエチル−
4−メトキシメタニルアミドのジアゾニウム塩;
2−アミノ−4−メトキシベンズアミドのジアゾ
ニウム塩;ジアゾ−2−アミノ−5−クロロアニ
ソール、即ちジアゾ−5−クロロ−O−アニシジ
ン;5−クロロ−2−トルイジンジアゾニウム
クロリドの半塩化亜鉛塩;5−クロロ−4−ベン
ズアミド−2−メチルベンゼン ジアゾニウム
クロリドの半塩化亜鉛塩;6−ベンズアミド−5
−メトキシ−m−トルイジン ジアゾニウム ク
ロリド;及びその他のジアゾニウム塩。 実施例 本発明に従う検出法の一例は下記の通りであ
る。タイア−マアチン平面培地上に生育させた一
試料を被検物とした。この試料微生物をグラム染
色し、このタイア−マアチン平面培地からグラム
陰性双球菌の純粋培養が得られたことを確認し
た。オキシダーゼテストを行つてこの微生物がオ
キシダーゼ陽性であることを確証した。形態学的
に類似する多数のコロニーを除去してから適宜の
緩衝物質例えばリン酸塩でPH7.2で緩衝された試
験管内の食塩溶液の中で乳化させた。 この細菌懸濁物の最終的な混濁度はマクフアラ
ンド(McFarland)No.3又はNo.4の硫酸バリウ
ム標準液とおよそ等しくあるべきである。試験管
又は凝集板或は凝集皿の中でこの細菌懸濁物の一
滴に対しWGA(水溶液又は緩衝溶液/ml当りお
よそ/mg)の一滴を加えた。他の第2の試験管又
は凝集板又は凝集皿の中でこの細菌懸濁物の他の
一滴に対しリン酸塩緩衝食塩溶液の一滴を加え
た。第3の試験管又は凝集板/皿の中でこの細菌
懸濁物の一滴に対しSBA又はSTA(水溶液又は緩
衝溶液/ml当りおよそ/mg)の一滴を加えた。
〔すべての該試験管/板/皿を振盪した。〕対照食
塩溶液は振盪後に凝集陰性であるべきである。も
し対照食塩溶液が凝集陽性であるならばこれは自
動的凝集を起したものであるから試料を処理して
この処理済みの細菌懸濁物についてWGA及び
SBA/STAを用いて自動的凝集試験を行うべき
である。自動的凝集を逆転させる適宜の処理とし
てはWGA及びSBAを用いる凝集試験の遂行以前
に0.2mlの試料に対し0.005mlの無水コハク酸溶液
を加える。WGA及びSBA/STAを用いる凝集
反応が陽性であればこれはN.g.又は不被嚢(non
−encapsulated)のM.c.の存在を示す。WGA使
用による凝集が陰性であるがSBA/STA使用に
よる凝集が陽性であるならばこれはN.m.又はN.
g.(その表面構造は変化している)の存在の可能
性を示す。 次に試料の一滴を下記の基質の各溶液の一滴に
対して別々に添加する:ガンマーグルタミル−4
−メトキシ−ベータ−ナフチルアミド、プロリル
−4−メトキシ−ベータ−ナフチルアミド、
ONPG、及びグリシル−プロリル−4−メトキ
シ−ベータ−ナフチルアミド。但し濃度はトリス
−NCl(Tris−NCl)緩衝溶液又はリン酸塩緩衝
溶液中/ml当り/mgである。ONPGについて試
験結果が陽性であれば、即ち37℃で10分間以内に
無色から黄色に変色すれば、これはN.l.の存在を
示す。GGAについて試験結果が陽性ならば、即
ち細菌懸濁液を用いガンマーグルタミル−4−メ
トキシ−ベータ−ナフチルアミド含有溶液中にお
いて37℃に10分間恒温保持した後に、及びフアス
ト ガーネツトGBC塩(水溶液/ml中およそ0.2
mgの濃度)添加の後に、赤からピンクへの変色が
示されるならば、これはN.m.の存在を示す。PA
について試験結果が陽性ならば、即ち細菌懸濁液
を用いプロリル−4−メトキシ−ベータ−ナフチ
ルアミド含有溶液中において37℃に10分間恒温保
持した後に、及びフアスト ガーネツトGBC塩
溶液添加の後に、赤からピンクへの変色が示され
るならば、これはN.g.の存在を示す。GPAにつ
いて試験結果が陽性ならば、即ちグリシル−プロ
リル−4−メトキシ−ベータ−ナフチルアミド含
有溶液中において37℃に20分間恒温保持した後
に、及びフアスト カーネツトGBC塩溶液添加
の後に、赤からピンクへの変色が示されるなら
ば、これはB.c.の存在を示す。 上記の諸試験は凹味(複数)を有する一個の平
板の上で遂行し得るものであつてN.g.,N.m.及
びN.l.を迅速(即ち30分間以内)に同定させる。
更にSBA又はSTAとWGAとの組合せの使用に
より、及び自動的凝集が問題である場合には
DNA′アーゼ及び(又は)無水コハク酸を用いて
試料を処理することにより、同定の正確度は増大
する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ナイセリア・ゴノレ、ナイセリア・メニンギ
チジス及びブランハメラ・カタラリスからなる群
から選択されるナイセリア菌の存在を検出する迅
速方法であつて、以下の工程: (1) 前記ナイセリア菌を、ガンマーグルタミルー
ナフチルアミド、プロリン−ナフチルアミド及
びグリシル−プロリル−ナフチルアミドからな
る群から選択される迅速基質(前記各基質は、
4位、6位又は両位置において、電子供与基で
置換されている)と接触させる工程、及び (2) 前記工程(1)の反応生成物をジアゾ染料呈色剤
とカツプリングさせ、視認できる色を形成さ
せ、前記ナイセリア菌の存在の表示として前記
視認できる色を検出する工程、 を含む方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US47266383A | 1983-03-07 | 1983-03-07 | |
US472663 | 1990-01-30 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3860893A Division JPH0622792A (ja) | 1983-03-07 | 1993-02-26 | 微生物の検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59220200A JPS59220200A (ja) | 1984-12-11 |
JPH0563158B2 true JPH0563158B2 (ja) | 1993-09-09 |
Family
ID=23876437
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4477784A Granted JPS59220200A (ja) | 1983-03-07 | 1984-03-07 | 微生物の検出方法 |
JP3860893A Pending JPH0622792A (ja) | 1983-03-07 | 1993-02-26 | 微生物の検出方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3860893A Pending JPH0622792A (ja) | 1983-03-07 | 1993-02-26 | 微生物の検出方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0122023A1 (ja) |
JP (2) | JPS59220200A (ja) |
CA (1) | CA1219201A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3345748A1 (de) * | 1983-12-17 | 1985-08-29 | Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim | Phenolsulfonphthaleinyl-ss-d-galactoside, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung zur bestimmung der ss-d-galactosidase |
CA1298763C (en) * | 1986-06-16 | 1992-04-14 | Mary Lou Gantzer | Rapid detection of n. gonorrhoeae without culture |
US5554388A (en) * | 1989-02-25 | 1996-09-10 | Danbiosyst Uk Limited | Systemic drug delivery compositions comprising a polycationi substance |
GB9700624D0 (en) | 1997-01-14 | 1997-03-05 | Danbiosyst Uk | Drug delivery composition |
CA2322639C (en) | 1998-03-18 | 2006-10-10 | Boston Scientific Limited | Improved ptfe vascular prosthesis and method of manufacture |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3862011A (en) * | 1971-08-16 | 1975-01-21 | Robert E Smith | Method for quantitatively determining enzyme concentrations in homogenates |
US3957584A (en) * | 1974-09-30 | 1976-05-18 | Warner-Lambert Company | Detection of beta-galactosidase producing micro-organisms |
US4298689A (en) * | 1978-09-25 | 1981-11-03 | Research Corporation | Gonorrhea diagnostic test |
GB2031949B (en) * | 1978-10-16 | 1983-01-06 | American Home Prod | Identification of microrganisms |
WO1980002433A1 (en) * | 1979-05-02 | 1980-11-13 | Nat Res Dev | The identification of bacteria |
-
1984
- 1984-03-06 CA CA000448977A patent/CA1219201A/en not_active Expired
- 1984-03-07 JP JP4477784A patent/JPS59220200A/ja active Granted
- 1984-03-07 EP EP84301507A patent/EP0122023A1/en not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-02-26 JP JP3860893A patent/JPH0622792A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59220200A (ja) | 1984-12-11 |
JPH0622792A (ja) | 1994-02-01 |
EP0122023A1 (en) | 1984-10-17 |
CA1219201A (en) | 1987-03-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |