JPH0561513U - ねじ棒 - Google Patents
ねじ棒Info
- Publication number
- JPH0561513U JPH0561513U JP815992U JP815992U JPH0561513U JP H0561513 U JPH0561513 U JP H0561513U JP 815992 U JP815992 U JP 815992U JP 815992 U JP815992 U JP 815992U JP H0561513 U JPH0561513 U JP H0561513U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threaded rod
- engaging claw
- screw rod
- slit
- mounting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims abstract description 40
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 17
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 16
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 16
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Dowels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内装材等の取付部材に対して容易に固定する
ことができるねじ棒を提供する。 【構成】 ねじ棒本体2の外周面に係合爪8が出没可能
に設けられ、その係合爪8が、ばね片等の付勢手段9、
21により、ねじ棒本体2の外周面から突出する方向に
付勢されている。
ことができるねじ棒を提供する。 【構成】 ねじ棒本体2の外周面に係合爪8が出没可能
に設けられ、その係合爪8が、ばね片等の付勢手段9、
21により、ねじ棒本体2の外周面から突出する方向に
付勢されている。
Description
【0001】
本考案は、ねじ棒に関する。
【0002】
ねじ棒は、棒状の本体に雄ねじを刻設されたものとして、一般的に知られてい る。このねじ棒は、種々の用途に用いられるが、一般的には、取付部材の挿通孔 にねじ棒を挿通させ、そのねじ棒の両端側からナットをそれぞれ螺合して、該ね じ棒を取付部材に固定し、アンカボルトとして用いられたり、あるいは、上記態 様において、取付部材とナットとの間に被取付部材を介在させ、該被取付部材を 取付部材とナットとにより挟持すること等が行われている。
【0003】
しかしながら、例えば、上記取付部材が大きな壁材で、挿通孔がその壁材の中 央部に位置するようなものにおいては、ねじ棒に対するナットの螺合作業に際し て、作業者の手が、壁材の一方の面側から他方の面側に届かないことから、ねじ 棒を取付け部材の挿通孔に挿通させた後、作業者自体が壁材の一方の面側と他方 の面側とに移動して、各場所において、ねじ棒に対してナットを螺合しなければ ならず、ねじ棒に対するナットの螺合作業が非常に面倒であった。 また、取付け部材が、例えば、コンクリート側面を一定間隔をあけて覆う内装 材である場合には、内装材に挿通孔を穿設して、その挿通孔にねじ棒を挿通させ ることができるものの、内装材の裏側には作業者の手が入らないことから、ねじ 棒に対してナットを、内装材の裏側において螺合させることができず、内装材の ような取付け部材にねじ棒を固定することが困難となっている。 本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、取付け部材に対し て容易に固定することができるねじ棒を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 かかる目的を達成するために本考案にあっては、ねじ棒本体の外周面に係合爪 が出没可能に設けられ、 前記係合爪は、付勢手段により、前記ねじ棒本体の外周面から突出する方向に 付勢されている、構成としてある。 上述の構成により、取付け部材の挿通孔に対して上記ねじ棒を該取付部材の一 方の側から挿入させれば、係合爪は付勢手段の付勢力に抗してねじ棒本体内に引 込むことになり、係合爪が挿通孔に対するねじ棒の挿通を阻害することはない。 その一方、係合爪が挿通孔を通り過ぎれば、該係合爪は付勢手段により、ねじ 棒本体から突出することになり、該係合爪により、挿入側である一方の側へのね じ棒の移動が規制されることになる。 このため、ねじ棒に対してナットを、一方の側において螺合すれば、そのナッ トと上記係合爪とによりねじ棒を取付部材に固定できることになり、ねじ棒に対 して他方の側からナットを螺合する必要はなくなる。
【0005】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1、図2において、1は本実施例に係るねじ棒で、該ねじ棒1のねじ棒本体 2は一方向に長く延び、そのねじ棒本体1の外周面には、その全長に亘って雄ね じ3が形成されている。 このねじ棒本体1には、本実施例においては、貫通孔4が形成されている。こ の貫通孔4は、その軸心がねじ棒本体2の軸心に合致するようにして形成されて おり、その貫通孔4は、ねじ棒本体2の一端面(図2中、左端面)と他端面(図 2中、右端面)の両端面から外方に開口されている。 ねじ棒本体1には、また、図1、図2に示すように、スリット5と嵌合保持孔 6とが設けられている。スリット5は、ねじ棒本体1外周側に、該ねじ棒本体2 の軸心方向に延びるようにして形成されており、該スリット5を介して、前記貫 通孔4と外部とが連通するようになっている。このスリット5は、ねじ棒本体2 の他端部(図2中、右端部)外周面に位置されており、ねじ棒本体2の他端面と スリット4との間には、若干の雄ねじ3が存在するようになっている。 上記嵌合保持孔6は、図2に示すように、上記スリット5よりも軸心方向内方 側において形成されており、その位置は、スリット5と同じ周面側(図2中、上 側)とされている。
【0006】 前記ねじ棒本体2には、図1、図2に示すように、係合部材7が設けられてい る。係合部材7は、係合爪としての係合爪部8と、付勢手段としての撓み部9と からなっており、これらは、本実施例においては、合成樹脂を用いて一体的に形 成されている。 上記係合爪部8は、前記スリット5を介して、前記貫通孔4と外部との間を変 位動できるように配設されており、該係合爪部8は、係止面10と、該係止面1 0よりもねじ棒本体2の他端面側に位置する頭面11と、該係止面10と該頭面 11とにつながる案内面12とを備えている。このうち、係止面10と頭面11 とは、ねじ棒本体2の軸心方向に垂直となるように配設されており、案内面12 は、ねじ棒本体2の他端面側に向うにつれて該ねじ棒本体2の径方向内方側に向 うように傾斜されている。 上記撓み部9は、帯状の板材により形成されており、該撓み部9は、図2に示 すように、略U字状に湾曲されている。この撓み部9は、その湾曲に基づく突面 がねじ棒本体2の内周面に当接するようにして、前記貫通孔4内に配設されてお り、その一端部(図2中、左端部)は前記嵌合保持孔6に嵌合保持されている一 方、その他端部(図2中、右端部)は、前記係合爪部8を連結して、該係合爪8 を前記スリット5を介して外部に突出させている。
【0007】 次に、上記ねじ棒1の用い方について説明する。 ねじ棒1を取付ける取付部材が、図3に示すように、コンクリート側壁13を 一定間隔をあけて覆う内装材14の場合には、その内装材14に挿通孔15を穿 設し、その挿通孔15に、ねじ棒1を、その他端部(図3中においては、左端部 )側から挿入する。 このとき、係合爪部8の案内面12は、ねじ棒1の挿入に伴って、挿通孔15 内周面から径方向内方側への外力を受けることになり、該係合爪部8は、撓み部 9の付勢力に抗してねじ棒本体2内、すなわち貫通孔4内に引込むことになる。 そして、この後、ねじ棒1のさらなる挿入により、係合爪部8が挿通孔を通り過 ぎたときには、撓み部9の付勢力に基づいて、係合爪部8がねじ棒本体2外へと 復帰することになり、これ以後、係合爪部8により、ねじ棒1が挿入側へ移動す ることが規制されることになる。
【0008】 このため、この後、被取付部材16をも併せて内装材14に固定する場合には 、その被取付部材16の挿通孔17をねじ棒1に、その一端部側から通し、ナッ ト18をねじ棒1に対してその一端部側から螺合させ、係合爪部8の頭面11が 前記スリット5の長手方向外方側内端面に当接するまで、該ナット18を螺進さ せれば、該ナット18と係合爪部8とが内装材14及び被取付部材16を強固に 挟接することになり、内装材14に対して、被取付部材16及びねじ棒1が固定 されることになる。 したがって、上記の場合、ねじ棒1に対してナット18を、その他端側から螺 合させる必要はなくなり、取付部材が、コンクリート側壁13を覆う内装材14 であっても、その内装材14にねじ棒1を固定することができることになる。
【0009】 上記実施例においては、取付部材がコンクリート側壁13を覆う内装材14で あり、その裏側に作業者の手が入らない場合について説明したが、取付部材の裏 側に作業者の手が届く(入る)場合であって、ねじ棒1を非常に強固に取付部材 に固定する必要があるときには、上述の手順に従って、係合爪部8とナット18 とにより、ねじ棒1を取付部材に仮止めし、その後、図2に示すように、ねじ棒 1に対して、その他端部側から、新たにナット19を螺合させるようにすればよ い。 この場合、係合爪部8の案内面12が、ねじ棒本体2の他端面に向うに従って 該ねじ棒1の径方向内方側に向うように傾斜していることから、ねじ棒1の他端 部から新たにナット19を螺合させると、そのナット19の螺進に伴って、その 係合爪部8の案内面にナット19の内周面が当接して、該係合爪部8は、円滑に 貫通孔4内に引込むことになる。
【0010】 図4は他の実施例を示すものである。この実施例において、前記実施例と同一 構成要素については同一符合を付してその説明を省略する。 この実施例においては、ねじ棒本体2は中実部材とされており、そのねじ棒本 体2の他端部にはスリット5が形成され、そのスリット5は、その長手方向がね じ棒本体2の軸心方向に合わされていると共に、該ねじ棒本体2をその径方向に おいて貫通している。
【0011】 上記スリット5内には調整棒20が設けられている。この調整棒20は、スリ ット5の幅方向において互いに対向するスリット内面に掛渡されており、該調整 棒20は、スリット5の長手方向においては、その中央位置に位置されている。
【0012】 前記スリット5内には係合部材7が配設されている。係合部材7は、係合爪部 8と一対の脚部21とからなっている。係合爪部8は、前記実施例同様、係止面 10、案内面12を有している一方、一対の脚部21は、上記係合爪部8に連続 して二又状に形成されており、その一対の脚部21と係合爪部8との間には、該 一対の脚部21を拡縮可能(撓み可能)とするために調整孔22が設けられてい る。そして、この一対の脚部21は、図4に示すように、調整棒20を狭持する ようにしてスリット5内に配設されている。このため、係合爪部8に外力をスリ ット5内側に向けて作用させれば、該係合爪部8はスリット5内に引込むことが できる一方、その係合爪部8の引込みが大きくなるほど、それに対する反発力が 大きくなるため、係合爪部8に外力が作用しない場合には、図4に示すように、 係合爪部8はねじ棒本体2の外周面から突出することになっている。 したがって、この実施例においても、係合爪部8は、前記実施例の係合爪部8 と同様の作用を生じることになる。 尚、23は、調整棒20に対するストッパ部である。
【0013】 以上実施例について説明したが本考案にあっては、次のようなものも包含する 。 ねじ棒本体2を分割構造、例えば二分割構造とすること。 係合部材7を、鉄板等の金属片による加工、或いは合成樹脂と金属片との組 合わせにより形成すること。 貫通孔4は、ねじ棒本体2の他端面においてのみ開口するようにすること。
【0014】
本考案は、以上述べたように、取付け部材に対して容易に固定することができ るねじ棒を提供できる。
【図1】実施例に係るねじ棒を示す平面図。
【図2】図2のA−A線拡大断面図。
【図3】ねじ棒の使用状態を説明する縦断面。
【図4】他の実施例を説明する拡大部分断面図。
1 ねじ棒 2 ねじ棒本体 8 係合爪部 9 撓み部 21 一対の脚部
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ棒本体の外周面に係合爪が出没可能
に設けられ、 前記係合爪は、付勢手段により、前記ねじ棒本体の外周
面から突出する方向に付勢されている、 ことを特徴とするねじ棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP815992U JPH0561513U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ねじ棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP815992U JPH0561513U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ねじ棒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561513U true JPH0561513U (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11685556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP815992U Withdrawn JPH0561513U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ねじ棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561513U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021162077A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 株式会社大林組 | 仮固定用締結部材 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP815992U patent/JPH0561513U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021162077A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 株式会社大林組 | 仮固定用締結部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109140089A (zh) | 一种喉箍 | |
ES2183437T3 (es) | Viga de carga telescopica con bloqueo longitudinal. | |
JPH0561513U (ja) | ねじ棒 | |
JPS6114736Y2 (ja) | ||
KR920007888Y1 (ko) | 철구조물 연결용 너트 | |
JP2600624Y2 (ja) | アイドラプーリー調節ボルトの抜け防止構造 | |
KR0121695Y1 (ko) | 체결공구 | |
JPS6224084Y2 (ja) | ||
JPH01109610U (ja) | ||
JPH082487Y2 (ja) | スクリユゥグロメット | |
JPH04105211U (ja) | 係止ねじ装置 | |
JPH04114112U (ja) | 脱落防止ねじ | |
JP3833301B2 (ja) | ドア取付部品の取付けにおける仮止め方法 | |
KR930002857Y1 (ko) | 쇽어브소버 협지구 | |
JPH0650148Y2 (ja) | 農工具柄部連結構造体 | |
JPH0426728Y2 (ja) | ||
JPS5936726Y2 (ja) | 緊締具 | |
JPH0227581Y2 (ja) | ||
JP2553900Y2 (ja) | ロッドに対するカバーの取付具 | |
JPH0633212Y2 (ja) | コントロールケーブルの取付構造 | |
GB2295979A (en) | Socket | |
JPH0348405Y2 (ja) | ||
JPH0334546Y2 (ja) | ||
JPS6145365Y2 (ja) | ||
JPS5833256Y2 (ja) | エアクリ−ナの固定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |