JPH05508354A - トラバーシングを行うサンディング機械などの木工用機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トラパージングを行うサンディング機械などの木工用機械 本発明は、木工用サンディングマシン（ｓａｎｄｉｎｇｓａｃｈｉｎｅ　：サン ドペーパーなどで研く機械）などの木工用機械、特に被処理物（ｉｔｅ■）が通 過する間にこの被処理物を支持する装置及び搬送する装置を有するとともに、二 つの反転ローラーの間を往復するエンドレスベルトを有し、このエンドレスベル トの上面には均等に分布された凹部を形成するリブ模様が設けられており、各凹 部にはチャンネルを介して空気ポンプの真空側と接続された吸気穴が設けられて おり、これによって被処理物が機械を通過する間にこれを凹部内の真空によって ベルトの上に固定する、木工用機械に関連する。

この種の機械は、特に木工業界において種々の形態の仕上げ作業、例えばサンデ ィング作業等に使用される。

このような機械は、仕上げ作業を行う際のサンディング作業及び磨き作業におい て、あるいはう・ンカー塗り作業のような表面処理作業との関連で話題となる。

機械での処理中に被処理物を搬送するためには、穴と、この穴の下から吸引する 手段とが設けられているエンドレスベルトを使用するのが好ましい。これはいわ ゆる真空コンベヤとして機能し、被処理物をこの上に固定することができる。

表面を支持する平面が限られた被処理物では、保持力も当然に限定される。この 理由は、この保持力が全体の面積、すなわち被処理物が覆うことのできる吸気穴 の数、そして被処理物の下の真空に依存するからである。このように平らな面が 限定されている場合には保持力は低下し、したがって被処理物がベルト上で移動 するのを防ぐためには、送る速度も遅くしなければならない、そうしなければ被 処理物がベルトから完全に持ち上がってしまう可能性がある。

このような場合には被処理物をクランプ、レールその他の手段により手でベルト 上に固定しなければならない、これは時間の浪費であるとともに、自動的な作業 を行うことをも困難にする。

周知の機械におけるこのような欠点を克服することが本発明の目的である。そし てこの目的は、このような機械のベルトの上に一連の空気ノズルを設け、前記一 連のノズルをチャンネルを介して空気ポンプの圧力側へ接続し、これにより、被 処理物を空気圧によってベルトの上側表面に向かって下に押しつけるような構成 とすることによって達成される。

これにより保持力は相当に増大し、そして普通では曲がった形状のために、ある いはベルトとの接触面積が小さいことなどのために保持することか難しい被処理 物を、ベルト上で位置のずれを生ずることなく有効に保持することができる。こ のことは主として放出される空気が被処理物上に更に圧力を及ぼすことによるも のであり、この追加される圧力は、加工チェンバーのサイズを狭めることなく、 あるいは加工プロセスに影響を与えることなく得ることができる。

更に、このようなノズルの構成によれば、チャンネル内やノズル内における流れ 抵抗（ｆｌｏｗ　ｒｅｓｉｓｔａｎｃｅ）の結果生ずる圧力の損失を越えるよう な特別のエネルギーを必要としない。その上、作業中に被処理物へ向けられる空 気の流れは、被処理物に連続的に吹きつけられ、はこりや繊維組織を吹き飛ばし てきれいにする。

このため効率的な作業が可能となるだけでなく、搬送作業中においてベルトは完 全にきれいな状態に保たれるので、凹部の機能が妨げられることもない。

そして、この機械の処理チェンバー内において増大させた空気の流れは、有効な 換気及び冷却の手段となり、このことが更に、機械部品の摩耗を減少させること に寄与し、機械の寿命を延ばす結果となる。

請求の範囲２に開示したように、ノズルを機械の前と後ろの両方に取り付けるこ とによって、被処理物全体に空気が吹きつけられ、処理された後の被処理物はき れいにされる。このため、この後に続いて直ちにラッカー塗りの工場などでの作 業に移行することができる。

請求の範囲３に開示したように、ベルトの下に縦方向のチャンネルを有する支持 表面を設けることによって、ベルトを動かすために必要なエネルギーが低減され るだけでなくコンベヤ全体の構成が簡単化される程に、プレートに対するベルト の接触圧及び摩擦が低減される。

更に、請求の範囲４に開示したように、ベルトを通過する貫通穴の合計とプレー トを通過する貫通穴の合計を実質的に等しくすることができ、これによって有効 な下向きの圧力を達成できるとともに、同時に部品間の摩擦を低減することがで きる。

ここで図面を参照しながら、本発明の詳細な説明する。

第１図は、一部を断面図とした、機械の斜視図である。

第２図は、側方から見た機械の断面図である。

第３図は、後方から見た機械の断面図である。

第４図は第２図のＩＶ−ＩＶ力方向ら見た実際のコンベヤベルトの断面図である 。

第１図ないし第３図は、本発明の好ましい実施態様の機械の一例を示しており、 これは可動面３が取り付けられた下側フレーム及び側方部分からなるキャビネッ ト１を備えており、この側方部分の上には上側部分が載置されている。

上側部分と面３との間には処理チェンバー２があり、ここには加工工具（図示せ ず）が取りつけられている。

これによりベルト３上に置かれた被処理物２３はこの機械を通過する間に、この 工具によって周知の方法で処理される。

第１図及び第３図に示したように、キャビネット１の内部の両側にはラジアルポ ンプからなる空気ポンプ６が取り付けられている。このポンプのホイールはモー ター７によって駆動される。そしてこのホイールは、ポンプ６の空気取入口８及 び空気出口９が外側の側方部品の方を向（ように配置されている。

これらの側方部品は、元から備わった空気チャンネルの系、すなわちポンプ６の 圧力側９に接続された圧力チャン不ル系及び吸気側８に接続された真空チャンネ ル系を有している。これにより機械の中に、はとんど閉じた状態の空気系が形成 され、これを最も経済的な方法で機能させることができる。

この圧力チャンネルは二列からなるノズル１０の方に向けて開かれており、この ノズル１０はベルト３の上でチャンネル４を横切るようにして延在している。こ のチャンネル４は図２に示すように前部シールド２４の中に収容され、この前部 シールド２４にはノズルの下にスカート２６が設けられており、このスカート２ ６を通して被処理物２３がコンベヤ３上で導入され、そして送出される。

ノズル１０は、空気の流れがコンベヤ３上の被処理物２３に向かうように、下側 に向けて設けられている。これによって被処理物は下に向けて押しつけられ、ベ ルト上に固定される。

機械の上部には、吸気ヘッド５を備えた周知の排気系が設けられており、この吸 気ヘッド５は良く知られたごみフィルターを介して吸気系に接続されている。

この吸気系は閉じた空気系の一部として構成することも可能である。

第２図に示すようにコンベヤ３はエンドレスのゴムベルト１３からできており、 このゴムベルト１３はコンベヤ３の両端に取り付けられた二つの反転ローラー１ ４の間を往復する。そして、ベルト１３はこの二つのローラー１４のまわりで回 転することができるように、駆動装置と結合されている。

作業中の送りを調節するために、ベルト１３が移動するスピードは変化させるこ とができる。

コンベヤ３そのものの構成は第４図に示されている。

ゴムベルト１３の下側表面は平らであるが、上側の表面には上方に伸びているリ ブ１５からなるパターンが形成されており、これは同時に同じ高さの凹部１６の パターンを形成している。凹部１６のそれぞれにはベル）１３を貫通する穴１７ が設けられており、この貫通穴によって第１図及び第３図に示したような低圧の チェンバーが得られる。

ベルト１３は、その下側を金属のベルト１８によって支えられる。このプレート １８は二つの反転ローラー１４の間で同じ高さで延在している。これによってベ ルト１３は機械を通過する間じゅう、プレート１８によって支持される。

このプレート１８にはまた、ベルトの移動方向と同じ縦に延在する多くの溝が形 成されている。このプレートは凹部１６の最も大きな幅とは＼゛等しい幅を有し ている。したがってベルト１３は第４図に示すように凹部１６と凹部１６の間の 持ち上げられた部分のみによって支持されている。また凹部の壁１９には穴２１ が設けられており、これはこのプレート１８を通る空気の通路となるものである 。

プレート１８の下には多数の分離用の壁２２が設けられており、これらはベース プレート２５までまっすぐに伸びている。したがってこれらはベルト１３の下で 所望の長さのチェンバーを形成している。

そして、第１図及び第２図に見られるように二つのパイプすなわちチャンネル１ １が、コンベヤ３を横切るように、そして分離用の壁２２どうじの間に取り付け られている。これらのパイプ１１は機械の内部の低圧チャンネル系に接続されて おり、この低圧チャンネル系は空気ポンプ６の取り入れチャンネル８に接続され ている。

ここでこの空気系の動作モードについて説明する。

機械を始動すると、反転ローラー１４のための駆動モーターが動き始める。これ によってベルト１３は回転し始める。同時に空気ポンプ６も始動し、これによっ て圧縮空気がノズルｌＯを通ってベルト上に供給される。

同時にベルト１３の凹部１６及び穴１７、プレート１８の穴２１、縦方向のチャ ンネル１１の開口部１２、更には処理チェンバー２の中の吸気ノズル５を通って 空気は吸い出される。

この後、図には示されていない作業工具が始動され、機械は作業可能な準備状態 となる。

第３図及び第４図に示すようにベルト１３上に置かれた被処理物２３は、いくつ かの凹部１６の外側からの空気の供給を遮断することによって、前記ベルト上に 固定される。更にノズル１０からの下側に向けられた空気の流れによって下側に 押しつけられる。

この被処理物２３は、従来から周知の真空コンベヤよりも良好に固定されると同 時に、機械に入るとき及び機械から出るときに空気が吹きつけられてきれいにさ れる。この処理チェンバー２の中の吸気システムによって塵を含んだ空気は定常 的に吐き出され、そして作業中に再びチャンネル系に戻ってくる前にきれいにさ れる。

凹部１６における吸気動作は溝状のチャンネル２０を介して更に行われるが、こ こで、この空気はこれらの溝の中で渦を生成し、これによって空気は主としてベ ルト１３の下側に向かって反射されるという点に注目する。

これによってベルト１３はわずかにプレート１８から離れるように持ち上げられ 、あるいは緩和されて摩擦がある程度低減する。このことは、ベルトを駆動する のに必要な動力を低減させるだけでなく、ベルトの摩耗及びプレートの摩耗を減 少させる。更に、このことはスムースで一様な搬送動作及び被処理物の送りを可 能とし、最良の処理結果を得ることができる。

Ｆｉｇ、２ Ｆｉｇ、　３ Ｆｉｇ、　４ 要　約　、書 トラパージングタイプ（木目に対して横にかんなをかけるタイプ）の木工用機械 、例えばサンディング処理のために使用される機械などにおいて、被処理物（２ ３）を真空コンベヤ（３）上に固定する。被処理物が完全に平面でないとき、あ るいはコンベヤに対する接触面が小さいときは、保持力がしばしば十分でなく満 足のい（処理作業ができず、このため、工具を固定するための装置などを使用す ることのために時間を浪費するといったことがある。

このような欠点を克服するために、本発明になる機械は複数の圧縮空気用のノズ ル（１０）を設け、このノズルによって空気の流れを被処理物（２３）の方向へ 向けることにより、これまで知られていなかった程度の良好な保持を可能とする 。これまで空気だけでは固定することができなかったような被処理物であっても 固定することが可能となる。

ノズル（１０）は空気ポンプ（６）の圧力側（９）に接続され、コンベヤ（３） の吸気系はポンプの入口側（８）に接続され、これによって経済的にも良好な閉 じた系が形成される。

最後に、ベルト（１３）の摩擦が低減されるだけでなく支持プレート（１８）の 摩耗も低減される。これは、プレー）　（１８）に形成された空気を吸引するた めの溝（２０）のところに、溝の長さが発生することによるものである。

（第１図） 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　４年１１月２０日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．機械を通過している被処理物（２３）のための支持装置及び送り装置（３） を有し、二つの反転ローラー（１４）の間を往復するとともに均等間隔の凹部（ １６）が形成された上側表面にリブ模様（１５）が設けられているエンドレスベ ルト（１３）を有し、上記それぞれの凹部は吸気用の穴（１７）を有し、これら の吸気用の穴はチャンネル（１１）を介して空気ポンプ（６）の吸気側と接続さ れ、これによって被処理物（２３）が機械を通過するときに凹部における真空に よってこの被処理物（２３）をベルト（１３）上に固定することができる、例え ばサンディングマシンなどの木工用機械において、この機械に更にコンベヤ（３ ）上に一連の空気ノズル（１０）が設けられ、前記ノズル（１０）はチャンネル （９）を介して空気ポンプ（６）の圧力側と接続され、このため被処理物（２３ ）はこの空気によってベルト（１３）の上側表面に下に向かって押圧されること を特徴とする木工用機械。 ２．コンベヤ（３）の入口側及び出口側の両方に、一連のノズル（１０）を設け たことを特徴とする請求の範囲１記載の木工用機械。 ３．ベルト（１３）は縦方向の溝（２０）を有するプレート（１８）上をスライ ドし、この溝（２０）は前記ベルト（１３）の移動方向に延在しており、そして 前記プレート（１８）はこのプレート（１８）を貫通する吸気穴（２１）を有し 、そしてこれが溝の壁（１９）を形成することを特徴とする請求の範囲１及び２ 記載の木工用機械。 ４．プレート（１８、１９）における穴（２１）の面積の合計はベルト（１３） における穴（１７）の面積の合計と等しいことを特徴とする請求の範囲３記載の 木工用機械。