JPH0550296U - パイロット式スチ―ムトラップ - Google Patents
パイロット式スチ―ムトラップInfo
- Publication number
- JPH0550296U JPH0550296U JP11014591U JP11014591U JPH0550296U JP H0550296 U JPH0550296 U JP H0550296U JP 11014591 U JP11014591 U JP 11014591U JP 11014591 U JP11014591 U JP 11014591U JP H0550296 U JPH0550296 U JP H0550296U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- valve
- passage
- outlet
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000008030 elimination Effects 0.000 abstract description 2
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 abstract description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Float Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エア―ロッキング解消機能を備えた小型のパ
イロット式スチ―ムトラップを得る。 【構成】 パイロット弁口21と第2圧力室12を連結
するパイロット通路22に入口通路23から分岐した一
次側通路24を合流させ、合流部に三方弁25を配置す
る。エア―ロッキングが起こった場合は、三方弁25を
操作して一次側通路24と第2圧力室12を連通状態に
する。ピストン10が上方に変位してフロ―ト8を持ち
上げ、主弁口6が開いて流体を出口5に排出する。
イロット式スチ―ムトラップを得る。 【構成】 パイロット弁口21と第2圧力室12を連結
するパイロット通路22に入口通路23から分岐した一
次側通路24を合流させ、合流部に三方弁25を配置す
る。エア―ロッキングが起こった場合は、三方弁25を
操作して一次側通路24と第2圧力室12を連通状態に
する。ピストン10が上方に変位してフロ―ト8を持ち
上げ、主弁口6が開いて流体を出口5に排出する。
Description
【0001】
本考案は蒸気配管系に発生する復水を排出するスチ―ムトラップに関し、特に 、補助のパイロット弁の開閉で変位する圧力応動部材により主弁体を駆動して主 弁口を開閉するようにしたパイロット式スチ―ムトラップに関する。
【0002】
このパイロット式スチ―ムトラップは、例えば特開昭55−112490号公 報に示されている。これは、トラップケ―シングで入口と弁室と出口を形成し、 弁室と出口を連通する主弁口を開閉する主弁体を、補助のパイロット弁の開閉で 変位する圧力応動部材により開閉制御せしめるものである。
【0003】
上記のものでは、入口から弁室内に空気が流入してくるとエア―ロッキングが 起こる問題がある。そこで、このエア―ロッキングを解消するために、主弁口の 一次側と出口を連結するバイパス通路を設け、バイパス通路に開閉弁を配置し、 エア―ロッキングが起こったときに開閉弁を開けて空気を出口に排除することが 考えられるが、空気を素早く排除するためにはバイパス通路および開閉弁を大き く形成しなければならず、トラップ全体が大きくなると共にコスト高になる問題 が生じる。 従って、本考案の技術的課題は、エア―ロッキング解消機能を備えた小型のパ イロット式スチ―ムトラップを得ることである。
【0004】
上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技術的手段は、トラップケ ―シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する主弁口を開閉する 主弁体を、補助のパイロット弁の開閉で変位する圧力応動部材により開閉制御せ しめるものにおいて、補助のパイロット弁と圧力応動部材とを連結するパイロッ ト通路に主弁口の一次側から連結する一次側通路を合流せしめ、合流部に三方弁 を配置したものである。
【0005】
上記の技術的手段の作用は下記の通りである。 パイロット通路と一次側通路の合流部に配置した三方弁を操作することにより 、パイロット通路と一次側通路の連通状態を切換えることができる。即ち通常の トラップとして機能させる場合は、パイロット通路を開けてパイロット弁と圧力 応動部材とを連通状態にすると共に、一次側通路を合流部で遮断する。これによ り補助のパイロット弁の開閉で圧力応動部材が変位し、主弁体が主弁口を開閉し て復水を出口に排出する。エア―ロッキングが起こった場合は、一次側通路を開 けてパイロット通路と連通状態にする。これにより、圧力応動部材が強制的に開 弁方向に変位し、主弁体が主弁口を開けて空気を素早く出口に排出する。一次側 通路とパイロット通路およびその合流部に配置する三方弁は、圧力応動部材に圧 力を供給できる大きさでよいので小さく形成することができる。従って、トラッ プ全体を小さく安価に作ることができる。
【0006】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。 本体1に蓋部材2を締結して内部に弁室3を有するトラップケ―シングを形成 する。トラップケ―シングの上部に入口4と出口5を同一軸上に形成する。弁室 3と出口5を連通する主弁口6を開けた弁座7を弁室3の下部側方に取付ける。 弁室3内に主弁口6を開閉する主弁体である中空球形のフロ―ト8を自由状態で 収容する。
【0007】 弁室3の底壁で隔てて底蓋9との間に圧力室を形成する。圧力室内に圧力応動 部材としてのピストン10を配置し、圧力室を第1圧力室11と第2圧力室12 とに気密的に仕切る。ピストン10の上面に連結棒13を取付ける。連結棒13 の先端は弁室3の底壁を気密的に貫通して弁室3内に延び、受け板14を介して フロ―ト8に当接する。第1圧力室11と第2圧力室12はピストン10に開け た細孔15を介して連結し、第1圧力室11は出口側通路16を介して出口5に 連結する。
【0008】 弁室3の上部側方に開口17と連通路18で連通したパイロット室19を形成 し、パイロット弁である中空球形のパイロットフロ―ト20を自由状態で収容す る。パイロットフロ―ト20は液面と共に浮上降下し、下部側方に形成したパイ ロット弁口21を開閉する。パイロット弁口21と第2圧力室12をパイロット 通路22を介して連結する。
【0009】 入口通路23から分岐した一次側通路24をパイロット通路22に合流させ、 合流部に三方弁25を配置する。図示の状態はパイロット通路22を介してパイ ロット弁口21と第2圧力室12が連結し、一次側通路24を遮断した状態を示 している。この状態から三方弁を操作することにより、一次側通路24を第2圧 力室12連結した状態と、パイロット弁口21および一次側通路24を第2圧力 室12と遮断した状態に切換えることができる。
【0010】 上記実施例の作動は下記の通りである。 通常のトラップとして機能させる場合は、パイロット通路22を開けてパイロ ット弁口21と第2圧力室12を連通状態にすると共に、一次側通路24を合流 部で遮断する。入口4から流入する復水が微少または無いと、パイロットフロ― ト20は降下してパイロット弁口21を塞いでいる。第2圧力室12内の圧力は 細孔15を通して出口5側に抜けるため、ピストン10がフロ―ト8の自重で下 方に押し下げられ、フロ―ト8が弁座7に着座して主弁口6を塞いでいる。入口 4から多量の復水が流入してくると、パイロットフロ―ト20はパイロット室1 9内の液位の上昇と共に浮上してパイロット弁口21を開ける。第2圧力室12 内の圧力が上昇し、ピストン10が上方に駆動されてフロ―ト8が持ち上げられ 、主弁口6が開き、復水が出口5に排出される。 エア―ロッキングが起こった場合は、三方弁25を図示の状態から時計回り方 向に90度あるいは180度回転させて、一次側通路24を開けて第2圧力室1 2と連通状態にする。第2圧力室12内の圧力が上昇し、ピストン10が上方に 駆動されてフロ―ト8が持ち上げられ、主弁口6が開き、流体が出口5に排出さ れる。 また三方弁25を図示の状態から反時計回り方向に90度回転させて、パイロ ット弁口21および一次側通路24を第2圧力室12と遮断した状態にすること により、トラップを閉弁せしめることができる。
【0011】
本考案は下記の特有の効果を生じる。 上記のように本考案によれば、パイロット通路に合流する一次側通路を設け、 合流部に三方弁を配置することにより、エア―ロッキング解消機能を備えた小型 のパイロット式スチ―ムトラップを作ることができる。
【図1】本考案の実施例のパイロット式スチ―ムトラッ
プの断面図である。
プの断面図である。
1 本体 2 蓋部材 3 弁室 4 入口 5 出口 6 主弁口 8 フロ―ト 10 ピストン 11 第1圧力室 12 第2圧力室 20 パイロットフロ―ト 21 パイロット弁口 22 パイロット通路 24 一次側通路 25 三方弁
Claims (1)
- 【請求項1】 トラップケ―シングで入口と弁室と出口
を形成し、弁室と出口を連通する主弁口を開閉する主弁
体を、補助のパイロット弁の開閉で変位する圧力応動部
材により開閉制御せしめるものにおいて、補助のパイロ
ット弁と圧力応動部材とを連結するパイロット通路に主
弁口の一次側から連結する一次側通路を合流せしめ、合
流部に三方弁を配置したパイロット式スチ―ムトラッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014591U JP2562905Y2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014591U JP2562905Y2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550296U true JPH0550296U (ja) | 1993-07-02 |
JP2562905Y2 JP2562905Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=14528187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11014591U Expired - Lifetime JP2562905Y2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562905Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007285391A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
JP2011085200A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009168084A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP11014591U patent/JP2562905Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007285391A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
JP2011085200A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562905Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0550296U (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JP2794514B2 (ja) | 管路の吸排気切替え構造 | |
JP2714889B2 (ja) | フロ―ト弁 | |
JPH1182885A (ja) | フロ―ト式ドレントラップ | |
JP3878248B2 (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JPH102493A (ja) | ドレントラップ | |
JP4166513B2 (ja) | フロート式ドレントラップ | |
JP4209502B2 (ja) | 下向バケット型スチームトラップ | |
JP2714900B2 (ja) | フロ―ト弁 | |
JPH0663599B2 (ja) | パイロット式スチームトラップ | |
JPH0637271Y2 (ja) | パイロット式スチームトラップ | |
JP2000028094A (ja) | 下向バケット型スチームトラップ | |
JP3476254B2 (ja) | フロ―ト式トラップ | |
JPH0544896A (ja) | フロ―ト弁 | |
JP3641047B2 (ja) | スチ―ムトラップ | |
JP2001050490A (ja) | フロート式ドレントラップ | |
JPH07113495A (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JP2884293B2 (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JPH0454398Y2 (ja) | ||
JP2802467B2 (ja) | フロ―ト弁 | |
JPH0637273Y2 (ja) | パイロット式スチームトラップ | |
JPH1030793A (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JP2009168084A (ja) | パイロット式スチームトラップ | |
JP2884302B2 (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JPH02300597A (ja) | パイロット式スチームトラップ |