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JPH0547669B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0547669B2
JPH0547669B2 JP25862886A JP25862886A JPH0547669B2 JP H0547669 B2 JPH0547669 B2 JP H0547669B2 JP 25862886 A JP25862886 A JP 25862886A JP 25862886 A JP25862886 A JP 25862886A JP H0547669 B2 JPH0547669 B2 JP H0547669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suede
decorative body
foaming agent
base material
resin
Prior art date
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Application number
JP25862886A
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English (en)
Other versions
JPS63112779A (ja
Inventor
Yukihiko Kondo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lonseal Corp
Original Assignee
Lonseal Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Lonseal Corp filed Critical Lonseal Corp
Priority to JP25862886A priority Critical patent/JPS63112779A/ja
Publication of JPS63112779A publication Critical patent/JPS63112779A/ja
Publication of JPH0547669B2 publication Critical patent/JPH0547669B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はスウエード調装飾体およびその製造方
法に関し、更に詳しくは自動車用内装材、室内の
壁装材、衣類、カバン類その他の素材として有用
であり、特に耐スクラツチ性や耐汚染性等に優れ
たスウエード調装飾体を容易に提供することを目
的とする。 (従来の技術) 従来、スウエード調の外観を有する装飾体は、
オーバーコート等の衣類は勿論のこと、壁装材、
家具外装材、ベツドのヘツドボード、アルバム等
のブツクカバー、各種袋物、自動車用内装材等と
して広く使用されている。 このようなスウエード調装飾体を製造する方法
としては、次の如き方法が提案されている。 (1) 発泡シートのスライス法または熱ロール接触
法。 この方法は発泡剤を混入したビニル樹脂シー
トを加熱発泡させ、それをスライス法や熱ロー
ル接触法により発泡シート表面の薄皮を除去
し、露出された気泡による多孔構造を利用する
方法である。 (2) エンボス法。 この方法は微細な毛細管状彫刻を施したアン
チモニーロールを用いてビニル樹脂シートをエ
ンボス処理し、ビニル樹脂シート面に毛状突起
を多数突設させる方法であり、この場合、毛細
管状彫刻を正確に毛状突起として表現する方法
の他、毛細管状彫刻中に圧入された毛状ビニル
樹脂がその孔から抜ける際に生じる引つ張り、
糸引き現象を利用する方法もある。 (3) バフがけ方法。 この方法はビニルシート表面をサンドペーパ
ー等でバフがけし、細かい引掻き傷を表面全体
に設ける方法である。 (4) 植毛法。 この方法はビニルシート等の裏打材上に接着
剤を塗布し、その上面に0.5〜2.0mm程度の短繊
維を植毛する方法であり、植毛短繊維を倒伏ま
たは倒伏→樹脂処理→起毛することでスウエー
ド感に変化を与えることができる。 (5) 起毛法。 起毛布の起毛面に含浸または擦り込み等で軽
度の樹脂処理を行つておき、乾燥して起毛層を
固定した後、バフがけ等で再起毛する方法であ
り、起毛布自体で十分なスウエード感のあるも
のが得られている。 (6) 超細繊維交絡法。 東レ(株)製エクセレーヌ(商品名)で代表され
る織物であり、本物のスウエード皮革の構造を
人工的に作成する本格的な方法であり、樹脂の
含浸、起毛処理も含むが、上記(5)の方法とは基
本的な構成が異つている。 (発明が解決しようとする問題点) 上記の従来方法は次の如き欠点を有している。 (1)の方法のものは、気孔による多孔構造の外観
が無光沢で、且つ微細な凹凸形状によつてスウエ
ード感を生じているが、ザラザラとした触感であ
り、且つ引掻強度等の物性面で不十分なものであ
る。 (2)の方法のものは、シート表面の毛状突起が微
細な程優れたスウエード感が得られるが、毛状彫
刻ロールの製作が非常に困難であるとともに、毛
状彫刻に目詰りが生じ易く、また目詰りを生じた
エンボスロールの再生(洗浄等)が困難であり、
更にスウエード感の左右むら等の外観上の不良が
発生し易いという欠点がある。 (3)の方法は、丁寧にバフがけすれば、優れたス
ウエード感のあるシートが得られるが、60cmや90
cmという広幅シートではスウエード感に左右むら
が生じ易く、且つサンドペーパーの目詰りや、針
布の鈍磨が生じ、生産性が著しく劣る。 (4)および(5)の方法では、一見本物のスウエード
皮革と見違える位の外観および感触を有するもの
が得られるが、植毛または起毛繊維の脱落や、水
濡れ、洗浄による外観変化、汚れ易さ等の問題が
生じ易い。 (6)の方法によるものは、その点で(1)〜(5)のもの
に比べて、外観、触感および物性の点で優れてい
るが、非常に高価である且つ超細繊維の交絡集合
体であることから汚れ易く、一旦汚染すると洗浄
が困難であるという問題がある。 従つて上述の如き種々の問題点を解決し、優れ
た外観、感触を有するとともに、耐スクラツチ
性、耐汚染性等に優れたスウエード調装飾体を、
通常の生産設備で、しかも安定した品質で効率よ
く提供できる技術が要望されている。 (問題点を解決するための手段) 本発明者は上記の如き従来技術の要望に応える
べく鋭意研究の結果、本発明を完成した。 すなわち、本発明は2発明からなり、第1の発
明は、基材および該基材表面に設けたスウエード
調樹脂層からなり、該スウエード調樹脂層が、粗
面化マイクロカプセル型発泡剤の発泡体を含有す
る樹脂層の微細小点高密度集合体であることを特
徴とするスウエード調装飾体であり、第2の発明
は、基材表面に、粗面化マイクロカプセル型発泡
剤を含有する樹脂液を、微細小点の高密度集合体
として印捺し、これを加熱発泡処理することを特
徴とするスウエード調装飾体の製造方法である。 次に本発明を本発明のスウエード調装飾体の1
例の断面を図解的に示す添付図面を参照して更に
具体的に説明する。 第1図は本発明のスウエード調装飾体の断面を
図解的に示す図であり、図示の如く、本発明のス
ウエード調装飾体10は、基材1上にスウエード
調樹脂層2が設けられており、このスウエード調
樹脂層が粗面化マイクロカプセル型発泡剤の発泡
体を含有する樹脂層の微細小点の高密度集合体で
あることを特徴としている。 上記の如き構造とすることによつてスウエード
調樹脂層は、微細な突起3を無数に有して光沢の
無いスウエード調の外観を呈し、且つそれらの突
起を含む全面が薄い樹脂被膜4によつて覆われて
いるため、優れた耐スクラツチ性と耐汚染性を有
するものである。 本発明のスウエード調装飾体を構成する基材1
は、ある程度の強度と耐熱性を有する材料であれ
ばいずれの材料でもよく、例えば、各種紙、加工
紙、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フイン樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリカーボネート等の如きプラス
チツク材料、織布、不織布、編布、木材、金属あ
るいはそれらの複合物等いずれの材料でもよく、
更にこれらの基材はシート状、フイルム状あるい
は立体的成形物等いずれの形状およびサイズでも
よく特に限定されない。 基材上に形成されるスウエード調樹脂層は、特
定の発泡材を含有する樹脂組成物から形成され
る。 本発明を第一に特徴付ける点は、スウエード調
表面の形成に使用する発泡剤であり、該発泡剤
は、ブタン、プロパン等の低沸点の脂肪族炭化水
素やトリクロロフルオロメタン、ジクロロフルオ
ロメタン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素等の高揮
発性液体を、塩化ビニリデン、アクリロニトリル
等のホモポリマーやコポリマー等によりマイクロ
カプセル時に、形成される球状のマイクロカプセ
ルの外壁面全面に、カプセル壁材と同じ樹脂の微
細樹脂粒子や無機充填材等の微細な粒子を凝集ま
たは付着させ、マイクロカプセルの外壁面が粗面
化されたものである。このような特定のマイクロ
カプセル型発泡剤の使用によつて本発明の初期の
目的が達成されたものである。 以上の如き粗面化マイクロカプセル型発泡剤
は、松本油脂製薬(株)より、マイクロスフエアR−
80の商品名で入手でき本発明において好ましく利
用される。この発泡剤は粒子経が数μm〜数十μ
m、好ましくは10〜50μm程度のものであり、走
査型電子顕微鏡写真によれば、マイクロカプセル
の外壁面全面にわたつて微細な、例えば、2μm
以下、多くは0.5〜1.0μm程度の微細粒子が凝集
または付着されて表面が粗面化されているもので
ある。 尚、表面が粗面化されていない表面平滑なマイ
クロカプセル型発泡剤自体は、例えば、米国ダウ
ケミカル社、松本油脂製薬(株)等によつて以前から
市販され、これらの発泡剤は、これをインキベヒ
イル中に分散させて発泡インキとして広く利用さ
れているものであるが、このような表面平滑なマ
イクロカプセル型発泡剤を含有する発泡インキで
は、本発明方法と同様に使用しても何らスウエー
ド調の外観は得られないものであり、形成される
発泡層は発泡の不均一により幾分かは凹凸を有す
るが、実質的に平滑で光沢のある表面となつてし
まうものであり、これをスウエード調あるいは艶
消状にするためには、エンボス処理や艶消し処理
等の別の工程や処理が必要である。 以上の如き粗面化マイクロカプセル型発泡剤
は、従来公知のインキベヒクル、あるいは塗料ベ
ヒクル中に分散させて使用される。インキベヒク
ルまたは塗料ベヒクルは、従来公知のいずれのベ
ヒクルでもよく、例えば、塩化ビニル系樹脂のペ
ーストゾル、アクリル樹脂、SBR樹脂(酢酸ビ
ニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂等の各種被
膜形成樹脂のエマルジヨン、ラテツクスあるいは
有機溶剤溶液等のベヒクルであり、これらのベヒ
クル組成も従来公知のものと同様に、架橋剤、加
硫剤、着色剤、可塑剤、帯電防止剤、安定剤、充
填剤、チクソトロピツク剤等の任意の添加剤を包
含してもよい。分散させる発泡剤濃度は、被膜形
成性樹脂100重量部あたり、約5〜30重量%であ
り、分散させる方法は十分な攪拌混合で十分であ
る。 以上の如き発泡剤含有樹脂(インキまたは塗
料)は前記基材全面にあるいはパターン状に付与
されるが、付与する方法は各種塗工機による全面
均一な厚さの塗工では本発明の目的な十分に達成
することが困難であり、上記樹脂液を微細小点の
高密度集積体として印捺できる方式、例えば、ス
クリーン方式等の印捺方式により、微細小点の高
密度集合体として印捺するのが好ましい。スクリ
ーンはシルクスクリーン方式でもロータリースク
リーン方式でもよく、例えば、ロータリースクリ
ーン方式の場合には、スクリーンは筒状に形成さ
れており、この筒の内部に上記の発泡剤含有樹脂
液を供給し、筒状の版胴を回転させながら、その
内面にドクター刃を当接し、微細小孔を通して樹
脂液を基材表面に掻き出すことによつてスクリー
ンの孔に応じた微細小点の高密度集合体が形成さ
れる。 これらの印捺方式のスクリーンに好ましくは50
メツシユ〜200メツシユ程度の微細孔群を形成し、
これらの孔を通して前記の発泡剤含有樹脂液を印
捺する。すなみに、60メツシユスクリーンの場合
には孔のサイズは250μmであり、孔と孔の間隔
は150μmとなり、1平方インチ当りの孔数は約
4000であり、100メツシユスクリーンの場合には、
孔のサイズは150μmであり、孔と孔との間隔は
100μmであり、1平方インチあたりの孔数は約
10000個程度となる。 本発明ではこのような好ましい孔径のスクリー
ンを用いて前記樹脂液を微細小点の高密度集合体
として印捺することによつて本発明の所期の目的
が達成され、これらの孔径や孔数を変化させるこ
とによつて比較的粗い感じのものから非常に細か
い感じのスウエード調装飾体を容易に提供するこ
とができる。 また印捺する厚みについては特に限定はない
が、印捺厚みがあまりに薄すぎると図示の如き突
起の高さが不足するので好ましくなく、またあま
りに厚く印捺しても不経済であるので、好しい印
捺刷厚みは約0.01mm〜5mm程度である。 以上の如く基材上に形成された微細小点の高密
度集合体を約100〜200℃の温度で数分間加熱して
ゲル化および発泡させることにより、そのままで
本発明のスウエード調装飾材となる。 (作用・効果) 以上の如き本発明によつて提供されるスウエー
ド調装飾材は、基材表面に無数の柔らかい発泡体
突起が形成されており、非常に優れたスウエード
感を示すものである。また、これらの発泡体突起
はすべての表面がベヒクルとして使用した被膜形
成材の薄層で覆われているので非常に高い耐スク
ラツチ性と耐汚染性を有する。また表面が微細な
凹凸形状となつているので無用な光沢は少ない。 従つて本発明によれば従来技術の如き種々の工
程上の煩雑性が無いまま、特別の設備も要せず従
来の設備をそのまま利用して高能率で優れたスウ
エード調装飾体の生産が可能である。 以上の如き本発明の顕著な効果は発泡剤として
特定の発泡剤を使用したことと、該発泡剤含有樹
脂液を微細小点の高密度集合体として形成したこ
とによるものである。 すなわち、従来公知の表面平滑なマイクロカプ
セル型発泡剤を使用して本発明と同様にして実施
しても、スウエード調装飾体が得られないのは、
発泡剤含有樹脂液をスクリーン方式で微細小点の
高密度集合体を形成しても、発泡剤が表面平滑な
球状であるために、印捺後あるいは加熱発泡時に
ベヒクルとともに横方向に流れて拡大するととも
に隣接する小点と融合して発泡剤濃度が平均化し
てしまい、発泡処理後は平滑で光沢のある表面状
態になるためである。 これに対して本発明の場合は、形成された微細
小点は、印捺後あるいは加熱処理中において微細
小点のベヒクル自体は流動して拡散し隣接する微
細小点と融合するが、微細小点中の発泡剤は表面
が粗面化されている結果、発泡剤同士が強く凝集
しており、ベヒクルは拡散しても発泡剤は印捺位
置に留まつているために、基材上の発泡剤濃度
は、形成した微細小点の位置に合致して高濃度部
分が存在することにより、後の加熱発泡処理によ
つて小点に対応した無数の著しい凹凸形状を生じ
るものである。 従つて、スクリーン全面に微細孔群を設けれ
ば、ベタのスウエード表面を有する装飾体が得ら
れ、一方、スクリーンに模様状(パターン状)の
微細孔群を設ければ任意のパターン状のスウエー
ド表面を形成でき、更に微細孔の孔径を調整する
ことにより、比較的きめの荒いものから非常にき
めの細かいスウエード表面までが任意に形成でき
る。更に発泡剤の濃度や印捺量を調整すれば、比
較的硬いものから非常に柔らかい触感のものまで
任意に調整可能である。 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明
する。尚、文中、部または%とあるのは特に断り
のない限り重量基準である。 実施例 1 (スウエード調壁紙の製造) ゼオン135J(日本ゼオン製、ペースト用PVC樹
脂、平均重合度=1200) 100部 DOP 90部 F−80D(松本油脂製薬製、粗面化マイクロカプ
セル型発泡剤) 20部 KF−80A−8(共同薬品製、Ba−Zn系液状安定
剤) 2部 フアイシールT−32(徳山曹達製、シリカ系チク
ソトロピツク剤) 5部 ミネラルスピリツト 適量 TiO2トーナー 適量 カーボントーナー 適量 上記の配合物を計量および混合し、ミネラルス
ピリツトを加えて5000cpsの灰色のポリ塩化ビニ
ルペーストとし、これを厚み0.12mmの難燃紙上に
0.18mmのベースコートを施した裏打材上に1.0mm
の厚さになるように100メツシユのスクリーン版
胴を用いてロータリースクリーン方式でベタ印捺
した。 100℃で1分間予備加熱後、185℃で80秒間加熱
発泡させて本発明のスウエード調装飾体を得た。 このスウエード調装飾体は、厚み0.7mm(4倍
発泡)で、鏡面反射率が1.2と殆ど無光沢であり、
優れたスウエード調外観を有するものであり、高
いスクラツチ性と高い耐汚染性を有し、和室の壁
紙として使用すると、幼児の引掻や手によつて、
傷がついたり、汚れたりすることが全く無かつ
た。 尚、上記で使用した粗面化マイクロカプセル型
発泡剤は下記の特性を有するものである。 ●平均粒子径=20μm、●水分=30%、●PH=中
性、●比重(乾燥物)=1.06、●最高膨張倍率
(体積)=約70倍、●引火点=105℃、●穀壁軟化
温度=140〜145℃、●粒度分布=下記の通り
【表】
【表】 実施例 2 (自動車用ドアサイドの製造) ワインレツドに着色したことを除いて、他は実
施例1と同様の発泡性ポリ塩化ビニルペーストを
用い、厚み0.2mmのワインレツド色の軟質ポリ塩
化ビニルシート上に厚さ0.1mmになるように100メ
ツシユのスクリーン版胴を用いてロータリースク
リーン方式でベタ印捺し、以下実施例1と同様に
発泡させて本発明のスウエード調装飾体を得た。 このスウエード調装飾体は厚み0.6mmであり、
ワインレツド色の優れたスウエード調外観を有
し、ドアサイドパネルに真空成形しても、スウエ
ード調外観は全く損なわれず、高級感のあるドア
用内装材として好適であつた。 比較例 1 マイクロカプセル型発泡剤として、表面平滑な
球状マイクロスフエアーF−50を用いた外は、他
は実施例1と同様の発泡性ポリ塩化ビニルペース
トを調製し、実施例1と同じ方法で壁紙としたと
ころ、得られた壁紙の厚みは0.7mmであり、実施
例と同様であつたが、凹凸感が乏しく60°鏡面光
沢は6.5とかなりの光沢を有し、本発明のスウエ
ード調装飾体と比較するとスウエード調が著しく
乏しいものであり、耐スクラツチ性も劣るもので
あつた。。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスウエード調装飾体の断面の
1部を図解的に示す図である。 1;基材、2;樹脂層、3;突起、4;樹脂被
膜、10;装飾体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材および該基材表面に設けたスウエード調
    樹脂層からなり、該スウエード調樹脂層が、粗面
    化マイクロカプセル型発泡剤の発泡体を含有する
    樹脂層の微細小点高密度集合体であることを特徴
    とするスウエード調装飾体。 2 粗面化マイクロカプセル型発泡剤が、高揮発
    性液体を内包し、且つその外壁面に微細粒子が全
    面的に付着した発泡剤である特許請求の範囲第1
    項に記載のスウエード調装飾体。 3 微細小点の高密度集合体が、基材表面の全面
    に設けられている特許請求の範囲第1項に記載の
    スウエード調装飾体。 4 微細小点の高密度集合体が、基材表面にパタ
    ーン状に設けられている特許請求の範囲第1項に
    記載のスウエード調装飾体。 5 基材表面に、粗面化マイクロカプセル型発泡
    剤を含有する樹脂液を、微細小点の高密度集合体
    として印捺し、これを加熱発泡処理することを特
    徴とするスウエード調装飾体の製造方法。 6 微細小点の高密度集合体を、スクリーン方式
    で印捺する特許請求の範囲第5項に記載のスウエ
    ード調装飾体の製造方法。 7 粗面化マイクロカプセル型発泡剤が、揮発性
    液体を内包し、且つその外壁面に微細粒子が全面
    的に付着した発泡剤である特許請求の範囲第5項
    に記載のスウエード調装飾体の製造方法。 8 微細小点の高密度集合体を、基材表面の全面
    に設ける特許請求の範囲第5項に記載のスウエー
    ド調装飾体の製造方法。 9 微細小点の高密度集合体を、基材表面にパタ
    ーン状に設ける特許請求の範囲第5項に記載のス
    ウエード調装飾体の製造方法。
JP25862886A 1986-10-31 1986-10-31 スウエ−ド調装飾体およびその製造方法 Granted JPS63112779A (ja)

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