JPH0543417A - 下地化粧料 - Google Patents
下地化粧料Info
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- JPH0543417A JPH0543417A JP22330791A JP22330791A JPH0543417A JP H0543417 A JPH0543417 A JP H0543417A JP 22330791 A JP22330791 A JP 22330791A JP 22330791 A JP22330791 A JP 22330791A JP H0543417 A JPH0543417 A JP H0543417A
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Abstract
をつけ立体感を付与し、フェ−スラインや鼻筋等をすっ
きり見せる効果に優れた下地化粧料を提供することを目
的とする。 【構成】実質的に低次酸化チタンで着色された雲母チタ
ン顔料を配合。
Description
メーキャップ化粧料を塗布する前に使用する肌の状態を
整える下地化粧料に関する。
で着色された干渉色を有さない雲母チタン系顔料を配合
することで、上に塗布したファンデーションの仕上り
に、陰影をつけ立体感を付与し、フェースラインや鼻筋
等をすっきりと見せる効果に優れた下地化粧料に関す
る。
化粧料を塗布する場合には、肌の状態を整えて、化粧料
のつきやのび、仕上がりを良くするために、下地化粧料
が使われている。下地化粧料のタイプとしては、しっと
り感を出す乳化タイプ、さっぱり感を出す、ローション
タイプが市販されている。
って、大きく三つに分けられる。その一つは、ファンデ
ーションのつきやのびを良くする目的でクリーム、乳液
やローションを使用する場合である。この場合は、使用
するタイプによって上に塗布するファンデーションの塗
布量が異なる。すなわち、クリーム類を塗布する場合
は、ファンデ−ションの塗布量が多くなりローション類
を塗布する場合はファンデ−ションの塗布量が少なくな
る。
て、肌色を微妙にコントロールする目的で使用される場
合である。これは有色顔料を用いてグリーンやピンクの
色をつけた下地化粧料である。グリーン色の下地化粧料
は肌色が赤い場合に塗布して赤みを押さえる。又、ピン
ク色の下地化粧料は肌色がくすんでいたり、生理時に顔
色が悪い時に用いて、肌色を健康な肌色にコントロール
する。その上からファンデーションを使用することによ
って、ファンデーション本来の美しさを引き出すことが
できる。
た下地化粧料として使用する場合である。これは、下地
化粧料にUV吸収剤やUV散乱剤を加えたものである。
しかし、UV防御効果を増すには、UV剤である微粒子
酸化チタンの増量や皮膚をカバーする二酸化チタン等の
粉末を増量することになる。このものは、UVカット効
果は非常に優れるものであるが仕上がりが白っぽく不自
然に見える傾向にある。
ァンデーションののりを良くしたり、(2)肌色をコン
トロールして均一な肌色にし、ファンデーションの持ち
味をいかした仕上がりにしたり、(3)ファンデーショ
ンと併用することにより、UV効果を増す等の目的で使
用されてきた。
ズに応えるためには更に新しい下地化粧料の開発が急務
となっており、このため、以上の分類に属さない新しい
下地化粧料の開発が鋭意研究されている。
を変化させ、立体感を与える方法としては、良く行われ
る方法として、明るさの異なるファンデーションを顔の
異なる部位に塗布し陰影をつけることでフェースライン
をすっきる見せる方法や、ノーズシャドウ等のように顔
の特定の部位に黒色〜褐色の影を入れ鼻筋等をすっきり
みせる等の方法がある。しかしこれらの方法は、幾つか
のメーキャップ用品を合わせて使用しなければならずメ
ークに長時間を要することや、異なる色調のものを併用
している為、境界面が目立ち高度のテクニックを用いな
いと仕上がりが不自然になる等の欠点を有していた
果、実質的に低次酸化チタンで着色された干渉色を有さ
ない雲母チタン系顔料を下地化粧料に配合したならば、
上に塗布したファンデーション等の仕上がりの質感に微
妙な変化をもたらし、仕上がった肌に陰影をつけること
で立体感を与え、フェースラインや鼻筋等をすっきりと
見せる効果に優れる下地化粧料が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
質的に低次酸化チタンで着色された干渉色を有さない雲
母チタン系顔料を配合したことを特徴とする下地化粧料
に関する。以下、本発明の構成について説明する。本発
明の下地化粧料中に配合される実質的に低次酸化チタン
で着色された干渉色を有さない雲母チタン系顔料を構成
する雲母はどのようなものでもよく、特に制限はされな
いが、一般的に、雲母の粒径は1〜50μm程度であ
り、このなかでも粒子形状ができるだけ偏平なものが好
ましい。例を挙げると市販品の白雲母(muscovitemica)
や、場合によっては黒雲母チタン系顔料などが挙げら
れる。
酸化チタンを還元して得られ、一般式 Tin O 2 n-1
で表される。低次酸化チタンの合成に関しては幾つかの
方法が知られており、一例を挙げれば(1)金属チタン
と二酸化チタンとを種々の組成比で混合し、混合物を真
空中900℃〜1200℃で焼成して還元する方法、
(2)二酸化チタンをアンモニア気流中、600℃〜1
000℃で加熱して黒色の酸化窒化チタン(TiO
(N))を合成する方法、(3)二酸化チタンを100
℃以上の高温下、水素ガスで還元する方法などがある。
に用いる低次酸化チタンの色調は構造式、結晶型により
微妙に変化する。例を表1に示した。
が二酸化チタンと低次酸化チタン、又は低次酸化チタン
で被覆されてなる顔料であり、その製法は公知のいずれ
の方法でもよく、特に制限はない。
販の雲母チタン系顔料を500℃〜1000℃、好まし
くは 700℃〜900℃の温度で水素ガス、及びアン
モニアガス等の還元力を有するガスの一種または二種以
上によって、あるいはこれら還元力を有するガスとヘリ
ウムガス、アルゴンガス、窒素ガスなどの不活性ガスと
の混合ガスによって加熱還元する方法、(2)市販の雲
母チタン系顔料に二酸化チタンを混合し、該混合物を上
記方法によって加熱還元する方法、(3)市販の雲母チ
タン系顔料に金属チタンを混合し、該混合物を真空下で
500℃〜1000℃、好ましくは700℃〜900℃
で加熱還元するなどの方法を挙げることができる。さら
には特公昭43−25644号公報にみられるようなチ
タンの無機酸塩(例えば硫酸チタニル)の水溶液を前述
した雲母の存在下で加水分解し、雲母粒子表面に含水二
酸化チタンを析出させ、これを500℃〜1000℃、
好ましくは700℃〜900℃の温度で水素ガス、及び
アンモニアガス等の還元力を有するガスの一種または二
種以上によって、あるいはこれら還元力を有するガスと
ヘリウムガス、アルゴンガス、窒素ガスなどの不活性ガ
スとの混合ガスによって加熱還元するか、あるいは雲母
粒子表面に含水二酸化チタンを析出させたのち加熱し雲
母チタンを生成させてこれを上記市販の雲母チタン系顔
料と同様の方法で還元してもよい。また、還元の方法は
上述の水素ガスやアンモニアガスのような還元ガスを用
いる方法に限定されるものではなく、雲母チタンを水素
などの還元炎を用いて還元する方法や、雲母チタン塩、
例えば四塩化チタン液に懸濁させ、この懸濁液を空気と
水素の混合ガスの炎中で酸化分解させる方法をとること
もできる。
タン又は低次酸化チタンの量は広い範囲で変化させるこ
とができる。本発明の雲母チタン系顔料は実質的に干渉
色を持たないタイプのものであって、通常雲母100重
量部に対して、二酸化チタンが、0〜50重量部、低次
酸化チタンが0.01〜50重量部の範囲で被覆するこ
とが好ましい。低次酸化チタンの量が雲母100重量部
に対して0.01重量部未満しか被覆していない場合は
本特許の方法で還元してできあがった雲母チタンに光沢
がなく本発明の効果である立体感をえることができな
い。又、50重量部を超えると一般的に干渉色がでやす
く本特許の方法で還元して得られる雲母チタン系顔料が
有彩色となり十分な本発明の効果を得ることができな
い。この性質は二酸化チタンの量が雲母100重量部に
対し50重量部を超える場合も同様である。但し、被覆
する二酸化チタン又は低次酸化チタンの粒子系や雲母
の、粒子系、結晶型などにより50重量部を超える場合
でも干渉色を生じないものもあり、特にこの範囲に限定
されるものではなく、干渉色を持たなければ何れの範囲
でもよい。
ンで着色された干渉色を有さない雲母チタン系顔料は、
疎水化処理されたものであっても良い。疎水化処理剤の
例としてはシリコーン、高級脂肪酸、高級アルコール、
脂肪酸エステル、金属石鹸、アミノ酸 、アルキルフォ
ステート等があげられるが、これ以外の処理方法でも良
い。
チタンで着色された干渉色を有さない雲母チタン系顔料
の配合量は下地化粧料全量中0.5重量%〜10重量%
が好ましい。さらに好ましくは1重量%〜7重量%であ
る。0.5重量%未満ではファンデーション等の仕上が
りに陰影をもたらし立体感を与え、フェースラインや鼻
筋等をすっきり見せるといった効果が発現せず、10重
量%を超えると光沢が強くなり、ギラギラした仕上がり
となり不自然に見える。
系顔料の他に、本発明の効果を損なわない範囲で無機、
有機、金属顔料、界面活性剤、水溶性成分、油分、薬
剤、保湿剤、防腐剤、紫外線吸収剤等を配合することが
できる。
ては、例えばタルク、カオリン、炭酸カルシウム、微粒
子二酸化チタン、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化鉄、
黒酸化鉄、群青、ベンガラ、焼結顔料、グンジョウピン
ク、水酸化クロム、黄酸化鉄、酸化クロム、酸化アルミ
ニウムコバルト、紺青、黒酸化鉄、カーボンラック、無
水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ベントナイト、マイ
カ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、
酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸マグネシウム、重質炭酸マグネシウム、カ
ラミン、ナイロンパウダー、高分子樹脂粉末、天然高分
子粉末等が挙げられる。
であっても良い。疎水化処理剤の例としては、シリコー
ン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金
属石鹸、アミノ酸、アルキルフォスフェート等があげら
れる。
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレ
ン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステルの酸化
エチレン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ
油誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、ポ
リオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキ
シエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチ
レンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレ
ステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサン等の非イオン性界面活性剤、脂肪酸セッ
ケン、エーテルカルボン酸およびその塩、アミノ酸と脂
肪酸の縮合等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、
アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸
塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸
塩とそのホルマリン縮合物等のスルホン酸塩、アルキル
硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル
塩、アルキルおよびアリエーテル硫酸エステル塩、脂肪
酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミ
ドの硫酸エステル塩、ロート油などの硫酸エステル塩
類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルア
リルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のアニオン性
界面活性剤、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびアミ
ノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級
アンモニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウ
ム塩、イミダゾリウム塩等のカチオン性界面活性剤、ベ
タイン、アミノアルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等の
両性界面活性剤が挙げられる。
ール、プロパノール、イソプロパノール、ベンジルアル
コール等のモノアルコール類、グリセリン、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ヘキサンジオール2.5、2.3ブチレングリコ
ール、ヘプタンジオール、2.4ヘキシレングリコー
ル、1.5ペンタンジオール、1.4ブタンジオール、
プロピレングリコール、1.3ブチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
グリセリン等の多価アルコールおよびこれらの誘導体等
が挙げられる。また、有機酸および有機塩類(アミノ
酸、アミノ酸塩、オキシ酸塩)等より選択するこができ
る。
シリコーンオイル等の通常用いられる油分類は殆ど全て
可能である。具体的に例示すれば、スクワラン、パラフ
ィン油、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、オゾケライト、セレシン等の炭化水素系オイル
ワックル;蜜ロウ、鯨ロウ、カルナウバロウ、キャンデ
リラワックス等のワックス類;オリーブ油、椿油、ラノ
リンなどの天然動物油脂;炭素数10〜20の脂肪酸、
炭素数10〜20の高級アルコーアルおよびこれらのエ
ステル;ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリ
シロキサン、ジエチルポリシロキサン等のジアルキルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のアル
キルアリールポリシロキサン、ジアリールポリシロキサ
ン、脂肪酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポ
リシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン等のシリコー
ンオイル、トリメチルシロキシケイ酸等のシリコン樹
脂、シリコンゴム、構造式(1)(2)等の揮発性オイ
ル等が挙げられる。
剤等配合することができる。保湿剤としてはマンニトー
ル、ソルビタン、ソルビトール、マルチトール、マルト
トリオース、ムコ多糖類、乳酸ナトリウム、パンテチ
ン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等が挙げられる。
更に防腐剤として、パラオキシ安息香酸メチル、パラオ
キシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パ
ラオキシ安息香酸ブチル、安息香酸、安息香酸ナトリウ
ム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタ
ノール等が配合できる。
酸 (以下 PABA と略す) 、PABAモノグリセリンエステ
ル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエト
キシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエス
テル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチル
PABAチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメ
ンチル-N- アセチルアントラニレート等のアントラニル
酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリ
シレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシ
レート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレー
ト、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリ
チル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル
-4- イソプロピルシンナメート、メチル-2,5- ジイソプ
ロピルシンナメート、エチル-2,4- ジイソプロピルシン
ナメート、メチル-2,4- ジイソプロピルシンナメート、
プロピル-p- メトキシシンナメート、イソプロピル-p-
メトキシシンナメート、イソアミル-p- メト キシシン
ナメート、オクチル-p- メトキシシンナメート(2- エチ
ルヘキシル-p- メトキシシンナメート) 、2-エトキシエ
チル-p- メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p- メ
トキシシンナメート、エチル- α- シアノ−β- フェニ
ルシンナメート、2-エチルヘキシル- α- シアノ- β-
フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2- エチルヘキ
サノイル- ジパラメトキシシンナメート等の桂皮酸系紫
外線吸収剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'-
ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒ
ドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メ
トキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-
メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベン
ゾフェノン-5- スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノ
ン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル- ベンゾフェノン-2
- カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n- オクトキシベ
ンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3- カルボキシベンゾフェ
ノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、3-(4'-メチル
ベンジリデン)-d,1- カンファー、3-ベンジリデン-d,1
- カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエス
テル、2-フェニル-5- メチルベンゾキサゾール、2,2'-
ヒドロキシ-5- メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-
(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリア
ゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾト
リアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4-
メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3- ジ
メチル-2- ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2- オン等が
挙げる。
粘度調整剤を配合するとよい。粘度調整剤としてはポリ
ビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロール等の合成高分
子化合物、ゼラチン、キサンタンガム、タラカントガム
等の天然ガム類、モンモリロナイト、ベントナイト、ビ
ーガムシリーズ(ヴァンダービルト社製)およびクニピ
アシリーズ(クニミネ工業社製)等の天然コロイド性含
水ケイ酸塩、ラポナイトシリーズ(ラポルテ社製)およ
びスメクトンシリーズ(クニミネ工業社製)等の合成コ
ロイド性含水ケイ酸塩および上記化合物の有機変性物等
が挙げられ、これらの中から一種または二種以上が適宜
選択され、配合されるが、使用性の面からはカルボキシ
ビニルポリマーおよび/またはコロイド性含水ケイ酸塩
が好ましい。
化チタンで着色された干渉色を有さない雲母チタン系顔
料を配合することで、上に塗布したファンデーションの
仕上りに、陰影をつけ立体感を付与し、フェースライン
や鼻筋等をすっきりと見せる効果に優れた下地化粧料で
ある。
チタンで着色された干渉色を有さない雲母チタン系顔料
の製造例を具体的に挙げるが、本発明はこれにより限定
されるものではない。例中に部とあるのはすべて重量部
を表す。
ン交換水500部に添加し十分に攪拌し均一に分散し
た。得られた分散液に濃度40重量%の硫酸チタニル水
溶液180部を加え、攪拌しながら加熱し5時間煮沸さ
せた。放冷後、濾過水洗し850℃で焼成して、二酸化
チタンで被覆された雲母(雲母チタン)86部を得た。
次に得られた雲母チタンを流速3l/minのアンモニ
アガス気流下で800℃、4時間の還元処理を行い、冷
却後、粉末を回収した。得られた粉末は、干渉色を有し
ない外観色が灰色の真珠光沢を呈するものであった。
酸化チタンと低次酸化チタンの回折線の強度を求め、別
に求めた雲母と二酸化チタン又は低次酸化チタンの混合
比既知の回折強度の検量線と対比させて二酸化チタンと
低次酸化チタンの量を求めた。原料Aである干渉色を有
しない外観色が灰色の雲母チタン系顔料は雲母100部
に対し5.5部の二酸化チタンと30.6部の低次酸化
チタンが雲母表面を被覆してなるものであった。
ン交換水500部に添加し十分に攪拌し均一に分散し
た。得られた分散液に濃度40重量%の硫酸チタニル水
溶液312部、及び1/4mol/l硫酸30部を加
え、攪拌しながら徐々に加熱し6時間煮沸させた。放冷
後、濾過水洗し900℃で焼成して、二酸化チタンで被
覆された雲母(雲母チタン)95部を得た。次に得られ
た雲母チタンに金属チタン1.0部を混合し、該混合物
をオイル拡散ポンプを用い10−3toor以下の真空度に
て800℃で4時間加熱還元した。冷却後粉末102部
を得た。得られた粉末は、干渉色を有しない外観色が濃
い灰色の真珠光沢を呈するものであった。
化チタンと低次酸化チタンの量を製造例1と同様の方法
によって定量した。この結果この原料Bである雲母チタ
ン系顔料は雲母100部に対し二酸化チタン40.2
部、低次酸化チタン4.0部が被覆してなる干渉色を有
しない濃い灰色の外観色を有する雲母チタン系顔料であ
ることが判った。
い雲母チタン系真珠光沢顔料4種類を各50部とり、所
定の還元ガス、ガス流速、還元温度、還元時間で各々還
元した。放冷後生成物50部を得た。得られた粉末を肉
眼で観察し、色調をカラーアナライザー607(日立製
作所製)を用い、粉末セル法で測色した。(色相
(H)、明度(V)、/彩度(C))。又、二酸化チタ
ンと低次酸化チタンの量を製造例1記載の定量法によっ
て求めた。結果を表2〜4に示す。
チタン系真珠光沢顔料は下記の通り 3. メルク社製 テミロンMP-115 粒度分布 2.9〜9.4 μm
(平均粒径 5.0μm) 4. メルク社製 テミロンMP-1005 粒度分布 1.2〜5.2 μm
(平均粒径 2.2μm) 5. マール社製 フラメンコヘ゛ルヘ゛ット100 粒度分布 2.7〜6.4 μ
m(平均粒径 4.0μm) 6. メルク社製 ロナハ゜ール MP 粒度分布 4.6〜19.5μ
m(平均粒径12.5μm)
酸化チタンで着色された干渉色を有さない雲母チタン系
顔料を配合した下地化粧料の効果について実証した。
の雲母チタン系顔料を含まない化粧下地の上からファン
デーションを塗布した場合の塗布面を光沢計(日立製作
所製)を用いて測定を行い効果を実証した。
する。 (2)(1)に粉末を加え再度ホモミキサー処理をし、
水酸化カリウムを加えて攪拌する。 (3)油相を70〜80℃で加熱溶解させ、香料、防腐
剤を添加する。 (4)(2)に(3)を加えホモミキサーで乳化させた
後、脱気する。 (5)30℃まで冷却する。 下地化粧料の上から塗布するパウダリーファンデーショ
ンとしては下記のものを用いた。
る。
の雲母チタン系顔料配合、及び配合しないもの)及びパ
ウダリーファンデーションが得られる。サンプル調整法
として、 (1)無光沢の黒色の紙にドクタープレート(0.35mm)
を用いて一定の厚さの下地化粧料の膜をつくり、一昼夜
放置して水分を飛ばしたものをサンプルとする。 (2)パウダリーファンデーションのサンプルは、透明
セロハンテープにパウダリーファンデーションをスポン
ジで塗布した後、ハケで余分の粉を落とすと一定の膜の
ものが得られる。 (3)測定としては表6に記載した組み合わせで、二枚
一組として行う。
を用い、入射光を45℃にとり、受光面の角度をかえ
て、それぞれの反射光をXYZで測定し、Y値で比較し
た。
し、サンプルAは光の入射角45°に対して、正反射方
向の140°付近で高い反射を示し、拡散反射方向の9
0°〜100°、160°付近では低い値を示してい
る。これは、本発明記載の雲母チタン系顔料が、正反射
方向で強い反射(光沢)を示し、それ以外の方向では外
観色の無彩色であるところの黒色〜灰色の為に反射が小
さくなってコントラスト効果がはっきりとしたものであ
るためである。又、ファンデーションの下面からの反射
であるため、顔に塗布した場合、塗布表面のパール感や
ギラギラ感などの不自然さはなかった。
明るく、その他の方向が暗く見えるため、顔に陰影がつ
き、立体的に見えた。又、フェースラインや鼻筋等をす
っきりと見せる効果に優れていた。
比較例2〜3で得られた下地化粧料を顔に塗布した後、
パウダリーファンデーションを塗布した後、顔の立体
感、フェースラインや鼻筋等がすっきり見えるか等につ
いてテストを実施した。この結果を表8に示す。 尚、
表8の評価方法は以下の基準に従った。
めた。○: 専門パネル20名中12名以上が効果ありと認
めた。△: 専門パネル20名中 6名以上が効果ありと認
めた。×: 専門パネル20名中 5名以下が効果ありと認
めた。
地化粧料は、顔の立体感、フェースラインや鼻筋等がす
っきり見えるか等について、比較例に比べ優れていた。
で処理した後、粉末を加えて再度ホモミキサーで処理
し、水酸化カリウムを加えて攪拌する。これに攪拌下7
0〜80℃で加熱溶解した油相、防腐剤、香料を添加し
て攪拌乳化し、ホモミキサーで処理して30℃まで冷却
する。
散後あらかじめ70℃に加熱した水相を添加、乳化す
る。その後30℃まで冷却する。
る。
中に入れ、分散する。
る。
え、80℃にてホモジナイザーで分散する。更にあらか
じめ80℃に加熱した水相を添加し、乳化分散する。そ
の後、流動性のある状態で中皿に充填し、室温まで冷却
する。
Claims (1)
- 【請求項1】 実質的に低次酸化チタンで着色された干
渉色を有さない雲母チタン系顔料を配合したことを特徴
とする下地化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03223307A JP3092867B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 下地化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
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