JPH0542142Y2 - - Google Patents
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- JPH0542142Y2 JPH0542142Y2 JP1988147350U JP14735088U JPH0542142Y2 JP H0542142 Y2 JPH0542142 Y2 JP H0542142Y2 JP 1988147350 U JP1988147350 U JP 1988147350U JP 14735088 U JP14735088 U JP 14735088U JP H0542142 Y2 JPH0542142 Y2 JP H0542142Y2
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- shaped frame
- panel
- sanitary ware
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 9
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Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、L形フレームを用いて小便器、洋風
便器、洗面器、手洗器等の衛生陶器を設置した構
造に関するものである。詳しくは、L形フレーム
の前面側に衛生陶器を掛止するようにした衛生陶
器設置構造に関するものである。
便器、洗面器、手洗器等の衛生陶器を設置した構
造に関するものである。詳しくは、L形フレーム
の前面側に衛生陶器を掛止するようにした衛生陶
器設置構造に関するものである。
[従来の技術]
従来にあつて、建物内の区画された室の壁面に
沿つて小便器等の衛生陶器を設置する場合は、湿
式工法により行なうか、あるいは配管ユニツトを
用いて行なつていた。
沿つて小便器等の衛生陶器を設置する場合は、湿
式工法により行なうか、あるいは配管ユニツトを
用いて行なつていた。
湿式工法により小便器を設置する場合は、躯体
壁面に沿つてブロツクを積み上げ、この積み上げ
たブロツク壁内に給水管及び排水管を配管する。
そして、ブロツク壁の表面側にモルタル仕上げを
施し、然る後にブロツク壁へ小便器を設置し、最
後にブロツク壁の上端面に化粧天板を設置する。
壁面に沿つてブロツクを積み上げ、この積み上げ
たブロツク壁内に給水管及び排水管を配管する。
そして、ブロツク壁の表面側にモルタル仕上げを
施し、然る後にブロツク壁へ小便器を設置し、最
後にブロツク壁の上端面に化粧天板を設置する。
この湿式工法にあつては、ブロツクを1個ずつ
積み上げてブロツク壁を構築し、更にこれに小便
器を取り付けねばならず、手作業による非能率的
な積み上げ作業に加え、ブロツク壁の配管部の補
修や仕上げモルタル塗布作業等の多種類の小作業
が必要である。しかもモルタル等の養生期間も必
要となり、工期が長くなる等の欠点があつた。ま
た現場が汚れたり、寸法精度が悪くなるという欠
点もあつた。更に、この湿式工法にあつては、一
旦所便器を取り付けた後に、メンテナンスのため
に給水管及び排水具を点検するためには、仕上材
及びブロツク壁を取り壊す必要があつた。更にま
た、この従来の湿式工法ではブロツク工、配管
工、左官工等の数種の専門業者が必要であり、工
程管理が複雑化してコストアツプの原因になつて
いた。
積み上げてブロツク壁を構築し、更にこれに小便
器を取り付けねばならず、手作業による非能率的
な積み上げ作業に加え、ブロツク壁の配管部の補
修や仕上げモルタル塗布作業等の多種類の小作業
が必要である。しかもモルタル等の養生期間も必
要となり、工期が長くなる等の欠点があつた。ま
た現場が汚れたり、寸法精度が悪くなるという欠
点もあつた。更に、この湿式工法にあつては、一
旦所便器を取り付けた後に、メンテナンスのため
に給水管及び排水具を点検するためには、仕上材
及びブロツク壁を取り壊す必要があつた。更にま
た、この従来の湿式工法ではブロツク工、配管
工、左官工等の数種の専門業者が必要であり、工
程管理が複雑化してコストアツプの原因になつて
いた。
従来の配管ユニツトによる小便器の取り付け
は、予め現場の寸法に応じた箱状の枠体を製作
し、これに給水管及び排水管を固定設置し、この
状態で出荷して現場へ搬入し、タイルパネル及び
小便器等を箱状枠体へ設置するものである。
は、予め現場の寸法に応じた箱状の枠体を製作
し、これに給水管及び排水管を固定設置し、この
状態で出荷して現場へ搬入し、タイルパネル及び
小便器等を箱状枠体へ設置するものである。
このように配管ユニツトにより小便器を取り付
ける場合は、現場ごとの寸法に合わせて配管ユニ
ツトを製造しており、個別的な生産であるため、
現場寸法が決定した以後でしか配管ユニツトを製
作することができなかつた。また個別的な生産で
あるため、一旦製作した後は、寸法調整を自由に
行なうことができず、融通性に欠けるという欠点
があつた。更に、この配管ユニツト方式は、完全
な箱状の枠体を成形し、これに給水管及び排水管
を固定設置した状態で出荷しているため、全体重
量が非常に重くなり、搬入方法も揚重機や建物躯
体の開口大きさ等により制限を受け、取扱い難い
という欠点があつた。参考までに、小便器を4個
連設したものの配管ユニツト全体の重量は、小便
器の種類によつて多少異なるが、おおよそ120〜
130Kgであり、小便器1個分に換算した場合の重
量は、30〜32.5Kgであつた。
ける場合は、現場ごとの寸法に合わせて配管ユニ
ツトを製造しており、個別的な生産であるため、
現場寸法が決定した以後でしか配管ユニツトを製
作することができなかつた。また個別的な生産で
あるため、一旦製作した後は、寸法調整を自由に
行なうことができず、融通性に欠けるという欠点
があつた。更に、この配管ユニツト方式は、完全
な箱状の枠体を成形し、これに給水管及び排水管
を固定設置した状態で出荷しているため、全体重
量が非常に重くなり、搬入方法も揚重機や建物躯
体の開口大きさ等により制限を受け、取扱い難い
という欠点があつた。参考までに、小便器を4個
連設したものの配管ユニツト全体の重量は、小便
器の種類によつて多少異なるが、おおよそ120〜
130Kgであり、小便器1個分に換算した場合の重
量は、30〜32.5Kgであつた。
かかる欠点を解消するものとして、前面部及び
上面部を有し、側面視形状がL字(逆L字)形状
となるL形フレームを用いた工法が考えられてい
る。
上面部を有し、側面視形状がL字(逆L字)形状
となるL形フレームを用いた工法が考えられてい
る。
このL形フレームを採用する施工法にあつて
は、先ず配管を仕切壁の前面側へセツトし、続い
てL形フレームを仕切壁へ取り付ける。そして、
該L形フレームの前面にパネルを取り付けると共
に小便器を固定し、同様に上面部に天板を取り付
ける。
は、先ず配管を仕切壁の前面側へセツトし、続い
てL形フレームを仕切壁へ取り付ける。そして、
該L形フレームの前面にパネルを取り付けると共
に小便器を固定し、同様に上面部に天板を取り付
ける。
従来、このL形フレームに対して小便器等の衛
生陶器はボルトにより止め付けられている。
生陶器はボルトにより止め付けられている。
[考案が解決しようとする課題]
このようなボルトによる止め付け方式では、L
形フレームに重量の大きな衛生陶器を支承させる
ためのベルト締めの作業が必須であり、取り付け
作業が面倒であつた。また、衛生陶器を取り外す
に際してもボルトを回して外す作業が必要であ
る。
形フレームに重量の大きな衛生陶器を支承させる
ためのベルト締めの作業が必須であり、取り付け
作業が面倒であつた。また、衛生陶器を取り外す
に際してもボルトを回して外す作業が必要であ
る。
[課題を解決するための手段]
本考案はL形フレームを用いて小便器等の衛生
陶器を設置した構造において、該L形フレームに
フツク部を設けると共に、前記パネルに該フツク
部の挿通用開口を設け、該開口を通つてパネル前
方に突出された該フツク部に衛生陶器を掛止して
なり、該パネルと該フツク部とを非連結としたこ
とを特徴とするものである。
陶器を設置した構造において、該L形フレームに
フツク部を設けると共に、前記パネルに該フツク
部の挿通用開口を設け、該開口を通つてパネル前
方に突出された該フツク部に衛生陶器を掛止して
なり、該パネルと該フツク部とを非連結としたこ
とを特徴とするものである。
[作用]
かかる本考案構造にあつては、衛生陶器をフツ
ク部に掛止するだけでその重量を支えることがで
きる。従つて、該衛生陶器をL形フレームに堅固
に固定するためのボルト締め作業が不要となる。
ク部に掛止するだけでその重量を支えることがで
きる。従つて、該衛生陶器をL形フレームに堅固
に固定するためのボルト締め作業が不要となる。
[実施例]
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基
いて説明すると次の通りである。
いて説明すると次の通りである。
第1図ないし第6図は衛生陶器として小便器を
採用した本考案の一実施例に係る構造を示すもの
であり、第1図はL形フレームと組立状態を示す
全体斜視図、第2図は小便器を取り付けた状態を
示す縦断面図、第3図は同正面図、第4図はパネ
ルの正面図、第5図は小便器の要部背面図、第6
図は第5図の−線断面図である。
採用した本考案の一実施例に係る構造を示すもの
であり、第1図はL形フレームと組立状態を示す
全体斜視図、第2図は小便器を取り付けた状態を
示す縦断面図、第3図は同正面図、第4図はパネ
ルの正面図、第5図は小便器の要部背面図、第6
図は第5図の−線断面図である。
フレーム10は前面部12及び上面部14を備
えている。前面部12は左右の縦材16,18
と、該縦材16,18に取り付けられる横材2
0,22を備えると共に、該前面部を建物内の仕
切壁24へ取り付けるためのブラケツト26,2
8を備える。ブラケツト26,28は、縦材1
6,18に溶接等により取り付けられている。ま
た、縦材16,18の下端には、高さ調節用の下
辺部材30が横架され、該下辺部材30に高さ調
節ボルト32が螺着されている。
えている。前面部12は左右の縦材16,18
と、該縦材16,18に取り付けられる横材2
0,22を備えると共に、該前面部を建物内の仕
切壁24へ取り付けるためのブラケツト26,2
8を備える。ブラケツト26,28は、縦材1
6,18に溶接等により取り付けられている。ま
た、縦材16,18の下端には、高さ調節用の下
辺部材30が横架され、該下辺部材30に高さ調
節ボルト32が螺着されている。
横材20は給水管34の挿通用の開口36を備
え、横材22は排水管38の挿通用の開口39を
備えている。なお、ブラケツト26,28にはボ
ルト挿通用の長孔40,42が穿設されている。
え、横材22は排水管38の挿通用の開口39を
備えている。なお、ブラケツト26,28にはボ
ルト挿通用の長孔40,42が穿設されている。
上面部14は内部作業用の開口44を有するチ
ヤンネル材よりなり、その前面側にはパネル46
を係止するためのハンガー(フツク部材)48が
固着されている。
ヤンネル材よりなり、その前面側にはパネル46
を係止するためのハンガー(フツク部材)48が
固着されている。
パネル46には内部作業用の開口50、給水管
34及び後述するフツク部の挿通用開口52、排
水管38の挿通用開口54、センサ用の開口56
及び小便器58の下端側のガタ付きを防止するた
めのボルト孔60がそれぞれ設けられている。本
実施例では、このパネル46はタイルパネルとさ
れており、枠材62で補強されたスレート板等の
下地板64の上にタイル66を貼着して構成され
ている。
34及び後述するフツク部の挿通用開口52、排
水管38の挿通用開口54、センサ用の開口56
及び小便器58の下端側のガタ付きを防止するた
めのボルト孔60がそれぞれ設けられている。本
実施例では、このパネル46はタイルパネルとさ
れており、枠材62で補強されたスレート板等の
下地板64の上にタイル66を貼着して構成され
ている。
符号68は化粧天板であり、人造大理石等で構
成され、その下面には木板68aが接着剤により
固着されている。該木板68aの下面にはハンガ
70がビス止めされている。該天板68の前縁は
下方に垂下する如く折曲された形状であり、該垂
下部にてパネル46の上端縁を被い得るように構
成されている。
成され、その下面には木板68aが接着剤により
固着されている。該木板68aの下面にはハンガ
70がビス止めされている。該天板68の前縁は
下方に垂下する如く折曲された形状であり、該垂
下部にてパネル46の上端縁を被い得るように構
成されている。
符号72は小便器58の使用者検知用センサ付
の電磁弁であり、ブラケツト74を介して縦材1
8に取り付けられている。該センサ付電磁弁72
は前方への突出部76を備え、この突出部76は
開口56を通してパネル46の前面へ臨んでい
る。この突出部76の前面部には透光性のカバー
78が着脱自在に取り付けられ、該カバー78
は、その周縁部が開口56の前面縁部を被い得る
大きさ及び形状のものとされている。センサ付電
磁弁72には前記給水管34が2次側72bに接
続されると共に、その1次側72aには給水本管
80が接続されている。センサ付電磁弁72には
制御回路(図示略)が設けられており、小便器5
8の使用に対応して開弁(吐水)制御が自動的に
行なわれるよう構成されている。
の電磁弁であり、ブラケツト74を介して縦材1
8に取り付けられている。該センサ付電磁弁72
は前方への突出部76を備え、この突出部76は
開口56を通してパネル46の前面へ臨んでい
る。この突出部76の前面部には透光性のカバー
78が着脱自在に取り付けられ、該カバー78
は、その周縁部が開口56の前面縁部を被い得る
大きさ及び形状のものとされている。センサ付電
磁弁72には前記給水管34が2次側72bに接
続されると共に、その1次側72aには給水本管
80が接続されている。センサ付電磁弁72には
制御回路(図示略)が設けられており、小便器5
8の使用に対応して開弁(吐水)制御が自動的に
行なわれるよう構成されている。
前記排水管38は若干の下り勾配を有するよう
に設置された排水本管82に接続されている。こ
れら給水本管及び排水本管82は適宜の取付部材
によりL形フレーム10に支持されている。
に設置された排水本管82に接続されている。こ
れら給水本管及び排水本管82は適宜の取付部材
によりL形フレーム10に支持されている。
前記横材20には小便器58を掛止するための
フツク部90が切り起されている。このフツク部
は開口52を通つてパネル46の前面側に突出し
ており、小便器58の背面上方の該小便器58の
横幅方向に形成された掛止部92(第5,6図参
照)が該フツク部90に掛止されている。
フツク部90が切り起されている。このフツク部
は開口52を通つてパネル46の前面側に突出し
ており、小便器58の背面上方の該小便器58の
横幅方向に形成された掛止部92(第5,6図参
照)が該フツク部90に掛止されている。
該フツク部90,90は小便器58を安定して
係止するために十分に大きな間隔をあけて設けら
れている。このフツク部90の上縁部は、上反方
向に傾斜している。小便器58の掛止部92の上
面も、フツク部90の上縁部の傾斜と合致するよ
うに傾斜している。小便器58をフツク部90に
掛けると、該小便器58は自重によつてパネル4
6表面を壁側に挿圧しながら安定して掛止され
る。
係止するために十分に大きな間隔をあけて設けら
れている。このフツク部90の上縁部は、上反方
向に傾斜している。小便器58の掛止部92の上
面も、フツク部90の上縁部の傾斜と合致するよ
うに傾斜している。小便器58をフツク部90に
掛けると、該小便器58は自重によつてパネル4
6表面を壁側に挿圧しながら安定して掛止され
る。
本実施例の施工手順を次に説明する。
先ず、仕切壁24の前面側へ給水本管80及び
排水本管82を現場配管ルートの貫通孔に合わせ
て配設する。そして、L形フレーム10を仕切壁
24の前方部に起立させ、ボルト32の螺合状態
を調節することで該L形フレーム10の水平高さ
調整を行なう。次に、アンカーボルト84等を介
してブラケツト40,42及び上面部14の後面
壁を仕切壁24へ取り付け、奥行寸法調整を行な
う。次に、センサ付電磁弁72をブラケツト74
を介してL形フレーム10に取り付けると共に、
給水管34及び給水本管80を該電磁弁72に接
続する(なお、センサ付電磁弁72は予めL形フ
レーム10に取り付けておいても良い。)。次に、
L形フレームの下辺部分に化粧板86を取り付け
た後、タイルパネル46をこのL形フレーム10
の前面部12へ取り付ける。そして、タイルパネ
ル46の前面側へ小便器58を固定設置する。小
便器58は、まず掛止部92が横材20のフツク
部90に掛止されることによりその全重量がL形
フレーム10に支えられる。次いで、小便器の下
端部(トラツプ部の両側)のフランジ部94をボ
ルト96で横材22に固定することにより小便器
の左右及び前方(パネル46から離反する方向)
への動きを無くす。その後、上面部14の上面側
へ化粧天板68を取り付ける。この天板68の取
り付けに際しては、ハンガー70を開口44の縁
部に差し込むようにする。
排水本管82を現場配管ルートの貫通孔に合わせ
て配設する。そして、L形フレーム10を仕切壁
24の前方部に起立させ、ボルト32の螺合状態
を調節することで該L形フレーム10の水平高さ
調整を行なう。次に、アンカーボルト84等を介
してブラケツト40,42及び上面部14の後面
壁を仕切壁24へ取り付け、奥行寸法調整を行な
う。次に、センサ付電磁弁72をブラケツト74
を介してL形フレーム10に取り付けると共に、
給水管34及び給水本管80を該電磁弁72に接
続する(なお、センサ付電磁弁72は予めL形フ
レーム10に取り付けておいても良い。)。次に、
L形フレームの下辺部分に化粧板86を取り付け
た後、タイルパネル46をこのL形フレーム10
の前面部12へ取り付ける。そして、タイルパネ
ル46の前面側へ小便器58を固定設置する。小
便器58は、まず掛止部92が横材20のフツク
部90に掛止されることによりその全重量がL形
フレーム10に支えられる。次いで、小便器の下
端部(トラツプ部の両側)のフランジ部94をボ
ルト96で横材22に固定することにより小便器
の左右及び前方(パネル46から離反する方向)
への動きを無くす。その後、上面部14の上面側
へ化粧天板68を取り付ける。この天板68の取
り付けに際しては、ハンガー70を開口44の縁
部に差し込むようにする。
かかる小便器設置構造にあつては、小便器58
をフツク部90に掛止することにより該小便器5
8の支承を行なうことができるので、小便器58
の掛止作業が極めて迅速に行なえる。なお、ボル
ト96は単に小便器58の左右及び前方への動き
を止めるものであつて、小便器58の重量を支え
るものではなく、その締め付け時には小便器58
がL形フレーム10に支承された状態となつてい
るので、ボルト96の締め込みも極めて容易に行
なえる。また、このボルト96は、これを若干ゆ
るめるだけで小便器58を取り外すことができ
る。
をフツク部90に掛止することにより該小便器5
8の支承を行なうことができるので、小便器58
の掛止作業が極めて迅速に行なえる。なお、ボル
ト96は単に小便器58の左右及び前方への動き
を止めるものであつて、小便器58の重量を支え
るものではなく、その締め付け時には小便器58
がL形フレーム10に支承された状態となつてい
るので、ボルト96の締め込みも極めて容易に行
なえる。また、このボルト96は、これを若干ゆ
るめるだけで小便器58を取り外すことができ
る。
なお、本実施例の小便器58の取付構造であれ
ば、センサ付電磁弁72を取り付けてあるL形フ
レーム10にパネル46を取り付けた後には、フ
レーム10内(パネル46の背後側)での配線作
業が不要であり、作業性が極めて良い。また、L
形フレーム10の内部の点検や修理等を行なう場
合も、電気配線の接続解除作業を行なうことなく
パネル46を取り外すことができ、作業が簡単に
なる。
ば、センサ付電磁弁72を取り付けてあるL形フ
レーム10にパネル46を取り付けた後には、フ
レーム10内(パネル46の背後側)での配線作
業が不要であり、作業性が極めて良い。また、L
形フレーム10の内部の点検や修理等を行なう場
合も、電気配線の接続解除作業を行なうことなく
パネル46を取り外すことができ、作業が簡単に
なる。
上記実施例では、パネル46の取付時のフレー
ム10内の作業は、小便器58の上部をフレーム
10に対して止め付けるだけであるが、この作業
も上面部14の開口44から手を差し込んで行な
えるので、極めて容易である。
ム10内の作業は、小便器58の上部をフレーム
10に対して止め付けるだけであるが、この作業
も上面部14の開口44から手を差し込んで行な
えるので、極めて容易である。
上記実施例では、フツク部90を開口36側か
ら切り起しているが、第7図に示す如く、上方か
ら切り起すなど、他の方向から切り起しても良
い。なお、第7図のその他の構成は第2図のL形
フレームと同様であるので、同一部材に同一符号
を付してその説明を省略する。
ら切り起しているが、第7図に示す如く、上方か
ら切り起すなど、他の方向から切り起しても良
い。なお、第7図のその他の構成は第2図のL形
フレームと同様であるので、同一部材に同一符号
を付してその説明を省略する。
上記実施例では小便器58の1個の掛止部92
に1個のフツク部90が掛止されているが、本考
案では複数個のフツク部を近接して切り起し、1
個の掛止部92に複数個のフツク部90が係合す
るようにしても良い。
に1個のフツク部90が掛止されているが、本考
案では複数個のフツク部を近接して切り起し、1
個の掛止部92に複数個のフツク部90が係合す
るようにしても良い。
本考案は上述した実施例に限定されるものでは
なく、適宜の変更が可能である。例えば、図示の
実施例ではL形フレーム10を1個のみ設置して
いるが、L形フレーム10を複数個並列的に設け
ることにより複数の小便器58を並設することも
可能である。また、上記実施例は小便器の設置構
造に関するものであるが、本考案は洋風便器、洗
面器、手洗器などその他の衛生陶器の取り付けに
も適用できる。
なく、適宜の変更が可能である。例えば、図示の
実施例ではL形フレーム10を1個のみ設置して
いるが、L形フレーム10を複数個並列的に設け
ることにより複数の小便器58を並設することも
可能である。また、上記実施例は小便器の設置構
造に関するものであるが、本考案は洋風便器、洗
面器、手洗器などその他の衛生陶器の取り付けに
も適用できる。
[効果]
以上の通り、本考案の衛生陶器の設置構造によ
れば、小便器等の衛生陶器をL形フレームに取り
付ける作業を極めて容易かつ迅速に行なえる。な
お、フツク部はL形フレームから切り起されたも
のであるので、フツク部の形成も容易である。
れば、小便器等の衛生陶器をL形フレームに取り
付ける作業を極めて容易かつ迅速に行なえる。な
お、フツク部はL形フレームから切り起されたも
のであるので、フツク部の形成も容易である。
また、該フツク部とパネルとが非連結であるた
め、前記衛生陶器の掛止後(仮固定時)にパネル
設置状態の微調整(タイルを貼付したパネルでは
目地合わせ等)が可能となる。
め、前記衛生陶器の掛止後(仮固定時)にパネル
設置状態の微調整(タイルを貼付したパネルでは
目地合わせ等)が可能となる。
第1図は実施例構造を示す組立斜視図、第2図
は同構造を示す縦断面図、第3図は同正面図、第
4図はパネルの正面図、第5図は小便器の背面
図、第6図は第5図の−線断面図、第7図は
別の実施例を示す斜視図である。 10……L形フレーム、12……前面部、14
……上面部、11,18……縦材、20,22…
…横材、46……パネル、58……小便器、68
……天板、72……センサ付電磁弁、90……フ
ツク部、92……掛止部。
は同構造を示す縦断面図、第3図は同正面図、第
4図はパネルの正面図、第5図は小便器の背面
図、第6図は第5図の−線断面図、第7図は
別の実施例を示す斜視図である。 10……L形フレーム、12……前面部、14
……上面部、11,18……縦材、20,22…
…横材、46……パネル、58……小便器、68
……天板、72……センサ付電磁弁、90……フ
ツク部、92……掛止部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 躯体壁面から所要距離前方に立設される前面部
及び、該前面部の上端から壁面に向つて延在する
上面部を有するL形フレームを用いた衛生陶器設
置構造であつて、 該前面部にパネルを取り付けると共に衛生陶器
を固定し、前記上面部に天板を取り付け、該L形
フレーム内に給水管及び排水管を配設した衛生陶
器設置構造において、 該L形フレームにフツク部を設けると共に、前
記パネルに該フツク部の挿通用開口を設け、該開
口を通つてパネル前方に突出された該フツク部に
衛生陶器を掛止してなり、該パネルと該フツク部
とを非連結としたことを特徴とする衛生陶器設置
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988147350U JPH0542142Y2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988147350U JPH0542142Y2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0270079U JPH0270079U (ja) | 1990-05-28 |
JPH0542142Y2 true JPH0542142Y2 (ja) | 1993-10-25 |
Family
ID=31417665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988147350U Expired - Lifetime JPH0542142Y2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542142Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6219742B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1987-04-30 | Ricoh Kk | |
JPH0218583B2 (ja) * | 1983-07-18 | 1990-04-26 | Yamagata Nippon Denki Kk |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576627Y2 (ja) * | 1975-11-26 | 1982-02-08 | ||
JPS6219742U (ja) * | 1985-07-19 | 1987-02-05 | ||
JPS63156269U (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-13 | ||
JPH0748781Y2 (ja) * | 1988-07-25 | 1995-11-08 | 東陶機器株式会社 | 小便器取付構造 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP1988147350U patent/JPH0542142Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6219742B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1987-04-30 | Ricoh Kk | |
JPH0218583B2 (ja) * | 1983-07-18 | 1990-04-26 | Yamagata Nippon Denki Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0270079U (ja) | 1990-05-28 |
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