[go: up one dir, main page]

JPH0541772B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0541772B2
JPH0541772B2 JP61251428A JP25142886A JPH0541772B2 JP H0541772 B2 JPH0541772 B2 JP H0541772B2 JP 61251428 A JP61251428 A JP 61251428A JP 25142886 A JP25142886 A JP 25142886A JP H0541772 B2 JPH0541772 B2 JP H0541772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slope
reinforcing bars
mortar
layer
vegetation base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61251428A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63107618A (ja
Inventor
Koji Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JOMO RYOKUSAN KOGYO KK
Original Assignee
JOMO RYOKUSAN KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JOMO RYOKUSAN KOGYO KK filed Critical JOMO RYOKUSAN KOGYO KK
Priority to JP25142886A priority Critical patent/JPS63107618A/ja
Publication of JPS63107618A publication Critical patent/JPS63107618A/ja
Publication of JPH0541772B2 publication Critical patent/JPH0541772B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 従来、裸地法面に対して緑化工事を施すのに、
本発明の出願人は、その所有する2件の特許発
(特許第992813「特公昭54−1364号」公報掲載の発
明)及び特許第1322986号「特公昭60−46923号」
公報掲載の発明)を提供している。
上記第1の特許発明は、種子・肥料、フアイバ
ー、コンニヤクの飛粉及び水を混合して吹付ける
工法である。そして、その特許発明は、純植物性
のコンニヤクの飛粉を使つて法面表層に被膜を形
成したことにより、種子やフアイバーが風力で飛
散流失することが防止できると共に、遅効性肥料
にもなつていた。而も、刺激臭や異臭が全くな
く、薬害による環境破壊等の公害防止にも役立つ
効果を有している。ただし、前記の特許発明にお
いては、スラリーの中に客土が配合されていない
ため、吹付け層の厚さは、1〜3mm程度が普通で
ある。この工法はゴルフ場造成のグリーンやフエ
アウエイ等の緑化保護に適する。
また、第2の特許発明は、前記第1の特許発明
にさらに軽石を含む山砂の客土と、肥料、コンニ
ヤクの飛粉、水を混合して成るスラリーを法面に
10mm前後の分厚い厚さに吹付けて成る植生基盤層
と、種子、フアイバー、コンニヤクの飛粉、水を
混合して成るスラリーを前記植生基盤の表面に吹
付ける種子層とから成る工法である。
これによつて、特に無機質で劣悪土壌の岩盤等
の裸地面を緑化保護する工法として好適である。
なお、他方において、地山の傾斜自体の崩壊を
防止するために、大きく分けて(1)コンクリート
(又はモルタル)を使用する法枠工と、(2)軽量法
枠工とがあるが、これらは何れも縦横に筋体が通
る枡目状又は格子状から成る工法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の両特許発明において、第1の特許発明
は、吹付け厚さが地表面から僅か1〜3mmであつ
て、而も客土が配合されていないから、発芽根活
着する基盤層がなく、従つて、硬質岩盤等の無機
質には適さない。
また、第2の特許発明は、植生基盤層が設けら
れているため、硬質岩盤等の無機質層での種子吹
付けによる緑化工事に適する。
ところが、第1及び第2の特許発明とも、裸地
面に吹付け工法だけによつて施工し、その吹付け
層には補強板材は一切設けられていない。従つ
て、法面に対しての吹付け工法において、地山が
大雨に遇うか、又は積雪が溶けると、その裸地面
に吹付け施工した基盤層が緩んで滑落し易くな
り、而も地盤が軟弱であつたり、斜面が急勾配で
あればある程その滑落原因となる度合いが大き
い。
なお又、前記(1)コンクリート(又はモルタル)
を使用する法枠工にあつては、縦横に組んだ鉄筋
に沿つて型枠を作り、圧搾空気を利用した吹付機
械で生コンクリート又は生モルタルを型枠内に注
入して法枠を製作するのであるが、その型枠内に
は空気の逃げ場がないので、成形された法枠に空
〓(巣)ができて品質不良になつたり、吹付けた
材料が型枠に衝突して跳ね返つたりするという問
題があつた。
また、前記の法枠は縦横にわたつて枡目状に製
作するので当該枡目内に緑化しても、その法枠部
分の緑化はできないから非緑化部分が細切れにな
つて露呈し、景観上必ずしも十分ではない。
次に、(2)軽量法枠工にあつては、丸太や板を用
いて法枠を製作するので、降雨、積雪などに繰り
返し遇い、且つ期間の経過によつて腐食し易く、
これが地滑り等第二次災害の原因になつていた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、発明の目的を達成し、且つ従来技術の
課題を解決するために本発明は、裸地法面の緑化
用モルタル又はコンクリート筋梁工法において、
法面の適宜の位置に凹溝排水路を法肩から法先に
向けて貫通するように設け、その排水路を挟んだ
両側位置における上下方向に適当な間隔をあけて
長さ4〜5mの複数の鉄筋を横向きにのみ配置す
ると共に地表面から多少離反させた状態でアンカ
ーで固定し、当該鉄筋の長さ方向に沿つてモルタ
ル又はコンクリートを断面略半円形に吹付けて成
形して前記の鉄筋を筋梁層に埋没させ、その隣合
つて対峙する筋梁層を、その対向端面同士が排水
路に向かつて下り勾配に傾斜して設け、且つ前記
排水路の表面には植生基盤と略同質の基盤材を吹
付け、各モルタル又はコンクリート筋梁層間にお
ける地表面に、客土・肥料コンニヤクの飛粉・水
を混合したスラリーを前記基盤層に吹付けた種子
層とで植生基盤を設け、その植生基盤層の表面に
ネツトを張設したものである。
〔実施例〕
以下本発明の実施例につき、図面を以て説明す
る。第1図は本発明工法を裸地法面に施した状態
の概略正面図、第2図はその一部の拡大平面図、
第3図は第1図の3−3線に沿つて断面にした拡
大側面図、第4図は排水路を示す第1図の4−4
線に沿う拡大断面図を示す。
図において、1は地山法面Aにあつて、後述の
排水路を挟んで両側位置における上下方向に適当
な間隔Sを保持して横向きだけに配置した鉄筋で
あつて、裸地法面の横長距離に合わせて溶接等連
結し、又は切断して配置する。
また、上下方向に隣合う前記鉄筋の間隔Sは、
その間隔内に十分な植生基盤材を吹付けられるス
ペースを確保する。なお、図示例は2本の鉄筋を
間隔S1をあけて並列に配置してあるが、単数鉄筋
の場合や3本以上の複数本の場合もある。
2は法面に横向きに配置した前記の鉄筋1を地
表面から所定量tだけ離反させて設置するための
アンカーピンを示し、その長さ及び太さは鉄筋の
固定を十分に確保できるように設定する。なお、
本発明に係る工法の実施に適する法面は、土壌硬
度が高い地質斜面が長い個所である。また、本発
明の目的が緑化基盤層の安定を図るものであるか
ら、地滑り地や崖のような急傾斜の不安定な地質
(例えば泥岩)には適さず、その傾斜角度は最大
45〜50度程度である。
3は鉄筋の長さ方向に沿つて生モルタル又は生
コンクリートを吹付けて前記鉄筋を埋設させたモ
ルタル又はコンクリート筋梁層であつて、その断
面所定の半径rを成す半円体とする。
4は植生基盤層であつて、客土と、肥料、コン
ニヤクの飛粉、水を混合して成るスラリーを、法
面に10mm前後の分厚い厚さに吹付けて成る植生基
盤と、種子、フアイバー、コンニヤクの飛粉、水
を混合して成るスラリーを前記植生基盤の表面に
吹付けて成る種子層とから成る種子吹付け工法を
用いる。
5は法面の適宜の位置に設けた凹溝形の排水路
であつて、法肩A1から法先A2に向けて縦方向に
貫通して形成してある。当該排水路は、その表面
に前記の植生基盤4と略同質の基盤材41で吹付
け施工するものである。
〔具体的施工例〕 鉄筋の形状及び配置 鉄筋1は、素材寸法4〜5mの設定長さ、直
径13mmの異径鉄筋で、その横向き配置の鉄筋の
上下方向における配置間隔Sを150cmに設定す
る。
そして、鉄筋の単位設置の数量は2本の鉄筋
を20〜25cm前後の間隔S1を保持して平行に並べ
て配置することが望ましい。
アンカーピン 鉄筋1を法面に設置するためのアンカーピン
2は、長さ1m、直径22mm乃至16mmの異径鉄筋
で、これを鉄筋に沿つて1〜2mのピツチPを
あけて打ち込み、針金で鉄筋を巻き付け、且つ
地表面から10cm程度の高さhで離反させて設置
する。
モルタル又はコンクリート筋梁層 鉄筋の長さ方向に沿つて生モルタル又は生コ
ンクリートを圧搾空気を使う吹付機械を用いて
前記鉄筋を埋没させるモルタル又はコンクリー
ト筋梁層3は、その断面形状を半径rが17.5cm
の半円形状に成形する。
植生基盤 上下方向にに間隔Sをあけて隣合うモルタル
又はコンクリート筋梁層間の吹付けて形成する
植生基盤層4は、特許第1322986号の工法すな
わち、軽石を含む山砂と、肥料、コンニヤクの
飛粉、水を混合して成るスラリーを、法面に10
cm前後の分厚い厚さで吹付けて植生基盤を設け
る第1工程と、種子、フアイバー、コンニヤク
の飛粉、水を混合して成るスラリーを前記植生
基盤の表面に吹付けて種子層とする第2工程と
から成る種子吹付け工法を採用する。なお、前
記の植生基盤層にはその表面に合成樹脂性の緑
化保護用ネツトに掛止しながら100m2当たり30
本の割合で打ち込むようになつている。
排水路 排水路5は法面が極端に狭い面積を除き、少
なくとも4〜5mの鉄筋が左右方向に並べられ
る程度の面積において設けるものとし、横向き
にのみ配置した鉄筋1を埋没させた隣合う筋梁
層同士の端部間に法面の法肩A1から法先A2
向けて縦方向に貫通して形成する。
そして、前記排水路の表面には植性基盤層4
と略同じ基盤材料を吹付けて保型表面層41
形成する。なお、前記の排水路を設ける場合
は、その両側に配置する鉄筋1及び筋梁層3の
対向端部を排水路に向けて下り勾配に傾斜して
設置する。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように、法面に横向きにのみ鉄
筋を配置し、且つ当該鉄筋を埋没させるモルタル
又はコンクリート筋梁層を略半円形に成形したか
ら、その吹付け成形には型枠を一切必要とせず、
従つて、従来の型枠製作による法枠のような圧搾
空気の影響で生じる空〓ができるような問題がな
くなる。而も、前記型枠の製作時間の省略及びそ
の製作コストの削減が図れる。
また、上下に隣合う横向きの鉄筋及びモルタル
又はコンクリート筋梁層によつて、その各筋梁層
間に設けた植生基盤層よる緑化が殆ど連続した状
態の自然に近い緑化景観が得られる。
そして、モルタル又はコンクリート筋梁層に埋
没する鉄筋は、適宜間隔で2本平行に並べ、これ
をアンカーピンで強固に配置したから、強度が増
大して地山の斜面に沿つてかかる荷重に対して危
険はなく万全である。
さらに、排水路の両側位置に長さ4〜5m程度
の鉄筋及び筋梁層が配置され、而もその対向端部
同士が当該排水路に向かつて下り勾配に傾斜させ
てあることにより、その排水路への集水効率が良
く、その排水路を通じて法面への降雨がその場に
溜まらずに当然に法先へ排水されてゆくから、法
面中腹での降雨による洗掘が防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る裸地法面の緑化用モルタ
ル又はコンクリート筋梁工法の実施例を示すもの
であり、第1図は法面に施工した状態の概略正面
図、第2図はその一部の拡大平面図、第3図は第
1図の3−3線に沿つて断面にした拡大側面図、
第4図は排水路を示す第1図の4−4線に沿う拡
大断面図である。 1……鉄筋、2……アンカーピン、3……モル
タル又はコンクリート筋梁層、4……植生基盤
層、5……排水路、6……緑化保護用ネツト、7
……植生基盤用アンカーピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 法面の適宜の位置に凹溝排水路を法肩から法
    先に向けて貫通するように設け、その排水路を挟
    んだ両側位置における上下方向に適当な間隔をあ
    けて長さ4〜5mの複数の鉄筋を横向きにのみ配
    置すると共に地表面から多少離反させた状態でア
    ンカーで固定し、当該鉄筋の長さ方向に沿つてモ
    ルタル又はコンクリートを断面略半円形に吹付け
    て成形して前記の鉄筋を筋梁層に埋没させ、その
    隣合つて対峙する筋梁層を、その対向端面同士が
    排水路に向かつて下り勾配に傾斜して設け、且つ
    前記排水路の表面には植生基盤と略同質の基盤材
    を吹付け、各モルタル又はコンクリート筋梁層間
    における地表面に、客土・肥料コンニヤクの飛
    粉・水を混合したスラリーを前記基盤層に吹付け
    た種子層とで植生基盤を設け、その植生基盤層の
    表面にネツトを張設したことを特徴とする裸地法
    面の緑化用モルタル又はコンクリート筋梁工法。
JP25142886A 1986-10-22 1986-10-22 裸地法面の緑化用モルタル・コンクリ−ト筋梁工法 Granted JPS63107618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25142886A JPS63107618A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 裸地法面の緑化用モルタル・コンクリ−ト筋梁工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25142886A JPS63107618A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 裸地法面の緑化用モルタル・コンクリ−ト筋梁工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63107618A JPS63107618A (ja) 1988-05-12
JPH0541772B2 true JPH0541772B2 (ja) 1993-06-24

Family

ID=17222694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25142886A Granted JPS63107618A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 裸地法面の緑化用モルタル・コンクリ−ト筋梁工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63107618A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628939A (en) * 1979-08-13 1981-03-23 Sanoku Kogyo Kk Protecting device for face of slope
JPS5991229A (ja) * 1982-11-16 1984-05-25 Jiyoumou Riyokusan Kogyo Kk 法面緑化工法
JPS6046923A (ja) * 1983-08-23 1985-03-14 Mitsubishi Chem Ind Ltd ベ−マイト

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628939A (en) * 1979-08-13 1981-03-23 Sanoku Kogyo Kk Protecting device for face of slope
JPS5991229A (ja) * 1982-11-16 1984-05-25 Jiyoumou Riyokusan Kogyo Kk 法面緑化工法
JPS6046923A (ja) * 1983-08-23 1985-03-14 Mitsubishi Chem Ind Ltd ベ−マイト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63107618A (ja) 1988-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105340614A (zh) 一种新型硬质边坡格构生态绿化结构及方法
DE2062477A1 (de) Verfahren und Einrichtung zum Schützen und/oder Stabilisieren von geneigten Fla chen
JPH0541772B2 (ja)
JP3004226B2 (ja) 法面保護工法及び該工法に用いる金網
JP4372632B2 (ja) 斜面緑化工法
KR20140080597A (ko) 현장 조립용 프리캐스트 섬유대 및 이를 이용한 식생공 시공 방법
CN114164844A (zh) 一种方格网式有机材护坡结构施工方法
KR20090078315A (ko) 절취사면 생태복원을 위한 녹화토 붕괴방지용 망체 및 녹화토 옹벽의 시공방법
KR19990046526A (ko) 조경법면설치구조물및그것을이용한시공방법
JPH11293678A (ja) 法面保護工法
CN220284869U (zh) 一种矿山迹地植被修复生态挡墙
JP2000160568A (ja) 法枠工及びその構築方法
JP3300934B2 (ja) 硬質斜面の植生工法
JP2001348881A (ja) 法枠構造物及び法枠工法並びに枠内緑化工法
CN218643394U (zh) 绿色矿山修复用高陡岩石边坡生态覆绿支护结构
JPH0141770B2 (ja)
JPS62182316A (ja) 法面緑化保護工における丸太伏せ工法
JP3807801B2 (ja) 法面の緑化工法
JPH1037199A (ja) 法面の緑化工法
JP3003250U (ja) 坂面浸蝕防止施設
JPH0477091B2 (ja)
CN206902725U (zh) 一种边坡硬化防护装置
JPH0250255B2 (ja)
CN113293776A (zh) 一种用于生态护坡的预制格构梁结构及施工方法
CN116290028A (zh) 预留孔穴植生袋逆序安装生态喷锚防护结构及施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term