[go: up one dir, main page]

JPH0535501Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0535501Y2
JPH0535501Y2 JP17457987U JP17457987U JPH0535501Y2 JP H0535501 Y2 JPH0535501 Y2 JP H0535501Y2 JP 17457987 U JP17457987 U JP 17457987U JP 17457987 U JP17457987 U JP 17457987U JP H0535501 Y2 JPH0535501 Y2 JP H0535501Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge pin
hinge
dust cover
mounting
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17457987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0178393U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17457987U priority Critical patent/JPH0535501Y2/ja
Publication of JPH0178393U publication Critical patent/JPH0178393U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0535501Y2 publication Critical patent/JPH0535501Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、とくにレーコードプレヤーに用い
て好適なダストカバー開閉用ヒンジに関する。
(背景技術) 円高に伴う大幅なコストダウンの要請は、ヒン
ジの分野にも及んでおり、必要最小限度の要求を
満たした安価なヒンジを提供することが強く望ま
れている。
従来、ダストカバーを中間開角度で保持させ、
急激にダストカバーを閉じさせないようにするた
めに、捩じりスプリングを用いたヒンジが周知で
あるが、このように構成したヒンジは、スプリン
グの弾力を微調整させるための摩擦部材や、一端
部をかしめるヒンジピン等を必要とすることか
ら、製作コストがどうしても高くつくという問題
があり、上述した現在の要請に適合しなくなつて
来ている。
他方、この種のヒンジについては、ダストカバ
ーが急激に閉じることを可及的に防止し、該ダス
トカバーを一定開角度で安定的に保持できれば、
上述した捩じりコイルスプリングを用いなくとも
良く、しかして、上述した摩擦部材やかしめピン
を省略できることになる。
(技術的課題) この考案の技術的課題は、上述した最小限の要
請に答えつつ、安価に製造できる、とくにレコー
ドプレヤーのダストカバー開閉装置を提供せんと
するにある。
(技術的手段) 上述した技術的課題を達成するためにこの考案
は、取付部材と支持部材をヒンジピンで回動自在
に連結し、前記取付部材側には前記支持部部材の
回動方向へ湾曲して延びる弾性片を突設すると共
に、前記支持部材側には前記弾性片と接触する突
起部を設け、前記弾性片の内側に前記突起部と嵌
合する凹部を設けたものである。
この考案はさらに、取付部材と支持部材をヒン
ジピンで回動自在に連結するに当り、前記取付部
材の側に設けたヒンジピン取付穴へ前記支持部材
の両側部に突設したヒンジピンを圧入させるよう
に構成したものである。
(作用) 支持部材に設けた突起部が取付部材側の弾性片
と圧接状態で回動するので、閉蓋時における急速
なダストカバーの落下を防止できると共に、一定
開角度において突起部が弾性片に設けた凹部と嵌
合することにより、ダストカバーを安定的に保持
することができるものである。
また、支持部材側に突設したヒンジピンを取付
部材側に設けたヒンジピン取付穴へ圧入して両者
を連結する構成としたので、別体に構成したヒン
ジピンを省略できるものである。
(実施例) 図面はこの考案の一実施例を示し、第1図にお
いて、1は例えばレコードプレヤーのキヤビネツ
ト、2はこのキヤビネツト1の上面を覆うダスト
カバーであり、このダストカバー2はヒンジ3,
3によつて回動自在にキヤビネツト1へ取り付け
られている。
第2図以下はこのヒンジ3の一方のものの構造
を示し、図面に依ればヒンジ3は、キヤビネツト
1側に設けた収装穴1aへ着脱自在に挿入され
る、例えばポリアセタール等の合成樹脂製の取付
部材4と、ダストカバー2側に設けた、収装穴2
aへ着脱自在に挿入される、同じくポリアセター
ル等の合成樹脂製の支持部材5と、この支持部材
5と取付部材4を回動自在に連結させるヒンジピ
ン6とから構成されている。
取付部材4は、キヤビネツト1側に設けた収装
穴1aへ着脱自在に挿入される取付挿入部7と、
この取付挿入部7の上部両側へ突設された一対の
ヒンジピン取付部8,8と、取付挿入部7の上部
中央より外側へ湾曲させて突設された弾性片9と
から成り、取付挿入部7には、その両側と中央部
にリブ部7a,7a……が突設されており、ヒン
ジピン取付部8,8にはヒンジピン挿通穴8a,
8aと、このヒンジピン挿通穴8a,8aに向け
て設けたテーパー溝8b,8bが設けられてい
る。弾性片9の湾曲内面には、一対の凹部9a,
9aと、逃がし部9b,9bが設けられている。
支持部材5は、ダストカバー2側に設けた収装
穴2aへ着脱自在に挿入させる取付挿入部10
と、この取付挿入部10の下側両側部に突設させ
た一対のヒンジピン保持部11,11とから成
り、このヒンジピン保持部11,11からは、上
述した一対のヒンジピン6,6が突設されてい
る。さらに、取付挿入部10には複数のリブ10
a,10a……が設けられると共に、ヒンジピン
保持部11,11には、一対の突起部12,12
と、ストツパー部13,13が突設されている。
そして、支持部材5のヒンジピン保持部11,1
1は、取付部材4の両側に設けたヒンジピン取付
部8,8間に挿入されつつ、ヒンジピン6,6を
ヒンジピン挿通穴8a,8aへ挿入させられるも
のである。
次に、作用効果について説明するに、まず、ヒ
ンジピン3を組み立てる際には、とくに第2図乃
至第4図に示したように、支持部材5のヒンジピ
ン保持部11,11に設けたヒンジピン6,6
を、取付部材4のヒンジピン取付部8,8にヒン
ジピン挿通穴8a,8aへ向けて設けたテーパー
溝8b,8bへ当てがい、下方へ押圧させると、
ヒンジピン保持部11,11はその中央部に設け
られた溝11aによつて内側へ、ヒンジピン取付
部8,8は外側へ逃げることにより、ヒンジピン
6,6はヒンジピン取付部8,8間へ圧入され、
ヒンジピン挿通穴8a,8aへ挿入されるもので
ある。
このようにして組み立てたヒンジ3の取付部材
4の取付挿入部7を、キヤビネツト1側に設けた
収装穴1aへ、支持部材5の取付挿入部10をダ
ストカバー2側に設けた収装穴2aへ、それぞれ
へ挿入させてやると、ヒンジ3の装着は終了し、
ダストカバー2はキヤビネツト1へ開閉自在に取
り付けられるものである。
かくして、とくに第5図乃至第7図に示したよ
うに、ダストカバー2をキヤビネツト1に対して
閉じた時には、支持部材5側に設けた突起部12
は、弾性片9側に設けた逃がし部9b内に落ち込
んでおり、圧接状態にはない。もとよりこの部分
は、逃がし部を設けることなく圧接状態にしても
良いが、実施例のように圧接状態にしておかない
場合には、圧接状態の時に熱が加わつて弾性片9
が変形してしまうのを防止することができる利点
がある。
次に、上述した状態からダストカバー2を開く
と、共に支持部材5はヒンジピン6を支点に時計
方向へ回転し、最初は突起部12が逃がし部9b
内にあるので、抵抗に遭遇しないが、すぐに突起
部12が弾性片9の内側に接触するので、若干の
摩擦抵抗に遭遇して開かれる。一定開角度まで開
かれると突起部12は弾性片9に設けた凹部9a
内に落ち込み嵌合するので、とくに第7図乃至第
8図に示したように、この開角度でダストカバー
2は安定的に保持される。同時にストツパー部1
3は、弾性片9の縁部と嵌合し、それ以上の開蓋
を阻止する。この最大開角度は実施例において約
75°である。
尚、その他の実施例として、まず、ヒンジピン
の装着を容易にする手段としては、ヒンジピン挿
通穴の半径方向に、該ヒンジピン挿通穴の内径よ
り若干幅の狭い部分を有する挿入溝を設け、この
挿入溝からヒンジピンをヒンジピン挿通穴へ挿入
させても良い。さらに、ヒンジピンは、これを独
立の部材として従来技術のように取付部材と支持
部材を連結させても良い。
次に、取付部材と支持部材の一方、或いは相方
は、ネジ等によつてキヤビネツトやダストカバー
へ固着される構成をとつても良い。
さらに、突起部を嵌入させる凹部は、複数個設
けられても良く、この場合にはダストカバーを各
種開角度で安定的に保持できる利点があろう。
(効果) 以上詳細に説明したようにこの考案によれば、
従来用いられていた捩じりコイルスプリングを省
略しても、この種のヒンジに求められている必要
最小限の要請に答えて、安価に製造できた上で、
ダストカバーが急激に閉じられることを防止で
き、さらに、ダストカバーを一定開角度で安定的
に保持できるものである。また、ヒンジピンの取
り付け方を、図面に示した実施例のようにする
と、独立したヒンジピンを省略することにより、
さらに製作コストを下げることができるという効
果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はこ
の考案を実施するレコードプレヤーを概略的に示
す斜視図、第2図は、この考案に係るヒンジの部
分の分解斜視図、第3図は取付部材の一部拡大断
面図、第4図は取付部材の平面図、第5図はダス
トカバーを閉じた状態におけるヒンジの側面図、
第6図は同じくダストカバーを閉じた状態におけ
る側断面図、第7図はこの考案の主要部を示す一
部拡大断面図であり、第8図はダストカバーを開
いた状態における側断面図である。 1……キヤビネツト、2……ダストカバー、3
……ヒンジ、4……取付部材、5……支持部材、
6,6……ヒンジピン、8,8……ヒンジピン取
付部、9……弾性片、9a,9a……凹部、9
b,9b……逃がし部、11,11……ヒンジピ
ン保持部、12,12……突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 取付部材と支持部材をヒンジピンで回動自在
    に連結し、前記取付部材側には前記支持部材の
    回動方向へ湾曲して延びる弾性片を突設すると
    共に、前記支持部材側には前記弾性片と接触す
    る突起部を設け、前記弾性片の内側に前記突起
    部と嵌合する凹部を設けたことを特徴とする、
    ダストカバー開閉用ヒンジ。 (2) 前記取付部材と支持部材をヒンジピンで回動
    自在に連結するに当り、前記取付部材の側に設
    けたヒンジピン取付穴へ前記支持部材の両側部
    に突設したヒンジピンを圧入させるように構成
    したことを特徴とする、ダストカバー開閉用ヒ
    ンジ。
JP17457987U 1987-11-16 1987-11-16 Expired - Lifetime JPH0535501Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17457987U JPH0535501Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17457987U JPH0535501Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0178393U JPH0178393U (ja) 1989-05-26
JPH0535501Y2 true JPH0535501Y2 (ja) 1993-09-08

Family

ID=31466427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17457987U Expired - Lifetime JPH0535501Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0535501Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0178393U (ja) 1989-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0535501Y2 (ja)
JPS5847754Y2 (ja) 蓋開閉装置
JP2595729Y2 (ja) 二部材の枢支連結装置および物品収納ケース
JPS6026729Y2 (ja) コンパクト容器
JPS6217403Y2 (ja)
JPS6317118Y2 (ja)
JPS6349918Y2 (ja)
JPS5916961Y2 (ja) ダストカバ−開閉装置
JPH0128704Y2 (ja)
JP2536333Y2 (ja) 二つ折り扉用蝶番
CN219506618U (zh) 弹性合页组件及具有其的盒体
JPS6319983Y2 (ja)
JP3652441B2 (ja) キャップ
JP3021799B2 (ja) 開閉機構
JPS596510Y2 (ja) ヒンジの取付構造
JPS6240917Y2 (ja)
JPH047086Y2 (ja)
JPS5847755Y2 (ja) 蓋開閉装置
JPH0540816Y2 (ja)
JPS5836775Y2 (ja) ヒンジ装置
KR200340444Y1 (ko) 도어의 안전사고 방지장치
JPS59102862U (ja) ダストカバ−開閉用サイドヒンジ
JP2737770B2 (ja) 折り畳み式機器のヒンジ構造
JPH0330953B2 (ja)
JPS631937Y2 (ja)