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JPH05342590A - 切換増幅装置 - Google Patents

切換増幅装置

Info

Publication number
JPH05342590A
JPH05342590A JP4153584A JP15358492A JPH05342590A JP H05342590 A JPH05342590 A JP H05342590A JP 4153584 A JP4153584 A JP 4153584A JP 15358492 A JP15358492 A JP 15358492A JP H05342590 A JPH05342590 A JP H05342590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
switching
sideband
amplifiers
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4153584A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ozasa
正之 小笹
Masao Takiguchi
雅夫 滝口
Kazuo Akiyama
一男 秋山
Yasuhiro Enomoto
康浩 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4153584A priority Critical patent/JPH05342590A/ja
Publication of JPH05342590A publication Critical patent/JPH05342590A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号の再生状況に応じて切換器を切り換える
ことにより、周波数特性の異なる2つの増幅器のうち適
切な方を選択し、常に適切な周波数特性を得る。 【構成】 周波数特性の異なる2つの信号経路を設け、
変調信号に現われる側波帯で上側側波帯の信号レベルと
下側側波帯の信号レベルとを比較して信号経路を選択
し、変調信号に応じて周波数特性を適正に補正する。そ
のために、変調信号を異なる周波数特性で増幅する増幅
器2,3を設け、増幅器2,3の出力信号の何れか一方
を選択して出力する切換器4を設け、増幅器2,3の入
力側における変調信号に現れる側波帯のうちの上側側波
帯の信号レベルと下側側波帯の信号レベルとをそれぞれ
個別に検出して両者を比較しその比較結果に応じて切換
器の切換動作を制御する側波帯検出比較手段Iを設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子、通信の機器、
特にディスク装置に利用される周波数特性補正用の切換
増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、切換増幅装置は電子機器の信号処
理や制御に応用されるようになってきた。以下に、従来
の切換増幅装置について説明する。図5は従来の切換増
幅装置を利用した光ディスク装置の信号検出部の概略図
である。図5において、Aは光ピックアップ、Bは切換
増幅装置、Cはディスク駆動用モータ、Dは光ディス
ク、Eは出力端子である。
【0003】図6(a)はディスクの概略図であり、同
図(b)はその一部分の拡大図であり、aはディスク内
周部を示し、bはディスク外周部を示している。図7は
図5における切換増幅装置Bの従来例の具体構成を示す
ブロック図である。図7において、1は入力端子、2,
3はそれぞれ周波数特性の異なる増幅器、4は増幅器
2,3の出力信号の何れか一方を選択して出力する切換
器、5は図5の出力端子Eに相当する出力端子、21は
光ピックアップの位置を検出しその検出結果に応じて切
換器4の切換動作を制御する位置検出器である。
【0004】図8は図7の回路ブロックの主な点の周波
数特性図であり、Aaはディスク内周部aを再生して得
た変調信号の周波数特性図であり、Abはディスク外周
部bを再生して得た変調信号の周波数特性図である。B
aはディスク内周部aを再生して得た変調信号を適正に
増幅すべき増幅器2の周波数特性図であり、Bbはディ
スク外周部bを再生して得た変調信号を適正に増幅すべ
き増幅器3の周波数特性図である。Caはディスク内周
部aを再生して得た変調信号が入力端子1に加えられた
ときの切換器4の出力信号つまり出力端子5に現れる信
号の周波数特性である。Cbはディスク外周部bを再生
して得た変調信号が入力端子1に加えられたときの切換
器4の出力信号つまり出力端子5に現れる信号の周波数
特性である。
【0005】以上のように構成された切換増幅装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、回転した光ディ
スクDより記録された信号を光ピックアップAで読み取
る。つぎに、その信号を切換増幅装置Bで増幅して出力
端子Eへ送る。ここで、光ディスクDを等角速度(CA
V)で再生した場合、内周と外周とで周波数特性が異な
る。例えば、図6に示すように、ディスク内周部aの時
間当りに通過する信号量(光ディスクならば、ピットの
数)は、ディスク外周部bの時間当りに通過する信号量
より少なくなる。
【0006】したがって、光ピックアップAの出力信号
(変調信号)の周波数特性はディスク内周部aの再生時
は、図8の周波数特性図Aaのようになる。また、ディ
スク外周部bの再生時は、図8の周波数特性図Abのよ
うになる。例えば、信号の変調の中心周波数がf0 、下
側の側波帯がf1 、上側の側波帯がf2 とする。このと
き、ディスク外周部bでは正常に検出できるが、ディス
ク内周部aでは周波数特性の劣化という悪影響を受けて
しまう。
【0007】このようなディスク内周部aの再生時とデ
ィスク外周部bの再生時との特性差を補正するために、
増幅器2の周波数特性を図8の周波数特性図Baのよう
に周波数が高くなるにつれて利得が高くなるように設定
し、増幅器3の周波数特性を図8の周波数特性図Bbの
ように周波数の変化にかかわらず利得が一定となるよう
に設定する。
【0008】そして、ディスク内周部aの再生時に増幅
器2を使用し、ディスク外周部bの再生時に増幅器3を
使用すること、つまり切換器4でディスク内周部aの再
生時には増幅器2の出力信号を選択し、ディスク外周部
bの再生時には増幅器3の出力信号を選択することで、
ディスク内周部aの再生時およびディスク外周部bの再
生時ともに、出力端子5に図8の周波数特性図Caおよ
びCbに示すように、ほぼ同等な周波数特性が得られ
る。
【0009】上記のような切換器4の制御は、切換時期
を位置検出器21で検出し、その出力信号を利用して行
う。位置検出器21は光ピックアップAの送りを機械的
に検出して切換器4へ切換を指示する(図5の破線を参
照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、位置検出器21が機械的な構成をもっ
ていたので、光ディスクDの信号特性の状況によらず、
つまり再生状況によらず切り換えるという欠点を有して
いた。例えば、光ディスクDの内周と外周とによる周波
数特性差以外に、ディスク記録内容の不備、ディスクの
欠損、汚れなどによっても、信号の周波数特性の劣化が
生じる場合もある。しかし、従来例では機械的に光ディ
スクDの半径位置により周波数特性を補正していたの
で、光ディスクDの再生状況によっては補正しきれない
ときがある。
【0011】この発明の目的は、上記従来の問題点を解
決するもので、信号の再生状況に応じて切換器を切り換
えることにより、周波数特性の異なる2つの増幅器のう
ち適切な方を選択し、常に適切な周波数特性を得ること
のできる切換増幅装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の切換増幅装置は、周波数特性の異なる2
種類の増幅器を通る2つの信号経路を設け、変調信号に
現われる側波帯で上側側波帯の信号レベルと下側側波帯
の信号レベルとを比較して信号経路を選択し、変調信号
に応じて周波数特性を適正に補正する構成を有してい
る。
【0013】請求項1記載の切換増幅装置は、変調信号
を異なる周波数特性で増幅する第1および第2の増幅器
を設け、第1および第2の増幅器の出力信号の何れか一
方を選択して出力する切換器を設け、第1および第2の
増幅器の入力側および切換器の出力側の何れか一方にお
ける変調信号に現れる側波帯のうちの上側側波帯の信号
レベルと下側側波帯の信号レベルとをそれぞれ個別に検
出して両者を比較しその比較結果に応じて切換器の切換
動作を制御する側波帯検出比較手段を設けている。
【0014】請求項2記載の切換増幅装置は、請求項1
の切換増幅装置における側波帯検出比較手段を、変調信
号中の上側側波帯を通過させる第1のバンドパスフィル
タと、変調信号中の下側側波帯を通過させる第2のバン
ドパスフィルタと、第1および第2のバンドパスフィル
タの出力信号をそれぞれ検波する第1および第2の振幅
検波器と、第1および第2の振幅検波器の出力信号の変
動分をそれぞれ除去する第1および第2のローパスフィ
ルタと、第1および第2のローパスフィルタの出力信号
のレベルを比較しその比較結果で切換器を制御する比較
器とで構成している。
【0015】請求項3記載の切換増幅装置は、請求項2
の切換増幅装置における第1および第2の増幅器をそれ
ぞれ第1および第2の利得制御増幅器とし、第1および
第2のローパスフィルタのいずれか一方の出力信号のレ
ベルを基準レベルと比較しその比較結果に応じて第1お
よび第2の利得制御増幅器の利得を制御する利得制御用
比較器を設けている。
【0016】請求項4記載の切換増幅装置は、請求項1
の切換増幅装置における側波帯検出比較手段を、変調信
号中の上側側波帯を通過させる第1のバンドパスフィル
タと、変調信号中の下側側波帯を通過させる第2のバン
ドパスフィルタと、第1および第2のバンドパスフィル
タの出力信号をそれぞれ検波する第1および第2の振幅
検波器と、第1および第2の振幅検波器の出力信号をそ
れぞれサンプル・ホールドする第1および第2のサンプ
ル・ホールド回路と、第1および第2のサンプル・ホー
ルド回路の出力信号のレベルを比較しその比較結果で切
換器を制御する比較器と、切換器の出力信号を復調する
復調器と、復調器の出力信号の所定のタイミングでパル
スを発生し第1および第2のサンプル・ホールド回路に
対してサンプルパルスとして供給するサンプルタイミン
グ指示用のパルス発生器とで構成している。
【0017】請求項5記載の切換増幅装置は、請求項4
の切換増幅装置における第1および第2の増幅器をそれ
ぞれ第1および第2の利得制御増幅器とし、第1および
第2のサンプル・ホールド回路のいずれか一方の出力信
号のレベルを基準レベルと比較しその比較結果に応じて
第1および第2の利得制御増幅器の利得を制御する利得
制御用比較器を設けている。
【0018】
【作用】請求項1記載の構成によれば、変調信号に現れ
る側波帯のうちの下側側波帯の信号レベルが上側側波帯
の信号レベルより大きいときは、切換器が例えば第1の
増幅器の出力信号を選択して出力し、変調信号は第1の
増幅器の周波数特性で増幅されることで周波数特性の補
正が行われる。また逆に、上側側波帯の信号レベルが下
側側波帯の信号レベルより大きいときは、切換器が例え
ば第2の増幅器の出力信号を選択して出力し、変調信号
は第2の増幅器の周波数特性で増幅されることで周波数
特性の補正が行われる。
【0019】以上のことは、信号の再生状況、つまり、
変調信号の現れる側波帯のうちの下側側波帯の信号レベ
ルおよび上側側波帯の信号レベルの大小関係に応じて第
1および第2の増幅器の中から周波数特性の適正な方を
選択して変調信号を増幅するということになり、増幅後
の変調信号は、均整のとれた周波数特性となる。請求項
2記載の構成によれば、第1のバンドパスフィルタで変
調信号中の上側側波帯が通過するとともに、第2のバン
ドパスフィルタで変調信号中の下側側波帯が通過する。
第1および第2のバンドパスフィルタの出力信号は第1
および第2の振幅検波器でそれぞれ検波される。さら
に、第1および第2の振幅検波器の出力信号は、その変
動分が第1および第2のローパスフィルタでそれぞれ除
去された後、第1および第2のローパスフィルタの出力
信号のレベルが比較器で比較される。比較器の比較結果
で切換器が制御される。
【0020】請求項3記載の構成によれば、利得制御用
比較器で第1および第2のローパスフィルタのいずれか
一方の出力信号のレベルが基準レベルと比較され、その
比較結果に応じて第1および第2の利得制御増幅器の利
得が制御される。この結果、第1および第2の利得制御
増幅器の出力信号のレベルがほぼ一定に制御される。請
求項4記載の構成によれば、第1のバンドパスフィルタ
で変調信号中の上側側波帯が通過するとともに、第2の
バンドパスフィルタで変調信号中の下側側波帯が通過す
る。第1および第2のバンドパスフィルタの出力信号は
第1および第2の振幅検波器でそれぞれ検波される。さ
らに、第1および第2の振幅検波器の出力信号は第1お
よび第2のサンプル・ホールド回路でそれぞれサンプル
・ホールドされた後、第1および第2のサンプル・ホー
ルド回路の出力信号のレベルが比較器で比較される。比
較器の比較結果で切換器が制御される。第1および第2
のサンプル・ホールド回路は、切換器の出力信号を復調
する復調器の出力信号の所定のタイミングでパルスを発
生するサンプルタイミング指示用のパルス発生器からサ
ンプルパルスが供給される。
【0021】請求項5記載の構成によれば、利得制御用
比較器で第1および第2のサンプル・ホールド回路のい
ずれか一方の出力信号のレベルが基準レベルと比較さ
れ、その比較結果に応じて第1および第2の利得制御増
幅器の利得が制御される。この結果、第1および第2の
利得制御増幅器の出力信号のレベルがほぼ一定に制御さ
れる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。 〔第1の実施例〕まず、この発明の第1の実施例の切換
増幅装置について説明する(請求項1,2に対応する実
施例)。
【0023】図1はこの発明の第1の実施例の切換増幅
装置の構成を示すブロック図である。図1において、1
は例えば光ディスク等から再生した変調信号が入力され
る入力端子、2は例えば図8の周波数特性図Baの特性
を有する増幅器、3は例えば図8の周波数特性図Bbの
特性を有する増幅器、4は増幅器2,3の出力信号を選
択して出力端子5へ出力する切換器である。
【0024】6は変調信号の下側側波帯を通過させるバ
ンドパスフィルタ、7は変調信号中の上側側波帯を通過
させるバンドパスフィルタ、8,9はそれぞれバンドパ
スフィルタ6,7の出力信号を検波する振幅検波器、1
0,11はそれぞれ振幅検波器8,9の出力信号中の変
動分を除去して直流分を得るローパスフィルタ、12は
ローパスフィルタ10,11の出力信号を比較し、その
比較結果に応じて切換器4の切換動作を制御するヒステ
リシス特性を有した比較器である。
【0025】上記のバンドパスフィルタ6,7,振幅検
波器8,9,ローパスフィルタ10,11および比較器
12は増幅器2,3の入力側における変調信号に現れる
側波帯のうちの上側側波帯の信号レベルと下側側波帯の
信号レベルとをそれぞれ個別に検出して両者を比較しそ
の比較結果に応じて切換器4の切換動作を制御する側波
帯検出比較手段Iを構成している。
【0026】以上のように構成されたこの実施例の切換
増幅装置について、以下その動作を説明する。まず、入
力端子1から変調信号が増幅器2,3およびバンドパス
フィルタ6,7に入力される。ここで、増幅器2の周波
数特性は前記したように図8のBaの特性であり、増幅
器3の周波数特性も前記したように図8のBbの特性で
ある。また、バンドパスフィルタ6はf1 の側波帯を通
過させ、バンドパスフィルタ7はf2 の側波帯を通過さ
せる。
【0027】つぎに、それぞれ通過した信号を振幅検波
器8,9で検波して、さらにローパスフィルタ10,1
1にて早い変動を取り除き、ほぼ直流となったそれぞれ
のレベルをヒステリシス付きの比較器12でレベルの大
小を比較する。その結果に応じて、周波数f2 の検波レ
ベルが周波数f1 の検波レベルから所定量低いレベルよ
り低いとき、切換器4で増幅器2の出力信号を選択して
出力する。また、周波数f2 の検波レベルが周波数f1
のレベルより高いとき、切換器4で増幅器3の出力信号
を選択して出力する。
【0028】このように、この実施例の切換増幅装置
は、変調信号の下側側波帯f1 の信号レベルと上側側波
帯f2 の信号レベルとを比較し、信号の再生状況、つま
り、変調信号の現れる側波帯のうちの下側側波帯f1
信号レベルおよび上側側波帯f 2 の信号レベルの大小関
係に応じて増幅器2,3の中から周波数特性の適正な方
を選択して変調信号を増幅することができ、増幅後の変
調信号を常に均整のとれた周波数特性とすることが可能
となる。
【0029】〔第2の実施例〕つぎに、この発明の第2
の実施例の切換増幅装置について説明する(請求項1,
2に対応する実施例)。図2はこの発明の第2の実施例
の切換増幅装置の構成を示すブロック図である。この実
施例の切換増幅装置は、バンドパスフィルタ6,7の入
力を切換器4の出力側からとっている点が図1の実施例
と異なるが、それ以外の点については図1と同様であ
る。
【0030】このように構成すると、バンドパスフィル
タ6,7への入力レベルが大きくなるので、比較器12
の誤動作が少なくなり、図1の場合より切換器4の切換
動作の安定させることができる。その他の効果は図1の
実施例と同様である。 〔第3の実施例〕つぎに、この発明の第3の実施例の切
換増幅装置について説明する(請求項1,4に対応す
る)。
【0031】図3はこの発明の第3の実施例における切
換増幅装置の構成図を示すものである。図3において、
13,14はそれぞれ図2のローパスフィルタ10,1
1に代えて設けられたサンプル・ホールド回路、15は
切換器4の出力信号を復調する復調器、16は復調器1
5の出力信号の所定のタイミングでパルスを発生し、そ
れをサンプルパルスとしてサンプル・ホールド回路1
3,14へ供給するパルス発生器である。その他の構成
は図2と同様である。
【0032】上記において、バンドパスフィルタ6,
7,振幅検波器8,9,比較器12,サンプル・ホール
ド回路13,14,復調器16,パルス発生器16は側
波帯検出比較手段IIを構成している。以上のように構成
されたこの実施例の切換増幅装置について、以下その動
作を説明する。増幅器2,3,切換器4,バンドパスフ
ィルタ6,7,振幅検波器8,9,比較器12は図2の
実施例と同様に動作する。
【0033】復調器15により変調信号から元信号に復
調し、パルス発生器16により適切なタイミング(例え
ば、パイロット信号が挿入されている期間)でパルスを
発生する。上記パルス発生器16がパルスを発生するタ
イミングで、サンプル・ホールド回路13でそのときの
下側の側波帯f1 の信号レベルを蓄積する。また、サン
プル・ホールド回路14でそのときの上側の側波帯f2
の信号レベルを蓄積する。そして、それらそれぞれの信
号レベルを比較して、その大小関係によって図1,図2
の実施例と同様に切換器4の切換動作を制御する。
【0034】この実施例によれば、信号のスペクトル状
態が同じになるタイミングでサンプリングするので、切
換器4による信号の切換動作が図1,図2の実施例より
も安定させることができる。その他の効果は、前記実施
例と同様である。なお、バンドパスフィルタ6,7の入
力は増幅回路2,3の入力側からとってもよいのはいう
までもない。
【0035】〔第4の実施例〕つぎに、この発明の第4
の実施例の切換増幅装置について説明する(請求項1,
4,5に対応する)。図4はこの発明の第4の実施例の
切換増幅装置の構成を示すブロック図である。図4にお
いて、17,18は図3の増幅器2,3に代わる利得制
御増幅器であり、制御入力信号に応じて利得を増減する
ことができる。19はサンプル・ホールド回路13(サ
ンプル・ホールド回路14でもよい)の出力信号を基準
レベルと比較し、その比較結果を利得制御増幅器17,
18へ制御入力信号として供給する自動利得制御用の比
較器である。20は自動利得制御用の基準レベル印加端
子である。
【0036】以上のように構成されたこの発明の第4の
実施例の切換増幅装置について、以下その動作を説明す
る。切換器4,バンドパスフィルタ6,7,振幅検波器
8、9,比較器12,復調器15,パルス発生器16,
サンプル・ホールド回路13,14と利得制御増幅器1
7,18の利得制御動作以外の部分は図3の実施例と同
様に動作する。
【0037】周波数f1 の信号レベルはサンプル・ホー
ルド回路13から出力される。この信号レベルが略一定
になるように、比較器19によって利得制御増幅器1
7,18に帰還する。これにより、切換器4の出力レベ
ルは略一定となり、切換器4による信号の切換動作をよ
り一層安定させることができる。その他の効果は前記実
施例と同様である。
【0038】なお、増幅器2,3を利得制御増幅器1
7,18に変更し、比較器19を追加する構成は、図1
および図2の実施例にもそれぞれ適用することが可能
で、その場合にも上記と同様の効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】この発明の切換増幅装置によれば、変調
信号に現われる側波帯で上側側波帯のレベルと下側側波
帯のレベルを比較し、その比較結果に基づいて第1およ
び第2の増幅器の何れか一方を選択するということによ
り、信号の再生状況に応じて周波数特性を適正に補正す
ることができ、均整のとれた特性を得ることができる。
【0040】特に、請求項3記載の切換増幅装置によれ
ば、切換器の出力レベルを略一定にすることができ、切
換器による切換動作を安定させることができる。また、
請求項4記載の切換増幅装置によれば、信号のスペクト
ル状態が同じになるときに比較を行うことができ、切換
器による切換動作を安定させることができる。
【0041】また、請求項4記載の切換増幅装置によれ
ば、切換器の出力レベルを略一定にすることができ、切
換器による切換動作を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の切換増幅装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施例の切換増幅装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】この発明の第3の実施例の切換増幅装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】この発明の第4の実施例の切換増幅装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】光ディスク装置の信号検出部の概略図である。
【図6】ディスクの概略図およびその拡大図である。
【図7】従来の切換増幅装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】光ディスクの信号スペクトルおよび各部の周波
数特性の概略図である。
【符号の説明】 1 入力端子 2 増幅器 3 増幅器 4 切換器 5 出力端子 6 バンドパスフィルタ 7 バンドパスフィルタ 8 振幅検波器 9 振幅検波器 10 ローパスフィルタ 11 ローパスフィルタ 12 比較器 13 サンプル・ホールド回路 14 サンプル・ホールド回路 15 復調器 16 パルス発生器 17 利得制御増幅器 18 利得制御増幅器 19 比較器 20 基準レベル印加端子 I 側波帯検出比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 康浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調信号を異なる周波数特性で増幅する
    第1および第2の増幅器と、前記第1および第2の増幅
    器の出力信号の何れか一方を選択して出力する切換器
    と、前記第1および第2の増幅器の入力側および前記切
    換器の出力側の何れか一方における変調信号に現れる側
    波帯のうちの上側側波帯の信号レベルと下側側波帯の信
    号レベルとをそれぞれ個別に検出して両者を比較しその
    比較結果に応じて前記切換器の切換動作を制御する側波
    帯検出比較手段とを備えた切換増幅装置。
  2. 【請求項2】 側波帯検出比較手段を、変調信号中の上
    側側波帯を通過させる第1のバンドパスフィルタと、前
    記変調信号中の下側側波帯を通過させる第2のバンドパ
    スフィルタと、前記第1および第2のバンドパスフィル
    タの出力信号をそれぞれ検波する第1および第2の振幅
    検波器と、前記第1および第2の振幅検波器の出力信号
    の変動分をそれぞれ除去する第1および第2のローパス
    フィルタと、前記第1および第2のローパスフィルタの
    出力信号のレベルを比較しその比較結果で切換器を制御
    する比較器とで構成した請求項1記載の切換増幅装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2の増幅器をそれぞれ第1
    および第2の利得制御増幅器とし、第1および第2のロ
    ーパスフィルタのいずれか一方の出力信号のレベルを基
    準レベルと比較しその比較結果に応じて前記第1および
    第2の利得制御増幅器の利得を制御する利得制御用比較
    器を設けた請求項2記載の切換増幅装置。
  4. 【請求項4】 側波帯検出比較手段を、変調信号中の上
    側側波帯を通過させる第1のバンドパスフィルタと、前
    記変調信号中の下側側波帯を通過させる第2のバンドパ
    スフィルタと、前記第1および第2のバンドパスフィル
    タの出力信号をそれぞれ検波する第1および第2の振幅
    検波器と、前記第1および第2の振幅検波器の出力信号
    をそれぞれサンプル・ホールドする第1および第2のサ
    ンプル・ホールド回路と、前記第1および第2のサンプ
    ル・ホールド回路の出力信号のレベルを比較しその比較
    結果で切換器を制御する比較器と、切換器の出力信号を
    復調する復調器と、前記復調器の出力信号の所定のタイ
    ミングでパルスを発生し前記第1および第2のサンプル
    ・ホールド回路に対してサンプルパルスとして供給する
    サンプルタイミング指示用のパルス発生器とで構成した
    請求項1記載の切換増幅装置。
  5. 【請求項5】 第1および第2の増幅器をそれぞれ第1
    および第2の利得制御増幅器とし、第1および第2のサ
    ンプル・ホールド回路のいずれか一方の出力信号のレベ
    ルを基準レベルと比較しその比較結果に応じて前記第1
    および第2の利得制御増幅器の利得を制御する利得制御
    用比較器を設けた請求項4記載の切換増幅装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002100041A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Sony Corp 光ディスクドライブおよびそれにおけるディスク判定方法

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JP2002100041A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Sony Corp 光ディスクドライブおよびそれにおけるディスク判定方法

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