JPH05321051A - 糸強力変換器付きフリクション紡績装置 - Google Patents
糸強力変換器付きフリクション紡績装置Info
- Publication number
- JPH05321051A JPH05321051A JP12038692A JP12038692A JPH05321051A JP H05321051 A JPH05321051 A JP H05321051A JP 12038692 A JP12038692 A JP 12038692A JP 12038692 A JP12038692 A JP 12038692A JP H05321051 A JPH05321051 A JP H05321051A
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- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims abstract description 5
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- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻取られたボビンから解じょされた糸に破断
に至るまで荷重を加えその時の荷重を糸の強力に変換し
その値が許容値を越えているかを判定する糸強力変換装
置をオートドッファー、オートピーサー或いはフリクシ
ョン紡績装置本体に設けることによって、糸強力値が許
容値を越えた場合には装置異常として巻き取りの再開を
中断することにより紡績糸の強力不足を早期に発見可能
とする。 【構成】 オートドッファー、オートピーサー或いは紡
績装置本体に糸強力変換器を設けたフリクション紡績装
置。 【効果】 紡績糸の強力不足を早期に発見することが可
能となり紡績装置の生産性の向上がはかれ、良質の糸を
安定して生産できる。
に至るまで荷重を加えその時の荷重を糸の強力に変換し
その値が許容値を越えているかを判定する糸強力変換装
置をオートドッファー、オートピーサー或いはフリクシ
ョン紡績装置本体に設けることによって、糸強力値が許
容値を越えた場合には装置異常として巻き取りの再開を
中断することにより紡績糸の強力不足を早期に発見可能
とする。 【構成】 オートドッファー、オートピーサー或いは紡
績装置本体に糸強力変換器を設けたフリクション紡績装
置。 【効果】 紡績糸の強力不足を早期に発見することが可
能となり紡績装置の生産性の向上がはかれ、良質の糸を
安定して生産できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフリクション紡績装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】フリクション紡績装置においては、連続
使用している間に摩擦ロール表面に油剤等の汚れが付着
して使用時間と共に撚の低下が発生し、糸の強力が低く
糸の品質規格を満足していない糸であるにもかかわら
ず、オープンエンドによる紡績糸は、糸の外周にラップ
繊維が発生して低い張力でも糸の引き取りが可能である
ために糸が切れずに巻き取られ、後工程でのトラブルを
引き起こす場合がある。
使用している間に摩擦ロール表面に油剤等の汚れが付着
して使用時間と共に撚の低下が発生し、糸の強力が低く
糸の品質規格を満足していない糸であるにもかかわら
ず、オープンエンドによる紡績糸は、糸の外周にラップ
繊維が発生して低い張力でも糸の引き取りが可能である
ために糸が切れずに巻き取られ、後工程でのトラブルを
引き起こす場合がある。
【0003】この様な糸の欠点を取り除くために、フリ
クション糸はリワインドしなければならず生産性、経済
性の面で不利でありフリクション紡績装置が広く普及す
るための障害となっている。さらに紡績装置の設備管理
の面でも、装置の使用時間と共に撚の低下による糸強力
値が管理限界を越えた時点での該当する錘の停止或いは
部品の交換時期等の判断が困難であり原料の無駄使いと
なり生産性の向上を妨げる要因となっている。
クション糸はリワインドしなければならず生産性、経済
性の面で不利でありフリクション紡績装置が広く普及す
るための障害となっている。さらに紡績装置の設備管理
の面でも、装置の使用時間と共に撚の低下による糸強力
値が管理限界を越えた時点での該当する錘の停止或いは
部品の交換時期等の判断が困難であり原料の無駄使いと
なり生産性の向上を妨げる要因となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
による切り替えや、糸継ぎを行うフリクション紡績装置
に於いて、検出された糸強力値が許容値を越えた場合に
は装置異常として巻き取りの再開を中断することにより
紡績糸の強力不足を早期に発見して後工程でのトラブル
を防ぐことができ、紡績装置の設備管理の面でも、装置
の使用時間と共に撚の低下による糸強力値が管理限界を
越えた時点での該当する錘の停止或いは部品の交換時期
等の判断を容易にし、生産性の向上を図ることができる
装置、方法を提供することである。
による切り替えや、糸継ぎを行うフリクション紡績装置
に於いて、検出された糸強力値が許容値を越えた場合に
は装置異常として巻き取りの再開を中断することにより
紡績糸の強力不足を早期に発見して後工程でのトラブル
を防ぐことができ、紡績装置の設備管理の面でも、装置
の使用時間と共に撚の低下による糸強力値が管理限界を
越えた時点での該当する錘の停止或いは部品の交換時期
等の判断を容易にし、生産性の向上を図ることができる
装置、方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、フリク
ション紡績用のオートドッファー、オートピーサー或い
はフリクション紡績装置本体に糸強力変換器を設けたフ
リクション紡績装置により達成することができる。即
ち、より具体的には、巻取られたボビンから解じょされ
た糸を破断に至るまで荷重を加えてそのときの破断荷重
を検出器により検出して糸の強力に変換しその値が許容
値を越えているかを判定する糸強力変換装置を設けたこ
とを特徴とするフリクション紡績装置である。
ション紡績用のオートドッファー、オートピーサー或い
はフリクション紡績装置本体に糸強力変換器を設けたフ
リクション紡績装置により達成することができる。即
ち、より具体的には、巻取られたボビンから解じょされ
た糸を破断に至るまで荷重を加えてそのときの破断荷重
を検出器により検出して糸の強力に変換しその値が許容
値を越えているかを判定する糸強力変換装置を設けたこ
とを特徴とするフリクション紡績装置である。
【0006】
【実施例】以下に本発明による糸強力変換器付きフリク
ション紡績装置の好ましい実施態様の一例を添付図によ
り説明する。図1において、巻き取りを完了した糸パッ
ケージ2は、空圧シリンダー3によりワインダー1への
接触から解放された後逆転ローラー5によって巻き取り
時と反対方向へ回転され、吸引アーム4により糸端が吸
引される。
ション紡績装置の好ましい実施態様の一例を添付図によ
り説明する。図1において、巻き取りを完了した糸パッ
ケージ2は、空圧シリンダー3によりワインダー1への
接触から解放された後逆転ローラー5によって巻き取り
時と反対方向へ回転され、吸引アーム4により糸端が吸
引される。
【0007】次に図2において前記吸引アーム4は、逆
転ローラー5の回転による糸パッケージ2の回転に合わ
せて糸端を吸引したまま時計回りに所定の角度回転する
ことにより糸が解じょされ、解じょされた糸の途中を把
持ローラー6に押しつけて保持する。前記把持ローラー
6は、両側にローラーを配置して解じょされた糸の2箇
所を保持するように構成する。
転ローラー5の回転による糸パッケージ2の回転に合わ
せて糸端を吸引したまま時計回りに所定の角度回転する
ことにより糸が解じょされ、解じょされた糸の途中を把
持ローラー6に押しつけて保持する。前記把持ローラー
6は、両側にローラーを配置して解じょされた糸の2箇
所を保持するように構成する。
【0008】次に図3において把持ローラー6は、糸を
保持したまま固定ローラー7の位置まで上昇し把持ロー
ラー6と前記固定ローラー7によって、解じょされた糸
の2カ所が把持ローラー6と固定ローラー7の押しつけ
力により固定される。その後、固定された糸の中央を押
しつけるように配置された張力付与ローラー8が下降す
ることにより糸が破断するまで荷重を加え、この時の破
断荷重は糸強力変換器9により糸の強力値に変換され
る。
保持したまま固定ローラー7の位置まで上昇し把持ロー
ラー6と前記固定ローラー7によって、解じょされた糸
の2カ所が把持ローラー6と固定ローラー7の押しつけ
力により固定される。その後、固定された糸の中央を押
しつけるように配置された張力付与ローラー8が下降す
ることにより糸が破断するまで荷重を加え、この時の破
断荷重は糸強力変換器9により糸の強力値に変換され
る。
【0009】前記の強力値が、設定されている許容値を
越えている場合には装置異常として巻き取りの再開を中
断することにより、特にフリクション紡績糸の強力不足
を早期に発見可能とすることができる。糸強力値の設定
については、糸の銘柄に応じて糸番手と管理目標である
糸番手と糸強力との積である番手強力積を入力するもの
とする。
越えている場合には装置異常として巻き取りの再開を中
断することにより、特にフリクション紡績糸の強力不足
を早期に発見可能とすることができる。糸強力値の設定
については、糸の銘柄に応じて糸番手と管理目標である
糸番手と糸強力との積である番手強力積を入力するもの
とする。
【0010】前記の糸強力値が設定されている許容値を
越えている場合に巻き取りの再開を中断しなくても、検
出された糸強力値を錘毎に記憶して出力させることによ
り紡績装置の錘管理も可能となり生産性の向上につなが
る。
越えている場合に巻き取りの再開を中断しなくても、検
出された糸強力値を錘毎に記憶して出力させることによ
り紡績装置の錘管理も可能となり生産性の向上につなが
る。
【0011】
【発明の効果】本発明によるフリクション紡績用のオー
トドッファー、オートピーサー或いはフリクション紡績
装置本体に糸強力変換器を設けた装置は、検出された糸
強力値が許容値を越えた場合には装置異常として巻き取
りの再開を中断することにより紡績糸の強力不足を早期
に発見して後工程での糸の強力不足によるトラブルを防
ぐと共に、紡績装置の錘毎の糸強力に関する情報を記憶
して出力させることができ生産性の向上がはかれ、良質
の糸を安定して生産できる。
トドッファー、オートピーサー或いはフリクション紡績
装置本体に糸強力変換器を設けた装置は、検出された糸
強力値が許容値を越えた場合には装置異常として巻き取
りの再開を中断することにより紡績糸の強力不足を早期
に発見して後工程での糸の強力不足によるトラブルを防
ぐと共に、紡績装置の錘毎の糸強力に関する情報を記憶
して出力させることができ生産性の向上がはかれ、良質
の糸を安定して生産できる。
【0012】また、フリクション紡績糸の強力が不足し
ている部分の除去のためのリワインド工程が不要となり
工程短縮が可能となる。さらに紡績装置の設備管理の面
でも、装置の使用時間と共に撚の低下による糸強力値が
管理限界を越えた時点での該当する錘の停止或いは部品
の交換時期等の正確な判断が可能となり原料の無駄使い
がなくなり生産性の向上につながる。
ている部分の除去のためのリワインド工程が不要となり
工程短縮が可能となる。さらに紡績装置の設備管理の面
でも、装置の使用時間と共に撚の低下による糸強力値が
管理限界を越えた時点での該当する錘の停止或いは部品
の交換時期等の正確な判断が可能となり原料の無駄使い
がなくなり生産性の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸の解じょ開始時を示す簡略側面図である。
【図2】糸の解じょ完了時を示す簡略側面図である。
【図3】糸の破断荷重検出時を示す簡略側面図である。
1 ワインダー 2 糸パッケージ 3 空圧シリンダー 4 吸引アーム 5 逆転ローラー 6 把持ローラー 7 固定ローラー 8 張力付与ローラー 9 糸強力変換器
Claims (1)
- 【請求項1】 オートドッファー、オートピーサー或い
は紡績装置本体に糸強力変換器を設けたことを特徴とす
るフリクション紡績装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12038692A JPH05321051A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 糸強力変換器付きフリクション紡績装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12038692A JPH05321051A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 糸強力変換器付きフリクション紡績装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05321051A true JPH05321051A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14784931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12038692A Withdrawn JPH05321051A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 糸強力変換器付きフリクション紡績装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05321051A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100411602B1 (ko) * | 2000-09-25 | 2003-12-18 | 츠다코마 고교 가부시키가이샤 | 실 시트 권취기 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP12038692A patent/JPH05321051A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100411602B1 (ko) * | 2000-09-25 | 2003-12-18 | 츠다코마 고교 가부시키가이샤 | 실 시트 권취기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |