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JPH05320520A - シリコーンゴム組成物及びその硬化物 - Google Patents

シリコーンゴム組成物及びその硬化物

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Publication number
JPH05320520A
JPH05320520A JP4155810A JP15581092A JPH05320520A JP H05320520 A JPH05320520 A JP H05320520A JP 4155810 A JP4155810 A JP 4155810A JP 15581092 A JP15581092 A JP 15581092A JP H05320520 A JPH05320520 A JP H05320520A
Authority
JP
Japan
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silicone rubber
rubber composition
organopolysiloxane
group
cured product
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JP4155810A
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Yoshio Inoue
凱夫 井上
Masachika Yoshino
正親 吉野
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/34Silicon-containing compounds
    • C08K3/36Silica
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/48Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
    • C08G77/54Nitrogen-containing linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/14Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)分子末端に下記式(1)で示されるト
リオルガノシリルアミン基を少なくとも1個有し、かつ
重合度が2000以上のオルガノポリシロキサンを含有
してなるシリコーンゴム組成物、更に好ましくはこのシ
リコーンゴム組成物に(B)比表面積が50m2/g以
上の微粉末シリカ、を配合したシリコーンゴム組成物を
提供する。 【化1】 (式中、R1,R2,R3は互いに同一又は異なる置換も
しくは非置換の1価炭化水素基を表す。) 【効果】 本発明のシリコーンゴム組成物は非流動性で
あるために作業性、成型性等に優れ、この組成物を硬化
して得たシリコーンゴムは優れた物理的特性を有すると
共に、極めて低硬度で柔軟性、ゴム弾性に優れ、種々の
素材として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非流動性であるために
作業性、成型性に優れ、かつ極めて低硬度のエラストマ
ー成型品になり得るシリコーンゴム硬化物を与えること
ができるシリコーンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーンゴム組成物は、シリコーンポリマー(生ゴム)に充
填剤、加工助剤、加硫剤などを配合してなるもので、こ
のシリコーンゴム組成物の硬化物(シリコーンゴム)
は、耐熱性、耐候性、耐久性、離型性、電気的特性など
に優れているため、建築材料、電気・電子部品、自動車
部品、OA機器部品、及び、食品容器,炊飯器,ポット
等の家庭用品など様々な分野で様々な形に加工成形され
て使用されている。
【0003】この場合、充填剤としてシリカ充填剤を配
合すると補強性が付与されるため、物理的特性に優れた
シリコーンゴムを得ることができ、シリカ充填剤の配合
量を多くすると物理的特性は向上するものの、シリコー
ンゴム成型品の硬度が高くなるが、最近では、補強性シ
リカ充填剤を極めて少量配合したシリコーンゴム組成物
を硬化して得られた低硬度(JIS−A硬さ40以下)
のシリコーンゴムが、従来の高硬度シリコーンゴムでは
得られない優れた柔軟性、ゴム弾性などの特性を有する
ことが判明し、ロール、制振材、防振材などの素材とし
て使用されはじめている。
【0004】ところが、補強性シリカ充填剤の配合量を
少量とした場合、シリコーンゴム組成物はのべたつきが
大きくなるためロール作業性が低下し、また、流動性が
生じるため均一に押出し成形できないなど、成型性に著
しく劣るという問題点があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、非流動性で作業性及び成型性に優れ、かつ
極めて低硬度の硬化物を得ることができるシリコーンゴ
ム組成物及びその硬化物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)分子
末端に下記式(1)で示されるトリオルガノシリルアミ
ン基を少なくとも1個有し、かつ重合度が2000以上
のオルガノポリシロキサンをシリコーン生ゴムとして使
用すること、この場合、更に好ましくは(B)比表面積
が50m2/g以上の微粉末シリカを配合することによ
り得られるシリコーンゴム組成物は、硬化前は非流動性
であるため、ロール粘着が少なく、ロール作業性に優れ
ていると共に、押出し成形時には寸法精度に優れた成型
品を得ることができ、また、射出成形時には金型キャビ
ティ内に収まるのでバリの発生を少なくすることがで
き、更にその硬化物は耐熱性、耐候性等の優れた特性を
有し、しかも極めて低硬度のエラストマー成型品になり
得ることを知見し、本発明をなすに至った。
【0007】
【化2】 (式中、R1,R2,R3は互いに同一又は異なる置換も
しくは非置換の1価炭化水素基を表す。)
【0008】従って、本発明は、(A)分子末端に上記
式(1)で示されるトリアルキルシリルアミン基を少な
くとも1個有し、かつ重合度が2000以上のオルガノ
ポリシロキサン、好ましくはこれに加えて(B)比表面
積が50m2/g以上の微粉末シリカを含有してなるシ
リコーンゴム組成物、及び、上記シリコーンゴム組成物
を硬化してなるシリコーンゴム硬化物を提供する。
【0009】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明のシリコーンゴム組成物は、(A)オルガノポリシ
ロキサンを主成分として構成される。
【0010】この場合、(A)成分のオルガノポリシロ
キサンは分子末端に下記式(1)で示されるトリオルガ
ノシリルアミン基を少なくとも1個有するものである。
【0011】
【化3】
【0012】ここで、R1,R2,R3は互いに同一又は
異なる置換もしくは非置換の1価炭化水素基であり、そ
の炭素数は好ましくは1〜10である。具体的にはメチ
ル基,エチル基,プロピル基等のアルキル基、ビニル
基,アリル基等のアルケニル基、フェニル基,トリル基
等のアリール基、またはこれらの基の炭素原子に結合し
た水素原子の一部又は全部をフッ素等のハロゲン原子、
シアノ基等で置換した3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基、3−シアノプロピル基などが挙げられる。
【0013】このオルガノポリシロキサンの重合度は2
000以上であるが、特に3,000〜10,000で
あることが好ましい。また、このオルガノポリシロキサ
ンは、直鎖状、分枝状、環状のいずれであってもよい
が、良好な特性を有するシリコーンゴム組成物を得るた
めには直鎖状であることが好ましい。このようなオルガ
ノポリシロキサンとしては、例えば下記式(2)で示さ
れるものが好適に使用される。
【0014】
【化4】
【0015】ここで、nは2000以上、好ましくは
3,000〜10,000の整数である。
【0016】なお、R2とR3との合計モル数の平均の
0.02〜5モル%はビニル基であることが好ましい。
ビニル基のモル数が0.02モル%未満であると架橋密
度が低くなり過ぎ、硬化物のゴム強度や圧縮永久歪が悪
くなる場合があり、また、5モル%を超えると架橋密度
が高過ぎるためにゴムが硬くなり伸びも悪くなる場合が
ある。
【0017】また、(A)成分はその1種を単独で又は
2種以上を組合わせて用いることができる。
【0018】(A)成分のトリオルガノシリルアミン基
を有するオルガノポリシロキサンを合成するには公知の
ジオルガノポリシロキサンの重合方法を採用することが
できる。即ち、具体的には1,1,3,3,5,5,
7,7−オクタメチルテトラシロキサンや1,3,5,
7−テトラビニル−テトラシロキサンのような環状のシ
ロキサンに、1,7−ビス(トリメチルトリルアミン)
−1,1,3,3,5,5,7,7,オクタメルテトラ
シロキサンのようなトリオルガノシリルアミン基を末端
基として有するプレポリマーを混合し、例えばテトラブ
チルホスホニルハイドロキサイドのような重合触媒を加
え、110〜180℃で重合することによりオルガノポ
リシロキサンを得ることができる。
【0019】本発明の組成物には、(B)成分として微
粉末シリカを配合することが好ましい。この微粉末シリ
カは、シリコーンゴムに適度の硬さと引っ張り強さ等の
機械的強度を付与するためのものであり、比表面積が5
0m2/g以上、好ましくは100〜400m2/gの微
粉末シリカが好適に使用される。このような微粉末シリ
カとして、具体的にはヒュームドシリカ、焼成シリカ、
沈降性シリカ等が例示され、これらを単独で又は2種以
上を組合わせて用いることができる。また、これらのシ
リカは鎖状オルガノポリシロキサン、環状オルガノポリ
シロキサン、ヘキサメチレンジシラザン、ジクロルジメ
チルシラン等で表面処理したものを用いることもでき
る。
【0020】かかる微粉末シリカの配合量は、(A)成
分のオルガノポリシロキサン100部(重量部、以下同
じ)に対して3〜50部、特に3〜30部とすることが
好ましい。配合量が50部を超えると硬化物のゴム強度
が大きくなり過ぎたり圧縮永久歪が大きくなる場合があ
り、3部未満では流動性が現れるために加工性が悪くな
ったり、十分な機械的強度が得られない場合がある。
【0021】また、本発明の組成物には、必要に応じて
顔料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、酸
化アンチモン,塩化パラフィン等の難燃剤、窒化ホウ
素,酸化アルミニウム等の熱伝導性向上剤などを配合し
てもよい。また、シリコーンゴム組成物に適宜配合され
る種々の公知のゴム配合剤、例えば粉砕シリカ、けいそ
う土、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、カーボンブラッ
ク、酸化バリウム、酸化マグネシウム、水酸化セリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、ア
スベスト、ガラスウール、微粉マイカ、溶融シリカ粉末
等を本発明の目的を損なわない程度に添加配合しても差
支えない。
【0022】本発明のシリコーンゴム組成物を製造する
方法としては、特に限定されないが、(A)成分のオル
ガノポリシロキサンと(B)の微粉末シリカをニーダー
等の混練装置に仕込み、室温で配合した後、100〜2
00℃温度で、1〜5時間熱処理することにより得るこ
とができる。また、微粉末シリカの分散性を良くするた
め、上記熱処理後、アルコキシシラン類、シラノール類
を有するシラン・シロキサン類、水などを添加するよう
にしてもよい。
【0023】本発明のシリコーンゴム組成物を硬化させ
る方法としては、従来から公知のヒドロシリル化反応を
利用する方法又は有機過酸化物を触媒として加硫させる
方法のいずれかの方法で硬化させることができる。
【0024】ヒドロシリル化反応を利用して硬化させる
場合には、硬化剤としてオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと白金族金属系触媒とを組合わせたものを用い
て行われる。このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンとしては、1分子中に2個以上のSiH基を有するオ
ルガノポリシロキサンであればよく、直鎖状、環状、分
枝状のいずれであってもよい。また、このようなSiH
基は、ポリシロキサンの分子末端にあってもよいし、途
中にあってもよい。かかるオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンは(A)成分のオルガノポリシロキサンのア
ルケニル基1モル当り、SiH基が0.5〜10モル、
特に1〜5モルとなる量割合で使用することが好まし
い。
【0025】また、白金族金属系触媒としては、例えば
米国特許第2,970,150号に記載されている微粉
末金属白金触媒、米国特許第2,823,218号に記
載されている塩化白金酸触媒、米国特許第3,159,
601号及び同第3,159,662号に記載されてい
る白金−炭化水素錯化合物、米国特許第3,516,9
46号に記載されている塩化白金酸−オルフィン錯化合
物、米国特許第3,775,452号及び同第3,81
4,780号に記載されている白金−ビニルシロキサン
錯体などを使用することができる。
【0026】この白金族金属系触媒の配合量は(A)成
分のオルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンの合計量に対して白金金属として0.1
〜1,000ppm、特に1〜100ppmとすること
が好ましい。ヒドロシリル化反応による硬化は、60〜
200℃の温度で、0.5〜5時間加熱することにより
行うことができる。
【0027】なお、硬化の際、室温における保存安定性
が良好でかつ適度なポットライフを保持するために、メ
チルビニルシクロテトラシロキサン、アセチレンアルコ
ール類などの反応制御剤を添加することもできる。
【0028】一方、有機過酸化物を触媒としてシリコー
ンゴム組成物を加硫させる場合、有機過酸化物として
は、過酸化物硬化型シリコーンゴムを硬化させるために
通常使用されるものであれば特に制限なく用いることが
できる。具体的には、ベンゾイルパーオキサイド、ビス
(2,4−クロロベンゾイル)パーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−ジ−t−
ブチルパーオキシヘキサン、t−ブチルパーベンゾエー
ト、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、
ジクミルパーオキサイド等が挙げられ、これらの1種単
独で又は2種以上を組合わせて用いることができる。
【0029】この有機過酸化物の配合量は、通常、オル
ガノポリシロキサン100部に対して0.01〜3部、
特に0.05〜1部とすることが好ましい。100〜2
50℃の温度で5分〜5時間程度加熱することによって
硬化させることができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、実施例の説明に先立ち、本発明のシ
リコーンゴム組成物の(A)成分であるオルガノポリシ
ロキサンの合成例について説明する。
【0031】[合成例1]1,1,3,3,5,5,
7,7−オクタメチルテトラシロキサン7400g、
1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テト
ラビニル−テトラシロキサン13g、1,7−ビス(ト
リメチルシリルアミン)1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサン11.4gを容量1
0リットルのセパラブルフラスコに収め、この混合物を
110℃に昇温して、重合触媒であるテトラブチルホス
ホニウムハイドロキサイド1.4gを添加し、110℃
で約3時間保ったところ、オルガノポリシロキサンが生
成した。次に、170℃に昇温して重合触媒を分解し、
このままの温度でフラスコ内の圧力を3mmHgに減圧
し、約5時間かけて低分子量シロキサンを除去し、オル
ガノポリシロキサンAを得た。
【0032】[合成例2]1,3,5,7−テトラメチ
ル−1,3,5,7−テトラビニル−テトラシロキサン
13g及び1,7−ビス(トリメチルシリルアミン)
1,1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラ
シロキサン11.4gの代わりに1,7−ビス(トリメ
チルシリルアミン)1,1,3,3,5,5,7,7−
オクタメチルテトラシロキサン12.6gを用いた以外
は合成例1と同様の操作によりオルガノポリシロキサン
Bを得た。
【0033】次に、上記合成例において得られたオルガ
ノポリシロキサンA,Bのトリメチルシリルアミン基の
確認を以下のようにして行った。
【0034】トリメチルシリルアミン基の確認 オルガノポリシロキサンA,Bをそれぞれトルエンに溶
解して10%トルエン溶液とし、温度200℃で蒸留し
た。留分をガスクロマトグラフに付したところ、トルエ
ン以外の成分は痕跡量の環状シロキサン(ジメチルシロ
キサンの4量体,5量体,6量体,7量体)だけである
ことが確認され、従ってこの分析結果から、オルガノポ
リシロキサンA,Bにおいては分子末端基がトリメチル
シリルアミン基であることが確認された。
【0035】[実施例1]オルガノポリシロキサンA1
00部に、水0.1部、末端シラノール基メチルフェニ
ルポリシロキサン(重合度4)2部、及びエアロジル2
00[日本エアロジル(株)製のヒュームドシリカ]1
5部を添加してニーダーで混練りし、150℃で2時間
熱処理してベースコンパウンド+を作製した。
【0036】[実施例2]オルガノポリシロキサンA1
00部の代わりにオルガノポリシロキサンA30部とオ
ルガノポリシロキサンB70部との混合物を用いた以外
は実施例1と同様の操作によりベースコンパウンド,を
作製した。
【0037】[比較例]オルガノポリシロキサンA10
0部の代わりにジメチルシロキシ単位99.825モル
%、メチルビニルシロキシ単位0.15モル%及びジメ
チルビニルシロキシ単位0.025モル%からなる平均
重合度8000のオルガノポリシロキサン生ゴム100
部を用いた以外は実施例1と同様の操作によりベースコ
ンパウンド−を作製した。
【0038】次に、JIS−A5758に規定するスラ
ンプ試験用の溝型容器に上記各ベースコンパウンドを充
填し、そのまま室温において24時間放置後、各ベース
コンパウンドが溝の下に流れ出る距離を測定し、その距
離をmm単位で表す方法によりベースコンパウンドの流
動性を測定した。結果を表1に示す。
【0039】また、各ベースコンパウンド100部に
2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.5部を加えて均一に混合した後、温度
170℃で10分間プレス加硫し、次いで200℃で4
時間ポスト加硫し、加硫ゴムシートを得た。これらのゴ
ムシートの硬化物性をJIS−K6301に従って測定
した。結果を表1に併記する。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシリコー
ンゴム組成物は非流動性であるために作業性、成型性等
に優れ、この組成物を硬化して得たシリコーンゴムは優
れた物理的特性を有すると共に、極めて低硬度で柔軟
性、ゴム弾性に優れ、種々の素材として有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子末端に下記式(1)で示され
    るトリオルガノシリルアミン基を少なくとも1個有し、
    かつ重合度が2000以上のオルガノポリシロキサンを
    含有してなるシリコーンゴム組成物。 【化1】 (式中、R1,R2,R3は互いに同一又は異なる置換も
    しくは非置換の1価炭化水素基を表す。)
  2. 【請求項2】 (B)比表面積が50m2/g以上の微
    粉末シリカを配合した請求項1記載のシリコーンゴム組
    成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の組成物を硬化してなる
    シリコーンゴム硬化物。
JP4155810A 1992-05-22 1992-05-22 シリコーンゴム組成物及びその硬化物 Expired - Lifetime JP2630169B2 (ja)

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