JPH05315937A - Cmos/eclレベル変換回路 - Google Patents
Cmos/eclレベル変換回路Info
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- JPH05315937A JPH05315937A JP4118711A JP11871192A JPH05315937A JP H05315937 A JPH05315937 A JP H05315937A JP 4118711 A JP4118711 A JP 4118711A JP 11871192 A JP11871192 A JP 11871192A JP H05315937 A JPH05315937 A JP H05315937A
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- 101000854879 Homo sapiens V-type proton ATPase 116 kDa subunit a 2 Proteins 0.000 description 1
- 101000854873 Homo sapiens V-type proton ATPase 116 kDa subunit a 4 Proteins 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/0175—Coupling arrangements; Interface arrangements
- H03K19/017509—Interface arrangements
- H03K19/017518—Interface arrangements using a combination of bipolar and field effect transistors [BIFET]
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/0175—Coupling arrangements; Interface arrangements
- H03K19/018—Coupling arrangements; Interface arrangements using bipolar transistors only
- H03K19/01806—Interface arrangements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Computing Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高速動作が可能で構成を簡単にし、しかも、入
出力のデューティ比のずれを低減する。 【構成】NPN型トランジスタQ1のベースに、直列接
続されたダイオードD1及びD2のカソード側一端と抵
抗R1の一端と抵抗R2の一端とが接続され、NPN型
トランジスタQ1のコレクタと直列接続されたダイオー
ドD1及びD2のアノード側他端と抵抗R2の他端とが
共に高電位側電源供給線VCCに接続され、NPN型ト
ランジスタQ1のエミッタが抵抗又は定電流源Aを介し
て低電位側電源供給線VSSに接続されている。
出力のデューティ比のずれを低減する。 【構成】NPN型トランジスタQ1のベースに、直列接
続されたダイオードD1及びD2のカソード側一端と抵
抗R1の一端と抵抗R2の一端とが接続され、NPN型
トランジスタQ1のコレクタと直列接続されたダイオー
ドD1及びD2のアノード側他端と抵抗R2の他端とが
共に高電位側電源供給線VCCに接続され、NPN型ト
ランジスタQ1のエミッタが抵抗又は定電流源Aを介し
て低電位側電源供給線VSSに接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS回路の2値電
圧レベルからECL回路の2値電圧レベルに変換するC
MOS/ECLレベル変換回路に関する。
圧レベルからECL回路の2値電圧レベルに変換するC
MOS/ECLレベル変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステム等の高速化、高集
積化に伴い、高速動作が可能なECL回路と、高集積か
つ低消費電力のCMOS回路とを混在させるケースが多
くなってきている。このような混在回路では、その入出
力部にECLレベルとCMOSレベルとの間で電圧変換
する回路を備え、ECLレベルを用いて高速なチップ間
転送を可能としている。
積化に伴い、高速動作が可能なECL回路と、高集積か
つ低消費電力のCMOS回路とを混在させるケースが多
くなってきている。このような混在回路では、その入出
力部にECLレベルとCMOSレベルとの間で電圧変換
する回路を備え、ECLレベルを用いて高速なチップ間
転送を可能としている。
【0003】図4は、Bi−CMOS回路で構成され
た、高速動作が可能な従来のCMOS/ECLレベル変
換回路10Xの構成を示す。
た、高速動作が可能な従来のCMOS/ECLレベル変
換回路10Xの構成を示す。
【0004】このCMOS/ECLレベル変換回路10
Xは、CMOS回路20とECL回路30との間に接続
され、CMOS回路20と同一チップに設けられ、CM
OS回路20からECL回路30へ信号を伝達する際
に、CMOS回路の2値電圧レベルからECL回路の2
値電圧レベルに変換するものである。
Xは、CMOS回路20とECL回路30との間に接続
され、CMOS回路20と同一チップに設けられ、CM
OS回路20からECL回路30へ信号を伝達する際
に、CMOS回路の2値電圧レベルからECL回路の2
値電圧レベルに変換するものである。
【0005】図中、MP1はpMOSトランジスタ、M
N1〜MN3はnMOSトランジスタ、Q1〜Q6はN
PN型トランジスタ、D1、D4はダイオード、R4〜
R6は抵抗、VCCは高電位側電源供給線、VSSは低
電位側電源供給線である。高電位側電源供給線VCCの
電位を0.0Vとすると、低電位側電源供給線VSSの
電位は−5.0Vである。
N1〜MN3はnMOSトランジスタ、Q1〜Q6はN
PN型トランジスタ、D1、D4はダイオード、R4〜
R6は抵抗、VCCは高電位側電源供給線、VSSは低
電位側電源供給線である。高電位側電源供給線VCCの
電位を0.0Vとすると、低電位側電源供給線VSSの
電位は−5.0Vである。
【0006】CMOS回路20からCMOS/ECLレ
ベル変換回路10Xに供給する入力信号VCを高レベル
(0.0V)にすると、pMOSトランジスタMP1、
nMOSトランジスタMN3及びNPN型トランジスタ
Q1がオフ、nMOSトランジスタMN1、MN2及び
NPN型トランジスタQ2がオンになり、CMOS/E
CLレベル変換回路10XからECL回路30へ供給さ
れる出力信号VE、すなわちNPN型トランジスタQ3
のベース電位は、−4.2〜−4.3V程度となる。
ベル変換回路10Xに供給する入力信号VCを高レベル
(0.0V)にすると、pMOSトランジスタMP1、
nMOSトランジスタMN3及びNPN型トランジスタ
Q1がオフ、nMOSトランジスタMN1、MN2及び
NPN型トランジスタQ2がオンになり、CMOS/E
CLレベル変換回路10XからECL回路30へ供給さ
れる出力信号VE、すなわちNPN型トランジスタQ3
のベース電位は、−4.2〜−4.3V程度となる。
【0007】入力信号VCを低レベル(−5.0V)に
すると、pMOSトランジスタMP1、nMOSトラン
ジスタMN3及びNPN型トランジスタQ1がオン、n
MOSトランジスタMN1、MN2及びNPN型トラン
ジスタQ2がオフになり、出力信号VEは−1.6V程
度となる。したがって、NPN型トランジスタQ4のベ
ースには、高レベルと低レベルの中点である−2.9V
の参照電位が印加される。
すると、pMOSトランジスタMP1、nMOSトラン
ジスタMN3及びNPN型トランジスタQ1がオン、n
MOSトランジスタMN1、MN2及びNPN型トラン
ジスタQ2がオフになり、出力信号VEは−1.6V程
度となる。したがって、NPN型トランジスタQ4のベ
ースには、高レベルと低レベルの中点である−2.9V
の参照電位が印加される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CMOS/E
CLレベル変換回路10Xの構成が複雑であるので、所
要チップ面積が広くなる。また、pMOSトランジスタ
MP1のオン抵抗のばらつきにより、入力信号VCのデ
ューティ比と出力信号VEのデューティ比とが一致しな
くなる。例えば図5において、(A)に示すようなデュ
ーティ比50%の入力信号VCに対し、CMOS/EC
Lレベル変換回路10Xのしきい電圧がVTH0の場合
には出力信号VEが(B)に示す如くデューティ比50
%となるが、pMOSトランジスタMP1のオン抵抗の
ばらつきによりCMOS/ECLレベル変換回路10X
のしきい電圧がVPH1となると、(C)に示す如く出
力信号VEのデューティ比が50%からずれる。
CLレベル変換回路10Xの構成が複雑であるので、所
要チップ面積が広くなる。また、pMOSトランジスタ
MP1のオン抵抗のばらつきにより、入力信号VCのデ
ューティ比と出力信号VEのデューティ比とが一致しな
くなる。例えば図5において、(A)に示すようなデュ
ーティ比50%の入力信号VCに対し、CMOS/EC
Lレベル変換回路10Xのしきい電圧がVTH0の場合
には出力信号VEが(B)に示す如くデューティ比50
%となるが、pMOSトランジスタMP1のオン抵抗の
ばらつきによりCMOS/ECLレベル変換回路10X
のしきい電圧がVPH1となると、(C)に示す如く出
力信号VEのデューティ比が50%からずれる。
【0009】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、高速動作が可能でかつ構成が簡単であり、しかも、
入出力のデューティ比のずれを低減することができるC
MOS/ECLレベル変換回路を提供することにある。
み、高速動作が可能でかつ構成が簡単であり、しかも、
入出力のデューティ比のずれを低減することができるC
MOS/ECLレベル変換回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】図1は、本
発明に係るCMOS/ECLレベル変換回路の原理構成
を示す。
発明に係るCMOS/ECLレベル変換回路の原理構成
を示す。
【0011】第1発明では、NPN型トランジスタQ1
のベースに、直列接続された2段又は3段のダイオード
D1、D2のカソード側一端と第1抵抗R1の一端と第
2抵抗R2の一端とが接続され、NPN型トランジスタ
Q1のコレクタと直列接続されたダイオードD1、D2
のアノード側他端と第2抵抗R2の他端とが共に高電位
側電源供給線VCCに接続され、NPN型トランジスタ
Q1のエミッタが第3抵抗Aを介して低電位側電源供給
線VSSに接続されている。そして、第1抵抗R1の他
端が信号入力端となりNPN型トランジスタQ1のエミ
ッタが信号出力端となっている。
のベースに、直列接続された2段又は3段のダイオード
D1、D2のカソード側一端と第1抵抗R1の一端と第
2抵抗R2の一端とが接続され、NPN型トランジスタ
Q1のコレクタと直列接続されたダイオードD1、D2
のアノード側他端と第2抵抗R2の他端とが共に高電位
側電源供給線VCCに接続され、NPN型トランジスタ
Q1のエミッタが第3抵抗Aを介して低電位側電源供給
線VSSに接続されている。そして、第1抵抗R1の他
端が信号入力端となりNPN型トランジスタQ1のエミ
ッタが信号出力端となっている。
【0012】第2発明では、上記第1発明において、第
3抵抗Aの代わりに定電流源を用いている。
3抵抗Aの代わりに定電流源を用いている。
【0013】第1抵抗R1は、入力信号VCが低レベル
のときに第1抵抗R1を通ってCMOS回路20側に流
れる電流を制限するためのものである。第1抵抗R1の
抵抗値が小さいほど高速動作が可能であるが、最小抵抗
値はCMOS回路20の出力段の駆動能力に依存する。
第2抵抗R2は、入力信号VCが高レベルのときに第1
抵抗R1による電圧降下を低減するものであり、抵抗値
が小さい方が好ましい。第2抵抗R2の抵抗値は、入力
信号VCが低レベルのときにダイオードD1、D2がN
PN型トランジスタQ1のベース電位をクランプできる
もの、例えば数KΩのものが用いられる。第3抵抗又は
定電流源Aは、NPN型トランジスタQ1がオンのとき
の電流を制限するためのものである。
のときに第1抵抗R1を通ってCMOS回路20側に流
れる電流を制限するためのものである。第1抵抗R1の
抵抗値が小さいほど高速動作が可能であるが、最小抵抗
値はCMOS回路20の出力段の駆動能力に依存する。
第2抵抗R2は、入力信号VCが高レベルのときに第1
抵抗R1による電圧降下を低減するものであり、抵抗値
が小さい方が好ましい。第2抵抗R2の抵抗値は、入力
信号VCが低レベルのときにダイオードD1、D2がN
PN型トランジスタQ1のベース電位をクランプできる
もの、例えば数KΩのものが用いられる。第3抵抗又は
定電流源Aは、NPN型トランジスタQ1がオンのとき
の電流を制限するためのものである。
【0014】次に、上記の如く構成された第1及び第2
の発明の動作を説明する。
の発明の動作を説明する。
【0015】入力信号VCが高レベルVCCに遷移する
と、NPN型トランジスタQ1のベース電位が高速に電
位VCCとなり、出力信号VEはこの電位からNPN型
トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEだけ
低いVEH=VCC−VBEとなる。ベース・エミッタ
間電圧VBEは0.7〜0.8V程度である。
と、NPN型トランジスタQ1のベース電位が高速に電
位VCCとなり、出力信号VEはこの電位からNPN型
トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEだけ
低いVEH=VCC−VBEとなる。ベース・エミッタ
間電圧VBEは0.7〜0.8V程度である。
【0016】入力信号VCが低レベルVSSになると、
ダイオードD1及びD2のクランプ作用によりNPN型
トランジスタQ1のベース電位が高速にVCC−VD1
−VD2となり、出力信号VEはこれからNPN型トラ
ンジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEだけ低下
したVEL=VCC−VD1−VD2−VBEとなる。
ダイオードの順方向電圧VD1及びVD2は、ベース・
エミッタ間電圧VBEと同様に0.7〜0.8V程度で
ある。
ダイオードD1及びD2のクランプ作用によりNPN型
トランジスタQ1のベース電位が高速にVCC−VD1
−VD2となり、出力信号VEはこれからNPN型トラ
ンジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEだけ低下
したVEL=VCC−VD1−VD2−VBEとなる。
ダイオードの順方向電圧VD1及びVD2は、ベース・
エミッタ間電圧VBEと同様に0.7〜0.8V程度で
ある。
【0017】本第1及び第2の発明は、高速動作が可能
でかつ構成が簡単であり、しかも、高レベルVEHがN
PN型トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VB
Eで定まり、かつ、低レベルVELがダイオードD1の
端子間電圧とダイオードD2の端子間電圧とNPN型ト
ランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEとの和
で定まるので、CMOS/ECLレベル変換回路10A
の入出力のデューティ比のずれを図4の場合よりも低減
することができる。
でかつ構成が簡単であり、しかも、高レベルVEHがN
PN型トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VB
Eで定まり、かつ、低レベルVELがダイオードD1の
端子間電圧とダイオードD2の端子間電圧とNPN型ト
ランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEとの和
で定まるので、CMOS/ECLレベル変換回路10A
の入出力のデューティ比のずれを図4の場合よりも低減
することができる。
【0018】図1ではダイオードD1及びD2が2段直
列に接続されているが、ダイオードが3段直列に接続さ
れている場合も上記同様である。
列に接続されているが、ダイオードが3段直列に接続さ
れている場合も上記同様である。
【0019】本第1及び第2の発明の第1態様では、例
えば図2に示す如く、第1抵抗R1の上記他端及び一端
にそれぞれダイオードD3のアノード及びカソードが接
続されている。
えば図2に示す如く、第1抵抗R1の上記他端及び一端
にそれぞれダイオードD3のアノード及びカソードが接
続されている。
【0020】この構成の場合、入力信号VCの立ち上が
りがより高速、すなわち、より高速動作が可能となる。
りがより高速、すなわち、より高速動作が可能となる。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0022】図2は、一実施例のCMOS/ECLレベ
ル変換回路10Aの構成を示す。このCMOS/ECL
レベル変換回路10Aは、CMOS回路20とECL回
路30との間に接続され、CMOS回路20と同一チッ
プに設けられ、CMOS回路20からECL回路30へ
信号を伝達する際に、CMOS回路の2値電圧レベルか
らECL回路の2値電圧レベルに変換するものである。
ル変換回路10Aの構成を示す。このCMOS/ECL
レベル変換回路10Aは、CMOS回路20とECL回
路30との間に接続され、CMOS回路20と同一チッ
プに設けられ、CMOS回路20からECL回路30へ
信号を伝達する際に、CMOS回路の2値電圧レベルか
らECL回路の2値電圧レベルに変換するものである。
【0023】CMOS/ECLレベル変換回路10A
は、NPN型トランジスタQ1のベースに、直列接続さ
れた2段のダイオードD1及びD2のカソード側一端
と、抵抗R1の一端と、抵抗R2の一端と、ダイオード
D3のカソードとが接続されている。NPN型トランジ
スタQ1のコレクタと、ダイオードD1のアノードと、
抵抗R2の他端とは、共に高電位側電源供給線VCCに
接続されている。NPN型トランジスタQ1のエミッタ
は、抵抗R3を介して低電位側電源供給線VSSに接続
されている。また、ダイオードD3のアノードと抵抗R
1の他端とが共通に接続されて、CMOS/ECLレベ
ル変換回路10Aの信号入力端となっている。CMOS
/ECLレベル変換回路10Aの信号出力端は、NPN
型トランジスタQ1のエミッタである。
は、NPN型トランジスタQ1のベースに、直列接続さ
れた2段のダイオードD1及びD2のカソード側一端
と、抵抗R1の一端と、抵抗R2の一端と、ダイオード
D3のカソードとが接続されている。NPN型トランジ
スタQ1のコレクタと、ダイオードD1のアノードと、
抵抗R2の他端とは、共に高電位側電源供給線VCCに
接続されている。NPN型トランジスタQ1のエミッタ
は、抵抗R3を介して低電位側電源供給線VSSに接続
されている。また、ダイオードD3のアノードと抵抗R
1の他端とが共通に接続されて、CMOS/ECLレベ
ル変換回路10Aの信号入力端となっている。CMOS
/ECLレベル変換回路10Aの信号出力端は、NPN
型トランジスタQ1のエミッタである。
【0024】一方、CMOS回路20の出力段には、p
MOSトランジスタMP2とnMOSトランジスタMN
4とからなるCMOSインバータ21が備えられてお
り、CMOSインバータ21の出力端が、配線容量C1
の信号線を介してCMOS/ECLレベル変換回路10
Aの入力端に接続されている。
MOSトランジスタMP2とnMOSトランジスタMN
4とからなるCMOSインバータ21が備えられてお
り、CMOSインバータ21の出力端が、配線容量C1
の信号線を介してCMOS/ECLレベル変換回路10
Aの入力端に接続されている。
【0025】また、ECL回路30の入力段には、NP
N型トランジスタQ3〜Q5及び抵抗R4〜R6からな
るCMLゲート31が備えられており、NPN型トラン
ジスタQ3のベースにCMOS/ECLレベル変換回路
10Aの出力端が接続されている。NPN型トランジス
タQ4のベースには、例えばVBB=−1.5Vの参照
電圧が印加される。
N型トランジスタQ3〜Q5及び抵抗R4〜R6からな
るCMLゲート31が備えられており、NPN型トラン
ジスタQ3のベースにCMOS/ECLレベル変換回路
10Aの出力端が接続されている。NPN型トランジス
タQ4のベースには、例えばVBB=−1.5Vの参照
電圧が印加される。
【0026】CMOS/ECLレベル変換回路10Aに
おいて、抵抗R1は、入力信号VCが低レベルのときに
抵抗R1を通ってCMOS回路20側に流れる電流を制
限するためのものである。抵抗R1の抵抗値が小さいほ
ど高速動作が可能であるが、最小抵抗値はCMOS回路
20の出力段のCMOSインバータ21の駆動能力に依
存する。抵抗R2は、入力信号VCが高レベルのときに
抵抗R1による電圧降下を低減するものであり、抵抗値
が小さい方が好ましい。抵抗R2の抵抗値は、入力信号
VCが低レベルのときにダイオードD1及びD2がNP
N型トランジスタQ1のベース電位をクランプできるも
の、例えば数KΩのものが用いられる。抵抗R3は、N
PN型トランジスタQ1がオンのときの電流を制限する
ためのものであり、この代わりに電流源を用いてもよ
い。
おいて、抵抗R1は、入力信号VCが低レベルのときに
抵抗R1を通ってCMOS回路20側に流れる電流を制
限するためのものである。抵抗R1の抵抗値が小さいほ
ど高速動作が可能であるが、最小抵抗値はCMOS回路
20の出力段のCMOSインバータ21の駆動能力に依
存する。抵抗R2は、入力信号VCが高レベルのときに
抵抗R1による電圧降下を低減するものであり、抵抗値
が小さい方が好ましい。抵抗R2の抵抗値は、入力信号
VCが低レベルのときにダイオードD1及びD2がNP
N型トランジスタQ1のベース電位をクランプできるも
の、例えば数KΩのものが用いられる。抵抗R3は、N
PN型トランジスタQ1がオンのときの電流を制限する
ためのものであり、この代わりに電流源を用いてもよ
い。
【0027】また、直列接続された2段のダイオードD
1及びD2は、3段にしてもよい。これを1段にすると
出力信号VEの振幅が小さくなり過ぎ、4段以上にする
と出力信号VEのレベルが下がり過ぎてNPN型トラン
ジスタQ5のベース電位がそのコレクタ電位より高くな
り、NPN型トランジスタQ5が飽和状態になる。ダイ
オードD3は、入力信号VCの立ち上がりを高速化する
ためのものである。
1及びD2は、3段にしてもよい。これを1段にすると
出力信号VEの振幅が小さくなり過ぎ、4段以上にする
と出力信号VEのレベルが下がり過ぎてNPN型トラン
ジスタQ5のベース電位がそのコレクタ電位より高くな
り、NPN型トランジスタQ5が飽和状態になる。ダイ
オードD3は、入力信号VCの立ち上がりを高速化する
ためのものである。
【0028】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作を説明する。図3は、図2のCMOS/ECLレベル
変換回路の入出力レベルを示す。図中、電位VCH及び
VCLはそれぞれCMOS回路20の高レベル及び低レ
ベルであり、電位VEH及びVELはそれぞれECL回
路30の高レベル及び低レベルであり、電位VBBはN
PN型トランジスタQ4のベース電位である。
作を説明する。図3は、図2のCMOS/ECLレベル
変換回路の入出力レベルを示す。図中、電位VCH及び
VCLはそれぞれCMOS回路20の高レベル及び低レ
ベルであり、電位VEH及びVELはそれぞれECL回
路30の高レベル及び低レベルであり、電位VBBはN
PN型トランジスタQ4のベース電位である。
【0029】入力信号VCが高レベル(0.0V)に遷
移すると、NPN型トランジスタQ1のベース電位が高
速に0.0Vとなり、出力信号VEはこの電位からNP
N型トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBE
だけ低い−0.7〜−0.8V程度になる。これによ
り、NPN型トランジスタQ6のベース電位が上昇して
NPN型トランジスタQ6がオンになる。
移すると、NPN型トランジスタQ1のベース電位が高
速に0.0Vとなり、出力信号VEはこの電位からNP
N型トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBE
だけ低い−0.7〜−0.8V程度になる。これによ
り、NPN型トランジスタQ6のベース電位が上昇して
NPN型トランジスタQ6がオンになる。
【0030】入力信号VCが低レベル(−5.0V)に
なると、ダイオードD1及びD2のクランプ作用により
NPN型トランジスタQ1のベース電位が高速に−1.
4〜−1.6V程度となり、出力信号VEはこれからN
PN型トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VB
Eだけ低下した−2.1〜−2.4V程度となる。これ
により、トランジスタQ6のベース電位が低下してNP
N型トランジスタQ6がオフになる。
なると、ダイオードD1及びD2のクランプ作用により
NPN型トランジスタQ1のベース電位が高速に−1.
4〜−1.6V程度となり、出力信号VEはこれからN
PN型トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VB
Eだけ低下した−2.1〜−2.4V程度となる。これ
により、トランジスタQ6のベース電位が低下してNP
N型トランジスタQ6がオフになる。
【0031】本実施例では、高速動作が可能でかつ構成
が簡単であり、しかも、高レベルVEHがNPN型トラ
ンジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEで定ま
り、かつ、低レベルVELがダイオードD1の端子間電
圧とダイオードD2の端子間電圧とNPN型トランジス
タQ1のベース・エミッタ間電圧VBEとの和で定まる
ので、CMOS/ECLレベル変換回路10Aの入出力
のデューティ比のずれを図4の場合よりも低減すること
ができる。
が簡単であり、しかも、高レベルVEHがNPN型トラ
ンジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEで定ま
り、かつ、低レベルVELがダイオードD1の端子間電
圧とダイオードD2の端子間電圧とNPN型トランジス
タQ1のベース・エミッタ間電圧VBEとの和で定まる
ので、CMOS/ECLレベル変換回路10Aの入出力
のデューティ比のずれを図4の場合よりも低減すること
ができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く、本第1及び第2の発
明に係るCMOS/ECLレベル変換回路によれば、高
速動作が可能でかつ構成が簡単であり、しかも、このC
MOS/ECLレベル変換回路の入出力のデューティ比
のずれを従来よりも低減することができるという優れた
効果を奏し、高集積化に寄与するところが大きい。
明に係るCMOS/ECLレベル変換回路によれば、高
速動作が可能でかつ構成が簡単であり、しかも、このC
MOS/ECLレベル変換回路の入出力のデューティ比
のずれを従来よりも低減することができるという優れた
効果を奏し、高集積化に寄与するところが大きい。
【0033】また、本第1及び第2の発明の第1態様に
よれば、より高速動作が可能となるという効果を奏す
る。
よれば、より高速動作が可能となるという効果を奏す
る。
【図1】本発明の原理構成を示すCMOS/ECLレベ
ル変換回路の構成図である。
ル変換回路の構成図である。
【図2】本発明の一実施例のCMOS/ECLレベル変
換回路の構成図である。
換回路の構成図である。
【図3】図2のCMOS/ECLレベル変換回路の入出
力レベルを示す図である。
力レベルを示す図である。
【図4】従来のCMOS/ECLレベル変換回路の構成
図である。
図である。
【図5】従来技術の問題点を説明するための電圧波形図
である。
である。
10、10A、10X CMOS/ECLレベル変換回
路 20 CMOS回路 30 ECL回路 MP1、MP2 pMOSトランジスタ MN1〜MN4 nMOSトランジスタ
路 20 CMOS回路 30 ECL回路 MP1、MP2 pMOSトランジスタ MN1〜MN4 nMOSトランジスタ
Claims (3)
- 【請求項1】 NPN型トランジスタ(Q1)のベース
に、直列接続された2段又は3段のダイオード(D1、
D2)のカソード側一端と第1抵抗(R1)の一端と第
2抵抗(R2)の一端とが接続され、該NPN型トラン
ジスタのコレクタと直列接続された該ダイオードのアノ
ード側他端と該第2抵抗の他端とが共に高電位側電源供
給線(VCC)に接続され、該NPN型トランジスタの
エミッタが第3抵抗(A)を介して低電位側電源供給線
(VSS)に接続され、 該第1抵抗の他端が信号入力端となり該NPN型トラン
ジスタのエミッタが信号出力端となっていることを特徴
とするCMOS/ECLレベル変換回路。 - 【請求項2】 NPN型トランジスタ(Q1)のベース
に、直列接続された2段又は3段のダイオード(D1、
D2)のカソード側一端と第1抵抗(R1)の一端と第
2抵抗(R2)の一端とが接続され、該NPN型トラン
ジスタのコレクタと直列接続された該ダイオードのアノ
ード側他端と該第2抵抗の他端とが共に高電位側電源供
給線(VCC)に接続され、該NPN型トランジスタの
エミッタが定電流源(A)を介して低電位側電源供給線
(VSS)に接続され、 該第1抵抗の他端が信号入力端となり該NPN型トラン
ジスタのエミッタが信号出力端となっていることを特徴
とするCMOS/ECLレベル変換回路。 - 【請求項3】 前記第1抵抗(R1)の前記他端及び一
端にそれぞれダイオード(D3)のアノード及びカソー
ドが接続されていることを特徴とする請求項1又は2記
載のCMOS/ECLレベル変換回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4118711A JPH05315937A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | Cmos/eclレベル変換回路 |
US08/058,250 US5352941A (en) | 1992-05-12 | 1993-05-10 | CMOS/ECL level converting circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4118711A JPH05315937A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | Cmos/eclレベル変換回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05315937A true JPH05315937A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14743224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4118711A Withdrawn JPH05315937A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | Cmos/eclレベル変換回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5352941A (ja) |
JP (1) | JPH05315937A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3031298B2 (ja) * | 1997-06-18 | 2000-04-10 | 日本電気株式会社 | 電流検出型センスアンプ |
US6175249B1 (en) * | 1999-01-29 | 2001-01-16 | Fairchild Semiconductor Corp. | High speed low skew CMOS to ECL converter |
US6429691B1 (en) | 2000-12-29 | 2002-08-06 | International Business Machines Corporation | Differential-input circuit |
US6593774B2 (en) * | 2001-12-07 | 2003-07-15 | Highpoint Technologies, Inc. | CMOS-interfaceable ECL integrated circuit with tri-state and adjustable amplitude outputs |
US8264272B2 (en) * | 2009-04-22 | 2012-09-11 | Microchip Technology Incorporated | Digital control interface in heterogeneous multi-chip module |
JP5629243B2 (ja) * | 2011-06-16 | 2014-11-19 | 新日本無線株式会社 | イネーブル信号生成回路 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3755693A (en) * | 1971-08-30 | 1973-08-28 | Rca Corp | Coupling circuit |
US3958136A (en) * | 1974-08-09 | 1976-05-18 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Level shifter circuit |
JPH0763139B2 (ja) * | 1985-10-31 | 1995-07-05 | 日本電気株式会社 | レベル変換回路 |
JP2585599B2 (ja) * | 1987-06-05 | 1997-02-26 | 株式会社日立製作所 | 出力インタ−フエ−ス回路 |
US4808858A (en) * | 1988-01-25 | 1989-02-28 | Tektronix, Inc. | Dual limit programmable linear signal limiter |
US4970417A (en) * | 1988-07-07 | 1990-11-13 | Fujitsu Limited | Emitter coupled logic latch circuit |
DE8912984U1 (de) * | 1989-11-02 | 1990-03-29 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Schnittstellenschaltung zwischen zwei an unterschiedlichen Betriebsspannungen betriebenen elektrischen Schaltungen |
US5216298A (en) * | 1989-12-14 | 1993-06-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | ECL input buffer for BiCMOS |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP4118711A patent/JPH05315937A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-05-10 US US08/058,250 patent/US5352941A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5352941A (en) | 1994-10-04 |
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Date | Code | Title | Description |
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