JPH0531289A - 洗濯機の温水制御装置 - Google Patents
洗濯機の温水制御装置Info
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- JPH0531289A JPH0531289A JP3191501A JP19150191A JPH0531289A JP H0531289 A JPH0531289 A JP H0531289A JP 3191501 A JP3191501 A JP 3191501A JP 19150191 A JP19150191 A JP 19150191A JP H0531289 A JPH0531289 A JP H0531289A
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Landscapes
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】湯・水給水機能付全自動洗濯機において、水道
の水圧及び、給水温に影響されず、洗濯水温を最適な水
温に制御することを目的とする。 【構成】洗濯機の外槽底面部に温度センサーを有し、湯
用と水用の給水弁より構成する温水全自動洗濯機とし、
洗濯に必要な規定水位に至る過程で給水された水温を検
知しながら、連続的もしくは数回に分割し、湯用の給水
弁と水用の給水弁を制御し、洗濯に最適な水温を得るも
のである。 【効果】水道水圧や、湯の温度,水の温度、又給水量に
影響されず最適な水温を制御することが出来る。
の水圧及び、給水温に影響されず、洗濯水温を最適な水
温に制御することを目的とする。 【構成】洗濯機の外槽底面部に温度センサーを有し、湯
用と水用の給水弁より構成する温水全自動洗濯機とし、
洗濯に必要な規定水位に至る過程で給水された水温を検
知しながら、連続的もしくは数回に分割し、湯用の給水
弁と水用の給水弁を制御し、洗濯に最適な水温を得るも
のである。 【効果】水道水圧や、湯の温度,水の温度、又給水量に
影響されず最適な水温を制御することが出来る。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、全自洗濯機に係り、湯
用と水用の給水弁を有し、温水にて洗濯する温水制御に
関するものである。
用と水用の給水弁を有し、温水にて洗濯する温水制御に
関するものである。
【従来の技術】従来における温水給水機能の全自動洗濯
機は、温度制御がないため湯を選択すると湯が直接投入
され、衣類や洗濯機を傷める欠点があった。また、混合
水に設定しても、水用の水道水圧と湯用の水圧が異なり
(一般的に水の水圧が湯の水圧より1.5〜2倍高い)水
の方が多く出るため、目標とする混合水温が得られない
欠点があった。
機は、温度制御がないため湯を選択すると湯が直接投入
され、衣類や洗濯機を傷める欠点があった。また、混合
水に設定しても、水用の水道水圧と湯用の水圧が異なり
(一般的に水の水圧が湯の水圧より1.5〜2倍高い)水
の方が多く出るため、目標とする混合水温が得られない
欠点があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠点を無くし洗濯機の外槽底面部に温度センサーを設置
し洗濯給水開始より水温を検知し、洗濯に必要な規定水
位に至る過程で湯と水の給水制御を回数に分割し洗濯に
適正な水温を得るものである。
欠点を無くし洗濯機の外槽底面部に温度センサーを設置
し洗濯給水開始より水温を検知し、洗濯に必要な規定水
位に至る過程で湯と水の給水制御を回数に分割し洗濯に
適正な水温を得るものである。
【課題を解決するための手段】本発明は、洗濯時間に最
適なる水温を得るため、規定水位に至る給水過程に於い
て、数回もしくは継続して温度制御をするものである。
適なる水温を得るため、規定水位に至る給水過程に於い
て、数回もしくは継続して温度制御をするものである。
【作用】湯,水切換付の全自動洗濯機で洗濯に要する規
定水位に至る間に、温度センサーで水温を検知し、湯と
水の給水弁を制御し、洗濯に最適な水温の制御を有す
る。
定水位に至る間に、温度センサーで水温を検知し、湯と
水の給水弁を制御し、洗濯に最適な水温の制御を有す
る。
【実施例】本発明を実施例図により説明する。図1は、
本発明を採用する全自動洗濯機の縦断面図であり、動作
を順次説明すると、全自動洗濯機は、外枠1の内側に、
4本の吊棒5により外槽2が外枠1の上部の4隅にある
コーナープレート21より支持されている。吊棒5に
は、洗濯及び脱水時、振動を吸収するオシバネ4を介在
してある。洗濯する場合、蓋18を開け、衣類を洗濯槽
3内へ投入し、制御部19の指令より、給水後、モータ
20を正逆回転させる。モータ20の回転は、Vベルト
16を介在し、モータプーリー17より、クラッチ14
にあるクラッチプーリー15へ回転を伝達する。伝達さ
れた回転は、クラッチ14により、洗濯時は、洗濯槽3
の中央部に位置している。衣類を動かす撹拌翼7を回動
させ洗濯する。排水時は、制御部19の指令よりモータ
20を休止させ、排水弁12を開けて、洗濯槽3内の洗
濯液を排水ホース13より機外へ排出するものである。
排水後、脱水行程へ進行するが、脱水は、衣類の状態に
より、外槽2が大きく振れるため、振れを防止するため
に、洗濯槽3の上部に、バランサー6を設け、脱水によ
る外槽の振れを防止するものである。脱水は、モータ2
0の回転を洗濯時と同様にVベルト16を介して、クラ
ッチ14へ回転を伝達し、クラッチ14により、洗濯槽
3を高速で回転させ、遠心力により、衣類内の水分を外
槽2へ脱水する、脱水された洗濯水は、排水弁12の操
作より排水ホース13から、機外へ排水されるものであ
る。図2は、図1で説明した制御部19の詳細な説明図
である。タイマーとCPU(中央処理装置)及び、メモ
リ,I/Oポートから成る電子制御回路は、洗いから脱
水までタイマーモータと、カムスイッチにより成るタイ
マーにおける場合と同様に、順次移行させるようにした
ものであることは公知である。以下実施例では、ブロッ
ク図により説明する。図2に示す電子制御回路34は、
洗濯による洗い行程から最終の脱水行程に至るまで自動
的に行程移行させるためのもので、基本的には、周知の
如く、タイマー33,中央処理装置(CPU)32,メ
モリ31,入力ポート29,出力ポート30から成り立
っており、洗濯時の制御指令は、中央処理装置(CP
U)で行なうものであり、中央処理装置(CPU)に
は、演算部や、制御部がありシステムの中心と成るもの
である。基本的には、命令の取り出しと解読,実行であ
るが、具体的には算術及び論理演算、メモリの指定アド
レスの内容の読み出しと書き込み制御,入出力装置への
指定アドレスへの入出力制御,プログラムの流れの制御
を行なうものである。メモリ31は、プログラムとデー
タを記憶するもので読み出しと書き込みの両機能をもつ
RAMと、読出し機能だけをもつROMの2種類があ
る。RAMは、データを記憶させたり、プログラムを組
むうえでの作業エリアとして用い、ROMは、きまったプ
ログラムや固定データを入れ、いつでも同じ処理をする
場合に使用する。入力ポート29と出力ポート30は、
CPUと入力装置,出力装置とのあいだでデータの受け
渡しを行なう場合の仲介をする回路で、一般的にI/O
ポートと呼んでいる。I/Oポートの入力側には、全自
動洗濯機からの電気的指令が入力され、主に、電源スイ
ッチ23,水位センサー22,蓋スイッチ24,プログ
ラム選択スイッチ25,スタート・ストップスイッチ2
6,温度センサー53等が接続されている。又、出力側
には、洗濯用モータ20,水用給水弁10,湯用給水弁
10A,排水弁12,クラッチソレノイド27,報知器
28等が接続されており、CPUの指令によりI/Oポ
ートの介在で制御され、一連の洗濯動作をするものであ
る。従って、洗濯機は、タイマーモータ及び、カムスイ
ッチより成るタイマーにより、制御が行なわれるタイマ
ー付き洗濯機と同様に制御される。以上のような電子回
路によって洗濯機は、制御されるものである。図3は、
全自動洗濯機における洗濯行程のブロック図である。図
3のブロック図を基に、全自動洗濯機の洗濯行程を図
1,図2、操作パネル図4を引用しながらさらに詳細に
説明すると、図2,図4に於いて、電源スイッチ23を
押し、プログラム選択スイッチ25にて、任意の洗濯コ
ースを設定し、スタート・ストップスイッチ26を押す
ことにより、図3における給水に入る。給水はあらかじ
め規定された水位になるまで、自動的に水用給水ホース
11、及び湯用給水ホース11Aより洗濯槽3内へ洗濯
水として水が供給される。規定水位になったことが、水
位センサー22によりマイコンに知らされると、洗濯を
開始する。洗濯は、ある一定時間行なった後に、排水弁
を開放し、外槽2内にある洗濯水を洗濯機外へ、排水ホ
ース13より排出する。洗濯水が完全に排水されたか水
位センサー22で検知後、中間脱水へ移り洗濯槽3を
高速回転させることにより、衣類内の洗剤分を含んだ洗
濯水を遠心力により脱水する。脱水終了後、第1回目の
すすぎを行なうため、洗濯と同様な制御で給水し、規定
水量に達してからすすぎを開始する。中間脱水も、す
すぎ及び最終脱水も、洗濯時及び第1回目の中間脱水
及びすすぎと同じ制御を行ない、衣類を洗濯からす
すぎ,脱水するものである。図5は、図4の操作パネル
にて、設定された状態を、大型液晶表示板に示した図で
あり、以下大型液晶表示板をLCDとして説明する。L
CDには、洗濯コース46の表示,洗濯水位47,洗濯
時間及び、給水温の表示48,すすぎ回数の表示49,
脱水時間の表示51,現在時刻50表示等がある。これ
らの表示機能を、図4の操作パネル図と合わせて説明す
ると、図4のプログラム選択キー25の三角矢印の部分
を押すことにより、図5のLCDの洗濯コース46に表
示してある、洗濯コースの設定が三角の矢印で表現され
る。図4のプログラム選択キーを押し続けると、自動的
に、図5の洗濯コース46の表示が移り変わり、必要な
洗濯コース46が設定できるものである。次に図4の水
位切替スイッチ35を押すごとに、図5のLCDに表示
される水位設定表示が、三角矢印マークで示され、任意
に洗濯水位を設定し、洗濯できるものである。また、図
4の水温切換スイッチ39を押すことにより、図5のL
CDには、洗濯時間表示及び水温表示48にある水温表
示、Hot,Warm,Coldが、順次移り替わり、
設定された水温が、点滅し表示されるものである。その
他、洗濯時間48,すすぎ回数49,脱水時間51及び
現在時刻50等のLCD表示も同様な方法で設定し、そ
の後、図4の操作パネル上にあるスタートスイッチ26
を押すことにより、設定された条件で洗濯開始するもの
である。図6は、図4及び図5にて説明した、水温切換
スイッチ39を押し、洗濯水温を設定した場合に洗濯給
水時、給水される水温制御条件を表わした表であり、図
7,図8,図9を引用し、その機能を説明する。先ず水
温切換スイッチ39を押して、水温をColdに設定す
ると、図5のLCD表示部の水温表示48のCold部
が点滅し、Cold設定したことを認識する。その他洗
濯するのに必要な条件を、図4の操作パネルで選択し、
設定した後、スタートキー26を押すと、給水が開始す
るものである。この給水は、図6の水温制御表により、
選択キーColdを設定したために、ステップ1からス
テップ4までは、自動的にCold給水される。ステッ
プ1の水位に達したことは、図1に示す水位センサー2
2により検知する。その検知方法を図11にて説明する
と、ステップ1は、Coldが給水されて外槽2の底面
部に斜線で図示した高さ程度まで、Coldの状態で水
が供給される。ステップ1の水位に達したことをさらに
詳細に説明すると、水位センサー22で検知する水位セ
ンサー22は、LC発振による周波数の変化をマイコン
のI/Oポートへ送り、周波数の変化でもって、洗濯水
位とするものであり、水が供給されると、外槽2の底部
にあるエアトラップ8内の空気が水圧分圧縮され、PS
チューブ9を介して、水位センサー22はLC発振なる
装置で、周波数fは、
本発明を採用する全自動洗濯機の縦断面図であり、動作
を順次説明すると、全自動洗濯機は、外枠1の内側に、
4本の吊棒5により外槽2が外枠1の上部の4隅にある
コーナープレート21より支持されている。吊棒5に
は、洗濯及び脱水時、振動を吸収するオシバネ4を介在
してある。洗濯する場合、蓋18を開け、衣類を洗濯槽
3内へ投入し、制御部19の指令より、給水後、モータ
20を正逆回転させる。モータ20の回転は、Vベルト
16を介在し、モータプーリー17より、クラッチ14
にあるクラッチプーリー15へ回転を伝達する。伝達さ
れた回転は、クラッチ14により、洗濯時は、洗濯槽3
の中央部に位置している。衣類を動かす撹拌翼7を回動
させ洗濯する。排水時は、制御部19の指令よりモータ
20を休止させ、排水弁12を開けて、洗濯槽3内の洗
濯液を排水ホース13より機外へ排出するものである。
排水後、脱水行程へ進行するが、脱水は、衣類の状態に
より、外槽2が大きく振れるため、振れを防止するため
に、洗濯槽3の上部に、バランサー6を設け、脱水によ
る外槽の振れを防止するものである。脱水は、モータ2
0の回転を洗濯時と同様にVベルト16を介して、クラ
ッチ14へ回転を伝達し、クラッチ14により、洗濯槽
3を高速で回転させ、遠心力により、衣類内の水分を外
槽2へ脱水する、脱水された洗濯水は、排水弁12の操
作より排水ホース13から、機外へ排水されるものであ
る。図2は、図1で説明した制御部19の詳細な説明図
である。タイマーとCPU(中央処理装置)及び、メモ
リ,I/Oポートから成る電子制御回路は、洗いから脱
水までタイマーモータと、カムスイッチにより成るタイ
マーにおける場合と同様に、順次移行させるようにした
ものであることは公知である。以下実施例では、ブロッ
ク図により説明する。図2に示す電子制御回路34は、
洗濯による洗い行程から最終の脱水行程に至るまで自動
的に行程移行させるためのもので、基本的には、周知の
如く、タイマー33,中央処理装置(CPU)32,メ
モリ31,入力ポート29,出力ポート30から成り立
っており、洗濯時の制御指令は、中央処理装置(CP
U)で行なうものであり、中央処理装置(CPU)に
は、演算部や、制御部がありシステムの中心と成るもの
である。基本的には、命令の取り出しと解読,実行であ
るが、具体的には算術及び論理演算、メモリの指定アド
レスの内容の読み出しと書き込み制御,入出力装置への
指定アドレスへの入出力制御,プログラムの流れの制御
を行なうものである。メモリ31は、プログラムとデー
タを記憶するもので読み出しと書き込みの両機能をもつ
RAMと、読出し機能だけをもつROMの2種類があ
る。RAMは、データを記憶させたり、プログラムを組
むうえでの作業エリアとして用い、ROMは、きまったプ
ログラムや固定データを入れ、いつでも同じ処理をする
場合に使用する。入力ポート29と出力ポート30は、
CPUと入力装置,出力装置とのあいだでデータの受け
渡しを行なう場合の仲介をする回路で、一般的にI/O
ポートと呼んでいる。I/Oポートの入力側には、全自
動洗濯機からの電気的指令が入力され、主に、電源スイ
ッチ23,水位センサー22,蓋スイッチ24,プログ
ラム選択スイッチ25,スタート・ストップスイッチ2
6,温度センサー53等が接続されている。又、出力側
には、洗濯用モータ20,水用給水弁10,湯用給水弁
10A,排水弁12,クラッチソレノイド27,報知器
28等が接続されており、CPUの指令によりI/Oポ
ートの介在で制御され、一連の洗濯動作をするものであ
る。従って、洗濯機は、タイマーモータ及び、カムスイ
ッチより成るタイマーにより、制御が行なわれるタイマ
ー付き洗濯機と同様に制御される。以上のような電子回
路によって洗濯機は、制御されるものである。図3は、
全自動洗濯機における洗濯行程のブロック図である。図
3のブロック図を基に、全自動洗濯機の洗濯行程を図
1,図2、操作パネル図4を引用しながらさらに詳細に
説明すると、図2,図4に於いて、電源スイッチ23を
押し、プログラム選択スイッチ25にて、任意の洗濯コ
ースを設定し、スタート・ストップスイッチ26を押す
ことにより、図3における給水に入る。給水はあらかじ
め規定された水位になるまで、自動的に水用給水ホース
11、及び湯用給水ホース11Aより洗濯槽3内へ洗濯
水として水が供給される。規定水位になったことが、水
位センサー22によりマイコンに知らされると、洗濯を
開始する。洗濯は、ある一定時間行なった後に、排水弁
を開放し、外槽2内にある洗濯水を洗濯機外へ、排水ホ
ース13より排出する。洗濯水が完全に排水されたか水
位センサー22で検知後、中間脱水へ移り洗濯槽3を
高速回転させることにより、衣類内の洗剤分を含んだ洗
濯水を遠心力により脱水する。脱水終了後、第1回目の
すすぎを行なうため、洗濯と同様な制御で給水し、規定
水量に達してからすすぎを開始する。中間脱水も、す
すぎ及び最終脱水も、洗濯時及び第1回目の中間脱水
及びすすぎと同じ制御を行ない、衣類を洗濯からす
すぎ,脱水するものである。図5は、図4の操作パネル
にて、設定された状態を、大型液晶表示板に示した図で
あり、以下大型液晶表示板をLCDとして説明する。L
CDには、洗濯コース46の表示,洗濯水位47,洗濯
時間及び、給水温の表示48,すすぎ回数の表示49,
脱水時間の表示51,現在時刻50表示等がある。これ
らの表示機能を、図4の操作パネル図と合わせて説明す
ると、図4のプログラム選択キー25の三角矢印の部分
を押すことにより、図5のLCDの洗濯コース46に表
示してある、洗濯コースの設定が三角の矢印で表現され
る。図4のプログラム選択キーを押し続けると、自動的
に、図5の洗濯コース46の表示が移り変わり、必要な
洗濯コース46が設定できるものである。次に図4の水
位切替スイッチ35を押すごとに、図5のLCDに表示
される水位設定表示が、三角矢印マークで示され、任意
に洗濯水位を設定し、洗濯できるものである。また、図
4の水温切換スイッチ39を押すことにより、図5のL
CDには、洗濯時間表示及び水温表示48にある水温表
示、Hot,Warm,Coldが、順次移り替わり、
設定された水温が、点滅し表示されるものである。その
他、洗濯時間48,すすぎ回数49,脱水時間51及び
現在時刻50等のLCD表示も同様な方法で設定し、そ
の後、図4の操作パネル上にあるスタートスイッチ26
を押すことにより、設定された条件で洗濯開始するもの
である。図6は、図4及び図5にて説明した、水温切換
スイッチ39を押し、洗濯水温を設定した場合に洗濯給
水時、給水される水温制御条件を表わした表であり、図
7,図8,図9を引用し、その機能を説明する。先ず水
温切換スイッチ39を押して、水温をColdに設定す
ると、図5のLCD表示部の水温表示48のCold部
が点滅し、Cold設定したことを認識する。その他洗
濯するのに必要な条件を、図4の操作パネルで選択し、
設定した後、スタートキー26を押すと、給水が開始す
るものである。この給水は、図6の水温制御表により、
選択キーColdを設定したために、ステップ1からス
テップ4までは、自動的にCold給水される。ステッ
プ1の水位に達したことは、図1に示す水位センサー2
2により検知する。その検知方法を図11にて説明する
と、ステップ1は、Coldが給水されて外槽2の底面
部に斜線で図示した高さ程度まで、Coldの状態で水
が供給される。ステップ1の水位に達したことをさらに
詳細に説明すると、水位センサー22で検知する水位セ
ンサー22は、LC発振による周波数の変化をマイコン
のI/Oポートへ送り、周波数の変化でもって、洗濯水
位とするものであり、水が供給されると、外槽2の底部
にあるエアトラップ8内の空気が水圧分圧縮され、PS
チューブ9を介して、水位センサー22はLC発振なる
装置で、周波数fは、
【数1】
により変化するため、水圧の変化すなわち、エアトラッ
プ8内の空気圧の変化をL分の変化にすることにより、
図11の水位と水位センサー22の発振周波数の関係が
成り立つものである。マイコンには、各水位の周波数を
記憶させておき、洗濯時、水を供給し、規定の水位、す
なわち規定の周波数に達したことろで給水を停止し洗濯
行程へ移動し制御するものである。この様な、水位セン
サー22を使用し、図7の各ステップに達した水位を検
知するものである。次にステップ1に供給された水は、
現在何℃の水温となっているかを温度センサー53にて
検知する機能を図12により説明する。外槽2の底面部
に、温度センサー53が、パッキン52を介してネジ5
4で固定されている。温度センサー53の先端部には、
水温を検知する感温部55があり、この感温部55に
て、水温を検知するものである。感温部55の概略を説
明すると、温度サーモの金属部が露出しない様にプラス
チックスで被覆された構造となっている。温度サーモ
は、水温により抵抗値が変化し、抵抗値の変化を回路を
介して周波数に変換するものである。その実験結果が、
図12のグラフになっている。図12のグラフを説明す
ると、温度サーモにおける、水温と抵抗の変化を、回路
を介して水温と周波数の変化とし、マイコンへ周波数を
伝達すると、あらかじめマイコンに設定されている。水
温と周波数の関係より演算し、水温として認識するもの
である。以上のような方法で、図7のステップ1で水位
と水温を検知し、マイコンに記憶させておき、ステップ
2へ移行する。ステップ2では、ステップ1で検知した
水温により温度制御するが、図7の水温設定がCold
に付、給水バブル11の水用給水弁しか開放されない状
態となる。この様にし、ステップ3,ステップ4と水位
と水温を検知しながら給水し、洗濯の規定水位に達した
ステップ5にて、最終的な洗濯水温を検知するものであ
る。すなわち、給水過程でステップ1からステップ4ま
では、温度制御行程であり、ステップ5は、洗濯水温検
知行程である。水温制御行程であるステップ1からステ
ップ4までを図8のWarm設定給水時と、図9のHo
t設定給水時における図象でさらに詳細に説明する。先
ず、図4における操作パネルで、水温選択キー39によ
り、図5のLCDの水温、洗濯時間表示48を見なが
ら、洗濯給水温をHotか又はWarmに設定し、スタ
ートキー26を押すことにより、Hot又はWarmが
供給される。しかし、図6の表で説明してあるように、
Coldを洗濯した場合はステップ1からステップ4ま
では、Cold給水のみであるが、Hotを選択した場
合やWarmを選択した場合は、ステップ1は必ずWa
rm給水としている。Warm選択時は、当然Warm
給水手あるが、特にHot選択時は、Hot給水にはせ
ず、Warm給水としている。Warm給水とは、湯用
給水弁11Aと水用給水弁11が同時に開いて、湯と水
を混合させて供給する場合を、Warm給水と称してい
るが、Hot給水時は、湯用給水弁11Aのみしか開放
しないため、約70℃〜80℃の湯が直接供給されるも
のである。図8及び、図9におけるステップ1の場合、
洗濯槽3の中には、洗濯する衣類と洗剤が、すでに投入
されており、この投入されている衣類に直接、70℃〜
80℃の湯が掛かると、衣類の変色及び、損傷という問
題が発生するため、特にHotキーを押した場合は、ス
テップ1の約10リットル程度の給水は、水用給水弁1
1と湯用給水弁11Aを同時に開放し、Warm給水と
するものである。図8,図9のステップ1にて、給水が
完了すると同時に、図12にて説明した方法でWarm
選択であれば、20℃〜40℃範囲内か30℃〜50℃
範囲内かを検知する。ステップ2の給水は、ステップ1
で検知した水温すなわち、Warm選択の場合を例にと
ると、20℃以下であれば、水用給水弁11を閉じて、
湯用給水弁11Aのみを開放し、湯を給水して洗濯槽3
内の洗濯水温を上昇させるものである。また、これとは
逆に、ステップ1の水温が40℃以上であると、湯用給
水弁11Aを閉じ、水用給水弁のみを開放し、洗濯槽3
内の洗濯水温を下げる制御をする。この様にして、常に
水温を検知しながら、Warm給水又は、Hot給水を
し、洗濯水温を調整するものである。ステップ2までに
おける給水が、図11で説明した水位に達すると、洗濯
衣類を動かし洗濯する撹拌翼7を数秒間動かし、洗濯衣
類の量を検知し、衣類の量に合わせ、自動的に洗濯水位
を設定し、次に移行する。ステップ2からステップ3で
は、撹拌を停止し、Warm設定時は、Warm給水
し、図11に示す水位に達すると、ステップ3からステ
ップ4へ移行する。ステップ3からステップ4では、W
arm設定時は、Warm給水で、Hot設定時は、H
otを給水するが、ステップ3からステップ4の行程で
は、洗濯槽3内に供給されている水温を良く混合させる
ため、撹拌翼7を回転させながら、規定水位まで供給す
るものである。このステップ3からステップ4も、ステ
ップ1からステップ2と同じ様な水温制御をし、設定範
囲内に洗濯水がなるように給水弁にて調整するものであ
る。図7,図8,図9におけるステップ5の洗濯の規定
水位に達すると、洗濯の本洗いが開始されるが、本洗い
が開始する直前に、規定水位における洗濯水温を検知し
て、洗濯時間の補正や撹拌翼7の回動周期、又は回転数
などの制御をする。ステップ5における水温検知によ
り、洗濯時間の補正を図10を例にとり説明すると、図
2に示すプログラム選択キー25により、図5に示す洗
濯コース表示のNormal(標準)コースを設定する
と、洗濯時間は、自動的に水温に関係なく16分に設定
される。しかし、図7から図9に示すステップ5にて、
最終洗濯水温を検知し、検知した水温が図10に示す温
度範囲であれば、あらかじめ設定されている16分とい
う洗濯時間を水温により、+2分から−2分と洗濯時間
を補正するものである。すなわち、洗濯における洗濯水
温と洗浄力の関係は、図13のグラフにも示すように、
汚れの除去は水温に大きく左右される傾向にある。水温
が低ければ、洗剤の界面活性剤の化学力が低下すると同
時に、衣類の繊維が収縮し、繊維間に詰まっている汚れ
が繊維より分離しずらくなり衣類の汚れが落ちずらくな
るためである。図7,図8,図9のステップ5で検知し
た水温が低い場合は、初め設定されている洗濯時間16
分にさらに+2分追加し、18分とし機械力で汚れを落
とす制御をするものである。逆に洗濯水温が高くなるに
つれて、図14のグラフからもわかるように布の傷みが
悪くなる傾向にある。図14の布傷みにおける実験値
は、水温が40℃の場合におけるものである。すなわ
ち、洗濯水温が高温水の場合は、頭初の規定標準洗濯時
間16分より−2分とし、14分で洗濯するように補正
することにより水温における布傷みを防止することがで
きる。16分の標準洗濯時間は、水温が20℃〜30℃
の時の設定時間帯であり、洗濯水温が高くなると繊維が
膨張して繊維間の汚れが落ちやすいのと同時に洗剤の界
面活性剤の浸透作用も効果を発揮し、繊維の中心部まで
浸透して汚れを落とすため、洗浄効果が向上するもので
ある。すなわち、洗濯時間を水温により短縮することに
より、傷みの少ない効果的な洗浄が得られる。洗濯水温
が高い場合、前述した水温における衣類の状態と、洗剤
の界面活性剤の効果により、図15に示す洗濯時間に
は、あまり大きく作用されないことが判かる。このた
め、標準洗濯時間より−2分し、14分としても高温水
での洗濯による洗浄力には影響ない。すなわち、高温水
での洗濯は、標準洗濯時間を短くすることにより、図1
3,図14,図15の実験結果より、布の傷みを低減
し、洗浄効果を向上させることができるものである。最
終脱水行程による遠心力にて衣類内の洗濯液を脱水する
脱水率は、すすぎの水温にも大きく影響されることが、
図16の実験結果より判かる。すなわち、すすぎ時の水
温を温度センサー53に検知し、脱水時間又は、脱水回
転数を制御するものであり、図16,図17を例に、脱
水時間の制御を説明すると、図16は、脱水時間を一定
とした場合における水温と脱水率の関係を示したもので
ある。水温が高くなると、洗浄のときも説明したよう
に、衣類の繊維間の膨張により、繊維間内に侵入してい
る水分の粒子が、繊維間より出やすくなるため脱水率が
向上するものである。水温が高い場合の脱水率が高い原
理は種々考えられるが、一般的には、上述した状況が大
きな要因を示している。図17は、すすぎ時の水温が低
温水の場合と、高温水の場合における脱水時間と、脱水
率の関係を示した実験結果である。図17の様に、一定
の脱水回転数で、脱水した場合すすぎ時の水温により高
温水の場合は、短い脱水時間で高効率の脱水性能を得る
ことが出来るものである。また、逆に水温が低い場合
は、脱水時間を長くし、脱水する制御をすることによ
り、効率の良い脱水性能を得ることができる。また、何
らかの障害により給水弁が故障して、80℃近い湯が洗
濯槽3内へ投入されている状況で、衣類を動かし洗濯す
ると、衣類の傷みや洗濯機本体の故障の原因となるた
め、温度センサー53により、洗濯槽3内に水が入って
いる状況を、図11の水位センサーで検知し、水が入っ
ているときは常に、洗濯水温を検知し、洗濯水温が異常
に上昇した場合、例えば図12において、60℃を越え
た場合、洗濯機本体の運転を停止し、図2に示す報知器
28にて、水温異常を警告するものである。
プ8内の空気圧の変化をL分の変化にすることにより、
図11の水位と水位センサー22の発振周波数の関係が
成り立つものである。マイコンには、各水位の周波数を
記憶させておき、洗濯時、水を供給し、規定の水位、す
なわち規定の周波数に達したことろで給水を停止し洗濯
行程へ移動し制御するものである。この様な、水位セン
サー22を使用し、図7の各ステップに達した水位を検
知するものである。次にステップ1に供給された水は、
現在何℃の水温となっているかを温度センサー53にて
検知する機能を図12により説明する。外槽2の底面部
に、温度センサー53が、パッキン52を介してネジ5
4で固定されている。温度センサー53の先端部には、
水温を検知する感温部55があり、この感温部55に
て、水温を検知するものである。感温部55の概略を説
明すると、温度サーモの金属部が露出しない様にプラス
チックスで被覆された構造となっている。温度サーモ
は、水温により抵抗値が変化し、抵抗値の変化を回路を
介して周波数に変換するものである。その実験結果が、
図12のグラフになっている。図12のグラフを説明す
ると、温度サーモにおける、水温と抵抗の変化を、回路
を介して水温と周波数の変化とし、マイコンへ周波数を
伝達すると、あらかじめマイコンに設定されている。水
温と周波数の関係より演算し、水温として認識するもの
である。以上のような方法で、図7のステップ1で水位
と水温を検知し、マイコンに記憶させておき、ステップ
2へ移行する。ステップ2では、ステップ1で検知した
水温により温度制御するが、図7の水温設定がCold
に付、給水バブル11の水用給水弁しか開放されない状
態となる。この様にし、ステップ3,ステップ4と水位
と水温を検知しながら給水し、洗濯の規定水位に達した
ステップ5にて、最終的な洗濯水温を検知するものであ
る。すなわち、給水過程でステップ1からステップ4ま
では、温度制御行程であり、ステップ5は、洗濯水温検
知行程である。水温制御行程であるステップ1からステ
ップ4までを図8のWarm設定給水時と、図9のHo
t設定給水時における図象でさらに詳細に説明する。先
ず、図4における操作パネルで、水温選択キー39によ
り、図5のLCDの水温、洗濯時間表示48を見なが
ら、洗濯給水温をHotか又はWarmに設定し、スタ
ートキー26を押すことにより、Hot又はWarmが
供給される。しかし、図6の表で説明してあるように、
Coldを洗濯した場合はステップ1からステップ4ま
では、Cold給水のみであるが、Hotを選択した場
合やWarmを選択した場合は、ステップ1は必ずWa
rm給水としている。Warm選択時は、当然Warm
給水手あるが、特にHot選択時は、Hot給水にはせ
ず、Warm給水としている。Warm給水とは、湯用
給水弁11Aと水用給水弁11が同時に開いて、湯と水
を混合させて供給する場合を、Warm給水と称してい
るが、Hot給水時は、湯用給水弁11Aのみしか開放
しないため、約70℃〜80℃の湯が直接供給されるも
のである。図8及び、図9におけるステップ1の場合、
洗濯槽3の中には、洗濯する衣類と洗剤が、すでに投入
されており、この投入されている衣類に直接、70℃〜
80℃の湯が掛かると、衣類の変色及び、損傷という問
題が発生するため、特にHotキーを押した場合は、ス
テップ1の約10リットル程度の給水は、水用給水弁1
1と湯用給水弁11Aを同時に開放し、Warm給水と
するものである。図8,図9のステップ1にて、給水が
完了すると同時に、図12にて説明した方法でWarm
選択であれば、20℃〜40℃範囲内か30℃〜50℃
範囲内かを検知する。ステップ2の給水は、ステップ1
で検知した水温すなわち、Warm選択の場合を例にと
ると、20℃以下であれば、水用給水弁11を閉じて、
湯用給水弁11Aのみを開放し、湯を給水して洗濯槽3
内の洗濯水温を上昇させるものである。また、これとは
逆に、ステップ1の水温が40℃以上であると、湯用給
水弁11Aを閉じ、水用給水弁のみを開放し、洗濯槽3
内の洗濯水温を下げる制御をする。この様にして、常に
水温を検知しながら、Warm給水又は、Hot給水を
し、洗濯水温を調整するものである。ステップ2までに
おける給水が、図11で説明した水位に達すると、洗濯
衣類を動かし洗濯する撹拌翼7を数秒間動かし、洗濯衣
類の量を検知し、衣類の量に合わせ、自動的に洗濯水位
を設定し、次に移行する。ステップ2からステップ3で
は、撹拌を停止し、Warm設定時は、Warm給水
し、図11に示す水位に達すると、ステップ3からステ
ップ4へ移行する。ステップ3からステップ4では、W
arm設定時は、Warm給水で、Hot設定時は、H
otを給水するが、ステップ3からステップ4の行程で
は、洗濯槽3内に供給されている水温を良く混合させる
ため、撹拌翼7を回転させながら、規定水位まで供給す
るものである。このステップ3からステップ4も、ステ
ップ1からステップ2と同じ様な水温制御をし、設定範
囲内に洗濯水がなるように給水弁にて調整するものであ
る。図7,図8,図9におけるステップ5の洗濯の規定
水位に達すると、洗濯の本洗いが開始されるが、本洗い
が開始する直前に、規定水位における洗濯水温を検知し
て、洗濯時間の補正や撹拌翼7の回動周期、又は回転数
などの制御をする。ステップ5における水温検知によ
り、洗濯時間の補正を図10を例にとり説明すると、図
2に示すプログラム選択キー25により、図5に示す洗
濯コース表示のNormal(標準)コースを設定する
と、洗濯時間は、自動的に水温に関係なく16分に設定
される。しかし、図7から図9に示すステップ5にて、
最終洗濯水温を検知し、検知した水温が図10に示す温
度範囲であれば、あらかじめ設定されている16分とい
う洗濯時間を水温により、+2分から−2分と洗濯時間
を補正するものである。すなわち、洗濯における洗濯水
温と洗浄力の関係は、図13のグラフにも示すように、
汚れの除去は水温に大きく左右される傾向にある。水温
が低ければ、洗剤の界面活性剤の化学力が低下すると同
時に、衣類の繊維が収縮し、繊維間に詰まっている汚れ
が繊維より分離しずらくなり衣類の汚れが落ちずらくな
るためである。図7,図8,図9のステップ5で検知し
た水温が低い場合は、初め設定されている洗濯時間16
分にさらに+2分追加し、18分とし機械力で汚れを落
とす制御をするものである。逆に洗濯水温が高くなるに
つれて、図14のグラフからもわかるように布の傷みが
悪くなる傾向にある。図14の布傷みにおける実験値
は、水温が40℃の場合におけるものである。すなわ
ち、洗濯水温が高温水の場合は、頭初の規定標準洗濯時
間16分より−2分とし、14分で洗濯するように補正
することにより水温における布傷みを防止することがで
きる。16分の標準洗濯時間は、水温が20℃〜30℃
の時の設定時間帯であり、洗濯水温が高くなると繊維が
膨張して繊維間の汚れが落ちやすいのと同時に洗剤の界
面活性剤の浸透作用も効果を発揮し、繊維の中心部まで
浸透して汚れを落とすため、洗浄効果が向上するもので
ある。すなわち、洗濯時間を水温により短縮することに
より、傷みの少ない効果的な洗浄が得られる。洗濯水温
が高い場合、前述した水温における衣類の状態と、洗剤
の界面活性剤の効果により、図15に示す洗濯時間に
は、あまり大きく作用されないことが判かる。このた
め、標準洗濯時間より−2分し、14分としても高温水
での洗濯による洗浄力には影響ない。すなわち、高温水
での洗濯は、標準洗濯時間を短くすることにより、図1
3,図14,図15の実験結果より、布の傷みを低減
し、洗浄効果を向上させることができるものである。最
終脱水行程による遠心力にて衣類内の洗濯液を脱水する
脱水率は、すすぎの水温にも大きく影響されることが、
図16の実験結果より判かる。すなわち、すすぎ時の水
温を温度センサー53に検知し、脱水時間又は、脱水回
転数を制御するものであり、図16,図17を例に、脱
水時間の制御を説明すると、図16は、脱水時間を一定
とした場合における水温と脱水率の関係を示したもので
ある。水温が高くなると、洗浄のときも説明したよう
に、衣類の繊維間の膨張により、繊維間内に侵入してい
る水分の粒子が、繊維間より出やすくなるため脱水率が
向上するものである。水温が高い場合の脱水率が高い原
理は種々考えられるが、一般的には、上述した状況が大
きな要因を示している。図17は、すすぎ時の水温が低
温水の場合と、高温水の場合における脱水時間と、脱水
率の関係を示した実験結果である。図17の様に、一定
の脱水回転数で、脱水した場合すすぎ時の水温により高
温水の場合は、短い脱水時間で高効率の脱水性能を得る
ことが出来るものである。また、逆に水温が低い場合
は、脱水時間を長くし、脱水する制御をすることによ
り、効率の良い脱水性能を得ることができる。また、何
らかの障害により給水弁が故障して、80℃近い湯が洗
濯槽3内へ投入されている状況で、衣類を動かし洗濯す
ると、衣類の傷みや洗濯機本体の故障の原因となるた
め、温度センサー53により、洗濯槽3内に水が入って
いる状況を、図11の水位センサーで検知し、水が入っ
ているときは常に、洗濯水温を検知し、洗濯水温が異常
に上昇した場合、例えば図12において、60℃を越え
た場合、洗濯機本体の運転を停止し、図2に示す報知器
28にて、水温異常を警告するものである。
【発明の効果】本発明によれば、水道水圧、及び給水温
の差(Cold水温:Hot水温)に関係なく最適な洗濯
水温を得ることが出来るものである。
の差(Cold水温:Hot水温)に関係なく最適な洗濯
水温を得ることが出来るものである。
【図1】全自動洗濯機の縦断面図。
【図2】マイコン制御のブロック図。
【図3】洗濯全自動コースのブロック図。
【図4】操作パネル説明図。
【図5】行程表示説明図。
【図6】水温切換キー操作説明図。
【図7】水温制御説明図。
【図8】水温制御説明図。
【図9】水温制御説明図。
【図10】水温による洗濯時間補正の説明図。
【図11】水位センサーによる洗濯水位と周波数の関係
図。
図。
【図12】温度センサー取付及び水温と周波数の関係
図。
図。
【図13】水温と洗浄力の実験結果。
【図14】洗濯時間と布の傷みの実験結果。
【図15】洗濯補正時間と洗浄力の実験。
【図16】水温と脱水率の実験結果。
【図17】水温と脱水時間による脱水の実験結果。
10…水用給水弁、10A…湯用給水弁、39…水温選
択キー、53…温度センサー。
択キー、53…温度センサー。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 信耕 靖
茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株
式会社日立製作所多賀工場内
Claims (3)
- 【請求項1】洗濯槽と、湯用の給水弁と、水用の給水弁
と、洗濯槽に設けた水温を検知する温度センサーと、洗
濯槽の水位を検知する水位センサーと、温度センサー、
水位センサーの検知情報に基づいて湯用給水弁および水
用給水弁の開閉を制御手段を備え、温度センサーの検知
情報を見ながら設定温度になるように湯用給水弁および
水用給水弁の開閉を制御することを特徴とする洗濯機の
温水制御装置。 - 【請求項2】請求項2記載のものにおいて、設定された
規定水位に至るまで、温度センセーの検知情報を、時間
を区切って見ながら湯用給水弁および水用給水弁の開閉
制御することを特徴とする洗濯機の温水制御装置。 - 【請求項3】請求項1記載のものにおいて、設定水位に
至るまでそれぞれの水位のところで温度センサーから来
る検知情報を見ながら湯用給水弁および水位給水弁の開
閉制御することを特徴とする洗濯機の温水制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191501A JPH0531289A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 洗濯機の温水制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191501A JPH0531289A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 洗濯機の温水制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531289A true JPH0531289A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16275704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3191501A Pending JPH0531289A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 洗濯機の温水制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531289A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102995353A (zh) * | 2012-12-04 | 2013-03-27 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 一种洗衣机的控制方法及洗衣机 |
KR101435813B1 (ko) * | 2007-11-27 | 2014-08-29 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리장치 및 그 제어방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5757597A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-06 | Tokyo Shibaura Electric Co | Washing machine |
JPH02239893A (ja) * | 1989-03-14 | 1990-09-21 | Tokyo Gas Co Ltd | 温水洗濯機における温水温度の調節方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3191501A patent/JPH0531289A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5757597A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-06 | Tokyo Shibaura Electric Co | Washing machine |
JPH02239893A (ja) * | 1989-03-14 | 1990-09-21 | Tokyo Gas Co Ltd | 温水洗濯機における温水温度の調節方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101435813B1 (ko) * | 2007-11-27 | 2014-08-29 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리장치 및 그 제어방법 |
CN102995353A (zh) * | 2012-12-04 | 2013-03-27 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 一种洗衣机的控制方法及洗衣机 |
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