JP2900727B2 - 全自動洗濯機の脱水制御方法 - Google Patents
全自動洗濯機の脱水制御方法Info
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- JP2900727B2 JP2900727B2 JP4281308A JP28130892A JP2900727B2 JP 2900727 B2 JP2900727 B2 JP 2900727B2 JP 4281308 A JP4281308 A JP 4281308A JP 28130892 A JP28130892 A JP 28130892A JP 2900727 B2 JP2900727 B2 JP 2900727B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動洗濯機の脱水時
の運転制御方法に関する。
の運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は洗濯機の洗濯開始から、最終脱水
に至る途中の過程に行われる中間脱水は、洗濯兼脱水槽
の回転を行うためのモータを運転又は停止を繰り返す間
欠脱水を行っていた。
に至る途中の過程に行われる中間脱水は、洗濯兼脱水槽
の回転を行うためのモータを運転又は停止を繰り返す間
欠脱水を行っていた。
【0003】洗濯の洗いの後に行われる間欠脱水では、
洗濯物の中に洗剤が含まれているため間欠脱水によりモ
ータの運転,停止を繰り返すことにより洗濯兼脱水槽の
回転を増加していく場合に、急激にその回転数を増加す
ると、洗濯兼脱水槽内と外槽間に排水されない水と洗濯
物の中にある洗剤による発泡がおこり、又、泡の抵抗に
よる洗濯兼脱水槽の回転数が上昇しないという問題があ
った。このため特開平3−158188 号に記載された発明の
ように、脱水時限を脱水運転の前半と後半で異ならせる
ことにより発泡による問題を防止していた。
洗濯物の中に洗剤が含まれているため間欠脱水によりモ
ータの運転,停止を繰り返すことにより洗濯兼脱水槽の
回転を増加していく場合に、急激にその回転数を増加す
ると、洗濯兼脱水槽内と外槽間に排水されない水と洗濯
物の中にある洗剤による発泡がおこり、又、泡の抵抗に
よる洗濯兼脱水槽の回転数が上昇しないという問題があ
った。このため特開平3−158188 号に記載された発明の
ように、脱水時限を脱水運転の前半と後半で異ならせる
ことにより発泡による問題を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、すすぎ後の間
欠脱水を洗濯後の間欠脱水と同様にすると所望の脱水回
転数にいたるまでの時間が長くかかるという問題があっ
た。すなわち間欠脱水の加速特性の低下が問題となって
いた。
欠脱水を洗濯後の間欠脱水と同様にすると所望の脱水回
転数にいたるまでの時間が長くかかるという問題があっ
た。すなわち間欠脱水の加速特性の低下が問題となって
いた。
【0005】本願発明の目的は洗濯後と、すすぎ後の脱
水で行われる間欠脱水において、洗濯後の脱水では洗剤
による発泡障害を防止し、すすぎ後の脱水では脱水の加
速特性を向上することにある。
水で行われる間欠脱水において、洗濯後の脱水では洗剤
による発泡障害を防止し、すすぎ後の脱水では脱水の加
速特性を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、外枠と、こ
の外枠内に内置され洗濯,すすぎ等を行う洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽を回転させるモータと、このモー
タが運転及び休止を繰り返すことにより前記洗濯兼脱水
槽の回転数を段階的に上げる間欠脱水を制御する制御手
段を有し、前記制御手段は洗濯後の間欠脱水、及びすす
ぎ後の間欠脱水を行う全自動洗濯機の脱水制御方法にお
いて、前記すすぎ後の間欠脱水の間欠時限における前記
モータのすすぎ休止時間と前記洗濯後の間欠脱水の間欠
時限における前記モータの洗濯休止時間の関係を、すす
ぎ休止時間<洗濯休止時間としたことを特徴とする。
の外枠内に内置され洗濯,すすぎ等を行う洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽を回転させるモータと、このモー
タが運転及び休止を繰り返すことにより前記洗濯兼脱水
槽の回転数を段階的に上げる間欠脱水を制御する制御手
段を有し、前記制御手段は洗濯後の間欠脱水、及びすす
ぎ後の間欠脱水を行う全自動洗濯機の脱水制御方法にお
いて、前記すすぎ後の間欠脱水の間欠時限における前記
モータのすすぎ休止時間と前記洗濯後の間欠脱水の間欠
時限における前記モータの洗濯休止時間の関係を、すす
ぎ休止時間<洗濯休止時間としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】洗濯後の間欠脱水におけるモータ休止時間に比
べすすぎ後の間欠脱水におけるモータの休止時間を短く
することにより、洗濯後の脱水時に懸念される発泡障害
を防止でき、モータによる所定の回転数までに要する時
間、すなわち脱水回転の加速特性を向上し、脱水時間を
短縮できる。
べすすぎ後の間欠脱水におけるモータの休止時間を短く
することにより、洗濯後の脱水時に懸念される発泡障害
を防止でき、モータによる所定の回転数までに要する時
間、すなわち脱水回転の加速特性を向上し、脱水時間を
短縮できる。
【0008】すなわち、すすぎ後の脱水においては、洗
濯兼脱水槽内の衣類に含まれる洗剤の量は洗濯後のすす
ぎによって大部分が洗い落とされているため、洗濯兼脱
水槽と外槽間に排水されないで残った水により洗剤が泡
立つ発泡障害をそれほど考慮する必要がないため、すす
ぎ後の間欠脱水の間欠時限におけるモータの休止時間を
洗濯後の間欠脱水の間欠時限におけるモータの休止時間
にくらべ短くすることで、すすぎ後の間欠脱水の加速特
性を洗濯後の間欠脱水の加速特性に比べて高くすること
ができ、脱水時間の短縮を図ることができる。
濯兼脱水槽内の衣類に含まれる洗剤の量は洗濯後のすす
ぎによって大部分が洗い落とされているため、洗濯兼脱
水槽と外槽間に排水されないで残った水により洗剤が泡
立つ発泡障害をそれほど考慮する必要がないため、すす
ぎ後の間欠脱水の間欠時限におけるモータの休止時間を
洗濯後の間欠脱水の間欠時限におけるモータの休止時間
にくらべ短くすることで、すすぎ後の間欠脱水の加速特
性を洗濯後の間欠脱水の加速特性に比べて高くすること
ができ、脱水時間の短縮を図ることができる。
【0009】
【実施例】本発明を実施例図により説明する。図1は、
本発明を実施した全自動洗濯機の縦断面図であり、動作
を順次説明すると、全自動洗濯機は、外枠1の内側に、
4本の吊棒5により外槽2が外枠1の上部の4隅にある
コーナープレート21より支持されている。
本発明を実施した全自動洗濯機の縦断面図であり、動作
を順次説明すると、全自動洗濯機は、外枠1の内側に、
4本の吊棒5により外槽2が外枠1の上部の4隅にある
コーナープレート21より支持されている。
【0010】吊棒5には、洗濯及び脱水時、振動を吸収
するつる巻きバネ4を介在してある。
するつる巻きバネ4を介在してある。
【0011】洗濯する場合、蓋18を開け、衣類を洗濯
槽3内へ投入し、制御部19の指令より、給水後、モー
タ20を正逆回転させる。
槽3内へ投入し、制御部19の指令より、給水後、モー
タ20を正逆回転させる。
【0012】モータ20の回転は、Vベルト16を介在
し、モータプーリー17より、クラッチ14にあるクラ
ッチプーリー15へ回転を伝達する。
し、モータプーリー17より、クラッチ14にあるクラ
ッチプーリー15へ回転を伝達する。
【0013】伝達された回転は、クラッチ14により、
洗濯時は、洗濯槽3の中央部に位置している衣類を動か
す撹拌翼7を回動させ洗濯する。
洗濯時は、洗濯槽3の中央部に位置している衣類を動か
す撹拌翼7を回動させ洗濯する。
【0014】排水時は、制御部19の指令よりモータ2
0を休止させ、排水弁12を開けて、洗濯槽3内の洗濯
液を排水ホース13より機外へ排出するものである。
0を休止させ、排水弁12を開けて、洗濯槽3内の洗濯
液を排水ホース13より機外へ排出するものである。
【0015】排水後、脱水行程へ進行するが、脱水は、
衣類の状態により、外槽2が大きく振れるため、振れを
防止するために、洗濯槽3の上部に、バランサー6を設
け、脱水による外槽の振れを防止するものである。
衣類の状態により、外槽2が大きく振れるため、振れを
防止するために、洗濯槽3の上部に、バランサー6を設
け、脱水による外槽の振れを防止するものである。
【0016】脱水は、モータ20の回転を洗濯時と同様
にVベルト16を介して、クラッチ14へ回転を伝達
し、クラッチ14の制御により、洗濯槽3を高速で回転
させ、遠心力により、衣類内の水分を外槽2へ脱水す
る。
にVベルト16を介して、クラッチ14へ回転を伝達
し、クラッチ14の制御により、洗濯槽3を高速で回転
させ、遠心力により、衣類内の水分を外槽2へ脱水す
る。
【0017】脱水された洗濯水は、排水弁12の操作よ
り排水ホース13から、機外へ排水されるものである。
り排水ホース13から、機外へ排水されるものである。
【0018】図2は、図1で説明した制御部19の詳細
な説明図である。
な説明図である。
【0019】タイマー33と中央処理装置(CPU)3
2及び、メモリ31,I/Oポート29及び30から成
る電子制御回路34は、洗いから脱水までタイマーモー
タと、カムスイッチにより成るタイマーにおける制御の
場合と同様に、順次移行させる。
2及び、メモリ31,I/Oポート29及び30から成
る電子制御回路34は、洗いから脱水までタイマーモー
タと、カムスイッチにより成るタイマーにおける制御の
場合と同様に、順次移行させる。
【0020】以下実施例では、ブロック図により説明す
る。
る。
【0021】図2に示す電子制御回路34は、洗濯によ
る洗い行程から最終の脱水行程に至るまで自動的に行程
移行させるためのもので、基本的には、周知の如く、タ
イマー33,中央処理装置(CPU)32,メモリ3
1,入力ポート29,出力ポート30から成り立ってい
る。
る洗い行程から最終の脱水行程に至るまで自動的に行程
移行させるためのもので、基本的には、周知の如く、タ
イマー33,中央処理装置(CPU)32,メモリ3
1,入力ポート29,出力ポート30から成り立ってい
る。
【0022】洗濯時の制御指令は、中央処理装置32で
行うものであり、中央処理装置32には、演算部や、制
御部がありシステムの中心と成るものである。
行うものであり、中央処理装置32には、演算部や、制
御部がありシステムの中心と成るものである。
【0023】基本的には、命令の取り出しと解読,実行
であるが、具体的には算術及び論理演算,メモリの指定
アドレスの内容の読み出しと書き込み制御,入出力装置
への指定アドレスへの入出力制御,プログラムの流れの
制御を行うものである。
であるが、具体的には算術及び論理演算,メモリの指定
アドレスの内容の読み出しと書き込み制御,入出力装置
への指定アドレスへの入出力制御,プログラムの流れの
制御を行うものである。
【0024】メモリ31は、プログラムとデータを記憶
するもので読み出しと書き込みの両機能をもつRAM
と、読み出し機能だけをもつROMの2種類がある。R
AMは、データを記憶させたり、プログラムを組むうえ
での作業エリアとして用い、ROMは、きまったプログ
ラムや固定データを入れ、いつでも同じ処理をする場合
に使用する。
するもので読み出しと書き込みの両機能をもつRAM
と、読み出し機能だけをもつROMの2種類がある。R
AMは、データを記憶させたり、プログラムを組むうえ
での作業エリアとして用い、ROMは、きまったプログ
ラムや固定データを入れ、いつでも同じ処理をする場合
に使用する。
【0025】入力ポート29と出力ポート30は、CP
Uと入力装置,出力装置とのあいだでデータの受け渡し
を行う場合の仲介をする回路で、一般的にI/Oポート
と呼んでいる。
Uと入力装置,出力装置とのあいだでデータの受け渡し
を行う場合の仲介をする回路で、一般的にI/Oポート
と呼んでいる。
【0026】I/Oポートの入力側には、全自動洗濯機
からの電気的指令が入力される。
からの電気的指令が入力される。
【0027】主に、電源スイッチ23,水位センサー2
2,蓋スイッチ24,プログラム選択スイッチ25,ス
タート・ストップスイッチ26等が接続されている。
2,蓋スイッチ24,プログラム選択スイッチ25,ス
タート・ストップスイッチ26等が接続されている。
【0028】又、出力側には、洗濯機モータ20,給水
弁10,排水弁12,クラッチソレノイド27,報知器
28等が接続されており、中央処理装置32の指令によ
りI/Oポートを介して制御され、一連の洗濯動作をす
るものである。
弁10,排水弁12,クラッチソレノイド27,報知器
28等が接続されており、中央処理装置32の指令によ
りI/Oポートを介して制御され、一連の洗濯動作をす
るものである。
【0029】従って、洗濯機は、タイマーモータ及び、
カムスイッチより成るタイマーにより、制御が行われる
タイマー付き洗濯機と同様に制御される。以上のような
電子回路によって洗濯機は、制御されるものである。
カムスイッチより成るタイマーにより、制御が行われる
タイマー付き洗濯機と同様に制御される。以上のような
電子回路によって洗濯機は、制御されるものである。
【0030】図3は、全自動洗濯機における洗濯行程の
ブロック図であり、この工程は図の左から右へ進行する
ものである。
ブロック図であり、この工程は図の左から右へ進行する
ものである。
【0031】図3のブロック図を基に、全自動洗濯機の
洗濯行程を図1,図2、操作パネル図4を引用しながら
更に詳細に説明すると、図2,図4において、電源スイ
ッチ23を押し、プログラム選択スイッチ25にて、任
意の洗濯コースを設定し、スタート・ストップスイッチ
26を押すことにより、図3における給水52に入る。
洗濯行程を図1,図2、操作パネル図4を引用しながら
更に詳細に説明すると、図2,図4において、電源スイ
ッチ23を押し、プログラム選択スイッチ25にて、任
意の洗濯コースを設定し、スタート・ストップスイッチ
26を押すことにより、図3における給水52に入る。
【0032】給水はあらかじめ規定された水位になるま
で、自動的に給水ホース11、より洗濯槽3内へ洗濯水
として水が供給される。
で、自動的に給水ホース11、より洗濯槽3内へ洗濯水
として水が供給される。
【0033】規定水位になったことが、水位センサー2
2により中央処理装置32に知らされると、洗濯を開始
する。洗濯は、ある一定時間行った後に、排水弁12を
開放し、外槽2内にある洗濯水を洗濯機外へ、排水ホー
ス13より排出する。
2により中央処理装置32に知らされると、洗濯を開始
する。洗濯は、ある一定時間行った後に、排水弁12を
開放し、外槽2内にある洗濯水を洗濯機外へ、排水ホー
ス13より排出する。
【0034】洗濯水が完全に排水されたことを水位セン
サー22で検知後、第1回目の中間脱水53へ移り洗濯
槽3を高速回転させることにより、衣類内の洗剤分を含
んだ洗濯水を遠心力により脱水する。
サー22で検知後、第1回目の中間脱水53へ移り洗濯
槽3を高速回転させることにより、衣類内の洗剤分を含
んだ洗濯水を遠心力により脱水する。
【0035】脱水終了後、第1回目のすすぎ54を行う
ため、洗濯と同様な制御で給水し、規定水量に達してか
らすすぎを開始する。すすぎ54の終了後排水を行い第
2回目の中間脱水55を行う。
ため、洗濯と同様な制御で給水し、規定水量に達してか
らすすぎを開始する。すすぎ54の終了後排水を行い第
2回目の中間脱水55を行う。
【0036】次に、第2回目のすすぎ57を行うため給
水/すすぎを行う。第2回目のすすぎ57の終了後、排
水して最終脱水56を行ってすべての工程が終了する。
水/すすぎを行う。第2回目のすすぎ57の終了後、排
水して最終脱水56を行ってすべての工程が終了する。
【0037】図5は、図4の操作パネルにて、設定され
た状態を、大型液晶表示板に示した図であり、以下大型
液晶表示板(LCD)として構成された例について説明
する。
た状態を、大型液晶表示板に示した図であり、以下大型
液晶表示板(LCD)として構成された例について説明
する。
【0038】LCDには、洗濯コース46の表示,洗濯
水位47,洗濯時間の表示48,すすぎ回数の表示4
9,脱水時間の表示51,現在時刻50の表示等があ
る。これらの表示機能を、図4の操作パネル図と合わせ
て説明すると、図4のプログラム選択キー25の三角矢
印の部分を押すことにより、図5のLCDの洗濯コース
46に表示してある洗濯コースの設定が三角の矢印で表
現される。
水位47,洗濯時間の表示48,すすぎ回数の表示4
9,脱水時間の表示51,現在時刻50の表示等があ
る。これらの表示機能を、図4の操作パネル図と合わせ
て説明すると、図4のプログラム選択キー25の三角矢
印の部分を押すことにより、図5のLCDの洗濯コース
46に表示してある洗濯コースの設定が三角の矢印で表
現される。
【0039】図4のプログラム選択キーを押し続ける
と、自動的に、図5の洗濯コース46の表示が移り変わ
り、必要な洗濯コース46が設定できるものである。
と、自動的に、図5の洗濯コース46の表示が移り変わ
り、必要な洗濯コース46が設定できるものである。
【0040】次に図4の水位切替スイッチ35を押すご
とに、図5のLCDに表示される水位設定表示が、三角
矢印マークで示され、任意に洗濯水位を設定し、洗濯で
きるものである。
とに、図5のLCDに表示される水位設定表示が、三角
矢印マークで示され、任意に洗濯水位を設定し、洗濯で
きるものである。
【0041】図6は、図3に示す第1回目中間脱水5
3,第2回目中間脱水55,最終脱水56時の脱水加速
回転数と、脱水時間の関係を間欠脱水58と、連続脱水
57での状態を示した図である。
3,第2回目中間脱水55,最終脱水56時の脱水加速
回転数と、脱水時間の関係を間欠脱水58と、連続脱水
57での状態を示した図である。
【0042】この図6の中で、連続脱水57の制御方法
は、洗濯終了後、洗濯液及びすすぎ液を排水した後、洗
濯槽3を高速に回転する場合、脱水運転開始よりモータ
20の運転を、連続的に運転し規定時間の脱水終了ま
で、連続的に運転するものである。
は、洗濯終了後、洗濯液及びすすぎ液を排水した後、洗
濯槽3を高速に回転する場合、脱水運転開始よりモータ
20の運転を、連続的に運転し規定時間の脱水終了ま
で、連続的に運転するものである。
【0043】洗濯後の第1回目の中間脱水53で図6の
連続脱水を行うと、衣類内の洗剤を含んだ水分が衣類よ
り急激に洗濯槽3の脱水穴3Aより外槽2に脱水され
る。
連続脱水を行うと、衣類内の洗剤を含んだ水分が衣類よ
り急激に洗濯槽3の脱水穴3Aより外槽2に脱水され
る。
【0044】脱水された水分は、排水バルブ12を介
し、排水ホース13より機外へ排出されるが、衣類内よ
り脱水される水分の量と、排水ホース13より機外へ排
出される排水量の関係で、衣類内より短時間で脱水され
る水分の量が多く、洗濯槽3と、外槽2間に脱水された
水分が残り、残った水分が脱水によりかきまわされるた
め、洗濯槽3と外槽2の間で泡立ち、泡の抵抗により、
洗濯槽3の回転が上昇せず、衣類内の水分を脱水できな
くなる欠点が発生する。
し、排水ホース13より機外へ排出されるが、衣類内よ
り脱水される水分の量と、排水ホース13より機外へ排
出される排水量の関係で、衣類内より短時間で脱水され
る水分の量が多く、洗濯槽3と、外槽2間に脱水された
水分が残り、残った水分が脱水によりかきまわされるた
め、洗濯槽3と外槽2の間で泡立ち、泡の抵抗により、
洗濯槽3の回転が上昇せず、衣類内の水分を脱水できな
くなる欠点が発生する。
【0045】この欠点を防止するため、図3に示す第1
回目の中間脱水53や第2回目の中間脱水55は、図6
に示す間欠脱水58の制御を行っている。
回目の中間脱水53や第2回目の中間脱水55は、図6
に示す間欠脱水58の制御を行っている。
【0046】この間欠脱水58の制御は、脱水行程中、
モータ20を間欠的に運転することにより、洗濯槽3の
回転を連続脱水57のように急激に上昇させないため、
衣類内の水分を除々に洗濯槽3の脱水穴3Aより、外槽
2へ脱水するため脱水された水分の量と、排水ホース1
3から機外へ排水される水分の量のバランスをとり、脱
水時、洗濯槽3と外槽2間に脱水された水分が残らない
様にする。
モータ20を間欠的に運転することにより、洗濯槽3の
回転を連続脱水57のように急激に上昇させないため、
衣類内の水分を除々に洗濯槽3の脱水穴3Aより、外槽
2へ脱水するため脱水された水分の量と、排水ホース1
3から機外へ排水される水分の量のバランスをとり、脱
水時、洗濯槽3と外槽2間に脱水された水分が残らない
様にする。
【0047】この様な、間欠脱水58の脱水制御をすれ
ば、脱水時に発生する発泡障害を防止できるものであ
る。
ば、脱水時に発生する発泡障害を防止できるものであ
る。
【0048】しかし、すすぎ後の第2回目の間欠脱水を
洗濯後の第1回目の間欠脱水と同様にすると所望の脱水
回転数にいたるまでの時間が長くかかるという問題があ
った。すなわち間欠脱水の加速特性の低下が問題となっ
ていた。
洗濯後の第1回目の間欠脱水と同様にすると所望の脱水
回転数にいたるまでの時間が長くかかるという問題があ
った。すなわち間欠脱水の加速特性の低下が問題となっ
ていた。
【0049】本発明は、図7に示す中間間欠脱水方式を
採用することにより、従来の欠点を無くすことが可能で
ある。この本発明の間欠脱水制御方式を図7を基に説明
する。
採用することにより、従来の欠点を無くすことが可能で
ある。この本発明の間欠脱水制御方式を図7を基に説明
する。
【0050】図7の間欠脱水59は、図3に示す洗濯終
了後の中間脱水53の行程で行われる脱水の間欠制御方
法である。この中間脱水53での問題となる課題は、洗
濯後の脱水であるため、衣類内の水分に多くの洗剤分が
含まれている。
了後の中間脱水53の行程で行われる脱水の間欠制御方
法である。この中間脱水53での問題となる課題は、洗
濯後の脱水であるため、衣類内の水分に多くの洗剤分が
含まれている。
【0051】このため、中間脱水53で急速に加速して
脱水すると、前述のような問題が生ずるため図7に示す
よう脱水の初期,中間,終期の3領域に分け、初期の間
欠1領域ではモータを間欠運転する際のONデューティ
を大きく、中期の間欠2ではONデューティを小さく、
終期は連続運転する。
脱水すると、前述のような問題が生ずるため図7に示す
よう脱水の初期,中間,終期の3領域に分け、初期の間
欠1領域ではモータを間欠運転する際のONデューティ
を大きく、中期の間欠2ではONデューティを小さく、
終期は連続運転する。
【0052】間欠1の領域は、脱水加速特性を向上する
ため、モータの休止時間を短くし、モータの運転時間を
長くした、いわゆるモータのONデューティを大きくし
ている。この間欠脱水開始時は、洗濯槽3の回転が低い
ため、衣類内より脱水される水分の量も少なく、排水ホ
ース13からの排水量を越えることがない。
ため、モータの休止時間を短くし、モータの運転時間を
長くした、いわゆるモータのONデューティを大きくし
ている。この間欠脱水開始時は、洗濯槽3の回転が低い
ため、衣類内より脱水される水分の量も少なく、排水ホ
ース13からの排水量を越えることがない。
【0053】間欠2の行程に入ると、洗濯槽3の回転も
上がり、遠心力も大きくなるため、衣類の水分も除々に
多く脱水されるため、モータ休止時間を間欠1より長く
し、衣類より脱水される水分が排水ホース13から排水
される量を越えない程度に脱水しながら除去に洗濯槽3
を加速し、最終的には、連続運転とし、衣類の水分を脱
水する。
上がり、遠心力も大きくなるため、衣類の水分も除々に
多く脱水されるため、モータ休止時間を間欠1より長く
し、衣類より脱水される水分が排水ホース13から排水
される量を越えない程度に脱水しながら除去に洗濯槽3
を加速し、最終的には、連続運転とし、衣類の水分を脱
水する。
【0054】この様に、図7に示す間欠脱水59は、脱
水運転による発泡障害を防止し、加速特性を向上させた
脱水制御方法である。
水運転による発泡障害を防止し、加速特性を向上させた
脱水制御方法である。
【0055】図3の第1回目すすぎ54の次に行う第2
回目中間脱水55は、すでに衣類内の洗剤分は、第1回
目のすすぎ54で落されているため、第1回目中間脱水
53の時に行った間欠時限の様に脱水時の発泡をあまり
考慮せずに制御することができるため、間欠時限は洗濯
の後の中間脱水53と異なった制御とし、加速特性を重
視した間欠脱水としたものである。
回目中間脱水55は、すでに衣類内の洗剤分は、第1回
目のすすぎ54で落されているため、第1回目中間脱水
53の時に行った間欠時限の様に脱水時の発泡をあまり
考慮せずに制御することができるため、間欠時限は洗濯
の後の中間脱水53と異なった制御とし、加速特性を重
視した間欠脱水としたものである。
【0056】しかし、この時点でもまだ衣類内には、洗
剤分が含まれているため、図6に示す様な連続脱水57
の様な制御とすると、発泡障害が発生する危険性がある
ため、中間脱水55においても間欠脱水制御とする。
剤分が含まれているため、図6に示す様な連続脱水57
の様な制御とすると、発泡障害が発生する危険性がある
ため、中間脱水55においても間欠脱水制御とする。
【0057】しかし、発泡に対する危険性は、第1回目
の中間脱水53より低いため図7の間欠1の時限及び、
間欠2の時限は、間欠脱水59より、間欠脱水60はモ
ータ20の休止を短くした制御としている。
の中間脱水53より低いため図7の間欠1の時限及び、
間欠2の時限は、間欠脱水59より、間欠脱水60はモ
ータ20の休止を短くした制御としている。
【0058】間欠1,間欠2それぞれの領域において、
モータの運転時間と休止時間の比を変えることは、制御
部34にあらかじめそのようなプログラムを用意してお
くことにより容易に実現できる。
モータの運転時間と休止時間の比を変えることは、制御
部34にあらかじめそのようなプログラムを用意してお
くことにより容易に実現できる。
【0059】また、タイマーカムによっても実現でき
る。ON−OFFの周期が異なる2種類のカムスイッチ
を用意し、それらを選択的に使用すれば良い。
る。ON−OFFの周期が異なる2種類のカムスイッチ
を用意し、それらを選択的に使用すれば良い。
【0060】更に、本実施例の如くCPUを備えたもの
では、起動初期でモータのONデューティが大きく、時
間の経過とともにONデューティを小さくし、再びON
デューティを大きくしていって脱水の終期近くでONデ
ューティ100%すなわち連続運転となるように、デュ
ーティを連続的に変えても良い。
では、起動初期でモータのONデューティが大きく、時
間の経過とともにONデューティを小さくし、再びON
デューティを大きくしていって脱水の終期近くでONデ
ューティ100%すなわち連続運転となるように、デュ
ーティを連続的に変えても良い。
【0061】しかし、いずれの場合においても、モータ
の起動初期には、吊り棒にて吊された洗濯槽,外槽など
の振動系の共振点を速やかに通過する程度の加速が得ら
れるように、モータのONデューティを選ぶことが必要
である。
の起動初期には、吊り棒にて吊された洗濯槽,外槽など
の振動系の共振点を速やかに通過する程度の加速が得ら
れるように、モータのONデューティを選ぶことが必要
である。
【0062】以上、この様に洗濯コース中における中間
脱水で、洗濯の後に行う第1回目中間脱水53の間欠脱
水59と、すすぎ後に行う第2回目中間脱水55の間欠
時限を異ならせ、なおかつ図7に示すように、間欠脱水
における間欠時限を間欠1と間欠2に分けそれぞれ異な
らせたものである。
脱水で、洗濯の後に行う第1回目中間脱水53の間欠脱
水59と、すすぎ後に行う第2回目中間脱水55の間欠
時限を異ならせ、なおかつ図7に示すように、間欠脱水
における間欠時限を間欠1と間欠2に分けそれぞれ異な
らせたものである。
【0063】
【発明の効果】洗濯後の間欠脱水におけるモータ休止時
間に比べすすぎ後の間欠脱水におけるモータの休止時間
を短くすることにより、モータによる洗濯槽の脱水回転
の加速特性を向上し、脱水時間を短縮できる。
間に比べすすぎ後の間欠脱水におけるモータの休止時間
を短くすることにより、モータによる洗濯槽の脱水回転
の加速特性を向上し、脱水時間を短縮できる。
【図1】全自動洗濯機の縦断面図。
【図2】制御部のブロック図。
【図3】洗濯全自動コースのブロック図。
【図4】操作パネル説明図。
【図5】行程表示説明図。
【図6】従来の脱水制御による実験結果。
【図7】本発明の脱水制御による実験結果。
3…洗濯槽、7…撹拌翼、19…制御部、20…洗濯機
モータ、59…第1回目中間脱水、60…第2回目中間
脱水。
モータ、59…第1回目中間脱水、60…第2回目中間
脱水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−127792(JP,A) 特開 昭57−34893(JP,A) 特開 昭62−148692(JP,A) 特開 平3−158188(JP,A) 特開 昭63−296794(JP,A) 特開 昭62−164493(JP,A) 特開 平5−103894(JP,A) 特開 平5−253384(JP,A) 特開 平2−92394(JP,A) 特開 昭62−299290(JP,A) 実開 昭51−45867(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 33/02,39/06
Claims (1)
- 【請求項1】外枠と、この外枠内に内置され洗濯,すす
ぎ等を行う洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転さ
せるモータと、このモータが運転及び休止を繰り返すこ
とにより前記洗濯兼脱水槽の回転数を段階的に上げる間
欠脱水を制御する制御手段を有し、前記制御手段は洗濯
後の間欠脱水、及びすすぎ後の間欠脱水を行う全自動洗
濯機の脱水制御方法において、 前記すすぎ後の間欠脱水の間欠時限における前記モータ
のすすぎ休止時間と前記洗濯後の間欠脱水の間欠時限に
おける前記モータの洗濯休止時間の関係を、すすぎ休止
時間<洗濯休止時間としたことを特徴とする全自動洗濯
機の脱水制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4281308A JP2900727B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 全自動洗濯機の脱水制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4281308A JP2900727B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 全自動洗濯機の脱水制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06126077A JPH06126077A (ja) | 1994-05-10 |
JP2900727B2 true JP2900727B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=17637279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4281308A Expired - Fee Related JP2900727B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 全自動洗濯機の脱水制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900727B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010058869A1 (en) * | 2008-11-21 | 2010-05-27 | Lg Electronics Inc. | Washing machine and dehydrating method of the same |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100539510B1 (ko) * | 1998-11-04 | 2006-02-28 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 간헐탈수 제어방법_ |
JP2011177462A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-15 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4281308A patent/JP2900727B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010058869A1 (en) * | 2008-11-21 | 2010-05-27 | Lg Electronics Inc. | Washing machine and dehydrating method of the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06126077A (ja) | 1994-05-10 |
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