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JPH05307788A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JPH05307788A
JPH05307788A JP11117692A JP11117692A JPH05307788A JP H05307788 A JPH05307788 A JP H05307788A JP 11117692 A JP11117692 A JP 11117692A JP 11117692 A JP11117692 A JP 11117692A JP H05307788 A JPH05307788 A JP H05307788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
recording
optical
head
optical recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11117692A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Oshima
光昭 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP11117692A priority Critical patent/JPH05307788A/ja
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to US08/009,709 priority patent/US5682360A/en
Priority to CN93100918A priority patent/CN1075024A/zh
Priority to EP93300695A priority patent/EP0555031A3/en
Priority to CN93105219A priority patent/CN1036952C/zh
Priority to EP93302365A priority patent/EP0564187A3/en
Publication of JPH05307788A publication Critical patent/JPH05307788A/ja
Priority to US08/184,117 priority patent/US5526328A/en
Priority to US08/281,337 priority patent/US5473584A/en
Priority to US08/534,771 priority patent/US5699331A/en
Priority to US08/970,162 priority patent/US5959948A/en
Priority to US09/305,318 priority patent/US6243330B1/en
Priority to US09/796,534 priority patent/US6674703B2/en
Priority to US10/611,926 priority patent/US6859427B2/en
Priority to US11/272,484 priority patent/USRE40957E1/en
Priority to US11/304,674 priority patent/USRE40958E1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光記録媒体を用いる記録再生装置によりRO
M型ディスクを記録再生する場合、もしくは光再生専用
の記録再生装置によりRAM型ディスクを再生する場合
においてデータ記録機能がない点を解決し、部品点数と
コストを殆ど増加させることなく、データ記録機能をも
つ記録再生装置を実現することを目的とする。 【構成】 記録媒体2の光記録層4の上層に磁気記録層
3を設け、かつ光ヘッド6と対向する側に磁気ヘッド8
を設け磁気記録もしくは再生を行うことにより、光記録
と独立した磁気記録再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に情報を記録
もしくは再生する記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光記録媒体を用いた記録再生装置
の進展はめざましい。現在のところ光記録の大きな用途
はCD等の音響用途やゲーム用CD−ROM等のマルチ
メディア用途が主体でROM用途が大きな用途を占めて
いるが記録型のROM用途も次第に増えつつある。
【0003】ROM用途として最近、磁界変調型の光磁
気記録略してMOによる小型の記録光ディスクを用いた
光記録再生装置が検討されている。これは光ヘッドによ
り光磁気記録材料をキュリー温度以上に加熱し、磁界変
調用の磁気ヘッドにより磁化反転させる方式である。音
楽用として”MD”と呼ばれているものが提案されてい
る。この装置の主たる目的は音楽用CDの代替が考えら
れているが、将来はゲーム用途のようなマルチメディア
用途の登場が期待されている。こうしたマルチメディア
用途の場合、対話が重要となりCAIやゲームなどで明
かなようにこれまでの操作者との対話の記録が重要とな
る。つまりある程度のRAMメモリーが必要となる。
【0004】一方、マルチメディア用途の場合、容量は
大きくなり100MB以上の容量が必要となるがCAI
やゲーム用途ではコストが重要となるためCDROMや
MDROMがこの要求を満たし、当面は主流となる。他
の方式としては記録ピットを設けた基板にMO膜を作成
する方法やMO型の光ディスクにソフトを記録する方法
も提案されているが無記録のMOの光ディスクより高価
になるため、マルチメディアのソフト供給用大量メディ
アとしてはコストの面で適していなかった。また、再生
専用のCD−ROM再生機やMD−ROM再生機は光記
録機能がないため記録型光ディスクを用いてもマルチメ
ディア対話型に使う場合、別にフロッピーディスク等の
RAMメディアの付加が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ROMメディアはRAM機能がないため
マルチメディア用途においては対話が記録できないとい
う致命的な問題点を有していた。またMOディスクのよ
うなRAMディスクを用いても光記録再生専用機ではマ
ルチメディアの対話経過を記録できないという問題点が
あった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
である。マルチメディア用途においては、ROMの容量
が莫大なものであるに対し要求されるRAM容量がはる
かに小さなものである点に着目し、記録媒体の光記録層
の基板と反対側に磁気記録層を設け、光記録と独立した
磁気記録再生ができる記録再生装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の記録再生装置は透明基板と光記録層をもつ
記録媒体を光源から光を光ヘッドにより、透明基板側か
ら上記光記録層に結像させ、信号の記録もしくは再生を
行う記録再生装置において、上記記録媒体の光読み取り
側とは反対側に磁気記録層を設け、かつ上記記録媒体に
対し、上記光ヘッドの反対側に磁気ヘッドを設けた構成
を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、光記録媒体の読み取りとは
反対面に設けた磁気記録層に光ヘッドのトラッキングに
伴い磁気ディスクがディスクの磁気トラック上を連動し
てトラッキングし、磁気記録もしくは再生できる。この
ため部品点数を殆ど増やすことなく光記録機能とは全く
独立して情報の磁気記録再生ができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明による記録再生装置のブロ
ック図を示す。記録再生装置1は磁気記録層3と光記録
用の光記録層4と光透過層5からなる記録媒体2を内部
にもつ。
【0011】光磁気再生時には、発光部からの光は光ヘ
ッド6と光記録ブロック7により上記光記録層4上に収
束させられ、光磁気記録された記録信号の再生を行な
う。光記録時にはレーザー光は光ヘッド6と光記録ブロ
ック7により光記録層4の特定部に収束し、その温度を
キュリー温度以上に上げる。この状態で、磁気ヘッド8
と磁気記録ブロック9により、この部分の印加磁界を変
調することにより、光磁気記録を行なう。
【0012】磁気記録時には、磁気ヘッド8と磁気記録
ブロック9を用いて、磁気記録層3に磁気信号を記録す
る。システム制御部10は各回路からの動作情報、出力
情報を得て、駆動ブロック11を駆動し、モーター12
の制御や光ヘッド6のトラッキング、焦点の制御を行な
う。
【0013】次に詳しい動作を説明する。外部からの入
力信号を記録する場合は、外部入力信号の受信時、もし
くは、操作者によるキー操作により記録命令がキーボー
ド15もしくは外部インターフェース部14からシステ
ム制御部10に送られる。システム制御部10は入力部
12に入力命令を送るとともに光記録ブロック7には光
記録命令を送る。外部からの入力、例えば音声や映像信
号は入力部12に入力され、PCM等のデジタル信号と
なる。この信号は、光記録ブロック7の入力部32に送
られ、ECCエンコーダ35によりエラー訂正の符号化
がなされ光回路37を介して上記磁気記録ブロック9の
中の磁気記録回路29と磁気ヘッド回路31を介して、
磁気ヘッド8に送られ光記録層4の特定範囲内の光磁気
材料に光記録信号に応じた記録磁界を与える。記録層4
のさらに狭い範囲の記録材料は光ヘッド6からのレーザ
ー光によりキュリー温度以上に加熱され、上述の印加磁
界によりこの部分の磁化反転が起こる。従って、記録媒
体2の回転に伴い、図2の光記録ヘッド部の拡大図に示
すように記録媒体2の図示した矢印51の方向の走行に
伴い、光記録層4に矢印で示す磁化52が図のように次
々と記録されてゆく。
【0014】この時、システム制御部10は光記録層4
上に記録されたトラッキング情報、アドレス情報、クロ
ック情報を光ヘッド回路39と光再生回路38から得
て、この情報に基き、駆動ブロック11に制御情報を与
える。詳しく述べるとシステム制御部10はモーター1
7の回転数をモーター駆動回路26に制御信号を与える
ことにより、光ヘッド6と記録媒体2との相対速度が所
定の線速度になるように制御する。
【0015】光ヘッド駆動回路25、光ヘッドアクチュ
エーター18により光ビームが目的とするトラック上を
走査するように制御し、また光記録層4に焦点が合うよ
うにフォーカスを制御する。別のトラックをアクセスす
る場合、アクチュエータ23とヘッド移動回路24によ
り、ヘッド台19を移動させヘッド台19上にある光ヘ
ッド6と磁気ヘッド8を連動して移動させる。このた
め、双方のヘッドが所望する同じ半径位置の表面と裏面
のトラック上に到達する。ヘッド昇降部20は磁気ヘッ
ド昇降回路22と昇降モーター21により、駆動され、
磁気ヘッド8及びスライダー41はディスクカセット4
2のローディング時もしくは、磁気記録を行わない時間
帯において記録媒体2のディスク面の磁気記録層3より
離れ、磁気ヘッド8の摩耗を防ぐ。以上述べたようにシ
ステム制御部10は駆動ブロック11に制御情報を送り
光ヘッド6と磁気ヘッド8のトラッキング、フォーカシ
ング、磁気ヘッド8の昇降、モーター17の回転数等の
制御を行なう。
【0016】次に、光磁気記録信号の再生方法について
述べる。まず図2の光記録ヘッド部の拡大図を用いる
と、発行部57からのレーザー光は偏光ビームスプリッ
タ55により光路59に示す方向に進みレンズ54によ
り、記録媒体2の光記録層4上に焦点を結ぶ。この場合
のフォーカスシングトラッキング制御は光ヘッド駆動部
18により、レンズ54のみを駆動することによって行
なわれる。光記録層の光磁気材料は図2に示すように各
々光記録信号に応じた磁化状態にある。このため、光路
59aに示す反射光の偏向角はKerr効果により、磁
化方向により異なる。この偏光角θは、偏光ビームスプ
リッター55aにより反射光を分割し、各々に受光部5
8、58aを設け、2つの受光信号の差分をとることに
より、磁化方向が検出できるため光記録信号が再生でき
る。この光信号の再生時の動作に関しては、従来の光磁
気記録と同じなのでこれ以上詳しく述べない。この再生
信号は、図1の光ヘッド6から光記録ブロック7へ送ら
れ、光ヘッド回路39、光再生回路38を介してECC
デコーダ36においてエラー訂正されて、元のデジタル
信号が再生され、出力部33に送られる。出力部33は
メモリ部34をもち、ここで一定時間分の記録信号が蓄
積される。例えば、1MbitのICメモリーを使っ
て、250kbpsの圧縮した音響信号を蓄積させた場
合約4秒間の信号を蓄積できる。音響用プレヤに用いた
場合、外部振動により光ヘッド6のトラッキングがはず
れた場合4秒間の間に回復すれば、音響信号に切れ目が
なくなる。この方式はよく知られている。出力部33か
らの信号は最終段の出力部13に送られ音響信号の場合
はPCM復調された後、外部にアナログ音響信号として
出力される。
【0017】次に磁気記録モードについて説明する。図
1において入力部に入った外部からの入力信号もしく
は、システム制御部10からの信号は磁気回路ブロック
9の入力部21に送られ、光記録ブロック7の中のEC
Cエンコーダ35を利用して、誤まり訂正等の符号化を
行なう。符号化された信号は磁気記録回路29と磁気ヘ
ッド回路31により磁気ヘッドに送られる。図3のヘッ
ド部拡大図を用いて説明すると、磁気ヘッド8に送られ
た磁気記録信号はコイル40により磁界となり、磁気記
録層3の磁性体を磁化し、磁気信号61として垂直方向
の磁気記録がなされる。記録媒体2は垂直磁化膜をも
つ。
【0018】磁気媒体2の矢印51方向の走行に伴い、
図3のように磁気記録信号に応じて磁気信号が次々と記
録されていく。この場合の磁界は光磁気の光記録層4に
も印加されるが、光磁気記録材料のキュリー温度以下で
の保持力は、数千〜1万Oeのためキュリー温度以上に
上げない限り磁化されることはなく、磁気記録の磁界の
影響は受けない。
【0019】しかし、磁気記録層3の磁気記録された部
分と、光磁気記録膜を用いた光記録層4が近接しすぎる
と、上記の磁気記録部からの磁界が光記録層4の部分に
おいて数十〜数百Oeに達する場合がある。こうした条
件下で光磁気記録のため、光ビームにより光記録層4の
温度をキュリー温度以上にした場合、磁気記録層3から
の磁界により磁化反転を起こし光記録時にエラーレート
が増えてしまう。従って図7の記録媒体の断面図のよう
に磁気記録層3と光記録層4の間に干渉層81の厚みを
設ける。光記録層4の両側には劣化を防ぐための保護層
82、82aが設けられているため、干渉層81の厚み
と保護層82の和が干渉間隔Lとなる。この場合磁気記
録波長をλとすると、減衰量56.4×L/λになるた
め、λ=0.5μmと設定すると、Lは0.2μm以上
あれば効果がある。図8のように保護層82の厚みをL
以上にしても同様の効果が得られる。製造法を述べる
と、光磁気の光記録層4の上に保護層82と干渉層81
を設け、潤滑剤とバインダーとバリウムフェライト等の
垂直異方性をもつ磁性材料を混合した材料をスピンコー
トにより、基板に垂直方向の磁界を印加しながら塗布
し、磁気記録層3を作成する。これにより垂直磁気記録
に適した図8の記録媒体断面図ような記録媒体2ができ
る。
【0020】以上は、光磁気記録の光記録層4をもつ場
合であるが、本発明の記録再生装置1は、CDのような
ROMディスクも再生できる。図9の記録媒体の断面図
に示すように、ピットが刻まれた基板5のピット部にア
ルミ等の反射膜84をスパッタ等により製膜し、その上
に、潤滑剤とバインダーと磁性材料を混合した材料を基
板に垂直方向の磁界を印加しながら塗布し、垂直の磁気
記録膜をもつ磁気記録層3を作成することにより、RO
M型の記録媒体2ができる。このメディアはCDのRO
Mとしての機能を表面に、RAMとしての機能を裏面に
もつため、後で述べるような様々な効果が得られる。こ
の場合のコスト上昇は現在のCDで行なわれているスピ
ンコートにより、保護膜を作成する材料に磁気材料を加
えるだけである。このため、製造コストの上昇は磁気材
料そのもののコストのみになる。このコストはメディア
の製造コストの数十分の一であるため、コスト上昇分は
極めて少ない。
【0021】磁気記録時のトラッキングを説明する。図
1のように光ヘッド6と光ヘッド回路39から再生され
るトラッキング情報をもとにシステム制御部10からヘ
ッド移動回路24に移動命令を送りアクチュエータ23
を駆動し、ヘッド台19をトラッキング方向に移動す
る。すると、図4のトラッキング方向のみたヘッド部の
拡大図のように光ヘッドは6は光記録層4の特定の光記
録トラック65の近傍に焦点66を結ぶ。つまり、光ヘ
ッド6を駆動する光ヘッド駆動部18はヘッド台19と
ヘッド昇降部20と介して、磁気ヘッド8と機械的に結
合している。このため光ヘッドの移動と連動して、磁気
ヘッド8はトラッキング方向に移動する。つまり光ヘッ
ド6を特定の光トラック66に制御すれば磁気ヘッド8
は光トラック66の裏面の特定の磁気トラック67上に
移動する。このトラックの両側にはガードバンド68、
68aを設けてある。これをさらに拡大したものが図5
の磁気ヘッド部の拡大図である。特定の第Tn番目の光
トラック65を走査するように光ヘッド6の位置を制御
すれば磁気ヘッド8は裏面の特定の第Mm番目の磁気ト
ラック67上を走行することになる。
【0022】こうすると、光ヘッドの駆動系だけでよ
く、磁気ヘッド8のトラッキング制御手段を別に設ける
必要がなくなる。磁気ディスクドライブでは必要であっ
たリニアセンサーも不要となる。
【0023】次に光トラックと磁気トラックのアクセス
方法について述べる。光ヘッド6は磁気ヘッド8と連動
してトラッキングされる。このため、現在下面から記録
再生中の光トラック情報と、上面からアクセスしたい磁
気トラックの半径方向の位置が異なる場合、同時にこの
両者をアクセスすることはできない。データの場合アク
セスが遅くなるだけで致命的な問題とはならないが、音
響信号や画像信号のような連続信号の場合、中断は許さ
れない。このため、通常速度の光記録再生中に磁気記録
を行なうことはできない。本実施例では入力部32およ
び出力部33にメモリ部34をもち、磁気記録の最大ア
クセス時間の数倍の時間の信号を蓄積する方式を採用し
ている。従って、図6の磁気記録のタイミングチャート
図でみるように記録再生時の記録媒体2の回転速度をn
倍に上げることにより、光記録再生時間Tが通常速度に
比べて1/nとなりT1,T2となる。従ってt=t3か
らt=tまでの記録再生時間のn−1倍の時間T0が余
裕時間となる。余裕時間T0の一部の期間のt3からt4
の間のアクセス時間Taの間に磁気トラックにアクセス
し、t4からt6の記録再生期間TRの間に磁気記録再生
を行い、t5からt6の帰還期間Tbの間に再び元の光ト
ラック、もしくは次の光トラックにアクセスし帰還する
ことより、1つのヘッド移動部で光記録と磁気記録のア
クセスが時分割で可能となる。この場合、余裕期間To
の間、連続信号を蓄積できる容量をもつようにメモリ部
34を設定する。
【0024】図6の磁気記録タイミングチャート図と、
図10〜14の記録部の断面図を用いて、今述べた磁気
ヘッドのトラックアクセスを説明する。まず、図15カ
セットの斜視図に示すカセット42が図16の記録再生
装置の斜視図に示す記録再生装置1に挿入された後、最
初に図10のように、記録媒体2の記録面のインデック
ス情報が記録されているTOC領域にある光トラック6
5上を光ヘッド6の光ビームは結像されるそしてTOC
情報の再生が行なわれる。この時、磁気ヘッド8は裏面
にある磁気トラック67上を走行し、このトラック上の
磁気記録情報の再生が行なわれる。こうして、最初の作
業として記録媒体2のTOCの中の光トラックの情報が
再生されると同時に磁気トラック上に記録された前回の
アクセス内容、前回の作業修了時の状況等の情報が得ら
れ、この内容は図16のように表示部16に表示され
る。
【0025】例を挙げると、音響情報の場合、前回の終
了時に最後の曲番その中断時の経過時間、予約曲番等を
磁気記録領域に自動的に記録する。次に、再びこの記録
媒体2を磁気記録再生装置に挿入した場合、上述のよう
に光トラック65の目次情報とともに磁気トラック67
に記録された前回の終了時の情報を再生し、表示部16
に図16のように表示する。図16では前回のアクセス
終了時間、操作者名、最後の曲番、中断時に経過時間、
前回プリセットした曲順番と曲番が記録され表示された
状態を表わしている。具体的には「Contineu?」と表示
され、聞いてくるので「Yes」と入力すると、前回終了
時の同一曲番の曲の中断した箇所から音楽再生が再開さ
れる。「No」と入力すると、予めプリセットした曲順で
音楽を再生してくれる。こうして自動的に操作者は前
回、中断した内容をそのまま再現できたり、好みの曲順
で聴ける。これは図18のゲーム機の斜視図に示すよう
にゲーム用CDROM機器において、前回中断したゲー
ム内容、例えば、ステージ数、獲得ポイント、アイテム
到達数を記録再生することによりゲーム終了後、時間が
経ってゲームを再開したい時、前回と全く同じ箇所から
同じ状態で再スタートできるという従来のCDROM型
ゲーム機器にない効果が得られる。
【0026】以上はTOC領域の磁気トラックをアクセ
スする単純なアクセス方法の場合である。この場合メモ
リー容量は少ないものの、最も単純で最もコストが安い
という効果がある。
【0027】次にTOC領域以外のトラックをアクセス
する接合を述べる。図11は特定の光トラック65aを
光ヘッド6がアクセスしている状態を示す。この時、光
ヘッド6と連動している磁気ヘッド8は光トラック65
aの裏側の磁気トラック67aをアクセスする。必要な
磁気記録情報が磁気トラック67aから離れた別のトラ
ック、磁気トラック67b上にある場合、磁気ヘッド8
を磁気トラック67bまで移動する必要がある。この場
合、図6のタイミングチャートで説明したように、余裕
期間Toの間にヘッドの移動、記録、復帰を完了する必
要がある。この場合、事前に光記録層4のTOC領域も
しくは特定領域に、裏面の磁気トラックNO.と表面の
対応する光トラックNO.を記録したリストが記録され
ており、この情報を読み取り、必要な磁気トラックN
O.に対応する光トラックNO.を算出することができ
る。次に、図12のようにアクセス時間Taの間にヘッ
ド台19を移動して光ヘッド6がこの光トラック番号の
光トラック65bをアクセスするように固定する。する
と、磁気ヘッド8は所定の磁気トラック67bをトラッ
キングする。こうして、磁気記録もしくは、再生が行え
る。この場合、図13のように光トラック65aをトラ
ッキング中は、磁気ヘッド8を昇降モーター21によ
り、上部に上げ磁気記録層より離しておき、アクセス時
間Taの間に図6のωのようにモーター17の回転速度
を下げる。回転速度のさがっている間に、磁気ヘッド8
を下げて、磁気記録層3に接触させる。このことによ
り、磁気ヘッド8の破壊を防ぐことができる。TRの間
に回転速度を上げて磁気記録し、Tbの間に回転数を下
げて磁気ヘッド8を上げ、上げた後に再び回転数を上げ
図13のように元の光トラック65aに戻り、T2の間
に光記録再生を行なう。この余裕時間T0の間はメモリ
ー34に蓄積されたデータが再生されるため、音楽等の
連読信号は中断しない。又、図14に示すように、TO
C領域のアクセス中にも、TOC領域に磁気記録不要の
指示があった場合は磁気ヘッド8を下げない。このこと
により、磁気記録層3が設けられていない記録媒体2が
挿入された場合にでも、磁気ヘッド8が接触し破壊され
るという事故が防げる。このようにして、磁気ヘッド8
を回転速度を下げた期間に上下させることにより、磁気
ヘッドの破壊と摩擦が大巾に低減できるという効果があ
る。図15は光記録媒体2を収納するカセット42の斜
視図である。シャッター88と磁気記録防止ヅメ89と
光記録防止ヅメ89aが設けられており、別々に記録防
止が設定できる。当然ROMタイプのカセットには、磁
気記録防止ヅメ89aしか設けられていない。
【0028】図17は光記録の再生時用の記録再生装置
のブロック図である。光記録ブロックは図1に比べて光
記録回路、ECCエンコーダーが削除されている。一般
のCDプレーヤー等の再生プレイヤーに比べて磁気ヘッ
ド昇降部20、磁気ヘッド8と磁気記録ブロック9の部
品が追加されているが、部品は全て図1の光磁気記録再
生装置の部品を共用できる。かつ、これらのコストは光
記録関連部品に比べると格段に安いため、コスト上昇分
は少ない。記憶容量はフロッピーに比べると少ないが、
こうした少ないコストでROM型記録媒体に情報を記録
し、再生できるため、少容量のメモリー容量でよいゲー
ム機器やCDプレーヤの場合、前述のような様々な効果
が生まれる。我々の試算では直径60mmのディスクの場
合、約1KB〜10KBの磁気記録のメモリー容量が磁
界変調用の磁気ヘッドを用いて、得られる。現在のゲー
ム用ROMICにはSRAMの2KBもしくは8KBの
メモリーが搭載されているため、充分な容量といえ、R
OMICを代替するという効果がある。
【0029】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0030】図19は実施例2の全体のブロック図であ
る。図19は実施例1で説明した図1に磁気ヘッド8a
と磁気ヘッド回路31aを追加したものである。その他
の部分は同じであるため説明は省略する。図20の磁気
ヘッド部の拡大図のようにまず、磁気ヘッド8が磁気記
録層3の全体に記録波長の長い磁気記録を行なっていく
ところは、実施例1と同じである。次に磁気ヘッド8a
が表層部3aに記録波長の短い磁気記録を行なってい
く。すると最終的に表層部3aには短波長の副チャンネ
ルが深層部3bには長波長の主チャンネルの独立したチ
ャンネルの磁気記録ができる。このことにより、実施例
1の磁界変調用磁気ヘッドのようなーに長波長用の磁気
ヘッドを用いて、実施例2の図20のような2層記録を
されている磁気記録層を再生した場合、上記の主チャン
ネルは再生できる。このため、主チャンネルに要約情
報、副チャンネルに詳細情報を記録すれば、実施例1の
方式でも要約情報は得られ両者の互換性をとることがで
きるという効果が得られる。図21の磁気ヘッド部の拡
大図は短波長の磁気ヘッド8のみを搭載した場合で、こ
の場合、上記の副チャンネルの信号に主チャンネルが重
畳された信号が再生され、主、副両チャンネルが再生で
きるため、再生専用機の場合にこの構成をとると、コス
トが安くなる。図22の磁気ヘッド部拡大図において図
の上部は磁界変調用のヘッドつまり、長波長に適した磁
気ヘッド8で記録した場合で、図のようにN極部を1、
無磁化部を0とすると、磁化領域1、120aでは12
0bでは0、120Cでは1と記録され、“101”の
データ列121が得られる。図の下部のように、短波長
に適した垂直用磁気ヘッド8bを用いてN極部を1、無
磁化部を0、とするとデータ列122のように“101
10110”となり、上部の領域120aと同じ領域1
20dに8bit分記録できる。この領域120dの信
号を磁気ヘッド8で再生するとN極のみなので、“1”
と判断する。これは、領域120aと同じである。つま
りデータ列122aのうちの“1”が再生できる。次
に、領域120eではS極部を“0”無磁化部を“1”
と定義すると、データ列にこのように“0100101
0”と8bit分記録される。これを磁気ヘッド8で再
生するとS極だけのため“0”と判断する。これは1b
itであり、領域120bと同じ極性の信号が少し弱い
振巾で再生される。従って図22のように短波長用の磁
気ヘッド8bでは主チャンネルD1のデータ列122a
の信号と、副チャンネルD2のデータ列122の信号が
記録再生され、磁界変調用の長波長用の磁気ヘッド8で
は、主チャンネルD1のデータ列122aが再生され、
双方の互換がとれるという効果が得られる。なお、磁界
変調用の磁気ヘッド8のギャップは0.2〜2μmであ
る。
【0031】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0032】図23は実施例3の記録部拡大図である。
実施例3では、記録媒体2の透明基板5の上にまず、実
施例1で説明した図9のようなピットを刻んだ反射膜8
4を設け、磁気記録膜3を設ける点は同じであるが、C
0−フェライトをプラズマCVD等により成膜させであ
る。この材料は透光性をもつため厚みが薄い場合、高い
透光率をもつ。
【0033】この媒体を図23に示すように裏側から光
ヘッド6で焦点66を結像させる。光ヘッド6のレンズ
54はばね効果をもつ連結部150により、光透過材料
からなるスライダー41に結合されている。さらにスラ
イダー41には磁気ヘッド8が埋め込まれている。従っ
て、光ヘッドは反射膜84のピットを裏から読むことに
なり、トラッキングとフォーカスが制御される。すると
これと連結されているスライダはトラッキング制御さ
れ、特定の光トラックの上を走行する。レンズ54とス
ライダー41との位置の誤差は連結部150のバネ効果
のみで発生するためスライダー41はミクロンのオーダ
ーで制御される。次に上下方向はフォーカス制御に連動
してなされるため、数ミクロン〜数+ミクロンのオーダ
ーで制御される。
【0034】そして、磁気記録層3には次々と磁気記録
がなされる。本実施例の場合、光トラッキングが可能と
なるため、数ミクロンのトラックピッチが実現できると
いう大きな効果がある。またフォーカス制御によりスラ
イダー41および磁気ヘッド8が上下方向に制御される
ため、記録媒体2の基板5の表面精度が悪くても追従す
る。このため表面精度の悪い基板を使うことができるた
め、研磨したガラス基板に比べて非常にコストが安いプ
ラスチック基板や非研磨のガラス基板を使えるという効
果がある。
【0035】また図23では記録媒体2の裏面から光ヘ
ッド6で再生する場合を示した。しかし、従来の光ディ
スクプレーヤのような機構で表面から、同−の記録媒体
を再生することも可能であるため、互換性という効果が
ある。そして、光トラッキングによる従来より1桁以上
多いメモリー容量が得られるという顕著な効果がある。
【0036】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0037】図24は実施例4の記録再生装置のブロッ
ク図を示す。実施例4は実施例1で説明した図1の記録
再生装置と構成と基本的な動作は同じである。このため
詳しい説明は省略し、異なる部分に限定して説明する。
実施例4と実施例1との違いは実施例1では磁気ヘッド
8は光磁気記録磁界変調用のヘッドをそのまま用いてい
るため、図3に示すように垂直記録を行う。これに対
し、実施例4では図25の磁気記録部の拡大図に示すよ
うに光磁気記録の磁界変調と水平磁気記録の2つの機能
をもつ磁気ヘッド8を用いて記録媒体3の磁気記録層3
に水平記録を行う。実施例1の磁界変調用ヘッド例えば
MD用ヘッドの等価的なヘッドギャップは、通常100
μm以上と大きいため、記録波長λは数百μmの長波長
となる。この場合、反磁界が発生し、実際に記録される
磁荷が減衰するため、再生出力は低下する。実施例1は
構成の変更が全く不要なためコストが上昇しないという
極めて大きな長所がある反面、再生出力が下がるという
短所をもつ。
【0038】長波長記録で高い再生出力を必要とする場
合には、水平記録がより適している。この水平記録を実
現するため、実施例4は基本的には実施例1を磁気ヘッ
ドの構成を変えて記録方式を垂直記録から水平記録に変
更したものである。図25に示すように、実施例4の磁
気ヘッド8は磁界変調用磁気ヘッド機能を兼用する主磁
極8aと閉磁路を形成するための副磁極8bとLなるギ
ャップ長をもつヘッドギャップ8cとコイル40から構
成される。この磁気ヘッド8は水平記録の時はギャップ
長Lのリングヘッドとみなせる。また、磁界変調型光磁
気記録を行う時は均一な磁界を光記録層4に与えるよう
な構成となっています。まず、図25に示す磁気記録モ
ードの場合は光ヘッド6が光記録層4に焦点66を結び
トラック情報もしくはアドレス情報を読み取り、所定の
光トラックの焦点66がトラッキングするように光ヘッ
ド6が制御される。これに伴い光ヘッド6と連結されて
いる磁気ヘッド8も所定の磁気トラック上を走行する。
図25は走行方向と垂直方向から見た図であり、記録媒
体2の矢印51方向の走行に伴い、磁気記録ブロック9
から送られてくる記録信号に従って磁気記録層3に水平
方向の磁気記録信号61が次々と記録されていく。ギャ
ップ長をL、記録波長をλとするとλ>2Lとなる。従
ってギャップ長Lが小さい程記録容量を大きくできる。
しかし、Lを小さくすると光磁気記録用の変調磁界発生
時に、均一磁界の範囲が狭くなる。このため、光ヘッド
の焦点66の記録可能範囲が狭くなり記録媒体とトラッ
キング機構の寸法精度を高めなければならず、コストが
上昇してしまう。図26の光磁気記録の拡大図に示すよ
うに、光磁気記録を行う場合は、光ヘッド6からのレー
ザー光により光記録層4の焦点66が熱せられキュリー
温度以上になる。そして磁気ヘッド8による変調磁界8
5の磁界方向と同方向に光記録層4の焦点66の部分が
磁化され光記録信号52が次々と記録されていく。この
場合、前述のように光ヘッド6と磁気ヘッド8の対向す
る位置関係はヘッド台19等のトラッキング機構の寸法
精度に左右される。MDの場合コストを下げるため寸法
精度の基準が緩い。従って最悪条件を考えると、光ヘッ
ド6と磁気ヘッド8の位置関係は大きく狂う可能性があ
る。このため均一磁界領域8eの範囲はなるべく広いこ
とが要求される。このため、図26に示すように磁気ヘ
ッド8の主磁極部8aに絞り込み部8dを設けることに
より、右側の磁束85a,85bが収束され磁界が強く
なる。このため、磁束85c,85d,85e,85f
と同等になり、均一磁界領域8eが拡大するという効果
がある。こうして光ヘッド6と磁気ヘッド8の相対位置
関係がずれて焦点66と磁気ヘッド8の相対位置がずれ
ても、焦点66が均一磁界領域8eの範囲内にあれは最
適の変調磁界が光記録層に印加され、光磁気記録が確実
に行われ、エラーレートが悪化することはない。
【0039】また図31の光磁気記録部の拡大図に示す
ように磁気記録層3の磁気記録信号61の磁束は磁束8
6a、86b、86c、86dのように形成される。従
って光磁気記録時、焦点66により、キュリー温度以上
になった光記録層4の焦点66部の光磁気記録材料に磁
気記録信号61による磁束86aの磁界と磁気ヘッド8
からの変調磁界の二つの磁界が加わる。磁気ヘッド8か
らの変調磁界の大きさより、磁束86aの磁界の大きさ
が大きければこの部分の変調磁界による光磁気記録は正
常に動作しない。従って、磁束86aの大きさを一定値
以下に抑える必要がある。このため、磁気記録層3と光
記録層4の間に厚さdの干渉層81を設け影響を緩和す
る。磁気記録信号61の最短記録波長をλとすると光記
録層4における磁束66の強さは約54.6×d/λだ
け減衰する。記録媒体の場合様々な記録波長λの使用が
考えられる。最も短い場合の記録波長にはλ=0.5μ
mが一般的である。この場合dは0.5μmあれば60
dB程減衰するため、磁気記録信号61の影響は殆どな
くなる。
【0040】以上から記録媒体2の磁気記録層3と光磁
気の光記録層4の問に少なくとも0.5μm以上の干渉
膜を用いることにより磁気記録信号の光磁気記録への影
響をなくすという効果が得られる。この場合、非磁性体
もしくは保持力の小さい磁性体で干渉膜を構成する。
【0041】光磁気記録媒体を用いて光磁気記録と磁気
記録を行う場合、光磁気記録の変調用磁界が磁気記録層
の磁性体の保持力より充分小さければ変調磁界が記録さ
れた磁気信号に損傷を与える可能性はない。しかし、実
施例4のようにリング型ヘッドを用いた場合、ヘッドキ
ャップ部に強い磁界が発生する。従って変調用磁界が弱
くても磁気信号に影響を与えエラーレートが増加する恐
れがある。これを避けるため、光磁気記録媒体を装着し
て記録する場合、図27の記録部の断面図に示すよう
に、光ヘッド6で主記録信号を光記録層に記録する前に
その光記録予定領域の光トラック65gの裏面にある磁
気トラック67gに記録されている磁気記録信号を記録
再生装置のメモリー部34もしくは光記録層に転記し待
避される。待避により、光磁気記録時に磁気記録層のデ
ータが変調磁界により破壊されても問題がない。
【0042】これを具体的に図28のフローチャート図
を用いて説明する。フローチャートは大きく6つに分け
られる。判別ステップ201でディスクの属性の判別を
行い、光ROMディスクの場合は再生専用ステップ20
4を用いる。光RAMディスクを再生する場合は再生ス
テップ202、場合により再生/転記ステップ203を
行う。光RAMディスクに記録する場合、記録ステップ
205、場合により記録/転記ステップ206を用い
る。空き時間があれば、転記ステップ207により転記
のみを行う。
【0043】このフローチャートを詳しく説明する。判
別ステップ201においては、ステップ220において
記録媒体2、具体的にはディスクが装着される。ステッ
プ221でディスクの種別、例えばROMかRAMか、
光磁気メディアか、光記録禁止か、磁気記録禁止か等の
区別が図16のディスクのカセットに刻まれたツメ等に
より判別される。次に、ステップ222で図27の最内
周の光トラック65a、磁気トラック67aの位置へ光
ヘッド6が移動する。ステップ223でTOCの光情報
と磁気情報の各々のデータの読み出しが行われ、音楽デ
ィスクなら前回終了時の曲番、ゲームディスクならゲー
ムの終了ステージ番号等のデータが入る。これに基づき
図16のように、ユーザーが継続を希望すれば、前回終
了時の状態に復帰できる。ステップ224で磁気TOC
の中に書き込まれた未転記フラグを読み出す。未転記フ
ラグ=1なら光データ部へ転記されていない磁気データ
が残っていることを示す。また未転記フラグ=0なら残
っていないことを示す。ステップ225で光磁気ディス
クかROMディスクかを判別し、ROMディスクならス
テップ238に向い、光磁気ディスクならステップ22
6に向かう。ステップ238で再生命令があれば、ステ
ップ239で光記録信号及び磁気記録信号の再生を行
い、ステップ240で操作が終了すれば、ステップ24
1で再生期間中に起った種々の変更、例えば再生曲順の
変更や終了時点の曲番等の状況を磁気トラックのTOC
領域等に書き込む。書き込み完了後又ステップ242で
ディスクを排出する。
【0044】さて、ステップ226の光磁気ディスクの
場合に戻る。再生命令があれば、ステップ227へ、な
ければステップ243へ進む。ステップ227では光記
録面の主記録信号の再生を通常の再生速度より速く行
い、順次メモリに蓄積させる。音楽信号の場合、数秒間
分のデータを蓄積できるようにするため、この間、再生
を中断しても音楽は中断しない。ステップ228でメモ
リが一杯になると、ステップ229で未転記フラグ=1
の場合、主記録信号の再生を中断し、再生転記ステップ
203の中のステップ230に進む。磁気記録面の副記
録信号の全てを再生完了しているかチェックし、Yes
ならステップ234に進み、Noならステップ231に
進み、磁気記録面の副記録信号を再生し、メモリーに蓄
積する。ステップ232で音楽信号等の蓄積している主
記録信号の出力がまだ可能であるかチェックし、Noな
らステップ227に戻り、主記録信号の再生蓄積を行
う。Yesならステップ233で副記録信号が設定され
たメモリ量に達した時点で、ステップ234で再度、主
記録信号の蓄積再生ができるかチェックし、Yesなら
ステップ235でメモリに入っている副記録信号を光記
録面の転記用領域に転記し、ステップ236で全データ
の転記が完了したかチェックし、Noならステップ23
0に戻り転記を継続し、Yesならステップ237で未
転記フラグを1から0に変更しステップ226に戻る。
【0045】さて光記録層に記録する場合、記録ステッ
プ205の中のステップ243に進み、記録命令をチェ
ックし、Yesならステップ244で主記録信号のメモ
リへの蓄積を行い、光記録をしない。ステップ245で
メモリに余裕があるかチェックし、Noならステップ2
45aで主記録信号の光記録を行い、ステップ243へ
戻る。Yesならステップ246へ進み、未転記フラッ
グが1でないならステップ243へ戻り、1なら記録転
記ステップ206の中のステップ247へ進む。ステッ
プ247では主記録信号をメモリーに蓄積しながら同時
に今回光記録を予定している図27の光トラック65g
の裏側の磁気トラック67gの副記録信号を再生しメモ
リに蓄積する。ステップ248で、主記録信号蓄積メモ
リに余裕があるか確認してYesならステップ248a
で副記録信号を光記録層へ転記を行うNoならステップ
245aへ戻り光記録を行う。ステップ249で全デー
タの転記を完了したか確認し、Yesならステップ25
0で未転記フラグを1から0に変更し、ステップ243
に戻る。Noならそのままで、ステップ243に戻る。
【0046】ステップ243で記録命令があるかチェッ
クし、Noなら転記ステップ207の中のステップ25
1に進む。ここでは主記録信号の記録も再生も不要のた
め磁気データ面の副記録信号の光データ面への転記のみ
を行う。ステップ251で副記録信号の再生とメモリへ
の蓄積を行い、ステップ252で光記録層への転記を行
う。ステップ253で全転記が完了したかチェックし、
Noなら再びステップ251に戻り転記を続ける。Ye
sならステップ254で未転記フラグを1から0に変更
しステップ255で全操作終了したかチェックし、No
なら最初のステップ226に戻る。Yesならステップ
256に進み、今回の作業で変更した情報および未転記
フラグ=0なる情報等を磁気トラックのTOC領域に磁
気記録し、ステップ257でディスクを排出してこの一
枚のディスクに関する作業を完了する。
【0047】なおステップ256では、メモリに蓄積し
た副記録信号の全てを再び磁気記録層に書き込むことに
より、光記録前の状態に磁気記録層を復旧することもで
きる。
【0048】以上のように磁気記録面のデータのうち光
記録の変調磁界により破壊される磁気トラックのみのデ
ータをメモリ叉は光記録面に待避させることにより磁気
記録面のデータ破壊が実質的に防げるという効果があ
る。
【0049】さらに光記録作業終了後に再び待避データ
を磁気トラックに記録し、復元することにより光磁気記
録を行なってもディスク排出時には磁気記録面のデータ
が復活しているという効果も得られる。
【0050】図28の場合は、磁気記録面の破壊される
可能性のあるデータを光磁気記録を行う前に光記録面に
転記するという手法を用いている。これに対し、図29
のフローチャートの場合は、光記録面への転記はしない
手法を用いる。図29のフローチャートの判別ステップ
201と再生ステップ202と再生専用ステップ204
は図28と同じであるため、説明は省略する。また転記
をしないため再生転記ステップ203と記録転記ステッ
プ206と転記ステップ207はいらない。記録ステッ
プ205のみ異なるため以下詳しく説明する。
【0051】再生ステップ202の中のステップ226
で再生命令があるかチェックしNoの場合、ステップ2
64へ進み、Yesの場合ステップ260へ進む。ステ
ップ260では磁気トラック単位に対処する光トラック
を管理し、光トラックの裏面の光磁気記録により破壊さ
れる該当磁気トラックを算出し、前回と待避されたもの
と同じ該当トラックかどうかをチェックしYesならス
テップ263で光トラックへの光磁気記録を行なう。N
oなら、ステップ261で前回の磁気トラックへ待避デ
ータを書き込むことにより、前回の磁気トラックのデー
タを完全に復元できる。次にステップ262で今回の破
壊される該当磁気トラックのデータを読み込みメモリに
待避させる。その後ステップ263で光トラックへの記
録をし、ステップ243へ戻る。ステップ243でNo
の場合ステップ261aで、前回の磁気トラックの復元
を行い、終了ステップ206の中のステップ264で操
作終了かチェックしNoならステップ226へ戻り、Y
esならステップ265でこのディスクの装着から終了
までに変更された情報例えば音楽の終了曲番等を磁気記
録する。そしてステップ266でディスクを排出する。
こうして作業を終了し、次のディスクが装着されると再
びステップ220から作業を開始させる。
【0052】図28の場合磁気データを全て光記録層に
転記し、磁気データが光記録により破壊されてもよいよ
うに対処するのに対し、図29の場合はそのかわり各磁
気トラック単位に磁気データを管理し、光磁気記録によ
り破壊される予定の該当磁気トラックの磁気データのみ
を読み出しメモリに蓄積し、その磁気トラックが光磁気
記録により破壊され、かつその該当磁気トラックとは別
の磁気トラックに光記録する時点で、この磁気トラック
を完全に復元する。このことにより、1〜3の磁気トラ
ック分のメモリ容量で対処できるため、メモリが少なく
て済む。叉フローチャートをみても明かなように簡単な
処理で磁気データを光磁気記録の破壊から守ることがで
きるという効果がある。
【0053】また図30(a)の光磁気ディスク装着時
の断面図と図30(b)のCD装着時の断面図に示すよ
うに、同じ機構を用いて光磁気ディスクとCDを再生す
ることもできる。この場合、CDの場合、外部がカート
リッジで保護されていないため外部磁気の影響を受け易
い。CDの磁気記録層3の保持力を例えば1000〜3
000Oeと光磁気メディアの磁気記録層に比べて格段
に高くすることにより外部磁界による磁気データの破壊
を妨げるという効果がある。光磁気ディスクの場合、保
持力を強くすると光磁気記録層において変調磁界の大き
さに近づくため、影響が出てしまう。このため1000
Oe以下に低くしてある。
【0054】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図面を参照しながら説明する。図32は実施例
5の記録再生装置のブロック図を示す。実施例5は実施
例1と実施例4で説明した図1および図24と構成と基
本的な動作は同じである。このため詳しい説明は省略
し、異なる部分に限定して説明する。実施例5と実施例
1との違いは実施例4では図24と図25で説明したよ
うに1つのコイル40をもつリング型の磁気ヘッド8で
磁気記録と磁気記録信号の再生と光磁気記録用の変調磁
界発生の3つの機能を1つのコイルで行う方式である。
このため構成は簡単であるが3つを両立させるためには
相反する要素があるため再生効率の低下及び均一磁界領
域の狭さ等の問題が発生する恐れがある。このため、ヘ
ッドの設計が難し、加工の点でも難しくなる。
【0055】つまり、構成が簡単なため、配線回路は簡
単になるが、設計面、加工面で難しい。
【0056】この点に鑑み、実施例5では図33の磁気
記録の拡大図に示すように2つのコイルをつまり磁界変
調用コイル40aと磁気記録コイル40bの2つのコイ
ルを持っている。図32のブロック図に戻ると、磁気記
録もしくは再生の時は磁気ヘッド回路31により磁気記
録コイル40bに電流を与えるか、コイルより電流を受
けとり、磁気記録および再生を行う。
【0057】また磁界変調型の光磁気記録を行う時は、
光記録回路37の中の磁界変調回路37aより変調信号
を磁界変調用コイル40aに与え光磁気記録を行う。
【0058】図33を用いて磁気記録および再生時の動
作を説明する。磁気ヘッド回路31からの記録電流はコ
イル40bに矢印方向に流れる。すると磁束86c、8
6a、86bの閉磁路が形成され、磁気記録層3に磁気
記録信号61が次々と記録されている。水平方向の磁気
記録となる。この場合磁界変調用コイル40aには基本
的に電流を流さない。この構成であるとギャップ8cを
含む閉磁路が構成され再生感度も最適設計ができる。
【0059】次に図34の光磁気記録の拡大図を用いて
光磁気の記録時の動作を説明する。磁界変調用コイル4
0aは主磁極8aとヨークの副磁極8bの双方に同一方
向に巻かれている。従って、磁界変調回路37aより矢
印51a方向に変調電流が流れてきた場合、下方向の磁
束85a、85b、85c、85dが発生する。そして
光記録層4の焦点66の部分にあるキュリー温度以上の
光磁気記録材料がこの磁界により磁化反転され、光記録
信号52が記録される。この場合、焦点66における磁
界の強さは均一磁界領域8eの範囲において一般的に5
0〜150Oeに設定される。この場合図25に示すよ
うに磁気記録信号61により、光磁気記録材料が磁化反
転しないように干渉層81を設けた方が好ましい。この
厚さをdとするとこの場合λ>dでよい。図34の構成
にすると、均一磁界領域8eが広くとれるという効果が
得られる。またヘッドの設計も2つのコイルに対して各
々独立に設計できるので、最適の磁界変調特性と、最適
の磁気記録特性および最適の磁気再生特性が得られると
いう効果もある。図33のヘッドギャップ8cを小さく
できるので磁気記録時の波長を短くできる。また、閉磁
路形成の最適設計ができるため再生感度も向上する。さ
らに、図34のように磁界変調時に主磁極8aの磁束8
5aと副磁極8bの磁束85dは同方向のため実施例4
の場合のようにギャップ部8cに強い磁界は発生しな
い。単に変調磁界の弱い磁界しか発生しない。磁気記録
層3の保持力は800〜1500Oeと変調磁界に比べ
て充分高く水平方向に磁化容易軸を持つため、変調磁界
により磁気記録信号61が破壊されないという効果があ
る。従って実施例4では磁気記録層3の保持力Hcを光
磁気記録材料の記録磁界Hmaxより高くとることによ
り、データが破壊されない。この場合2倍の余裕をみれ
ばよいため、 Hc<2Hmax となる。図8に示す記録媒体2を製作すればよい。また
磁気ヘッド8は、図35に示すように主磁極8aにコイ
ル40aを副磁極8bにコイル40bを独立して巻くこ
ともできる。この場合、磁界変調時に、磁気記録用コイ
ル40bにも磁気ヘッド回路31を用いて矢印51b方
向の変調電流を流すことにより磁束85dが発生し、磁
界変調用コイル40aによる磁束85c、85b、85
aと同方向になり、図34と同様の効果が得られる。
【0060】又、図36のような1本の巻き線を巻き、
タップ40cを設けることにより、3つの端子で2つの
コイルを構成することもできる。磁気記録時にはタップ
40cとタップ40eを用いる。
【0061】また、光磁気記録時には、図37のように
タップ40dとタップ40eを用いて光磁気記録の変調
磁界ができる。このことにより、3つのタップでヘッド
を構成できるため、配線が簡単になるという効果があ
る。
【0062】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
に基づき、図面を参照しながら説明する。図38は実施
例16の記録再生装置のブロック図を示す。実施例6は
実施例1と実施例4と特に実施例5で、説明した図1お
よび図24および図32と基本的な動作は同じである。
このため詳しい説明は省略し、異なる部分に限定して説
明する。実施例6と実施例5の違いを示すと実施例5で
は磁気変調用コイルとは別に1つのコイルを設け磁気記
録を行う。このため消磁と記録を同時に行えない。しか
しフロッピィディスクでは同時に行うことが要求され
る。このため、実施例6では図38に示すように磁気ヘ
ッド8に2つのギャップ8c,8eを設けてある。さら
に2つのコイル40b,40fを磁気ヘッド回路31に
接続し、一方を記録用、一方を消磁用に用いる。こうし
て、消磁と記録が一つのヘッドで同時に行える。
【0063】次に図39の磁気記録部の拡大図は、具体
的な磁気ヘッド8の構成を示す。図33に示すように副
磁極8bとは別に第2副磁性極8dを追加した構成とな
っている。図33で説明したように磁気記録用コイル4
0bにより磁気記録を行うが、その前に第2副磁極8d
により磁気ヘッド回路31より消磁電流を流す。かくし
てギャップ8eにおいて磁気記録層3の消磁を記録前に
行うことができる。このためギャップ8cにおいて磁気
記録を行う時に、理想的な記録ができ、C/N,S/N
が向上し、エラーレートが下がる等の効果がある。この
状態を記録媒体2の垂直方向からみた状態を図41の磁
気記録部の上面図は示す。図41に示すように記録トラ
ック67の両側にはガードハンド67f,67gが設け
られている。まず、第2副磁極8dのギャップ8eによ
り消磁領域210の幅で消磁が行われる。従って記録ト
ラック67の全部の領域とガードバンド67f,67g
の一部の領域が消磁される。従って磁気ヘッド8のトラ
ックずれが生じてもギャップ8cは消磁領域210の範
囲をはずれることがない。従ってギャップ8cにより磁
気記録を行う場合、よい状態で記録できる。
【0064】また、図42の磁気記録部の上面図に示す
ように消磁用のギャップを分割し、ギャップ8e、8h
を2つ設けることもできる。このことにより、図41の
反対方向の矢印51の方向に記録媒体2を走行させ、ま
ず記録トラック67より広い巾をもつギャップ8cによ
り磁気記録を行い、ガードバンド67f、67gの一部
にオーバーラップして記録する。このオーバーラップし
た部分は2つの消磁領域210a,210bにより消磁
される。従ってガードバンド67f、67gは完全に確
保される。このため記録トラック間のクロストークが減
少し、エラーレートが下がるという効果がある。次に図
40の磁界変調部の拡大図により、磁気ヘッド8を用い
て光磁気記録の磁界変調を行う場合を述べる。磁界変調
用コイル40aを主磁極8aと副磁性8b、第2副磁性
8dの3つをまとめて巻いてあるため、各々の磁極に磁
束85a,85b,85c,85d,85eが均等に発
生する。このため広い均一磁界領域8eをとれるという
効果がある。このためトラック位置の寸法精度を低くて
も、焦点66が光記録トラック65をはずれない。
【0065】次に図43の磁気記録部の拡大図に示す磁
気ヘッド8は、図39で説明した磁気ヘッド8のコイル
の巻き方を変えたものである。図に示すように磁界変調
用コイル40dを延長して磁気記録用のコイルと兼用
し、中間のタップ40cを設けたものである。これによ
り、タップ40cとタップ40eにより磁気記録ができ
る。さらに図44の磁界変調部44の拡大図に示すよう
にタップ40dとタップ40eに矢印51a,51bの
方向の電流をタップ40fに矢印51cを流すことによ
り、同じ方向の磁束85a,85b,85c,85d,
85eが発生し均一の変調磁界が生ずる。この場合タッ
プ数が一つ減り構成が簡単になるという効果がある。以
上に詳しく述べたように実施例6の磁気ヘッド8を用い
ることにより、一つのヘッドで消磁ヘッドと磁気記録ヘ
ッドと光磁気記録の磁界変調用ヘッドを共用することが
できるという大きな効果がある。
【0066】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
に基づき、図面を参照しながら説明する。主として実施
例7はメディアを入れるディスクカセットに関するもの
である。図45(a)のディスクカセットの上面図はデ
ィスクカセット42の可動形のシャッター301の閉じ
た状態を示す。このようにヘッド用穴302だけでなく
ライナー用穴303a,b,cがシャッター301によ
り保護されているためゴミが入らないという効果があ
る。図45(b)ように矢印51方向へのディスクカセ
ット42の本体への挿入に伴いシャッターは開く。この
ためヘッド用穴302とライナー用穴303a,303
b,303cの双方が開く。図46のように角形の単1
のライナー用穴303を設けてもよい。図47、図48
のディスクカセット上面図に示すようにヘッド穴302
の逆方向にライナー用穴を設けてもよい。この場合図4
9(a),(b),(c)のライナーの上面図に示すよ
うに、ライナー304と板バネやプラスチックシートか
らなるライナー支持部305とライナー支持部版付部3
06a〜dにより、ライナーはライナー可動部305a
以外の部分がディスクカセット42に固定される。図4
9(c)に示すようにカセットハーフにはライナー用溝
307が掘ってある。この溝307にライナー可動部3
05aが収納される。この上から副ライナー支持部30
5bが押さえつける。こうしてライナー支持部305a
のバネの復原力により、外力が加わらない限り自ら平板
状態を保つ。この状態ではライナー303は記録メディ
ア2の表面の記録層と接触しない。このため通常は記録
層3の摩耗は防がれる。
【0067】次に必要に応じてライナー穴303よりデ
ィスクカセット42の内部方向へライナーピン310に
より外力が加えられるとライナー支持部305とライナ
ー304はメディア面に押しつけられるライナーピンが
押さない限り、ライナー305と記録メディア2の記録
層は接触しない。
【0068】ディスクカセットの別の構成を示すと、図
50は(a)(b)(c)はライナー支持部303aの
板バネに図50(c)の如くディスクカセット上面方向
の変形を予め与えておく。これにより図50(d)のよ
うにディスクカセット42に固定した場合カセットハー
フ上部42aに常に押しつけられる。このためライナー
ピン310により下方向に押されない限り記録メディア
2とライナー304が接触しない。副ライナー支持部3
05bが省略できるという効果が安定して得られる。
【0069】次に、ライナーピン310によるライナー
とディスクの接触、非接触の切り替え方法を説明する。
図51は図49(a)のA−A’面の断面図を示すライ
ナーピン310はライナーピンガイド311の中を矢印
51a方向に引き上げられている。このためライナー3
04と記録媒体2の記録層3は接触していない。従って
記録メディア2の回転時の摩擦力は少ないため弱い駆動
力でも回転する。次に図52のように矢印51方向の外
力によりライナーピン310が押し下げられるとライナ
ー支持部305と介してメインの方のライナー304は
記録メディア2の磁気記録層3に押しつけられる。記録
メディア2の矢印51方向の回転もしくは走行に伴い、
磁気記録層3上のほこりやゴミ等の異物が不織布等から
なるライナー304により、とり除かれる。このため図
46のヘッド穴301部にある記録ヘッド8により磁気
記録再生、もしくは光磁気記録の磁界変調が行われた場
合、エラーレートが大巾に減少するという効果が得られ
る。ライナーの材料に関しては従来のフロッピーのライ
ナーと同じであるため説明を省略する。この場合矢印5
1aで示す回転方向の場合、図45(a)のように磁気
ヘッド8の前の磁気記録層3の部分にライナーピン31
0を設けているため、清掃効果が高くなるという効果が
ある。この場合、通常の磁気記録層3を設けてない接触
型の光磁気記録のディスクカセット42に本発明のライ
ナー制御方式を用いてもゴミが低減するため光磁気記録
時のエラーレートが向上するという効果が得られる。
【0070】ライナーピン310の制御は例えば図52
(b)に示すように磁気ヘッド3とライナーピン310
を連動させ、磁気ヘッド3の接触した場合には必ずライ
ナー304を記録メディア2に接触させるようにするこ
とによりアクチュエータを兼用できる。磁気ヘッド3が
接触していない場合は必要に応じてライナーピン310
を上げてライナー304を接触させないようにする。図
53aの磁気ヘッドの昇降図のように、磁気ヘッド8と
連動させるとライナー304と記録メディア2は接触し
なくなる。このことにより不要時にライナ304によ
り、磁気記録層3の表面が摩耗することを防げる。同時
に摩擦力が減るためにモーターの回転トルクが少なくて
済み消費電力が減るという効果がある。また本発明の磁
気記録方式に対応していない従来の記録装置に本発明の
ディスクカセット42を装着しても、図54(a)
(b)の磁気ヘッド昇降図に示すように従来方式の装置
はライナーピン310及び昇降機能をもたないために図
54(b)のようにライナー304と記録メディア2は
接触せずディスクの駆動トルクの小さい従来型の光磁気
記録再生装置でも安定して回転させられる。このためメ
ディアと従来機器との互換性が保たれるという効果があ
る。又、本発明の記録再生装置にライナー304やライ
ナー穴303のない従来型のディスクカセット42を装
着しても、図55(a)(b)の磁気ヘッド昇降図に示
すようにライナー穴303がないためにライナーピン3
10が挿入されない。従って記録メディア2やライナ3
04にライナーピン310が接触しない。従って従来の
メディアを本発明の記録再生装置に挿入しても問題は全
く消じないため、これらの間の互換性も保たれるという
効果がある。なおこの場合、従来の記録メディアの潤滑
剤が磁気ヘッド8の接触面に付着し、エラーレートが悪
化する。これを防ぐために図56本発明の記録媒体の上
面図に示すように清掃用トラック67xを設定する。本
発明の記録再生装置に従来の記録媒体2が装着され、脱
着された後に本発明の記録媒体2を挿入した場合、最初
に少なくとも1回この清掃トラック67xの上を挿入磁
気ヘッド8を走行させる。これにより、上述のゴミは清
掃用トラック67x上に付着する。このゴミはさらに記
録媒体2と接触している。ライナー304により取り除
かれる。これにより、磁気ヘッド8の接触面のゴミは最
終的に取り除かれ、エラーレートの少ない確実な記録再
生ができるという効果がある。また図57(a)(b)
のライナー昇降部の断面図は各々ライナーピンのOFF
の状態とONの状態を示す。なお図58図59のライナ
ー昇降部の断面図は各々図51,図52を記録媒体2の
走行方向からみたライナー昇降部の断面図である。
【0071】次に板バネ型のライナーピン310を用い
た実施例を示す。図60,図61のライナーピン部の横
断面図,図62,図63のライナーピン部の前断面図は
板バネのライナーピン部の全断面図は板バネのライナー
ピン310を用いた場合のOFF状態とON状態を各々
示す。この場合ライナーピン310はピン駆動テコ31
2を介して昇降モータ21により矢印51,51a方向
に駆動されON,OFFする。図64、図65のライナ
ーピンの前面断面図は図46(a)の長方形の一穴のラ
イナー穴303を用いる場合のライナーピン310を用
いた場合のOFF状態、ON状態を各々示す。この場
合、ライナーピンのライナー取付部との接触面積が大き
くなるた確実にゴミがとれるという効果がある。
【0072】図66、図67のライナーピンの前断面図
はライナーガイド311に保護部311aを設けてあ
る。また図66のように本発明のディスクカセット42
にも認識穴313が設けてある。このため図に示すよう
に本発明のディスクカセット42を挿入した場合は、ラ
イナーピン310はライナー穴303に入れる。しか
し、従来型の認識穴313のないディスクカセット42
を挿入した場合図67のように保護膜314がディスク
カセット42のケースにあたるためライナーピン310
はディスクカセット42のケースには接触しない。この
ため、ライナーピン310が汚れたり破損したりするこ
とが防げるという効果がある。
【0073】(実施例8)以下、本発明の第8の実施例
に基づき、図面を参照しながら説明する。実施例8では
ディスクカセットの下面方向からライナーピンを押し上
げライナーを昇降させる方法を開示する。
【0074】図68(a)(b)のディスクカセットの
上面透視図に示すように上面にはライナー穴はない。裏
側にある認識穴313a,313b,313cに隣接し
てライナー穴303を設けこのライナ穴303に図の裏
側からライナーピンを挿入し、ライナーを昇降させる。
図69(a)(b)はライナー昇降部の図68のA−
A’面の断面図を示す。まず、図69(a)に示すよう
にライナーピン310がOFF状態にある時は、ライナ
ーピン304と記録媒体2は接触しない。図69(b)
に示すようにライナーピン310が認識穴313に挿入
されると変形し字型の板バネからなるライナー駆動部3
16はライナーピン310により図上右側に押されピン
軸315を中心として反時計まわりに回転する。これに
より、ライナー駆動部316によりライナー支持部30
5が下方向に押されてライナー304と記録媒体2は接
触し、回転に伴いゴミがとり除かれる。
【0075】次にライナーの構造について述べる。図7
0(a)(b)(c)のライナーの構成図のように、ラ
イナーの構造は図49で説明した構造と基本的には同じ
である。ただ、ライナー駆動部316の駆動部先端に可
動部305aを設けている点と図70(c)に示すよう
にライナー駆動部316を収納するためのライナー駆動
溝30aが追加されている点が異なる。
【0076】ここでライナーピン310の本体側の構造
について述べる。ライナーピン310とモーター17は
図71の周辺部の断面図に示すような位置関係にある。
図72(a)のライナーピン周辺部の断面図に示すよう
に、もし、本発明のディスクカセット42が矢印51方
向に挿入された場合、ライナーピンのアクチュエータを
設けなくてもライナー304は連動して昇降する。しか
し、図72(b)のように従来のディスクカセット42
を挿入した場合、ライナー穴303はないため、ライナ
ーピン310はバネ317により挿入に伴い、自動的に
下がり、従来のディスクカセット42を破壊したり等の
悪い影響を全く与えないという効果がある。この場合、
例えばゲーム機のようにディスクのアクセス頻度が少な
い用途にはライナーピンにアクチュエータを設けなくと
もよいため構成が簡単になるという効果がある。図73
(a)(b)の磁気ヘッド昇降部の図に示すように1つ
の昇降モーター21を用い昇降部20と連結部318に
よりライナーピン310を連動させることができる。こ
の構造を用いると磁気ヘッド8が記録媒体2に接触する
時は必ずライナー304が記録媒体2に接触するためア
クチュエータを兼用できるという効果がある。図74
(a)(b)のディスクカセットの断面図は図69と基
本的に同じであるが、ライナー駆動部316を延長して
ピンシャッター部319を追加しているため、図74
(a)に示すように、ライナーピンのOFF時にピンシ
ャッター319が閉じ、外部のゴミのディスクカセット
42内への流入を防げるという効果がある。この構造で
はディスクカセットの認識穴の近傍を用いるため、従来
のディスクカセットに小さな穴を1ヶ追加するだけでよ
い。従ってカセット構造の互換性がより高くなるという
効果がある。また図69の構造では水平方向の必要占有
スペースが小さいという効果がある。このため例えば図
68のB−B’断面のように殆ど取り付けスペースのな
い部分にもライナー穴303aを設けることができ、カ
セット設計の自由度が向上する。
【0077】(実施例9)以下本発明の第9の実施例に
基づき、図面を参照しながら説明する。実施例9はライ
ナー駆動部316の取り付けスペースが十分ある場合の
実施例を示す。図75のディスクカセット上面図は実施
例9の上面からみた構成でライナー305ライナー取付
部305aの構成は図49とほぼ同じであるため省略す
る。本実施例ではライナー取付部305の可動部305
aにライナー昇降部305cを設けてある。この部分を
ライナー駆動部316により、図上で押し下げることに
よりライナー305を昇降させる。これを図75のA−
A’の断面図である図76、図77の昇降部の断面図を
用いて説明する。図76のようにライナーピン310の
OFF時はピンシャッター319はバネ307により下
部に押しけられているため外からゴミは入ってこない。
ライナー支持部305、可動部305aも板バネの効果
と副ライナー支持部305bにより上面に押し付けられ
ている。従ってライナー304は記録媒体2と接触して
いない。
【0078】次に図77のように、ライナーピン310
のON時にはピンシャッター319により、ライナー駆
動部316はピン軸316を中心に右回りに回転し、ラ
イナー昇降部305cを下に押し下げるため、ライナー
取付部305の可動部305aは押し下げられ、ライナ
ー304と記録媒体2は接触し、矢印51方向の回転に
伴い、ディスク面上の異物はとり除かれる。このためエ
ラーレートが低減するという効果が得られる。実施例9
の場合、構造が簡単で、確実にライナー昇降が行われる
という効果が得られる。またディスクカセット42aに
溝を設ける必要がないため、カセットの強度が損なわれ
ないという効果も得られる。
【0079】また図68(a)のカセット上面図のB−
B’断面図に取り付けた場合、図78(a)(b)のラ
イナーピンの断面図に示すような構造となる。図76、
図77の場合と動作が同じであるため詳しい説明は省略
する。図78(a)に示すようにライナーピン310の
off時はピンシャッター319によりライナー穴は閉
じられている。図78(b)に示すようにライナーピン
310のon時にはライナー駆動部315が左回りに回
転しライナー昇降部305Cを下げライナー取り付け部
305aとライナー304を押し下げるため、ライナー
と記録媒体は接触する。この場合図76に比べて、より
短いスペースでライナー昇降を実現するという効果があ
る。なおライナーピン310を挿入した場合にライナー
と記録媒体の接触が解放される方式にすると不使用時に
ライナーが接触し、この摩擦力により記録媒体が回転し
なくなるため記録媒体の破壊を防ぐという効果がある。
【0080】以上のようにして、光記録面をもつ記録媒
体2の裏側に、磁気記録層3を設けることにより、光磁
気記録のようになRAM型記録再生装置では磁界変調型
の光磁気記録の記録再生装置の磁界変調間の磁界ヘッド
を共用して、部品点数とコストを殆ど上げることなく、
記録媒体に設けた独立したチャンネルの情報の磁気記録
を行なうことができる。この場合、磁気ヘッド用スライ
ダートラッキング機構をもともともつため、記録再生装
置側のコスト上昇は殆どない。従って、ほぼ同一価格で
光記録と独立した磁気記録再生機能を追加できるという
効果がある。
【0081】又、この記録された記録媒体を音楽用CD
やHDやゲーム用CDROMやMDROMに適用し、裏
面に磁気記録トラックを設けたものを図17のブロック
図に示すROM型の記録再生装置1により再生させるこ
とにより、再生時、前回使用時の状況に復帰できるなど
の著しい効果が得られる。また、実施例1で説明したよ
うにTOC領域の1トラックだけに記録を限定した場合
でも、ギャップ巾を200μmとした場合、数百bit
記録できる。この容量は現行の不輝発メモリー付ゲーム
用IC−ROMの用途に要求される要求をみたす。TO
Cに限定した場合、磁気トラックのアクセス手段が不要
となるため、システムが簡単になる。
【0082】又、光記録の再生専用型の記録再生装置に
おいては、記録媒体に対して光ヘッドとの対向する反対
側に磁気ヘッド部等を設ける必要があるが、この部品は
光磁気記録の磁界変調用ヘッドと共用できるため量産効
果により価格を下げられる。又、もともと、低密度用の
磁気記録用部品光記録部品に比べると格段にコストが安
いため、価格上昇分は少ない。光ヘッドとその反対側に
ある磁気ヘッドを機械的に連動させるためトラッキング
機構の追加はない。従ってコスト上昇は少ない。
【0083】RAM型、ROM型の記録媒体の表面の光
記録層に刻まれているアドレス情報、もしくは、時間情
報により、光ヘッドのトラッキングを行なうことによ
り、トラッキング精度は高くないものの、ディスク上の
任意の位置に磁気ヘッドをトラッキング制御することが
できる。このことにより、リニアセンサーやフロッピー
ディスクにみられるリニアアクチュエータといった民生
用途としては、高価な部品を一切追加しなくてもよいと
いう効果が得られる。
【0084】従来の磁界変調型の光磁気記録媒体の裏面
の保護層はバインダーと潤滑剤からスピンコートにより
製造される。本発明の場合、この同一工程で、この材料
に磁性材料を加え、スピンコートするだけで、よく製造
工程も増加しない。このコスト上昇分は全体コストから
みると無視できるオーターである。従って、殆どコスト
上昇なく、磁気記録機能という新たな価値が追加され
る。
【0085】以上のように本発明では磁気チャンネルが
殆んどコストの上昇なしに追加できるため,従来のRO
M型光ディスクやROM専用プレーヤーにRAM機能を
付加できる。
【0086】なお、磁界変調型の光磁気記録を用いた場
合の実施例を示したが通常の光磁気記録や他の光記録方
式や光ROMディスクに通用できることはいうまでもな
【0087】
【発明の効果】以上のように本発明は透明基板と光記録
層をもつ記録媒体を用い、光源からの光を光ヘッドによ
り透明基板側から上記光記録層に結像させ、信号の記録
もしくは再生を行う記録再生装置において、上記記録媒
体の光読み取り側と反対側に磁気記録層を設け、かつ記
録再生装置側には上記光ヘッドに対向する側に磁気ヘッ
ドを設けることにより光記録チャンネルとは独立した磁
気記録チャンネルが、殆んどコストや部品点数の増加な
しに追加できるという効果をもつ優れた記録再生装置を
実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における記録再生装置のブロ
ック図
【図2】同実施例1における光記録ヘッド部の拡大図
【図3】同実施例1におけるヘッド部の拡大図
【図4】同実施例1におけるトラッキング方向のヘッド
部の拡大図
【図5】同実施例1における磁気ヘッド部の拡大図
【図6】同実施例1における磁気記録のタイミングチャ
ート
【図7】同実施例1における記録媒体の断面図
【図8】同実施例1における記録媒体の断面図
【図9】同実施例1における記録媒体の断面図
【図10】同実施例1における記録部の断面図
【図11】同実施例1における記録部の断面図
【図12】同実施例1における記録部の断面図
【図13】同実施例1における記録部の断面図
【図14】同実施例1における記録部の断面図
【図15】同実施例1におけるカセットの斜視図
【図16】同実施例1における記録再生装置の斜視図
【図17】同実施例1における記録再生装置のブロック
【図18】同実施例1におけるゲーム機の斜視図
【図19】本発明の実施例2における磁気記録再生装置
のブロック図
【図20】同実施例2における磁気ヘッド部の拡大図
【図21】同実施例2における磁気ヘッド部の拡大図
【図22】同実施例2における磁気ヘッド部の拡大図
【図23】本発明の実施例3における記録部の拡大図
【図24】本発明の実施例4における記録再生装置のブ
ロック図
【図25】同実施例4における磁気記録部の拡大図
【図26】同実施例4における光磁気記録部の拡大図
【図27】同実施例4における記録部の断面図
【図28】同実施例4におけるフローチャート
【図29】同実施例4におけるフローチャート
【図30】(a)は同実施例4の光磁気ディスク装着時
の断面図 (b)は同実施例4のCD装着時の断面図
【図31】同実施例4の光磁気記録部の拡大図
【図32】本発明の実施例5における記録再生装置のブ
ロック図
【図33】同実施例5における磁気記録部の拡大図
【図34】同実施例5における光磁気記録部の拡大図
【図35】同実施例5における光磁気記録部の拡大図
【図36】同実施例5における磁気記録部の拡大図
【図37】同実施例5における光磁気記録部の拡大図
【図38】本発明の実施例6における記録再生装置のブ
ロック図
【図39】同実施例6における磁気記録部のブロック図
【図40】同実施例6における磁界変調部の拡大図
【図41】同実施例6における磁気記録部の上面図
【図42】同実施例6における磁気記録部の上面図
【図43】同実施例6における磁気記録部の拡大図
【図44】同実施例6における磁界変調部の拡大図
【図45】(a)は本発明の実施例7におけるディスク
カセットの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図
【図46】(a)は同実施例7におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図
【図47】(a)は同実施例7におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図
【図48】(a)は同実施例7におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図
【図49】(a)は同実施例7におけるライナー周辺部
の上面図 (b)は同実施例7におけるライナー周辺部の上面図 (c)は同実施例7におけるライナー周辺部の上面図
【図50】(a)は同実施例7におけるライナー周辺部
の上面図 (b)は同実施例7におけるライナー周辺部の上面図 (c)は同実施例7におけるライナー部の横断面図 (d)は同実施例7におけるディスクカセットの横断面
【図51】同実施例7のライナーピン挿入off時のA
−A’面の横断面図
【図52】同実施例7のライナーピン挿入on時のA−
A’面の横断面図
【図53】(a)は同実施例7のライナーピン挿入of
f時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7のライナーピン挿入on時のA−
A’面の横断面図
【図54】(a)は同実施例7の磁気ヘッドマウントo
ff時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7の磁気ヘッドマウントon時のA−
A’面の横断面図
【図55】(a)は同実施例7の磁気ヘッドマウントo
ff時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7の磁気ヘッドマウントon時のA−
A’面の横断面図
【図56】同実施例7の記録媒体の上面図
【図57】(a)は同実施例7のライナーピン挿入of
f時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7のライナーピン挿入on時のA−
A’面の横断面図
【図58】同実施例7のライナーピン前部の断面図(o
ff時)
【図59】同実施例7のライナーピン前部の断面図(o
n時)
【図60】同実施例7のライナーピンの横断面図(of
f時)
【図61】同実施例7のライナーピンの横断面図(on
時)
【図62】同実施例7のライナーピンoff時の前部の
断面図
【図63】同実施例7のライナーピンon時の前部の断
面図
【図64】同実施例7のライナーピンoff時の前部の
断面図
【図65】同実施例7のライナーピンon時の前部の断
面図
【図66】同実施例7のライナーピンoff時の前部の
断面図
【図67】同実施例7のライナーピンoff時の非動作
時の前部の断面図
【図68】(a)は本発明の実施例8におけるディスク
カセットの上面図 (b)は同実施例8におけるディスクカセットの上面図
【図69】(a)は同実施例8のライナーピン挿入of
f時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例8のライナーピン挿入on時の周辺部
の横断面図
【図70】(a)は同実施例8におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例8におけるディスクカセットの上面図 (c)は同実施例8におけるディスクカセットの上面
【図71】同実施例8におけるディスクカセットとライ
ナーピンの横断面図
【図72】(a)は同実施例8のライナーピン周辺部の
横断面図 (b)は同実施例8の従来カセット装着時のライナーピ
ン周辺部の横断面図
【図73】(a)は同実施例8のライナーピン挿入of
f時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例8のライナーピン挿入on時の周辺部
の横断面図
【図74】(a)は同実施例8のライナーピン挿入of
f時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例8のライナーピン挿入on時の周辺部
の横断面図
【図75】本発明の実施例9におけるディスクカセット
の上面図
【図76】同実施例9のライナーピン挿入off時の周
辺部の横断面図
【図77】同実施例9のライナーピン挿入on時の周辺
部の横断面図
【図78】(a)は同実施例9のライナーピン挿入of
f時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例9のライナーピン挿入on時の周辺部
の横断面図
【符号の説明】
1 記録再生装置 2 記録媒体 3 磁気記録層 4 光記録層 5 光透過層 6 光ヘッド 7 光記録ブロック 8 磁気ヘッド 8a 主磁極 8b 副磁極 8c ヘッドキャップ 8e 均一磁界領域 9 磁気記録ブロック 17 モーター 19 ヘッド台 37 光記録回路 37a 磁界変調回路 40 コイル 40a 磁界変調用コイル 40b 磁気記録用コイル 40c タップ 40d タップ 40e タップ 41 スライダー 42 ディスクカセット 51 矢印 52 光記録信号 54 レンズ 57 発光部 65 光トラック 61 磁気記録信号 66 焦点 67 磁気トラック 67f ガードバンド 67g ガードバンド 67x 清掃用トラック 81 干渉層 84 反射膜 85 変調磁界 85a 磁束 85b 磁束 150 連結部 201 判別ステップ 202 再生ステップ 203 再生転記ステップ 204 再生専用ステップ 205 記録転記ステップ 206 記録ステップ 207 転記ステップ 210 消磁領域 210a 消磁領域 210b 消磁領域 301 シャッター 302 ヘッド穴 303 ライナー穴 304 ライナー 305 ライナー支持部 305a 可動部 305b 副ライナー支持部 305c ライナー昇降部 307 溝 307a ライナー駆動溝 310 ライナーピン 311 ライナーピンガイド 312 ピン駆動テコ 313 認識穴 314 保護ピン 315 ライナー駆動部 316 ピン軸 317 バネ 318 連結部 319 ピンシャッター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板と光記録層をもつ記録媒体を装着
    し、光源からの光を光ヘッドにより前記透明基板側から
    前記光記録層に結像させ、入力部からの信号の記録もし
    くは再生を行う記録再生装置において、前記記録媒体の
    光読み取り側と反対側に磁気記録層を設け、かつ前記記
    録媒体に対し、前記光ヘッドの反対側に磁気ヘッドを設
    け前記磁気記録層の磁気記録もしくは再生を行うことを
    特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】透明基板の上に光記録層を設けた光記録媒
    体において、前記光記録層の上に磁気記録層を設けたこ
    とを特徴とする光記録媒体。
  3. 【請求項3】記録媒体として磁界変調型の光磁気記録媒
    体を用い、磁気ヘッドと磁界変調用磁気ヘッドを共用し
    たことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】磁界変調用磁気ヘッドとしてヘッドキャッ
    プを記録媒体側にもつリング型ヘッドを用いたことを特
    徴とする請求項3記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】光記録層として光磁気記録膜を用い、磁気
    記録層を垂直異方性をもつ磁性膜とし用いたことを特徴
    とする請求項2記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】光記録層と磁性層の間に少なくとも0.5
    μm以上の厚みをもち前記磁性層および前記光記録層と
    異なる材料組成からなる干渉層を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】磁気記録層を高保持力の磁性材料とバイン
    ダーと潤滑材で構成したことを特徴とする請求項6記載
    の光記録媒体。
  8. 【請求項8】主磁極部と副磁極部と前記主磁極部と前記
    副磁極部との間に設けたヘッドキャップとコイルから構
    成されるリング型磁気ヘッドにおいて、前記主磁極の記
    録媒体に対向する部分の前記ヘッドキャップ近傍以外の
    部分の、前記ヘッドキャップと垂直方向に少なくとも5
    0μm以上の範囲に、前記記録媒体に対して略々均一な
    磁界分布をもつ垂直磁界を発生させることを特徴とする
    磁気ヘッド。
JP11117692A 1992-01-29 1992-04-30 記録再生装置 Pending JPH05307788A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161768A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Toppan Forms Co Ltd 帳票体の製造方法

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JP2011161768A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Toppan Forms Co Ltd 帳票体の製造方法

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