JPH05305456A - 連続打点性に優れたスポット溶接用電極 - Google Patents
連続打点性に優れたスポット溶接用電極Info
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- JPH05305456A JPH05305456A JP13170092A JP13170092A JPH05305456A JP H05305456 A JPH05305456 A JP H05305456A JP 13170092 A JP13170092 A JP 13170092A JP 13170092 A JP13170092 A JP 13170092A JP H05305456 A JPH05305456 A JP H05305456A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 亜鉛系めっき鋼板を溶接する場合の連続打点
性を高める。 【構成】 銅合金からなる電極本体10の先端面中央部
にチップ20を埋め込む。チップ20は、WおよびMo
の1種または2種からなる。チップ20の先端面を含む
電極本体10の先端面の全体をNiめっき層30でコー
ティングする。
性を高める。 【構成】 銅合金からなる電極本体10の先端面中央部
にチップ20を埋め込む。チップ20は、WおよびMo
の1種または2種からなる。チップ20の先端面を含む
電極本体10の先端面の全体をNiめっき層30でコー
ティングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続打点性に優れたス
ポット溶接用電極に関する。
ポット溶接用電極に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の車体の耐久性を高めるた
めに、車体鋼板への防錆鋼板の導入が進められており、
なかでも、亜鉛系めっき鋼板の使用量が最も多い。
めに、車体鋼板への防錆鋼板の導入が進められており、
なかでも、亜鉛系めっき鋼板の使用量が最も多い。
【0003】自動車の車体の組み立ては、周知のよう
に、生産性の最も高いスポット溶接を用い、しかも、大
量生産ラインで連続的にスポット溶接を実施することで
行われている。そのため、スポット溶接用電極は、先端
部が高温に加熱され続け、この加熱による変形を防ぐこ
とが特に重要とされている。
に、生産性の最も高いスポット溶接を用い、しかも、大
量生産ラインで連続的にスポット溶接を実施することで
行われている。そのため、スポット溶接用電極は、先端
部が高温に加熱され続け、この加熱による変形を防ぐこ
とが特に重要とされている。
【0004】電極の変形を防ぐために、その材質として
Cu−Cr,Cu−Cr−Zr,Cu−Co−Be等の
銅合金は用いられている。しかし、被溶接材が亜鉛系め
っき鋼板の場合は、溶接過程でCu−Zn,Fe−Zn
の合金層が電極先端に形成され、その形成・脱落を繰り
返すために、電極損傷が促進されるという問題がある。
Cu−Cr,Cu−Cr−Zr,Cu−Co−Be等の
銅合金は用いられている。しかし、被溶接材が亜鉛系め
っき鋼板の場合は、溶接過程でCu−Zn,Fe−Zn
の合金層が電極先端に形成され、その形成・脱落を繰り
返すために、電極損傷が促進されるという問題がある。
【0005】そのため、亜鉛系めっき鋼板のスポット溶
接に用いられる電極材料には、電極材料として本来保有
すべき特性(電極伝導性、熱伝導性、500℃以上での
高温強度および室温での機械的強度)の他に、亜鉛との
間に合金を生成しないこと、電極先端が被溶接材に溶着
し難いことが要求される。
接に用いられる電極材料には、電極材料として本来保有
すべき特性(電極伝導性、熱伝導性、500℃以上での
高温強度および室温での機械的強度)の他に、亜鉛との
間に合金を生成しないこと、電極先端が被溶接材に溶着
し難いことが要求される。
【0006】このような要求に応えるために、電極先端
面にAl,Ni,Tiの1種または2種以上をめっきし
たスポット溶接用電極は、特開昭60−187482号
公報に開示されている。また、特開昭60−22799
7号公報には、電極先端にMo層を直接または中間層を
介して設けた電極が、特開昭60−227998号公報
には、電極先端面に酸化物等の非金属をMo,W等の金
属中に分散させた複合材料層を設けた電極がそれぞれ開
示されている。
面にAl,Ni,Tiの1種または2種以上をめっきし
たスポット溶接用電極は、特開昭60−187482号
公報に開示されている。また、特開昭60−22799
7号公報には、電極先端にMo層を直接または中間層を
介して設けた電極が、特開昭60−227998号公報
には、電極先端面に酸化物等の非金属をMo,W等の金
属中に分散させた複合材料層を設けた電極がそれぞれ開
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらのスポット溶接
用電極のうち、電極先端面にめっきを施したものについ
ては、めっき種によっては被溶接材との溶着を防ぐ効果
の大きいことを本発明者らは確認している。しかし、合
金層の形成を防止する効果は小さい。これに対し、M
o,W等は、合金層の形成を防止する効果は大きい。し
かし、溶接時の加圧により亀裂を生じやすく、実質的な
電極寿命の延長には結びつかない。また、本発明者らの
調査によれば、Mo,W等は溶接性が良くなく、耐溶着
性も低い。従って、いずれのスポット溶接用電極も、亜
鉛系めっき鋼板に使用した場合の連続打点性は充分とは
言えない。
用電極のうち、電極先端面にめっきを施したものについ
ては、めっき種によっては被溶接材との溶着を防ぐ効果
の大きいことを本発明者らは確認している。しかし、合
金層の形成を防止する効果は小さい。これに対し、M
o,W等は、合金層の形成を防止する効果は大きい。し
かし、溶接時の加圧により亀裂を生じやすく、実質的な
電極寿命の延長には結びつかない。また、本発明者らの
調査によれば、Mo,W等は溶接性が良くなく、耐溶着
性も低い。従って、いずれのスポット溶接用電極も、亜
鉛系めっき鋼板に使用した場合の連続打点性は充分とは
言えない。
【0008】本発明の目的は、電極材料として本来保有
すべき特性を満足するのは勿論のこと、亜鉛系めっき鋼
板に使用して合金を生成し難く、更に、耐溶着性および
溶接性も優れたスポット溶接用電極電極を提供すること
にある。
すべき特性を満足するのは勿論のこと、亜鉛系めっき鋼
板に使用して合金を生成し難く、更に、耐溶着性および
溶接性も優れたスポット溶接用電極電極を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】電気伝導率および高温強
度が高く、Znとの間に合金を生成し難い金属としてM
oやWがある。しかし、熱伝導率が低いため、これらを
電極先端面にコーティングすると、異常発熱が生じ、溶
接性の劣化をもたらすことが本発明者らの調査から明ら
かとなった。また、連続打点時に亜鉛系めっき鋼板と溶
着しやすく、溶接能率を阻害することも同時に判明し
た。そこで、本発明者らは、これらの欠点を克服し、ま
た、銅合金の欠点である合金の生成のしやすさを克服す
るため、更に研究を続けた結果、銅合金からなる電極の
先端面中央部にWやMoを埋め込み、その上から電極の
先端面にNiめっきを施すのが有効であるとの知見を得
た。
度が高く、Znとの間に合金を生成し難い金属としてM
oやWがある。しかし、熱伝導率が低いため、これらを
電極先端面にコーティングすると、異常発熱が生じ、溶
接性の劣化をもたらすことが本発明者らの調査から明ら
かとなった。また、連続打点時に亜鉛系めっき鋼板と溶
着しやすく、溶接能率を阻害することも同時に判明し
た。そこで、本発明者らは、これらの欠点を克服し、ま
た、銅合金の欠点である合金の生成のしやすさを克服す
るため、更に研究を続けた結果、銅合金からなる電極の
先端面中央部にWやMoを埋め込み、その上から電極の
先端面にNiめっきを施すのが有効であるとの知見を得
た。
【0010】本発明は上記知見に基づきなされたもの
で、銅合金からなる電極本体の先端面中央部に、Wおよ
びMoの1種または2種を主成分とするチップを埋め込
み、該チップの先端面を含む電極本体先端面をNiめっ
きでコーティングしたことを特徴とする連続打点性に優
れたスポット溶接用電極を要旨とする。
で、銅合金からなる電極本体の先端面中央部に、Wおよ
びMoの1種または2種を主成分とするチップを埋め込
み、該チップの先端面を含む電極本体先端面をNiめっ
きでコーティングしたことを特徴とする連続打点性に優
れたスポット溶接用電極を要旨とする。
【0011】
【作用】図1は本発明のスポット溶接用電極の構造を模
式的に示す縦断面図である。
式的に示す縦断面図である。
【0012】本発明のスポット溶接用電極は、銅合金か
らなる電極本体10と、電極本体10の先端面中央部に
埋め込まれたチップ20と、チップ20の先端面を含む
電極本体10の先端面全体にコーティングされたNiめ
っき層30を主要構成要件としている。ここで、チップ
20の材質は、WおよびMoの1種または2種の主成分
とする。
らなる電極本体10と、電極本体10の先端面中央部に
埋め込まれたチップ20と、チップ20の先端面を含む
電極本体10の先端面全体にコーティングされたNiめ
っき層30を主要構成要件としている。ここで、チップ
20の材質は、WおよびMoの1種または2種の主成分
とする。
【0013】電極本体10を構成する銅合金は、銅を主
体として、これにCr,Be,Zr,Co等の金属を添
加した合金であり、これにAl3 O3 等のセラミックス
を分散させた分散強化型合金でもよい。これらの銅合金
は、高い電気伝導性および熱伝導性を有し、電極材料と
して本来保有すべき特性の確保に寄与する。また、後述
するMo,Wの欠点を補う作用がある。
体として、これにCr,Be,Zr,Co等の金属を添
加した合金であり、これにAl3 O3 等のセラミックス
を分散させた分散強化型合金でもよい。これらの銅合金
は、高い電気伝導性および熱伝導性を有し、電極材料と
して本来保有すべき特性の確保に寄与する。また、後述
するMo,Wの欠点を補う作用がある。
【0014】電極本体10のサイズおよび形状は、通常
使用されているスポット溶接用電極に準じれば良く、シ
ングルR型、CF型、ドーム型などが挙げられる。ドー
ム型電極の代表例を図2に示す。
使用されているスポット溶接用電極に準じれば良く、シ
ングルR型、CF型、ドーム型などが挙げられる。ドー
ム型電極の代表例を図2に示す。
【0015】チップ20は、溶接時に被溶接材と接する
位置にある。チップの主成分であるW,Moは、融点が
それぞれ3387℃,2610℃と高いため、亜鉛系め
っき鋼板の溶接時にZr−Cu,Zn−Fe等の合金層
が電極表面に形成されるのを防ぐ。このW,Moは熱伝
導率が低いため、異常発熱の懸念があるが、本発明電極
では、周囲に熱伝導率の高い銅合金が存在するため、異
常発熱の懸念はなく、溶接性が優れる。また、W,Mo
には、亜鉛系めっき鋼板と溶着しやすい欠点があるが、
その欠点は後述するNiめっきにより解消される。
位置にある。チップの主成分であるW,Moは、融点が
それぞれ3387℃,2610℃と高いため、亜鉛系め
っき鋼板の溶接時にZr−Cu,Zn−Fe等の合金層
が電極表面に形成されるのを防ぐ。このW,Moは熱伝
導率が低いため、異常発熱の懸念があるが、本発明電極
では、周囲に熱伝導率の高い銅合金が存在するため、異
常発熱の懸念はなく、溶接性が優れる。また、W,Mo
には、亜鉛系めっき鋼板と溶着しやすい欠点があるが、
その欠点は後述するNiめっきにより解消される。
【0016】Niめっき層30は、亜鉛系めっき鋼板の
スポット溶接用電極材料としてW,Moを用いた場合の
大きな欠点である耐溶着性の悪さを解消するものであ
る。この理由は明らかではないが、Niの融点が約14
39℃で、電極先端の最高到達温度である800℃より
もかなり高いことから、Znとの間に合金が欠点され
ず、Znに対する密着強度が低いことが一つの理由と推
定される。
スポット溶接用電極材料としてW,Moを用いた場合の
大きな欠点である耐溶着性の悪さを解消するものであ
る。この理由は明らかではないが、Niの融点が約14
39℃で、電極先端の最高到達温度である800℃より
もかなり高いことから、Znとの間に合金が欠点され
ず、Znに対する密着強度が低いことが一つの理由と推
定される。
【0017】チップ20の直径は、小さすぎると銅合金
単体と同じような電極損傷が発生してしまい、大きすぎ
ると異常発熱の度合が高まり耐溶着性が悪くなる。望ま
しい直径は、被溶接材の板厚等によって変わり、0.8m
mの板厚では3.6〜8.6mm、板厚をT(mm)とすれ
ば4T1/2 〜4T1/2 +5mmであり、通常は電極先端
径に大概一致する。
単体と同じような電極損傷が発生してしまい、大きすぎ
ると異常発熱の度合が高まり耐溶着性が悪くなる。望ま
しい直径は、被溶接材の板厚等によって変わり、0.8m
mの板厚では3.6〜8.6mm、板厚をT(mm)とすれ
ば4T1/2 〜4T1/2 +5mmであり、通常は電極先端
径に大概一致する。
【0018】チップ20の長さは、短かすぎると溶接性
向上効果が少なく、長すぎても良いが、経済性が悪くな
るため、3〜8mm程度が望ましい。
向上効果が少なく、長すぎても良いが、経済性が悪くな
るため、3〜8mm程度が望ましい。
【0019】Niめっき層30の厚みは、1〜20μm
が望ましい。1μm未満では、溶着性低減の効果が少な
く、20μmを超えると、溶着性低減の効果が飽和し、
経済性の悪化のみを招く。
が望ましい。1μm未満では、溶着性低減の効果が少な
く、20μmを超えると、溶着性低減の効果が飽和し、
経済性の悪化のみを招く。
【0020】このNiめっき層30は、チップ20の先
端面をカバーする必要があり、且つ、被溶接材との溶着
性を低減する必要があるため、被溶接材と接触する範囲
(図2では、先端径6mmの部分)をカバーする必要が
ある。Niめっき層30が広いのは特に支障なく、電極
本体10の先端面からはみでるような広い範囲にめっき
を行うことも可能である。
端面をカバーする必要があり、且つ、被溶接材との溶着
性を低減する必要があるため、被溶接材と接触する範囲
(図2では、先端径6mmの部分)をカバーする必要が
ある。Niめっき層30が広いのは特に支障なく、電極
本体10の先端面からはみでるような広い範囲にめっき
を行うことも可能である。
【0021】チップ20の材質は、通常は純度が99.9
9%程度のWおよびMoの1種または2種とする。Ni
めっき層30のNiには必要に応じてCo,Cr,Mn
等を添加してもよい。
9%程度のWおよびMoの1種または2種とする。Ni
めっき層30のNiには必要に応じてCo,Cr,Mn
等を添加してもよい。
【0022】本発明のスポット溶接用電極は、先端中央
部の高温強度が高いため、先端部の変形を抑制でき、亜
鉛系めっき鋼板以外の溶接に使用しても連続打点性を改
善できる。
部の高温強度が高いため、先端部の変形を抑制でき、亜
鉛系めっき鋼板以外の溶接に使用しても連続打点性を改
善できる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0024】溶融Znめっき鋼板および電気Znめっき
鋼板をスポット溶接するにあたり、図1に示す電極を使
用して、連続打点性を調査した。めっき鋼板は、いずれ
も板厚0.8mmの両面めっき鋼板であり、付着量は、溶
融めっき鋼板では100g/m2 、電気めっき鋼板では
30g/m2 である。使用した電極は、ドーム型(先端
径6mm)であり、その先端に直径6mm×長さ6mm
のチップを埋め込み、更に、先端面全体にNiめっきを
種々の厚みに施した構造とした。溶接条件を表1に示
す。連続打点性は、ナゲットを中央で切断して測定した
ナゲット径が3.6mmになるまでの打点数で評価した。
連続打点性の調査結果を表2、表3に示す。
鋼板をスポット溶接するにあたり、図1に示す電極を使
用して、連続打点性を調査した。めっき鋼板は、いずれ
も板厚0.8mmの両面めっき鋼板であり、付着量は、溶
融めっき鋼板では100g/m2 、電気めっき鋼板では
30g/m2 である。使用した電極は、ドーム型(先端
径6mm)であり、その先端に直径6mm×長さ6mm
のチップを埋め込み、更に、先端面全体にNiめっきを
種々の厚みに施した構造とした。溶接条件を表1に示
す。連続打点性は、ナゲットを中央で切断して測定した
ナゲット径が3.6mmになるまでの打点数で評価した。
連続打点性の調査結果を表2、表3に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】表2、表3に見るとおり、電極が銅合金単
体の場合は、アルミナ分散銅合金を使用しても打点数は
2000に過ぎない(No. 7,8)。しかるに、その先
端にWおよびMoの1種または2種からなるチップを埋
め込み、且つ先端面をNiめっき層でコーティングする
と、電極材質がクロム銅の場合でも打点数は4500に
達し、条件によっては5000を超える(No. 1〜
6)。ただし、Niめっきが施されていない場合、ま
た、Ni以外のめっきが施されている場合は、溶着が多
発し、連続打点性は改善されない(No. 9、11)。埋
め込みチップのない場合、また、そのチップがW,Mo
以外の材質の場合は、溶着性は改善されるが、ナゲット
形成特性は改善されず、連続打点性も劣化する(No. 1
2,13)。
体の場合は、アルミナ分散銅合金を使用しても打点数は
2000に過ぎない(No. 7,8)。しかるに、その先
端にWおよびMoの1種または2種からなるチップを埋
め込み、且つ先端面をNiめっき層でコーティングする
と、電極材質がクロム銅の場合でも打点数は4500に
達し、条件によっては5000を超える(No. 1〜
6)。ただし、Niめっきが施されていない場合、ま
た、Ni以外のめっきが施されている場合は、溶着が多
発し、連続打点性は改善されない(No. 9、11)。埋
め込みチップのない場合、また、そのチップがW,Mo
以外の材質の場合は、溶着性は改善されるが、ナゲット
形成特性は改善されず、連続打点性も劣化する(No. 1
2,13)。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のスポット溶接用電極は、電極材料に本来的に求められ
る特性に加え、亜鉛系めっき鋼板を溶接した場合の耐合
金生成性および耐溶着性が高く、また、異常発熱による
溶接性低下がなく、連続打点性に著しく優れる。従っ
て、電極コストの低減等に大きな効果を発揮する。
のスポット溶接用電極は、電極材料に本来的に求められ
る特性に加え、亜鉛系めっき鋼板を溶接した場合の耐合
金生成性および耐溶着性が高く、また、異常発熱による
溶接性低下がなく、連続打点性に著しく優れる。従っ
て、電極コストの低減等に大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスポット溶接用電極の構造を模式的に
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】スポット溶接用電極の一般的形状を示す側面図
である。
である。
10 電極本体 20 チップ 30 Niめっき層
Claims (1)
- 【請求項1】 銅合金からなる電極本体の先端面中央部
に、WおよびMoの1種または2種を主成分とするチッ
プを埋め込み、該チップの先端面を含む電極本体先端面
をNiめっきでコーティングしたことを特徴とする連続
打点性に優れたスポット溶接用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13170092A JPH05305456A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 連続打点性に優れたスポット溶接用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13170092A JPH05305456A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 連続打点性に優れたスポット溶接用電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305456A true JPH05305456A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15064161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13170092A Pending JPH05305456A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 連続打点性に優れたスポット溶接用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305456A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003031203A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アルカリ電池用抵抗溶接電極及び集合型電池の製造方法 |
JP2003065564A (ja) * | 2002-07-23 | 2003-03-05 | Mitsubishi Electric Corp | 空調用機器の箱体とその製造方法 |
JP2005279678A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Jfe Steel Kk | 抵抗スポット溶接方法 |
JP2005279679A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Jfe Steel Kk | 溶融亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 |
JP2006102775A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Nippon Tungsten Co Ltd | スポット溶接用電極 |
JP2015221935A (ja) * | 2014-04-28 | 2015-12-10 | 三菱マテリアル株式会社 | 抵抗溶接用タングステン−モリブデン合金電極材料 |
JP2019150832A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 本田技研工業株式会社 | 亜鉛メッキ鋼板の溶接用電極および亜鉛メッキ鋼板のシーム溶接装置 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP13170092A patent/JPH05305456A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003031203A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アルカリ電池用抵抗溶接電極及び集合型電池の製造方法 |
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JP2019150832A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 本田技研工業株式会社 | 亜鉛メッキ鋼板の溶接用電極および亜鉛メッキ鋼板のシーム溶接装置 |
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