JPH05280471A - 可変容量型油圧ポンプの容量制御装置 - Google Patents
可変容量型油圧ポンプの容量制御装置Info
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- JPH05280471A JPH05280471A JP4102550A JP10255092A JPH05280471A JP H05280471 A JPH05280471 A JP H05280471A JP 4102550 A JP4102550 A JP 4102550A JP 10255092 A JP10255092 A JP 10255092A JP H05280471 A JPH05280471 A JP H05280471A
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- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 32
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 230000008713 feedback mechanism Effects 0.000 abstract description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 15
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 機械的フィードバック機構を用いずにトルク
を一定に制御し、アクチュエータの微操作性を向上さ
せ、ポンプ吐出圧が低下しても容量を制御する。 【構成】 容量可変シリンダ25の大径受圧室28にポ
ンプ吐出圧を供給する可変制御弁31を、可変容量型油
圧ポンプ20の吐出路21の絞り43前後の差圧△Pと
固定ポンプ33の吐出路34の絞り35前後の差圧△P
C で切換える。大径受圧室28にポンプ吐出圧を供給す
る負荷検出弁32を、方向切換弁22の上流側圧力P1
と負荷圧PLSの差圧と差圧△PC で切換えてポンプ20
の流量変化を差圧△Pとしてフィードバックし、回転数
変化を差圧△PC としてフィードバックする。吐出路3
4と吐出路21を高圧優先弁62を介してシリンダ25
の小径受圧室26に接続し、ポンプ吐出圧低下時に固定
ポンプ33の吐出圧で容量可変シリンダ25を動かす。
を一定に制御し、アクチュエータの微操作性を向上さ
せ、ポンプ吐出圧が低下しても容量を制御する。 【構成】 容量可変シリンダ25の大径受圧室28にポ
ンプ吐出圧を供給する可変制御弁31を、可変容量型油
圧ポンプ20の吐出路21の絞り43前後の差圧△Pと
固定ポンプ33の吐出路34の絞り35前後の差圧△P
C で切換える。大径受圧室28にポンプ吐出圧を供給す
る負荷検出弁32を、方向切換弁22の上流側圧力P1
と負荷圧PLSの差圧と差圧△PC で切換えてポンプ20
の流量変化を差圧△Pとしてフィードバックし、回転数
変化を差圧△PC としてフィードバックする。吐出路3
4と吐出路21を高圧優先弁62を介してシリンダ25
の小径受圧室26に接続し、ポンプ吐出圧低下時に固定
ポンプ33の吐出圧で容量可変シリンダ25を動かす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変容量型油圧ポンプ
の容量を制御する装置に関する。
の容量を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、可変容量型油圧ポン
プ1(以下可変ポンプ1という)は斜板2を傾転して容
量、つまり1回転当り吐出流量を変化するものであり、
可変ポンプ1の吐出路3に方向制御弁4を介してアクチ
ュエータ5を設けた油圧回路において、前記斜板2を傾
転して容量を制御する装置として可変制御弁6と負荷検
出弁7でポンプ吐出圧P0 を容量可変シリンダ8の大径
受圧室9に供給するものが知られている。すなわち、可
変制御弁6はバネ10とポンプ吐出圧P0 でドレーン位
置Aと圧油供給位置Bに切換えられ、ポンプ吐出圧P0
が高くなると圧油供給位置Bとなってポンプ吐出圧P0
を容量可変シリンダ8の大径受圧室9に供給して小径受
圧室11との受圧面積差でピストン12を左方向に移動
して斜板2を容量小方向に傾転し、可変ポンプ1の1回
転当り吐出流量を減少し、そのピストン12の動き機械
的フィードバック機構13でバネ10にフィードバック
してバネ力を大きくして斜板2をポンプ吐出圧P0 に見
合う位置としてポンプ吐出圧×1回転当り吐出流量を一
定、つまりトルク一定制御する。負荷検出弁7は方向制
御弁4の上流側圧力P0 と負荷圧PLSの差圧△PLS(△
PLS=P0 −PLS)が大きくなると圧油供給位置Bとな
って前述と同様に斜板2を容量小方向に傾転し、その差
圧△PLSが小さくなるとドレーン位置Aとなって方向制
御弁4の開度、つまり操作ストロークに応じて可変ポン
プ1の容量を制御しアクチュエータ5の微操作性、つま
りファインコントロール性を向上している。
プ1(以下可変ポンプ1という)は斜板2を傾転して容
量、つまり1回転当り吐出流量を変化するものであり、
可変ポンプ1の吐出路3に方向制御弁4を介してアクチ
ュエータ5を設けた油圧回路において、前記斜板2を傾
転して容量を制御する装置として可変制御弁6と負荷検
出弁7でポンプ吐出圧P0 を容量可変シリンダ8の大径
受圧室9に供給するものが知られている。すなわち、可
変制御弁6はバネ10とポンプ吐出圧P0 でドレーン位
置Aと圧油供給位置Bに切換えられ、ポンプ吐出圧P0
が高くなると圧油供給位置Bとなってポンプ吐出圧P0
を容量可変シリンダ8の大径受圧室9に供給して小径受
圧室11との受圧面積差でピストン12を左方向に移動
して斜板2を容量小方向に傾転し、可変ポンプ1の1回
転当り吐出流量を減少し、そのピストン12の動き機械
的フィードバック機構13でバネ10にフィードバック
してバネ力を大きくして斜板2をポンプ吐出圧P0 に見
合う位置としてポンプ吐出圧×1回転当り吐出流量を一
定、つまりトルク一定制御する。負荷検出弁7は方向制
御弁4の上流側圧力P0 と負荷圧PLSの差圧△PLS(△
PLS=P0 −PLS)が大きくなると圧油供給位置Bとな
って前述と同様に斜板2を容量小方向に傾転し、その差
圧△PLSが小さくなるとドレーン位置Aとなって方向制
御弁4の開度、つまり操作ストロークに応じて可変ポン
プ1の容量を制御しアクチュエータ5の微操作性、つま
りファインコントロール性を向上している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる容量制御装置で
あると、機械的フィードバック機構13が必要であるか
ら、構造が複雑でコスト高となるし、機械的フィードバ
ック機構13のガタなどにより制御精度が悪くなり、し
かも斜板位置を可変制御弁6にフィードバックするか
ら、可変ポンプ1自体の効率低下によって斜板位置によ
る実際の1回転当り吐出流量が理論1回転当り吐出流量
に対して誤差が生じ出力(流量)特性が悪くなる。
あると、機械的フィードバック機構13が必要であるか
ら、構造が複雑でコスト高となるし、機械的フィードバ
ック機構13のガタなどにより制御精度が悪くなり、し
かも斜板位置を可変制御弁6にフィードバックするか
ら、可変ポンプ1自体の効率低下によって斜板位置によ
る実際の1回転当り吐出流量が理論1回転当り吐出流量
に対して誤差が生じ出力(流量)特性が悪くなる。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした可変容量型油圧ポンプの容量制御装置を提供
することを目的とする。
ようにした可変容量型油圧ポンプの容量制御装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】可変容量型油圧ポンプ2
0の斜板24を容量大・小方向に傾転する容量可変シリ
ンダ25と、可変容量型油圧ポンプ20の流量変化を検
出する第1の手段と、可変容量型油圧ポンプ20の回転
数変化及びポンプ吐出圧変化を検出する第2の手段と、
前記第1の手段の出力信号と第2の手段の出力信号とに
よって容量可変シリンダ25の大径受圧室28にポンプ
吐出圧を供給する可変制御弁31と、前記可変容量型油
圧ポンプ20の吐出路21に設けた方向切換弁22の上
流側圧力とアクチュエータの負荷圧との差圧と前記第2
の手段の出力信号で容量可変シリンダ25の大径受圧室
28にポンプ吐出圧を供給する負荷検出弁32と、可変
容量型油圧ポンプ20のポンプ吐出圧と他の油圧ポンプ
の吐出圧を比較して高圧の圧力を容量可変シリンダ25
の小径受圧室26に供給する高圧優先弁62より構成し
た可変容量型油圧ポンプの容量制御装置。
0の斜板24を容量大・小方向に傾転する容量可変シリ
ンダ25と、可変容量型油圧ポンプ20の流量変化を検
出する第1の手段と、可変容量型油圧ポンプ20の回転
数変化及びポンプ吐出圧変化を検出する第2の手段と、
前記第1の手段の出力信号と第2の手段の出力信号とに
よって容量可変シリンダ25の大径受圧室28にポンプ
吐出圧を供給する可変制御弁31と、前記可変容量型油
圧ポンプ20の吐出路21に設けた方向切換弁22の上
流側圧力とアクチュエータの負荷圧との差圧と前記第2
の手段の出力信号で容量可変シリンダ25の大径受圧室
28にポンプ吐出圧を供給する負荷検出弁32と、可変
容量型油圧ポンプ20のポンプ吐出圧と他の油圧ポンプ
の吐出圧を比較して高圧の圧力を容量可変シリンダ25
の小径受圧室26に供給する高圧優先弁62より構成し
た可変容量型油圧ポンプの容量制御装置。
【0006】
【作 用】可変容量型油圧ポンプ20の流量変化及び
回転数変化、ポンプ吐出圧変化により可変制御弁31を
切換えるから機械的フィードバック機構を用いずにトル
ク一定制御でき、負荷検出弁32を回転数によって切換
えて方向制御弁の通過流量を回転数に応じて増減してア
クチュエータのファインコントロール性を向上できる
し、可変容量型油圧ポンプ20のポンプ吐出圧が斜板作
動圧力以下となった時でもその容量を制御できる。
回転数変化、ポンプ吐出圧変化により可変制御弁31を
切換えるから機械的フィードバック機構を用いずにトル
ク一定制御でき、負荷検出弁32を回転数によって切換
えて方向制御弁の通過流量を回転数に応じて増減してア
クチュエータのファインコントロール性を向上できる
し、可変容量型油圧ポンプ20のポンプ吐出圧が斜板作
動圧力以下となった時でもその容量を制御できる。
【0007】
【実 施 例】図2に示すように、可変ポンプ20の吐
出路21には複数の方向切換弁22を介して複数のアク
チュエータ23が接続され、その可変ポンプ20の容
量、つまり1回転当り吐出量qを増減する斜板24は容
量可変シリンダ25で容量大・小方向に傾転され、この
容量可変シリンダ25の小径受圧室26は通路27に接
続し、大径受圧室28は通路29,30で可変制御弁3
1と負荷検出弁32に接続している。前記可変ポンプ2
0とともに駆動される固定ポンプ33の吐出路34には
絞り35が設けてあると共に、その吐出路34における
絞り35前後を短絡するバイパス路36にはバイパス弁
37が設けられ、このバイパス弁37はバネ38で閉じ
方向に押され、受圧部39に作用する可変ポンプ20の
ポンプ吐出圧P0 で開方向に押されてバイパス弁37の
開度はポンプ吐出圧P0 に比例して大きくなる。前記固
定ポンプ33の吐出路34はリリーフ弁60を経てタン
ク61に接続し、この吐出路34の絞り35後流側と吐
出路21との間にシャトル弁又はチェック弁等の高圧優
先弁62が設けられ、その出力側に前記容量可変シリン
ダ25の小径受圧室26に接続した通路27が接続して
ある。前記可変制御弁31はドレーン位置Aと圧油供給
位置Bを備え、弱いバネ40でドレーン位置Aに押され
て可変ポンプ20が停止している時にはドレーン位置A
となるようにしてあり、前記可変制御弁31は第1受圧
部41に作用する圧力で圧油供給位置Bに向けて押さ
れ、第2受圧部42に作用する圧力でドレーン位置Aに
向けて押され、その第1受圧部41は可変ポンプ20の
吐出路21に設けた絞り43の上流側に第1パイロット
通路44で接続し、第2受圧部42は絞り43の下流側
に第2パイロット通路45で接続して可変制御弁31は
絞り43前後の差圧△P(△P=P0 −P1 )に比例し
た第1の力F1 で圧油供給位置Bに向けて押される。前
記可変制御弁31は第3受圧部46に作用する圧力でド
レーン位置Aに向けて押され、第4受圧部47に作用す
る圧力で圧油供給位置Bに向けて押され、その第3受圧
部46は第3パイロット通路48で固定ポンプ33の吐
出路34の絞り35の上流側に接続し、第4受圧部47
は第4パイロット通路49で絞り35の下流側に接続し
て可変制御弁31は絞り35前後の差圧△PC (△PC
=P2−P3 )に比例した第2の力F2 でドレーン位置
Aに向けて押される。前記負荷検出弁32はドレーン位
置Aと圧油供給位置Bを備え、弱いバネ50でドレーン
位置Aに押されて可変ポンプ20が停止している時には
ドレーン位置Aとなるようにしてあり、前記負荷検出弁
32は第1受圧部51に作用する圧力で圧油供給位置B
に向けて押され、第2受圧部52に作用する圧力でドレ
ーン位置Aに向けて押され、その第1受圧部51は方向
制御弁22の上流側に第1パイロット通路54で接続
し、第2受圧部52は各方向切換弁22の負荷圧検出用
の第2パイロット通路56に接続して方向制御弁22の
入口側圧力、つまり絞り43の下流側圧力P1 と最も高
い負荷圧PLSとの差圧△PLS(△PLS=P1 −PLS)に
比例した第1の力F1 で圧油供給位置Bに向けて押され
る。前記負荷検出弁32は第3受圧部57に作用する圧
力でドレーン位置Aに向けて押され、第4受圧部58に
作用する圧力で圧油供給位置Bに向けて押され、その第
3受圧部57は第3パイロット通路59で固定ポンプ3
3の吐出路34の絞り35の上流側に接続し、第4受圧
部58は第4パイロット通路60で絞り35の下流側に
接続して負荷検出弁32は絞り35前後の差圧△P
C (△PC =P2−P3 )に比例した第2の力F2 でド
レーン位置Aに向けて押される。
出路21には複数の方向切換弁22を介して複数のアク
チュエータ23が接続され、その可変ポンプ20の容
量、つまり1回転当り吐出量qを増減する斜板24は容
量可変シリンダ25で容量大・小方向に傾転され、この
容量可変シリンダ25の小径受圧室26は通路27に接
続し、大径受圧室28は通路29,30で可変制御弁3
1と負荷検出弁32に接続している。前記可変ポンプ2
0とともに駆動される固定ポンプ33の吐出路34には
絞り35が設けてあると共に、その吐出路34における
絞り35前後を短絡するバイパス路36にはバイパス弁
37が設けられ、このバイパス弁37はバネ38で閉じ
方向に押され、受圧部39に作用する可変ポンプ20の
ポンプ吐出圧P0 で開方向に押されてバイパス弁37の
開度はポンプ吐出圧P0 に比例して大きくなる。前記固
定ポンプ33の吐出路34はリリーフ弁60を経てタン
ク61に接続し、この吐出路34の絞り35後流側と吐
出路21との間にシャトル弁又はチェック弁等の高圧優
先弁62が設けられ、その出力側に前記容量可変シリン
ダ25の小径受圧室26に接続した通路27が接続して
ある。前記可変制御弁31はドレーン位置Aと圧油供給
位置Bを備え、弱いバネ40でドレーン位置Aに押され
て可変ポンプ20が停止している時にはドレーン位置A
となるようにしてあり、前記可変制御弁31は第1受圧
部41に作用する圧力で圧油供給位置Bに向けて押さ
れ、第2受圧部42に作用する圧力でドレーン位置Aに
向けて押され、その第1受圧部41は可変ポンプ20の
吐出路21に設けた絞り43の上流側に第1パイロット
通路44で接続し、第2受圧部42は絞り43の下流側
に第2パイロット通路45で接続して可変制御弁31は
絞り43前後の差圧△P(△P=P0 −P1 )に比例し
た第1の力F1 で圧油供給位置Bに向けて押される。前
記可変制御弁31は第3受圧部46に作用する圧力でド
レーン位置Aに向けて押され、第4受圧部47に作用す
る圧力で圧油供給位置Bに向けて押され、その第3受圧
部46は第3パイロット通路48で固定ポンプ33の吐
出路34の絞り35の上流側に接続し、第4受圧部47
は第4パイロット通路49で絞り35の下流側に接続し
て可変制御弁31は絞り35前後の差圧△PC (△PC
=P2−P3 )に比例した第2の力F2 でドレーン位置
Aに向けて押される。前記負荷検出弁32はドレーン位
置Aと圧油供給位置Bを備え、弱いバネ50でドレーン
位置Aに押されて可変ポンプ20が停止している時には
ドレーン位置Aとなるようにしてあり、前記負荷検出弁
32は第1受圧部51に作用する圧力で圧油供給位置B
に向けて押され、第2受圧部52に作用する圧力でドレ
ーン位置Aに向けて押され、その第1受圧部51は方向
制御弁22の上流側に第1パイロット通路54で接続
し、第2受圧部52は各方向切換弁22の負荷圧検出用
の第2パイロット通路56に接続して方向制御弁22の
入口側圧力、つまり絞り43の下流側圧力P1 と最も高
い負荷圧PLSとの差圧△PLS(△PLS=P1 −PLS)に
比例した第1の力F1 で圧油供給位置Bに向けて押され
る。前記負荷検出弁32は第3受圧部57に作用する圧
力でドレーン位置Aに向けて押され、第4受圧部58に
作用する圧力で圧油供給位置Bに向けて押され、その第
3受圧部57は第3パイロット通路59で固定ポンプ3
3の吐出路34の絞り35の上流側に接続し、第4受圧
部58は第4パイロット通路60で絞り35の下流側に
接続して負荷検出弁32は絞り35前後の差圧△P
C (△PC =P2−P3 )に比例した第2の力F2 でド
レーン位置Aに向けて押される。
【0008】次に可変ポンプ20の容量制御動作を説明
する。 (可変制御弁31の動作) 可変ポンプ20の回転数が一定でポンプ吐出圧が変化
した時。ポンプ吐出圧P0 がパイパス弁37のセット圧
以下であるとバイパス弁37が閉となって、固定ポンプ
33の吐出圧油は全量が絞り35を通過するから、その
絞り35前後の差圧△PC による第2の力F2 が絞り4
3前後の差圧△Pによる第1の力F1 よりも大きくな
り、可変制御弁31はドレーン位置Aとなり、容量可変
シリンダ25の大径受圧室28が通路29,30を通っ
てタンク61に連通するから小径受圧室26に作用する
ポンプ吐出圧P0 で容量可変シリンダ25は右方向に移
動して斜板24は容量大方向に傾転し、可変ポンプ20
の1回転当り吐出流量が増大して単位時間当り吐出量が
増大するから絞り43前後の差圧が大きくなって第1の
力F1 が大きくなり、この第1の力F1 と第2の力F2
がつり合ったところで斜板24の位置が保持される。つ
まり、絞り43前後の差圧が可変ポンプ1の流量検出手
段となって可変制御弁31にフィードバックされる。前
述の状態においてポンプ吐出圧P0 がパイパス弁37の
セット圧以上となるとパイパス弁37が開き作動して固
定ポンプ33の吐出圧油の一部がパイパス路36を流れ
るから絞り35を流れる流量が減少してその絞り35前
後の差圧△PC が低下し、可変制御弁31の第2の力F
2 が小さくなるから可変制御弁31は圧油供給位置Bと
なり、ポンプ吐出圧P0 が通路62,29から容量可変
シリンダ25の大径受圧室28に供給されて受圧面積差
によって容量可変シリンダ25は左方向に移動して斜板
24を容量小方向に傾転する。これにより、可変ポンプ
20の1回転当り吐出流量が減少して単位時間当り吐出
流量も減少するから絞り43前後の差圧が小さくなって
第1の力F1 も小さくなり、この第1の力F1 と第2の
力F2 がつり合ったところで斜板24の位置が保持され
る。
する。 (可変制御弁31の動作) 可変ポンプ20の回転数が一定でポンプ吐出圧が変化
した時。ポンプ吐出圧P0 がパイパス弁37のセット圧
以下であるとバイパス弁37が閉となって、固定ポンプ
33の吐出圧油は全量が絞り35を通過するから、その
絞り35前後の差圧△PC による第2の力F2 が絞り4
3前後の差圧△Pによる第1の力F1 よりも大きくな
り、可変制御弁31はドレーン位置Aとなり、容量可変
シリンダ25の大径受圧室28が通路29,30を通っ
てタンク61に連通するから小径受圧室26に作用する
ポンプ吐出圧P0 で容量可変シリンダ25は右方向に移
動して斜板24は容量大方向に傾転し、可変ポンプ20
の1回転当り吐出流量が増大して単位時間当り吐出量が
増大するから絞り43前後の差圧が大きくなって第1の
力F1 が大きくなり、この第1の力F1 と第2の力F2
がつり合ったところで斜板24の位置が保持される。つ
まり、絞り43前後の差圧が可変ポンプ1の流量検出手
段となって可変制御弁31にフィードバックされる。前
述の状態においてポンプ吐出圧P0 がパイパス弁37の
セット圧以上となるとパイパス弁37が開き作動して固
定ポンプ33の吐出圧油の一部がパイパス路36を流れ
るから絞り35を流れる流量が減少してその絞り35前
後の差圧△PC が低下し、可変制御弁31の第2の力F
2 が小さくなるから可変制御弁31は圧油供給位置Bと
なり、ポンプ吐出圧P0 が通路62,29から容量可変
シリンダ25の大径受圧室28に供給されて受圧面積差
によって容量可変シリンダ25は左方向に移動して斜板
24を容量小方向に傾転する。これにより、可変ポンプ
20の1回転当り吐出流量が減少して単位時間当り吐出
流量も減少するから絞り43前後の差圧が小さくなって
第1の力F1 も小さくなり、この第1の力F1 と第2の
力F2 がつり合ったところで斜板24の位置が保持され
る。
【0009】前述の状態からポンプ吐出圧P0 が更に高
くなると、バイバス弁37が更に開き作動して通路流量
が増えるから絞り35を流れる流量が減少して絞り35
前後の差圧△PC が更に小さくなるので、可変制御弁3
1に作用する第2の力F2 が更に小さくなって可変制御
弁31は圧油供給位置Bとなって前述と同様にして容量
可変シリンダ25が左方向に移動し斜板24が容量小方
向に傾転して1回転当り吐出流量が減少して単位時間当
り吐出流量が減少し、前述と同様に絞り43前後の差圧
が小さくなって第1の力F1 も小さくなり、この第1の
力F1 と第2の力F2 がつり合ったところで斜板24の
位置が保持される。以上のように、可変ポンプ20の回
転数が一定の時にはポンプ吐出圧P0 によって斜板24
の位置が決定されてポンプ吐出圧P0 ×1回転当り吐出
流量qが一定、つまりトルク一定に制御される。
くなると、バイバス弁37が更に開き作動して通路流量
が増えるから絞り35を流れる流量が減少して絞り35
前後の差圧△PC が更に小さくなるので、可変制御弁3
1に作用する第2の力F2 が更に小さくなって可変制御
弁31は圧油供給位置Bとなって前述と同様にして容量
可変シリンダ25が左方向に移動し斜板24が容量小方
向に傾転して1回転当り吐出流量が減少して単位時間当
り吐出流量が減少し、前述と同様に絞り43前後の差圧
が小さくなって第1の力F1 も小さくなり、この第1の
力F1 と第2の力F2 がつり合ったところで斜板24の
位置が保持される。以上のように、可変ポンプ20の回
転数が一定の時にはポンプ吐出圧P0 によって斜板24
の位置が決定されてポンプ吐出圧P0 ×1回転当り吐出
流量qが一定、つまりトルク一定に制御される。
【0010】可変ポンプ20のポンプ吐出圧が一定で
回転数が変化した時。ある値のポンプ吐出圧P0 で斜板
24位置が決定されている状態で可変ポンプ20の回転
数が増加すると1回転当り吐出流量が同じても単位時間
当り吐出流量が増加して絞り43前後の差圧△Pが大き
くなるが、可変ポンプ20とともに駆動される固定ポン
プ33の単位時間当り吐出流量も増大して絞り35前後
の差圧△PC も大きくなり、可変制御弁31に作用する
第1の力F1 と第2の力F2 は等しくなって可変制御弁
31はつり合ったままとなって斜板24の位置は変化せ
ずに可変ポンプ20の1回転当り吐出流量は変化しな
い。このことは可変ポンプ20の回転数が低下した時も
同様となるから、可変ポンプ20の容量をトルク一定制
御できる。すなわち、固定ポンプ33と絞り35が可変
ポンプ回転数検出手段となる。
回転数が変化した時。ある値のポンプ吐出圧P0 で斜板
24位置が決定されている状態で可変ポンプ20の回転
数が増加すると1回転当り吐出流量が同じても単位時間
当り吐出流量が増加して絞り43前後の差圧△Pが大き
くなるが、可変ポンプ20とともに駆動される固定ポン
プ33の単位時間当り吐出流量も増大して絞り35前後
の差圧△PC も大きくなり、可変制御弁31に作用する
第1の力F1 と第2の力F2 は等しくなって可変制御弁
31はつり合ったままとなって斜板24の位置は変化せ
ずに可変ポンプ20の1回転当り吐出流量は変化しな
い。このことは可変ポンプ20の回転数が低下した時も
同様となるから、可変ポンプ20の容量をトルク一定制
御できる。すなわち、固定ポンプ33と絞り35が可変
ポンプ回転数検出手段となる。
【0011】(負荷検出弁32の動作) 可変ポンプ20の回転数が一定の時。負荷検出弁32
は固定ポンプ33の吐出路34に設けた絞り35前後の
差圧△PC による第2の力F2 と上流側圧力P1 と最高
負荷圧PLSの差圧△PLSによる第1の力F1 が等しくな
る位置となり、それによって可変ポンプ20の斜板24
の位置が決定される。前記上流側圧力P1 と最高負荷圧
PLSの差圧△PLSは方向制御弁22の開度、つまり操作
ストロークに比例し、絞り35前後の差圧△PC は可変
ポンプ20の回転数が一定であれば一定であるので、操
作ストロークが小さい時には前記差圧△PLSが大きく負
荷検出弁32に作用する第1の力F1 が前記差圧△PC
による第2の力F2 より大きくなって負荷検出弁32は
圧油供給位置Bとなり、通路63,30,29より容量
可変シリンダ25の大径受圧室28にポンプ吐出圧P0
が供給されるから前述と同様に斜板24は容量小方向に
傾転して1回転当り吐出流量が減少して単位時間当り流
量が減少し、方向制御弁22を通過する流量が減少して
前記の上流側圧力P1 と最高負荷圧PLSとの差圧が小さ
くなって第1の力F1 が低下し、その第1の力F1 と第
2の力F2 がつり合った位置で斜板24の位置が決定さ
れる。同様に方向制御弁22の操作ストロークが大きい
ときには前記差△PLSが小さく、可変ポンプ20の斜板
24の位置は前述の場合よりも容量大方向の位置とな
る。これにより、可変ポンプ20の単位時間当り吐出流
量は方向制御弁22の操作ストロークが小さい時には少
なく、大きい時には多くなるので、最高負荷圧によらず
方向制御弁22の操作ストロークに見合った流量制御が
できてアクチュエータ23の微操作性、つまりファイン
コントロール性を向上できる。
は固定ポンプ33の吐出路34に設けた絞り35前後の
差圧△PC による第2の力F2 と上流側圧力P1 と最高
負荷圧PLSの差圧△PLSによる第1の力F1 が等しくな
る位置となり、それによって可変ポンプ20の斜板24
の位置が決定される。前記上流側圧力P1 と最高負荷圧
PLSの差圧△PLSは方向制御弁22の開度、つまり操作
ストロークに比例し、絞り35前後の差圧△PC は可変
ポンプ20の回転数が一定であれば一定であるので、操
作ストロークが小さい時には前記差圧△PLSが大きく負
荷検出弁32に作用する第1の力F1 が前記差圧△PC
による第2の力F2 より大きくなって負荷検出弁32は
圧油供給位置Bとなり、通路63,30,29より容量
可変シリンダ25の大径受圧室28にポンプ吐出圧P0
が供給されるから前述と同様に斜板24は容量小方向に
傾転して1回転当り吐出流量が減少して単位時間当り流
量が減少し、方向制御弁22を通過する流量が減少して
前記の上流側圧力P1 と最高負荷圧PLSとの差圧が小さ
くなって第1の力F1 が低下し、その第1の力F1 と第
2の力F2 がつり合った位置で斜板24の位置が決定さ
れる。同様に方向制御弁22の操作ストロークが大きい
ときには前記差△PLSが小さく、可変ポンプ20の斜板
24の位置は前述の場合よりも容量大方向の位置とな
る。これにより、可変ポンプ20の単位時間当り吐出流
量は方向制御弁22の操作ストロークが小さい時には少
なく、大きい時には多くなるので、最高負荷圧によらず
方向制御弁22の操作ストロークに見合った流量制御が
できてアクチュエータ23の微操作性、つまりファイン
コントロール性を向上できる。
【0012】可変ポンプ20の回転数が変化した時。
可変ポンプ20の回転数が変化すると固定ポンプ33の
回転数も変化するために、前記絞り35前後の差圧△P
C が上流側圧力P1 と最高負荷圧PLSの差圧△PLSと同
様に変化するので、斜板24の位置は変化しないが、可
変ポンプ20の単位時間当り吐出流量が増減するから、
方向制御弁22を通過する流量が回転数変化により変化
して上流側圧力P1 と最高負荷圧PLSの差圧△PLSは回
転数変化の2乗だけ変化するので、方向制御弁22の同
一操作ストロークに対する通過流量は回転数変化だけ変
化し可変ポンプ20の回転数に比例した流量制御弁がで
きる。例えば、可変ポンプ20の回転数が1/2となる
と前記差圧△PLSは1/4となり、方向制御弁22の同
一ストロークに対する通過流量は1/2となる。
可変ポンプ20の回転数が変化すると固定ポンプ33の
回転数も変化するために、前記絞り35前後の差圧△P
C が上流側圧力P1 と最高負荷圧PLSの差圧△PLSと同
様に変化するので、斜板24の位置は変化しないが、可
変ポンプ20の単位時間当り吐出流量が増減するから、
方向制御弁22を通過する流量が回転数変化により変化
して上流側圧力P1 と最高負荷圧PLSの差圧△PLSは回
転数変化の2乗だけ変化するので、方向制御弁22の同
一操作ストロークに対する通過流量は回転数変化だけ変
化し可変ポンプ20の回転数に比例した流量制御弁がで
きる。例えば、可変ポンプ20の回転数が1/2となる
と前記差圧△PLSは1/4となり、方向制御弁22の同
一ストロークに対する通過流量は1/2となる。
【0013】以上の説明は可変ポンプ20の吐出圧P0
が固定ポンプ33の吐出圧P2 よりも高い場合であり、
可変ポンプ20の吐出圧P0 が固定ポンプ33の吐出圧
P2よりも低い場合には固定ポンプ33の吐出圧油が高
圧優先弁62より容量可変シリンダ25の小径受圧室2
6に供給される。これにより、アクチュエータ23がオ
ーバランした時あるいは外力等により可変ポンプ20の
吐出流量以上に動いた時に可変ポンプ20の吐出圧P0
が著しく低圧もしくは負圧になると、固定ポンプ33の
吐出圧油を容量可変シリンダ25の小径受圧室26に供
給して斜板24を制御できる。
が固定ポンプ33の吐出圧P2 よりも高い場合であり、
可変ポンプ20の吐出圧P0 が固定ポンプ33の吐出圧
P2よりも低い場合には固定ポンプ33の吐出圧油が高
圧優先弁62より容量可変シリンダ25の小径受圧室2
6に供給される。これにより、アクチュエータ23がオ
ーバランした時あるいは外力等により可変ポンプ20の
吐出流量以上に動いた時に可変ポンプ20の吐出圧P0
が著しく低圧もしくは負圧になると、固定ポンプ33の
吐出圧油を容量可変シリンダ25の小径受圧室26に供
給して斜板24を制御できる。
【0014】すなわち、高圧優先弁62を設けずに通路
27を可変ポンプ20の吐出路20aに接続してポンプ
吐出圧油を容量可変シリンダ25の小径受圧室26に供
給するようにすると、前述のように可変ポンプ20の吐
出圧P0 が著しく低圧もしくは負圧となると容量可変シ
リンダ25を縮小方向に作動できずに斜板24を制御で
きなくなる。
27を可変ポンプ20の吐出路20aに接続してポンプ
吐出圧油を容量可変シリンダ25の小径受圧室26に供
給するようにすると、前述のように可変ポンプ20の吐
出圧P0 が著しく低圧もしくは負圧となると容量可変シ
リンダ25を縮小方向に作動できずに斜板24を制御で
きなくなる。
【0015】例えば、1つのアクチュエータ23をパワ
ーショベルのブームシリンダ、他のアクチュエータ23
をパワーショベルの旋回用モータとし、斜板24が最小
角度位置の状態でブーム下げ、旋回加速の操作をした時
に、ブームシリンダが外力によって可変ポンプ20の吐
出流量以上縮小すると可変ポンプ20のポンプ吐出圧が
著しく低下もしくは負圧となり、アクチュエータ23の
負荷圧PLSとポンプ吐出圧P0 の差圧が低下する。この
結果負荷検出弁32は第1・第2パイロット通路54,
56の差圧が少なくなるため、固定ポンプ33の吐出路
34に設けた絞り35前後の差圧によってドレーン位置
Aとなる。このため容量可変シリンダ25の大径受圧室
28はタンク61に連通し、その容量可変シリンダ25
は小径受圧室26内の圧力により縮小して斜板24を最
大角度位置に向けて作動しなければならないが、前述の
ように小径受圧室26にポンプ吐出圧油を供給する場合
にはそのポンプ吐出圧P0 が著しく低圧もしくは負圧と
なって斜板作動圧力以下であるから斜板24を制御でき
ずに最小角度位置のままとなり続いて操作する旋回動作
ができなくなる。
ーショベルのブームシリンダ、他のアクチュエータ23
をパワーショベルの旋回用モータとし、斜板24が最小
角度位置の状態でブーム下げ、旋回加速の操作をした時
に、ブームシリンダが外力によって可変ポンプ20の吐
出流量以上縮小すると可変ポンプ20のポンプ吐出圧が
著しく低下もしくは負圧となり、アクチュエータ23の
負荷圧PLSとポンプ吐出圧P0 の差圧が低下する。この
結果負荷検出弁32は第1・第2パイロット通路54,
56の差圧が少なくなるため、固定ポンプ33の吐出路
34に設けた絞り35前後の差圧によってドレーン位置
Aとなる。このため容量可変シリンダ25の大径受圧室
28はタンク61に連通し、その容量可変シリンダ25
は小径受圧室26内の圧力により縮小して斜板24を最
大角度位置に向けて作動しなければならないが、前述の
ように小径受圧室26にポンプ吐出圧油を供給する場合
にはそのポンプ吐出圧P0 が著しく低圧もしくは負圧と
なって斜板作動圧力以下であるから斜板24を制御でき
ずに最小角度位置のままとなり続いて操作する旋回動作
ができなくなる。
【0016】これに対して、図2に示すように高圧優先
弁62で固定ポンプ33の吐出圧P2 を容量可変シリン
ダ25の小径受圧室26に供給すれば、前述の状態の時
に容量可変シリンダ25の小径受圧室26内の圧力が斜
板作動圧力以上となって斜板24を最大角度位置に向け
て作動できる。
弁62で固定ポンプ33の吐出圧P2 を容量可変シリン
ダ25の小径受圧室26に供給すれば、前述の状態の時
に容量可変シリンダ25の小径受圧室26内の圧力が斜
板作動圧力以上となって斜板24を最大角度位置に向け
て作動できる。
【0017】
【発明の効果】可変容量油圧ポンプ20の容量をトルク
一定として制御できるし、機械的フィードバック機構が
不要となって構造簡単でコスト安となるばかりか、トル
ク一定制御の精度を向上できるし、可変容量型油圧ポン
プ20の効率が低下しても出力流量特性は低下しない。
また、可変容量型油圧ポンプ20の回転数変化に応じて
方向制御弁の通過流量を制御してアクチュエータの微操
作性を向上できる。また、可変容量型油圧ポンプ20の
ポンプ吐出圧が斜板作動圧力以下に低下しても他の油圧
ポンプの吐出圧で容量可変シリンダ25を作動して可変
容量型油圧ポンプ20の容量を制御できる。
一定として制御できるし、機械的フィードバック機構が
不要となって構造簡単でコスト安となるばかりか、トル
ク一定制御の精度を向上できるし、可変容量型油圧ポン
プ20の効率が低下しても出力流量特性は低下しない。
また、可変容量型油圧ポンプ20の回転数変化に応じて
方向制御弁の通過流量を制御してアクチュエータの微操
作性を向上できる。また、可変容量型油圧ポンプ20の
ポンプ吐出圧が斜板作動圧力以下に低下しても他の油圧
ポンプの吐出圧で容量可変シリンダ25を作動して可変
容量型油圧ポンプ20の容量を制御できる。
【図1】従来例の線図的構成説明図である。
【図2】本発明の実施例を示す線図的構成説明図であ
る。
る。
20…可変容量型油圧ポンプ、21…吐出路、22…方
向制御弁、23…アクチュエータ、24…斜板、25…
容量可変シリンダ、26…小径受圧室、28…大径受圧
室、31…可変制御弁、32…負荷検出弁、33…固定
ポンプ、34…吐出路、35…絞り、37…バイパス
弁、43…絞り、62…高圧優先弁。
向制御弁、23…アクチュエータ、24…斜板、25…
容量可変シリンダ、26…小径受圧室、28…大径受圧
室、31…可変制御弁、32…負荷検出弁、33…固定
ポンプ、34…吐出路、35…絞り、37…バイパス
弁、43…絞り、62…高圧優先弁。
Claims (1)
- 【請求項1】 可変容量型油圧ポンプ20の斜板24を
容量大・小方向に傾転する容量可変シリンダ25と、可
変容量型油圧ポンプ20の流量変化を検出する第1の手
段と、可変容量型油圧ポンプ20の回転数変化及びポン
プ吐出圧変化を検出する第2の手段と、前記第1の手段
の出力信号と第2の手段の出力信号とによって容量可変
シリンダ25の大径受圧室28にポンプ吐出圧を供給す
る可変制御弁31と、前記可変容量型油圧ポンプ20の
吐出路21に設けた方向切換弁22の上流側圧力とアク
チュエータの負荷圧との差圧と前記第2の手段の出力信
号で容量可変シリンダ25の大径受圧室28にポンプ吐
出圧を供給する負荷検出弁32と、前記可変容量型油圧
ポンプ20のポンプ吐出圧と他の油圧ポンプの吐出圧を
比較して高圧の圧力を容量可変シリンダ25の小径受圧
室26に供給する高圧優先弁62より構成した可変容量
型油圧ポンプの容量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04102550A JP3084587B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 可変容量型油圧ポンプの容量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04102550A JP3084587B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 可変容量型油圧ポンプの容量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280471A true JPH05280471A (ja) | 1993-10-26 |
JP3084587B2 JP3084587B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=14330359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04102550A Expired - Fee Related JP3084587B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 可変容量型油圧ポンプの容量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084587B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006152831A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Komatsu Ltd | ラジアルピストン型流体回転機械 |
US7094483B2 (en) | 2002-09-30 | 2006-08-22 | Seagate Technology Llc | Magnetic storage media having tilted magnetic anisotropy |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP04102550A patent/JP3084587B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7094483B2 (en) | 2002-09-30 | 2006-08-22 | Seagate Technology Llc | Magnetic storage media having tilted magnetic anisotropy |
JP2006152831A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Komatsu Ltd | ラジアルピストン型流体回転機械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3084587B2 (ja) | 2000-09-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |