JPH05262625A - シャンプー組成物 - Google Patents
シャンプー組成物Info
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- JPH05262625A JPH05262625A JP9246692A JP9246692A JPH05262625A JP H05262625 A JPH05262625 A JP H05262625A JP 9246692 A JP9246692 A JP 9246692A JP 9246692 A JP9246692 A JP 9246692A JP H05262625 A JPH05262625 A JP H05262625A
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- water
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Abstract
ョンと、(B)一般式 【化1】 (R1は水素原子又はC1〜4のアルキル基、R2、R3は
C9〜21のアルキル基又はアルケニル基、x、yはオキ
シエチレン基の重合度でx+y=50〜250)で表わ
されるグルコース誘導体を含有するシャンプー組成物 【効果】 洗髪時の手ぐし通りが良好で、かつ毛髪乾燥
後のパサつきがない上、分散安定性に優れている。
Description
物、さらに詳しくは、洗髪時の手ぐし通りが良好で、か
つ毛髪乾燥後のパサつきがない上、分散安定性に優れた
シャンプー組成物に関するものである。
仕上げ剤とを順次別個に使用するという洗髪行動が主流
であった。しかしながら、近年、洗浄効果と仕上げ効果
を併わせもつ組成物の開発により、洗浄するのみで仕上
げ効果を得ることができるようになり、洗髪行動の合理
化が図られるようになった。このため、洗浄効果と仕上
げ効果を有する組成物が、これまでに種々提案されてい
るが、これらの組成物の多くは、洗浄剤に仕上げ効果を
有する特定の成分を添加することによって、洗浄効果と
仕上げ効果の両方を得ようとするものであり、このよう
な仕上げ効果を付与する成分として、水不溶性のシリコ
ーン油が用いられている。
物に配合すると油滴となって存在するが、経時的に油滴
が凝集して、組成物の不均一化をもたらすという欠点を
有している。したがって、このような欠点を改良するた
めに、例えばエチレングリコールモノステアレート又は
ジステアレートなどの懸濁剤を分散安定化のために用い
る方法が提案されている(特開昭62−77311号公
報)。
も、水不溶性のシリコーン油の分散安定化について、必
ずしも十分に満足しうる結果が得られない上、洗髪時の
手ぐし通りや毛髪乾燥後のパサつきなどの性能におい
て、いまだ消費者の要望を十分に満たしているとはいえ
ない。
事情のもとで、洗髪時の手ぐし通りが良好で、かつ毛髪
乾燥後のパサつきがない上、水不溶性シリコーン油の分
散安定性に優れたシャンプー組成物を提供することを目
的としてなされたものである。
性質を有するシャンプー組成物を開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、水不溶性シリコーン油やそのエマルション
と特定のグルコース誘導体とを併用することにより、こ
れら成分が相乗的に作用し、洗髪時の手ぐし通りが改善
され、かつ毛髪乾燥後のパサつきが抑制されるととも
に、水不溶性シリコーン油の分散安定性が著しく向上す
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
コーン油及び水不溶性シリコーン油のエマルションの中
から選ばれた少なくとも1種と、(B)一般式
基、R2及びR3はそれぞれ炭素数9〜21のアルキル
基又はアルケニル基、x及びyはそれぞれオキシエチレ
ン基の重合度を示し、それらの合計は50〜250の整
数である)で表わされるグルコース誘導体の中から選ば
れた少なくとも1種とを含有することを特徴とするシャ
ンプー組成物を提供するものである。
て水不溶性シリコーン油やそのエマルションが用いられ
る。該水不溶性シリコーン油については水に対して不溶
性のものであればよく特に制限はないが、例えばジメチ
ルポリシロキサン(高重合ジメチルポリシロキサン、シ
リコーンゴムを含む)、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコーン油、ポリアミノ変性シ
リコーン油などが挙げられる。また、水不溶性シリコー
ン油のエマルションは、これらの水不溶性シリコーン油
を適当な方法で界面活性剤により乳化し、エマルション
化したものである。これらの水不溶性シリコーン油やそ
のエマルションは1種用いてもよいし、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。また、前記水不溶性シリコーン
油やそのエマルションの中で、特に一般式 (CH3)3SiO〔(CH3)2SiO〕nSi(CH3)3 (II) (式中のnは0又は1以上の整数である) で表わされる温度25℃における粘度が5〜1,00
0,000センチストークス程度のジメチルポリシロキ
サンあるいはそのエマルションが好適である。
(I)で表わされるグルコース誘導体が用いられる。こ
のグルコース誘導体は、例えばメチルグルコースやエチ
ルグルコースなどの糖骨格にイソステアリン酸やオレイ
ン酸などの高級脂肪酸がエステル結合したもののエチレ
ンオキシド付加物であり、このようなものの具体例とし
ては、ポリオキシエチレン(150モル)ジイソステア
リン酸メチルグルコシド、ポリオキシエチレン(120
モル)ジイソステアリン酸メチルグルコシド、ポリオキ
シエチレン(120モル)ジオレイン酸メチルグルコシ
ドなどが挙げられるが、これらの中で特にポリオキシエ
チレン(120モル)ジオレイン酸メチルグルコシド
(商品名グルカメートDOE‐120、アマコール社
製)が好適である。また、前記グルコース誘導体は1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
(A)及び(B)成分以外に、所望に応じ、従来シャン
プー組成物に慣用されている添加成分、例えば界面活性
剤をはじめ、カチオン化セルロースなどのカチオン性高
分子化合物、水、グリセリン、プロピレングリコールな
どの保湿剤、エタノール、ヘキシレングリコール、ヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロースなどの粘度
調整剤、クエン酸などのpH調整剤、キレート剤、酢酸
トコフェロールなどの抗酸化剤、安息香酸やサリチル酸
塩などの抗菌剤、ジンクピリチオンやピロクトンオラミ
ンなどのフケ止め剤、さらには、香料、タンパク誘導
体、動植物エキス、色素などを添加することができる。
ィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸
塩、パラフィンスルホン酸塩、アミノ酸系アニオン性界
面活性剤、スルホコハク酸系アニオン性界面活性剤など
のアニオン性界面活性剤、アルキルベタイン、イミダゾ
リニウムベタイン、スルホベタイン、アミドプロピルベ
タインなどの両性界面活性剤、アルキルグルコシド、糖
エステル系界面活性剤、脂肪酸アルカノールアミドなど
のノニオン性界面活性剤、さらには、各種カチオン性界
面活性剤などが挙げられる。
シリコーン油やそのエマルションと特定のグルコース誘
導体とを含有するものであって、洗髪時の手ぐし通りが
良好で、かつ毛髪乾燥後のパサつきがない上、分散安定
性に優れているなどの特徴を有している。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
性は次のようにして評価した。 (1)洗髪時の手ぐし通り 標準試料としてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫
酸ナトリウム(p=3)15wt%、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド3wt%、無水硫酸ナトリウム1wt
%、クエン酸・1水塩適量(pH6.0調整量)及び精
製水残部から成るものを調整した。
gを、もう一方に試験試料3gを施して洗髪し、洗髪時
の手ぐし通りを10名の被験者の申告により、次のよう
に評価し、被験者10名の評点の合計を算出し、以下の
記号に従って評価した。 評点;+3点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通り
が非常によい +2点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りがよい +1点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りがやや
よい 0点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りが同等 −1点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りがやや
悪い −2点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りが悪い −3点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りが非常
に悪い 評定;◎:30〜20点 ○:19〜10点 △:9〜−10点 ×:−11〜−30点
方に試験試料3gを施し、洗髪し、毛髪を乾燥後、毛髪
のパサつきを10名の被験者の申告により、次のように
評価し、被験者10名の評点の合計を算出し、以下の記
号に従って評価した。
燥後のパサつきのなさが非常によい +2点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さがよい +1点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さがややよい 0点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのなさ
が同等 −1点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さがやや悪い −2点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さが悪い −3点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さが非常に悪い 評定;◎:30〜20点 ○:19〜10点 △:9〜−10点 ×:−11〜−30点
視あるいは顕微鏡により観察し、判定した。判定基準は
以下のとおりである。 ○:均一分散している △:合一はないが、分離している ×:合一、分離している
その性能を評価した。結果を表1及び表2に示す。
(アマコール社製)
0(アマコール社製) 2):ジメチルポリシロキサン(100,000cs)
40wt%をポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テルリン酸とポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ルで乳化したエマルション 3):レオガードGP[ライオン(株)製] 4):マーコート550(メルク社製) 5):オクトピロックス(ヘキスト社製)
性シリコーン油と前記一般式(I)で表わされるグルコ
ース誘導体を配合したシャンプー組成物(本発明品)は
分散安定性に優れ、洗髪時の手ぐし通り、毛髪乾燥後の
パサつきのなさの点で優れていることが認められた。こ
れに対し、水不溶性シリコーン油のみ(比較例1〜3)
及びグルコース誘導体のみ(比較例4〜6)の一方しか
配合されていない組成物は各評価項目いずれもが劣って
おり、本発明の目的を達成しえないものであった。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)水不溶性シリコーン油及び水不溶
性シリコーン油のエマルションの中から選ばれた少なく
とも1種と、(B)一般式 【化1】 (式中のR1は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル
基、R2及びR3はそれぞれ炭素数9〜21のアルキル
基又はアルケニル基であり、x及びyはそれぞれオキシ
エチレン基の重合度を示し、それらの合計は50〜25
0の整数である)で表わされるグルコース誘導体の中か
ら選ばれた少なくとも1種とを含有することを特徴とす
るシャンプー組成物。 - 【請求項2】 (A)成分がジメチルポリシロキサン又
はジメチルポリシロキサンのエマルションあるいはその
両方である請求項1記載のシャンプー組成物。 - 【請求項3】 (B)成分がポリオキシエチレンジオレ
イン酸メチルグルコシドである請求項1又は2記載のシ
ャンプー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09246692A JP3241795B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | シャンプー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09246692A JP3241795B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | シャンプー組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05262625A true JPH05262625A (ja) | 1993-10-12 |
JP3241795B2 JP3241795B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=14055124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09246692A Expired - Fee Related JP3241795B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | シャンプー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241795B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008273904A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Dhc Co | 毛髪洗浄剤組成物 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP09246692A patent/JP3241795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008273904A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Dhc Co | 毛髪洗浄剤組成物 |
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JP3241795B2 (ja) | 2001-12-25 |
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