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JPH05252421A - 輪郭補正装置 - Google Patents

輪郭補正装置

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Publication number
JPH05252421A
JPH05252421A JP4048200A JP4820092A JPH05252421A JP H05252421 A JPH05252421 A JP H05252421A JP 4048200 A JP4048200 A JP 4048200A JP 4820092 A JP4820092 A JP 4820092A JP H05252421 A JPH05252421 A JP H05252421A
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JP
Japan
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horizontal
signal
output signal
video signal
vertical
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Application number
JP4048200A
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English (en)
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JP2940285B2 (ja
Inventor
Hideaki Yamauchi
秀昭 山内
Masanori Hamada
雅則 浜田
Kenta Sagawa
賢太 寒川
Takuji Okamoto
卓二 岡本
Mitsuo Isobe
三男 磯邉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4048200A priority Critical patent/JP2940285B2/ja
Publication of JPH05252421A publication Critical patent/JPH05252421A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カラーテレビジョン受像機におけ
る映像信号の輪郭部分を補正する輪郭補正装置に関する
もので、水平および垂直方向と斜め方向との輪郭補正レ
ベルにアンバランスがない輪郭補正画像を得ることと、
また、斜め方向の輪郭部分における強調を抑える輪郭補
正装置を提供することを目的とする。 【構成】 入力映像信号の水平方向の低域周波数成分を
抽出する水平低域通過フィルタ3の出力信号から垂直方
向の高域周波数成分を抽出する垂直高域通過フィルタ5
を設け、水平および垂直方向の輪郭補正信号との重なり
を防ぎ、水平および垂直方向と斜め方向との輪郭補正レ
ベルにアンバランスがない輪郭補正画像を得る。これに
より、画像の縦線および横線と斜め線の輪郭部分のぼけ
が改善され、バランスよく強調された輪郭補正画像を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機における映像信号の輪郭を補正をする輪郭補正装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置としては、例えばテレビジョ
ン画像情報工学ハンドブック・テレビジョン学会編(199
0年)第903頁に示されている。従来、カラーテレビジョ
ン信号の伝送系においては、伝送の帯域が制限されてい
るために、受像機で再現される画像の鮮鋭度は低下して
しまう。例えば、NTSC方式においては、輝度信号の
帯域は0〜4.2[MHz]に制限されている。このため理想
的な撮像管で撮影した場合であっても、輝度信号の白黒
変化時の信号は、受像機では信号の立ち上がりや立ち下
がりの傾斜がある値以上鋭くならず、画面上では輪郭部
分がややぼけて見える。
【0003】このような画像のぼけを改善するために、
輪郭補正装置においては、入力映像信号の高域周波数成
分を強調することにより、輪郭補正が行われている。以
下に従来の輪郭補正装置ついて説明する。
【0004】図9は従来の輪郭補正装置の構成図を示す
ものである。図9において、1は映像信号の入力端子、
2は出力端子、5は垂直高域通過フィルタ、6,8は加
算器、7は乗算器、9は水平高域通過フィルタ、11は輪
郭補正信号抽出回路である。以上のように構成された輪
郭補正装置において、その動作を説明すると、まず、入
力端子1から入力された映像信号は、水平高域通過フィ
ルタ9、垂直高域通過フィルタ5、加算器8へ供給され
る。水平高域通過フィルタ9および垂直高域通過フィル
タ5からの出力信号は加算器6へ供給される。加算器6
からの出力信号は乗算器7へ供給され所定のゲインで振
幅を調整される。乗算器7からの出力信号は加算器8へ
供給され、入力映像信号との加算出力が出力端子2から
出力される。図9の従来の輪郭補正装置において乗算器
7の利得は1としている。
【0005】図9の従来の輪郭補正装置における以上の
動作を図10を参照しながら説明する。図10は図9の回路
各部A〜Eの周波数特性を示している。まず、例えば入
力端子1から図10のAに示すような周波数特性を持つ映
像信号が入力されていたとする。この入力映像信号は水
平高域通過フィルタ9、垂直高域通過フィルタ5、加算
器8へ供給される。入力映像信号は水平高域通過フィル
タ9により水平方向の高域部分が抽出され、B点では図
10のBに示すような周波数特性を持つ出力信号となる。
同様に、入力映像信号は垂直高域通過フィルタ5により
垂直方向の高域部分が抽出され、C点では図10のCに示
すような周波数特性を持つ出力信号となる。 水平高域
通過フィルタ9および垂直高域通過フィルタ5からの出
力信号はそれぞれ加算器6へ供給され加算される。加算
器6からの出力信号は乗算器7へ供給され所定のゲイン
で振幅値を調整され、D点では図10のDに示すような周
波数特性を持つ輪郭補正信号となる。従って、加算器8
には乗算器7からの輪郭補正信号が供給され、入力映像
信号とそれぞれ加算される。加算器8からの出力信号は
出力端子2から出力され、図10のEに示すような水平,
垂直および斜め方向(図10のEのfの部分)の高域部分
が強調された周波数特性を持つ輪郭の補正された映像信
号を得る。
【0006】以上のように構成された従来の輪郭補正装
置においては、図10のEに示すように高域周波数成分が
強調され、縦線,横線および斜め等の画像の輪郭部分の
ぼけが改善された画像を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来の構成では、入力映像信号の水平および垂直方
向の高域成分を抽出し、抽出されたそれぞれの輪郭補正
信号を加算器により加算し、輪郭補正信号を得ているた
め、水平および垂直方向の輪郭補正信号とが重なり合う
部分、すなわち斜め方向の輪郭補正信号に対して、水平
および垂直方向の輪郭補正信号との補正レベルにアンバ
ランスが生じる。例えば細い水平および垂直の線と斜め
の線が密集しているような画像部分においては、斜め方
向の輪郭部分が水平および垂直方向の輪郭部分に比べて
より強調されてしまうという問題点を有していた。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、水平および垂直
方向と斜め方向との輪郭補正レベルにアンバランスがな
い輪郭補正画像を得る輪郭補正装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
するため、入力映像信号の水平低域周波数領域の垂直高
域周波数成分と、水平高域周波数成分とを2次元の輪郭
補正信号として抽出する手段を有する構成となってい
る。
【0010】
【作用】本発明は前記した構成により、水平および垂直
方向の輪郭補正信号との重なりを防ぐことができるの
で、水平および垂直方向と斜め方向との輪郭補正レベル
にアンバランスがない輪郭補正画像を得ることができ
る。
【0011】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける輪郭補正装置の構成図を示すものである。図1に
おいて、1は映像信号の入力端子、2は出力端子、3は
水平低域通過フィルタ、4は減算器、5は垂直高域通過
フィルタ、6,8は加算器、7は乗算器、11は輪郭補正
信号抽出回路である。以上のように構成された輪郭補正
装置において、以下その動作について説明する。
【0012】まず、入力端子1から入力された映像信号
は、水平低域通過フィルタ3、減算器4、加算器8へ供
給される。水平低域通過フィルタ3で水平方向に輪郭が
補正された出力信号は減算器4へ供給される。減算器4
で水平低域通過フィルタ3からの出力信号を入力映像信
号から減算する。水平低域通過フィルタ3からの出力信
号は垂直高域通過フィルタ5へ供給される。垂直高域通
過フィルタ5で垂直方向に輪郭が補正された出力信号と
減算器4からの出力信号は加算器6へ供給される。加算
器6からの出力信号は乗算器7へ供給され、所定のゲイ
ンで振幅値を調整される。乗算器7からの出力信号は加
算器8へ供給され、入力映像信号との加算出力が出力端
子2から出力される。
【0013】図1の輪郭補正装置におけるこれまでの動
作を図2を参照しながら説明する。図2は図1の回路各
部A〜Fの周波数特性を示している。まず、入力端子1
から図2のAに示すような周波数特性を持つ映像信号が
入力されたとする。この入力映像信号は水平低域通過フ
ィルタ3、減算器4、加算器8へ供給される。入力映像
信号は水平低域通過フィルタ3により水平方向の低域周
波数成分が抽出され、B点では図2のBに示すような周
波数特性を持つ出力信号となる。水平低域通過フィルタ
3からの出力信号は減算器4へ供給され、減算器4にお
いては水平低域通過フィルタ3からの出力信号を入力映
像信号から減算し、C点では図2のCに示すような周波
数特性を持つ出力信号となる。水平低域通過フィルタ3
からの出力信号は垂直高域通過フィルタ5により垂直方
向の高域周波数成分が抽出され、D点では図2のDに示
すような周波数特性を持つ出力信号となる。
【0014】減算器4からの出力信号と、垂直高域通過
フィルタ5からの出力信号は、加算器6へそれぞれ供給
され加算されて、乗算器7へ供給される。乗算器7から
の出力信号は所定のゲインで振幅値を調整され、E点で
は図2のEに示すような周波数特性を持つ輪郭補正信号
となる。従って、乗算器7からの輪郭補正信号は加算器
8へ供給され、入力映像信号とそれぞれ加算される。加
算器8からの出力信号は出力端子2へ出力され、図2の
Fに示すような水平および垂直方向と斜め方向(図2の
Fのgの部分)との高域周波数成分がバランスよく強調
された周波数特性を持つ輪郭の補正された映像信号を得
る。
【0015】以上のように本発明の第1の実施例によれ
ば、入力映像信号の水平方向の低域周波数成分を抽出す
る水平低域通過フィルタ3の出力信号から垂直方向の高
域周波数成分を抽出する垂直高域通過フィルタ5を設け
ることにより、図2のFに示すような水平および垂直方
向と斜め方向との輪郭補正レベルにアンバランスがない
輪郭補正画像を得る。これにより、画像の縦線および横
線と斜め線の輪郭部分のぼけが改善され、バランスよく
強調された輪郭補正画像を得ることができる。
【0016】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施
例における輪郭補正装置の構成図を示すものである。図
3において、1は映像信号の入力端子、2は出力端子、
3は水平低域通過フィルタ、5は垂直高域通過フィル
タ、6,8は加算器、7は乗算器、9は水平高域通過フ
ィルタ、11は輪郭補正信号抽出回路である。以上のよう
に構成された輪郭補正装置において、その動作を説明す
る。
【0017】まず、入力端子1から入力された映像信号
は水平高域通過フィルタ9、垂直高域通過フィルタ5、
加算器8へ供給される。水平高域通過フィルタ9におい
ては水平方向に輪郭が補正される。同様に、垂直高域通
過フィルタ5で垂直方向に輪郭を補正された出力信号は
水平低域通過フィルタ3へ供給される。水平低域通過フ
ィルタ3で水平方向に輪郭を補正された出力信号と水平
高域通過フィルタからの出力信号は加算器6へそれぞれ
供給され、加算される。加算器6からの出力信号は乗算
器7へ供給され、所定のゲインで振幅値を調整される。
乗算器7からの出力信号は加算器8へ供給され、入力映
像信号との加算出力が出力端子2から出力される。
【0018】図3の輪郭補正装置における以上の動作を
図4を参照しながら説明する。図4は図3の回路各部A
〜Fの周波数特性を示している。まず、入力端子1から
図4のAに示すような周波数特性を持つ映像信号が入力
されていたとする。この入力映像信号は水平高域通過フ
ィルタ9、垂直高域通過フィルタ5、加算器8へ供給さ
れる。入力映像信号は水平高域通過フィルタ9により水
平方向の高域周波数成分が抽出され、B点では図4のB
に示すような周波数特性を持つ出力信号となる。同様
に、入力映像信号は垂直高域通過フィルタ5により垂直
方向の高域周波数成分が抽出され、C点では図4のCに
示すような周波数特性を持つ出力信号となる。 垂直高
域通過フィルタ5からの出力信号は水平低域通過フィル
タ3へ供給され、水平方向の低域周波数成分が抽出され
ることで、D点では図4のDに示すような周波数特性を
持つ出力信号となる。水平高域通過フィルタ9からの出
力信号と水平低域通過フィルタ3からの出力信号は加算
器6へ供給され、それぞれ加算される。さらに加算器6
からの出力信号は乗算器7へ供給される。乗算器7から
の出力信号は所定のゲインで振幅値を調整され、E点で
は図4のEに示すような周波数特性を持つ輪郭補正信号
となる。従って、乗算器7からの輪郭補正信号は加算器
8へ供給され、入力映像信号とそれぞれ加算される。加
算器8からの出力信号は出力端子2から出力され、図4
のFに示すような水平および垂直方向の高域周波数成分
は強調され斜め方向(図4のFのgの部分)の高域周波
数成分においては強調が抑えられた周波数特性を持つ輪
郭の補正された映像信号を得る。
【0019】以上のように本発明の第2の実施例によれ
ば、入力映像信号の垂直方向の高域周波数成分を抽出す
る垂直高域通過フィルタ5の出力信号から水平方向の低
域周波数成分を抽出する水平低域通過フィルタ3を設け
ることにより、図4のFに示すように水平および垂直方
向の高域周波数成分は強調され、斜め方向の高域周波数
成分においては強調が抑えられる。これにより、画像の
縦線および横線の輪郭部分のぼけを改善し、斜め線等の
輪郭部分におけるノイズを含めた高域周波数成分が抑え
られた輪郭補正画像を得ることができる。
【0020】次に、本発明の第3の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図5は本発明の第3の実施
例における輪郭補正装置の構成図を示すものである。図
5において、1は映像信号の入力端子、2は出力端子、
4は減算器、6,8は加算器、7は乗算器、9は水平高
域通過フィルタ、10は垂直低域通過フィルタ、11は輪郭
補正信号抽出回路である。以上のように構成された輪郭
補正装置において、以下その動作を説明する。
【0021】まず、入力端子1から入力された映像信号
は垂直低域通過フィルタ10、減算器4、加算器8へそれ
ぞれ供給される。垂直低域通過フィルタ10で垂直方向に
輪郭が補正された出力信号は、水平高域通過フィルタ9
と減算器4へそれぞれ供給される。水平高域通過フィル
タ9では水平方向に輪郭が補正される。減算器4で垂直
低域通過フィルタ10からの出力信号を入力映像信号から
減算する。水平高域通過フィルタ9からの出力信号と減
算器4からの出力信号は加算器6へそれぞれ供給され、
加算される。加算器6からの出力信号は、乗算器7へ供
給され所定のゲインで振幅値を調整される。乗算器7か
らの出力信号は加算器8へ供給され、入力映像信号との
加算出力が出力端子2から出力される。
【0022】図5の輪郭補正装置における以上の動作を
図6を参照しながら説明する。図6は図5の回路各部A
〜Fの周波数特性を示している。まず、入力端子1から
図6のAに示すような周波数特性を持つ映像信号が入力
されたとする。この入力映像信号は垂直低域通過フィル
タ10、減算器4、加算器8へ供給される。入力映像信号
は垂直低域通過フィルタ10により垂直方向の低域周波数
成分が抽出され、B点では図6のBに示すような周波数
特性を持つ出力信号となる。垂直低域通過フィルタ10か
らの出力信号は水平高域通過フィルタ9と減算器4へそ
れぞれ供給される。垂直低域通過フィルタ10からの出力
信号は水平高域通過フィルタ9により水平方向の高域周
波数成分が抽出され、C点では図6のCに示すような周
波数特性を持つ出力信号となる。
【0023】減算器4においては垂直低域通過フィルタ
10からの出力信号を入力映像信号から減算し、D点では
図6のDに示すような周波数特性を持つ出力信号とな
る。水平高域通過フィルタ9からの出力信号と減算器4
からの出力信号は加算器6へ供給され、それぞれ加算さ
れる。さらに加算器6からの出力信号は乗算器7へ供給
される。乗算器7からの出力信号は所定のゲインで振幅
値を調整され、E点では図6のEに示すような周波数特
性を持つ輪郭補正信号となる。従って、乗算器7からの
輪郭補正信号は加算器8へ供給され、入力映像信号とそ
れぞれ加算される。加算器8からの出力信号は出力端子
2から出力され、図6のFに示すような水平および垂直
方向と斜め方向(図6のFのgの部分)との輪郭補正レ
ベルにアンバランスがない輪郭補正画像を得る。これに
より、画像の縦線および横線と斜め線の輪郭部分のぼけ
が改善され、バランスよく強調された輪郭補正画像を得
ることができる。
【0024】以上のように本発明の第3の実施例によれ
ば、入力映像信号の垂直方向の低域周波数成分を抽出す
る垂直低域通過フィルタ10の出力信号から水平方向の高
域周波数成分を抽出する水平高域通過フィルタ9を設け
ることにより、図6のFに示すような水平および垂直方
向と斜め方向との輪郭補正レベルにアンバランスがない
輪郭補正画像を得る。これにより、画像の縦線および横
線と斜め線の輪郭部分のぼけが改善され、バランスよく
強調された輪郭補正画像を得ることができる。
【0025】次に、本発明の第4の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図7は本発明の第4の実施
例における輪郭補正装置の構成図を示すものである。図
7において、1は映像信号の入力端子、2は出力端子、
3は水平低域通過フィルタ、4は減算器、6は加算器、
7は乗算器、10は垂直低域通過フィルタ、11は輪郭補正
信号抽出回路である。以上のように構成された輪郭補正
装置において、以下その動作について説明する。
【0026】まず、入力端子1から入力された映像信号
は、水平低域通過フィルタ3、減算器4、加算器6へ供
給される。水平低域通過フィルタ3で水平方向に輪郭が
補正された出力信号は垂直低域通過フィルタ10へ供給さ
れる。垂直低域通過フィルタ10で垂直方向に輪郭が補正
された出力信号は減算器4へ供給される。減算器4にお
いて、垂直低域通過フィルタ10からの出力信号を入力映
像信号から減算する。減算器4からの出力信号は乗算器
7へ供給され、所定のゲインで振幅値を調整される。乗
算器7からの出力信号は加算器6へ供給され、入力映像
信号との加算出力が出力端子2から出力される。
【0027】図7の輪郭補正装置における以上の動作を
図8を参照しながら説明する。図8は図7の回路各部A
〜Eの周波数特性を示している。まず、入力端子1から
図8のAに示すような周波数特性を持つ映像信号が入力
されたとする。この入力映像信号は水平低域通過フィル
タ3、減算器4、加算器6へ供給される。入力映像信号
は水平低域通過フィルタ3により水平方向の低域周波数
成分が抽出され、B点では図8のBに示すような周波数
特性を持つ出力信号となる。水平低域通過フィルタ3か
らの出力信号は垂直低域通過フィルタ10により垂直方向
の低域周波数成分が抽出され、C点では図8のCに示す
ような周波数特性を持つ出力信号となる。垂直低域通過
フィルタ10からの出力信号は減算器4へ供給される。
【0028】減算器4においては、垂直低域通過フィル
タ10からの出力信号を入力映像信号から減算し、減算器
4からの出力信号は乗算器7へ供給される。乗算器7か
らの出力信号は所定のゲインで振幅値を調整され、D点
では図8のDに示すような周波数特性を持つ輪郭補正信
号となる。従って、乗算器7からの輪郭補正信号は加算
器6へ供給され、入力映像信号とそれぞれ加算される。
加算器6からの出力信号は出力端子2へ出力され、図8
のEに示すような水平および垂直方向と斜め方向(図8
のEのfの部分)との高域周波数成分がバランスよく強
調された周波数特性を持つ輪郭の補正された映像信号を
得る。
【0029】以上のように本発明の第4の実施例によれ
ば、入力映像信号の水平方向の低域周波数成分を抽出す
る水平低域通過フィルタ3の出力信号から垂直方向の低
域周波数成分を抽出する垂直低域通過フィルタ10を設け
ることにより、図8のEに示すような水平および垂直方
向と斜め方向との輪郭補正レベルにアンバランスがない
輪郭補正画像を得る。これにより、画像の縦線および横
線と斜め線の輪郭部分のぼけが改善され、バランスよく
強調された輪郭補正画像を得ることができる。
【0030】なお、第1,第2,第3および第4の実施
例において乗算器7の利得は1としたが、これに限った
ことではなく、入力映像信号に応じてどのような値を選
んでもよい。
【0031】また、第1,第2の実施例において乗算器
7の挿入位置を図1,図3,図5および図7のようにし
たが、これに限ったことではなく、例えば、図3の水平
低域通過フィルタ3からの出力信号を所定のゲインで振
幅値を調整するために、図3のD点の位置に乗算器を挿
入してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水平および垂直方向の輪郭補正信号との重なりを防ぐこ
とができるので、水平および垂直方向と斜め方向との輪
郭補正レベルにアンバランスがない輪郭補正画像を得る
ことができ、その実用的効果は大きい。また、斜め方向
の輪郭部分における強調を抑えることができるので、画
像の縦線および横線の輪郭部分のぼけを改善し、斜め線
等の輪郭部分におけるノイズを含めた高域周波数成分が
抑えられた輪郭補正画像を得ることができ、その実用的
効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における輪郭補正装置の
構成図
【図2】本発明の第1の実施例における輪郭補正装置の
動作周波数特性図
【図3】本発明の第2の実施例における輪郭補正装置の
構成図
【図4】本発明の第2の実施例における輪郭補正装置の
動作周波数特性図
【図5】本発明の第3の実施例における輪郭補正装置の
構成図
【図6】本発明の第3の実施例における輪郭補正装置の
動作周波数特性図
【図7】本発明の第4の実施例における輪郭補正装置の
構成図
【図8】本発明の第4の実施例における輪郭補正装置の
動作周波数特性図
【図9】従来の輪郭補正装置の構成図
【図10】従来例の動作周波数特性図
【符号の説明】
3 水平低域通過フィルタ 4 減算器 5 垂直高域通過フィルタ 6 加算器 7 乗算器 8 加算器 9 水平高域通過フィルタ 10 垂直低域通過フィルタ 11 輪郭補正信号抽出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 卓二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 磯邉 三男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の水平低域周波数領域の垂
    直高域周波数成分と、水平高域周波数成分とを2次元の
    輪郭補正信号として抽出する手段を有することを特徴と
    する輪郭補正装置。
  2. 【請求項2】 輪郭補正信号を抽出する手段は、入力映
    像信号の水平方向の低域周波数成分を抽出する水平方向
    抽出手段と、前記水平方向抽出手段からの出力信号を前
    記入力映像信号から減算する減算器と、前記水平方向抽
    出手段の出力信号から垂直方向の高域周波数成分を抽出
    する垂直方向抽出手段と、前記減算器からの出力信号と
    前記垂直方向抽出手段からの出力信号をそれぞれ加算す
    る加算器とを備えたことを特徴とする請求項1記載の輪
    郭補正装置。
  3. 【請求項3】 輪郭補正信号を抽出する手段は、入力映
    像信号の水平方向の高域周波数成分を抽出する第1の水
    平方向抽出手段と、前記入力映像信号の垂直方向の高域
    周波数成分を抽出する垂直方向抽出手段と、前記垂直方
    向抽出手段の出力信号から水平方向の低域周波数成分を
    抽出する第2の水平方向抽出手段と、前記第1,第2の
    水平方向抽出手段からの出力信号を加算する加算器とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の輪郭補正装置。
  4. 【請求項4】 輪郭補正信号を抽出する手段は、入力映
    像信号の垂直方向の低域周波数成分を抽出する垂直方向
    抽出手段と、前記垂直方向抽出手段の出力信号から水平
    方向の高域周波数成分を抽出する水平方向抽出手段と、
    前記垂直方向抽出手段からの出力信号を前記入力映像信
    号から減算する減算器と、前記減算器からの出力信号と
    前記水平方向抽出手段からの出力信号をそれぞれ加算す
    る加算器とを備えたことを特徴とする請求項1記載の輪
    郭補正装置。
  5. 【請求項5】 輪郭補正信号を抽出する手段は、入力映
    像信号の水平方向の低域周波数成分を抽出手段する水平
    方向抽出手段と、前記水平方向抽出手段の出力信号から
    垂直方向の低域周波数成分を抽出する垂直方向抽出手段
    と、前記垂直方向抽出手段からの出力信号を前記入力映
    像信号から減算する減算器とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の輪郭補正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100970525B1 (ko) * 2002-03-08 2010-07-16 소니 주식회사 화상 처리 장치

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