JP2830587B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
映像信号処理装置Info
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- JP2830587B2 JP2830587B2 JP4042557A JP4255792A JP2830587B2 JP 2830587 B2 JP2830587 B2 JP 2830587B2 JP 4042557 A JP4042557 A JP 4042557A JP 4255792 A JP4255792 A JP 4255792A JP 2830587 B2 JP2830587 B2 JP 2830587B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機における映像信号の輪郭部分を補正する映像信号処
理装置に関するものである。
像機における映像信号の輪郭部分を補正する映像信号処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーテレビジョン信号の伝送系
においては、伝送の帯域が制限されているために受像機
で再現される画像の鮮鋭度は低下してしまう。例えば、
NTSC方式においては、輝度信号の帯域は0〜4.2M
Hzに制限されている。このため理想的な撮像管で撮影し
た場合であっても、輝度信号の白黒変化時の信号は、受
像機では信号の立ち上がりや立ち下がりの傾斜がある値
以上鋭くならず、画面上では輪郭部分がややぼけて見え
る。このような画像のぼけを改善するために、近年、映
像信号処理装置においては、遅延線を使用して2次微分
信号をつくり、原信号に加えることにより輪郭補正が行
われている。
においては、伝送の帯域が制限されているために受像機
で再現される画像の鮮鋭度は低下してしまう。例えば、
NTSC方式においては、輝度信号の帯域は0〜4.2M
Hzに制限されている。このため理想的な撮像管で撮影し
た場合であっても、輝度信号の白黒変化時の信号は、受
像機では信号の立ち上がりや立ち下がりの傾斜がある値
以上鋭くならず、画面上では輪郭部分がややぼけて見え
る。このような画像のぼけを改善するために、近年、映
像信号処理装置においては、遅延線を使用して2次微分
信号をつくり、原信号に加えることにより輪郭補正が行
われている。
【0003】以下に従来の映像信号処理装置について説
明する。図6は従来の映像信号処理装置の構成図を示す
ものである。図6において、1は映像信号の入力端子、
11および12は所定時間遅延する遅延線、13,14,15は乗
算器、16は加算器、17は輪郭補正レベルを変えるゲイン
コントローラ、18は加算器、2は出力端子である。図7
は図6に示す各点a〜iにおける動作波形を示したもの
である。
明する。図6は従来の映像信号処理装置の構成図を示す
ものである。図6において、1は映像信号の入力端子、
11および12は所定時間遅延する遅延線、13,14,15は乗
算器、16は加算器、17は輪郭補正レベルを変えるゲイン
コントローラ、18は加算器、2は出力端子である。図7
は図6に示す各点a〜iにおける動作波形を示したもの
である。
【0004】以上のように構成された映像信号処理装置
について、以下その動作について図6,図7を参照しな
がら説明する。まず図6において、入力端子1から入力
された映像信号は遅延線11、乗算器13に供給される。遅
延線11の出力信号は遅延線12、乗算器14および加算器18
に供給される。遅延線12の出力信号は乗算器15に供給さ
れる。例えば、入力端子1(a点)に図7(a)のよう
な波形をもつ映像信号が入力されたとすると、b,c点
での信号の波形は図7(b),図7(c)のようにな
る。a,b,c点での信号は、それぞれ乗算器13,14,
15に供給される。各乗算器の係数が、Ka=−1,Kb=
2,Kc=−1とすると、d,e,f点では、図7
(d),図7(e),図7(f)に示す波形が得られ
る。
について、以下その動作について図6,図7を参照しな
がら説明する。まず図6において、入力端子1から入力
された映像信号は遅延線11、乗算器13に供給される。遅
延線11の出力信号は遅延線12、乗算器14および加算器18
に供給される。遅延線12の出力信号は乗算器15に供給さ
れる。例えば、入力端子1(a点)に図7(a)のよう
な波形をもつ映像信号が入力されたとすると、b,c点
での信号の波形は図7(b),図7(c)のようにな
る。a,b,c点での信号は、それぞれ乗算器13,14,
15に供給される。各乗算器の係数が、Ka=−1,Kb=
2,Kc=−1とすると、d,e,f点では、図7
(d),図7(e),図7(f)に示す波形が得られ
る。
【0005】これら3つの信号は加算器16に加えられ、
その結果g点では、図7(g)に示すような原信号を2
次微分した信号波形が得られる。加算器16の出力信号は
ゲインコントローラ17で任意のゲインで振幅の調整を行
い、加算器18に加えられる。例えばゲインを1/2とす
ると、h点での信号波形は図7(h)に示すようにな
る。ゲインコントローラ17の出力は遅延線11の出力とと
もに加算器18に加えられ、i点では図7(i)に示す波
形をもった信号が得られ、出力端子2から出力される。
以上のように構成された従来の映像信号処理装置におい
ては、輪郭部分の立った信号が得られ、輪郭補正が行わ
れる。
その結果g点では、図7(g)に示すような原信号を2
次微分した信号波形が得られる。加算器16の出力信号は
ゲインコントローラ17で任意のゲインで振幅の調整を行
い、加算器18に加えられる。例えばゲインを1/2とす
ると、h点での信号波形は図7(h)に示すようにな
る。ゲインコントローラ17の出力は遅延線11の出力とと
もに加算器18に加えられ、i点では図7(i)に示す波
形をもった信号が得られ、出力端子2から出力される。
以上のように構成された従来の映像信号処理装置におい
ては、輪郭部分の立った信号が得られ、輪郭補正が行わ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、なだらかな輪郭部分では輪郭補正の効果
が小さいという問題点を有していた。
来の構成では、なだらかな輪郭部分では輪郭補正の効果
が小さいという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得ら
れる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
で、なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得ら
れる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力映像信号の注目画素近傍の複数の画像信号を入力信
号としてそれらの振幅値の最大値を検出する最大値検出
回路と、前記注目画素近傍の複数の画像信号を入力信号
としてそれらの振幅値の最小値を検出する最小値検出回
路と、前記最大値検出回路の出力信号と前記最小値検出
回路の出力信号とから平均値を検出してその検出信号を
前記入力映像信号から減算する演算処理を行う演算処理
回路と、前記演算処理回路の出力信号と前記入力映像信
号とを加算する加算器とを備えたものである。
入力映像信号の注目画素近傍の複数の画像信号を入力信
号としてそれらの振幅値の最大値を検出する最大値検出
回路と、前記注目画素近傍の複数の画像信号を入力信号
としてそれらの振幅値の最小値を検出する最小値検出回
路と、前記最大値検出回路の出力信号と前記最小値検出
回路の出力信号とから平均値を検出してその検出信号を
前記入力映像信号から減算する演算処理を行う演算処理
回路と、前記演算処理回路の出力信号と前記入力映像信
号とを加算する加算器とを備えたものである。
【0009】請求項2記載の発明は、入力映像信号の注
目画素近傍の複数の画像信号を入力信号としてそれらの
振幅値の最大値を検出する最大値検出回路と、前記注目
画素近傍の複数の画像信号を入力信号としてそれらの振
幅値の最小値を検出する最小値検出回路と、前記最大値
検出回路の出力信号と前記最小値検出回路の出力信号と
から平均値を検出してその検出信号を前記入力映像信号
から減算する演算処理を行う演算処理回路と、前記演算
処理回路の出力信号と前記入力映像信号とを加算する加
算器と、前記加算器の出力信号を入力信号としてその信
号のレベルが前記最大値検出回路の出力信号よりも大き
くならなくかつ前記最小値検出回路の出力信号よりも小
さくならないように制御される非線形処理回路とを備え
たものである。
目画素近傍の複数の画像信号を入力信号としてそれらの
振幅値の最大値を検出する最大値検出回路と、前記注目
画素近傍の複数の画像信号を入力信号としてそれらの振
幅値の最小値を検出する最小値検出回路と、前記最大値
検出回路の出力信号と前記最小値検出回路の出力信号と
から平均値を検出してその検出信号を前記入力映像信号
から減算する演算処理を行う演算処理回路と、前記演算
処理回路の出力信号と前記入力映像信号とを加算する加
算器と、前記加算器の出力信号を入力信号としてその信
号のレベルが前記最大値検出回路の出力信号よりも大き
くならなくかつ前記最小値検出回路の出力信号よりも小
さくならないように制御される非線形処理回路とを備え
たものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、なだらかな輪郭
部分でも十分な輪郭補正効果が得られる。請求項2記載
の発明によれば、なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補
正効果が得られるうえに、さらに、アンダーシュートお
よびオーバーシュートが付加しないため、画像の輪郭部
分に白や黒の不自然な縁取りをつけずに輪郭補正が行え
る。
部分でも十分な輪郭補正効果が得られる。請求項2記載
の発明によれば、なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補
正効果が得られるうえに、さらに、アンダーシュートお
よびオーバーシュートが付加しないため、画像の輪郭部
分に白や黒の不自然な縁取りをつけずに輪郭補正が行え
る。
【0011】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける映像信号処理装置の構成図を示すものである。図
1において、1は映像信号の入力端子、30a,30b,30
c,30dは1画素遅延器、40は最大値検出回路、50は最
小値検出回路、60は演算処理回路、70はゲイン調整器、
80は加算器、2は出力端子である。また、演算処理回路
60において、61は平均値回路、62は減算器である。以上
のように構成される映像信号処理装置において、まず入
力端子1から入力された映像信号は、1画素遅延器30
a,30b,30c,30dにより遅延され、各遅延器の出力
信号と入力映像信号は、それぞれ最大値検出回路40およ
び最小値検出回路50へ供給される。最大値検出回路40の
出力信号および最小値検出回路50の出力信号と、1画素
遅延器30bの出力信号は、演算処理回路60へ供給され
る。
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける映像信号処理装置の構成図を示すものである。図
1において、1は映像信号の入力端子、30a,30b,30
c,30dは1画素遅延器、40は最大値検出回路、50は最
小値検出回路、60は演算処理回路、70はゲイン調整器、
80は加算器、2は出力端子である。また、演算処理回路
60において、61は平均値回路、62は減算器である。以上
のように構成される映像信号処理装置において、まず入
力端子1から入力された映像信号は、1画素遅延器30
a,30b,30c,30dにより遅延され、各遅延器の出力
信号と入力映像信号は、それぞれ最大値検出回路40およ
び最小値検出回路50へ供給される。最大値検出回路40の
出力信号および最小値検出回路50の出力信号と、1画素
遅延器30bの出力信号は、演算処理回路60へ供給され
る。
【0012】演算処理回路60へ供給された最大値検出回
路40の出力信号および最小値検出回路50の出力信号は、
平均値回路61へ供給され平均値が出力される。平均値回
路61の出力信号は減算器62の一方の入力端子へ供給さ
れ、もう一方の入力端子へは、1画素遅延器30bの出力
信号が供給される。減算器62の出力信号はゲイン調整器
70へ供給される。ゲイン調整器70の出力信号は加算器80
の一方の入力端子へ供給され、もう一方の入力端子へは
1画素遅延器30bの出力信号が供給される。加算器80の
加算出力は輪郭を補正された映像信号となって出力端子
2から出力される。
路40の出力信号および最小値検出回路50の出力信号は、
平均値回路61へ供給され平均値が出力される。平均値回
路61の出力信号は減算器62の一方の入力端子へ供給さ
れ、もう一方の入力端子へは、1画素遅延器30bの出力
信号が供給される。減算器62の出力信号はゲイン調整器
70へ供給される。ゲイン調整器70の出力信号は加算器80
の一方の入力端子へ供給され、もう一方の入力端子へは
1画素遅延器30bの出力信号が供給される。加算器80の
加算出力は輪郭を補正された映像信号となって出力端子
2から出力される。
【0013】本実施例の各回路の動作を図2を参照して
説明する。まず、例えば入力端子1に図2(a)に示す
ような映像信号が入力されていたとすると、この映像信
号は1画素遅延器30a、30b,30c,30dにより次々に
遅延されb,c,d,e点ではそれぞれ図2(b),
(c),(d),(e)に示すような信号となる。a,
b,c,d,e点での映像信号は最大値検出回路40で最
大値が検出され、f点では図2(f)に示すような信号
となる。同様にa,b,c,d,e点での映像信号は最
小値検出回路50で最小値が検出され、g点では図2
(g)に示すような信号となる。f,g点での信号は演
算処理回路60へ供給され、平均値回路61で平均値がとら
れて、h点では図2(h)に示すような信号となる。減
算器62では、1画素遅延器30bの出力信号(図2
(i))からh点での信号が減算され、j点では図2
(j)に示すような信号が得られる。この出力信号はゲ
イン調整器70により任意のゲインで振幅が調整され、加
算器80でi点での信号と加算される。例えばゲイン調整
器70でゲインを1としたとき、k点では図2(k)に示
すような信号が得られ、輪郭を補正された映像信号とな
って出力端子2から出力される。
説明する。まず、例えば入力端子1に図2(a)に示す
ような映像信号が入力されていたとすると、この映像信
号は1画素遅延器30a、30b,30c,30dにより次々に
遅延されb,c,d,e点ではそれぞれ図2(b),
(c),(d),(e)に示すような信号となる。a,
b,c,d,e点での映像信号は最大値検出回路40で最
大値が検出され、f点では図2(f)に示すような信号
となる。同様にa,b,c,d,e点での映像信号は最
小値検出回路50で最小値が検出され、g点では図2
(g)に示すような信号となる。f,g点での信号は演
算処理回路60へ供給され、平均値回路61で平均値がとら
れて、h点では図2(h)に示すような信号となる。減
算器62では、1画素遅延器30bの出力信号(図2
(i))からh点での信号が減算され、j点では図2
(j)に示すような信号が得られる。この出力信号はゲ
イン調整器70により任意のゲインで振幅が調整され、加
算器80でi点での信号と加算される。例えばゲイン調整
器70でゲインを1としたとき、k点では図2(k)に示
すような信号が得られ、輪郭を補正された映像信号とな
って出力端子2から出力される。
【0014】図3は、従来例で説明した輪郭補正方法
(図3(A))と本発明の第1の実施例による輪郭補正
方法(図3(B))を、なだらかな輪郭部分が補正され
る様子について比較したものである。図3(A)、図3
(B)において、入力映像信号(a)に補正信号(b)
が加算され、輪郭が補正された信号(c)が得られる。
ここで、補正系のゲインは共に1としている。輪郭が補
正された信号(c)に注目して両者を比較してみると、
特に輪郭の中央部分において、図3(A)の方は同図
(a)と比べて全く輪郭補正効果が現われていない。一
方、図3(B)の方は同図(a)と比べてみると明らか
に十分な輪郭補正効果が現われている。
(図3(A))と本発明の第1の実施例による輪郭補正
方法(図3(B))を、なだらかな輪郭部分が補正され
る様子について比較したものである。図3(A)、図3
(B)において、入力映像信号(a)に補正信号(b)
が加算され、輪郭が補正された信号(c)が得られる。
ここで、補正系のゲインは共に1としている。輪郭が補
正された信号(c)に注目して両者を比較してみると、
特に輪郭の中央部分において、図3(A)の方は同図
(a)と比べて全く輪郭補正効果が現われていない。一
方、図3(B)の方は同図(a)と比べてみると明らか
に十分な輪郭補正効果が現われている。
【0015】以上のように本発明の第1の実施例によれ
ば、注目画素近傍の画像信号からその最大値と最小値の
平均値を検出し、この検出信号を注目画素の画像信号か
ら減算した信号を補正信号とすることにより、なだらか
な輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得られる。
ば、注目画素近傍の画像信号からその最大値と最小値の
平均値を検出し、この検出信号を注目画素の画像信号か
ら減算した信号を補正信号とすることにより、なだらか
な輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得られる。
【0016】図4は本発明の第2の実施例における映像
信号処理装置の構成を示すものである。図1に示した本
発明の第1の実施例の構成と基本的には同じであり、異
なる点は加算器80の出力信号を入力とし最大値検出回路
40の出力信号と最小値検出回路50の出力信号で制御を行
う非線形処理回路90が追加されたことである。前記回路
の動作を図5を参照して説明する。k点での加算器80の
出力信号(図5(k))を得るまでの詳細な動作は本発
明の第1の実施例で説明したものと同じである。加算器
80の出力信号は非線形処理回路90へ供給される。また、
非線形処理回路90へはf,g点での信号(図5(f),
(g))が制御信号として供給されている。これら制御
信号によって非線形処理回路90ではk点での信号に対し
て非線形制御がされる。すなわち、非線形処理回路90は
加算器80の出力信号を入力信号としてその信号のレベル
が最大値検出回路40の出力信号よりも大きくならなくか
つ最小値検出回路50の出力信号よりも小さくならないよ
うに制御されている。例えば、k点での信号がf点での
信号より大きいときにはf点での信号が出力され、g点
での信号より小さいときにはg点での信号が出力され、
それ以外のときにはk点での信号が出力されるものとす
れば、l点では図5(l)に示すような輪郭を補正され
た映像信号が得られ、出力端子2から出力される。
信号処理装置の構成を示すものである。図1に示した本
発明の第1の実施例の構成と基本的には同じであり、異
なる点は加算器80の出力信号を入力とし最大値検出回路
40の出力信号と最小値検出回路50の出力信号で制御を行
う非線形処理回路90が追加されたことである。前記回路
の動作を図5を参照して説明する。k点での加算器80の
出力信号(図5(k))を得るまでの詳細な動作は本発
明の第1の実施例で説明したものと同じである。加算器
80の出力信号は非線形処理回路90へ供給される。また、
非線形処理回路90へはf,g点での信号(図5(f),
(g))が制御信号として供給されている。これら制御
信号によって非線形処理回路90ではk点での信号に対し
て非線形制御がされる。すなわち、非線形処理回路90は
加算器80の出力信号を入力信号としてその信号のレベル
が最大値検出回路40の出力信号よりも大きくならなくか
つ最小値検出回路50の出力信号よりも小さくならないよ
うに制御されている。例えば、k点での信号がf点での
信号より大きいときにはf点での信号が出力され、g点
での信号より小さいときにはg点での信号が出力され、
それ以外のときにはk点での信号が出力されるものとす
れば、l点では図5(l)に示すような輪郭を補正され
た映像信号が得られ、出力端子2から出力される。
【0017】以上のように本発明の第2の実施例によれ
ば、なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得ら
れるうえに、アンダーシュートおよびオーバーシュート
が付加せず、画像の輪郭部分に白や黒の不自然な縁取り
がつくようなことがない。
ば、なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得ら
れるうえに、アンダーシュートおよびオーバーシュート
が付加せず、画像の輪郭部分に白や黒の不自然な縁取り
がつくようなことがない。
【0018】なお、本発明の第1および第2の実施例に
おいて、抽出する注目画素近傍の画像信号は注目画素を
対称中心として水平方向に前後2点をとったがこれに限
ったことではなく、垂直方向に画素を抽出してもよい
し、また、何点とってもよい。また、最大値と最小値の
検出にあたって、抽出した全ての点を使う必要もなく、
例えば1つおきに選んでもよい。
おいて、抽出する注目画素近傍の画像信号は注目画素を
対称中心として水平方向に前後2点をとったがこれに限
ったことではなく、垂直方向に画素を抽出してもよい
し、また、何点とってもよい。また、最大値と最小値の
検出にあたって、抽出した全ての点を使う必要もなく、
例えば1つおきに選んでもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明は、入
力映像信号の注目画素近傍の複数の画像信号を入力信号
としてそれらの振幅値の最大値を検出する最大値検出回
路と、前記注目画素近傍の複数の画像信号を入力信号と
してそれらの振幅値の最小値を検出する最小値検出回路
と、前記最大値検出回路の出力信号と前記最小値検出回
路の出力信号とから平均値を検出してその検出信号を前
記入力映像信号から減算する演算処理を行う演算処理回
路と、前記演算処理回路の出力信号と前記入力映像信号
とを加算する加算器とを備えたものであり、前記演算処
理回路により注目画素近傍の画像信号からその最大値と
最小値の平均値を検出し、この検出信号を注目画素の画
像信号から減算した信号を補正信号とすることにより、
なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得られ、
最適な映像信号処理画像を得ることができる。また請求
項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、加算
器の出力信号を入力信号としてその信号のレベルが最大
値検出回路の出力信号よりも大きくならなくかつ最小値
検出回路の出力信号よりも小さくならないように制御さ
れる非線形処理回路を設けたものであり、請求項1記載
の発明の効果に加えてアンダーシュートおよびオーバー
シュートが付加せず、画像の輪郭部分に白や黒の不自然
な縁取りをつけずに輪郭補正が行える映像信号処理画像
を得ることができる。
力映像信号の注目画素近傍の複数の画像信号を入力信号
としてそれらの振幅値の最大値を検出する最大値検出回
路と、前記注目画素近傍の複数の画像信号を入力信号と
してそれらの振幅値の最小値を検出する最小値検出回路
と、前記最大値検出回路の出力信号と前記最小値検出回
路の出力信号とから平均値を検出してその検出信号を前
記入力映像信号から減算する演算処理を行う演算処理回
路と、前記演算処理回路の出力信号と前記入力映像信号
とを加算する加算器とを備えたものであり、前記演算処
理回路により注目画素近傍の画像信号からその最大値と
最小値の平均値を検出し、この検出信号を注目画素の画
像信号から減算した信号を補正信号とすることにより、
なだらかな輪郭部分でも十分な輪郭補正効果が得られ、
最適な映像信号処理画像を得ることができる。また請求
項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、加算
器の出力信号を入力信号としてその信号のレベルが最大
値検出回路の出力信号よりも大きくならなくかつ最小値
検出回路の出力信号よりも小さくならないように制御さ
れる非線形処理回路を設けたものであり、請求項1記載
の発明の効果に加えてアンダーシュートおよびオーバー
シュートが付加せず、画像の輪郭部分に白や黒の不自然
な縁取りをつけずに輪郭補正が行える映像信号処理画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における映像信号処理装
置の構成図
置の構成図
【図2】本発明の第1の実施例の動作波形図
【図3】本発明の第1の実施例による輪郭補正効果を示
す波形図
す波形図
【図4】本発明の第2の実施例における映像信号処理装
置の構成図
置の構成図
【図5】本発明の第2の実施例の動作波形図
【図6】従来の映像信号処理装置の構成図
【図7】従来例の動作波形図
30 1画素遅延器 40 最大値検出回路 50 最小値検出回路 60 演算処理回路 61 平均値回路 62 減算器 70 ゲイン調整器 80 加算器 90 非線形処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 秀昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−222777(JP,A) 実開 昭63−108285(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/14 - 5/217
Claims (3)
- 【請求項1】 入力映像信号の注目画素近傍の複数の画
像信号を入力信号としてそれらの振幅値の最大値を検出
する最大値検出回路と、前記注目画素近傍の複数の画像
信号を入力信号としてそれらの振幅値の最小値を検出す
る最小値検出回路と、前記最大値検出回路の出力信号と
前記最小値検出回路の出力信号とから平均値を検出して
その検出信号を前記入力映像信号から減算する演算処理
を行う演算処理回路と、前記演算処理回路の出力信号と
前記入力映像信号とを加算する加算器とを備えたことを
特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項2】 入力映像信号の注目画素近傍の複数の画
像信号を入力信号としてそれらの振幅値の最大値を検出
する最大値検出回路と、前記注目画素近傍の複数の画像
信号を入力信号としてそれらの振幅値の最小値を検出す
る最小値検出回路と、前記最大値検出回路の出力信号と
前記最小値検出回路の出力信号とから平均値を検出して
その検出信号を前記入力映像信号から減算する演算処理
を行う演算処理回路と、前記演算処理回路の出力信号と
前記入力映像信号とを加算する加算器と、前記加算器の
出力信号を入力信号としてその信号のレベルが前記最大
値検出回路の出力信号よりも大きくならなくかつ前記最
小値検出回路の出力信号よりも小さくならないように制
御される非線形処理回路とを備えたことを特徴とする映
像信号処理装置。 - 【請求項3】 演算処理回路は、最大値検出回路の出力
信号と最小値検出回路の出力信号とを入力信号として両
信号の平均値をとる平均値回路と、入力映像信号から前
記平均値回路の出力信号を減算する減算器とよりなるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の映像信号処理装
置。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
JP4042557A JP2830587B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 映像信号処理装置 |
US08/022,303 US5546135A (en) | 1992-02-28 | 1993-02-25 | Contour restoration apparatus |
EP93103006A EP0558017B1 (en) | 1992-02-28 | 1993-02-26 | Contour restoration apparatus |
DE69319000T DE69319000T2 (de) | 1992-02-28 | 1993-02-26 | Konturrekonstruktionsgerät |
KR1019930002924A KR0143389B1 (ko) | 1992-02-28 | 1993-02-27 | 윤곽보정장치 |
US08/616,283 US5668606A (en) | 1992-02-28 | 1996-03-15 | Contour restoration apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4042557A JP2830587B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244462A JPH05244462A (ja) | 1993-09-21 |
JP2830587B2 true JP2830587B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=12639349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4042557A Expired - Fee Related JP2830587B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 映像信号処理装置 |
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Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
JPS62222777A (ja) * | 1986-03-25 | 1987-09-30 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 輪郭補償装置 |
JPS63108285U (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-12 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4042557A patent/JP2830587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05244462A (ja) | 1993-09-21 |
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