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JPH05243521A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

Info

Publication number
JPH05243521A
JPH05243521A JP4044936A JP4493692A JPH05243521A JP H05243521 A JPH05243521 A JP H05243521A JP 4044936 A JP4044936 A JP 4044936A JP 4493692 A JP4493692 A JP 4493692A JP H05243521 A JPH05243521 A JP H05243521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin
layer
capacitor
type
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4044936A
Other languages
English (en)
Inventor
Nariyoshi Andou
也義 安藤
Tomoshi Ando
知史 安藤
Hiroshi Horie
博 堀江
Toru Tanaka
徹 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4044936A priority Critical patent/JPH05243521A/ja
Publication of JPH05243521A publication Critical patent/JPH05243521A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高集積度を達成するのに適した構造を有する
DRAM装置に関し、基板の占有面積を増大させること
なく、キャパシタ容量の増大が容易な構成を有する半導
体メモリ装置を提供する。 【構成】 シリコン基板1とその上の絶縁層2、更にそ
の上の単結晶シリコン層3とこの層内に形成されたトラ
ンジスタ構造4とそのドレイン領域Dに電気的に接続さ
れた第1のフィン型電極8と、これと絶縁膜10を介し
て対向に配置されたスタック型キャパシタを構成する第
2のフィン型電極9が配置される。更にソースSとドレ
イン領域に関し対照的な位置の絶縁層内に夫々第3と第
4のフイン型電極11,12が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ装置に関
し、特に高集積度を達成するのに適した構造を有するダ
イナミックランダムアクセス型半導体メモリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常のダイナミックランダムアクセス型
半導体メモリ(DRAM)においては、1個のMOSト
ランジスタと1個のキャパシタで1個のメモリセルを構
成する。高集積度のDRAMを形成しようとすると、い
かにメモリセルの寸法を小さくするのが重要となる。
【0003】キャパシタの寸法を小さくし、かつ容量を
一定値に保つには、キャパシタ構造を多層構造にするこ
とが有効である。スタックドフィン型キャパシタは、半
導体表面上に絶縁膜を介在させて多層のポリシリコン層
を積層して対向電極対を形成する構成である。キャパシ
タの対向電極面積を大きくするのに適した構成である
が、キャパシタ部分は半導体表面上に隆起した形状とな
る。
【0004】DRAMのMOSトランジスタのゲート電
極は多結晶シリコンのワードラインで構成される。ワー
ドラインが細くなり、接続されるMOSトランジスタの
数が増大すると、ワードラインにおける電圧降下が大き
くなる。
【0005】電圧降下を小さくするには、アルミニウム
や高融点金属等の低抵抗率金属で構成されたシャウンテ
ッド(裏打ち)ワードラインを多結晶Siワードライン
の上方に形成し、所定間隔で多結晶Siワードラインと
コンタクトさせることが有効である。
【0006】図2に、従来の技術によるDRAMセルの
構成例を示す。図2(A)は、平面配置を示す平面図、
図2(B)は断面構成を示す断面図である。図2(A)
において、半導体表面の活性領域ARがジグザグ状の形
状で配置され、そのビットコンタクト領域BCで接する
ようにビットラインBLが水平方向に配置されている。
図中央部にはスタックドフィン型キャパシタのキャパシ
タフィン電極CFが配置され、活性領域ARとキャパシ
タコンタクト領域CCで接している。
【0007】活性領域ARのビットコンタクトBCとキ
ャパシタコンタクト領域CCとの中間の位置において、
キャパシタフィン電極の下方で半導体表面上に下層ワー
ドラインWLが絶縁膜を介して配置され、MOSトラン
ジスタのゲートを構成している。さらに、キャパシタフ
ィン電極の上方にシャウンテッドワードラインWLが下
層ワードラインと重畳して配置されている。なお、図中
右側にも他のワードラインWLが配置されているが、こ
のワードラインWLは隣接するMOSトランジスタのゲ
ートに接続されている。
【0008】図2(B)は、図2(A)のキャパシタコ
ンタクト領域CCを通る水平方向の断面構造を示す。p
型シリコン基板151の表面に、LOCOS(局所酸
化)領域152が選択的に形成され、活性領域を確定し
ている。p型シリコン基板151の活性領域内にはn+
型ドレイン領域153が形成され、スタックドフィン型
キャパシタの一方の電極160に接続されている。
【0009】一方の電極160は、多結晶シリコンで形
成され、2枚のフィン型160a電極を有している。電
極160の周囲の半導体活性領域表面には、ゲート絶縁
膜154が形成され、ゲート絶縁膜154およびLOC
OS領域152の上にワードラインWLを構成する多結
晶シリコン電極155が配置され、トランジスタのゲー
ト電極を構成している。
【0010】多結晶シリコン電極155の上には、2層
の絶縁層156、157が配置される。これら2層の絶
縁膜は、たとえばSiO2 で形成され、その中間にビッ
トラインBLを挟む構成である。キャパシタの一方の電
極160の表面は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜等
の絶縁膜(図示せず)で覆われ、その表面を多結晶シリ
コンのセルプレート162が覆っている。
【0011】すなわち、電極160とセルプレート16
2が対向し、スタックドフィン型キャパシタを構成して
いる。セルプレート162の表面は、SiO2 等の層間
絶縁膜164で覆われ、その上をBPSG等の絶縁層1
65が覆っている。BPSG層165の表面は平坦化さ
れ、その上に金属で形成されたシャウンテッドワードラ
イン166が配置されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】DRAMの集積度を向
上させるため、キャパシタの占有面積を小さくしようと
すると、キャパシタ容量を一定値に保つのが困難とな
る。
【0013】また、キャパシタの容量を増大させようと
してスタックドフィン型キャパシタのフィンの層数を増
大させると、半導体基板表面上の凹凸が激しくなり、配
線の形成が困難となる。
【0014】本発明の目的は、基板の占有面積を増大さ
せることなく、キャパシタ容量の増大が容易な構成を有
する半導体メモリ装置を提供することである。本発明の
他の目的は、基板の占有面積を増大させることなく、キ
ャパシタ容量を増大させても配線の形成が容易な構成を
有する半導体メモリ装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリ装
置は、支持用シリコン基板と、支持用シリコン基板上に
形成された絶縁層と、絶縁層上に配置された単結晶シリ
コン層と、単結晶シリコン層内に形成され、ソース領
域、チャネル領域、ドレイン領域を有するトランジスタ
構造と、ドレイン領域に電気的に接続され、絶縁層内に
形成された複数層の第1のフィン型電極と、絶縁層内に
配置され、第1のフィン型電極と絶縁膜を介して対向し
て配置され、第1のスタックドフィン型キャパシタを構
成する第2のフィン型電極と、第1のフィン型電極と逆
の側で単結晶シリコン層のドレイン領域に電気的に接続
された複数層の第3のフィン型電極と、第3のフィン型
電極と絶縁膜を介して対向して配置され、第2のスタッ
クドフィン型キャパシタを構成する第4のフィン型電極
とを有する。
【0016】また、本発明の他の半導体メモリは、支持
用シリコン基板と、支持用シリコン基板上に形成された
絶縁層と、絶縁層上に配置された単結晶シリコン層と、
単結晶シリコン層内に形成され、ソース領域、チャネル
領域、ドレイン領域を有するトランジスタ構造と、ドレ
イン領域に電気的に接続され、絶縁層内に形成された複
数層の第1のフィン型電極と、絶縁層内に配置され、第
1のフィン型電極と絶縁膜を介して対向して配置され、
第1のスタックドフィン型キャパシタを構成する第2の
フィン型電極とを有する。
【0017】
【作用】支持用シリコン基板と、絶縁層と、絶縁層上に
配置された単結晶シリコン層とがいわゆるSOI(絶縁
体上の半導体)構造を構成し、単結晶シリコン層の上下
にスタックドフィン型キャパシタが形成されている。こ
のため、キャパシタ部の段差を過度に大きくすることな
く、キャパシタの容量を増大させることが可能となる。
【0018】また、単結晶シリコン層と支持用シリコン
基板との間の絶縁層内にキャパシタを形成し、単結晶シ
リコン層上のキャパシタを省略した場合には、配線等の
容易な平坦な表面を得ることができる。
【0019】また、単結晶シリコン層の両面上に必要な
構造を形成することができるため、シャウンテッドワー
ドライン等の冗長化させた配線を形成することも容易と
なる。また、単結晶シリコン層上下にゲート電極を形成
すると、ダブルゲート構造を実現することも可能であ
る。
【0020】
【実施例】図1に本発明の基本実施例によるスタックド
フィン型キャパシタを有するDRAMメモリセルの構造
を示す。
【0021】支持用シリコン基板1の上に、絶縁層2を
介して単結晶シリコン層3が配置されている。単結晶シ
リコン層3はその内部にトランジスタ構造4を形成して
おり、チャネル領域7を挟んでソース領域S、ドレイン
領域Dが形成されている。ソース領域Sの少なくとも一
方の面に接してビットライン5aが形成されている。
【0022】また、チャネル領域7の両側の面上にゲー
ト絶縁膜を介してゲート電極を兼ねるワードライン6a
と6bが配置されている。ドレイン領域Dの両側の面上
には、それぞれスタックドフィン型キャパシタを構成す
る第1のフィン型電極8および第3のフィン型電極11
が接続されている。
【0023】これら第1のフィン型電極8と第3のフィ
ン型電極11と対向するように、絶縁膜10a、10b
を介して第2のフィン型電極9および第4のフィン型電
極12が形成されている。ワードライン6a、6bの少
なくとも一方および、第1〜第4のフィン型電極8、
9、11、12は好ましくは導電性を持たせた多結晶シ
リコンで形成される。
【0024】図1に示すような構成は、単結晶シリコン
層3の上に一旦下側の構造を形成し、その後支持用シリ
コン基板1と貼り合わせ、単結晶シリコン層3を所定厚
さまで薄くした後、上側構造を形成することによって作
製することができる。
【0025】図3に、本発明のより具体的な実施例によ
るDRAMメモリセルを示す。このメモリセルの平面構
造は、図2(A)に示すものと同等のものとすることが
できる。図3の断面図は、図2(A)のビットコンタク
ト領域BCとキャパシタコンタクト領域CCとを通る線
に沿うものである。
【0026】MOSトランジスタ構造を有する単結晶シ
リコン基板20は、LOCOS領域22によって活性領
域を確定し、活性領域内にp型チャネル領域21と、チ
ャネル領域を挟むソース領域、ドレイン領域を構成する
+ 型領域23を含む。ソース領域を構成するn+ 型領
域23の下面上には、ソース電極を含む多結晶シリコ
ン、ポリサイド等のビット線25が形成されている。
【0027】また、チャネル領域21の上面上および下
面上にはゲート絶縁膜を介して背面ワードライン26お
よび前面ワードライン27が形成されている。背面ワー
ドライン26は、たとえば多結晶シリコンで形成され、
前面ワードライン27は、たとえばタングステンシリサ
イドWSi等の金属で形成される。
【0028】このように、チャネル領域の両側にワード
線を形成することにより、ワード線の抵抗を低減するシ
ャウンテッドワードライン構造を形成することができ
る。背面ワードライン26も金属で形成すれば、ダブル
ゲート構造となる。
【0029】背面ワードライン26の上には、SiO2
等の背面第1絶縁膜34が形成され、その上にビットラ
イン25が延在している。ビットライン25を覆うよう
に、SiO2 等の背面第2絶縁膜35が形成されてい
る。これらの積層絶縁膜34、35には、キャパシタコ
ンタクト領域に開孔が形成され、不純物をドープした多
結晶シリコンで形成された背面キャパシタ電極31が接
続されている。
【0030】背面キャパシタ電極31は、2層のフィン
31aを有する。背面キャパシタ電極31の表面は、シ
リコン酸化膜、シリコン窒化膜等の絶縁膜(図示せず)
で覆われ、フィン間の空間を含め、その表面上を不純物
をドープした多結晶シリコンで形成された背面セルプレ
ート電極32によって覆われている。背面セルプレート
電極32は、3層のフィン32aを有し、フィン間に背
面キャパシタ電極のフィン31aを挟んでいる。
【0031】背面セルプレート電極32の表面上には、
CVDSiO2 等で形成された背面層間膜41が形成さ
れている。背面層間膜41の上には、ボロンと燐を添加
したシリケートガラス層である比較的厚いBPSG層4
2が形成され、その表面が平坦化されている。
【0032】平坦化されたBPSG層42の表面上に、
支持基板が貼り合わされている。支持基板は、表面にC
VDSiO2 または熱酸化SiO2 で形成された支持基
板酸化膜43を有するSiの支持基板44であり、支持
基板酸化膜43がBPSG層42と貼り合わされてい
る。
【0033】単結晶シリコン層20の上には、前面ワー
ドライン27を覆ってSiO2 等で形成された前面絶縁
膜36が形成されている。この構成では、前面上にはビ
ットラインが形成されていないため、前面絶縁膜は1層
で形成されているが、前面にもビットラインを形成する
場合は、前面絶縁膜も積層構造とする。
【0034】単結晶シリコン層20のキャパシタコンタ
クト領域上には、前面絶縁膜36に開孔が形成され、開
孔内に不純物をドープした多結晶シリコンの前面キャパ
シタ電極38が形成され、単結晶シリコン層20のn+
型領域23と電気的に接触している。
【0035】前面キャパシタ電極38は、3層のフィン
38aを有する。前面キャパシタ電極38のフィン間の
空間を含め、その表面は酸化シリコンないし窒化シリコ
ン等の絶縁膜(図示せず)が形成され、さらにその表面
が不純物をドープした多結晶シリコンの前面セルプレー
ト電極39によって覆われている。
【0036】前面セルプレート電極39の表面上には、
CVDSiO2 で形成された前面層間膜47が形成さ
れ、さらにその表面上に厚いBPSG層48が形成され
ている。
【0037】図3の構成においては、単結晶シリコン層
20の上下にスタックドフィン型キャパシタが形成され
ているため、比較的狭い基板占有面積で比較的高いキャ
パシタ容量を有するメモリセルを形成することができ
る。
【0038】また、チャネル領域の上下にワードライン
を形成することにより、ワードラインの抵抗を低減した
シャウンテッドワードラインまたは短チャネル効果の防
止等に有効な制御性のよいダブルゲート構造を実現する
ことができる。
【0039】図3に示すようなDRAMメモリセルを作
成するための製造方法を、図4〜図8を参照して以下に
説明する。図4(A)に示すように、p型シリコン基板
20の活性領域上に、酸化膜、窒化膜の積層構造(図示
せず)を形成し、選択熱酸化法により露出したシリコン
表面を酸化し、LOCOS領域22を形成する。LOC
OS工程の後、酸化マスクに用いた窒化膜、酸化膜は除
去する。
【0040】次に露出したp型シリコン基板20の表面
に、熱酸化によって背面ゲート酸化膜24を形成し、そ
の表面上に不純物をドープした多結晶シリコン層を形成
し、パターニングすることによって背面ワードライン2
6を形成する。
【0041】図4(C)に示すように、パターニングし
た背面ワードライン26を覆って半導体基板表面にSi
2 等で形成された背面第1絶縁膜34および背面第2
絶縁膜35をCVDによって形成する。なお、背面第1
絶縁膜34と背面第2絶縁膜35との間にビットライン
を形成する。
【0042】次に図4(D)に示すように、背面絶縁膜
上に、シリコン窒化膜51、多結晶シリコン層52、S
iO2 層53をそれぞれCVDによって形成する。その
後、SiO2 層53表面上にエッチングマスクを形成
し、選択エッチングによってp型シリコン基板20表面
に到達する開孔55を形成する。その後エッチングマス
クは除去する。
【0043】次に、図5(A)に示すように、多結晶シ
リコン層56をCVDによって形成し、既に形成した多
結晶シリコン層52と接続させる。なお、これらの多結
晶シリコン層には不純物をドープし、導電性を持たせ
る。多結晶シリコン層52と56が、背面キャパシタ電
極31を構成する。
【0044】その後表面上にエッチングマスクを形成
し、背面第2絶縁膜35に達するエッチングを行なって
背面キャパシタ電極31のパターニングを行なう。な
お、窒化シリコン膜51が、上下の層と異なる材料で形
成されているため、この層をエッチングストッパとして
利用し、一旦上部の層をエッチング後、この層をエッチ
ングすることができる。
【0045】さらに、背面第2絶縁膜35より上の窒化
シリコン膜51およびSiO2 53をエッチングして除
去する。この工程により、背面キャパシタ電極31の表
面が露出する。その後、背面キャパシタ電極31の表面
を熱酸化し、キャパシタ絶縁膜を形成する。
【0046】なお、キャパシタ絶縁膜は酸化膜のみでな
く、窒化膜と酸化膜の組み合わせで形成してもよい。ま
た、窒化シリコン膜51、SiO2 層53を他の材料で
形成することも可能である。
【0047】次に、図5(B)に示すように、減圧CV
Dにより多結晶シリコンを堆積し、フィン間等の間隙を
埋めると共に表面を覆う。この多結晶シリコンにも不純
物をドープして導電性を持たせる。このようにして、背
面セルプレート電極32を形成する。
【0048】さらに、図5(C)に示すように、背面セ
ルプレート電極32の表面上にCVDSiO2 の層間膜
41を形成し、さらにその上に比較的厚い背面BPSG
層42を堆積する。なお、以上の工程は従来のDRAM
の製造工程と同様である。
【0049】さらに、背面BPSG層42の表面を研磨
し、平坦な表面を形成する。次に、図6(A)に示すよ
うに、支持基板として用いる他のSi基板44を準備
し、その表面にCVDSiO2 層、または熱酸化層43
を形成する。支持基板44の支持基板酸化膜43を表面
を平坦化した背面BPSG層42上に重ね、約900〜
950℃の温度で貼り合わせを行なう。このような加熱
によってBPSG層42は流動性を得、BPSG層42
は強固に支持基板酸化膜43と貼り合わされる。
【0050】次に、図6(B)に示すように、p型シリ
コン基板20をその底面側から研磨する。図6(B)に
おいては、基板が反転して示してある。シリコン基板2
0がエピタキシャルシリコン基板の場合は、不純物濃度
差を利用したエッチングにより、まずエピタキシャル層
以外の部分を研磨し、その後エピタキシャル層をLOC
OS領域22が露出するまで研磨し、必要ならさらに研
磨すればよい。なお、他の研磨方法を用いるとも可能で
ある。
【0051】図6(B)は、このようにしてp型シリコ
ン基板20を所定厚さまで研磨した状態を図6(A)と
上下を反転した状態で示す。次に、図7(A)に示すよ
うに、露出したp型シリコン基板20の表面を清浄化
し、ゲート酸化膜54を形成した後、タングステンシリ
サイド等の金属膜を堆積し、パターニングして前面ワー
ドライン27を形成する。この状態で、前面ワードライ
ン27をマスクとしてn型不純物をイオン注入し、p型
シリコン基板20内にn+ 型領域23を形成する。この
+ 型領域がトランジスタのソース/ドレイン領域を構
成する。
【0052】その後、図7(B)に示すように、前面ワ
ードライン27を覆って前面第1絶縁膜36をCVDS
iO2 で形成し、キャパシタコンタクト領域に開孔55
を形成する。
【0053】その後、図8(A)に示すように、背面キ
ャパシタ電極の作成と同様の工程により、多結晶シリコ
ンの前面キャパシタ電極38を形成する。図には3層の
フィンを有するキャパシタ電極を形成した場合を示す。
【0054】図8(B)に示すように、前面キャパシタ
電極38の表面に絶縁膜(図示せず)を形成した後、前
面セルプレート電極39を減圧CVDによる多結晶シリ
コンで形成し、その表面上にCVDSiO2 で形成した
前面層間膜47を堆積し、さらにその表面上に比較的厚
い前面BPSG層48を形成する。
【0055】このようにして、MOSトランジスタの両
面にスタックドフィン型キャパシタを有するDRAMセ
ルが形成される。キャパシタ面積が著しく増大すること
により、キャパシタ容量を著しく増大することができ
る。
【0056】なお、前面上にもビットラインを形成する
場合は、図8(A)の工程において前面第1絶縁層を形
成した後、ビットラインを形成し、前面第2絶縁膜を形
成してビットラインを覆う。また、このようにしてワー
ドラインやビットラインを二重に形成する場合は、少な
くともその一方は導電性の高い金属で形成することが好
ましい。
【0057】このように、支持基板上に絶縁層を挟んで
単結晶シリコン層を配置する構成をとり、絶縁層中にス
タックドフィン構造を形成することにより、単位基板面
積当たりのキャパシタ容量の高いDRAMを作成するこ
とが可能となる。
【0058】また、図6(B)または図7(B)の状態
のまま、前面上にはスタックドフィン構造を形成しない
DRAMを形成することも可能である。この場合、平坦
な表面が得られ、表面上の多層配線が容易になる。
【0059】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DRAMのキャパシタ容量の大幅な増加が可能となる。
【0061】このため、DRAMの集積度を上げること
ができる。チャネル領域の両側にゲート電極を形成すれ
ば、シャウンテッドワードラインまたはダブルゲート構
造が実現できる。ワードラインの実効抵抗を低減するこ
とにより、DRAMの高速動作が推進される。
【0062】さらに、ビットラインも単結晶シリコン層
の両側に形成し、ビットラインの抵抗を低減することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本実施例によるDRAMセルの構造
を示す断面図である。
【図2】従来の技術によるDRAMセルの構成例を示
す。図2(A)は平面配置を示す平面図、図2(B)は
断面構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例によるDRAMセルの構造を示
す断面図である。
【図4】図3に示すようなDRAMを作成するための製
造方法を説明するための断面図である。
【図5】図3に示すようなDRAMを作成するための製
造方法を説明するための断面図である。
【図6】図3に示すようなDRAMを作成するための製
造方法を説明するための断面図である。
【図7】図3に示すようなDRAMを作成するための製
造方法を説明するための断面図である。
【図8】図3に示すようなDRAMを作成するための製
造方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 支持用シリコン基板 2 絶縁層 3 単結晶シリコン層 4 トランジスタ構造 5 ビットライン 6 ワードライン 7 チャネル領域 8 第1のフィン型電極 9 第2のフィン型電極 10 絶縁膜 11 第3のフィン型電極 12 第4のフィン型電極 S ソース領域 D ドレイン領域 20 単結晶シリコン層 21 p型領域 22 LOCOS領域 23 n+ 型領域 25 ビットライン 26 背面ワードライン 27 前面ワードライン 31 背面キャパシタ電極 32 背面セルプレート電極 34 背面第1絶縁膜 35 背面第2絶縁膜 36 前面絶縁膜 38 前面キャパシタ電極 39 前面セルプレート電極 41 背面層間膜 42 BPSG層 43 支持基板酸化膜 44 支持基板 47 前面層間膜 48 BPSG層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 徹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持用シリコン基板(1)と、 支持用シリコン基板上に形成された絶縁層(2)と、 絶縁層上に配置された単結晶シリコン層(3)と、 単結晶シリコン層内に形成され、ソース領域(5)、チ
    ャネル領域(7)、ドレイン領域(D)を有するトラン
    ジスタ構造(4)と、 ドレイン領域に電気的に接続され、絶縁層(2)内に形
    成された複数層の第1のフィン型電極(8)と、 絶縁層内に配置され、第1のフィン型電極と絶縁膜(1
    0a)を介して対向して配置され、第1のスタックドフ
    ィン型キャパシタを構成する第2のフィン型電極(9)
    と、 第1のフィン型電極と逆の側で単結晶シリコン層(3)
    のドレイン領域に電気的に接続された複数層の第3のフ
    ィン型電極(11)と、 第3のフィン型電極と絶縁膜(10b)を介して対向し
    て配置され、第2のスタックドフィン型キャパシタを構
    成する第4のフィン型電極(12)とを有する半導体メ
    モリ装置
  2. 【請求項2】 支持用シリコン基板(1)と、 支持用シリコン基板上に形成された絶縁層(2)と、 絶縁層上に配置された単結晶シリコン層(3)と、 単結晶シリコン層内に形成され、ソース領域(5)、チ
    ャネル領域(7)、ドレイン領域(D)を有するトラン
    ジスタ構造(4)と、 ドレイン領域に電気的に接続され、絶縁層(2)内に形
    成された複数層の第1のフィン型電極(8)と、 絶縁層内に配置され、第1のフィン型電極と絶縁膜(1
    0a)を介して対向して配置され、第1のスタックドフ
    ィン型キャパシタを構成する第2のフィン型電極(9)
    と、 を有する半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記絶縁層(2)内で、前記チ
    ャネル領域上にゲート絶縁膜を介して配置された第1の
    ワードライン(6a)と、前記単結晶シリコン層の前記
    絶縁層(2)と逆の側で前記チャネル領域上にゲート絶
    縁膜を介して配置された第2のワードライン(6b)と
    を有する請求項1ないし2記載の半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のワードラインと前記第2のワ
    ードラインとの少なくとも一方は、金属で形成された請
    求項3記載の半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記絶縁層(2)内に配置さ
    れ、前記ソース領域に接続された第1のビットライン
    (5a)と、 前記単結晶シリコン層の前記絶縁層(2)逆側の表面上
    に配置され、前記ソース領域に接続された第2のビット
    ライン(5b)とを有する請求項1〜4のいずれかに記
    載の半導体メモリ装置。
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