JPH05243262A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH05243262A JPH05243262A JP7575392A JP7575392A JPH05243262A JP H05243262 A JPH05243262 A JP H05243262A JP 7575392 A JP7575392 A JP 7575392A JP 7575392 A JP7575392 A JP 7575392A JP H05243262 A JPH05243262 A JP H05243262A
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Landscapes
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 第1のゲート電極材料に開口を有するマスク
膜19を形成し、ECR法により第2のゲート電極材料
17を形成し、全面エッチングを行い側壁部の第2のゲ
ート電極材料を選択的に除去して形成した側壁開口27
を介して不純物を導入して低濃度領域29を形成し、マ
スク膜の開口内に形成した塗布膜をマスクに第2のゲー
ト電極材料とマスク膜と第1のゲート電極材料とをエッ
チングし、さらに高濃度領域を形成して、逆T字形のゲ
ート電極を有し、かつLDD構造を備えるMOSトラン
ジスタを形成する。 【効果】 第2のゲート電極材料の膜厚により低濃度領
域の長さを制御しているため、低濃度領域の長さのばら
つきが小さくなり、MOSトランジスタ特性が安定化す
る。
膜19を形成し、ECR法により第2のゲート電極材料
17を形成し、全面エッチングを行い側壁部の第2のゲ
ート電極材料を選択的に除去して形成した側壁開口27
を介して不純物を導入して低濃度領域29を形成し、マ
スク膜の開口内に形成した塗布膜をマスクに第2のゲー
ト電極材料とマスク膜と第1のゲート電極材料とをエッ
チングし、さらに高濃度領域を形成して、逆T字形のゲ
ート電極を有し、かつLDD構造を備えるMOSトラン
ジスタを形成する。 【効果】 第2のゲート電極材料の膜厚により低濃度領
域の長さを制御しているため、低濃度領域の長さのばら
つきが小さくなり、MOSトランジスタ特性が安定化す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMOSトランジスタの製
造方法に関し、とくにドレイン領域に高濃度領域と低濃
度領域とを有するいわゆるLDD構造(Lightly
DopedDrain)をもつMOSトランジスタの
製造方法に関する。
造方法に関し、とくにドレイン領域に高濃度領域と低濃
度領域とを有するいわゆるLDD構造(Lightly
DopedDrain)をもつMOSトランジスタの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の集積度を向上する
ために、MOSトランジスタのチャネル長を短くする
と、ホットキャリアの注入現象が顕著になり、MOSト
ランジスタのしきい値電圧の変動を生じる。
ために、MOSトランジスタのチャネル長を短くする
と、ホットキャリアの注入現象が顕著になり、MOSト
ランジスタのしきい値電圧の変動を生じる。
【0003】このためドレイン近傍での電界を緩和する
ことによって、このホットキャリアの発生を抑える方法
として、ゲート電極近傍の接合深さを浅く、しかも不純
物濃度をドレインより低くするLDD構造が用いられて
いる。
ことによって、このホットキャリアの発生を抑える方法
として、ゲート電極近傍の接合深さを浅く、しかも不純
物濃度をドレインより低くするLDD構造が用いられて
いる。
【0004】このLDD構造は、ドレインを低い不純物
濃度と高い不純物濃度との二重構造にして、ドレインの
空乏層をチャネル領域のみならず、低い不純物濃度の領
域にも広げることによって、ドレイン近傍での電界を弱
めるものである。
濃度と高い不純物濃度との二重構造にして、ドレインの
空乏層をチャネル領域のみならず、低い不純物濃度の領
域にも広げることによって、ドレイン近傍での電界を弱
めるものである。
【0005】LDD構造を有するMOSトランジスタの
製造方法としては、たとえば特開昭51―68776号
公報に提案されている。この公報に記載の製造方法を、
図7の断面図を用いて説明する。
製造方法としては、たとえば特開昭51―68776号
公報に提案されている。この公報に記載の製造方法を、
図7の断面図を用いて説明する。
【0006】図7に示すように、半導体基板11にゲー
ト電極35を形成し、さらにこのゲート電極35の整合
した領域の半導体基板11に低濃度領域29を形成す
る。
ト電極35を形成し、さらにこのゲート電極35の整合
した領域の半導体基板11に低濃度領域29を形成す
る。
【0007】その後、全面に絶縁膜である酸化シリコン
膜を形成し、異方性イオンエッチングを行い、ゲート電
極35の側壁に酸化シリコン膜からなるサイドウォール
43を形成する。
膜を形成し、異方性イオンエッチングを行い、ゲート電
極35の側壁に酸化シリコン膜からなるサイドウォール
43を形成する。
【0008】その後、このサイドウォール43とゲート
電極35との整合した領域の半導体基板11に高濃度領
域31を形成し、LDD構造を有するMOSトランジス
タを形成している。
電極35との整合した領域の半導体基板11に高濃度領
域31を形成し、LDD構造を有するMOSトランジス
タを形成している。
【0009】しかしながら、上記公報に記載の製造方法
により形成したMOSトランジスタにおいては、ゲート
電極35の側壁に絶縁膜からなるサイドウォール43を
形成し、このサイドウォール43の直下に低濃度領域2
9を形成している。
により形成したMOSトランジスタにおいては、ゲート
電極35の側壁に絶縁膜からなるサイドウォール43を
形成し、このサイドウォール43の直下に低濃度領域2
9を形成している。
【0010】このため低濃度領域29にはゲート電圧が
印加されず、この低濃度領域29が抵抗となり、ドレイ
ン電流が小さくなり、MOSトランジスタ特性が劣化す
るという問題点がある。
印加されず、この低濃度領域29が抵抗となり、ドレイ
ン電流が小さくなり、MOSトランジスタ特性が劣化す
るという問題点がある。
【0011】そこでこの問題点を解決するために、たと
えば特開平3―204939号公報に記載の、低濃度領
域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極の一部を延長し
た逆T字形ゲート電極を備えるMOSトランジスタが提
案されている。この特開平3―204939号公報に記
載の逆T字形ゲート電極を有するMOSトランジスタの
製造方法を図8から図11の断面図を用いて説明する。
えば特開平3―204939号公報に記載の、低濃度領
域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極の一部を延長し
た逆T字形ゲート電極を備えるMOSトランジスタが提
案されている。この特開平3―204939号公報に記
載の逆T字形ゲート電極を有するMOSトランジスタの
製造方法を図8から図11の断面図を用いて説明する。
【0012】まず図8に示すように、導電型がP型の半
導体基板11上にゲート酸化膜13を形成し、膜厚20
〜50nmの多結晶シリコン膜からなる第1のゲート電
極材料15を形成する。
導体基板11上にゲート酸化膜13を形成し、膜厚20
〜50nmの多結晶シリコン膜からなる第1のゲート電
極材料15を形成する。
【0013】この第1のゲート電極材料15上には、厚
さ1〜3nmの自然酸化膜39を形成する。その後、タ
ングステンからなる第2のゲート電極材料17を、20
0〜400nm形成する。
さ1〜3nmの自然酸化膜39を形成する。その後、タ
ングステンからなる第2のゲート電極材料17を、20
0〜400nm形成する。
【0014】その後、感光性樹脂41を全面に形成し、
さらにこの感光性樹脂41を所定の形状にパターニング
する。
さらにこの感光性樹脂41を所定の形状にパターニング
する。
【0015】つぎに図9に示すように、パターニングし
た感光性樹脂41をマスクに第2のゲート電極材料17
をエッチングする。このとき自然酸化膜39をエッチン
グストッパーとする。その後、エッチングマスクとして
用いた感光性樹脂41を除去する。
た感光性樹脂41をマスクに第2のゲート電極材料17
をエッチングする。このとき自然酸化膜39をエッチン
グストッパーとする。その後、エッチングマスクとして
用いた感光性樹脂41を除去する。
【0016】その後、半導体基板11と逆導電型のN型
の不純物を1×1013〜1×1014cmー 2 程度のイオ
ン注入量で、半導体基板11に注入して低濃度領域29
を形成する。
の不純物を1×1013〜1×1014cmー 2 程度のイオ
ン注入量で、半導体基板11に注入して低濃度領域29
を形成する。
【0017】つぎに図10に示すように、酸化シリコン
膜を全面に形成し、異方性イオンエッチングを行い、第
2のゲート電極材料17の側壁に酸化シリコン膜からな
るサイドウォール43を形成する。
膜を全面に形成し、異方性イオンエッチングを行い、第
2のゲート電極材料17の側壁に酸化シリコン膜からな
るサイドウォール43を形成する。
【0018】つぎに図11に示すように、ゲート電極3
5とサイドウォール43とをエッチングマスクにして、
自然酸化膜39と第1のゲート電極材料15とをエッチ
ングする。
5とサイドウォール43とをエッチングマスクにして、
自然酸化膜39と第1のゲート電極材料15とをエッチ
ングする。
【0019】その後、N型の不純物を1×1015〜1×
1016cmー 2 程度のイオン注入量で半導体基板11に
導入して、ゲート電極35の整合した領域の半導体基板
11に高濃度領域31を形成する。この高濃度領域31
は、MOSトランジスタのソースドレイン領域37とな
る。
1016cmー 2 程度のイオン注入量で半導体基板11に
導入して、ゲート電極35の整合した領域の半導体基板
11に高濃度領域31を形成する。この高濃度領域31
は、MOSトランジスタのソースドレイン領域37とな
る。
【0020】その後、熱処理を行って自然酸化膜39を
破壊し、第1のゲート電極材料15と第2のゲート電極
材料17とを導通させ、逆T字型ゲート電極を有し、L
DD構造を備えるMOSトランジスタを形成する。
破壊し、第1のゲート電極材料15と第2のゲート電極
材料17とを導通させ、逆T字型ゲート電極を有し、L
DD構造を備えるMOSトランジスタを形成する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの特開
平3―204939号公報に記載のMOSトランジスタ
の製造方法においては、自然酸化膜39を第2のゲート
電極材料17のエッチングストッパーとして用いてい
る。
平3―204939号公報に記載のMOSトランジスタ
の製造方法においては、自然酸化膜39を第2のゲート
電極材料17のエッチングストッパーとして用いてい
る。
【0022】したがって、自然酸化膜39である酸化シ
リコン膜に対する第2のゲート電極材料17のエッチン
グは、100倍程度の大きなエッチング選択比をもつエ
ッチング方法が必要となる。しかしながら、このような
大きなエッチング選択比をもつエッチングを安定して行
うことは、極めて難しい。
リコン膜に対する第2のゲート電極材料17のエッチン
グは、100倍程度の大きなエッチング選択比をもつエ
ッチング方法が必要となる。しかしながら、このような
大きなエッチング選択比をもつエッチングを安定して行
うことは、極めて難しい。
【0023】このために第2のゲート電極材料15のエ
ッチングのとき、第1のゲート電極材料15までエッチ
ングしてしまい、サイドウォール43の寸法ばらつきが
大きくなる。
ッチングのとき、第1のゲート電極材料15までエッチ
ングしてしまい、サイドウォール43の寸法ばらつきが
大きくなる。
【0024】この結果、低濃度領域29の長さのばらつ
きが大きくなり、MOSトランジスタ特性のばらつきが
大きくなってしまう。
きが大きくなり、MOSトランジスタ特性のばらつきが
大きくなってしまう。
【0025】本発明の目的は、上記課題を解決して、M
OSトランジスタ特性のばらつきが発生しない逆T字形
のゲート電極を有し、LDD構造を備えるMOSトラン
ジスタの製造方法を提供することにある。
OSトランジスタ特性のばらつきが発生しない逆T字形
のゲート電極を有し、LDD構造を備えるMOSトラン
ジスタの製造方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体装置の製造方法は、下記記載の工程を
採用する。
に本発明の半導体装置の製造方法は、下記記載の工程を
採用する。
【0027】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上にゲート酸化膜を形成し、第1のゲート電極材料
を形成し、第1のゲート電極材料上にマスク膜を形成
し、ホトエッチング技術によりゲート電極形成領域に対
応するマスク膜に開口を形成する工程と、電子サイクロ
トン共鳴化学気相法により第2のゲート電極材料を形成
する工程と、この第2のゲート電極材料の全面エッチン
グを行い第2のゲート電極材料の側壁部を選択的に除去
して側壁開口を形成し、この側壁開口の整合した領域の
半導体基板に不純物を導入して低濃度領域を形成する工
程と、マスク膜の開口内に塗布膜を形成する工程と、こ
の塗布膜をマスクとして第2のゲート電極材料をマスク
膜と第1のゲート電極材料とをエッチングして、第1の
ゲート電極材料と第2のゲート電極材料とからなる逆T
字形を有するゲート電極を形成し、ゲート電極の整合し
た領域の半導体基板に不純物を導入して高濃度領域を形
成する工程とを有することを特徴とする。
基板上にゲート酸化膜を形成し、第1のゲート電極材料
を形成し、第1のゲート電極材料上にマスク膜を形成
し、ホトエッチング技術によりゲート電極形成領域に対
応するマスク膜に開口を形成する工程と、電子サイクロ
トン共鳴化学気相法により第2のゲート電極材料を形成
する工程と、この第2のゲート電極材料の全面エッチン
グを行い第2のゲート電極材料の側壁部を選択的に除去
して側壁開口を形成し、この側壁開口の整合した領域の
半導体基板に不純物を導入して低濃度領域を形成する工
程と、マスク膜の開口内に塗布膜を形成する工程と、こ
の塗布膜をマスクとして第2のゲート電極材料をマスク
膜と第1のゲート電極材料とをエッチングして、第1の
ゲート電極材料と第2のゲート電極材料とからなる逆T
字形を有するゲート電極を形成し、ゲート電極の整合し
た領域の半導体基板に不純物を導入して高濃度領域を形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0028】
【実施例】以下図面を用いて本発明における実施例を説
明する。以下の説明においては、NチャネルMOSトラ
ンジスタを製造する例で説明する。図1〜図6は、本発
明における半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図
である。
明する。以下の説明においては、NチャネルMOSトラ
ンジスタを製造する例で説明する。図1〜図6は、本発
明における半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図
である。
【0029】まず図1に示すように、不純物濃度が2×
1015cmー 3 程度の低不純物濃度で導電型がP型の半
導体基板11の酸化処理を行い、膜厚35nmの酸化シ
リコン膜からなるゲート酸化膜13を形成する。
1015cmー 3 程度の低不純物濃度で導電型がP型の半
導体基板11の酸化処理を行い、膜厚35nmの酸化シ
リコン膜からなるゲート酸化膜13を形成する。
【0030】その後、モノシランを反応ガスとして用い
た化学気相成長法(以下CVDと記載する)により、膜
厚200nmの多結晶シリコン膜からなる第1のゲート
電極材料15を形成する。
た化学気相成長法(以下CVDと記載する)により、膜
厚200nmの多結晶シリコン膜からなる第1のゲート
電極材料15を形成する。
【0031】その後、第1のゲート電極材料15上の全
面に、モノシランと酸素とを反応ガスとするCVD法に
より、膜厚が400nmの酸化シリコン膜からなるマス
ク膜19を形成する。
面に、モノシランと酸素とを反応ガスとするCVD法に
より、膜厚が400nmの酸化シリコン膜からなるマス
ク膜19を形成する。
【0032】その後、このマスク膜19上の全面に感光
性樹脂(図示せず)を回転塗布法により形成し、ホトマ
スクを用いて露光し、現像を行い感光性樹脂をパターニ
ングし、その後このパターニングした感光性樹脂をエッ
チングマスクとしてマスク膜19をエッチングする、い
わゆるホトエッチングによりマスク膜19に開口21を
形成する。
性樹脂(図示せず)を回転塗布法により形成し、ホトマ
スクを用いて露光し、現像を行い感光性樹脂をパターニ
ングし、その後このパターニングした感光性樹脂をエッ
チングマスクとしてマスク膜19をエッチングする、い
わゆるホトエッチングによりマスク膜19に開口21を
形成する。
【0033】その後、エッチングマスクとして用いた感
光性樹脂を除去する。
光性樹脂を除去する。
【0034】つぎに図2に示すように、モノシランを反
応ガスとする電子サイクロトン共鳴化学気相成長法(以
下ECRと記載する)により、膜厚200nmの多結晶
シリコン膜からなる第2のゲート電極材料17を形成す
る。
応ガスとする電子サイクロトン共鳴化学気相成長法(以
下ECRと記載する)により、膜厚200nmの多結晶
シリコン膜からなる第2のゲート電極材料17を形成す
る。
【0035】つぎに図3に示すように、フッ酸と硝酸と
の混合溶液を用いて第2のゲート電極膜17の全面エッ
チングを行う。
の混合溶液を用いて第2のゲート電極膜17の全面エッ
チングを行う。
【0036】ECRで形成した多結晶シリコン膜からな
る第2のゲート電極材料17は、図2に示す平面部23
と側壁部25とでは、エッチング速度が10倍以上異な
り、側壁部25の多結晶シリコン膜が選択的にエッチン
グ除去されて、側壁開口27が形成される。
る第2のゲート電極材料17は、図2に示す平面部23
と側壁部25とでは、エッチング速度が10倍以上異な
り、側壁部25の多結晶シリコン膜が選択的にエッチン
グ除去されて、側壁開口27が形成される。
【0037】このECRで形成した、多結晶シリコン膜
からなる第2のゲート電極材料17における平面部23
と側壁部25とで、エッチング速度が大きく異なる理由
は、以下に記載する理由による。
からなる第2のゲート電極材料17における平面部23
と側壁部25とで、エッチング速度が大きく異なる理由
は、以下に記載する理由による。
【0038】マイクロ波を用いてプラズマ発生室内で、
モノシランをプラズマ化した膜形成に関与する活性種
が、一方向から半導体基板11に到達することにより、
ECRにおいては、平面部と側壁部とで膜形成機構に大
きな違いが生じる。このため、平面部23と側壁部25
とで、第2のゲート電極材料17の膜質が異なり、エッ
チング速度に大きな差が発生する。
モノシランをプラズマ化した膜形成に関与する活性種
が、一方向から半導体基板11に到達することにより、
ECRにおいては、平面部と側壁部とで膜形成機構に大
きな違いが生じる。このため、平面部23と側壁部25
とで、第2のゲート電極材料17の膜質が異なり、エッ
チング速度に大きな差が発生する。
【0039】その後、半導体基板11と逆導電型の不純
物である砒素を、イオン注入量2×1013cmー 2 の条
件でイオン注入を行い、側壁開口27を介して半導体基
板11に導入して、低濃度領域29を形成する。
物である砒素を、イオン注入量2×1013cmー 2 の条
件でイオン注入を行い、側壁開口27を介して半導体基
板11に導入して、低濃度領域29を形成する。
【0040】つぎに図4に示すように、全面に塗布膜3
3としてポリメチルメタアクリレートを回転塗布法によ
り形成し、表面がほぼ平坦な形状を有する塗布膜33を
形成する。
3としてポリメチルメタアクリレートを回転塗布法によ
り形成し、表面がほぼ平坦な形状を有する塗布膜33を
形成する。
【0041】その後、酸素を反応ガスとする異方性イオ
ンエッチング法により、第2のゲート電極材料17の表
面が露出するまで塗布膜33をエッチングする。
ンエッチング法により、第2のゲート電極材料17の表
面が露出するまで塗布膜33をエッチングする。
【0042】この結果、マスク膜17の開口21内に、
塗布膜33を埋め込むように形成する。
塗布膜33を埋め込むように形成する。
【0043】つぎに図5に示すように、開口21内に形
成した塗布膜33をエッチングマスクとして、第2のゲ
ート電極材料17と、マスク膜19と、さらに第1のゲ
ート電極材料15とをエッチングして除去する。
成した塗布膜33をエッチングマスクとして、第2のゲ
ート電極材料17と、マスク膜19と、さらに第1のゲ
ート電極材料15とをエッチングして除去する。
【0044】その後、イオン注入法により半導体基板1
1と逆導電型を有する砒素をイオン注入量4×1015c
mー 2 の条件で、半導体基板11に導入して、高濃度領
域31を形成する。
1と逆導電型を有する砒素をイオン注入量4×1015c
mー 2 の条件で、半導体基板11に導入して、高濃度領
域31を形成する。
【0045】つぎに図6に示すように、塗布膜33を除
去し、第1のゲート電極材料15と第2のゲート電極材
料17とからなり、逆T字形の断面形状を有するゲート
電極35を形成する。
去し、第1のゲート電極材料15と第2のゲート電極材
料17とからなり、逆T字形の断面形状を有するゲート
電極35を形成する。
【0046】その後は図示しないが、CVD法によりリ
ンを添加した酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜を形成
し、さらに温度950℃の窒素雰囲気中で熱処理を行い
イオン注入により導入した不純物の活性化を行い、ホト
エッチングにより層間絶縁膜に接続穴を形成し、スパッ
タリング法によりアルミニウムシリコン合金からなる配
線材料を形成し、ホトエッチングにより配線を形成し
て、断面形状が逆T字形のゲート電極を有し、かつLD
D構造を備えるMOSトランジスタを得る。
ンを添加した酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜を形成
し、さらに温度950℃の窒素雰囲気中で熱処理を行い
イオン注入により導入した不純物の活性化を行い、ホト
エッチングにより層間絶縁膜に接続穴を形成し、スパッ
タリング法によりアルミニウムシリコン合金からなる配
線材料を形成し、ホトエッチングにより配線を形成し
て、断面形状が逆T字形のゲート電極を有し、かつLD
D構造を備えるMOSトランジスタを得る。
【0047】なお以上の説明においては、マスク膜とし
て酸化シリコン膜を用いた例で説明したが、第2のゲー
ト電極材料と異なる材料であれば、マスク膜として使用
可能である。
て酸化シリコン膜を用いた例で説明したが、第2のゲー
ト電極材料と異なる材料であれば、マスク膜として使用
可能である。
【0048】さらに塗布膜としては、ポリメチルメタア
クリレート以外にも、その他の有機高分子材料、感光性
樹脂、塗布ガラス膜など表面がほぼ平坦な形状で形成で
きる材料であれば、塗布膜として適用できる。
クリレート以外にも、その他の有機高分子材料、感光性
樹脂、塗布ガラス膜など表面がほぼ平坦な形状で形成で
きる材料であれば、塗布膜として適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
半導体装置の製造方法においては、第2のゲート電極材
料の膜厚により、低濃度領域の長さを制御している。し
たがって低濃度領域のばらつきが小さくなり、MOSト
ランジスタ特性のばらつきが発生しない逆T字形のゲー
ト電極を有し、LDD構造を備えるMOSトランジスタ
が得られる。
半導体装置の製造方法においては、第2のゲート電極材
料の膜厚により、低濃度領域の長さを制御している。し
たがって低濃度領域のばらつきが小さくなり、MOSト
ランジスタ特性のばらつきが発生しない逆T字形のゲー
ト電極を有し、LDD構造を備えるMOSトランジスタ
が得られる。
【図1】本発明における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図3】本発明における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図4】本発明における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図5】本発明における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図6】本発明における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図7】従来例における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図8】従来例における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図9】従来例における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図10】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
断面図である。
【図11】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
断面図である。
15 第1のゲート電極材料 17 第2のゲート電極材料 19 マスク膜 21 開口 27 側壁開口 29 低濃度領域 31 高濃度領域 33 塗布膜 35 ゲート電極
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上にゲート酸化膜を形成し、
第1のゲート電極材料を形成し、第1のゲート電極材料
上にマスク膜を形成し、ホトエッチング技術によりゲー
ト電極形成領域に対応するマスク膜に開口を形成する工
程と、電子サイクロトン共鳴化学気相法により第2のゲ
ート電極材料を形成する工程と、第2のゲート電極材料
の全面エッチングを行い第2のゲート電極材料の側壁部
を選択的に除去して側壁開口を形成し、側壁開口の整合
した領域の半導体基板に不純物を導入して低濃度領域を
形成する工程と、マスク膜の開口内に塗布膜を形成する
工程と、塗布膜をエッチングマスクとして第2のゲート
電極材料をマスク膜と第1のゲート電極材料とをエッチ
ングして、第1のゲート電極材料と第2のゲート電極材
料とからなる逆T字形を有するゲート電極を形成し、ゲ
ート電極の整合した領域の半導体基板に不純物を導入し
て高濃度領域を形成する工程とを有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7575392A JPH05243262A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7575392A JPH05243262A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05243262A true JPH05243262A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13585329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7575392A Pending JPH05243262A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05243262A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08186260A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-16 | Lg Semicon Co Ltd | Mosトランジスタの製造方法 |
US7112817B2 (en) | 2000-03-06 | 2006-09-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic appliance including transistor having LDD region |
US7218361B2 (en) * | 2000-03-27 | 2007-05-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
KR100972929B1 (ko) * | 2003-04-29 | 2010-07-28 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 반도체소자의 제조방법 |
US7859066B2 (en) | 2007-06-20 | 2010-12-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7575392A patent/JPH05243262A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08186260A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-16 | Lg Semicon Co Ltd | Mosトランジスタの製造方法 |
US7112817B2 (en) | 2000-03-06 | 2006-09-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic appliance including transistor having LDD region |
US8124973B2 (en) | 2000-03-06 | 2012-02-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic appliance including transistor having LDD region |
US8772778B2 (en) | 2000-03-06 | 2014-07-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US9601515B2 (en) | 2000-03-06 | 2017-03-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US7218361B2 (en) * | 2000-03-27 | 2007-05-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
US7486344B2 (en) | 2000-03-27 | 2009-02-03 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
KR100972929B1 (ko) * | 2003-04-29 | 2010-07-28 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 반도체소자의 제조방법 |
US7859066B2 (en) | 2007-06-20 | 2010-12-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same |
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