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JPH05242681A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH05242681A
JPH05242681A JP4043319A JP4331992A JPH05242681A JP H05242681 A JPH05242681 A JP H05242681A JP 4043319 A JP4043319 A JP 4043319A JP 4331992 A JP4331992 A JP 4331992A JP H05242681 A JPH05242681 A JP H05242681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
circuit
threshold
transistor
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4043319A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hara
浩 幸 原
Takayasu Sakurai
井 貴 康 櫻
Yoshinori Watanabe
辺 吉 規 渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4043319A priority Critical patent/JPH05242681A/ja
Publication of JPH05242681A publication Critical patent/JPH05242681A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 レプリカ回路200によりセンスアンプ10
0の出力信号振幅の中間レベルを検出する。また、イン
バータ7のレプリカとなるインバータ207により、イ
ンバータ7の閾値レベルを検出する。両検出レベルは差
動アンプ214に供給し、この差動アンプ214により
その両検出レベルの差に比例した信号を取出し、この信
号により閾値制御回路となるトランジスタ13のゲート
電位を制御する。これにより、インバータ7の閾値レベ
ルとセンスアンプ100の出力レベルとの関係に応じて
インバータ7の閾値レベルを制御可能となる。 【効果】 プロセスにおける製造上のばらつき等の閾値
変動要因に影響されることなくセンスアンプ100の出
力信号の論理レベルの判別を確実に行うことができる。
よって、メモリセル9のデータ読出しの信頼性を向上さ
せ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハイレベル(以下、“H”とい
う。)及びローレベル(以下、“L”という。)の論理
レベル状態を持つ信号におけるその論理レベル状態を閾
値レベルに従って判別し、その判別論理レベル状態を増
幅するようになっている半導体集積回路として、例え
ば、メモリセルの保持レベルを読出すためのメモリ読出
し回路装置が知られている。
【0003】図6は従来のセンスアンプの構成を示すも
のである。
【0004】この図において、1,2は前段の増幅段と
なる差動アンプを形成するnpn形トランジスタであ
り、トランジスタ1のベースにはビットラインBLが接
続され、トランジスタ2のベースにはビットラインBL
B(Bit Line Bar)が接続されている。トランジスタ1の
コレクタには電源電圧Vccが印加され、トランジスタ2
のコレクタには抵抗素子3を直列に介して電源電圧Vcc
が印加されている。この抵抗素子3とトランジスタ2の
コレクタとの接続点が差動アンプの出力端となる。トラ
ンジスタ1,2の共通接続点であるエミッタはnチャネ
ル(以下、nchという。)MOSトランジスタ4のソ
ース・ドレイン間を直列に介して接地されている。この
トランジスタ4のゲートは定電圧VCNが印加されてお
り、トランジスタ4は定電流源回路として機能するよう
になっている。
【0005】5は差動アンプの出力駆動素子となるnp
n形トランジスタであり、このトランジスタ5のベース
はトランジスタ2のコレクタに接続され、同トランジス
タ5のコレクタは電源Vccに接続され、トランジスタ5
の出力端となるエミッタはnchMOSトランジスタ6
のソース・ドレイン間を直列に介して接地されている。
このトランジスタ6も、そのゲートに定電圧VCNが印加
され、定電流源回路として機能するものとされている。
【0006】これまでの構成において、メモリセルの肯
定出力側データが論理“1”、否定出力側データが論理
“0”であったとする。
【0007】すると、ビットラインBLは“H”、ビッ
トラインBLBは“L”となる。よって、トランジスタ
1はオン、トランジスタ2はオフとなり、電流はトラン
ジスタ1側のみに流れ、トランジスタ2には流れないの
で、トランジスタ2のコレクタは“H”となる。これに
より、トランジスタ5のベース・エミッタ間電圧だけ降
下した電圧がトランジスタ5のエミッタから論理“1”
として出力される。ここで、例えば、電源電圧Vccとし
て一般的な値である3.3[V]が供給されいるとした
場合、トランジスタ5のベースには3.3[V]が印加
され、そのベース・エミッタ間電圧が通常0.8[V]
であるため、トランジスタ5のエミッタには2.5
[V]が現れる。この2.5[V]が“H”、すなわ
ち、論理“1”のセンスアンプ出力とされる。
【0008】また、メモリセルの肯定出力側データが論
理“0”、否定出力側データが論理“1”であるとす
る。
【0009】この場合、ビットラインBLは“L”、ビ
ットラインBLBは“H”となる。よって、トランジス
タ1はオフ、トランジスタ2はオンとなり、電流はトラ
ンジスタ2側にのみ流れ、トランジスタ1には流れな
い。ゆえに、この場合には、トランジスタ2のコレクタ
には電源電圧Vccから抵抗素子3の電圧降下分を差引い
た電圧が出現する。抵抗素子3の値としては一般に電圧
降下分が0.8[V]となるように設定されるため、ト
ランジスタ2のコレクタには2.5[V]が現れ、加え
てトランジスタ5のベース・エミッタ間の電圧降下を受
けて、センスアンプ出力としては1.7[V]の値が
“L”として発生される。
【0010】このセンスアンプ出力端となるトランジス
タ5のエミッタにはインバータ回路7が接続されてお
り、これが上記閾値レベルに基づく判別論理レベル状態
を増幅する回路に相当する。このインバータ回路7はC
MOSトランジスタから構成され、pチャネル(以下、
pchという。)MOSトランジスタとnchMOSト
ランジスタとのバランスによって決定される閾値により
上記センスアンプからの出力を判定し、その判定に基づ
く論理レベルをCMOSレベルのフルスイング状態(す
なわち、信号が電源電圧Vccレベルと接地レベルとに変
化する状態)まで増幅するものである。
【0011】よって、“H”が2.5[V]、“L”が
1.7[V]である上記センスアンプ出力は“H”が電
源電圧Vccレベル=3.3[V]、“L”が接地レベル
=0[V]の信号に増幅される。
【0012】このインバータ7の次段には同一アーキテ
クチャのインバータ8が更に接続され、ここにおいて
は、インバータ7で既にフルスイング状態にされた信号
についてその論理レベル状態の反転処理が行われ最終的
に、センスアンプの出力論理レベル状態でメモリセルの
内容が出力される。
【0013】このように、上記従来の回路によれば、メ
モリセルの内容がセンスアンプでまず取出され、その
後、その小振幅の信号がインバータ7によりフルスイン
グ状態に増幅されてから出力され、メモリセルの内容を
フルスイングの振幅で読出すことを可能としている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回路においては、インバータ7の閾値レベルを決定
するpch、nch各CMOSトランジスタのプロセス
上のばらつきの問題がある。すなわち、このプロセス上
のばらつきは閾値の変動を招き、ひどい場合、この閾値
が上記小振幅から外れ、論理レベルの判定が不能になる
こともある。
【0015】本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところはプロセス
における製造上の要因に影響されることなくレベル変動
信号の論理レベルの判別を確実に行うことができるよう
にした半導体集積回路装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置は、レベル変動信号のレベル変動状態を閾値レベル
に従って判別し、かつその判別結果に従ってレベル変動
状態を増幅する制御対象回路と、閾値制御信号に従って
上記閾値レベルを上下させる閾値制御回路と、上記レベ
ル変動信号の振幅の中間レベルを検出する中間レベル検
出回路と、上記閾値レベルを検出する閾値検出回路と、
上記中間レベル検出回路による検出レベルと上記閾値検
出回路による検出レベルとの差に応じて上記閾値レベル
を上下させるための上記閾値制御信号を生成して上記閾
値制御回路に与える制御信号生成回路とを備えている。
【0017】制御対象回路としては、レベル変動信号が
センサ増幅器の出力信号であり且つそのレベルを閾値レ
ベルに従って判別し且つ増幅するメモリ読出し回路を適
用可能である。
【0018】レベル変動信号のレベル判別・増幅回路は
CMOS回路より形成されたインバータにより構成する
ことができる。
【0019】また、このレベル判別・増幅回路はCMO
S回路を含む多入力論理ゲートにより構成することがで
きる。
【0020】閾値制御回路は、例えば閾値制御信号をそ
のゲート制御信号として受けることにより、CMOS回
路の対称性を制御するMOSトランジスタにより構成さ
れる。
【0021】中間レベル検出回路はレベル変動信号を出
力する回路のレプリカ回路から構成することができる。
【0022】閾値検出回路はレベル変動信号のレベル判
別及び増幅を行う回路のレプリカ回路から構成すること
ができる。
【0023】制御信号生成回路は差動増幅回路から構成
することができる。
【0024】
【作用】本発明によれば、レベル変動信号の振幅の中間
レベルと閾値レベルとを検出し、その両検出レベルの差
に応じて閾値レベルを制御するようになっているので、
その制御により各種閾値変動要因によるばらつきを吸収
することができ、プロセスにおける製造上の閾値変動要
因に影響されることなくレベル変動信号の論理レベルの
判別を確実に行うことができる。
【0025】また、制御対象回路としてメモリ読出し回
路に適用することによりデータ読出しの信頼性向上を図
ることができる。
【0026】閾値制御回路は、例えば閾値制御信号をそ
のゲート制御信号として受けることにより、CMOS回
路の対称性を制御するMOSトランジスタにより構成す
れば、CMOS回路を構成するnchMOSトランジス
タ及びpchMOSトランジスタのうち少なくとも一方
に対し同一チャネルのMOSトランジスタを直列に接続
するという簡単な回路変更で実現することができる。
【0027】中間レベル検出回路や閾値検出回路をレベ
ル変動信号出力回路やレベル判別及び増幅を行う回路の
レプリカ回路から構成することにより、両者を同様のプ
ロセスを経て製造可能となり、検出値の信頼性が高い。
【0028】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0029】図1は本発明の第1実施例に係るメモリ読
出し回路装置を示すもので、この図において、図6の回
路と同一の構成要素については同一符号を付して説明を
省略する。
【0030】図1において、9はメモリセル、10〜1
2はビット線のロード回路を形成するnchMOSトラ
ンジスタであり、トランジスタ10〜12全てのゲート
がイネーブルラインに接続される。トランジスタ10の
ソース及びドレインはそれぞれビットラインBLあるい
はBLBに接続され、トランジスタ11のソースはビッ
トラインBLに接続され、同ドレインには電源電圧Vcc
が印加され、トランジスタ12のソースはビットライン
BLBに接続され、同には電源電圧VDDが印加されてい
る。イネーブル信号ENが“H”のときトランジスタ1
0〜12がオンとなり、ロードとしての動作状態はトラ
ンジスタ1,2のベース電位はメモリセル9のデータに
依存することとなって、読出しが可能となる(イネーブ
ル状態)。本メモリの動作中、信号ENは常に“H”に
保持されるものである。
【0031】100は素子1〜6からなる回路を総称す
るセンスアンプに対する符号です。このセンスアンプ1
00の出力信号がレベル変動信号に相当する。インバー
タ7は、このセンスアンプ100の出力信号のレベルを
閾値レベルに従って判別し、かつその判別結果に従って
そのレベル変動状態を増幅する回路に相当する。
【0032】13は閾値制御回路としてnchMOSト
ランジスタであり、このトランジスタ13は、インバー
タ7を形成するnchMOSトランジスタのソースと接
地との間に直列に挿入され、そのゲート制御信号により
インバータ7のCMOS回路に関する対称性を制御する
ようになっている。すなわち、トランジスタ13をオン
状態とするゲート電位の絶対値が上がるほどnchMO
Sトランジスタによるプルダウン抵抗が下がり、閾値レ
ベルが下がることとなり、逆に、トランジスタ13をオ
ン状態とするゲート電位の絶対値が下がるほどnchM
OSトランジスタによるプルダウン抵抗が上がって、閾
値レベルが上がることとなる。
【0033】200はセンスアンプ100のレプリカ回
路であって、このレプリカ回路200はセンスアンプ1
00と同様のプロセスで製造され、センスアンプ100
の出力信号振幅の中間レベルを検出する中間レベル検出
回路として機能する。201,202はその差動アンプ
レプリカを構成するnpn形トランジスタ、203は出
力レベル制御用抵抗素子のレプリカとなる抵抗素子、2
04,206は定電流源回路のレプリカとなるnchM
OSトランジスタ、205は出力駆動素子のレプリカと
なるnpn形トランジスタ、210〜212はイネーブ
ル制御回路のレプリカとなるnchMOSトランジスタ
である。ここでは、トランジスタ210〜212のゲー
トには共通に電源電圧VG が印加され、全てオン状態と
される。トランジスタ201のベースはトランジスタ2
10のドレインに接続され、トランジスタ202のベー
スはトランジスタ210のソースに接続されており、ビ
ットラインBL,BLBが短絡された状態とされてい
る。トランジスタ211,212のドレインには電源電
圧VDDが印加され、トランジスタ211のソースはトラ
ンジスタ201のベースに接続され、トランジスタ21
2のソースはトランジスタ202のベースに接続されて
いる。よって、トランジスタ201,202はそのベー
スが同電位でオン状態となり、両者のコレクタにはトラ
ンジスタ204により規定される電流値の半分ずつが流
れることとなるため、トランジスタ205からはセンス
アンプ100の出力信号の中間電位が出力されることと
なる。
【0034】207はインバータ7のレプリカとなるイ
ンバータ、213は閾値制御用トランジスタ13のレプ
リカとなるnchMOSトランジスタであり、インバー
タ207とトランジスタ213との相互の接続は、イン
バータ7とトランジスタ13との接続関係と同様に行わ
れており、両者7,13と同様のプロセスで製造され
る。よって、このインバータ207の閾値レベルはイン
バータ7の閾値レベルのプロセスによる変動に伴い変動
する。インバータ207の入力端子と出力端子とは短絡
され、このインバータ207はその入出力信号が閾値レ
ベルの点で安定動作状態となるようにされ、入出力接続
点からは閾値レベルが出力されるようになっており、閾
値検出回路として機能するものとされている。
【0035】214は制御信号生成回路としての差動ア
ンプである。この差動アンプ214の反転入力端子には
レプリカ回路200の出力信号が入力され、同アンプ2
14の非反転入力端子にはインバータ207の出力信号
が入力されており、差動アンプ214からのその差に比
例した出力信号が得られるようになっている。この差動
アンプ214の出力信号はトランジスタ13,213の
ゲート制御信号として与えられるようになっており、そ
のため、トランジスタ13,213を常時オン状態とし
且つセンスアンプ100の出力信号振幅の中間レベルに
閾値レベルを制御すべく入出力特性が設定されている。
【0036】本実施例によれば、レプリカ回路200に
よりセンスアンプ100の出力信号振幅の中間レベルが
検出される。また、インバータ7のレプリカとなるイン
バータ207により、インバータ7の閾値レベルが検出
される。両検出レベルは差動アンプ214に供給される
ため、この差動アンプ214によりその両検出レベルの
差に比例した信号が取出され、この信号により閾値制御
回路となるトランジスタ13のゲート電位が制御され
る。
【0037】よって、インバータ207の閾値レベルが
レプリカ回路200の出力レベルよりも大きいときに
は、差動アンプ214の出力信号の絶対値は小さくな
り、トランジスタ13によるプルダウン抵抗が大きくな
り、インバータ7の閾値レベルが下がることとなる。
【0038】また、インバータ207の閾値レベルがレ
プリカ回路200の出力レベルよりも小さいときには、
差動アンプ214の出力信号の絶対値は大きくなり、ト
ランジスタ13によるプルダウン抵抗が小さくなって、
インバータ7の閾値レベルが上がることとなる。
【0039】図5は横軸にレプリカ回路200の出力電
位(センスアンプ100の出力中間電位)を取り、縦軸
に閾値レベルを取って、その閾値レベルが制御される状
態を示したもので、レプリカ回路200の出力に応じて
閾値レベルが1.9[V]から2.3[V]まで制御さ
れているのが図5の曲線からわかる。
【0040】このようにして、インバータ7の閾値レベ
ルはセンスアンプ100の出力振幅の中間電位に制御さ
れるようになっているので、その制御により各種要因に
よる閾値レベルの変動を吸収することができ、プロセス
における製造上のばらつき、電源の変動等の閾値変動要
因に影響されることなくセンスアンプ100の出力信号
の論理レベルの判別を確実に行うことができる。よっ
て、メモリセル9のデータ読出しの信頼性を向上させる
ことができることとなる。
【0041】また、閾値制御回路は、インバータ7を構
成するnchMOSトランジスタに対しnchMOSト
ランジスタ13を直列に接続するという簡単な回路変更
で実現することができる。
【0042】センスアンプ100の出力中間レベルやイ
ンバータ7の閾値レベルの検出を各レプリカ回路により
行うようにし、レプリカ回路は本来の回路と同様のプロ
セスを経て製造可能としているため、プロセス上の影響
はレプリカ回路にもコピーされ、検出値の信頼性が高
い。
【0043】さらに、閾値制御回路としてのMOSトラ
ンジスタはセル数分必要になるが残りは当該LSI中で
1個だけ設ければ足りることとなり、非常にシンプルな
回路の付加で大きな利点を得ることができる。
【0044】なお、図5に示されるように、レプリカ回
路200の出力信号が1.9[V]以下、及び2.3
[V]以上では閾値レベルは全く変化されない。これ
は、センスアンプ100の出力電位、差動アンプ214
の性能、インバータ7,207ののもともとのpchM
OSとnchMOSとの比によって決まるものであり、
ある程度、設計の段階でインバータ7,207のpch
MOSとnchMOSとの比をセンスアンプ100の出
力に合わせておき、その上で、プロセス上の変動に対し
てインバータ7,207の閾値レベルを必要と考えられ
る範囲で補償するようにしているからである。
【0045】図2は本発明の第2実施例に係るメモリ読
出し回路装置の構造を示すものである。
【0046】図1に示す実施例ではインバータ7,20
7の閾値レベルの制御をnchMOSトランジスタ1
3,213により行うようにしているが、図2に示す本
実施例では、閾値制御回路及びそのレプリカをpchM
OSトランジスタ15,215で形成している。トラン
ジスタ15は、pchであるため、インバータ7のpc
hMOSトランジスタと電源との間に直列に接続され、
同様に、トランジスタ215もインバータ207のpc
hMOSトランジスタと電源との間に直列に接続されて
いる。
【0047】差動アンプ214はそのpchに合わせ
て、トランジスタ15,215を常時オン状態とし且つ
センスアンプ100の出力信号振幅の中間レベルに閾値
レベルを制御すべく入出力特性が設定されている。
【0048】本実施例による場合、インバータ207の
閾値レベルがレプリカ回路200の出力レベルよりも大
きいときには、差動アンプ214の出力信号の絶対値は
小さくなり、トランジスタ15によるプルアップ抵抗が
大きくなり、インバータ7の閾値レベルが下がることと
なる。
【0049】また、インバータ207の閾値レベルがレ
プリカ回路200の出力レベルよりも小さいときには、
差動アンプ214の出力信号の絶対値は大きくなり、ト
ランジスタ15によるプルダウン抵抗が小さくなって、
インバータ7の閾値レベルが上がることとなる。
【0050】したがって、本実施例によっても上記実施
例と同様の機能が得られ、同等の作用効果を得ることが
できる。
【0051】図3は本発明の第3実施例に係るメモリ読
出し回路装置の構造を示すものである。
【0052】上記実施例の回路ではいずれも閾値制御用
のトランジスタ13,213,15,215をインバー
タ7,207の電源端側に接続しているが、本実施例の
ものはCMOS回路の中間に挿入されている。
【0053】16はその閾値制御回路をも含むインバー
タであり、このインバータ16はpchMOSトランジ
スタ17とnchMOSトランジスタ18とでCMOS
回路を形成し、トランジスタ17のインバータ出力端子
となるドレインとトランジスタ18のドレインとの間に
閾値レベル制御用のnchMOSトランジスタ19が挿
入されている。
【0054】この回路の動作は上記第1実施例と同様で
あり、その詳細な説明は省略する。
【0055】図4は本発明の第4実施例に係るメモリ読
出し回路装置の構成を示すものである。
【0056】上記実施例の回路ではいずれもセンスアン
プ100の出力信号についてレベル判別・増幅を行う回
路及びそのレプリカがインバータにより構成されている
が、本実施例の回路は2入力ナンドゲート20,220
によりそれぞれを構成しており、チップイネーブルの他
にメモリのブロック毎の制御などを行うことができる構
造を有しているものの一例である。
【0057】センスアンプ100の出力信号はナンドゲ
ート20の一方の入力端に供給されている。このナンド
ゲート20はCMOS回路を含み、閾値レベル制御用ト
ランジスタ13はCMOSのnchMOSトランジスタ
の接地側に接続されている。ナンドゲート220の出力
端と一つの入力端とは短絡されており、その出力レベル
が閾値レベルにおいて安定するようにされている。
【0058】この回路における閾値レベル制御動作は上
記第1〜第3の実施例と同様である。ただし、これは、
ナンドゲート20,220を開いた状態での動作であ
り、その制御はナンドゲート20,220の他方の入力
端への信号により行うものである。
【0059】本実施例によっても上記実施例と同等の作
用効果が得られることは勿論のことである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ベル変動信号の振幅の中間レベルと閾値レベルとを検出
し、その両検出レベルの差に応じて閾値レベルを制御す
るようになっているので、その制御により各種閾値変動
要因によるばらつきを吸収することができ、プロセスに
おける製造上の閾値変動要因に影響されることなくレベ
ル変動信号の論理レベルの判別を確実に行うことができ
る。
【0061】また、制御対象回路としてメモリ読出し回
路に適用することによりデータ読出しの信頼性向上を図
ることができる。
【0062】閾値制御回路は、例えば閾値制御信号をそ
のゲート制御信号として受けることにより、CMOS回
路の対称性を制御するMOSトランジスタにより構成す
れば、CMOS回路を構成するnchMOSトランジス
タ及びpchMOSトランジスタのうち少なくとも一方
に対し同一チャネルのMOSトランジスタを直列に接続
するという簡単な回路変更で実現することができる。
【0063】中間レベル検出回路や閾値検出回路をレベ
ル変動信号出力回路やレベル判別及び増幅を行う回路の
レプリカ回路から構成することにより、両者を同様のプ
ロセスを経て製造可能となり、検出値の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体集積回路装置
を構成するメモリ読出し回路装置の構成を示す回路図。
【図2】本発明の第2実施例に係る半導体集積回路装置
を構成するメモリ読出し回路装置の構成を示す回路図。
【図3】本発明の第3実施例に係る半導体集積回路装置
を構成するメモリ読出し回路装置の構成を示す回路図。
【図4】本発明の第4実施例に係る半導体集積回路装置
を構成するメモリ読出し回路装置の構成を示す回路図。
【図5】横軸に中間レベル検出回路としてのレプリカ回
路の出力電位を取り、縦軸に閾値レベルを取って、その
閾値レベルが本発明装置により制御される状態を示す曲
線図。
【図6】従来のメモリ読出し回路装置の構成を示す回路
図。
【符号の説明】
100 センスアンプ 7,16 制御対象インバータ 20 制御対象ナンドゲート 13,15,19 閾値レベル制御用トランジスタ 200 センスアンプレプリカ回路 207,216 インバータレプリカ 220 ナンドゲートレプリカ 213 閾値レベル制御用トランジスタレプリカ 214 閾値制御信号生成用差動アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡 辺 吉 規 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レベル変動信号のレベル変動状態を閾値レ
    ベルに従って判別し、かつその判別結果に従ってレベル
    変動状態を増幅する制御対象回路と、 閾値制御信号に従って前記閾値レベルを上下させる閾値
    制御回路と、 前記レベル変動信号の振幅の中間レベルを検出する中間
    レベル検出回路と、 前記閾値レベルを検出する閾値検出回路と、 前記中間レベル検出回路による検出レベルと前記閾値検
    出回路による検出レベルとの差に応じて前記閾値レベル
    を上下させるための前記閾値制御信号を生成して前記閾
    値制御回路に与える制御信号生成回路とを備えている半
    導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】制御対象回路は、レベル変動信号がセンサ
    増幅器の出力信号であり且つそのレベルを閾値レベルに
    従って判別し且つ増幅するメモリ読出し回路である請求
    項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】レベル変動信号のレベルを判別し増幅する
    回路はCMOS回路より形成されたインバータから構成
    されている請求項1、2のうちいずれか1項記載の半導
    体集積回路装置。
  4. 【請求項4】レベル変動信号のレベルを判別し増幅する
    回路はCMOS回路を含む多入力論理ゲートから構成さ
    れている請求項1、2のうちいずれか1項記載の半導体
    集積回路装置。
  5. 【請求項5】閾値制御回路は、閾値制御信号をそのゲー
    ト制御信号として受けることにより、CMOS回路の対
    称性を制御するMOSトランジスタから構成されている
    請求項3、4のうちいずれか1項記載の記載の半導体集
    積回路装置。
  6. 【請求項6】中間レベル検出回路はレベル変動信号を出
    力する回路のレプリカ回路から構成されている請求項1
    〜5のうちいずれか1項記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】閾値検出回路はレベル変動信号のレベル判
    別及び増幅を行う回路のレプリカ回路から構成されてい
    る請求項1〜6のうちいずれか1項記載の半導体集積回
    路装置。
  8. 【請求項8】制御信号生成回路は差動増幅回路から構成
    されている請求項1〜7のうちいいずれか1項記載の半
    導体集積回路装置。
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