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JPH0522815A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number
JPH0522815A
JPH0522815A JP3165879A JP16587991A JPH0522815A JP H0522815 A JPH0522815 A JP H0522815A JP 3165879 A JP3165879 A JP 3165879A JP 16587991 A JP16587991 A JP 16587991A JP H0522815 A JPH0522815 A JP H0522815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
box
outer shell
box body
switchgear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3165879A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Ushijima
清 牛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP3165879A priority Critical patent/JPH0522815A/ja
Publication of JPH0522815A publication Critical patent/JPH0522815A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大形の外殻容器を扱わずに製造を行うことが
でき、事故が生じたときには一部のみを交換するだけで
対処することができるガス絶縁開閉装置を提供する。 【構成】 ガス絶縁開閉装置の構成機器を収納する外殻
容器11を、上部容器14、中間部容器15及び下部容
器16に分割し、これらの3つの容器14,15,16
に構成機器を振り分けて収納する。盤12を構成する箱
体13を、上部箱体17、中間部箱体18及び下部箱体
19に分割し、盤を構成する機器をこれらの3つの箱体
17,18,19に振り分けて収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線路と母線との間を接
続する開閉回路を構成するガス絶縁開閉装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ビル等の受電設備に用いられるガス絶縁
開閉装置として、図9に示したように、フィーダを構成
するケーブルを引き込むケーブルヘッドCHdと、母線
導体BUSと、ケーブルヘッドと母線導体との間に配置
される開閉機器とを、絶縁ガス(SF6 ガス)が封入さ
れた直方体状の外殻容器1内に収納して開閉装置の本体
2を構成するとともに、外殻容器1内の構成機器を操作
する操作器や計器類を箱体3内に収納して盤4を構成
し、開閉装置本体2と盤4とを隣接させて配置して、1
ユニットのガス絶縁開閉装置Uを構成したものがある。
外殻容器1内は隔壁1aにより上下の2室に仕切られる
とともに、隔壁1aに絶縁スペーサSが取付けられ、該
絶縁スペーサにより上下の2室がガス区分されている。
【0003】受電設備に複数台のユニットUが設けられ
る場合には、該複数台のユニットUが、それぞれの盤4
を一列に整列させていわゆる列盤を構成した状態で並べ
て配置され、隣接するユニットUの母線導体BUS同士
が相互に接続されて母線が構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装
置では、上下方向に長い1つの大形の外殻容器1を用い
て、この外殻容器1内に全ての機器を収納していたた
め、加工の際や組み立ての際に外殻容器を吊り上げる大
形のクレーン等を必要とした。一般に工場には、大形の
クレーンの設置台数が多くないため、大形のクレーンを
必要とする工程では待ち時間が長くなり、製造能率が低
下するという問題があった。
【0005】また従来のガス絶縁開閉装置では、1つの
外殻容器内に機器を収納するため、容器内での機器の配
置を変更することが容易でなく、種々のスケルトンの構
成に対応することが難しいという問題があった。
【0006】更に、大形の外殻容器を用いるため、流れ
作業により生産する場合に設備費が高くなり、製造コス
トが高くなるのを避けられなかった。
【0007】また従来のガス絶縁開閉装置では、外殻容
器内に人が入って機器の組み立て作業を行う必要があっ
たため、組み立て作業性が悪いだけでなく、容器内にゴ
ミが入る可能性が高くなって絶縁の信頼性が低下する恐
れがあった。
【0008】更にまた、従来のガス絶縁開閉装置では、
内部で事故が生じたときに1ユニット全体を取り替える
必要があったため、不経済であった。
【0009】本発明の目的は、大形のクレーン等を用い
ないで能率よく組み立てることができるようにしたガス
絶縁開閉装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、種々のスケルトンの
構成に容易に対応できるガス絶縁開閉装置を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、流れ作業による
組み立てを容易にして製造能率を向上させることができ
るようにしたガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、外殻容器内で全
ての機器の組み立てを行う必要性をなくして、組み立て
を容易にし、ゴミ等の侵入の機会を少なくして絶縁の信
頼性を高めることができるようにしたガス絶縁開閉装置
を提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、内部で事故が生
じたときに一部を交換するだけで対処できるようにした
ガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブルヘッ
ドと、母線導体と、ケーブルヘッドと母線導体との間に
設けられる開閉機器とを含む構成機器を絶縁ガスが封入
された外殻容器内に収納して開閉装置本体を構成し、外
殻容器内の構成機器を操作する操作器や計器類を箱体内
に収納して構成した盤を開閉装置本体に隣接させて配置
したガス絶縁開閉装置に係わるものである。
【0015】本発明においては、外殻容器が上部容器と
中間部容器と下部容器とに3分割されるとともに、盤を
構成する箱体が上部箱体と中間部箱体と下部箱体とに3
分割され、上部容器及び上部箱体が一体化された上部エ
レメント容器と、中間部容器及び中間部箱体が一体化さ
れた中間部エレメント容器と、下部容器及び下部箱体が
一体化された下部エレメント容器とが構成される。
【0016】また外殻容器内に収納する機器が上部容器
と中間部容器と下部容器とに振り分けられて収納される
とともに、盤を構成する機器が上部箱体と中間部箱体と
下部箱体とに振り分けられて収納されて、上部エレメン
トと中間部エレメントと下部エレメントとが構成され
る。
【0017】そして下部エレメントの上に中間部エレメ
ントを、中間部エレメントの上に上部エレメントをそれ
ぞれ積み重ねた状態で下部容器と中間部容器との間及び
中間部容器と上部容器との間がそれぞれ気密保持構造で
切り離し可能に接続されている。
【0018】上記の構成では、全体を3分割したが、全
体を上下に2分割するようにしてもよい。この場合に
は、外殻容器が上部容器と下部容器とに2分割されると
ともに、盤を構成する箱体が上部箱体と下部箱体とに2
分割されて、該上部容器及び上部箱体が一体化された上
部エレメント容器と、下部容器及び下部箱体が一体化さ
れた下部エレメント容器とが構成される。
【0019】外殻容器内に収納する機器が上部容器と下
部容器とに振り分けられて収納されるとともに、盤を構
成する機器が上部箱体と下部箱体とに振り分けられて収
納されて上部エレメントと下部エレメントとが構成され
る。
【0020】下部エレメントの上に上部エレメントを積
み重ねた状態で下部容器と上部容器との間がそれぞれ気
密保持構造で切り離し可能に接続される。
【0021】
【作用】上記のように、外殻容器及び盤の箱体を複数に
分割すると、組み立ての際に大形の外殻容器を吊り上げ
る必要がないため、大形のクレーン等を用いないで能率
よく組み立てを行うことができる。
【0022】また上記のように複数のエレメントを接続
する構造にすると、各エレメントの構成を変えることに
より種々のスケルトンの構成に容易に対応することがで
きる。
【0023】更に上記のように、複数のエレメントに分
割すると、大形の容器を扱う必要がないため、流れ作業
による組み立てを容易にして製造能率を向上させること
ができる。
【0024】また上記のように構成すると、外殻容器内
に人が入って組み立て作業を行う必要がないため、組み
立てを容易にすることができる上に、ゴミ等の侵入の機
会を少なくして絶縁の信頼性を高めることができる。
【0025】更に、上記のように複数のエレメントに分
割しておくと、内部で事故が生じたときに全体を交換す
る必要がなく、事故が生じたエレメントのみを交換する
だけで対処できるので、経済的である。
【0026】
【実施例】図1ないし図3は本発明の実施例を示したも
ので、図1は簡略して示した側面縦断面図、図2は正面
図である。また図3(A)は上部エレメントの上面図、
(B)ないし(D)はそれぞれ上部エレメント、中間部
エレメント及び下部エレメントの側面縦断面図である。
【0027】これらの図において10は全体が直方体状
を呈する外殻容器11内に構成機器を収納してなる開閉
装置本体、12は同じく全体が直方体状を呈する箱体1
3内に操作器や計器類を収納してなる盤である。
【0028】外殻容器11は上部容器14と中間部容器
15と下部容器16とに3分割され、箱体13は上部箱
体17と中間部箱体18と下部箱体19とに3分割され
ている。そして上部容器14と上部箱体17とが隣り合
わせに配置された状態で一体に連結されて上部エレメン
ト容器20が構成されている。同様に、中間部容器15
及び中間部箱体18が一体化されて中間部エレメント容
器21が構成され、下部容器16及び下部箱体19が一
体化されて下部エレメント容器22が構成されている。
【0029】上部容器14は、上面及び背面にそれぞれ
ハンドホール14a1及び14a2を有していて、これらの
ハンドホールは蓋板14b1及び14b2により気密に閉じ
られている。また上部容器14の底面には開口部14a3
が設けられ、該底面の前後には、下方に突出した位置決
め突起14cが設けられている。
【0030】上部箱体17は直方体状に形成されてい
て、その背面を上部容器14の前面に添わせた状態で配
置されて上部容器14に連結されている。図3(A)に
見られるように、上部箱体17の幅寸法は上部容器14
の幅寸法よりも大きく設定され、上部箱体17と上部容
器14とはそれぞれの幅方向の一端側の側面を同一平面
上に位置させた状態で配置されている。従って上部箱体
17の幅方向の他端側が上部容器14の他端側の側面側
から一定寸法だけ突出した状態で配置され、上部箱体1
7の上部容器14から突出した部分の背面側に操作機構
を収容するためのスペースSが構成されている。上部容
器14の側面の下部の両端から水平方向に突出させて耳
部14dが設けられ、各耳部にはボルトを通すための孔
が設けられている。
【0031】上部容器14内には、3相の母線導体BU
Sと、母線側断路器DS2 と、接地開閉器ES2 とが収
納されている。3相の母線導体BUSは、図3(B)の
紙面と直角な方向に平行に伸びていて、容器14の相対
する側面に設けられた開口部を気密に閉じるように設け
られた絶縁スペーサ25を気密に貫通させた状態で支持
されている。母線導体BUSはまた、絶縁支持物26に
より容器14に対して支持され、各相の母線導体BUS
に接続導体27を介して各相の断路器DS2 の固定接触
子28が接続されている。3相の断路器の固定接触子2
8は図3(B)の紙面と直角な方向に並べて配置されて
いる。また上部容器14の前面側には、3相の接地開閉
器ES2 の固定接触子29が図の紙面と直角な方向に並
べて取り付けられている。
【0032】30は断路器DS2 及び接地開閉器ES2
に対して共通に設けられた可動接触子で、この可動接触
子30は、上部容器14の内面に絶縁支持物31を介し
て支持された導体32に回動自在に支持されている。可
動接触子30の回動軸30aは、その一端が上部容器1
4の側面を貫通して外部に導出されている。絶縁支持物
31により支持された導体32はその一端が上部容器1
4の底面の開口部14a3の中央部まで伸びていて、該導
体32の一端に後記する絶縁スペーサの貫通導体に接続
される接続部33が取り付けられている。
【0033】上部箱体17内には、断路器DS2 及び接
地開閉器ES2の可動接触子30を操作する操作器34
と、リレーや計器類を取付けた制御盤34´とが収納さ
れている。操作器34は、リンクやレバーからなる連結
機構36を介して可動接触子30の回動軸30aに連結
されている。可動接触子30は、操作器34により操作
されて、固定接触子28に接触する閉路位置と、固定接
触子28及び29のいずれにも接触しない開路位置と、
固定接触子29に接触する接地位置との間を回動する。
【0034】上部容器14及び上部箱体17からなる上
部エレメント容器20と該容器内に収納された機器とに
より、上部エレメントEaが構成されている。
【0035】中間部容器15は、上面に絶縁スペーサ取
付孔15a1を3相分有し、底面に導体貫通孔15a2を3
相分有している。中間部容器15の背面にはハンドホー
ル15a4が、また前面には3相の遮断器取付け孔15a5
がそれぞれ設けられている。3相の遮断器取付け孔15
a5は図の紙面と直角な方向に並べて配置されているが、
3相の導体貫通孔15a2は、後記する変流器CTの配置
を容易にするため、三角配置で設けられている。
【0036】中間部容器15の底面の前後には下方に突
出した位置決め突起15cが設けられている。この中間
部容器15はその上部を上部容器14の位置決め突起1
4cの内側に嵌合させた状態で上部容器14に対して位
置決めされる。
【0037】中間部容器15の絶縁スペーサ取付け孔1
5a1を気密に閉じるように絶縁スペーサ35が取付けら
れている。絶縁スペーサ35の貫通導体35aの上端に
は導体接続部が設けられており、上部容器14を中間部
容器15の上に載せて両容器を結合した際に絶縁スペー
サ35の貫通導体35aの上端に、上部エレメントの導
体32に設けられた接続部33が接続されるようになっ
ている。
【0038】遮断器CBは、その一端を遮断器取付け孔
15a5に嵌合させた状態で取付けられ、各相の遮断器の
一方の端子は接続導体36を介して絶縁スペーサの貫通
導体35の下端に接続されている。中間部容器15の各
相の導体貫通孔15a2に整合させて変流器CTが取付け
られ、各相の変流器CTの内側と導体貫通孔15a2とを
貫通させて導体37が設けられている。各相の導体37
は接続導体38を介して各相の遮断器CBの他方の端子
に接続されている。中間部容器15のハンドホールは蓋
板15bにより気密に閉じられている。
【0039】中間部箱体18はその背面を中間部容器1
5の前面に添わせた状態で中間部容器15に連結されて
一体化され、中間部容器15と中間部箱体18とにより
中間部エレメント容器21が構成されている。中間部箱
体18内には、遮断器CBを操作する操作器40と、上
部エレメント内の接地開閉器ES2 を操作する操作器4
1と、後記する下部エレメント内の接地開閉器ES1 を
操作する操作器42とが収納されている。
【0040】図5に見られるように、上部容器14に設
けられた耳部14dと同様の耳部15dが中間部容器1
5の側面の上部の両端及び下部の両端にそれぞれ設けら
れ、上部容器14の耳部14dと中間部容器15の対応
する耳部15dとをボルトで連結することにより、上部
容器14と中間部容器15とを連結するようになってい
る。
【0041】中間部容器15の上面の周辺部にはパッキ
ン43が設けられ、このパッキンにより上部容器14と
中間部容器15との連結部の気密が保持されるようにな
っている。また遮断器の取付けフランジと中間部容器1
5との間にパッキン44が設けられて、このパッキンに
より遮断器の取付け部の気密が保持されている。
【0042】上記中間部エレメント容器21と、該容器
内に収納された機器とにより中間部エレメントEbが構
成されている。
【0043】下部容器16は上端が開口し、その下端に
はベースBが一体に設けられている。下部容器16の背
面の下部に設けられた孔を気密に閉じるように3相のケ
ーブルヘッドCHdが取付けられ、該ケーブルヘッドの
端子に断路器DS1 の固定接触子45が接続されてい
る。ケーブルヘッドCHdには、フィーダを構成するケ
ーブルの端末部に設けられたコネクタ52が差し込み接
続される。
【0044】下部容器16の前面側には接地開閉器ES
1 の固定接触子46が取付けられている。下部容器16
にはまた絶縁支持物47,48を介して3相の導体49
が支持され、各相の導体49に、中間部エレメントEb
の貫通導体37を接続する導体接続部50が設けられて
いる。導体49にはまた、断路器DS1 及び接地開閉器
ES1 に共通の可動接触子51が回動自在に支持されて
いる。可動接触子51の回動軸は下部容器16の側面を
気密に貫通して外部に導出されて、前記操作器42の操
作軸に適宜の連結機構を介して連結されている。
【0045】下部箱体19は、その背面を下部容器16
の前面に添わせた状態で配置されて該下部容器に一体に
連結され、下部箱体19と下部容器16とにより下部エ
レメント容器22が構成されている。下部箱体19内に
は接地開閉器ES1 の固定接触子46を接地する接地線
等が配置されている。
【0046】下部エレメント容器22とその内部に配置
された機器とにより下部エレメントEcが構成されてい
る。
【0047】下部容器16は、その上端を中間部容器1
5の位置決め突起15cの内側に嵌合させることによ
り、中間部容器15に対して位置決めされる。図5に見
られるように、下部容器16の左右側面の上部の両端に
は、中間部容器15の下側の耳部15dに対応する耳部
16dが設けられ、該耳部16dが中間部容器15の下
側の耳部15dにボルトにより締結されて、下部容器1
6と中間部容器15とが連結されるようになっている。
このように下部容器16が中間部容器15に連結された
状態で、各相の貫通導体37が導体接続部50に接続さ
れるようになっている。下部容器16の上面の周辺部に
はパッキン53が設けられ、このパッキンにより下部容
器と中間部容器との連結部の気密が保持される。
【0048】上部エレメントEa、中間部エレメントE
b及び下部エレメントEcが連結された状態で、上部容
器14内、中間部容器15内及び下部容器16内にSF
6 ガスが所定の圧力で封入される。
【0049】尚上部箱体17と中間部箱体18と下部箱
体19とは、それぞれの内部で隣り合う箱体同士をボル
ト等の連結具により連結することにより一体化される。
【0050】上記のユニットUを複数台設ける場合に
は、図4に示したように、それぞれの盤12を同じ側に
位置させて一列に整列させた状態で複数台のユニットが
並べて配置され、隣り合うユニットの母線BUS同士が
図示しない導体を介して接続される。隣り合うユニット
の母線の接続部は隣り合うユニットの上部エレメントE
a,Ea間に跨って設けられたベローズ容器60内に配
置される。
【0051】上記のように、外殻容器10及び盤12の
箱体13を3分割すると、組み立ての際に大形の外殻容
器を吊り上げる必要がないため、大形のクレーン等を用
いないで能率よく組み立てを行うことができる。また大
形の容器を扱う必要がないため、流れ作業による組み立
てを容易にして製造能率を向上させることができる。更
に上記のように3つのエレメントに分割しておくと、内
部で事故が生じたときに全体を交換する必要がなく、事
故が生じたエレメントのみを交換するだけで対処でき
る。
【0052】また上記のように3つのエレメントEa〜
Ecを接続する構造にすると、各エレメントの構成を変
えることにより種々のスケルトンの構成に容易に対応す
ることができる。
【0053】例えば、中間部エレメントにおいて、図6
に示したように、遮断器CBと変流器CTとを入れ替え
ることもできる。
【0054】また図7(A)に示したように、下部エレ
メントEcにおいて、ケーブルヘッドの隣に避雷器LA
を取付け、接地開閉器ESo を追加するようにしてもよ
い。更に図7(B)に示したように、下部エレメントE
cにおいて、ケーブルヘッドCHdを容器16の底壁部
に取付けたり、ケーブルヘッドCHdの隣に、耐電圧試
験時に試験電圧を印加するためのケーブルヘッドCHd
´を追加したり、電圧変成器VTを追加したりすること
もできる。
【0055】上記の実施例では、全体を3分割したが、
図8に示すように、外殻容器11及び箱体13をそれぞ
れ上部容器11A及び下部容器11Bと、上部箱体13
Aと下部箱体13Bとに2分割して、これらの容器及び
箱体に機器を振り分けて収納することにより、上部エレ
メントEaと下部エレメントEc´とを構成し、これら
のエレメントを上下に重ねて連結する構造にしてもよ
い。
【0056】上記の実施例では、外殻容器を直方体上に
形成したが、外殻容器を他の形状、例えば、円筒状に形
成したり、断面が楕円形を呈する筒体の形に形成したり
することもできる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、外殻容
器及び盤の箱体を複数に分割したので、組み立ての際に
大形の外殻容器を吊り上げる必要がない。従って大形の
クレーン等を用いないで能率よく組み立てを行うことが
できるだけでなく、流れ作業による組み立てを容易にし
て製造能率を向上させることができる利点がある。
【0058】また本発明によれば、複数のエレメントを
接続する構造にしたので、各エレメントの構成を変える
ことにより種々のスケルトンの構成に容易に対応するこ
とができる利点がある。
【0059】更に本発明によれば、外殻容器内に人が入
って組み立て作業を行う必要がないため、組み立てを容
易にすることができる上に、ゴミ等の侵入の機会を少な
くして絶縁の信頼性を高めることができる利点がある。
【0060】更に、本発明によれば、複数のエレメント
に分割したので、内部で事故が生じたときに全体を交換
する必要がなく、事故が生じたエレメントのみを交換す
るだけで対処できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を概略的に示した側面縦
断面図である。
【図2】本発明の実施例の正面図である。
【図3】(A)は本発明の実施例で用いる上部エレメン
トの上面図である。(B)ないし(D)はそれぞれ本発
明の実施例で用いる上部エレメント、中間部エレメント
及び下部エレメントの側面縦断面図である。
【図4】本発明に係わるガス絶縁開閉装置の複数のユニ
ットを並べて配置する場合の構成を示した上面図であ
る。
【図5】本発明の実施例の上部エレメントないし下部エ
レメントの連結構造を一部省略して示した側面図であ
る。
【図6】本発明の実施例で用いる中間部エレメントの変
形例を概略的に示した断面図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の実施例で
用いる下部エレメントの異なる変形例を概略的に示した
断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を概略的に示した断面図で
ある。
【図9】従来例を一部断面して示した斜視図である。
【符号の説明】
10…開閉装置本体、11…外殻容器、12…盤、13
…箱体、14…上部容器、15…中間部容器、16…下
部容器、17…上部箱体、18…中間部箱体、19…下
部箱体、20…上部エレメント容器、21…中間部エレ
メント容器、22…下部エレメント容器、35…絶縁ス
ペーサ、43,44,53…パッキン、BUS…母線導
体、DS1 ,DS2 …断路器、ESo 〜ES2 …接地開
閉器、CB…遮断器、CT…変流器、CHd…ケーブル
ヘッド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルヘッドと、母線導体と、前記ケ
    ーブルヘッドと母線導体との間に設けられる開閉機器と
    を含む構成機器を絶縁ガスが封入された外殻容器内に収
    納して開閉装置本体を構成し、前記外殻容器内の機器を
    操作する操作器や計器類を箱体内に収納して構成した盤
    を前記開閉装置本体に隣接させて配置したガス絶縁開閉
    装置において、 前記外殻容器が上部容器と中間部容器と下部容器とに3
    分割されるとともに、前記盤を構成する箱体が上部箱体
    と中間部箱体と下部箱体とに3分割されて、該上部容器
    及び上部箱体が一体化された上部エレメント容器と、中
    間部容器及び中間部箱体が一体化された中間部エレメン
    ト容器と、下部容器及び下部箱体が一体化された下部エ
    レメント容器とが構成され、 前記外殻容器内に収納する機器が前記上部容器と中間部
    容器と下部容器とに振り分けられて収納されるととも
    に、前記盤を構成する機器が前記上部箱体と中間部箱体
    と下部箱体とに振り分けられて収納されて上部エレメン
    トと中間部エレメントと下部エレメントとが構成され、 前記下部エレメントの上に中間部エレメントを、中間部
    エレメントの上に上部エレメントをそれぞれ積み重ねた
    状態で前記下部容器と中間部容器との間及び中間部容器
    と上部容器との間がそれぞれ気密保持構造で切り離し可
    能に接続されていることを特徴とするガス絶縁開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 ケーブルヘッドと、母線導体と、前記ケ
    ーブルヘッドと母線導体との間に設けられる開閉機器と
    を含む構成機器を絶縁ガスが封入された外殻容器内に収
    納して開閉装置本体を構成し、前記外殻容器内の機器を
    操作する操作器や計器類を箱体内に収納して構成した盤
    を前記開閉装置本体に隣接させて配置したガス絶縁開閉
    装置において、 前記外殻容器が上部容器と下部容器とに2分割されると
    ともに、前記盤を構成する箱体が上部箱体と下部箱体と
    に2分割されて、該上部容器及び上部箱体が一体化され
    た上部エレメント容器と、下部容器及び下部箱体が一体
    化された下部エレメント容器とが構成され、前記外殻容
    器内に収納する機器が前記上部容器と下部容器とに振り
    分けられて収納されるとともに、前記盤を構成する機器
    が前記上部箱体と下部箱体とに振り分けられて収納され
    て上部エレメントと下部エレメントとが構成され、 前記下部エレメントの上に上部エレメントを積み重ねた
    状態で下部容器と上部容器との間がそれぞれ気密保持構
    造で切り離し可能に接続されていることを特徴とするガ
    ス絶縁開閉装置。
JP3165879A 1991-07-05 1991-07-05 ガス絶縁開閉装置 Withdrawn JPH0522815A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004054057A1 (ja) * 2002-12-12 2004-06-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ガス絶縁スイッチギヤ
JP2006340574A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置の組立方法およびガス絶縁開閉装置の組立装置
JP2008160983A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Mitsubishi Electric Corp スイッチギヤの容器及びスイッチギヤ
JP2013192369A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Hitachi Ltd スイッチギヤ

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