JPH05217614A - フラットワイヤハーネス - Google Patents
フラットワイヤハーネスInfo
- Publication number
- JPH05217614A JPH05217614A JP4016487A JP1648792A JPH05217614A JP H05217614 A JPH05217614 A JP H05217614A JP 4016487 A JP4016487 A JP 4016487A JP 1648792 A JP1648792 A JP 1648792A JP H05217614 A JPH05217614 A JP H05217614A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- relay circuit
- circuit board
- power line
- protective sheet
- wire harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims abstract description 26
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 21
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、車両などの電気配線に用いられる
フラットワイヤハーネスに関し、生産性および信頼性の
向上並びに自動製造工程の高速化に役立つフラットワイ
ヤハーネスを提供することを目的とする。 【構成】 フラットワイヤハーネスAを構成する中継回
路板を電力線用中継回路板11と、信号線用中継回路板
15に区分けして形成し、電線付き保護シート20に前
記各中継回路板11、15を配置し、電力線用中継回路
板内11の回路導体14には電線付き保護シート20に
配設された電力線22を接続し、信号線用中継回路板1
5内の圧接端子18には信号線用中継回路板15相互間
に配索した被覆電線7を接続している。
フラットワイヤハーネスに関し、生産性および信頼性の
向上並びに自動製造工程の高速化に役立つフラットワイ
ヤハーネスを提供することを目的とする。 【構成】 フラットワイヤハーネスAを構成する中継回
路板を電力線用中継回路板11と、信号線用中継回路板
15に区分けして形成し、電線付き保護シート20に前
記各中継回路板11、15を配置し、電力線用中継回路
板内11の回路導体14には電線付き保護シート20に
配設された電力線22を接続し、信号線用中継回路板1
5内の圧接端子18には信号線用中継回路板15相互間
に配索した被覆電線7を接続している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両などの電気配線に
用いられるフラットワイヤハーネスに関する。
用いられるフラットワイヤハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は、従来のワイヤハーネスに代え
て、その薄型軽量化、車体への組付け性向上および生産
の自動化を図るため、図8ないし図10に示すようなフ
ラットワイヤハーネス(特願平2−115827号)を
提案した。図8において、車両内の配設経路に沿って形
成した長尺の絶縁板1の上に、中継回路板として所定間
隔で複数の中継回路板2、21 、22 …が固定されてい
る。
て、その薄型軽量化、車体への組付け性向上および生産
の自動化を図るため、図8ないし図10に示すようなフ
ラットワイヤハーネス(特願平2−115827号)を
提案した。図8において、車両内の配設経路に沿って形
成した長尺の絶縁板1の上に、中継回路板として所定間
隔で複数の中継回路板2、21 、22 …が固定されてい
る。
【0003】各中継回路板は、図9において符号2で代
表して示すように、回路基板3の上に並設した複数のス
リット3aに内部回路導体としてジャンクションバー4
を圧入固定して成る。ジャンクションバー4は、両端ま
たは片端にタブ4aが形成され、一側縁にスロット4c
を有する圧接端子部4bが突設されている。5、5′
は、前記タブ4aに装着されるコネクタを示し、コネク
タハウジング5a内の端子収容室5bに雌−雌中継端子
6を挿着して構成される。
表して示すように、回路基板3の上に並設した複数のス
リット3aに内部回路導体としてジャンクションバー4
を圧入固定して成る。ジャンクションバー4は、両端ま
たは片端にタブ4aが形成され、一側縁にスロット4c
を有する圧接端子部4bが突設されている。5、5′
は、前記タブ4aに装着されるコネクタを示し、コネク
タハウジング5a内の端子収容室5bに雌−雌中継端子
6を挿着して構成される。
【0004】各中継回路板間の電気的接続は、既知の自
動布線機10により、被覆電線7の一端をたとえば中継
回路板21 の符号4b1 で示される圧接端子部のスロッ
ト4c1 に圧接した後、隣接した中継回路板22 に向け
て配索し、そこの圧接端子部4b2 のスロット4c2 に
圧入し、ここで切断するか、切断せずに隣の中継回路板
23 に向けて配索する。以下、順次この配索を繰り返す
ことにより、前記コネクタ5、5′と導通する回路を形
成している。そして、これらの配索を行った各中継回路
板2の上に、図10に示すように、加熱ローラRを用い
て粘着性の保護シート8を被せ、被覆電線7群の固定お
よび保護を行ってフラットワイヤハーネスを形成してい
る。なお、必要に応じて更に保護カバー9を取り付ける
こともある。
動布線機10により、被覆電線7の一端をたとえば中継
回路板21 の符号4b1 で示される圧接端子部のスロッ
ト4c1 に圧接した後、隣接した中継回路板22 に向け
て配索し、そこの圧接端子部4b2 のスロット4c2 に
圧入し、ここで切断するか、切断せずに隣の中継回路板
23 に向けて配索する。以下、順次この配索を繰り返す
ことにより、前記コネクタ5、5′と導通する回路を形
成している。そして、これらの配索を行った各中継回路
板2の上に、図10に示すように、加熱ローラRを用い
て粘着性の保護シート8を被せ、被覆電線7群の固定お
よび保護を行ってフラットワイヤハーネスを形成してい
る。なお、必要に応じて更に保護カバー9を取り付ける
こともある。
【0005】上述の中継回路板2は、コネクタ5の極数
と同数のジャンクションバー4を必要とするため収容す
る回路数の増加に比例して重量が重くなり、また、被覆
電線7とジャンクションバー4との接続、およびジャン
クションバー4とコネクタ内の端子との接続を必要とす
るため接続箇所が多くなり、生産性および信頼性が低下
するなどの欠点を有している。
と同数のジャンクションバー4を必要とするため収容す
る回路数の増加に比例して重量が重くなり、また、被覆
電線7とジャンクションバー4との接続、およびジャン
クションバー4とコネクタ内の端子との接続を必要とす
るため接続箇所が多くなり、生産性および信頼性が低下
するなどの欠点を有している。
【0006】これを解決するため本出願人は、ジャンク
ションバー4に代えて軽量な被覆電線を主な回路導体と
する図11に示すような中継回路板を提案した(特願平
3−310518号)。図11において、中継回路板
2′を構成するケース2a′内に配設した圧接端子8
に、コネクタ5に導通する被覆電線7を圧接して中継回
路板2′を形成している。被覆電線7は、信号用回路に
用いる小径のものから、たとえば、モータを駆動するた
め大電流を要するパワー回路などに使用する大径のもの
まで、種々の電線を配索機により圧接端子に圧接しなが
ら配索を行っている。
ションバー4に代えて軽量な被覆電線を主な回路導体と
する図11に示すような中継回路板を提案した(特願平
3−310518号)。図11において、中継回路板
2′を構成するケース2a′内に配設した圧接端子8
に、コネクタ5に導通する被覆電線7を圧接して中継回
路板2′を形成している。被覆電線7は、信号用回路に
用いる小径のものから、たとえば、モータを駆動するた
め大電流を要するパワー回路などに使用する大径のもの
まで、種々の電線を配索機により圧接端子に圧接しなが
ら配索を行っている。
【0007】しかしながら、大電流を要する回路に用い
る大径の電線は、硬く曲げにくいため、配索機による配
索および圧接が困難となり、配索機の機構が複雑化する
と共に生産性が著しく低下するなどの問題点を有してい
る。
る大径の電線は、硬く曲げにくいため、配索機による配
索および圧接が困難となり、配索機の機構が複雑化する
と共に生産性が著しく低下するなどの問題点を有してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に着目し、信号線用中継回路板と、電力線用中継回路板
とを区分けして大径の電線の配索および圧接工程を省略
することにより、配索障害を排除して生産性および信頼
性の向上並びに自動製造工程の高速化に役立つフラット
ワイヤハーネスを提供することを課題とする。
に着目し、信号線用中継回路板と、電力線用中継回路板
とを区分けして大径の電線の配索および圧接工程を省略
することにより、配索障害を排除して生産性および信頼
性の向上並びに自動製造工程の高速化に役立つフラット
ワイヤハーネスを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明は、内部に複数の回路導体を備え、かつ少な
くとも一端に該回路導体と導通するコネクタを具備して
なる複数の中継回路板を所定の間隔で設け、該中継回路
板相互間を絶縁シートまたは保護シートで保持すると共
に、該中継回路板相互間に電線を配索して所望の回路導
体に接続することにより該コネクタと導通する回路を形
成してなるフラットワイヤハーネスにおいて、前記中継
回路板を信号線用中継回路板と、電力線用中継回路板に
区分けして形成すると共に電線付き保護シートに前記各
中継回路板を配置し、該電力線用中継回路板内の回路導
体には電線付き保護シートに配設された電力線を接続
し、該信号線用中継回路板内の圧接端子には該信号線用
中継回路板相互間に配索した電線を接続してなることを
特徴とする。
め、本発明は、内部に複数の回路導体を備え、かつ少な
くとも一端に該回路導体と導通するコネクタを具備して
なる複数の中継回路板を所定の間隔で設け、該中継回路
板相互間を絶縁シートまたは保護シートで保持すると共
に、該中継回路板相互間に電線を配索して所望の回路導
体に接続することにより該コネクタと導通する回路を形
成してなるフラットワイヤハーネスにおいて、前記中継
回路板を信号線用中継回路板と、電力線用中継回路板に
区分けして形成すると共に電線付き保護シートに前記各
中継回路板を配置し、該電力線用中継回路板内の回路導
体には電線付き保護シートに配設された電力線を接続
し、該信号線用中継回路板内の圧接端子には該信号線用
中継回路板相互間に配索した電線を接続してなることを
特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、フラットワイヤハーネスを構
成する中継回路板を、電力線用中継回路板と、信号線用
中継回路板に区分けして形成し、電力線用中継回路板内
の回路導体に対しては、電線付き保護シートに配設され
た電力線を接続するようにしているため、電力線用の大
径の電線を配索し、かつ圧接する必要がなくなり、電線
の配索および圧接工程は信号線用中継回路板に対する小
径の電線に対して実施するのみでフラットワイヤハーネ
スを形成することが可能となり、生産性が著しく向上す
る。
成する中継回路板を、電力線用中継回路板と、信号線用
中継回路板に区分けして形成し、電力線用中継回路板内
の回路導体に対しては、電線付き保護シートに配設され
た電力線を接続するようにしているため、電力線用の大
径の電線を配索し、かつ圧接する必要がなくなり、電線
の配索および圧接工程は信号線用中継回路板に対する小
径の電線に対して実施するのみでフラットワイヤハーネ
スを形成することが可能となり、生産性が著しく向上す
る。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係わるフラットワイヤハー
ネスAを構成する電力線用中継回路板11および信号線
用中継回路板15を、電線付き保護シート20から分離
して示した斜視図である。
ネスAを構成する電力線用中継回路板11および信号線
用中継回路板15を、電線付き保護シート20から分離
して示した斜視図である。
【0012】電力線用中継回路板11は、合成樹脂材を
成形した箱型のケース12の一端に電力線用コネクタ1
3を備え、ケース12の内部には、図2に示すように、
導電性金属板をプレスまたは折曲加工によりL字形に形
成した回路導体14を配設している。回路導体14は、
その一方の端部14aをケース12の上壁12aに設け
た開口部12bから露出させ、その先端部が上壁12a
に平行になるように略直角に曲げて電線付き保護シート
20に配設された電力線22に接続し易くすると共に、
他方の端部14bを電力用コネクタ13内に収容したコ
ネクタ端子(図示せず)に接続している。なお、ケース
12およびコネクタ13の側面には、隣接する中継回路
板相互を固定するための係合突部12cおよび13aを
設けている。
成形した箱型のケース12の一端に電力線用コネクタ1
3を備え、ケース12の内部には、図2に示すように、
導電性金属板をプレスまたは折曲加工によりL字形に形
成した回路導体14を配設している。回路導体14は、
その一方の端部14aをケース12の上壁12aに設け
た開口部12bから露出させ、その先端部が上壁12a
に平行になるように略直角に曲げて電線付き保護シート
20に配設された電力線22に接続し易くすると共に、
他方の端部14bを電力用コネクタ13内に収容したコ
ネクタ端子(図示せず)に接続している。なお、ケース
12およびコネクタ13の側面には、隣接する中継回路
板相互を固定するための係合突部12cおよび13aを
設けている。
【0013】信号線用中継回路板15は、合成樹脂材を
成形した箱型のケース16の一端に信号線用コネクタ1
7を備え、ケース16内には、圧接端子18を配設して
いる。そして、ケース16の端部および信号線用コネク
タ17の側面には、前記電力線用中継回路板11に設け
た係合突部12cおよび13aに係合する係合凹部16
aおよび17aを設けている。なお、これらの係合突部
12c、13aおよび係合凹部16a、17aは隣接す
る中継回路板相互を固定するための手段であり、電力線
用中継回路板11側に係合凹部を、信号線用中継回路板
15側に係合突部を設けてもよい。
成形した箱型のケース16の一端に信号線用コネクタ1
7を備え、ケース16内には、圧接端子18を配設して
いる。そして、ケース16の端部および信号線用コネク
タ17の側面には、前記電力線用中継回路板11に設け
た係合突部12cおよび13aに係合する係合凹部16
aおよび17aを設けている。なお、これらの係合突部
12c、13aおよび係合凹部16a、17aは隣接す
る中継回路板相互を固定するための手段であり、電力線
用中継回路板11側に係合凹部を、信号線用中継回路板
15側に係合突部を設けてもよい。
【0014】信号線用中継回路板15の内部には、図3
に示すように、信号線用コネクタ17と圧接端子18を
導通させるため、信号線用のコネクタ17に収容するコ
ネクタ端子19と圧接端子18との間に被覆電線7を接
続している。
に示すように、信号線用コネクタ17と圧接端子18を
導通させるため、信号線用のコネクタ17に収容するコ
ネクタ端子19と圧接端子18との間に被覆電線7を接
続している。
【0015】圧接端子18は、一枚の導電性金属板をプ
レスまたは折曲加工により形成されており、基板部18
a、その両端に起立連成した一対の外部電線圧接端部1
8b、その一側に起立連成した内部電線圧接端部18c
および他側に下向きに連成したクリップ状の係止爪18
dとから成り、ケース16の底壁16bの係止孔16c
に係止爪18dを係合することにより固定される。外部
電線圧接端部18bおよび内部電線圧接端部18cに
は、それぞれ電線圧入用のスロット18e、18fを形
成すると共に、外部電線圧接端部18bと内部電線圧接
端部18cとの間に、高低差を設けて、被覆電線7を上
下に交叉して接続できるようにしており、スロット18
fの底はスロット18eの底よりも一段(電線外径より
大)低く形成している。
レスまたは折曲加工により形成されており、基板部18
a、その両端に起立連成した一対の外部電線圧接端部1
8b、その一側に起立連成した内部電線圧接端部18c
および他側に下向きに連成したクリップ状の係止爪18
dとから成り、ケース16の底壁16bの係止孔16c
に係止爪18dを係合することにより固定される。外部
電線圧接端部18bおよび内部電線圧接端部18cに
は、それぞれ電線圧入用のスロット18e、18fを形
成すると共に、外部電線圧接端部18bと内部電線圧接
端部18cとの間に、高低差を設けて、被覆電線7を上
下に交叉して接続できるようにしており、スロット18
fの底はスロット18eの底よりも一段(電線外径より
大)低く形成している。
【0016】コネクタ端子19の構造は、基板部19a
の一端に相手端子に対する電気接触部19bを設け、他
端にスロット19dを有する電線圧接部19cを設けて
おり、スロット19dに被覆電線7の一端を圧入し、被
覆電線7の他端を圧接端子18のスロット18fに圧入
することにより、圧接端子18とコネクタ端子19とを
電気的に接続している。なお、コネクタ端子19の電気
接触部19bをコネクタハウジング17bに形成した端
子収容室17cに既知の手段により収容係止するように
している。
の一端に相手端子に対する電気接触部19bを設け、他
端にスロット19dを有する電線圧接部19cを設けて
おり、スロット19dに被覆電線7の一端を圧入し、被
覆電線7の他端を圧接端子18のスロット18fに圧入
することにより、圧接端子18とコネクタ端子19とを
電気的に接続している。なお、コネクタ端子19の電気
接触部19bをコネクタハウジング17bに形成した端
子収容室17cに既知の手段により収容係止するように
している。
【0017】電線付き保護シート20としては、いわゆ
るフレキシブル・フラット回路体を用いており、図1お
よび図2に示すように、柔軟性を有する絶縁性の合成樹
脂シート21内にテープ状の電力線22を長手方向に並
行して配設した回路体である。そして、電力線用中継回
路板11の開口部12bに対応する位置に、合成樹脂シ
ート21の両面に穴をあけて内部の電力線22を露出さ
せた導体露出部20aを設け、ケース12の開口部12
bから突出した回路導体14の一方の端部14aと電力
線22とが接触するようにしている。また、合成樹脂シ
ート21の所定の個所に両面接着材23を着設して電力
線用中継回路板11および信号線用中継回路板15を固
着して保持するようにしている。
るフレキシブル・フラット回路体を用いており、図1お
よび図2に示すように、柔軟性を有する絶縁性の合成樹
脂シート21内にテープ状の電力線22を長手方向に並
行して配設した回路体である。そして、電力線用中継回
路板11の開口部12bに対応する位置に、合成樹脂シ
ート21の両面に穴をあけて内部の電力線22を露出さ
せた導体露出部20aを設け、ケース12の開口部12
bから突出した回路導体14の一方の端部14aと電力
線22とが接触するようにしている。また、合成樹脂シ
ート21の所定の個所に両面接着材23を着設して電力
線用中継回路板11および信号線用中継回路板15を固
着して保持するようにしている。
【0018】次に、上記の構成部材を組み付けてフラッ
トワイヤハーネスAを形成する方法について説明する。
まず、図1に示す電線付き保護シート20に着設した両
面接着材23の上に信号線用中継回路板15を載せて固
着し、電力線用中継回路板11を電線付き保護シート2
0の所定の場所に位置させると共に、信号線用中継回路
板15に形成した係合凹部16a、17aに電力線用中
継回路板11の係合突部12cおよび13aを係合さ
せ、図4に示すように、電線付き保護シート20の下面
に密着させる。そして、信号線用中継回路板15のケー
ス16の上および電力線用中継回路板11のケース12
の位置する電線付き保護シート20の上から接続用孔2
5a、25bを有する上カバー24を被せてネジ止め等
の手段でケース16およびケース12に固定する。
トワイヤハーネスAを形成する方法について説明する。
まず、図1に示す電線付き保護シート20に着設した両
面接着材23の上に信号線用中継回路板15を載せて固
着し、電力線用中継回路板11を電線付き保護シート2
0の所定の場所に位置させると共に、信号線用中継回路
板15に形成した係合凹部16a、17aに電力線用中
継回路板11の係合突部12cおよび13aを係合さ
せ、図4に示すように、電線付き保護シート20の下面
に密着させる。そして、信号線用中継回路板15のケー
ス16の上および電力線用中継回路板11のケース12
の位置する電線付き保護シート20の上から接続用孔2
5a、25bを有する上カバー24を被せてネジ止め等
の手段でケース16およびケース12に固定する。
【0019】次に、図5に示すように、電線付き保護シ
ート20の導体露出部22aの電力線22と電力線用中
継回路板11に配設した回路導体14の一端部14aと
を上カバー24の接続用孔25aを通じてレーザ溶接あ
るいはスポット溶接などにより接続する。また、信号線
用中継回路板15内の圧接端子18に対しては、上カバ
ー24の接続用孔25bを通じて既存の自動配索機によ
り被覆電線7を配索すると共に圧接端子18の外部電線
圧接部18bに圧接を行って信号線回路を形成する。
ート20の導体露出部22aの電力線22と電力線用中
継回路板11に配設した回路導体14の一端部14aと
を上カバー24の接続用孔25aを通じてレーザ溶接あ
るいはスポット溶接などにより接続する。また、信号線
用中継回路板15内の圧接端子18に対しては、上カバ
ー24の接続用孔25bを通じて既存の自動配索機によ
り被覆電線7を配索すると共に圧接端子18の外部電線
圧接部18bに圧接を行って信号線回路を形成する。
【0020】そして、図6に示すように、配索された被
覆電線7群の上から保護シートとして接着剤付きフィル
ム26を電線付き保護シートフレキシブル・フラット回
路体20の上に積層して接着することにより、フラット
ワイヤハーネスAを形成する。
覆電線7群の上から保護シートとして接着剤付きフィル
ム26を電線付き保護シートフレキシブル・フラット回
路体20の上に積層して接着することにより、フラット
ワイヤハーネスAを形成する。
【0021】他の実施例を挙げると、図7に示すよう
に、電線付き保護シートとして前記フレキシブル・フラ
ット回路体に代えて大電力用リボン線27を用い、電力
線用中継回路板11′内に配設した回路導体に設けた圧
接端子部14a′に大電力用リボン線27内の電力線2
8を圧接して電力線回路を形成する以外は前記実施例の
構成部材と組み付け方法によりフラットワイヤハーネス
Bを形成することもできる。
に、電線付き保護シートとして前記フレキシブル・フラ
ット回路体に代えて大電力用リボン線27を用い、電力
線用中継回路板11′内に配設した回路導体に設けた圧
接端子部14a′に大電力用リボン線27内の電力線2
8を圧接して電力線回路を形成する以外は前記実施例の
構成部材と組み付け方法によりフラットワイヤハーネス
Bを形成することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、信号線用中継回路板
と、電力線用中継回路板とを区分けして形成し、電力線
用中継回路板内の回路導体には電線付き保護シートに配
設された電力線を接続するようにしているため、大径の
電線を配索して圧接端子に圧接する必要がなくなり、電
線の配索および圧接工程は、信号線用中継回路板に対す
る小径の電線のみとなるため、配索機の機構が簡素化さ
れ高速化が可能となり、生産性および信頼性が著しく向
上する。また、各中継回路板は電線付き保護シートによ
り保持されるため、各中継回路板を被覆する保護シート
が一面で済み、部材の節減にも役立つなどの利点を有す
る。
と、電力線用中継回路板とを区分けして形成し、電力線
用中継回路板内の回路導体には電線付き保護シートに配
設された電力線を接続するようにしているため、大径の
電線を配索して圧接端子に圧接する必要がなくなり、電
線の配索および圧接工程は、信号線用中継回路板に対す
る小径の電線のみとなるため、配索機の機構が簡素化さ
れ高速化が可能となり、生産性および信頼性が著しく向
上する。また、各中継回路板は電線付き保護シートによ
り保持されるため、各中継回路板を被覆する保護シート
が一面で済み、部材の節減にも役立つなどの利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフラットワイヤハーネス
の要部を分離した状態の斜視図である。
の要部を分離した状態の斜視図である。
【図2】図1の電力線中継回路板のX−X線断面図およ
び電線付き保護シートのY−Y線断面図である。
び電線付き保護シートのY−Y線断面図である。
【図3】図1の信号線中継回路板の内部構造の説明図で
ある。
ある。
【図4】図1のフラットワイヤハーネスを形成する工程
の説明図である。
の説明図である。
【図5】図4の次の工程の説明図である。
【図6】図5の次の工程の説明図である。
【図7】本発明の他の実施例の説明図である。
【図8】従来のフラットワイヤハーネスの説明図であ
る。
る。
【図9】図8の中継回路板の分解斜視図である。
【図10】図8のフラットワイヤハーネスの保護シート
の被覆方法の説明図である。
の被覆方法の説明図である。
【図11】従来の他のフラットワイヤハーネスの説明図
である。
である。
A、B フラットワイヤハーネス 7 被覆電線 11 電力線用中継回路板 13 コネクタ 14 回路導体 15 信号線用中継回路板 17 コネクタ 18 圧接端子 20 電線付き保護シート 22 電力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 13/06 C 8315−4E
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に複数の回路導体を備え、かつ少な
くとも一端に該回路導体と導通するコネクタを具備して
なる複数の中継回路板を所定の間隔で設け、該中継回路
板相互間を絶縁シートまたは保護シートで保持すると共
に、該中継回路板相互間に電線を配索して所望の回路導
体に接続することにより該コネクタと導通する回路を形
成してなるフラットワイヤハーネスにおいて、 前記中継回路板を信号線用中継回路板と、電力線用中継
回路板に区分けして形成すると共に電線付き保護シート
に前記各中継回路板を配置し、該電力線用中継回路板内
の回路導体には電線付き保護シートに配設された電力線
を接続し、該信号線用中継回路板内の圧接端子には該信
号線用中継回路板相互間に配索した電線を接続してなる
ことを特徴とするフラットワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4016487A JPH05217614A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | フラットワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4016487A JPH05217614A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | フラットワイヤハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05217614A true JPH05217614A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=11917647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4016487A Withdrawn JPH05217614A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | フラットワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05217614A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5501605A (en) * | 1993-06-07 | 1996-03-26 | Yazaki Corporation | Wiring harness assembly for vehicles |
JP2009022097A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Yazaki Corp | 電子部品内蔵ユニット |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4016487A patent/JPH05217614A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5501605A (en) * | 1993-06-07 | 1996-03-26 | Yazaki Corporation | Wiring harness assembly for vehicles |
JP2009022097A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Yazaki Corp | 電子部品内蔵ユニット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0650226B1 (en) | A molded circuit component unit for connecting lead wires and a method of manufacturing same | |
JPH0357018Y2 (ja) | ||
JPH053618A (ja) | 電気接続箱 | |
EP0729200B1 (en) | Electrical connection construction of electrical connection box | |
JP3457239B2 (ja) | 電気接続箱における回路形成方法および回路の接続構造 | |
JPS6330121Y2 (ja) | ||
JPH087968A (ja) | コネクタ及びその組立方法 | |
JPH05217614A (ja) | フラットワイヤハーネス | |
JP2647641B2 (ja) | 自動車のワイヤーハーネス装置 | |
JPH0729585B2 (ja) | 自動車のワイヤーハーネス装置 | |
JPH09147930A (ja) | 電気分配用コネクタ及び接続方法 | |
JP3061220B2 (ja) | フラットワイヤハーネスの製造方法 | |
JP2000173687A (ja) | 圧接端子及びその圧接端子を用いた電気接続箱 | |
JPH0727568Y2 (ja) | 電気接続器 | |
JP2595575Y2 (ja) | フラットワイヤハーネス | |
JP3048082B2 (ja) | 相互接続組立体 | |
JPH11220823A (ja) | 電気接続箱のバスバー構造 | |
JP2891313B2 (ja) | フラットワイヤハーネス用中継回路体 | |
JPH025484Y2 (ja) | ||
JP3050248B2 (ja) | フラットワイヤハーネス用中継回路体 | |
JPS5813586Y2 (ja) | ケ−ブル接続器 | |
JPS5833646Y2 (ja) | 分岐接続箱 | |
JPH05282920A (ja) | フラットワイヤハーネスおよびその製造方法 | |
JPH0739136Y2 (ja) | フラットワイヤハーネスの分岐接続構造 | |
JP2601671Y2 (ja) | 圧接コネクタ及びそれを付設したハーネス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |