JPH05213980A - 抗新生物作用を有する薬剤、オクタデシル−[2−(n−メチルピペリジノ)−エチル−ホスフェートの製造及び精製法及び薬剤の製法 - Google Patents
抗新生物作用を有する薬剤、オクタデシル−[2−(n−メチルピペリジノ)−エチル−ホスフェートの製造及び精製法及び薬剤の製法Info
- Publication number
- JPH05213980A JPH05213980A JP4176915A JP17691592A JPH05213980A JP H05213980 A JPH05213980 A JP H05213980A JP 4176915 A JP4176915 A JP 4176915A JP 17691592 A JP17691592 A JP 17691592A JP H05213980 A JPH05213980 A JP H05213980A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- octadecyl
- phosphate
- ethyl
- methylpiperidino
- methyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/435—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
- A61K31/44—Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
- A61K31/445—Non condensed piperidines, e.g. piperocaine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/66—Phosphorus compounds
- A61K31/683—Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols
- A61K31/685—Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols one of the hydroxy compounds having nitrogen atoms, e.g. phosphatidylserine, lecithin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F9/00—Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
- C07F9/02—Phosphorus compounds
- C07F9/547—Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
- C07F9/553—Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07F9/576—Six-membered rings
- C07F9/59—Hydrogenated pyridine rings
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 オクタデシル−[2−(N−メチルピペリジ
ノ)−エチル]−ホスフェート、その製法並びにこの化
合物を作用物質として含有する抗新生物作用を有する薬
剤。例えば、n−オクタデシルアルコールをオキシ塩化
燐と反応させ、塩基性物質の存在下でN−メチル−ピペ
リジノ−エタノール−塩と更に反応させて燐酸ジエステ
ルクロリドにし、加水分解によりオクタデシル−[2−
(N−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートを
製造する。 【効果】 本化合物は、KB−腫瘍(ヒトの口腔癌、ヌ
ードマウスに皮下移植した)及びラッテの原発性の化学
的に誘発されたDMBA−乳腺癌で、良好な抗新生物作
用を示す。
ノ)−エチル]−ホスフェート、その製法並びにこの化
合物を作用物質として含有する抗新生物作用を有する薬
剤。例えば、n−オクタデシルアルコールをオキシ塩化
燐と反応させ、塩基性物質の存在下でN−メチル−ピペ
リジノ−エタノール−塩と更に反応させて燐酸ジエステ
ルクロリドにし、加水分解によりオクタデシル−[2−
(N−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートを
製造する。 【効果】 本化合物は、KB−腫瘍(ヒトの口腔癌、ヌ
ードマウスに皮下移植した)及びラッテの原発性の化学
的に誘発されたDMBA−乳腺癌で、良好な抗新生物作
用を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオクタデシル−[2−
(N−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェート、
その製法及びこれを含有する抗新生物作用を有する薬剤
に関する。
(N−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェート、
その製法及びこれを含有する抗新生物作用を有する薬剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許機構第108565号は、一般
式:
式:
【0003】
【化2】
【0004】[式中R1は8〜30個のC−原子を有す
る脂肪族炭化水素基であり、基R2、R3及びR4は同一
又は異なっていて、水素原子又は低級アルキル基であ
り、又は式中基NR2R3R4は環状アンモニウム基を表
わしかつnは値0又は1を有する]の化合物及びその製
薬学的に使用可能な塩に関する。この化合物については
抗−腫瘍−作用並びに抗菌作用が挙げられている。
る脂肪族炭化水素基であり、基R2、R3及びR4は同一
又は異なっていて、水素原子又は低級アルキル基であ
り、又は式中基NR2R3R4は環状アンモニウム基を表
わしかつnは値0又は1を有する]の化合物及びその製
薬学的に使用可能な塩に関する。この化合物については
抗−腫瘍−作用並びに抗菌作用が挙げられている。
【0005】
【発明の構成】本発明は、オクタデシル−[2−(N−
メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェート、その製
法並びに作用物質としてこの化合物を含有する薬剤に関
する。意外にも本発明による化合物は欧州特許機構第1
08565号明細書中に記載もしくは言及されている化
合物よりもはるかに良好なもしくは有利な抗腫瘍作用を
有する。
メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェート、その製
法並びに作用物質としてこの化合物を含有する薬剤に関
する。意外にも本発明による化合物は欧州特許機構第1
08565号明細書中に記載もしくは言及されている化
合物よりもはるかに良好なもしくは有利な抗腫瘍作用を
有する。
【0006】更に本発明による化合物は血小板凝集の抑
制作用をする;更にこれはホスホリパーゼ−A2−抑制
作用並びにリポキシゲナーゼ−抑制作用を有する。
制作用をする;更にこれはホスホリパーゼ−A2−抑制
作用並びにリポキシゲナーゼ−抑制作用を有する。
【0007】また本発明は、オクタデシル−[2−(N
−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートの新規
の、改善された製造−及び後処理方法(方法a)に関す
る。
−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートの新規
の、改善された製造−及び後処理方法(方法a)に関す
る。
【0008】アルキルホスホコリンに関する前記の方法
におけるよりも少ない精製段階が使用されるにも拘ら
ず、本発明の方法により、より高い総収率及びより純粋
な生成物が得られることが意外にも判明した。更にここ
では、より少量の溶剤が使用される。本発明による新規
方法は、助塩基としての炭酸カリウムの使用により、生
成物の高カリウム含量をもたらすアルキル化試薬例えば
ジメチル硫酸の使用をも回避する。製薬学的作用物質と
して使用される物質においては、カリウム含量はできる
だけ僅少でなければならない。
におけるよりも少ない精製段階が使用されるにも拘ら
ず、本発明の方法により、より高い総収率及びより純粋
な生成物が得られることが意外にも判明した。更にここ
では、より少量の溶剤が使用される。本発明による新規
方法は、助塩基としての炭酸カリウムの使用により、生
成物の高カリウム含量をもたらすアルキル化試薬例えば
ジメチル硫酸の使用をも回避する。製薬学的作用物質と
して使用される物質においては、カリウム含量はできる
だけ僅少でなければならない。
【0009】同様に精製のための時間のかかるクロマト
グラフィー段階はもはや不必要である。
グラフィー段階はもはや不必要である。
【0010】この新規の方法により達成される生成物純
度は、アルキルホスホコリンの公知製法におけるよりも
高く、更にこれはより高い収率をもたらす(特により大
きな規模での製造の際に)。
度は、アルキルホスホコリンの公知製法におけるよりも
高く、更にこれはより高い収率をもたらす(特により大
きな規模での製造の際に)。
【0011】方法a)の第1段階は、オキシ塩化燐とN
−オクタデシルアルコールとの反応を、ハロゲン化炭化
水素、飽和環状エーテル、非環状エーテル、5〜10個
のC−原子を有する飽和炭化水素、ハロゲン原子(特に
塩素原子)によって置換されていてもよい液状の芳香族
炭化水素又は前記の溶剤よりなる混合物中で、又は溶剤
無しで、場合によってはこのために慣用の塩基性物質の
存在で、反応させることにより成る。
−オクタデシルアルコールとの反応を、ハロゲン化炭化
水素、飽和環状エーテル、非環状エーテル、5〜10個
のC−原子を有する飽和炭化水素、ハロゲン原子(特に
塩素原子)によって置換されていてもよい液状の芳香族
炭化水素又は前記の溶剤よりなる混合物中で、又は溶剤
無しで、場合によってはこのために慣用の塩基性物質の
存在で、反応させることにより成る。
【0012】ハロゲン化炭化水素としては、例えば1〜
6個のC−原子を有する炭化水素が重要であり、この
際、1個又は数個又は全部の水素原子が塩素原子によっ
て代えられている。例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、塩化エチレン、クロルベンゾール、ジクロルベンゾ
ールを使用することができる。ハロゲン置換芳香族炭化
水素の場合には、これらは殊に1個又は2個のハロゲン
原子で置換されている。
6個のC−原子を有する炭化水素が重要であり、この
際、1個又は数個又は全部の水素原子が塩素原子によっ
て代えられている。例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、塩化エチレン、クロルベンゾール、ジクロルベンゾ
ールを使用することができる。ハロゲン置換芳香族炭化
水素の場合には、これらは殊に1個又は2個のハロゲン
原子で置換されている。
【0013】飽和環状エーテルとしては、例えば炭素原
子及び1個又は2個の酸素原子より成る5〜6個の環員
を有するエーテルを使用することができる。その例はテ
トラヒドロフラン、ジオキサンである。
子及び1個又は2個の酸素原子より成る5〜6個の環員
を有するエーテルを使用することができる。その例はテ
トラヒドロフラン、ジオキサンである。
【0014】非環状エーテルは2〜8個の炭素原子から
成り、かつ液体である。例えば次のものがこれに該当す
る:ジエチルエーテル、ジイソブチルエーテル、メチル
−t−ブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル。
成り、かつ液体である。例えば次のものがこれに該当す
る:ジエチルエーテル、ジイソブチルエーテル、メチル
−t−ブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル。
【0015】飽和炭化水素としては、5〜10個の炭素
原子より成りかつ液状である非分枝鎖及び分枝鎖の炭化
水素がこれに該当する。例えばペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサンが重要である。
原子より成りかつ液状である非分枝鎖及び分枝鎖の炭化
水素がこれに該当する。例えばペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサンが重要である。
【0016】芳香族炭化水素としては、例えばベンゾー
ル及びアルキル置換ベンゾールがこれに該当し、この際
アルキル置換基は1〜5個の炭素原子より成る。
ル及びアルキル置換ベンゾールがこれに該当し、この際
アルキル置換基は1〜5個の炭素原子より成る。
【0017】オキシ塩化燐とn−オクタデシルアルコー
ルとの反応のための、並びに引続くN−メチル−ピペリ
ジノ−エタノール−塩との反応のための塩基性物質とし
ては、アミン、例えば、式:NR1R2R3[式中R1、R
2及びR3は同一又は異なっていて、水素原子又はC1〜
C6−アルキル基を表わす]の脂肪族アミン又は同様に
芳香族アミン、例えばピリジン、ピコリン、キノリンが
これに該当する。N−メチル−ピペリジノ−エタノール
−塩との反応の際には、ここで必要な塩基性物質を、同
時に又はN−メチル−ピペリジノ−エタノール−塩の前
に添加してよい。この反応には、いずれの場合にも溶剤
が必要である;すなわち第1の反応段階が特別な溶剤な
しに行なわれる場合には、溶剤そのものをこの時に添加
しなければならない。オキシ塩化燐対オクタデシルアル
コールのモル比は例えば1.5:1〜1:1である。
ルとの反応のための、並びに引続くN−メチル−ピペリ
ジノ−エタノール−塩との反応のための塩基性物質とし
ては、アミン、例えば、式:NR1R2R3[式中R1、R
2及びR3は同一又は異なっていて、水素原子又はC1〜
C6−アルキル基を表わす]の脂肪族アミン又は同様に
芳香族アミン、例えばピリジン、ピコリン、キノリンが
これに該当する。N−メチル−ピペリジノ−エタノール
−塩との反応の際には、ここで必要な塩基性物質を、同
時に又はN−メチル−ピペリジノ−エタノール−塩の前
に添加してよい。この反応には、いずれの場合にも溶剤
が必要である;すなわち第1の反応段階が特別な溶剤な
しに行なわれる場合には、溶剤そのものをこの時に添加
しなければならない。オキシ塩化燐対オクタデシルアル
コールのモル比は例えば1.5:1〜1:1である。
【0018】N−メチル−ピペリジノ−エタノール−塩
は、例えばn−オクタデシルアルコールに対して過剰量
で使用される(約1.1〜1.5モルの過剰量)。
は、例えばn−オクタデシルアルコールに対して過剰量
で使用される(約1.1〜1.5モルの過剰量)。
【0019】オキシ塩化燐とn−オクタデシルアルコー
ルとの反応が塩基性物質の存在で行なわれる場合には、
塩基性物質の量は、例えばPOCl3 1モルに対して1
〜3モルである。引続くピペリジン塩(ピペリジン塩は
常にN−メチル−ピペリジノ−エタノール−塩を意味す
る)との反応のためには、塩基性物質の使用量は、例え
ばアルカノール1モルに対して1〜5モルである。
ルとの反応が塩基性物質の存在で行なわれる場合には、
塩基性物質の量は、例えばPOCl3 1モルに対して1
〜3モルである。引続くピペリジン塩(ピペリジン塩は
常にN−メチル−ピペリジノ−エタノール−塩を意味す
る)との反応のためには、塩基性物質の使用量は、例え
ばアルカノール1モルに対して1〜5モルである。
【0020】オキシ塩化燐とn−オクタデシルアルコー
ルとの反応の反応温度は、−30℃〜+30℃、殊に−
15℃〜+5℃、特に−10℃〜−5℃である。
ルとの反応の反応温度は、−30℃〜+30℃、殊に−
15℃〜+5℃、特に−10℃〜−5℃である。
【0021】この反応の反応時間は、例えば0.5〜5
時間、殊に1〜3時間、特に1.5〜2時間である。反
応が塩基性物質の存在で行なわれる場合には、反応は一
般に迅速に(約30分間)で経過する。
時間、殊に1〜3時間、特に1.5〜2時間である。反
応が塩基性物質の存在で行なわれる場合には、反応は一
般に迅速に(約30分間)で経過する。
【0022】その後に、ピペリジン塩を少量ずつ又は全
部を添加する。N−メチル−ピペリジン−エタノールの
塩としては、鉱酸(例えば硫酸、塩酸)との塩、更に有
機酸、例えば酢酸、パラ−トルオールスルホン酸等との
塩が重要である。この反応段階は、不活性溶剤中で行な
われる。ここで、溶剤としては、オキシ塩化燐とn−オ
クタデシルアルコールとの反応が溶剤中で行なわれる場
合に、この反応のために使用される溶剤と同じものがこ
れに該当する。
部を添加する。N−メチル−ピペリジン−エタノールの
塩としては、鉱酸(例えば硫酸、塩酸)との塩、更に有
機酸、例えば酢酸、パラ−トルオールスルホン酸等との
塩が重要である。この反応段階は、不活性溶剤中で行な
われる。ここで、溶剤としては、オキシ塩化燐とn−オ
クタデシルアルコールとの反応が溶剤中で行なわれる場
合に、この反応のために使用される溶剤と同じものがこ
れに該当する。
【0023】引続いて、塩基性物質を前記の溶剤の1種
類中に溶かすか又は溶剤なしで滴加する。塩基性物質の
ための溶剤としては、ここでは次のものを使用するのが
有利である:ハロゲン化炭化水素、飽和環状エーテル、
非環状エーテル、5〜10個の炭素原子を有する飽和炭
化水素、液状の芳香族炭化水素又は前記の溶剤よりなる
混合物。この際、オキシ塩化燐とn−オクタデシルアル
コールとの反応に使用されうる溶剤と同じものが重要で
ある。
類中に溶かすか又は溶剤なしで滴加する。塩基性物質の
ための溶剤としては、ここでは次のものを使用するのが
有利である:ハロゲン化炭化水素、飽和環状エーテル、
非環状エーテル、5〜10個の炭素原子を有する飽和炭
化水素、液状の芳香族炭化水素又は前記の溶剤よりなる
混合物。この際、オキシ塩化燐とn−オクタデシルアル
コールとの反応に使用されうる溶剤と同じものが重要で
ある。
【0024】塩基性物質の添加によって温度は上昇す
る。温度が0℃〜40℃、殊に10℃〜30℃、特に1
5℃〜20℃の範囲で保持されることに配慮する。
る。温度が0℃〜40℃、殊に10℃〜30℃、特に1
5℃〜20℃の範囲で保持されることに配慮する。
【0025】その後に、反応混合物を更に5℃〜30
℃、殊に15℃〜25℃で撹拌する(例えば1時間〜4
0時間、殊に3時間〜15時間)。
℃、殊に15℃〜25℃で撹拌する(例えば1時間〜4
0時間、殊に3時間〜15時間)。
【0026】反応成分の加水分解は水の添加によって行
ない、この際、温度は10℃〜30℃、殊に15℃〜3
0℃、特に15℃〜20℃で厳守すべきである。
ない、この際、温度は10℃〜30℃、殊に15℃〜3
0℃、特に15℃〜20℃で厳守すべきである。
【0027】前記の加水分解液は、塩基性物質を含有し
てもよい。そのような塩基性物質としては、アルカリ−
及びアルカリ土類金属の炭酸塩及び炭酸水素塩が重要で
ある。
てもよい。そのような塩基性物質としては、アルカリ−
及びアルカリ土類金属の炭酸塩及び炭酸水素塩が重要で
ある。
【0028】加水分解を完全にするために引続き0.5
時間〜4時間、殊に1〜3時間、特に1.5〜2.5時
間10℃〜30℃、殊に15℃〜25℃、特に18℃〜
22℃で更に撹拌する。
時間〜4時間、殊に1〜3時間、特に1.5〜2.5時
間10℃〜30℃、殊に15℃〜25℃、特に18℃〜
22℃で更に撹拌する。
【0029】次いで反応溶液を、場合により更に塩基性
物質を含有していてよい水とアルコール(殊に1〜4個
の炭素原子を有する脂肪族飽和アルコール)とよりなる
混合物で洗浄する。水:アルコールの混合比は、例えば
5〜0.5、殊に1〜3(v/v)であってよい。
物質を含有していてよい水とアルコール(殊に1〜4個
の炭素原子を有する脂肪族飽和アルコール)とよりなる
混合物で洗浄する。水:アルコールの混合比は、例えば
5〜0.5、殊に1〜3(v/v)であってよい。
【0030】洗浄溶液のための塩基性物質としては、例
えばアルカリ−及びアルカリ土類金属の炭酸塩及び炭酸
水素塩並びにアンモニア(例えばアンモニア水)が使用
される。水中3%炭酸ナトリウム溶液が特に有利であ
る。
えばアルカリ−及びアルカリ土類金属の炭酸塩及び炭酸
水素塩並びにアンモニア(例えばアンモニア水)が使用
される。水中3%炭酸ナトリウム溶液が特に有利であ
る。
【0031】場合により、引続いて酸性溶液での反応溶
液の洗浄を行なってよい。酸性洗浄は、特に溶剤として
塩化メチレンの使用の際に、反応溶液の未反応の塩基性
成分の除去のために有利である。
液の洗浄を行なってよい。酸性洗浄は、特に溶剤として
塩化メチレンの使用の際に、反応溶液の未反応の塩基性
成分の除去のために有利である。
【0032】洗浄溶液は、水及びアルコールよりなる混
合物から成る。殊に1〜4個の炭素原子を有する脂肪族
飽和アルコールよりなる混合物が有利であり、この際、
場合によっては更に酸性の物質が存在していてよい。
水:アルコールの混合比は、例えば5〜0.5、殊に1
〜3(v/v)であってよい。
合物から成る。殊に1〜4個の炭素原子を有する脂肪族
飽和アルコールよりなる混合物が有利であり、この際、
場合によっては更に酸性の物質が存在していてよい。
水:アルコールの混合比は、例えば5〜0.5、殊に1
〜3(v/v)であってよい。
【0033】洗浄液のための酸性物質としては、例えば
鉱酸及び有機酸、例えば塩酸、硫酸又は酒石酸及びクエ
ン酸が使用される。水中の塩酸10%溶液が特に有利で
ある。
鉱酸及び有機酸、例えば塩酸、硫酸又は酒石酸及びクエ
ン酸が使用される。水中の塩酸10%溶液が特に有利で
ある。
【0034】引続き、もう1度水及びアルコールよりな
る混合物で洗浄する。1〜4個の炭素原子を有する脂肪
族飽和アルコールよりなる混合物が有利に使用され、こ
の際、場合によっては更に塩基性物質が存在していてよ
い。水:アルコールの混合比は、例えば5〜0.5、殊
に1〜3であってよい。
る混合物で洗浄する。1〜4個の炭素原子を有する脂肪
族飽和アルコールよりなる混合物が有利に使用され、こ
の際、場合によっては更に塩基性物質が存在していてよ
い。水:アルコールの混合比は、例えば5〜0.5、殊
に1〜3であってよい。
【0035】次いで洗浄相を合一し、かつ常法で乾燥さ
せ、次いで溶剤(殊に減圧下、例えば5〜100ミリバ
ール)を、場合により脂肪族アルコール150〜100
0ml、殊に300〜700ml、特に450〜550
mlの添加後に除去する(乾燥生成物1モル重量部に対
して)。アルコールとしては、殊に1〜5個の炭素原子
の鎖長を有する飽和脂肪族アルコールが使用される。こ
の際、n−ブタノール、イソプロパノールがアルコール
として特に有利である。このアルコール処理は、残留水
の完全な除去の目的を有する。
せ、次いで溶剤(殊に減圧下、例えば5〜100ミリバ
ール)を、場合により脂肪族アルコール150〜100
0ml、殊に300〜700ml、特に450〜550
mlの添加後に除去する(乾燥生成物1モル重量部に対
して)。アルコールとしては、殊に1〜5個の炭素原子
の鎖長を有する飽和脂肪族アルコールが使用される。こ
の際、n−ブタノール、イソプロパノールがアルコール
として特に有利である。このアルコール処理は、残留水
の完全な除去の目的を有する。
【0036】こうして得られる生成物を、常法で(例え
ばクロマトグラフィー、再結晶により)精製することが
できる。
ばクロマトグラフィー、再結晶により)精製することが
できる。
【0037】しかしながら次の、同様に本発明による精
製法が特に有利である:前記のような固体の残分を、例
えば飽和脂肪族ケトン(3〜6個の炭素原子)、例えば
アセトン、ブタノン、メチル−t−ブチルケトン中に懸
濁させ、1〜4時間、殊に2時間撹拌し、吸引濾過し、
かつ20℃〜50℃で真空中で5mmHg〜100mm
Hgで乾燥させる。
製法が特に有利である:前記のような固体の残分を、例
えば飽和脂肪族ケトン(3〜6個の炭素原子)、例えば
アセトン、ブタノン、メチル−t−ブチルケトン中に懸
濁させ、1〜4時間、殊に2時間撹拌し、吸引濾過し、
かつ20℃〜50℃で真空中で5mmHg〜100mm
Hgで乾燥させる。
【0038】このように予備精製された生成物を、無水
アルコール(C1〜C24)もしくは水高々5重量%まで
を含有するアルコール中に、20℃〜60℃、殊に40
℃で入れ、かつ不溶物を濾別する。アルコールとして
は、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノールが使用される。次い
で、得られた濾液を混床式−イオン交換体、例えばアン
バーライト(Amberlite)MB3と共に、例え
ば1〜5時間、殊に2時間、10℃〜50℃、殊に20
℃で撹拌する。混床式−イオン交換体の代りに、順次に
酸性イオン交換体及び塩基性イオン交換体を用いて精製
を行なうこともできる。
アルコール(C1〜C24)もしくは水高々5重量%まで
を含有するアルコール中に、20℃〜60℃、殊に40
℃で入れ、かつ不溶物を濾別する。アルコールとして
は、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノールが使用される。次い
で、得られた濾液を混床式−イオン交換体、例えばアン
バーライト(Amberlite)MB3と共に、例え
ば1〜5時間、殊に2時間、10℃〜50℃、殊に20
℃で撹拌する。混床式−イオン交換体の代りに、順次に
酸性イオン交換体及び塩基性イオン交換体を用いて精製
を行なうこともできる。
【0039】イオン交換体としては、イオン交換基を有
する全ての不溶性固体を使用することができる。
する全ての不溶性固体を使用することができる。
【0040】酸性イオン交換体は、例えば酸性基、例え
ばスルホン酸基、カルボキシ基を含有するものである。
例は、ポリスチロールマトリックスにスルホン酸基を有
するイオン交換体、例えばアンバーライトIR120、
ダウエックス(Dowex)HCR、デュオライト(D
oulite)C20又はルュワタイト(Lewati
t)S100である。弱酸性イオン交換体は、例えばポ
リアクリル酸−マトリックスを基体とするもの、例えば
アンバーライトIRC76、デュオライトC433又は
リライト(Relite)CCである。
ばスルホン酸基、カルボキシ基を含有するものである。
例は、ポリスチロールマトリックスにスルホン酸基を有
するイオン交換体、例えばアンバーライトIR120、
ダウエックス(Dowex)HCR、デュオライト(D
oulite)C20又はルュワタイト(Lewati
t)S100である。弱酸性イオン交換体は、例えばポ
リアクリル酸−マトリックスを基体とするもの、例えば
アンバーライトIRC76、デュオライトC433又は
リライト(Relite)CCである。
【0041】塩基性イオン交換体としては、例えばポリ
マーマトリックス(例えばポリスチロール−マトリック
ス)に、一級、二級、三級又は四級のアミノ基を有する
もの、例えばデュオライトA101、デュオライトA1
02、デュオライト15A348、デュオライトA36
5、デュオライトA375、アンバーライトIRA6
7、デュオライトA375、アンバーライトIRA45
8及びデュオライトA132が使用される。
マーマトリックス(例えばポリスチロール−マトリック
ス)に、一級、二級、三級又は四級のアミノ基を有する
もの、例えばデュオライトA101、デュオライトA1
02、デュオライト15A348、デュオライトA36
5、デュオライトA375、アンバーライトIRA6
7、デュオライトA375、アンバーライトIRA45
8及びデュオライトA132が使用される。
【0042】混床式イオン交換体は、酸性及びアルカリ
性イオン交換体樹脂、例えばアンバーライトMB1、ア
ンバーライトMB2、アンバーライトMB3及びアンバ
ーライトMB6よりなる混合物である。
性イオン交換体樹脂、例えばアンバーライトMB1、ア
ンバーライトMB2、アンバーライトMB3及びアンバ
ーライトMB6よりなる混合物である。
【0043】更に使用可能なイオン交換体は、ウルマン
ス(Ullmann′s)、エンサイクロペディア・オ
ブ・インダストリアル・ケミストリー(Encyclo
pedia of Industrial Chemi
stry)、第5版(1989年)、A14巻、450
頁に挙げられている。
ス(Ullmann′s)、エンサイクロペディア・オ
ブ・インダストリアル・ケミストリー(Encyclo
pedia of Industrial Chemi
stry)、第5版(1989年)、A14巻、450
頁に挙げられている。
【0044】イオン交換体樹脂の吸引濾過後に、減圧下
(例えば20mmHg〜200mmHg)で、40℃〜
70℃で蒸発濃縮させかつ引続き、ハロゲン化炭化水
素、飽和脂肪族ケトンから又はアルコール/ケトン−混
合物から再結晶させる。
(例えば20mmHg〜200mmHg)で、40℃〜
70℃で蒸発濃縮させかつ引続き、ハロゲン化炭化水
素、飽和脂肪族ケトンから又はアルコール/ケトン−混
合物から再結晶させる。
【0045】再結晶のためのハロゲン化炭化水素として
は、例えば1〜6個のC−原子からなる炭化水素がこれ
に該当し、この際1個又は数個又は全ての水素原子は、
塩素原子によって代えられている。例えば塩化メチレ
ン、クロロホルム、塩化エチレン、クロルベンゾールを
使用することができる。
は、例えば1〜6個のC−原子からなる炭化水素がこれ
に該当し、この際1個又は数個又は全ての水素原子は、
塩素原子によって代えられている。例えば塩化メチレ
ン、クロロホルム、塩化エチレン、クロルベンゾールを
使用することができる。
【0046】アルコールとしては、1〜6個の炭素原子
及び1〜3個のヒドロキシル基を有する飽和脂肪族アル
コールがこれに該当する。ケトンとしては3〜6個の炭
素原子を有する飽和脂肪族ケトンがこれに該当する。
及び1〜3個のヒドロキシル基を有する飽和脂肪族アル
コールがこれに該当する。ケトンとしては3〜6個の炭
素原子を有する飽和脂肪族ケトンがこれに該当する。
【0047】アルコール:ケトンの混合比は、1対1〜
5(容量/容量)である。比1:1(v/v)であるエ
タノール/アセトン−混合物が特に有利である。
5(容量/容量)である。比1:1(v/v)であるエ
タノール/アセトン−混合物が特に有利である。
【0048】得られるオクタデシル−[2−(N−メチ
ル−ピペリジノ)−エタノール−ホスフェートの結晶を
吸引濾過し、かつ必要な場合には、例えば1〜6個の炭
素原子を有する飽和炭化水素で洗浄する。(洗浄液の温
度、例えば15〜30℃)。
ル−ピペリジノ)−エタノール−ホスフェートの結晶を
吸引濾過し、かつ必要な場合には、例えば1〜6個の炭
素原子を有する飽和炭化水素で洗浄する。(洗浄液の温
度、例えば15〜30℃)。
【0049】更に、本発明による化合物を次の方法によ
って得ることができる、すなわち自体公知の方法で、 b)式: C18H37−O−PO(OH)2 I の化合物又はこの化合物の反応性誘導体を、式:
って得ることができる、すなわち自体公知の方法で、 b)式: C18H37−O−PO(OH)2 I の化合物又はこの化合物の反応性誘導体を、式:
【0050】
【化3】
【0051】[式中Zは水素原子、メチル基又は基−C
H2−CH2−OHでありかつピペリジン化合物はN−メ
チル−ピペリジニウム誘導体の形で存在することもで
き、この際、その場合には陽性荷電は無機又は有機酸の
陰イオンによって中性化されかつ場合によりメチル化さ
れる]の化合物と、場合により塩基性物質の存在で反応
させるか又は c)式: C18H37−O−PO(OH)−O−CH2CH2−Y III [式中Yは塩素原子、臭素原子又は沃素原子である]の
化合物を、ピペリジン又はN−メチル−ピペリジンと反
応させ、かつ場合によりメチル化するか又は d)一般式:
H2−CH2−OHでありかつピペリジン化合物はN−メ
チル−ピペリジニウム誘導体の形で存在することもで
き、この際、その場合には陽性荷電は無機又は有機酸の
陰イオンによって中性化されかつ場合によりメチル化さ
れる]の化合物と、場合により塩基性物質の存在で反応
させるか又は c)式: C18H37−O−PO(OH)−O−CH2CH2−Y III [式中Yは塩素原子、臭素原子又は沃素原子である]の
化合物を、ピペリジン又はN−メチル−ピペリジンと反
応させ、かつ場合によりメチル化するか又は d)一般式:
【0052】
【化4】
【0053】の化合物をメチル化し、もしくはb)又は
c)により得られる化合物をメチル化する。
c)により得られる化合物をメチル化する。
【0054】方法b)について:方法b)は、溶剤無し
で(この場合には化合物IIの過剰量)又は不活性溶剤
中、0〜180℃、殊に18〜120℃の温度で実施さ
れうる。溶剤としては、例えば次のものが好適である:
低級脂肪族アルコール(メタノール)、脂肪族直鎖エー
テル(ジエチルエーテル)、飽和環状エーテル(ジオキ
サン、テトラヒドロフラン)、芳香族炭化水素(トルオ
ール、ベンゾール、ピリジン)、塩素化脂肪族低分子炭
化水素(CHCl3、CCl4)、低分子脂肪族カルボン
酸の低級アルキルアミド又はジアルキルアミド(ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)又はジメチル
スルホキシド、アセトニトリル。後処理は自体公知の方
法で、アルコール/水又は水単独を用いる加水分解によ
り行なわれる。反応生成物の精製は例えば再結晶又はカ
ラムクロマトグラフィーによって行なわれる。方法b)
による反応は、付加的な塩基性物質、例えば三級アミン
(N−メチル−ピペリジン、N−メチル−モルホリン、
N−メチル−ピロリジン、キノリン、ピリジン)の存在
で行なうこともできる。
で(この場合には化合物IIの過剰量)又は不活性溶剤
中、0〜180℃、殊に18〜120℃の温度で実施さ
れうる。溶剤としては、例えば次のものが好適である:
低級脂肪族アルコール(メタノール)、脂肪族直鎖エー
テル(ジエチルエーテル)、飽和環状エーテル(ジオキ
サン、テトラヒドロフラン)、芳香族炭化水素(トルオ
ール、ベンゾール、ピリジン)、塩素化脂肪族低分子炭
化水素(CHCl3、CCl4)、低分子脂肪族カルボン
酸の低級アルキルアミド又はジアルキルアミド(ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)又はジメチル
スルホキシド、アセトニトリル。後処理は自体公知の方
法で、アルコール/水又は水単独を用いる加水分解によ
り行なわれる。反応生成物の精製は例えば再結晶又はカ
ラムクロマトグラフィーによって行なわれる。方法b)
による反応は、付加的な塩基性物質、例えば三級アミン
(N−メチル−ピペリジン、N−メチル−モルホリン、
N−メチル−ピロリジン、キノリン、ピリジン)の存在
で行なうこともできる。
【0055】出発化合物が遊離酸C18H37−O−PO
(OH)2である場合には、これを公知の縮合剤、例え
ば2,4,6−トリメチルベンゾールスルホニルクロリ
ド、8−キノリンスルホニルクロリド、2,4,6−イ
ソプロピルベンゾールスルホニルイミダゾリド、2,
4,6−トリメチルベンゾールスルホニルテトラゾリド
又はジシクロヘキシルカルボジイミドにより活性化しか
つ次いで反応させる。
(OH)2である場合には、これを公知の縮合剤、例え
ば2,4,6−トリメチルベンゾールスルホニルクロリ
ド、8−キノリンスルホニルクロリド、2,4,6−イ
ソプロピルベンゾールスルホニルイミダゾリド、2,
4,6−トリメチルベンゾールスルホニルテトラゾリド
又はジシクロヘキシルカルボジイミドにより活性化しか
つ次いで反応させる。
【0056】出発化合物C18H37−O−PO(OH)2
が活性化誘導体の形で存在する場合には、例えば両方の
OH−基がハロゲン原子(Cl、Br、I)によって代
えられている化合物が重要である。
が活性化誘導体の形で存在する場合には、例えば両方の
OH−基がハロゲン原子(Cl、Br、I)によって代
えられている化合物が重要である。
【0057】活性化誘導体としては、例えば式:
【0058】
【化5】
【0059】の化合物を使用することもできる;この場
合には反応は殊にオートクレーブ中で又は撹拌装置中で
−20〜130℃の温度で行なわれる。
合には反応は殊にオートクレーブ中で又は撹拌装置中で
−20〜130℃の温度で行なわれる。
【0060】式IIの出発化合物がピペリジニウム−塩
として使用される場合には、酸陰イオンとして次のもの
が重要である:Cl-、Br-、I-、トシレート−陰イ
オン、硫酸陰イオン(HSO4 -、SO2 2-)。
として使用される場合には、酸陰イオンとして次のもの
が重要である:Cl-、Br-、I-、トシレート−陰イ
オン、硫酸陰イオン(HSO4 -、SO2 2-)。
【0061】方法c)について:この反応は、公知方法
で溶剤無しで又は不活性溶剤中で50〜100℃の温度
で行なわれる。溶剤としては方法b)のためのものと同
一の溶剤が使用される;同様に、ピペリジンもしくはN
−メチル−ピペリジンが過剰量で溶剤として作用しう
る。
で溶剤無しで又は不活性溶剤中で50〜100℃の温度
で行なわれる。溶剤としては方法b)のためのものと同
一の溶剤が使用される;同様に、ピペリジンもしくはN
−メチル−ピペリジンが過剰量で溶剤として作用しう
る。
【0062】反応は、酸結合性の(ハロゲニド−結合性
の)物質、例えばAg2CO3の存在で有利に行なわれ
る。
の)物質、例えばAg2CO3の存在で有利に行なわれ
る。
【0063】方法d)について:アルキル化は、例えば
式:MHal、ArSO2OM及びSO2(OM)2[式
中Halはハロゲン原子(特に塩素原子、臭素原子又は
沃素原子)でありかつArは芳香族基(例えば1個又は
数個の低級アルキル基によって場合により置換されたフ
ェニル−又はナフチル基)でありかつMはメチル基であ
る]の化合物との反応によって行なわれる。例はp−ト
ルオールスルホン酸−メチルエステル、ジメチルスルフ
ェート、メチルハロゲニドである。アルキル化反応は、
場合により常用の酸結合剤、例えばアルカリ金属水酸化
物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、ア
ルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属酢酸塩、三級アミ
ン(例えばトリアルキルアミン、例えばトリエチルアミ
ン)、ピリジン又はアルカリ金属水素化物の添加下で、
0〜200℃、殊に40〜140℃の温度で、不活性の
溶剤又は懸濁剤中で実施される。溶剤又は分散剤として
は例えば次のものがこれに該当する:芳香族炭化水素、
例えばベンゾール、トルオール、キシロール;脂肪族ケ
トン、例えばアセトン、メチルエチルケトン;ハロゲン
化炭化水素、例えばクロロホルム、四塩化炭素、クロル
ベンゾール、塩化メチレン;脂肪族エーテル、例えばブ
チルエーテル;環状エーテル、例えばテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン;スルホキシド、例えばジメチルスルホ
キシド;三級の酸アミド、例えばジメチルホルムアミ
ド、N−メチル−ピロリドン、ヘキサメチル燐酸トリア
ミド;脂肪族アルコール、例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、アミルアルコール、三級ブタノ
ール、環状脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン及び
同様のもの。前記の溶剤の水性混合物を使用することも
できる。使用される溶剤もしくは分散剤の還流温度でし
ばしば作業する。
式:MHal、ArSO2OM及びSO2(OM)2[式
中Halはハロゲン原子(特に塩素原子、臭素原子又は
沃素原子)でありかつArは芳香族基(例えば1個又は
数個の低級アルキル基によって場合により置換されたフ
ェニル−又はナフチル基)でありかつMはメチル基であ
る]の化合物との反応によって行なわれる。例はp−ト
ルオールスルホン酸−メチルエステル、ジメチルスルフ
ェート、メチルハロゲニドである。アルキル化反応は、
場合により常用の酸結合剤、例えばアルカリ金属水酸化
物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、ア
ルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属酢酸塩、三級アミ
ン(例えばトリアルキルアミン、例えばトリエチルアミ
ン)、ピリジン又はアルカリ金属水素化物の添加下で、
0〜200℃、殊に40〜140℃の温度で、不活性の
溶剤又は懸濁剤中で実施される。溶剤又は分散剤として
は例えば次のものがこれに該当する:芳香族炭化水素、
例えばベンゾール、トルオール、キシロール;脂肪族ケ
トン、例えばアセトン、メチルエチルケトン;ハロゲン
化炭化水素、例えばクロロホルム、四塩化炭素、クロル
ベンゾール、塩化メチレン;脂肪族エーテル、例えばブ
チルエーテル;環状エーテル、例えばテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン;スルホキシド、例えばジメチルスルホ
キシド;三級の酸アミド、例えばジメチルホルムアミ
ド、N−メチル−ピロリドン、ヘキサメチル燐酸トリア
ミド;脂肪族アルコール、例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、アミルアルコール、三級ブタノ
ール、環状脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン及び
同様のもの。前記の溶剤の水性混合物を使用することも
できる。使用される溶剤もしくは分散剤の還流温度でし
ばしば作業する。
【0064】アルキル化反応成分は、しばしば過剰量で
使用される。アルキル化は、アルカリ金属水酸化物と組
合せてテトラアルキルアンモニウム塩(特にハロゲニ
ド)の存在で、0〜100℃、殊に20〜80℃の温度
で、中性溶剤中で又はクロロホルム又は塩化メチレン中
で行なわれてもよい。中性溶剤としては特に次のものが
これに該当する:三級アミド(ジメチルホルムアミ
ド)、N−メチル−ピロリドン、ジメチルスルホキシ
ド、アセトニトリル、ジメトキシエタン、アセトン、テ
トラヒドロフラン。
使用される。アルキル化は、アルカリ金属水酸化物と組
合せてテトラアルキルアンモニウム塩(特にハロゲニ
ド)の存在で、0〜100℃、殊に20〜80℃の温度
で、中性溶剤中で又はクロロホルム又は塩化メチレン中
で行なわれてもよい。中性溶剤としては特に次のものが
これに該当する:三級アミド(ジメチルホルムアミ
ド)、N−メチル−ピロリドン、ジメチルスルホキシ
ド、アセトニトリル、ジメトキシエタン、アセトン、テ
トラヒドロフラン。
【0065】場合により、アルキル化の際に、アルキル
化すべき化合物を不活性溶剤、例えばジオキサン、ジメ
チルホルムアミド、ベンゾール又はトルオール中でアル
カリ金属、アルカリ金属水素化物又はアルカリ金属アミ
ド(特にナトリウム又はナトリウム化合物)又はブチル
リチウムと、0〜150℃の温度で反応させることによ
って、先ずアルキル化すべき化合物からアルカリ金属化
合物(例えばナトリウム−、カリウム−又はリチウム
塩)を製造し、かつ次いでアルキル化剤を添加するよう
に行なうこともできる。
化すべき化合物を不活性溶剤、例えばジオキサン、ジメ
チルホルムアミド、ベンゾール又はトルオール中でアル
カリ金属、アルカリ金属水素化物又はアルカリ金属アミ
ド(特にナトリウム又はナトリウム化合物)又はブチル
リチウムと、0〜150℃の温度で反応させることによ
って、先ずアルキル化すべき化合物からアルカリ金属化
合物(例えばナトリウム−、カリウム−又はリチウム
塩)を製造し、かつ次いでアルキル化剤を添加するよう
に行なうこともできる。
【0066】前記のアルキル化剤の代りに、化学で常用
の他の化学的均等の薬剤を使用することもできる(例え
ばL.F.及びマリー・フィーザー(Mary Fie
ser)著、“リアゲンツ・フォー・オルガニック・シ
ンセージス(Reagents for Organi
c Synthesis)”ジョン・ウイリー・アンド
・ソンズ社(John Wiley and Son
s、Inc.)、ニューヨーク1967年、1巻、13
03〜4頁及び2巻471頁参照)。
の他の化学的均等の薬剤を使用することもできる(例え
ばL.F.及びマリー・フィーザー(Mary Fie
ser)著、“リアゲンツ・フォー・オルガニック・シ
ンセージス(Reagents for Organi
c Synthesis)”ジョン・ウイリー・アンド
・ソンズ社(John Wiley and Son
s、Inc.)、ニューヨーク1967年、1巻、13
03〜4頁及び2巻471頁参照)。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】増殖抑制指数WHIは、ヌードマウスに移
植されたヒトのKB−腫瘍細胞組織で測定する。増殖抑
制指数は、次のように定義される:
植されたヒトのKB−腫瘍細胞組織で測定する。増殖抑
制指数は、次のように定義される:
【0071】
【外1】
【0072】(ここで処理群もしくは対照群で、適用日
の値に対して処理の14日後)。100%よりも大きな
WHIは、腫瘍が処置の故に小さくなったことを意味す
る;それに反して100%よりも小さなWHIは、対照
に比べて腫瘍増殖の処置条件付き緩慢化だけを示す。W
HIが大きければ大きい程、試験物質の抗腫瘍作用は強
い。
の値に対して処理の14日後)。100%よりも大きな
WHIは、腫瘍が処置の故に小さくなったことを意味す
る;それに反して100%よりも小さなWHIは、対照
に比べて腫瘍増殖の処置条件付き緩慢化だけを示す。W
HIが大きければ大きい程、試験物質の抗腫瘍作用は強
い。
【0073】EC90は、試験管内での同一細胞組織で測
定される。EC90は、試験管内で抗腫瘍作用を有する物
質の添加無しでの対照試験に比べて癌細胞の増殖をほぼ
90%抑制する抗腫瘍作用を有する物質の濃度(μg/
ml)である。
定される。EC90は、試験管内で抗腫瘍作用を有する物
質の添加無しでの対照試験に比べて癌細胞の増殖をほぼ
90%抑制する抗腫瘍作用を有する物質の濃度(μg/
ml)である。
【0074】ケープ(Cape)−指数(癌抑制効果の
係数)は、抗腫瘍作用を有する物質に比べて化学物質の
高い選択性及び特異性に関する尺度である。このケープ
指数は、WHI−指数をEC90−指数で割ることによっ
て得られる。
係数)は、抗腫瘍作用を有する物質に比べて化学物質の
高い選択性及び特異性に関する尺度である。このケープ
指数は、WHI−指数をEC90−指数で割ることによっ
て得られる。
【0075】すなわち動物(生体内)での有効性は、試
験管−系での有効性に関連づけられる。こうして生じた
係数が高ければ高い程、物質はその抗腫瘍作用において
より選択性でありかつより有効性である。
験管−系での有効性に関連づけられる。こうして生じた
係数が高ければ高い程、物質はその抗腫瘍作用において
より選択性でありかつより有効性である。
【0076】本発明による化合物は、KB−腫瘍(ヒト
の口腔癌、ヌードマウスに皮下移植した)及びラッテの
原発性の化学的に誘発されたDMBA−乳腺癌で、良好
な抗新生物作用を示す。例えば本発明による化合物2×
316mg/体重kgの用量で、1週間の間隔で投与し
て、KB−腫瘍の退行が達成された。本発明による化合
物21.5mg/体重kgの経口用量で14日間毎日経
口治療した後に、5gの重さのDMBA−腫瘍が触診可
能の限界にまで退行した。
の口腔癌、ヌードマウスに皮下移植した)及びラッテの
原発性の化学的に誘発されたDMBA−乳腺癌で、良好
な抗新生物作用を示す。例えば本発明による化合物2×
316mg/体重kgの用量で、1週間の間隔で投与し
て、KB−腫瘍の退行が達成された。本発明による化合
物21.5mg/体重kgの経口用量で14日間毎日経
口治療した後に、5gの重さのDMBA−腫瘍が触診可
能の限界にまで退行した。
【0077】従って、第1表が示すように、本発明によ
る化合物は、類似構造の化合物に比較して数倍ものより
高くかつより特異性の抗腫瘍作用を有する。この効果は
予想されてはいなかった。
る化合物は、類似構造の化合物に比較して数倍ものより
高くかつより特異性の抗腫瘍作用を有する。この効果は
予想されてはいなかった。
【0078】
例 1 新規方法による製造(方法a) オクタデシル−[2−(N−メチルピペリジノ)−エチ
ル]−ホスフェート(記号D−20133) 撹拌装置中に、クロロホルム50ml中のPOCl3
9.2ml(0.1mol)を窒素ガス下で前もって装
入し、かつ氷浴中で5℃に冷却する。オクタデカノール
24.3g(0.09モル)をクロロホルム100ml
中に弱加熱下で溶かしかつピリジン32ml(0.40
モル)と一緒に5〜12℃の温度で滴加する。滴加時
間:30分間。半時間の後撹拌後に、固体の2−(N−
メチル−ピペリジノ)−エタノール−トシレート37.
9(0.12モル)を添加しかつ引続きピリジン40m
lを滴加する。この際、温度は15℃に上昇する。氷浴
を除去しかつ反応混合物を2.5時間室温で撹拌する。
加水分解のために、水15mlを10分間以内で滴加す
る。半時間撹拌した後に、反応溶液を、水/メタノール
(1:1)200ml、3%のNa2CO3/メタノール
(1:1)200ml及び水/メタノール(1:1)2
00mlで1回ずつ洗浄する。そうして洗浄した反応溶
液をNa2SO4上で乾燥させかつ少量のi−プロパノー
ルの添加後に真空中で回転させる。
ル]−ホスフェート(記号D−20133) 撹拌装置中に、クロロホルム50ml中のPOCl3
9.2ml(0.1mol)を窒素ガス下で前もって装
入し、かつ氷浴中で5℃に冷却する。オクタデカノール
24.3g(0.09モル)をクロロホルム100ml
中に弱加熱下で溶かしかつピリジン32ml(0.40
モル)と一緒に5〜12℃の温度で滴加する。滴加時
間:30分間。半時間の後撹拌後に、固体の2−(N−
メチル−ピペリジノ)−エタノール−トシレート37.
9(0.12モル)を添加しかつ引続きピリジン40m
lを滴加する。この際、温度は15℃に上昇する。氷浴
を除去しかつ反応混合物を2.5時間室温で撹拌する。
加水分解のために、水15mlを10分間以内で滴加す
る。半時間撹拌した後に、反応溶液を、水/メタノール
(1:1)200ml、3%のNa2CO3/メタノール
(1:1)200ml及び水/メタノール(1:1)2
00mlで1回ずつ洗浄する。そうして洗浄した反応溶
液をNa2SO4上で乾燥させかつ少量のi−プロパノー
ルの添加後に真空中で回転させる。
【0079】残分をブタノン200mlから再結晶させ
る。臘様で生じる生成物を濾取し、かつ96%のエタノ
ール150ml中に熱時溶解させる。沈殿を濾別しかつ
濾液を冷蔵庫中で4時間冷却する。沈殿を新たに濾別
し、かつ濾液にアンバーライトMB3(85g)を加え
る。3時間撹拌した後にイオン交換体を除去しかつ真空
中で回転させる。残分をブタノン150mlから再結晶
させる。真空中五酸化燐上で乾燥。
る。臘様で生じる生成物を濾取し、かつ96%のエタノ
ール150ml中に熱時溶解させる。沈殿を濾別しかつ
濾液を冷蔵庫中で4時間冷却する。沈殿を新たに濾別
し、かつ濾液にアンバーライトMB3(85g)を加え
る。3時間撹拌した後にイオン交換体を除去しかつ真空
中で回転させる。残分をブタノン150mlから再結晶
させる。真空中五酸化燐上で乾燥。
【0080】収量:21.7g(45.6ミリモル、5
1%) 融点113℃ Rf−値:0.53(珪酸ゲルでの薄層クロマトグラ
ム、展開剤塩化メチレン/メタノール/25%のアンモ
ニア80:25:5)。
1%) 融点113℃ Rf−値:0.53(珪酸ゲルでの薄層クロマトグラ
ム、展開剤塩化メチレン/メタノール/25%のアンモ
ニア80:25:5)。
【0081】N−メチル−ピペリジノ−出発化合物の製
造は例えば次の方法で行なうことができる:2−ピペリ
ジノエタノール64.59g(0.50モル)をアセト
ニトリル125ml中に溶かしかつアセトニトリル12
5ml中の4−トルオールスルホン酸メチルエステル9
3.1g(0.50モル)の溶液を冷却下で、30分間
以内に滴加する。室温で、かつ還流下で各々半時間ずつ
後撹拌する。冷却後に溶剤を真空中で留去し、残留する
油状物を熱アセトン200ml中に溶かす。冷却時に生
成物が結晶で生ずる。結晶化を氷室中で完全にする。吸
引濾過後にアセトンで後洗浄し、かつ40℃、P2O5上
で真空中で乾燥させる。
造は例えば次の方法で行なうことができる:2−ピペリ
ジノエタノール64.59g(0.50モル)をアセト
ニトリル125ml中に溶かしかつアセトニトリル12
5ml中の4−トルオールスルホン酸メチルエステル9
3.1g(0.50モル)の溶液を冷却下で、30分間
以内に滴加する。室温で、かつ還流下で各々半時間ずつ
後撹拌する。冷却後に溶剤を真空中で留去し、残留する
油状物を熱アセトン200ml中に溶かす。冷却時に生
成物が結晶で生ずる。結晶化を氷室中で完全にする。吸
引濾過後にアセトンで後洗浄し、かつ40℃、P2O5上
で真空中で乾燥させる。
【0082】収量:139g(0.45モル、90%)
2−ヒドロキシエチル−N−メチルピペリジニウムトシ
レート。
2−ヒドロキシエチル−N−メチルピペリジニウムトシ
レート。
【0083】例 2 方法c)による製造 オクタデシル−[2−(N−メチルピペリジノ)−エチ
ル]−ホスフェート(記号D−20133) オクタデシル−2−ブロムエチルホスフェート20.0
g(44.0ミリモル)及びN−メチルピペリジン73
ml(600ミリモル)を3時間還流加熱する。冷却後
に蒸発濃縮し、残分をメタノール120ml中に入れ、
かつAg2CO317.9g(62.0ミリモル)の添加
後に3時間還流煮沸する。反応混合物を膜フィルターを
介して熱時濾過しかつ濃縮する。残分をCHCl3/メ
タノール/25%のNH4OH(80:25:5)25
ml中に溶かしかつ珪酸ゲル層を介して濾過する。濾液
を蒸発濃縮し、残分をアセトンと共に十分に撹拌しかつ
吸引濾過する。生成物を少量のCH2Cl2中に溶かしか
つアセトンで沈殿させる。
ル]−ホスフェート(記号D−20133) オクタデシル−2−ブロムエチルホスフェート20.0
g(44.0ミリモル)及びN−メチルピペリジン73
ml(600ミリモル)を3時間還流加熱する。冷却後
に蒸発濃縮し、残分をメタノール120ml中に入れ、
かつAg2CO317.9g(62.0ミリモル)の添加
後に3時間還流煮沸する。反応混合物を膜フィルターを
介して熱時濾過しかつ濃縮する。残分をCHCl3/メ
タノール/25%のNH4OH(80:25:5)25
ml中に溶かしかつ珪酸ゲル層を介して濾過する。濾液
を蒸発濃縮し、残分をアセトンと共に十分に撹拌しかつ
吸引濾過する。生成物を少量のCH2Cl2中に溶かしか
つアセトンで沈殿させる。
【0084】収量:3.50g(7.38ミリモル、1
7%)白色粉末。
7%)白色粉末。
【0085】融点:110〜112℃ Rf−値:0.53、珪酸ゲルでの薄層クロマトグラ
ム、展開剤/メタノール/25%アンモニア80:2
5:5。
ム、展開剤/メタノール/25%アンモニア80:2
5:5。
【0086】出発化合物の製造: オクタデシル−2−ブロムエチル−ホスフェート:2−
ブロムエタノール62.5g(0.50モル)をCHC
l3 50ml中にとかし、かつ室温でPOCl3 68.
7ml(0.75モル)を滴加する。アルゴンガス下で
6時間55℃に加熱し、かつ引続いて一夜放置する。次
いで真空中で蒸発濃縮し、かつ生成した2−ブロムエチ
ル燐オキシジクロリドを高真空中で蒸留する。
ブロムエタノール62.5g(0.50モル)をCHC
l3 50ml中にとかし、かつ室温でPOCl3 68.
7ml(0.75モル)を滴加する。アルゴンガス下で
6時間55℃に加熱し、かつ引続いて一夜放置する。次
いで真空中で蒸発濃縮し、かつ生成した2−ブロムエチ
ル燐オキシジクロリドを高真空中で蒸留する。
【0087】収量:68.0g(281ミリモル;57
%)2−ブロムエチル−燐オキシジクロリド、沸点58
〜62℃(0.1ミリバール)。
%)2−ブロムエチル−燐オキシジクロリド、沸点58
〜62℃(0.1ミリバール)。
【0088】オクタデカノール44.4g(0.164
モル)及び2−ブロムエチル燐オキシジクロリド60g
(0.249モル)をトルオール250ml中に溶かし
かつピリジン19.8ml(0.249モル)を撹拌下
で滴加する。4時間の撹拌後に蒸発濃縮させ、残分にH
2O 160mlを加えかつ1.5時間還流加熱する。未
だ熱い懸濁液を、濃HCl 41.5mlが添加された
氷160g上に注ぐ。生ずるオクタデシル−2−ブロム
エチルホスフェートを吸引濾過しかつP2O5上で乾燥さ
せる。
モル)及び2−ブロムエチル燐オキシジクロリド60g
(0.249モル)をトルオール250ml中に溶かし
かつピリジン19.8ml(0.249モル)を撹拌下
で滴加する。4時間の撹拌後に蒸発濃縮させ、残分にH
2O 160mlを加えかつ1.5時間還流加熱する。未
だ熱い懸濁液を、濃HCl 41.5mlが添加された
氷160g上に注ぐ。生ずるオクタデシル−2−ブロム
エチルホスフェートを吸引濾過しかつP2O5上で乾燥さ
せる。
【0089】収量:64.5g(0.140ミリモル、
86%)オクタデシル−2−ブロムエチルホスフェー
ト。
86%)オクタデシル−2−ブロムエチルホスフェー
ト。
【0090】例 3 方法b)によるオクタデシル−[2−(N−メチル−ピ
ペリジノ)−エチル]−ホスフェートの製造 エチレンオクタデシルホスフェートをアセトニトリル6
00ml中に溶かし、かつオートクレーブ中でN−メチ
ルピペリジン125ml(1.03モル)と80℃で2
4時間反応させる。冷却後に装置を開け、かつ褐色の反
応溶液を結晶化のために氷室中に入れる。吸引濾過及び
乾燥後に反応生成物92g(193ミリモル、61%)
が得られる。結晶をアセトンと共に十分に撹拌し、CH
2Cl2中にとかしかつ珪酸ゲルでCHCl3/メタノー
ル/25%のNH4OH(60:40:4、次いで8
0:25:5)を用いてクロマトグラフィーにかける。
生成物を含有するフラクションを濃縮し、その際真空中
でP2O5上で乾燥した後に白色固体としてオクタデシル
−[2−(N−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフ
ェートが生じる。
ペリジノ)−エチル]−ホスフェートの製造 エチレンオクタデシルホスフェートをアセトニトリル6
00ml中に溶かし、かつオートクレーブ中でN−メチ
ルピペリジン125ml(1.03モル)と80℃で2
4時間反応させる。冷却後に装置を開け、かつ褐色の反
応溶液を結晶化のために氷室中に入れる。吸引濾過及び
乾燥後に反応生成物92g(193ミリモル、61%)
が得られる。結晶をアセトンと共に十分に撹拌し、CH
2Cl2中にとかしかつ珪酸ゲルでCHCl3/メタノー
ル/25%のNH4OH(60:40:4、次いで8
0:25:5)を用いてクロマトグラフィーにかける。
生成物を含有するフラクションを濃縮し、その際真空中
でP2O5上で乾燥した後に白色固体としてオクタデシル
−[2−(N−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフ
ェートが生じる。
【0091】融点:108〜110℃ Rf:0.53、珪酸ゲルでの薄層クロマトグラム;展
開剤塩化メチレン/メタノール/25%のアンモニア水
80:25:5 収量:18g(37.8ミリモル、12%) エチレンオクタデシルホスフェート−出発物質は、例え
ば次のようにして得られる:オクタデカノール85.3
g(315ミリモル)を乾燥撹拌装置中でN2下で無水
エーテル500ml中に溶かし、かつ新たに蒸留したN
−メチルピペリジン41ml(345ミリモル)を加え
る。5℃に冷却後に、水分遮断下で、無水エーテル17
0ml中の2−クロル−2−オキソ−1,3,2−ジオ
キサホスホラン50g(345ミリモル)よりなる溶液
を30分間以内で5〜10℃で滴加する。添加終了後に
室温で1時間後撹拌する。生成したN−メチルピペリジ
ニウム塩酸塩を保護ガス下で吸引濾過しかつ濾液を浴温
30℃で真空中で濃縮する。収量:103g(284ミ
リモル、90%)、エチレンオクタデシルホスフェー
ト。
開剤塩化メチレン/メタノール/25%のアンモニア水
80:25:5 収量:18g(37.8ミリモル、12%) エチレンオクタデシルホスフェート−出発物質は、例え
ば次のようにして得られる:オクタデカノール85.3
g(315ミリモル)を乾燥撹拌装置中でN2下で無水
エーテル500ml中に溶かし、かつ新たに蒸留したN
−メチルピペリジン41ml(345ミリモル)を加え
る。5℃に冷却後に、水分遮断下で、無水エーテル17
0ml中の2−クロル−2−オキソ−1,3,2−ジオ
キサホスホラン50g(345ミリモル)よりなる溶液
を30分間以内で5〜10℃で滴加する。添加終了後に
室温で1時間後撹拌する。生成したN−メチルピペリジ
ニウム塩酸塩を保護ガス下で吸引濾過しかつ濾液を浴温
30℃で真空中で濃縮する。収量:103g(284ミ
リモル、90%)、エチレンオクタデシルホスフェー
ト。
【0092】例 4 方法d)によるオクタデシル−[2−(N−メチルピペ
リジノ)−エチル]−ホスフェートの製造、メチル化 オクタデシル−2−ピペリジノエチルホスフェート3.
7g(8.00ミリモル)及び沃化メチル0.63ml
(10.0ミリモル)をアセトニトリル20ml中に溶
かしかつオートクレーブ中で6時間100℃に加熱す
る。室温に冷却し、生じた沈殿を吸引濾取し、96%の
エタノール140ml中にとかしかつイオン交換体アン
バーライトMB−3(50g)と共に1.5時間撹拌す
る。イオン交換体の濾別後に蒸発させる。残分をブタノ
ン20mlと共に十分に撹拌しかつ40℃で真空中でP
2O5上で乾燥させる。
リジノ)−エチル]−ホスフェートの製造、メチル化 オクタデシル−2−ピペリジノエチルホスフェート3.
7g(8.00ミリモル)及び沃化メチル0.63ml
(10.0ミリモル)をアセトニトリル20ml中に溶
かしかつオートクレーブ中で6時間100℃に加熱す
る。室温に冷却し、生じた沈殿を吸引濾取し、96%の
エタノール140ml中にとかしかつイオン交換体アン
バーライトMB−3(50g)と共に1.5時間撹拌す
る。イオン交換体の濾別後に蒸発させる。残分をブタノ
ン20mlと共に十分に撹拌しかつ40℃で真空中でP
2O5上で乾燥させる。
【0093】収量:非晶質の生成物D−20133
0.96g(2.02ミリモル)。
0.96g(2.02ミリモル)。
【0094】出発物質は例えば次のようにして得られ
る:オクタデシル−2−ブロムエチルホスフェート2
7.3g(60.6ミリモル)をピペリジン90ml
(900ミリモル)中に溶かしかつ1.5時間還流煮沸
する。冷却後に蒸発させ、残分をメタノール150ml
中に溶かし、Ag2CO325.2g(90.0ミリモ
ル)を加え、かつ1.5時間煮沸する。膜フィルター上
で熱時吸引濾過しかつ濃縮させる。得られる黒色油状物
を珪酸ゲルでCHCl3/メタノール/25%のNH4O
H(80:25:5)を用いてクロマトグラフィーにか
ける。オクタデシル−2−ピペリジノエチルホスフェー
トを含有するフラクションを濃縮させかつ残分を、ブタ
ノン200mlから再結晶させる。
る:オクタデシル−2−ブロムエチルホスフェート2
7.3g(60.6ミリモル)をピペリジン90ml
(900ミリモル)中に溶かしかつ1.5時間還流煮沸
する。冷却後に蒸発させ、残分をメタノール150ml
中に溶かし、Ag2CO325.2g(90.0ミリモ
ル)を加え、かつ1.5時間煮沸する。膜フィルター上
で熱時吸引濾過しかつ濃縮させる。得られる黒色油状物
を珪酸ゲルでCHCl3/メタノール/25%のNH4O
H(80:25:5)を用いてクロマトグラフィーにか
ける。オクタデシル−2−ピペリジノエチルホスフェー
トを含有するフラクションを濃縮させかつ残分を、ブタ
ノン200mlから再結晶させる。
【0095】収量:13.2g(28.6ミリモル、4
8%)オクタデシル−2−ピペリジノエチルホスフェー
ト。
8%)オクタデシル−2−ピペリジノエチルホスフェー
ト。
フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン エンゲル ドイツ連邦共和国 アルツェナウ エアレ ンヴェーク 3 (72)発明者 ゲルハルト ネースナー ドイツ連邦共和国 オッフェンバッハ オ ーデンヴァルトリング 7 (72)発明者 ベルンハルト クッチャー ドイツ連邦共和国 マインタール 1 シ ュトレーゼマンシュトラーセ 9 (72)発明者 ユリイ シュテーカー ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト 13 アスタ−シュトラーセ 29 (72)発明者 ペーター ヒルガルト ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト 1 クローネンシュトラーセ 11 アー
Claims (5)
- 【請求項1】 作用物質としてオクタデシル−[2−
(N−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートを
含有する抗新生物作用を有する薬剤。 - 【請求項2】 a)一容器法で、n−オクタデシルアル
コールをオキシ塩化燐と、不活性溶剤中で又は溶剤無し
で、塩基性物質の存在で又はそれ無しで反応させ、得ら
れる生成物を単離及び精製せずに不活性溶剤中で塩基性
物質の存在でN−メチル−ピペリジノ−エタノール−塩
と更に反応させて、燐酸ジエステルクロリドにし、かつ
引続く加水分解によりオクタデシル−[2−(N−メチ
ルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートを遊離させか
つ単離させるか又は自体公知の方法で、 b)式: C18H37−O−PO(OH)2 I の化合物又はこの化合物の反応性誘導体を、式: 【化1】 [式中Zは水素原子、メチル基又は基−CH2−CH2−
OHを表わし、ピペリジン化合物はN−メチル−ピペリ
ジニウム−誘導体の形で存在してもよく、この際その場
合には陽性荷電は無機又は有機酸の陰イオンによって中
性化されかつ場合によりメチル化される]の化合物と、
場合により塩基性物質の存在で反応させるか又は c)式: C18H37−O−PO(OH)−O−CH2−CH2−Y III [式中Yは塩素原子、臭素原子又は沃素原子である]の
化合物をピペリジン又はN−メチル−ピペリジンと反応
させ、かつ場合によりメチル化するか又は、 d)一般式: C18H37−O−PO(OH)−O−CH2−CH2−N IV の化合物をメチル化するか、もしくはb)又はc)によ
り得られる化合物をメチル化することを特徴とする、オ
クタデシル−[2−(N−メチルピペリジノ)−エチ
ル]−ホスフェートの製法。 - 【請求項3】 自体公知の方法により又は請求項2に記
載の方法により製造したオクタデシル−[2−(N−メ
チルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートの有機溶剤
中の溶液を、混床式イオン交換体を用いて、又は酸性イ
オン交換体及び塩基性イオン交換体で順次に処理するこ
とを特徴とする、オクタデシル−[2−(N−メチルピ
ペリジノ)−エチル]−ホスフェートの精製法。 - 【請求項4】 オクタデシル−[2−(N−メチルピペ
リジノ)−エチル]−ホスフェートを常用の賦形剤及び
/又は希釈剤もしくは助剤と共に含有する、請求項1に
記載の薬剤。 - 【請求項5】 オクタデシル−[2−(N−メチルピペ
リジノ)−エチル]−ホスフェートを常用の製薬学的賦
形剤及び/又は希釈剤もしくは他の助剤と共に製薬学的
調製剤に加工するかもしくは製薬学的に使用可能な形に
することを特徴とする、請求項1記載の薬剤の製法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4122140 | 1991-07-04 | ||
DE4129364 | 1991-09-04 | ||
DE4129364.9 | 1991-09-04 | ||
DE4122140.0 | 1991-09-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05213980A true JPH05213980A (ja) | 1993-08-24 |
JP3176720B2 JP3176720B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=25905206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17691592A Expired - Fee Related JP3176720B2 (ja) | 1991-07-04 | 1992-07-03 | 抗新生物作用を有する薬剤、オクタデシル−[2−(n−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートの製造及び精製法及び薬剤の製法 |
Country Status (19)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5219866A (ja) |
EP (1) | EP0521353B1 (ja) |
JP (1) | JP3176720B2 (ja) |
KR (1) | KR100255436B1 (ja) |
CN (1) | CN1030658C (ja) |
AT (1) | ATE136783T1 (ja) |
AU (1) | AU651224B2 (ja) |
CA (1) | CA2073146C (ja) |
DE (2) | DE4219972A1 (ja) |
DK (1) | DK0521353T3 (ja) |
EG (1) | EG20082A (ja) |
ES (1) | ES2086026T3 (ja) |
FI (1) | FI108035B (ja) |
GR (1) | GR3019776T3 (ja) |
HU (2) | HUT61561A (ja) |
IE (1) | IE73200B1 (ja) |
IL (1) | IL102380A (ja) |
NO (1) | NO303939B1 (ja) |
PL (3) | PL173905B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009519999A (ja) * | 2005-12-19 | 2009-05-21 | エテルナ ツェンタリス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 低減された細胞毒性を有するアルキルリン脂質誘導体並びにそれらの使用 |
JP2009118781A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Japan Organo Co Ltd | アルコール含有溶液中のアルデヒド化合物の除去方法及び該方法により精製された醸造酒 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ538428A (en) * | 2002-07-30 | 2006-09-29 | Zentaris Gmbh | Use of alkylphosphocholines in combination with antitumor medicaments |
US8383605B2 (en) * | 2002-07-30 | 2013-02-26 | Aeterna Zentaris Gmbh | Use of alkylphosphocholines in combination with antimetabolites for the treatment of benign and malignant oncoses in humans and mammals |
CN101340918B (zh) * | 2005-12-19 | 2012-10-03 | 阿特纳赞塔里斯有限公司 | 具有降低细胞毒性的新烷基磷脂衍生物及其用途 |
CA2794513A1 (en) | 2010-03-31 | 2011-10-06 | Aeterna Zentaris Gmbh | Perifosine and capecitabine as a combined treatment for cancer |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SU301951A1 (ru) * | 1970-06-01 | 1973-04-05 | В. А. Чернов, Т. С. Сафонова, Н. В. Сазонов, А. А. Кропачева, | Лекарственное средство |
JPS5984824A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-16 | Takeda Chem Ind Ltd | 抗腫瘍剤 |
EP0521297B1 (de) * | 1991-07-04 | 1997-09-17 | ASTA Medica Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung von Alkylphosphocholinen und Reinherstellung derselben |
-
1992
- 1992-06-19 DK DK92110347.9T patent/DK0521353T3/da active
- 1992-06-19 DE DE4219972A patent/DE4219972A1/de not_active Withdrawn
- 1992-06-19 ES ES92110347T patent/ES2086026T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-06-19 DE DE59205998T patent/DE59205998D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-19 EP EP92110347A patent/EP0521353B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-06-19 AT AT92110347T patent/ATE136783T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-07-01 US US07/907,025 patent/US5219866A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-07-01 EG EG34592A patent/EG20082A/xx active
- 1992-07-02 PL PL92295128A patent/PL173905B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1992-07-02 IL IL10238092A patent/IL102380A/en not_active IP Right Cessation
- 1992-07-02 PL PL92311787A patent/PL173794B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1992-07-02 PL PL92311788A patent/PL173869B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1992-07-03 KR KR1019920011821A patent/KR100255436B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-07-03 CA CA002073146A patent/CA2073146C/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-03 CN CN92105452A patent/CN1030658C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-03 NO NO922642A patent/NO303939B1/no unknown
- 1992-07-03 HU HU9202232A patent/HUT61561A/hu unknown
- 1992-07-03 JP JP17691592A patent/JP3176720B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-03 IE IE922183A patent/IE73200B1/en not_active IP Right Cessation
- 1992-07-03 FI FI923088A patent/FI108035B/fi active
- 1992-07-03 AU AU19435/92A patent/AU651224B2/en not_active Ceased
-
1995
- 1995-06-16 HU HU95P/P00233P patent/HU211483A9/hu unknown
-
1996
- 1996-04-29 GR GR960401156T patent/GR3019776T3/el unknown
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009519999A (ja) * | 2005-12-19 | 2009-05-21 | エテルナ ツェンタリス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 低減された細胞毒性を有するアルキルリン脂質誘導体並びにそれらの使用 |
JP2009118781A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Japan Organo Co Ltd | アルコール含有溶液中のアルデヒド化合物の除去方法及び該方法により精製された醸造酒 |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2621482A1 (en) | Dual inhibitors of met and vegf for the treatment of castration resistant prostate cancer and osteoblastic bone metastases | |
US20080275265A1 (en) | Process for the Preparation of (Aminoalkylamino)Alkyl Halides and Conversion to Amifostine | |
EA001642B1 (ru) | Промежуточные соединения и способ получения оланзапина | |
JP3176720B2 (ja) | 抗新生物作用を有する薬剤、オクタデシル−[2−(n−メチルピペリジノ)−エチル]−ホスフェートの製造及び精製法及び薬剤の製法 | |
IE48781B1 (en) | Fosfomycin derivatives | |
JP2020505325A (ja) | [(1S)−1−[(2S,4R,5R)−5−(5−アミノ−2−オキソ−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−4−ヒドロキシ−テトラヒドロフラン−2−イル]プロピル]アセテートの新しい固形 | |
CA2511753C (en) | Phospholipid derivatives | |
US6172050B1 (en) | Phospholipid derivatives | |
JPS63295561A (ja) | 2−キノロン誘導体 | |
CN116120301A (zh) | 一种化合物的甲磺酸盐晶型、药物组合物及用途 | |
JP3045355B2 (ja) | チオキサンテノン類およびその抗腫瘍剤 | |
JP3688304B2 (ja) | 燐脂質誘導体、該誘導体の製造法、該誘導体の精製法、該誘導体を含有する医薬品および該医薬品の製造法 | |
CA1311477C (en) | 1-hydroxy-5-oxo-5h-pyrido¬3,2-a|phenoxazine -3-carboxylic acid esters | |
WO2017031994A1 (zh) | 曲沙他滨的合成及其晶型 | |
EP0111151B1 (en) | Substituted nitropyrazine compounds, process for their preparation and pharmaceutical compositions containing them | |
CA2085520C (en) | Stable hexahydrate of etoposide 4'-phosphate disodium salt | |
KR810000473B1 (ko) | N-2,6-디클로로페닐-2-아미노피리미딘의 제법 | |
WO2024098273A1 (zh) | 一种抗流感病毒磷酸酯类化合物及其用途 | |
CA1088098A (en) | Isobutyramides and preparation thereof | |
WO2019243799A1 (en) | Crystalline form of sacubitril, its preparation and use | |
WO2019070698A1 (en) | NEW FORMS OF IBRUTINIB | |
EP0091078A1 (en) | A process for the preparation of derivatives of 2-diethylamino-1-methyl ethyl cis-1-hydroxy-(bicyclohexyl)-2-carboxylate | |
JPH0527616B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |