JPH05210853A - ディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置 - Google Patents
ディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置Info
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- JPH05210853A JPH05210853A JP1446892A JP1446892A JPH05210853A JP H05210853 A JPH05210853 A JP H05210853A JP 1446892 A JP1446892 A JP 1446892A JP 1446892 A JP1446892 A JP 1446892A JP H05210853 A JPH05210853 A JP H05210853A
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- disc
- disk
- recording track
- light beam
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Links
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- 230000004069 differentiation Effects 0.000 abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】多数の周回パターンを形成する記録トラックが
設けられたディスクに対する光学ヘッドの周回パターン
を過る方向における移動速度を、格別の速度センサを用
いることなく検出する。 【構成】トラッキングエラー信号に基づき、光ビームの
ディスク(DK)への入射位置の記録トラックを過る方
向におけるディスク(DK)に対する相対移動速度をあ
らわす入射位置速度信号を得る微分回路(61)と、光
学ヘッド(42)が有するビーム制御機構(13)の作
動位置をあらわす位置検出信号に基づき、ビーム制御機
構(13)による光ビームの記録トラックを過る方向に
おける移動の速度をあらわすビーム制御機構速度信号を
得る微分回路(66)と、変位速度データに基づき、デ
ィスク(DK)の記録トラックが形成する周回パターン
を過る方向における変位の速度をあらわすディスク変位
速度信号を得る速度信号形成部(67)と、入射位置速
度信号からビーム制御機構速度信号とディスク変位速度
信号とを減算する減算部(65)とを備える。
設けられたディスクに対する光学ヘッドの周回パターン
を過る方向における移動速度を、格別の速度センサを用
いることなく検出する。 【構成】トラッキングエラー信号に基づき、光ビームの
ディスク(DK)への入射位置の記録トラックを過る方
向におけるディスク(DK)に対する相対移動速度をあ
らわす入射位置速度信号を得る微分回路(61)と、光
学ヘッド(42)が有するビーム制御機構(13)の作
動位置をあらわす位置検出信号に基づき、ビーム制御機
構(13)による光ビームの記録トラックを過る方向に
おける移動の速度をあらわすビーム制御機構速度信号を
得る微分回路(66)と、変位速度データに基づき、デ
ィスク(DK)の記録トラックが形成する周回パターン
を過る方向における変位の速度をあらわすディスク変位
速度信号を得る速度信号形成部(67)と、入射位置速
度信号からビーム制御機構速度信号とディスク変位速度
信号とを減算する減算部(65)とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央部を包囲した多数
の周回パターンを形成する記録トラックが設けられたデ
ィスクに、光ビームを入射させる光学ヘッド部を備えた
ディスクプレーヤにおける、光学ヘッド部のディスク上
の記録トラックが形成する周回パターンを過る方向への
移動速度を検出するヘッド移動速度検出装置に関する。
の周回パターンを形成する記録トラックが設けられたデ
ィスクに、光ビームを入射させる光学ヘッド部を備えた
ディスクプレーヤにおける、光学ヘッド部のディスク上
の記録トラックが形成する周回パターンを過る方向への
移動速度を検出するヘッド移動速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体としてのディスクにおい
て、記録された情報の読取りが行えるのみならず、ディ
スクとして形成された後にも光ビームを用いて情報を記
録することができる、所謂、書込可能な光ディスクが提
案されている。斯かる書込可能な光ディスクは、通常、
所定の記録フォーマットのもとに情報の書込みがなされ
るようにされ、例えば、図5に示されるディスクDKの
如くのものとされる。
て、記録された情報の読取りが行えるのみならず、ディ
スクとして形成された後にも光ビームを用いて情報を記
録することができる、所謂、書込可能な光ディスクが提
案されている。斯かる書込可能な光ディスクは、通常、
所定の記録フォーマットのもとに情報の書込みがなされ
るようにされ、例えば、図5に示されるディスクDKの
如くのものとされる。
【0003】図5に示されるディスクDKにおいては、
中央孔10が形成された中央部の周囲に環状のレーベル
部12が配され、さらに、レーベル部12の周囲に拡が
る環状の記録面部14が設けられている。そして、記録
面部14には、中央孔10を取り囲む多数の周回パター
ンを形成する渦巻状の記録トラックTKが設けられ、そ
の各一周分、即ち、1周回トラックが所定数m(例え
ば、32)個のセクターSC1,SC2,・・・SCm
に区画されており、例えば、各周回トラックにおけるセ
クターSC1という如くに、夫々の周回トラック間にお
いて対応する関係にある複数のセクターは、ディスクD
Kの半径方向に配列されたものとされる。このような記
録トラックTKが設けられたもとで、ディスクDKは、
記録再生装置に装着されて矢印Rの方向に回転せしめら
れ、光ビームを用いての情報記録あるいは情報再生に供
される。
中央孔10が形成された中央部の周囲に環状のレーベル
部12が配され、さらに、レーベル部12の周囲に拡が
る環状の記録面部14が設けられている。そして、記録
面部14には、中央孔10を取り囲む多数の周回パター
ンを形成する渦巻状の記録トラックTKが設けられ、そ
の各一周分、即ち、1周回トラックが所定数m(例え
ば、32)個のセクターSC1,SC2,・・・SCm
に区画されており、例えば、各周回トラックにおけるセ
クターSC1という如くに、夫々の周回トラック間にお
いて対応する関係にある複数のセクターは、ディスクD
Kの半径方向に配列されたものとされる。このような記
録トラックTKが設けられたもとで、ディスクDKは、
記録再生装置に装着されて矢印Rの方向に回転せしめら
れ、光ビームを用いての情報記録あるいは情報再生に供
される。
【0004】上述の各周回トラックにおけるセクターS
C1〜SCmの夫々は、図6に示される如く、記録トラ
ックTKに沿って配列される、所定数n(例えば、4
3)個のブロックBL1,BL2,・・・BLnを含む
ものとされる。これらブロックについても、例えば、各
周回トラックにおけるセクターSC1のブロックBL1
という如くに、ディスクDKの半径方向に配列された複
数のセクター間において対応する関係にある複数のブロ
ックは、ディスクDKの半径方向に配列されたものとさ
れる。
C1〜SCmの夫々は、図6に示される如く、記録トラ
ックTKに沿って配列される、所定数n(例えば、4
3)個のブロックBL1,BL2,・・・BLnを含む
ものとされる。これらブロックについても、例えば、各
周回トラックにおけるセクターSC1のブロックBL1
という如くに、ディスクDKの半径方向に配列された複
数のセクター間において対応する関係にある複数のブロ
ックは、ディスクDKの半径方向に配列されたものとさ
れる。
【0005】このような各セクターにおけるブロックB
L1〜BLnの夫々は、図6においてブロックBL1に
ついての例示がなされている如くに、その始端部側に制
御用領域ACが、例えば、2バイトの情報量に対応する
ものとされて設けられるとともに、それに続く情報領域
AIが、例えば、16バイトの情報量に対応するものと
されて設けられ、全体が18バイトの情報量に対応する
ものとされる。そして、各ブロックの制御用領域ACに
は、トラッキング制御用ピットQa及びQbとクロッキ
ング用ピットQcとが予め形成されている。トラッキン
グ制御用ピットQa及びQbは、トラック中心線Kcの
外側及び内側となる位置に所定の相互間隔を置いて配さ
れ、ディスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビ
ームを用いての情報記録もしくは情報再生に供されるに
あたり、光ビームにより読み取られて光ビームの記録ト
ラックTKに対するトラッキング情報を提供する。ま
た、クロッキング用ピットQcは、トラック中心線Kc
上における、トラッキング制御用ピットQa及びQbか
ら所定の距離だけ離隔した位置に配され、ディスクDK
がディスクプレーヤに装着されて光ビームを用いての情
報記録もしくは情報再生に供されるにあたり、光ビーム
により読み取られて、ディスクプレーヤにおけるクロッ
ク信号の再生に寄与する。
L1〜BLnの夫々は、図6においてブロックBL1に
ついての例示がなされている如くに、その始端部側に制
御用領域ACが、例えば、2バイトの情報量に対応する
ものとされて設けられるとともに、それに続く情報領域
AIが、例えば、16バイトの情報量に対応するものと
されて設けられ、全体が18バイトの情報量に対応する
ものとされる。そして、各ブロックの制御用領域ACに
は、トラッキング制御用ピットQa及びQbとクロッキ
ング用ピットQcとが予め形成されている。トラッキン
グ制御用ピットQa及びQbは、トラック中心線Kcの
外側及び内側となる位置に所定の相互間隔を置いて配さ
れ、ディスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビ
ームを用いての情報記録もしくは情報再生に供されるに
あたり、光ビームにより読み取られて光ビームの記録ト
ラックTKに対するトラッキング情報を提供する。ま
た、クロッキング用ピットQcは、トラック中心線Kc
上における、トラッキング制御用ピットQa及びQbか
ら所定の距離だけ離隔した位置に配され、ディスクDK
がディスクプレーヤに装着されて光ビームを用いての情
報記録もしくは情報再生に供されるにあたり、光ビーム
により読み取られて、ディスクプレーヤにおけるクロッ
ク信号の再生に寄与する。
【0006】また、各ブロックの情報領域AIについて
は、各セクターにおける最初のブロックであるブロック
BL1にはアドレス情報DAが記録され、また、各セク
ターにおけるブロックBL1に続くブロックBL2〜B
Lnの夫々にはプログラム情報DPが記録される。これ
らアドレス情報DAあるいはプログラム情報DPは、デ
ィスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビームを
用いての情報再生に供される際には、制御用領域ACに
配されたクロッキング用ピットQcの読取出力に同期し
て形成されるクロック信号に基づいて再生される。
は、各セクターにおける最初のブロックであるブロック
BL1にはアドレス情報DAが記録され、また、各セク
ターにおけるブロックBL1に続くブロックBL2〜B
Lnの夫々にはプログラム情報DPが記録される。これ
らアドレス情報DAあるいはプログラム情報DPは、デ
ィスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビームを
用いての情報再生に供される際には、制御用領域ACに
配されたクロッキング用ピットQcの読取出力に同期し
て形成されるクロック信号に基づいて再生される。
【0007】斯かるディスクDKが、例えば、情報記録
がなされたものとされ、ディスクプレーヤに装着され
て、それからの情報再生がなされるに際しては、ディス
クDKが中央孔10を回動中心として回転せしめられる
もとで、ディスクDKに光学ヘッドからの読取用光ビー
ムが入射せしめられて、ディスクDKに形成された記録
トラックTKが読取用光ビームにより連続的に走査され
ていき、そのときのディスクDKからの反射光ビームが
光学ヘッドに配された光検出器により検出されて得られ
る読取出力信号に基づいて情報が再生されるノーマル再
生動作状態がとられる。このようなノーマル再生動作状
態のもとにおいては、ディスクDKに入射せしめられる
光学ヘッドからの読取用光ビームが、それを適正な集束
状態をもってディスクDKに到達するものとすべく制御
するフォーカス制御手段、及び、それを記録トラックT
Kに適正に追従させるべく記録トラックTKを過る方向
に移動させて制御するトラッキング制御手段による制御
を受けるものとされる。
がなされたものとされ、ディスクプレーヤに装着され
て、それからの情報再生がなされるに際しては、ディス
クDKが中央孔10を回動中心として回転せしめられる
もとで、ディスクDKに光学ヘッドからの読取用光ビー
ムが入射せしめられて、ディスクDKに形成された記録
トラックTKが読取用光ビームにより連続的に走査され
ていき、そのときのディスクDKからの反射光ビームが
光学ヘッドに配された光検出器により検出されて得られ
る読取出力信号に基づいて情報が再生されるノーマル再
生動作状態がとられる。このようなノーマル再生動作状
態のもとにおいては、ディスクDKに入射せしめられる
光学ヘッドからの読取用光ビームが、それを適正な集束
状態をもってディスクDKに到達するものとすべく制御
するフォーカス制御手段、及び、それを記録トラックT
Kに適正に追従させるべく記録トラックTKを過る方向
に移動させて制御するトラッキング制御手段による制御
を受けるものとされる。
【0008】そして、ノーマル再生動作状態がとられる
にあたっては、ノーマル再生動作状態のもとでの情報再
生が、ディスクDKにおける選択された位置から開始さ
れるようになされることが要求され、それゆえ、ノーマ
ル再生動作状態がとられるに先立って、ディスクDKに
おける読取用光ビームの入射位置が選択された位置に合
致せしめられることが必要とされる。即ち、ディスクD
Kにおける選択された位置が設定されたとき、読取用光
ビームがディスクDKにおける選択された位置以外の位
置に入射している場合には、その読取用光ビームがディ
スクDKにおける選択された位置に入射する状態をとる
べく移動せしめられるシーク動作が行われることにな
り、その際のディスクDKにおける選択された位置の設
定は、その目的位置をあらわす目的地アドレス情報が指
定されることによりなされる。シーク動作は、読取用光
ビームが、そのディスクDKにおける入射位置を、周回
パターンを形成する渦巻状の記録トラックTKを過る方
向に移動させるものとされて行われる。
にあたっては、ノーマル再生動作状態のもとでの情報再
生が、ディスクDKにおける選択された位置から開始さ
れるようになされることが要求され、それゆえ、ノーマ
ル再生動作状態がとられるに先立って、ディスクDKに
おける読取用光ビームの入射位置が選択された位置に合
致せしめられることが必要とされる。即ち、ディスクD
Kにおける選択された位置が設定されたとき、読取用光
ビームがディスクDKにおける選択された位置以外の位
置に入射している場合には、その読取用光ビームがディ
スクDKにおける選択された位置に入射する状態をとる
べく移動せしめられるシーク動作が行われることにな
り、その際のディスクDKにおける選択された位置の設
定は、その目的位置をあらわす目的地アドレス情報が指
定されることによりなされる。シーク動作は、読取用光
ビームが、そのディスクDKにおける入射位置を、周回
パターンを形成する渦巻状の記録トラックTKを過る方
向に移動させるものとされて行われる。
【0009】このようなシーク動作が行われる場合に
は、読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置を
速やかにディスクDKにおける選択された位置に到達さ
せるべく、先ず、読取用光ビームをディスクDKに入射
させる光学ヘッドが、記録トラックTKが形成する周回
パターンを過る方向に、ディスクDKにおける目的地ア
ドレス情報に対応する位置に向けて移動せしめられる。
その際、ディスクDKにおける記録トラックTKに記録
されたアドレス情報が、光学ヘッドからディスクDKに
入射せしめられる読取用光ビームにより読み取られて再
生される。そして、再生されたアドレス情報と目的地ア
ドレス情報とが比較され、両者間のアドレス差が所定の
差以上であるときには、引き続き、光学ヘッドが、記録
トラックTKが形成する周回パターンを過る方向に、デ
ィスクDKにおける目的地アドレス情報に対応する位置
に向けて移動せしめられる。そして、再生されたアドレ
ス情報と目的地アドレス情報との間のアドレス差が所定
の差未満となったとき、トラッキング制御手段により、
光学ヘッドからディスクDKに入射せしめられる読取用
光ビームが移動せしめられて、そのディスクDKにおけ
る入射位置が、記録トラックTKを過る方向に移動せし
められる小規模トラックジャンプ(例えば、1トラック
・トラックジャンプ)動作が行われ、読取用光ビームの
入射位置が目的地アドレス情報に対応する位置に到達せ
しめられる。
は、読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置を
速やかにディスクDKにおける選択された位置に到達さ
せるべく、先ず、読取用光ビームをディスクDKに入射
させる光学ヘッドが、記録トラックTKが形成する周回
パターンを過る方向に、ディスクDKにおける目的地ア
ドレス情報に対応する位置に向けて移動せしめられる。
その際、ディスクDKにおける記録トラックTKに記録
されたアドレス情報が、光学ヘッドからディスクDKに
入射せしめられる読取用光ビームにより読み取られて再
生される。そして、再生されたアドレス情報と目的地ア
ドレス情報とが比較され、両者間のアドレス差が所定の
差以上であるときには、引き続き、光学ヘッドが、記録
トラックTKが形成する周回パターンを過る方向に、デ
ィスクDKにおける目的地アドレス情報に対応する位置
に向けて移動せしめられる。そして、再生されたアドレ
ス情報と目的地アドレス情報との間のアドレス差が所定
の差未満となったとき、トラッキング制御手段により、
光学ヘッドからディスクDKに入射せしめられる読取用
光ビームが移動せしめられて、そのディスクDKにおけ
る入射位置が、記録トラックTKを過る方向に移動せし
められる小規模トラックジャンプ(例えば、1トラック
・トラックジャンプ)動作が行われ、読取用光ビームの
入射位置が目的地アドレス情報に対応する位置に到達せ
しめられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】シーク動作時におい
て、光学ヘッドがディスクDKにおける記録トラックT
Kが形成する周回パターンを過る方向に移動せしめられ
るにあたっては、光学ヘッドが、その移動を適正なもの
すべく、ディスクDKにおいる記録トラックTKが形成
する周回パターンを過る方向における光学ヘッドの移動
速度に応じた駆動信号をもって駆動制御されることが必
要とされ、そのため、ディスクDKにおいて記録トラッ
クTKが形成する周回パターンを過る方向における光学
ヘッドの移動速度の検出がなされる。そして、従来提案
されているディスクプレーヤにおいては、このような光
学ヘッドの移動速度の検出が、光学ヘッドあるいは光学
ヘッドに対する駆動手段に格別の速度センサが付設され
て行われている。
て、光学ヘッドがディスクDKにおける記録トラックT
Kが形成する周回パターンを過る方向に移動せしめられ
るにあたっては、光学ヘッドが、その移動を適正なもの
すべく、ディスクDKにおいる記録トラックTKが形成
する周回パターンを過る方向における光学ヘッドの移動
速度に応じた駆動信号をもって駆動制御されることが必
要とされ、そのため、ディスクDKにおいて記録トラッ
クTKが形成する周回パターンを過る方向における光学
ヘッドの移動速度の検出がなされる。そして、従来提案
されているディスクプレーヤにおいては、このような光
学ヘッドの移動速度の検出が、光学ヘッドあるいは光学
ヘッドに対する駆動手段に格別の速度センサが付設され
て行われている。
【0011】このような光学ヘッドあるいは光学ヘッド
に対する駆動手段に付設される格別の速度センサは、光
学ヘッドあるいは光学ヘッドに対する駆動手段の内部も
しくは周囲に取付スペースを必要として、光学ヘッドあ
るいは光学ヘッドに対する駆動手段の大型化、もしく
は、光学ヘッドあるいは光学ヘッドに対する駆動手段の
周囲スペースの拡大をまねき、また、光学ヘッドあるい
は光学ヘッドに対する駆動手段の重量を増大させること
になるという不都合を伴うものとされている。
に対する駆動手段に付設される格別の速度センサは、光
学ヘッドあるいは光学ヘッドに対する駆動手段の内部も
しくは周囲に取付スペースを必要として、光学ヘッドあ
るいは光学ヘッドに対する駆動手段の大型化、もしく
は、光学ヘッドあるいは光学ヘッドに対する駆動手段の
周囲スペースの拡大をまねき、また、光学ヘッドあるい
は光学ヘッドに対する駆動手段の重量を増大させること
になるという不都合を伴うものとされている。
【0012】斯かる点に鑑み、本発明は、中央部を包囲
した多数の周回パターンを形成する記録トラックが設け
られ、その中央部を中心にして回転せしめられるディス
クに、光ビームを入射させる光学ヘッドを備えたディス
クプレーヤにおいて、光学ヘッドがディスクにおける記
録トラックが形成する周回パターンを過る方向に移動せ
しめられる際に、光学ヘッドあるいは光学ヘッドに対す
る駆動手段に付設される格別の速度センサを用いること
なく、光学ヘッドの移動速度を適正に検出することがで
きるものとされたディスクプレーヤのヘッド移動速度検
出装置を提供することを目的とする。
した多数の周回パターンを形成する記録トラックが設け
られ、その中央部を中心にして回転せしめられるディス
クに、光ビームを入射させる光学ヘッドを備えたディス
クプレーヤにおいて、光学ヘッドがディスクにおける記
録トラックが形成する周回パターンを過る方向に移動せ
しめられる際に、光学ヘッドあるいは光学ヘッドに対す
る駆動手段に付設される格別の速度センサを用いること
なく、光学ヘッドの移動速度を適正に検出することがで
きるものとされたディスクプレーヤのヘッド移動速度検
出装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るディスクプレーヤのヘッド移動速度検
出装置は、中央部を包囲した多数の周回パターンを形成
する記録トラックが設けられ、中央部を中心にして回動
せしめられるディスクに、光ビームを入射させるととも
にその光ビームを記録トラックを過る方向に移動させて
制御するビーム制御機構を有し、ディスクに対して記録
トラックが形成する周回パターンを過る方向に移動せし
められる状態をとる光学ヘッド部を備えたディスクプレ
ーヤにおいて形成されるトラッキングエラー信号に基づ
き、光ビームのディスクへの入射位置の記録トラックを
過る方向におけるディスクに対する相対移動速度をあら
わす入射位置速度信号を得る第1の速度信号形成部と、
光学ヘッド部におけるビーム制御機構の作動位置をあら
わす位置検出信号に基づき、ビーム制御機構による光ビ
ームの記録トラックを過る方向における移動の速度をあ
らわすビーム制御機構速度信号を得る第2の速度信号形
成部と、ディスクの回動に伴って生じるディスクの記録
トラックが形成する周回パターンを過る方向における変
位の速度をあらわす変位速度データを保持したデータ保
持部と、データ保持部からの変位速度データに基づくデ
ィスク変位速度信号を得る第3の速度信号形成部とを備
え、さらに、第1の速度信号形成部により得られる入射
位置速度信号から、第2の速度信号形成部により得られ
るビーム制御機構速度信号と第3の速度信号形成部によ
り得られるディスク変位速度信号とを減算し、光学ヘッ
ド部のディスクにおける記録トラックが形成する周回パ
ターンを過る方向への移動速度をあらわす信号を得る信
号演算部を備えて構成される。
く、本発明に係るディスクプレーヤのヘッド移動速度検
出装置は、中央部を包囲した多数の周回パターンを形成
する記録トラックが設けられ、中央部を中心にして回動
せしめられるディスクに、光ビームを入射させるととも
にその光ビームを記録トラックを過る方向に移動させて
制御するビーム制御機構を有し、ディスクに対して記録
トラックが形成する周回パターンを過る方向に移動せし
められる状態をとる光学ヘッド部を備えたディスクプレ
ーヤにおいて形成されるトラッキングエラー信号に基づ
き、光ビームのディスクへの入射位置の記録トラックを
過る方向におけるディスクに対する相対移動速度をあら
わす入射位置速度信号を得る第1の速度信号形成部と、
光学ヘッド部におけるビーム制御機構の作動位置をあら
わす位置検出信号に基づき、ビーム制御機構による光ビ
ームの記録トラックを過る方向における移動の速度をあ
らわすビーム制御機構速度信号を得る第2の速度信号形
成部と、ディスクの回動に伴って生じるディスクの記録
トラックが形成する周回パターンを過る方向における変
位の速度をあらわす変位速度データを保持したデータ保
持部と、データ保持部からの変位速度データに基づくデ
ィスク変位速度信号を得る第3の速度信号形成部とを備
え、さらに、第1の速度信号形成部により得られる入射
位置速度信号から、第2の速度信号形成部により得られ
るビーム制御機構速度信号と第3の速度信号形成部によ
り得られるディスク変位速度信号とを減算し、光学ヘッ
ド部のディスクにおける記録トラックが形成する周回パ
ターンを過る方向への移動速度をあらわす信号を得る信
号演算部を備えて構成される。
【0014】
【作用】このように構成されるディスクプレーヤのヘッ
ド移動速度検出装置にあっては、ディスクプレーヤにお
いて、中央部を包囲した多数の周回パターンを形成する
記録トラックが設けられ、中央部を中心にして回動せし
められるディスクに、光ビームを入射させるとともにそ
の光ビームを記録トラックを過る方向に移動させて制御
するビーム制御機構を有した光学ヘッド部が、ディスク
に対して記録トラックが形成する周回パターンを過る方
向に移動せしめられる状態をとるとき、その際に得られ
る第1の速度信号形成部からの入射位置速度信号,第2
の速度信号形成部から得られるビーム制御機構速度信
号、及び、第3の速度信号形成部から得られるディスク
変位速度信号についての演算処理が行われることによ
り、光学ヘッド部のディスクにおける記録トラックが形
成する周回パターンを過る方向への移動速度をあらわす
信号が得られる。従って、光学ヘッド部あるいは光学ヘ
ッド部に対する駆動手段に付設される格別の速度センサ
が用いられることなく、光学ヘッド部のディスクにおけ
る記録トラックが形成する周回パターンを過る方向への
移動速度が適正に検出されることになる。
ド移動速度検出装置にあっては、ディスクプレーヤにお
いて、中央部を包囲した多数の周回パターンを形成する
記録トラックが設けられ、中央部を中心にして回動せし
められるディスクに、光ビームを入射させるとともにそ
の光ビームを記録トラックを過る方向に移動させて制御
するビーム制御機構を有した光学ヘッド部が、ディスク
に対して記録トラックが形成する周回パターンを過る方
向に移動せしめられる状態をとるとき、その際に得られ
る第1の速度信号形成部からの入射位置速度信号,第2
の速度信号形成部から得られるビーム制御機構速度信
号、及び、第3の速度信号形成部から得られるディスク
変位速度信号についての演算処理が行われることによ
り、光学ヘッド部のディスクにおける記録トラックが形
成する周回パターンを過る方向への移動速度をあらわす
信号が得られる。従って、光学ヘッド部あるいは光学ヘ
ッド部に対する駆動手段に付設される格別の速度センサ
が用いられることなく、光学ヘッド部のディスクにおけ
る記録トラックが形成する周回パターンを過る方向への
移動速度が適正に検出されることになる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係るディスクプレーヤのヘ
ッド移動速度検出装置の一例が適用された光学式ディス
クプレーヤを示し、この光学式ディスクプレーヤは、前
述の図5及び図6に示される如くの記録フォーマットが
とられるディスクDKからの情報再生を行うものとされ
ている。
ッド移動速度検出装置の一例が適用された光学式ディス
クプレーヤを示し、この光学式ディスクプレーヤは、前
述の図5及び図6に示される如くの記録フォーマットが
とられるディスクDKからの情報再生を行うものとされ
ている。
【0016】図1に示される光学式ディスクプレーヤに
おいては、ディスクDKが、ディスク装着部40に中央
孔10を係合させて装着され、ディスク駆動部41によ
り所定の回転速度をもって回転駆動されるディスク装着
部40に伴って回動せしめられる。そして、ディスクD
Kには、光学ヘッド42が対向せしめられている。
おいては、ディスクDKが、ディスク装着部40に中央
孔10を係合させて装着され、ディスク駆動部41によ
り所定の回転速度をもって回転駆動されるディスク装着
部40に伴って回動せしめられる。そして、ディスクD
Kには、光学ヘッド42が対向せしめられている。
【0017】光学ヘッド42は、レーザ光ビーム等の読
取用光ビームをディスクDKに入射させ、ディスクDK
に入射した読取用光ビームがディスクDKに形成された
記録トラックTKにより変調されて反射されることによ
り形成される、ディスクDKからの反射光ビームに基づ
いて得られた読取出力信号を送出する。従って、光学ヘ
ッド42からの読取用光ビームのディスクDKに対する
入射位置が、ディスクDKにおける情報読取位置とな
る。
取用光ビームをディスクDKに入射させ、ディスクDK
に入射した読取用光ビームがディスクDKに形成された
記録トラックTKにより変調されて反射されることによ
り形成される、ディスクDKからの反射光ビームに基づ
いて得られた読取出力信号を送出する。従って、光学ヘ
ッド42からの読取用光ビームのディスクDKに対する
入射位置が、ディスクDKにおける情報読取位置とな
る。
【0018】光学ヘッド42は、読取用光ビームを適正
な集束状態をもってディスクDKに入射させるためのフ
ォーカス制御、及び、ディスクDKに対する読取用光ビ
ームの入射位置を記録トラックTKに適正に追従させる
ためのトラッキング制御を行い得るものとされたビーム
制御機構13を有しているとともに、ディスクDKから
の反射光ビームを検出する光検出器、及び、光検出器か
らの検出出力信号に基づいて読取出力信号及びフォーカ
スエラー信号等を形成する回路部から成る信号形成部を
内蔵している。ビーム制御機構13は、ディスクDKに
入射する読取用光ビームを、ディスクDKに形成された
記録トラックTKを過る方向に移動させることができる
ものとされており、トラッキング制御は、ディスクDK
に入射する読取用光ビームを記録トラックTKを過る方
向に移動させることによって行われる。
な集束状態をもってディスクDKに入射させるためのフ
ォーカス制御、及び、ディスクDKに対する読取用光ビ
ームの入射位置を記録トラックTKに適正に追従させる
ためのトラッキング制御を行い得るものとされたビーム
制御機構13を有しているとともに、ディスクDKから
の反射光ビームを検出する光検出器、及び、光検出器か
らの検出出力信号に基づいて読取出力信号及びフォーカ
スエラー信号等を形成する回路部から成る信号形成部を
内蔵している。ビーム制御機構13は、ディスクDKに
入射する読取用光ビームを、ディスクDKに形成された
記録トラックTKを過る方向に移動させることができる
ものとされており、トラッキング制御は、ディスクDK
に入射する読取用光ビームを記録トラックTKを過る方
向に移動させることによって行われる。
【0019】また、光学ヘッド42は、それをディスク
DKの半径方向、即ち、ディスクDKにおいて記録トラ
ックTKが形成する周回パターンを過る方向に移動させ
るための、例えば、リニアモータ機構により構成された
ヘッド駆動部15が付設されたものとされている。さら
に、光学ヘッド42には、ビーム制御機構13の作動位
置を検出する位置センサ16が内蔵されており、位置セ
ンサ16から得られる、ビーム制御機構13の作動位置
をあらわす検出出力信号Spが、スイッチ18における
選択接点18b及びスイッチ52における選択接点52
aの夫々に供給される。
DKの半径方向、即ち、ディスクDKにおいて記録トラ
ックTKが形成する周回パターンを過る方向に移動させ
るための、例えば、リニアモータ機構により構成された
ヘッド駆動部15が付設されたものとされている。さら
に、光学ヘッド42には、ビーム制御機構13の作動位
置を検出する位置センサ16が内蔵されており、位置セ
ンサ16から得られる、ビーム制御機構13の作動位置
をあらわす検出出力信号Spが、スイッチ18における
選択接点18b及びスイッチ52における選択接点52
aの夫々に供給される。
【0020】光学ヘッド42に内蔵された信号形成部か
らは、入射した読取用光ビームがディスクDKに形成さ
れた記録トラックTKにより変調されて反射されること
により形成される、ディスクDKからの反射光ビームに
基づいて形成された、ディスクDKに入射する読取用光
ビームの集束状態をあらわすフォーカスエラー信号Sf
及びディスクDKに形成された記録トラックTKが有す
る各記録区分からの読取出力信号SIが送出される。フ
ォーカスエラー信号Sfは、フォーカス制御信号形成部
21に供給され、フォーカス制御信号形成部21から、
フォーカスエラー信号Sfに基づいて形成されたフォー
カス制御信号SFが得られて、それが光学ヘッド42が
有するビーム制御機構13に供給される。それにより、
ビーム制御機構13は、フォーカス制御信号SFに応じ
て、ディスクDKに入射する読取用光ビームについての
フォーカス制御を行うものとされる。
らは、入射した読取用光ビームがディスクDKに形成さ
れた記録トラックTKにより変調されて反射されること
により形成される、ディスクDKからの反射光ビームに
基づいて形成された、ディスクDKに入射する読取用光
ビームの集束状態をあらわすフォーカスエラー信号Sf
及びディスクDKに形成された記録トラックTKが有す
る各記録区分からの読取出力信号SIが送出される。フ
ォーカスエラー信号Sfは、フォーカス制御信号形成部
21に供給され、フォーカス制御信号形成部21から、
フォーカスエラー信号Sfに基づいて形成されたフォー
カス制御信号SFが得られて、それが光学ヘッド42が
有するビーム制御機構13に供給される。それにより、
ビーム制御機構13は、フォーカス制御信号SFに応じ
て、ディスクDKに入射する読取用光ビームについての
フォーカス制御を行うものとされる。
【0021】また、光学ヘッド42に内蔵された信号形
成部から送出される読取出力信号SIは、増幅部22を
経て、トラッキングエラー信号形成部23,パルス検出
部24及びゲート部25に供給される。読取出力信号S
I中には、前述の図6に示される如くにして、ディスク
DKに形成された記録トラックTKにおける各ブロック
の制御用領域ACに設けられたトラッキング制御用ピッ
トQa及びQb及びクロッキング用ピットQcについて
の読取成分と、ディスクDKに形成された記録トラック
TKにおける各ブロックにあって制御用領域ACに続く
ものとなる情報領域AIに記録されたアドレス情報DA
もしくはプログラム情報DPについての読取成分とが含
まれる。
成部から送出される読取出力信号SIは、増幅部22を
経て、トラッキングエラー信号形成部23,パルス検出
部24及びゲート部25に供給される。読取出力信号S
I中には、前述の図6に示される如くにして、ディスク
DKに形成された記録トラックTKにおける各ブロック
の制御用領域ACに設けられたトラッキング制御用ピッ
トQa及びQb及びクロッキング用ピットQcについて
の読取成分と、ディスクDKに形成された記録トラック
TKにおける各ブロックにあって制御用領域ACに続く
ものとなる情報領域AIに記録されたアドレス情報DA
もしくはプログラム情報DPについての読取成分とが含
まれる。
【0022】読取出力信号SI中のトラッキング制御用
ピットQa及びQb及びクロッキング用ピットQcにつ
いての読取成分は、例えば、図2に示される如くに、夫
々、制御用領域ACについての読取期間中においてパル
スPa,Pb及びPcとして現れる。その際、ディスク
DKにおける読取用光ビームの入射位置が、記録トラッ
クTKのトラック中心線Kc上にある状態、即ち、読取
用光ビームが記録トラックTKに対する適正なトラッキ
ング状態におかれたもとで読取出力信号SIが得られる
場合には、トラッキング制御用ピットQaに基づくパル
スPaのレベルとトラッキング制御用ピットQbに基づ
くパルスPbのレベルとが実質的に等しく、かつ、クロ
ッキング用ピットQcに基づくパルスPcのレベルがパ
ルスPa及びPbの夫々のレベルより絶対値において大
となる。
ピットQa及びQb及びクロッキング用ピットQcにつ
いての読取成分は、例えば、図2に示される如くに、夫
々、制御用領域ACについての読取期間中においてパル
スPa,Pb及びPcとして現れる。その際、ディスク
DKにおける読取用光ビームの入射位置が、記録トラッ
クTKのトラック中心線Kc上にある状態、即ち、読取
用光ビームが記録トラックTKに対する適正なトラッキ
ング状態におかれたもとで読取出力信号SIが得られる
場合には、トラッキング制御用ピットQaに基づくパル
スPaのレベルとトラッキング制御用ピットQbに基づ
くパルスPbのレベルとが実質的に等しく、かつ、クロ
ッキング用ピットQcに基づくパルスPcのレベルがパ
ルスPa及びPbの夫々のレベルより絶対値において大
となる。
【0023】一方、ディスクDKにおける読取用光ビー
ムの入射位置が、記録トラックTKに対する適正なトラ
ッキング状態におかれず、記録トラックTKのトラック
中心線KcからピットQa側に変位した状態のもとで読
取出力信号SIが得られる場合には、パルスPaのレベ
ルがパルスPbのレベルより絶対値において大となり、
かつ、パルスPcのレベルが、絶対値において、パルス
PaのレベルとパルスPbのレベルとの間となる。ま
た、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置
が、記録トラックTKのトラック中心線Kcからピット
Qb側に変位した状態のもとで読取出力信号SIが得ら
れる場合には、パルスPaのレベルがパルスPbのレベ
ルより絶対値において小となり、かつ、パルスPcのレ
ベルが、絶対値において、パルスPaのレベルとパルス
Pbのレベルとの間となる。
ムの入射位置が、記録トラックTKに対する適正なトラ
ッキング状態におかれず、記録トラックTKのトラック
中心線KcからピットQa側に変位した状態のもとで読
取出力信号SIが得られる場合には、パルスPaのレベ
ルがパルスPbのレベルより絶対値において大となり、
かつ、パルスPcのレベルが、絶対値において、パルス
PaのレベルとパルスPbのレベルとの間となる。ま
た、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置
が、記録トラックTKのトラック中心線Kcからピット
Qb側に変位した状態のもとで読取出力信号SIが得ら
れる場合には、パルスPaのレベルがパルスPbのレベ
ルより絶対値において小となり、かつ、パルスPcのレ
ベルが、絶対値において、パルスPaのレベルとパルス
Pbのレベルとの間となる。
【0024】パルス検出部24においては、読取出力信
号SI中におけるクロッキング用ピットQcに基づくパ
ルスPcの検出がなされ、検出されたパルスPcがクロ
ック再生部26に供給される。クロック再生部26は、
パルスPc同期するものとされるクロック信号PCを発
生する。このクロック信号PCは、トラッキングエラー
信号形成部23に供給されるとともに、他の各部に供給
される。
号SI中におけるクロッキング用ピットQcに基づくパ
ルスPcの検出がなされ、検出されたパルスPcがクロ
ック再生部26に供給される。クロック再生部26は、
パルスPc同期するものとされるクロック信号PCを発
生する。このクロック信号PCは、トラッキングエラー
信号形成部23に供給されるとともに、他の各部に供給
される。
【0025】トラッキングエラー信号形成部23におい
ては、クロック再生部26からのクロック信号PCに基
づいて、読取出力信号SI中におけるトラッキング制御
用ピットQaに基づくパルスPa及びトラッキング制御
用ピットQbに基づくパルスPbの夫々に対応するサン
プリング・パルスが形成され、それらによりパルスPa
及びPbの夫々のレベルがサンプル・ホールドされる。
そして、サンプル・ホールドされたパルスPa及びPb
の夫々のレベルの相互比較が行われ、その比較結果に基
づいて、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位
置と記録トラックTKのトラック中心線Kcとの位置関
係をあらわすトラッキングエラー信号Stが形成され
る。このようにして、トラッキングエラー信号形成部2
3から得られるトラッキングエラー信号Stは、スイッ
チ27の選択接点27a、及び、光学ヘッド42のディ
スクDKに対する移動速度を検出して検出出力信号SH
vを送出するヘッド移動速度検出部50に供給される。
ては、クロック再生部26からのクロック信号PCに基
づいて、読取出力信号SI中におけるトラッキング制御
用ピットQaに基づくパルスPa及びトラッキング制御
用ピットQbに基づくパルスPbの夫々に対応するサン
プリング・パルスが形成され、それらによりパルスPa
及びPbの夫々のレベルがサンプル・ホールドされる。
そして、サンプル・ホールドされたパルスPa及びPb
の夫々のレベルの相互比較が行われ、その比較結果に基
づいて、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位
置と記録トラックTKのトラック中心線Kcとの位置関
係をあらわすトラッキングエラー信号Stが形成され
る。このようにして、トラッキングエラー信号形成部2
3から得られるトラッキングエラー信号Stは、スイッ
チ27の選択接点27a、及び、光学ヘッド42のディ
スクDKに対する移動速度を検出して検出出力信号SH
vを送出するヘッド移動速度検出部50に供給される。
【0026】一方、ゲート部25においては、クロック
再生部26からのクロック信号PCに基づいて、読取出
力信号SI中の、ディスクDKに形成された記録トラッ
クTKにおける各ブロックの情報領域AIに記録された
アドレス情報DAもしくはプログラム情報DPについて
の読取成分が現れる期間に対応したゲート・パルスが形
成され、それにより、アドレス情報DAもしくはプログ
ラム情報DPについての読取成分が、例えば、図2に示
される如くの、情報領域AIについての読取期間中にお
いて得られる情報パルス群PIとして取り出される。そ
して、ゲート部25からの情報パルス群PIは、波形整
形部28により波形されて情報パルス群PI’とされた
後、デコーダ29に供給される。
再生部26からのクロック信号PCに基づいて、読取出
力信号SI中の、ディスクDKに形成された記録トラッ
クTKにおける各ブロックの情報領域AIに記録された
アドレス情報DAもしくはプログラム情報DPについて
の読取成分が現れる期間に対応したゲート・パルスが形
成され、それにより、アドレス情報DAもしくはプログ
ラム情報DPについての読取成分が、例えば、図2に示
される如くの、情報領域AIについての読取期間中にお
いて得られる情報パルス群PIとして取り出される。そ
して、ゲート部25からの情報パルス群PIは、波形整
形部28により波形されて情報パルス群PI’とされた
後、デコーダ29に供給される。
【0027】デコーダ29には、クロック再生部26か
らのクロック信号PCも供給され、デコーダ29におい
ては、波形整形部28からの情報パルス群PI’に対す
るクロック信号PCをもっての各種の処理がなされる。
そして、デコーダ29から、再生情報信号DIが得られ
て、プログラム情報処理部30及びアドレス情報再生部
31に供給される。プログラム情報処理部30からは、
ゲート部25から得られる情報パルス群PIがプログラ
ム情報DPについての読取成分であるとき、デコーダ2
9からの再生情報信号DIに対するクロック再生部26
からのクロック信号PCをもっての処理がなされ、再生
情報信号DIに基づいて再生されたプログラム情報DP
が得られ、それが出力端子32に導出される。また、ア
ドレス情報再生部31からは、ゲート部25から得られ
る情報パルス群PIがアドレス情報DAについての読取
成分であるとき、デコーダ29からの再生情報信号DI
に対するクロック再生部26からのクロック信号PCを
もっての処理がなされ、再生情報信号DIに基づいて再
生されたアドレス情報DAが得られ、それが制御ユニッ
ト35に供給される。
らのクロック信号PCも供給され、デコーダ29におい
ては、波形整形部28からの情報パルス群PI’に対す
るクロック信号PCをもっての各種の処理がなされる。
そして、デコーダ29から、再生情報信号DIが得られ
て、プログラム情報処理部30及びアドレス情報再生部
31に供給される。プログラム情報処理部30からは、
ゲート部25から得られる情報パルス群PIがプログラ
ム情報DPについての読取成分であるとき、デコーダ2
9からの再生情報信号DIに対するクロック再生部26
からのクロック信号PCをもっての処理がなされ、再生
情報信号DIに基づいて再生されたプログラム情報DP
が得られ、それが出力端子32に導出される。また、ア
ドレス情報再生部31からは、ゲート部25から得られ
る情報パルス群PIがアドレス情報DAについての読取
成分であるとき、デコーダ29からの再生情報信号DI
に対するクロック再生部26からのクロック信号PCを
もっての処理がなされ、再生情報信号DIに基づいて再
生されたアドレス情報DAが得られ、それが制御ユニッ
ト35に供給される。
【0028】制御ユニット35には、クロック再生部2
6からのクロック信号PCが供給されるとともに、アド
レス情報再生部31からの再生されたアドレス情報DA
が供給される目標アドレス設定部36が接続されてお
り、目標アドレス設定部36は、ディスクDKに関して
のシーク動作が行われる状態とすべく、目標アドレス情
報DATを制御ユニット35に供給するものとされてい
る。シーク動作に際して目標アドレス設定部36から制
御ユニット35に供給される目標アドレス情報DAT
は、例えば、ディスクDKにおける読取用光ビームの入
射位置がディスクDK上におけるアドレスD1の位置に
あるとき、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射
位置をディスクDK上におけるアドレスD2の位置にま
で移動させるシーク動作、即ち、開始アドレスをD1と
するとともに終了アドレスをD2とするシーク動作が行
われる場合、図3に示される如くに、シーク動作の開始
時点Toから時間の経過に比例して“0”から増加して
いく値をとる変数Nに対して、開始アドレスD1をあら
わす目標アドレス値DToから終了アドレスD2をあら
わす最終目標アドレス値DTtまで、図3に示される曲
線によって近似的にあらわされる如くの関係をもって変
化する目標アドレス値DTxをとるものとされる。そし
て、目標アドレス情報DATのうち最終目標アドレス値
DTtをとるものが最終目標アドレス情報であり、最終
目標アドレス情報が供給される時点Ttにおいて変数N
は値Ntをとる。
6からのクロック信号PCが供給されるとともに、アド
レス情報再生部31からの再生されたアドレス情報DA
が供給される目標アドレス設定部36が接続されてお
り、目標アドレス設定部36は、ディスクDKに関して
のシーク動作が行われる状態とすべく、目標アドレス情
報DATを制御ユニット35に供給するものとされてい
る。シーク動作に際して目標アドレス設定部36から制
御ユニット35に供給される目標アドレス情報DAT
は、例えば、ディスクDKにおける読取用光ビームの入
射位置がディスクDK上におけるアドレスD1の位置に
あるとき、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射
位置をディスクDK上におけるアドレスD2の位置にま
で移動させるシーク動作、即ち、開始アドレスをD1と
するとともに終了アドレスをD2とするシーク動作が行
われる場合、図3に示される如くに、シーク動作の開始
時点Toから時間の経過に比例して“0”から増加して
いく値をとる変数Nに対して、開始アドレスD1をあら
わす目標アドレス値DToから終了アドレスD2をあら
わす最終目標アドレス値DTtまで、図3に示される曲
線によって近似的にあらわされる如くの関係をもって変
化する目標アドレス値DTxをとるものとされる。そし
て、目標アドレス情報DATのうち最終目標アドレス値
DTtをとるものが最終目標アドレス情報であり、最終
目標アドレス情報が供給される時点Ttにおいて変数N
は値Ntをとる。
【0029】このように、目標アドレス設定部36から
制御ユニット35に、図3に示される如くの、最終目標
アドレス値DTtをとる最終目標アドレス情報を含む目
標アドレス情報DATが供給されるもとで、シーク動作
が行われるにあたっては、制御ユニット35において、
アドレス情報再生部31から供給される、そのときのデ
ィスクDKにおける読取用光ビームの入射位置に対応す
るアドレス情報、即ち、実アドレス情報である再生され
たアドレス情報DAと、目標アドレス設定部36から供
給される目標アドレス情報DATとが比較される。斯か
る比較は、例えば、目標アドレス情報DATに関わる変
数Nの変化毎に、目標アドレス情報DATがあらわすア
ドレス値DTxと再生されたアドレス情報DAがあらわ
すアドレス値Dxとの間の差(DTx−Dx)がとられ
ることにより行われる。そして、目標アドレス情報DA
T及び再生されたアドレス情報DAが夫々あらわすアド
レス値の差(DTx−Dx)に応じた制御信号Csが形
成され、それがスイッチ17の選択接点17b、及び、
スイッチ27の選択接点27bに供給される。
制御ユニット35に、図3に示される如くの、最終目標
アドレス値DTtをとる最終目標アドレス情報を含む目
標アドレス情報DATが供給されるもとで、シーク動作
が行われるにあたっては、制御ユニット35において、
アドレス情報再生部31から供給される、そのときのデ
ィスクDKにおける読取用光ビームの入射位置に対応す
るアドレス情報、即ち、実アドレス情報である再生され
たアドレス情報DAと、目標アドレス設定部36から供
給される目標アドレス情報DATとが比較される。斯か
る比較は、例えば、目標アドレス情報DATに関わる変
数Nの変化毎に、目標アドレス情報DATがあらわすア
ドレス値DTxと再生されたアドレス情報DAがあらわ
すアドレス値Dxとの間の差(DTx−Dx)がとられ
ることにより行われる。そして、目標アドレス情報DA
T及び再生されたアドレス情報DAが夫々あらわすアド
レス値の差(DTx−Dx)に応じた制御信号Csが形
成され、それがスイッチ17の選択接点17b、及び、
スイッチ27の選択接点27bに供給される。
【0030】スイッチ17の選択接点17aにはスイッ
チ52の可動接点52cが接続されており、また、スイ
ッチ27の可動接点27cにはスイッチ18の選択接点
18aが接続されている。さらに、スイッチ52の選択
接点52bには、ヘッド移動速度検出部50から得られ
る、光学ヘッド42のディスクDKに対する移動速度を
あらわす検出出力信号SHvが供給される。ヘッド移動
速度検出部50には、トラッキングエラー信号形成部2
3から得られるトラッキングエラー信号Stに加えて、
ディスク変位速度データ格納部51からの変位速度デー
タDDM,増幅部22から得られる読取出力信号SI、
及び、光学ヘッド42に内蔵された位置センサ16から
得られる検出出力信号Spが供給される。ディスク変位
速度データ格納部51には、ディスクDKが、その中心
孔10の微小な偏心に起因して回転時に生じる、ヘッド
駆動部15により駆動された光学ヘッド42の移動方
向、即ち、ディスクDKにおいて記録トラックTKが形
成する周回パターンを過る方向に沿った周期的変位につ
いての変位速度がデータ化されて形成された変位速度デ
ータDDMが予め格納されており、変位速度データDD
Mはディスク変位速度データ格納部51から随時取り出
される。
チ52の可動接点52cが接続されており、また、スイ
ッチ27の可動接点27cにはスイッチ18の選択接点
18aが接続されている。さらに、スイッチ52の選択
接点52bには、ヘッド移動速度検出部50から得られ
る、光学ヘッド42のディスクDKに対する移動速度を
あらわす検出出力信号SHvが供給される。ヘッド移動
速度検出部50には、トラッキングエラー信号形成部2
3から得られるトラッキングエラー信号Stに加えて、
ディスク変位速度データ格納部51からの変位速度デー
タDDM,増幅部22から得られる読取出力信号SI、
及び、光学ヘッド42に内蔵された位置センサ16から
得られる検出出力信号Spが供給される。ディスク変位
速度データ格納部51には、ディスクDKが、その中心
孔10の微小な偏心に起因して回転時に生じる、ヘッド
駆動部15により駆動された光学ヘッド42の移動方
向、即ち、ディスクDKにおいて記録トラックTKが形
成する周回パターンを過る方向に沿った周期的変位につ
いての変位速度がデータ化されて形成された変位速度デ
ータDDMが予め格納されており、変位速度データDD
Mはディスク変位速度データ格納部51から随時取り出
される。
【0031】そして、上述の如くにして制御信号Csを
送出する制御ユニット35において、アドレス情報再生
部31から供給される再生されたアドレス情報DAと最
終目標アドレス情報とが比較され、最終目標アドレス情
報があらわす最終目標アドレス値DTtと再生されたア
ドレス情報DAがあらわすアドレス値Dxとの間の差
(DTt−Dx)が求められる。その結果、最終目標ア
ドレス情報及び再生されたアドレス情報DAが夫々あら
わすアドレス値間の差(DTt−Dx)が予め設定され
た基準値DR以上(DTt−Dx≧DR)である場合に
は、制御ユニット35から、スイッチ制御信号S1,S
2,S3及びS4がいずれも高レベルをとるものとされ
て送出され、スイッチ27,17,52及び18に夫々
供給される。それにより、スイッチ27が、高レベルを
とるスイッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27
cが選択接点27bに接続される状態とされ、スイッチ
17が、高レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じ
て、その可動接点17cが選択接点17bに接続される
状態とされ、スイッチ52が、高レベルをとるスイッチ
制御信号S3に応じて、その可動接点52cが選択接点
52bに接続される状態とされ、さらに、スイッチ18
が、高レベルをとるスイッチ制御信号S4に応じて、そ
の可動接点18cが選択接点18bに接続される状態と
される。
送出する制御ユニット35において、アドレス情報再生
部31から供給される再生されたアドレス情報DAと最
終目標アドレス情報とが比較され、最終目標アドレス情
報があらわす最終目標アドレス値DTtと再生されたア
ドレス情報DAがあらわすアドレス値Dxとの間の差
(DTt−Dx)が求められる。その結果、最終目標ア
ドレス情報及び再生されたアドレス情報DAが夫々あら
わすアドレス値間の差(DTt−Dx)が予め設定され
た基準値DR以上(DTt−Dx≧DR)である場合に
は、制御ユニット35から、スイッチ制御信号S1,S
2,S3及びS4がいずれも高レベルをとるものとされ
て送出され、スイッチ27,17,52及び18に夫々
供給される。それにより、スイッチ27が、高レベルを
とるスイッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27
cが選択接点27bに接続される状態とされ、スイッチ
17が、高レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じ
て、その可動接点17cが選択接点17bに接続される
状態とされ、スイッチ52が、高レベルをとるスイッチ
制御信号S3に応じて、その可動接点52cが選択接点
52bに接続される状態とされ、さらに、スイッチ18
が、高レベルをとるスイッチ制御信号S4に応じて、そ
の可動接点18cが選択接点18bに接続される状態と
される。
【0032】従って、斯かる際には、制御ユニット35
から得られる制御信号Csが、スイッチ17を通じてヘ
ッド駆動信号形成部37に供給される。ヘッド駆動信号
形成部37は、制御ユニット35からの制御信号Csに
基づくヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動
部15に供給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに
応じて作動するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド
42が、ディスクDKの半径方向、即ち、ディスクDK
において記録トラックTKが形成する周回パターンを過
る方向に移動せしめられる。
から得られる制御信号Csが、スイッチ17を通じてヘ
ッド駆動信号形成部37に供給される。ヘッド駆動信号
形成部37は、制御ユニット35からの制御信号Csに
基づくヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動
部15に供給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに
応じて作動するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド
42が、ディスクDKの半径方向、即ち、ディスクDK
において記録トラックTKが形成する周回パターンを過
る方向に移動せしめられる。
【0033】このとき、光学ヘッド42に内蔵された位
置センサ16から得られる検出出力信号Spが、スイッ
チ18を通じてトラッキング制御信号形成部38に供給
され、トラッキング制御信号形成部38が検出出力信号
Spに基づくトラッキング制御信号STを形成し、それ
を光学ヘッド42のビーム制御機構13に供給する。そ
れにより、ビーム制御機構13は、ディスクDKに入射
する読取用光ビームを、位置センサ16から得られる検
出出力信号Spに従って制御することになる。
置センサ16から得られる検出出力信号Spが、スイッ
チ18を通じてトラッキング制御信号形成部38に供給
され、トラッキング制御信号形成部38が検出出力信号
Spに基づくトラッキング制御信号STを形成し、それ
を光学ヘッド42のビーム制御機構13に供給する。そ
れにより、ビーム制御機構13は、ディスクDKに入射
する読取用光ビームを、位置センサ16から得られる検
出出力信号Spに従って制御することになる。
【0034】このようにして光学ヘッド42がディスク
DKにおいて記録トラックTKが形成する周回パターン
を過る方向に移動せしめられることにより、ディスクD
Kにおける読取用光ビームの入射位置が、ディスクDK
における記録トラックTKを過る方向に比較的高い速度
をもって移動せしめられるが、斯かるもとにおいても、
ディスクDKの回転に伴う、ディスクDKの記録トラッ
クTKにおける図6に示される如くの各ブロックの読取
用光ビームに対する相対移動は、読取用光ビームの入射
位置の記録トラックTKを過る方向の移動に比較して極
めて速いので、読取用光ビームによる記録トラックTK
におけるブロックのうちの連続する複数個を単位とする
読取りが断続的に行われる。それにより、光学ヘッド4
2がディスクDKにおいて記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向に移動せしめられるもとにあっ
ても、光学ヘッド42に内蔵された信号形成部から得ら
れる読取出力信号SIに基づいて、クロック再生部26
によりクロック信号PCが適正に形成されるとともに、
アドレス情報再生部31から再生されたアドレス情報D
Aが、断続的にではあるが、適正に得られる。
DKにおいて記録トラックTKが形成する周回パターン
を過る方向に移動せしめられることにより、ディスクD
Kにおける読取用光ビームの入射位置が、ディスクDK
における記録トラックTKを過る方向に比較的高い速度
をもって移動せしめられるが、斯かるもとにおいても、
ディスクDKの回転に伴う、ディスクDKの記録トラッ
クTKにおける図6に示される如くの各ブロックの読取
用光ビームに対する相対移動は、読取用光ビームの入射
位置の記録トラックTKを過る方向の移動に比較して極
めて速いので、読取用光ビームによる記録トラックTK
におけるブロックのうちの連続する複数個を単位とする
読取りが断続的に行われる。それにより、光学ヘッド4
2がディスクDKにおいて記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向に移動せしめられるもとにあっ
ても、光学ヘッド42に内蔵された信号形成部から得ら
れる読取出力信号SIに基づいて、クロック再生部26
によりクロック信号PCが適正に形成されるとともに、
アドレス情報再生部31から再生されたアドレス情報D
Aが、断続的にではあるが、適正に得られる。
【0035】従って、ヘッド駆動信号SHに応じて作動
するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド42がディ
スクDKにおいて記録トラックTKが形成する周回パタ
ーンを過る方向に移動せしめられるもとにあっても、制
御ユニット35において、再生されたアドレス情報DA
と目標アドレス情報DATとが比較され、その比較結果
に応じた制御信号Csが形成される動作、及び、再生さ
れたアドレス情報DAと最終目標アドレス情報とが比較
され、その比較結果に応じたスイッチ制御信号S1,S
2,S3及びS4が形成される動作が適正に行われる。
そして、ディスクDKにおいて記録トラックTKが形成
する周回パターンを過る方向における光学ヘッド42の
移動が、再生されたアドレス情報DAがあらわすアドレ
ス値Dxが目標アドレス情報DATがあらわす目標アド
レス値に追従して変化していく状態となるようにして行
われる。
するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド42がディ
スクDKにおいて記録トラックTKが形成する周回パタ
ーンを過る方向に移動せしめられるもとにあっても、制
御ユニット35において、再生されたアドレス情報DA
と目標アドレス情報DATとが比較され、その比較結果
に応じた制御信号Csが形成される動作、及び、再生さ
れたアドレス情報DAと最終目標アドレス情報とが比較
され、その比較結果に応じたスイッチ制御信号S1,S
2,S3及びS4が形成される動作が適正に行われる。
そして、ディスクDKにおいて記録トラックTKが形成
する周回パターンを過る方向における光学ヘッド42の
移動が、再生されたアドレス情報DAがあらわすアドレ
ス値Dxが目標アドレス情報DATがあらわす目標アド
レス値に追従して変化していく状態となるようにして行
われる。
【0036】その後、最終目標アドレス情報及び再生さ
れたアドレス情報DAが夫々あらわすアドレス値間の差
(DTt−Dx)が予め設定された基準値DR未満(D
Tt−Dx<DRとなったときには、制御ユニット35
から、スイッチ制御信号S1及びS3の各々が高レベル
をとるものとされて送出されるとともに、スイッチ制御
信号S2及びS4の各々が低レベルをとるものとされて
送出され、スイッチ制御信号S1,S2,S3及びS4
がスイッチ27,17,52及び18に夫々供給され
る。それにより、スイッチ27が、高レベルをとるスイ
ッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27cが選択
接点27bに接続される状態とされ、スイッチ17が、
低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じて、その可
動接点17cが選択接点17aに接続される状態とさ
れ、スイッチ52が、高レベルをとるスイッチ制御信号
S3に応じて、その可動接点52cが選択接点52bに
接続される状態とされ、さらに、スイッチ18が、低レ
ベルをとるスイッチ制御信号S4に応じて、その可動接
点18cが選択接点18aに接続される状態とされる。
れたアドレス情報DAが夫々あらわすアドレス値間の差
(DTt−Dx)が予め設定された基準値DR未満(D
Tt−Dx<DRとなったときには、制御ユニット35
から、スイッチ制御信号S1及びS3の各々が高レベル
をとるものとされて送出されるとともに、スイッチ制御
信号S2及びS4の各々が低レベルをとるものとされて
送出され、スイッチ制御信号S1,S2,S3及びS4
がスイッチ27,17,52及び18に夫々供給され
る。それにより、スイッチ27が、高レベルをとるスイ
ッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27cが選択
接点27bに接続される状態とされ、スイッチ17が、
低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じて、その可
動接点17cが選択接点17aに接続される状態とさ
れ、スイッチ52が、高レベルをとるスイッチ制御信号
S3に応じて、その可動接点52cが選択接点52bに
接続される状態とされ、さらに、スイッチ18が、低レ
ベルをとるスイッチ制御信号S4に応じて、その可動接
点18cが選択接点18aに接続される状態とされる。
【0037】従って、斯かる際には、制御ユニット35
から得られる制御信号Csが、スイッチ27及び18を
通じてトラッキング制御信号形成部38に供給され、ト
ラッキング制御信号形成部38が制御信号Csに基づく
トラッキング制御信号STを形成し、それを光学ヘッド
42のビーム制御機構13に供給する。それにより、ビ
ーム制御機構13が、ディスクDKにおける読取用光ビ
ームの入射位置を、制御信号Csに応じて、ディスクD
Kにおける記録トラックTKを過る方向に比較的低い速
度をもって移動させる。
から得られる制御信号Csが、スイッチ27及び18を
通じてトラッキング制御信号形成部38に供給され、ト
ラッキング制御信号形成部38が制御信号Csに基づく
トラッキング制御信号STを形成し、それを光学ヘッド
42のビーム制御機構13に供給する。それにより、ビ
ーム制御機構13が、ディスクDKにおける読取用光ビ
ームの入射位置を、制御信号Csに応じて、ディスクD
Kにおける記録トラックTKを過る方向に比較的低い速
度をもって移動させる。
【0038】また、このとき、ヘッド移動速度検出部5
0から得られる検出出力信号SHvが、スイッチ52及
び17を通じてヘッド駆動信号形成部37に供給され、
ヘッド駆動信号形成部37が検出出力信号SHvに応じ
たヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動部1
5に供給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに応じ
て、従って、ヘッド移動速度検出部50からの検出出力
信号SHvに応じて作動するヘッド駆動部15によっ
て、光学ヘッド42が、ディスクDKの半径方向に極め
て低い速度をもって移動せしめられる。
0から得られる検出出力信号SHvが、スイッチ52及
び17を通じてヘッド駆動信号形成部37に供給され、
ヘッド駆動信号形成部37が検出出力信号SHvに応じ
たヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動部1
5に供給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに応じ
て、従って、ヘッド移動速度検出部50からの検出出力
信号SHvに応じて作動するヘッド駆動部15によっ
て、光学ヘッド42が、ディスクDKの半径方向に極め
て低い速度をもって移動せしめられる。
【0039】このようにして、ビーム制御機構13によ
りディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置が、
制御信号Csに応じて、ディスクDKにおける記録トラ
ックTKを過る方向に比較的低い速度をもって移動せし
められるもとにおいても、ディスクDKの回転に伴う、
ディスクDKの記録トラックTKにおける図6に示され
る如くの各ブロックの読取用光ビームに対する相対移動
は、読取用光ビームの入射位置の記録トラックTKを過
る方向の移動に比較して極めて速いので、読取用光ビー
ムによる記録トラックTKにおけるブロックのうちの連
続する複数個を単位とする読取りが断続的に行われる。
それにより、光学ヘッド42がディスクDKにおいて記
録トラックTKが形成する周回パターンを過る方向に移
動せしめられるもとにあっても、光学ヘッド42に内蔵
された信号形成部から得られる読取出力信号SIに基づ
いて、クロック再生部26によりクロック信号PCが適
正に形成されるとともに、アドレス情報再生部31から
再生されたアドレス情報DAが、断続的にではあるが、
適正に得られる。
りディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置が、
制御信号Csに応じて、ディスクDKにおける記録トラ
ックTKを過る方向に比較的低い速度をもって移動せし
められるもとにおいても、ディスクDKの回転に伴う、
ディスクDKの記録トラックTKにおける図6に示され
る如くの各ブロックの読取用光ビームに対する相対移動
は、読取用光ビームの入射位置の記録トラックTKを過
る方向の移動に比較して極めて速いので、読取用光ビー
ムによる記録トラックTKにおけるブロックのうちの連
続する複数個を単位とする読取りが断続的に行われる。
それにより、光学ヘッド42がディスクDKにおいて記
録トラックTKが形成する周回パターンを過る方向に移
動せしめられるもとにあっても、光学ヘッド42に内蔵
された信号形成部から得られる読取出力信号SIに基づ
いて、クロック再生部26によりクロック信号PCが適
正に形成されるとともに、アドレス情報再生部31から
再生されたアドレス情報DAが、断続的にではあるが、
適正に得られる。
【0040】従って、制御信号Csに基づくトラッキン
グ制御信号STに応じて作動するビーム制御機構13に
よって、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位
置がディスクDKにおける記録トラックTKを過る方向
に比較的低い速度をもって移動せしめられるもとにあっ
ても、制御ユニット35において、再生されたアドレス
情報DAと目標アドレス情報DATとが比較され、その
比較結果に応じた制御信号Csが形成される動作、及
び、再生されたアドレス情報DAと最終目標アドレス情
報とが比較され、その比較結果に応じたスイッチ制御信
号S1,S2,S3及びS4が形成される動作が適正に
行われる。その結果、ディスクDKにおける記録トラッ
クTKを過る方向における読取用光ビームの入射位置の
移動が、再生されたアドレス情報DAがあらわすアドレ
ス値Dxが目標アドレス情報DATがあらわす目標アド
レス値に追従して変化していく状態となるようにして行
われる。
グ制御信号STに応じて作動するビーム制御機構13に
よって、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位
置がディスクDKにおける記録トラックTKを過る方向
に比較的低い速度をもって移動せしめられるもとにあっ
ても、制御ユニット35において、再生されたアドレス
情報DAと目標アドレス情報DATとが比較され、その
比較結果に応じた制御信号Csが形成される動作、及
び、再生されたアドレス情報DAと最終目標アドレス情
報とが比較され、その比較結果に応じたスイッチ制御信
号S1,S2,S3及びS4が形成される動作が適正に
行われる。その結果、ディスクDKにおける記録トラッ
クTKを過る方向における読取用光ビームの入射位置の
移動が、再生されたアドレス情報DAがあらわすアドレ
ス値Dxが目標アドレス情報DATがあらわす目標アド
レス値に追従して変化していく状態となるようにして行
われる。
【0041】そして、再生されたアドレス情報DAがあ
らわすアドレス値Dxが最終目標アドレス情報があらわ
す最終目標アドレス値DTtに一致する(Dx=DT
t)状態となると、制御ユニット35は、制御信号Cs
の送出を停止するとともに、スイッチ制御信号S1,S
2,S3及びS4をいずれも低レベルをとるものとして
送出する。それにより、スイッチ27が、低レベルをと
るスイッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27c
が選択接点27aに接続される状態とされ、スイッチ1
7が、低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じて、
その可動接点17cが選択接点17aに接続される状態
とされ、スイッチ52が、低レベルをとるスイッチ制御
信号S3に応じて、その可動接点52cが選択接点52
aに接続される状態とされ、さらに、スイッチ18が、
低レベルをとるスイッチ制御信号S4に応じて、その可
動接点18cが選択接点18aに接続される状態とされ
る。
らわすアドレス値Dxが最終目標アドレス情報があらわ
す最終目標アドレス値DTtに一致する(Dx=DT
t)状態となると、制御ユニット35は、制御信号Cs
の送出を停止するとともに、スイッチ制御信号S1,S
2,S3及びS4をいずれも低レベルをとるものとして
送出する。それにより、スイッチ27が、低レベルをと
るスイッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27c
が選択接点27aに接続される状態とされ、スイッチ1
7が、低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じて、
その可動接点17cが選択接点17aに接続される状態
とされ、スイッチ52が、低レベルをとるスイッチ制御
信号S3に応じて、その可動接点52cが選択接点52
aに接続される状態とされ、さらに、スイッチ18が、
低レベルをとるスイッチ制御信号S4に応じて、その可
動接点18cが選択接点18aに接続される状態とされ
る。
【0042】斯かる際には、トラッキングエラー信号形
成部23から得られるトラッキングエラー信号Stが、
スイッチ27及び18を通じてトラッキング制御信号形
成部38に供給され、トラッキング制御信号形成部38
がトラッキングエラー信号Stに基づくトラッキング制
御信号STを形成して、それを光学ヘッド42のビーム
制御機構13に供給する。また、このとき、光学ヘッド
42に内蔵された位置センサ16から得られる検出出力
信号Spが、スイッチ52及び17を通じてヘッド駆動
信号形成部37に供給され、ヘッド駆動信号形成部37
が検出出力信号Spに応じたヘッド駆動信号SHを形成
し、それをヘッド駆動部15に供給する。
成部23から得られるトラッキングエラー信号Stが、
スイッチ27及び18を通じてトラッキング制御信号形
成部38に供給され、トラッキング制御信号形成部38
がトラッキングエラー信号Stに基づくトラッキング制
御信号STを形成して、それを光学ヘッド42のビーム
制御機構13に供給する。また、このとき、光学ヘッド
42に内蔵された位置センサ16から得られる検出出力
信号Spが、スイッチ52及び17を通じてヘッド駆動
信号形成部37に供給され、ヘッド駆動信号形成部37
が検出出力信号Spに応じたヘッド駆動信号SHを形成
し、それをヘッド駆動部15に供給する。
【0043】従って、ディスクDKにおける読取用光ビ
ームの入射位置が最終目標アドレス値DTtに対応する
位置に到達したことにより、シーク動作が終了せしめら
れて、ノーマル再生動作が行われることになり、トラッ
キング制御信号STの供給がなされるビーム制御機構1
3が、トラッキングエラー信号Stに応じて、ディスク
DKにおける読取用光ビームの入射位置をディスクDK
における記録トラックTKに追従させるべく制御し、ま
た、ヘッド駆動信号SHの供給がなされるヘッド駆動部
15が、光学ヘッド42をディスクDKの半径方向に極
めて低い速度をもって移動させる状態とされる。
ームの入射位置が最終目標アドレス値DTtに対応する
位置に到達したことにより、シーク動作が終了せしめら
れて、ノーマル再生動作が行われることになり、トラッ
キング制御信号STの供給がなされるビーム制御機構1
3が、トラッキングエラー信号Stに応じて、ディスク
DKにおける読取用光ビームの入射位置をディスクDK
における記録トラックTKに追従させるべく制御し、ま
た、ヘッド駆動信号SHの供給がなされるヘッド駆動部
15が、光学ヘッド42をディスクDKの半径方向に極
めて低い速度をもって移動させる状態とされる。
【0044】上述の如くの図1に示される光学式ディス
クプレーヤにおいて、ヘッド移動速度検出部50及びデ
ィスク変位速度データ格納部51が、本発明に係るディ
スクプレーヤのヘッド移動速度検出装置の一例を構成し
ている。ヘッド移動速度検出部50は、具体的には、例
えば、図4に示される如くに形成される。
クプレーヤにおいて、ヘッド移動速度検出部50及びデ
ィスク変位速度データ格納部51が、本発明に係るディ
スクプレーヤのヘッド移動速度検出装置の一例を構成し
ている。ヘッド移動速度検出部50は、具体的には、例
えば、図4に示される如くに形成される。
【0045】図4に示されるヘッド移動速度検出部50
の具体構成例においては、トラッキングエラー信号形成
部23から供給されるトラッキングエラー信号Stが、
微分回路61及び位相比較部64に供給される。微分回
路61においては、トラッキングエラー信号Stが微分
されて、光学ヘッド42からディスクDKに入射せしめ
られる読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置
の、記録トラックTKを過る方向へのディスクDKに対
する相対移動速度をあらわす信号が得られ、それが入射
位置速度信号SSvとして微分回路61から送出され
る。従って、微分回路61は、トラッキングエラー信号
Stに基づいて、読取用光ビームのディスクDKにおけ
る入射位置の記録トラックTKを過る方向へのディスク
DKに対する相対移動速度をあらわす入射位置速度信号
SSvを得る速度信号形成部を形成していることにな
る。微分回路61から得られる入射位置速度信号SSv
は、スイッチ63における選択接点63aに直接供給さ
れるとともに、スイッチ63における選択接点63b
に、極性反転部62により極性反転され、反転入射位置
速度信号−SSvとして供給される。
の具体構成例においては、トラッキングエラー信号形成
部23から供給されるトラッキングエラー信号Stが、
微分回路61及び位相比較部64に供給される。微分回
路61においては、トラッキングエラー信号Stが微分
されて、光学ヘッド42からディスクDKに入射せしめ
られる読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置
の、記録トラックTKを過る方向へのディスクDKに対
する相対移動速度をあらわす信号が得られ、それが入射
位置速度信号SSvとして微分回路61から送出され
る。従って、微分回路61は、トラッキングエラー信号
Stに基づいて、読取用光ビームのディスクDKにおけ
る入射位置の記録トラックTKを過る方向へのディスク
DKに対する相対移動速度をあらわす入射位置速度信号
SSvを得る速度信号形成部を形成していることにな
る。微分回路61から得られる入射位置速度信号SSv
は、スイッチ63における選択接点63aに直接供給さ
れるとともに、スイッチ63における選択接点63b
に、極性反転部62により極性反転され、反転入射位置
速度信号−SSvとして供給される。
【0046】これとともに、トラッキングエラー信号S
tが供給される位相比較部64には、増幅部22からの
読取出力信号SIも供給される。位相比較部64におい
ては、光学ヘッド42からディスクDKに入射せしめら
れる読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置
が、記録トラックTKを過る方向へのディスクDKに対
する相対移動を行うものとされたもとで、そのとき得ら
れるトラッキングエラー信号Stと読取出力信号SIと
の相互位相差が検出される。光学ヘッド42からディス
クDKに入射せしめられる読取用光ビームのディスクD
Kにおける入射位置が、記録トラックTKを過る方向へ
のディスクDKに対する相対移動を行うものとされたも
とでは、例えば、読取用光ビームのディスクDKにおけ
る入射位置が、ディスクDKに対してその外周縁部側か
ら内周縁部側へと移動しているとき、トラッキングエラ
ー信号Stの位相が読取出力信号SIの位相より略π/
2だけ進んだものとなり、逆に、読取用光ビームのディ
スクDKにおける入射位置が、ディスクDKに対してそ
の内周縁部側から外周縁部側へと移動しているとき、ト
ラッキングエラー信号Stの位相が読取出力信号SIの
位相より略π/2だけ遅れたものとなる。
tが供給される位相比較部64には、増幅部22からの
読取出力信号SIも供給される。位相比較部64におい
ては、光学ヘッド42からディスクDKに入射せしめら
れる読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置
が、記録トラックTKを過る方向へのディスクDKに対
する相対移動を行うものとされたもとで、そのとき得ら
れるトラッキングエラー信号Stと読取出力信号SIと
の相互位相差が検出される。光学ヘッド42からディス
クDKに入射せしめられる読取用光ビームのディスクD
Kにおける入射位置が、記録トラックTKを過る方向へ
のディスクDKに対する相対移動を行うものとされたも
とでは、例えば、読取用光ビームのディスクDKにおけ
る入射位置が、ディスクDKに対してその外周縁部側か
ら内周縁部側へと移動しているとき、トラッキングエラ
ー信号Stの位相が読取出力信号SIの位相より略π/
2だけ進んだものとなり、逆に、読取用光ビームのディ
スクDKにおける入射位置が、ディスクDKに対してそ
の内周縁部側から外周縁部側へと移動しているとき、ト
ラッキングエラー信号Stの位相が読取出力信号SIの
位相より略π/2だけ遅れたものとなる。
【0047】位相比較部64は、トラッキングエラー信
号Stと読取出力信号SIとの相互位相差が、トラッキ
ングエラー信号Stの位相が読取出力信号SIの位相よ
り略π/2だけ進んでいることをあらわすとき、高レベ
ルをとる位相差検出出力信号Ctを発生し、また、トラ
ッキングエラー信号Stと読取出力信号SIとの相互位
相差が、トラッキングエラー信号Stの位相が読取出力
信号SIの位相より略π/2だけ遅れていることをあら
わすとき、低レベルをとる位相差検出出力信号Ctを形
成する。そして、位相比較部64から得られる位相差検
出出力信号Ctが、スイッチ63に制御信号として供給
される。
号Stと読取出力信号SIとの相互位相差が、トラッキ
ングエラー信号Stの位相が読取出力信号SIの位相よ
り略π/2だけ進んでいることをあらわすとき、高レベ
ルをとる位相差検出出力信号Ctを発生し、また、トラ
ッキングエラー信号Stと読取出力信号SIとの相互位
相差が、トラッキングエラー信号Stの位相が読取出力
信号SIの位相より略π/2だけ遅れていることをあら
わすとき、低レベルをとる位相差検出出力信号Ctを形
成する。そして、位相比較部64から得られる位相差検
出出力信号Ctが、スイッチ63に制御信号として供給
される。
【0048】スイッチ63は、位相差検出出力信号Ct
が高レベルをとるとき、可動接点63cが選択接点63
aに接続されて、微分回路61からの入射位置速度信号
SSvを取り出す状態とされ、また、位相差検出出力信
号Ctが低レベルをとるとき、可動接点63cが選択接
点63bに接続されて、極性反転部62からの反転入射
位置速度信号−SSvを取り出す状態とされる。スイッ
チ63により取り出された入射位置速度信号SSvもし
くは反転入射位置速度信号−SSvは、減算部65の一
方の入力端に供給される。
が高レベルをとるとき、可動接点63cが選択接点63
aに接続されて、微分回路61からの入射位置速度信号
SSvを取り出す状態とされ、また、位相差検出出力信
号Ctが低レベルをとるとき、可動接点63cが選択接
点63bに接続されて、極性反転部62からの反転入射
位置速度信号−SSvを取り出す状態とされる。スイッ
チ63により取り出された入射位置速度信号SSvもし
くは反転入射位置速度信号−SSvは、減算部65の一
方の入力端に供給される。
【0049】また、光学ヘッド42に内蔵された位置セ
ンサ16から得られる検出出力信号Spが微分回路66
に供給されるとともに、ディスク変位速度データ格納部
51から取り出された変位速度データDDMが速度信号
形成部67に供給される。微分回路66においては、検
出出力信号Spが微分されて、光学ヘッド42に備えら
れたビーム制御機構13により、ディスクDKに形成さ
れた記録トラックTKを過る方向に移動せしめられる読
取用光ビームのディスクDKに対する移動速度をあらわ
す信号が得られ、それがビーム制御機構速度信号SPv
として微分回路61から送出される。従って、微分回路
66は、検出出力信号Spに基づいて、ビーム制御機構
13によりなされる読取用光ビームのディスクDKにお
ける入射位置の記録トラックTKを過る方向への移動速
度をあらわすビーム制御機構速度信号SPvを得る速度
信号形成部を形成していることになる。微分回路66か
ら得られるビーム制御機構速度信号SPvは、加算部6
8の一方の入力端子に供給される。
ンサ16から得られる検出出力信号Spが微分回路66
に供給されるとともに、ディスク変位速度データ格納部
51から取り出された変位速度データDDMが速度信号
形成部67に供給される。微分回路66においては、検
出出力信号Spが微分されて、光学ヘッド42に備えら
れたビーム制御機構13により、ディスクDKに形成さ
れた記録トラックTKを過る方向に移動せしめられる読
取用光ビームのディスクDKに対する移動速度をあらわ
す信号が得られ、それがビーム制御機構速度信号SPv
として微分回路61から送出される。従って、微分回路
66は、検出出力信号Spに基づいて、ビーム制御機構
13によりなされる読取用光ビームのディスクDKにお
ける入射位置の記録トラックTKを過る方向への移動速
度をあらわすビーム制御機構速度信号SPvを得る速度
信号形成部を形成していることになる。微分回路66か
ら得られるビーム制御機構速度信号SPvは、加算部6
8の一方の入力端子に供給される。
【0050】一方、速度信号形成部67においては、変
位速度データDDMに基づき、ディスクDKのそれにお
ける記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方
向に沿った周期的変位についての変位速度をあらわすデ
ィスク変位速度信号SDvが形成され、そのディスク変
位速度信号SDvが、加算部68の他方の入力端子に供
給される。
位速度データDDMに基づき、ディスクDKのそれにお
ける記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方
向に沿った周期的変位についての変位速度をあらわすデ
ィスク変位速度信号SDvが形成され、そのディスク変
位速度信号SDvが、加算部68の他方の入力端子に供
給される。
【0051】加算部68からは、ビーム制御機構速度信
号SPvとディスク変位速度信号SDvと相互加算が行
われて和信号SPv+SDvが得られ、それが減算部6
5の他方の入力端子に供給される。それにより、減算部
65において、スイッチ63により取り出された入射位
置速度信号SSvもしくは反転入射位置速度信号−SS
vから、ビーム制御機構速度信号SPvとディスク変位
速度信号SDvとが加算されて得られる和信号SPv+
SDvが減算され、それにより得られる減算結果が、光
学ヘッド42のディスクDKに対する移動速度をあらわ
す検出出力信号SHvとして減算部65から、従って、
ヘッド移動速度検出部50から送出される。
号SPvとディスク変位速度信号SDvと相互加算が行
われて和信号SPv+SDvが得られ、それが減算部6
5の他方の入力端子に供給される。それにより、減算部
65において、スイッチ63により取り出された入射位
置速度信号SSvもしくは反転入射位置速度信号−SS
vから、ビーム制御機構速度信号SPvとディスク変位
速度信号SDvとが加算されて得られる和信号SPv+
SDvが減算され、それにより得られる減算結果が、光
学ヘッド42のディスクDKに対する移動速度をあらわ
す検出出力信号SHvとして減算部65から、従って、
ヘッド移動速度検出部50から送出される。
【0052】このようにして光学ヘッド42のディスク
DKに対する移動速度を検出し、検出出力信号SHvを
送出する、図4に示されるヘッド移動速度検出部50の
具体構成例においては、微分回路61からトラッキング
エラー信号Stに基づいて得られる入射位置速度信号S
Svがあらわす、光学ヘッド42からディスクDKに入
射せしめられる読取用光ビームのディスクDKにおける
入射位置の、記録トラックTKを過る方向へのディスク
DKに対する相対移動速度は、光学ヘッド42のディス
クDKに対する移動速度に、ビーム制御機構13により
なされる読取用光ビームのディスクDKにおける入射位
置の記録トラックTKを過る方向への移動速度と、ディ
スクDKのそれにおける記録トラックTKが形成する周
回パターンを過る方向に沿った周期的変位についての変
位速度とが加わったものとなっている。
DKに対する移動速度を検出し、検出出力信号SHvを
送出する、図4に示されるヘッド移動速度検出部50の
具体構成例においては、微分回路61からトラッキング
エラー信号Stに基づいて得られる入射位置速度信号S
Svがあらわす、光学ヘッド42からディスクDKに入
射せしめられる読取用光ビームのディスクDKにおける
入射位置の、記録トラックTKを過る方向へのディスク
DKに対する相対移動速度は、光学ヘッド42のディス
クDKに対する移動速度に、ビーム制御機構13により
なされる読取用光ビームのディスクDKにおける入射位
置の記録トラックTKを過る方向への移動速度と、ディ
スクDKのそれにおける記録トラックTKが形成する周
回パターンを過る方向に沿った周期的変位についての変
位速度とが加わったものとなっている。
【0053】従って、減算部65において、入射位置速
度信号SSvもしくは反転入射位置速度信号−SSvか
らビーム制御機構速度信号SPvとディスク変位速度信
号SDvとが加算されて得られる和信号SPv+SDv
が減算され、その減算結果として得られる検出出力信号
SHvは、光学ヘッド42のディスクDKに対する移動
速度に、ビーム制御機構13によりなされる読取用光ビ
ームのディスクDKにおける入射位置の記録トラックT
Kを過る方向への移動速度と、ディスクDKのそれにお
ける記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方
向に沿った周期的変位についての変位速度とが加わった
ものとされる、光学ヘッド42からディスクDKに入射
せしめられる読取用光ビームのディスクDKにおける入
射位置の、記録トラックTKを過る方向へのディスクD
Kに対する相対移動速度から、ビーム制御機構速度信号
SPvがあらわす、ビーム制御機構13によりなされる
読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置の記録
トラックTKを過る方向への移動速度と、ディスク変位
速度信号SDvがあらわす、ディスクDKのそれにおけ
る記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方向
に沿った周期的変位についての変位速度とが減じられて
得られる、光学ヘッド42のディスクDKに対する移動
速度をあらわすものとなる。
度信号SSvもしくは反転入射位置速度信号−SSvか
らビーム制御機構速度信号SPvとディスク変位速度信
号SDvとが加算されて得られる和信号SPv+SDv
が減算され、その減算結果として得られる検出出力信号
SHvは、光学ヘッド42のディスクDKに対する移動
速度に、ビーム制御機構13によりなされる読取用光ビ
ームのディスクDKにおける入射位置の記録トラックT
Kを過る方向への移動速度と、ディスクDKのそれにお
ける記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方
向に沿った周期的変位についての変位速度とが加わった
ものとされる、光学ヘッド42からディスクDKに入射
せしめられる読取用光ビームのディスクDKにおける入
射位置の、記録トラックTKを過る方向へのディスクD
Kに対する相対移動速度から、ビーム制御機構速度信号
SPvがあらわす、ビーム制御機構13によりなされる
読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置の記録
トラックTKを過る方向への移動速度と、ディスク変位
速度信号SDvがあらわす、ディスクDKのそれにおけ
る記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方向
に沿った周期的変位についての変位速度とが減じられて
得られる、光学ヘッド42のディスクDKに対する移動
速度をあらわすものとなる。
【0054】上述の如くに、図1に示されるヘッド移動
速度検出部50及びディスク変位速度データ格納部51
により構成される本発明に係るディスクプレーヤのヘッ
ド移動速度検出装置の一例においては、光学ヘッド42
あるいはヘッド駆動部15等に付設される格別の速度セ
ンサが用いられることなく、光学ヘッド42のディスク
DKに対する移動速度が適正に検出されることになる。
速度検出部50及びディスク変位速度データ格納部51
により構成される本発明に係るディスクプレーヤのヘッ
ド移動速度検出装置の一例においては、光学ヘッド42
あるいはヘッド駆動部15等に付設される格別の速度セ
ンサが用いられることなく、光学ヘッド42のディスク
DKに対する移動速度が適正に検出されることになる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置にあっ
ては、中央部を包囲した多数の周回パターンを形成する
記録トラックが設けられ、中央部を中心にして回動せし
められるディスクに、光ビームを入射させるとともにそ
の光ビームを記録トラックを過る方向に移動させて制御
するビーム制御機構を有した光学ヘッド部を備えたディ
スクプレーヤにおいて、光学ヘッド部が、ディスクに対
して記録トラックが形成する周回パターンを過る方向に
移動せしめられる状態をとるとき、その際に得られる、
光ビームのディスクへの入射位置の記録トラックを過る
方向におけるディスクに対する相対移動速度をあらわす
入射位置速度信号,ビーム制御機構による光ビームの記
録トラックを過る方向における移動の速度をあらわすビ
ーム制御機構速度信号、及び、ディスクの記録トラック
が形成する周回パターンを過る方向における変位の速度
をあらわすディスク変位速度信号についての演算処理が
行われることにより、光学ヘッド部のディスクにおける
記録トラックが形成する周回パターンを過る方向への移
動速度をあらわす信号が得られる。
係るディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置にあっ
ては、中央部を包囲した多数の周回パターンを形成する
記録トラックが設けられ、中央部を中心にして回動せし
められるディスクに、光ビームを入射させるとともにそ
の光ビームを記録トラックを過る方向に移動させて制御
するビーム制御機構を有した光学ヘッド部を備えたディ
スクプレーヤにおいて、光学ヘッド部が、ディスクに対
して記録トラックが形成する周回パターンを過る方向に
移動せしめられる状態をとるとき、その際に得られる、
光ビームのディスクへの入射位置の記録トラックを過る
方向におけるディスクに対する相対移動速度をあらわす
入射位置速度信号,ビーム制御機構による光ビームの記
録トラックを過る方向における移動の速度をあらわすビ
ーム制御機構速度信号、及び、ディスクの記録トラック
が形成する周回パターンを過る方向における変位の速度
をあらわすディスク変位速度信号についての演算処理が
行われることにより、光学ヘッド部のディスクにおける
記録トラックが形成する周回パターンを過る方向への移
動速度をあらわす信号が得られる。
【0056】従って、本発明に係るディスクプレーヤの
ヘッド移動速度検出装置によれば、光学ヘッド部あるい
は光学ヘッド部に対する駆動手段に付設される格別の速
度センサを用いることなく、光学ヘッド部のディスクに
おける記録トラックが形成する周回パターンを過る方向
への移動速度を適正に検出することができることにな
る。
ヘッド移動速度検出装置によれば、光学ヘッド部あるい
は光学ヘッド部に対する駆動手段に付設される格別の速
度センサを用いることなく、光学ヘッド部のディスクに
おける記録トラックが形成する周回パターンを過る方向
への移動速度を適正に検出することができることにな
る。
【図1】本発明に係るディスクプレーヤのヘッド移動速
度検出装置の一例が適用された光学式ディスクプレーヤ
を示すブロック接続図である。
度検出装置の一例が適用された光学式ディスクプレーヤ
を示すブロック接続図である。
【図2】図1に示される光学式ディスクプレーヤにおい
て得られる読取出力信号の説明に供される波形図であ
る。
て得られる読取出力信号の説明に供される波形図であ
る。
【図3】図1に示される光学式ディスクプレーヤにおけ
る目標アドレス情報の説明に供される相関図である。
る目標アドレス情報の説明に供される相関図である。
【図4】本発明に係るディスクプレーヤのヘッド移動速
度検出装置の具体例を示すブロック接続図である。
度検出装置の具体例を示すブロック接続図である。
【図5】ディスクにおける記録フォーマットの説明に供
される概念図である。
される概念図である。
【図6】図5に示されるディスクに形成された記録トラ
ックにおける記録フォーマットの説明に供される概念図
である。
ックにおける記録フォーマットの説明に供される概念図
である。
13 ビーム制御機構 15 ヘッド駆動部 16 位置センサ 17,18,27,52,63 スイッチ 23 トラッキングエラー信号形成部 26 クロック再生部 29 デコーダ 30 プログラム情報処理部 31 アドレス情報再生部 35 制御ユニット 36 目標アドレス設定部 37 ヘッド駆動信号形成部 38 トラッキング制御信号形成部 40 ディスク装着部 41 ディスク駆動部 42 光学ヘッド 50 ヘッド移動速度検出部 51 ディスク変位速度データ格納部 61,66 微分回路 62 極性反転部 64 位相比較部 65 減算部 67 速度信号形成部 68 加算部 DK ディスク
Claims (1)
- 【請求項1】中央部を包囲した多数の周回パターンを形
成する記録トラックが設けられ、上記中央部を中心にし
て回動せしめられるディスクに、光ビームを入射させる
とともに該光ビームを上記記録トラックを過る方向に移
動させて制御するビーム制御機構を有し、上記ディスク
に対して上記記録トラックが形成する周回パターンを過
る方向に移動せしめられる状態をとる光学ヘッド部を備
えたディスクプレーヤにおいて形成されるトラッキング
エラー信号に基づき、上記光ビームの上記ディスクへの
入射位置の上記記録トラックを過る方向における上記デ
ィスクに対する相対移動速度をあらわす入射位置速度信
号を得る第1の速度信号形成部と、 上記光学ヘッド部におけるビーム制御機構の作動位置を
あらわす位置検出信号に基づき、上記ビーム制御機構に
よる上記光ビームの記録トラックを過る方向における移
動の速度をあらわすビーム制御機構速度信号を得る第2
の速度信号形成部と、 上記ディスクの回動に伴って生じる該ディスクの上記記
録トラックが形成する周回パターンを過る方向における
変位の速度をあらわす変位速度データを保持したデータ
保持部と、 該データ保持部からの変位速度データに基づくディスク
変位速度信号を得る第3の速度信号形成部と、 上記第1の速度信号形成部により得られる入射位置速度
信号から、上記第2の速度信号形成部により得られるビ
ーム制御機構速度信号と上記第3の速度信号形成部によ
り得られるディスク変位速度信号とを減算し、上記光学
ヘッド部の上記周回パターンを過る方向への移動速度を
あらわす信号を得る信号演算部と、を備えて構成される
ディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1446892A JPH05210853A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1446892A JPH05210853A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05210853A true JPH05210853A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11861894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1446892A Pending JPH05210853A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ディスクプレーヤのヘッド移動速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05210853A (ja) |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP1446892A patent/JPH05210853A/ja active Pending
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