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JPH05208694A - 車両用パワーユニット - Google Patents

車両用パワーユニット

Info

Publication number
JPH05208694A
JPH05208694A JP18287892A JP18287892A JPH05208694A JP H05208694 A JPH05208694 A JP H05208694A JP 18287892 A JP18287892 A JP 18287892A JP 18287892 A JP18287892 A JP 18287892A JP H05208694 A JPH05208694 A JP H05208694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
unit
case
vehicle
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18287892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Terada
保男 寺田
Koichi Sugioka
浩一 杉岡
Yoshimi Osanai
芳美 長内
Kunio Yahagi
邦夫 矢萩
Yoshinori Kawashima
芳徳 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP18287892A priority Critical patent/JPH05208694A/ja
Priority to FR9307313A priority patent/FR2692646B1/fr
Priority to CN 93107191 priority patent/CN1042015C/zh
Publication of JPH05208694A publication Critical patent/JPH05208694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力発生部と動力伝達部とから成るパワーユ
ニットにおいて、前記動力発生部の熱、振動が動力伝達
部側に伝わるのを極力防止する。 【構成】 動力発生手段を収納する動力発生部と、前記
動力発生手段の動力を変速する動力伝達手段を収納する
動力伝達部とを備えた車両用パワーユニットにおいて、
前記動力伝達部に前記動力発生部の収納空間を形成する
とともに動力伝動部に対して動力発生部を離間保持し、
前記動力発生部と動力伝達部との間に振動吸収部材を介
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用パワーユニットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車、三輪車等の小型車両では、
エンジンやモーター等の動力発生部と、動力伝達手段を
収納する動力伝達部とを結合し、パワーユニットとして
車体に搭載しているものがある。そしてこのようなパワ
ーユニットでは、動力発生部と動力伝達部との間に振動
吸収部材を設け、動力発生部で発生する音、振動が動力
伝達部に伝わらないようにしたものがある。(例えば実
開昭62ー24030号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのようなユニ
ット式パワーユニットでは、動力発生部と動力伝達とが
面で接触し、しかもその接触面積は大きく、このように
大きな接触面で動力発生部と動力伝動部とが接触してい
ると、両者の間に振動吸収部材を設けても十分にに防振
を行うことができないという不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、動力発生手段を収納する動力発生部と、前記
動力発生手段の動力を伝達する動力伝達手段を収納する
動力伝達部とを備えた車両用パワーユニットにおいて、
前記動力伝達部に前記動力発生部を離間保持する収納空
間を形成するとともに前記動力発生部と動力伝達部との
間に振動吸収部材を介設したことを特徴とする。
【0005】
【作用】動力伝達ケースで動力発生部を離間保持して動
力発生部と動力伝達部が面接触しないようにしたので、
従来のように動力発生部の振動が面を介して動力伝達に
伝わることがない。しかも動力発生部と動力伝達部との
間に振動吸収部材を介設するので効果的に防振を行うこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。先ず、図1は本発明の車両用パワーユ
ニットを搭載した小型自動二輪車(スクーター)を示
し、図中、1はパワーユニット、2は動力発生部である
エンジン、3は動力伝達部である伝達部ケース、4はエ
ンジンより延出する排気管、5は排気管の後部に取付け
たマフラーを示す。
【0007】図2はパワーユニットの左側面図、図3は
パワーユニットの右側面図、図4はパワーユニットの内
部展開図、図5は同要部断面図を示す。エンジン2はシ
リンダ10、クランクケース11等からなり、図5に示
すようにクランクケース11は左右の半体11a、11
bを接合して構成し、この上部にシリンダ10を取付け
る。又、シリンダ10の上部にはシリンダヘッド13を
取付け、このシリンダヘッド13には点火プラグ14を
設ける。前記シリンダ10内にはピストン16を摺動自
在に配置し、このピストン16とクランク軸17とをコ
ンロッド18で連結する。
【0008】前記エンジン2は、伝動部ケース20で支
持されており、この伝動部ケース20は、左ケース21
と、右ケース22で構成し、更に左ケースは第1ケース
23と、第2ケース24で構成する。図5に示すように
前記左右のケース21、22の間にはエンジン2の収納
空間Sが形成され、エンジン2がこの空間S内に収納さ
れる。又、左右のケース21、22には互いの方向にフ
ランジ部F1、F2を形成し、このフランジ部F1、F
2の先端を当接させ、左右ケース21、22の取付剛性
を向上させている。前記クランクケース11には挿通孔
25を形成し、左ケース21の壁部21aと、右ケース
22の壁部22aには前記挿通孔25に対応させて夫々
挿通孔21b、22bを形成する。そしてこれらの挿通
孔25、21b、22bにはボルトB1を挿通し、この
ボルトB1の両端を振動吸収材としてのラバーブッシュ
27、及びカラー28を介して壁部21a、22aで支
持し、もってエンジン2を伝動部ケース20側でフロー
ティング支持する。これら挿通孔21a、22a、2
5、ラバーブッシュ27、カラー28、ボルトB1等で
エンジン2の取付部30を構成する。図2に示すように
取付部30はクランク軸17を中心に120度ずつの等
間隔で3ヶ所設け、且つこれらの取付部30、30、3
0はエンジン2の主加振力方向の線Lを中心に左右対称
に配置し、これらの構造により振動吸収性を向上させる
ようにする。尚、取付部30、30、30は等間隔に形
成されているので、ボルトB1、B1、B1を外し、エ
ンジン2を120度前方、もしくは後方に回転させ、再
度ボルトB1、B1、B1で締め付けることでエンジン
2の伝動部ケース20に対する角度を変更させることが
可能となる。
【0009】前記右ケース22内にはACG32を配置
し、このACG32をボルトB2を介してクランクケー
ス11に取付ける。又、右ケース22内には点火パルサ
ー33を配置し、この点火パルサー33に設けた取付フ
ランジ33aをボルトB3を介してクランクケース側の
ステー34に取付ける。前記伝動部ケ−ス20内には図
4に示すように伝達機構35を設け、本実施例の伝達機
構35は次のような構成になっている。即ち、伝動部ケ
ース20内にはクランク軸17が突出しており、このク
ランク軸17のケ−ス20内に臨む部分には駆動プ−リ
37を設け、この駆動プ−リ37はクランク軸17端に
嵌着された皿状の固定フェ−ス37aと、該固定フェ−
ス37aと対面するようにクランク軸17上で軸方向に
摺動自在に設けられた皿状の可動フェ−ス37bから成
る。一方、伝動部ケ−ス20の後部には入力軸40、中
間軸41、車軸42を回転自在に配置し、入力軸40に
は被動プ−リ43を設ける。この被動プ−リ43は入力
軸40に固定される皿状の固定フェ−ス40aと、入力
軸40に回転自在に設けられ、入力軸40上を摺動可能
な可動フェ−ス40bから成り、この被動プ−リ43と
前記駆動プ−リ37との間にはVベルト44を掛装す
る。入力軸40の端部にはギヤ45を設け、このギヤ4
5を中間軸41に設けたギヤ46に螺合し、中間軸41
に設けたギヤ47は車軸42に設けたギヤ48に螺合す
る。従ってクランク軸17の回転は駆動プーリ37から
Vベルト44を介して入力軸40に伝わり、ここからギ
ヤ45,46を介して中間軸41に伝わり、更にギヤ4
7,48を介して車軸42に伝わり、後輪が回転する。
尚、伝動部ケース20には、ウォーターポンプ(図示せ
ず)を設け、クランクシャフト17とベルトチェーンで
連結する。
【0010】前記左右のケース21、22には図5に示
すようにフランジF3、F4を形成し、このフランジF
3、F4に形成した孔21c、22cにラバーブッシュ
付きカラー49を介してボルトB4を嵌合し、このボル
トB4で図1に示すように前端が車体フレームに枢支さ
れる揺動リンク38の後端側を枢支する。
【0011】図3に示すようにマフラー5の上部にはブ
ラケット50を取付け、一方、前記伝動部ケース20の
右ケース22にはフランジ51、51を設け、このフラ
ンジ51、51とブラケット50とをボルトB5、B5
で締着する。又、マフラー5の前部にはブラケット60
を取付け、前記伝動部ケース20の右ケース22にフラ
ンジ61を設け、このフランジ61と前記ブラケット5
とをボルトB7で締着し、以上によりマフラー5を伝動
部ケース20で支持する。図6は図1のA部分の拡大一
部断面図であり、この図に示すように排気管4は上流側
管4a、下流側管4bから成り、上流側管4aの下流側
外周には取付けリング4cを溶着する。下流側管4bは
その上流側側が絞られて内パイプ4dを構成しており、
この内パイプ4dの基部には取付けリング4eを溶着す
る。前記両取付けリング4c、4dには蛇腹状の外パイ
プ4fの両端部を溶接し、内パイプ4dと外パイプ4f
との間にはメッシュ体4gを設ける。前記内パイプ4d
と上流側管4aとの間には隙間S2を形成し、下流側管
4bは上流側管4aにフローティング支持される。
【0012】以上に於いて、本実施例では振動源である
エンジン2を取付部30…を介してで離間保持し、エン
ジン2伝動部ケース20が面接触しないようにしたの
で、従来のようにエンジン2側の振動が面を伝わって広
く伝動部ケース20に伝わることがなく、又、エンジン
2側の熱が直接伝動部ケース20側に伝わることもな
い。しかもエンジン2を離間保持する前記取付部30に
振動吸収部材であるラバーブッシュ27を介設するので
効果的に防振を行うことができる。
【0013】次に本発明の別実施例について説明する。
図7は別実施例に係る車両用パワーユニットを搭載した
小型自動二輪車で、図中、51は車体フレ−ム、52は
前輪、53は後輪、54はハンドルパイプを示し、この
小型自動二輪車は上部にル−フ55を取付けている。P
はパワーユニットで、このパワーユニットPは車体フレ
−ム51から後方へ延出する支持フレ−ム57に前端側
が揺動自在に支持されている。図8はパワーユニットP
の内部展開図、図9は同分解斜視図を示す。
【0014】これらの図中、110はシリンダ、111
はシリンダ110内に摺動自在に配置したピストン、1
12はクランクケ−ス113内に回転自在に配置したク
ランク軸で、前記シリンダ110とクランクケ−ス11
3は左右のケ−ス半体115,116をガスケット11
7を介して結合して成る。尚、ガスケット117は液体
パッキンとしてもよい。
【0015】前記クランクケ−ス113の周囲には伝動
部ケ−ス20を配置し、この伝動部ケース20は左ケー
ス119と右ケース120からなり、このケ−ス120
内にはACG121を設ける。前記左ケ−ス119は半
体123,124から成り、図9では半体123のみを
図示している。この左ケ−ス119内には伝達機構12
5を設け、本実施例の伝達機構125は次のような構成
になっている。左ケース19の半体123内にはクラン
ク軸112が突出しており、このクランク軸112の左
ケ−ス119内に臨む部分には駆動プ−リ127が設け
られ、この駆動プ−リ127はクランク軸112端に嵌
着された皿状の固定フェ−ス127aと、該固定フェ−
ス127aと対面するようにクランク軸112上で軸方
向に摺動自在に設けられた皿状の可動フェ−ス127b
から成る。
【0016】可動フェ−ス127bの背面側にはクラン
ク軸112に対して回転自在な筒部材129を設け、こ
の筒部材129の外周には移動部材130の内周を螺合
する。該移動部材130の外周にはねじ部130aを形
成し、このねじ部130aをウォ−ム132に螺合し、
ウォ−ム132はモ−タMの回転軸M1に固着したウォ
−ムホイ−ル133に螺合する。ウォーム132及びモ
ーターM等の可動プーリーユニットはラバー100を介
して左ケース119の半体123に弾性的に支持され、
モーターMにより所定変速値を得るようにしたので、エ
ンジンの回転数上昇を抑止し、エンジンの振動を抑える
事ができ、後述するラバーブッシュや緩衝材148、1
49による振動吸収部材の弾性力を充分に発揮できるエ
ンジン回転数の設定が容易になる。
【0017】一方、左ケ−ス119の後部には入力軸1
35、中間軸136、車軸137を回転自在に配置し、
入力軸135には被動プ−リ138を設ける。この被動
プ−リ138は入力軸135に固定される皿状の固定フ
ェ−ス138aと、入力軸135に回転自在に設けら
れ、入力軸135上を摺動可能な可動フェ−ス138b
から成り、この被動プ−リ138と前記駆動プ−リ12
7との間にはVベルト139を掛装する。
【0018】入力軸135の端部にはギヤ140を設
け、このギヤ140を中間軸136に設けたギヤ141
に螺合し、中間軸136に設けたギヤ142は車軸13
7に設けたギヤ143に螺合する。従ってクランク軸1
12の回転は駆動プーリー127からVベルト139を
介して入力軸135に伝わり、ここからギヤ140,1
41を介して中間軸136に伝わり、更にギヤ142,
143を介して車軸137に伝わり、後輪53が回転す
る。次に図8、図9、図10、図11を用いてケース1
13のケ−ス半体115,116、左ケ−ス119、A
CG21等の組付け構造について説明する。先ず、ケ−
ス半体115,116外周にはボス部145…、ボス部
146…を形成し、これらのボス部145…、146…
に夫々ボルト孔145a、146aを形成する。ボルト
孔145aは本実施例では3個形成し、これらのボルト
孔145a…はクランク軸113の軸中心を中心に12
0度ずつ離間して等間隔で形成され、各ボルト孔145
aには図11に示すようにラバーブシュ154を挿入す
る。左ケ−ス119の半体123及び右ケ−ス120に
もボルト孔119a…,120a…を形成し、これらの
ボルト孔119a… ,120a…もクランク軸112
の軸中心を中心に120度ずつ離間して等間隔に形成す
る。ケ−ス半体115 ,116の間には前述のように
ガスケット117を配置し、又ケ−ス半体115と左ケ
−ス119との間にはゴム製の緩衝材148を配置し、
更にケ−ス半体116と右ケ−ス120との間にもゴム
製の緩衝材149を配置し、この状態でボルト孔119
a ,145a ,146a ,及びねじ孔120aにボ
ルト151を挿入螺合し、これらを締付けることで左ケ
−ス119の半体123、ケ−ス半体115 ,116
及び右ケ−ス120を固定する。ケ−ス半体115 ,
116の下端側のボス部145 ,146は離間してお
り、両ボス部145 ,146の間には図8に示すよう
にカラ−152を配置し、このカラ−152内にボルト
151を挿入し、両ボス部145、146のボス孔14
5a、146a内にラバーブシュ154が夫々螺合さ
れ、ボルト151に対してクランクケース半体115、
116を浮動支持する。尚、本実施例ではケ−ス半体の
ボス孔145aの周囲にボルトのねじ孔145b ,1
45bを夫々形成し、これらのボルト孔145b ,1
45bとボス孔145aとで1組を成し、夫々の組はク
ランク軸112の軸中心を中心に120度ずつ均等に離
間して形成する。又、図10に示すように夫々の組はエ
ンジンの主加振力方向の線Lを中心に左右対称に配置
し、振動吸収性を向上させている。前記ボルト孔145
b ,145bに合わせて左ケ−ス119のボルト孔1
19aの周囲に2つのボルト孔119b ,119bを
形成し、これらのボルト孔119b ,145bにラバ
ーブッシュ付ボルト153を挿入螺合する。これらのボ
ルト153…は伝動ケ−ス119とケ−ス半体115と
の間の緩衝部材148の取付剛性を調整するためのもの
である。
【0019】一方、ケ−ス半体115の左ケ−ス119
側ケース壁面にには3つの開口115c…を形成し、こ
の開口115c…もクランク軸112の軸中心を中心に
120度ずつ離間して等間隔に形成する。又、緩衝材1
48には開口115cと同形状の開口148aを1つ形
成する。組付状態では図8に示すように緩衝材148の
開口148aはケ−ス半体115の一番上の開口115
cと重なって両者は連通し、又、開口148aは伝動ケ
−ス119に形成した吸気通路119dとも連通する。
吸気通路119d中にはリ−ドバルブ154を設け、
又、この吸気通路119dの端部は吸気管155に連通
する。以上の如き構成のパワーユニットPは揺動リンク
57に支持され、一端が車体側に軸支され、図9に示す
ように左ケース119下部及び右ケース120の下部に
形成したボルト孔119eにラバーブッシュ付カラ−1
19fを嵌合し、揺動リンク57の後端のパイプ57a
に挿入するボルト57Cをカラ−119f内に挿入して
ナット57dにて締付けて軸支部としている。尚、揺動
リンク57の車体側軸支部も同様である。
【0020】この本実施例のパワーユニットでもボルト
151…をボルト孔119a ,145a ,146a
,ねじ孔120aから外し、又、ボルト153…をボ
ルト孔119b ,及びねじ孔145bから外せば、ク
ランクケ−ス半体115 ,116は伝動部ケース12
0に対してクランク軸の周方向に回転可能となる。
【0021】又、本実施例ではケ−ス半体115と左ケ
−ス119の間に緩衝材148を設けるとともにケ−ス
半体116と右ケ−ス120の間に緩衝材149を設
け、クランク軸112を左ケース19のケース半体12
3に設けたクランク挿通用開口123Aに隙間を介して
挿入し、伝動ケース119内の伝達機構125に連結し
たので、クランクケ−ス半体115 ,116内部で生
じる振動が左ケ−ス119、右ケ−ス120側に伝わる
のを防止することができ、騒音を低下させることができ
る。尚、本実施例ではケ−ス半体115 ,116のボ
ルト孔115a ,116a及び開口115cを120
度毎に形成したが、これはもちろん何度でも良く、要は
等間隔に形成してあれば良い。
【0022】図12は別実施例を示し、このパワーユニ
ットは電動モーターで構成する。図中、160はモータ
ーシャフト、161はコイルを巻装した極161aを有
するステーター、162はローターで、これらは動力部
ケース163で囲繞されている。前記ケース163は、
内ケース165と、左右の半体で形成される外ケース1
66とから成り、内ケース165に形成した孔168に
ラバーブッシュ170の外径部171を嵌合するととも
に内径部172に挿通したボルト173を外ケース16
6に形成した孔174に挿通してナット175で締付
け、以上により内ケース165と外ケース166を組み
付ける。外ケース166は左ケース166aと、右ケー
ス166bから成り、左ケース166aと右ケース16
6bとは互いの壁部166cと166bを当接させ、ボ
ルト167で締め付けて接合する。ケース166aと、
166bには合わせ面Aを挟んで左右にスイングピボッ
ト177、177を形成し、前実施例同様車体側に枢支
する。前記左ケース166aの側方には伝達部ケース1
78を設け、この伝達部ケース178は左右の半体18
0、181からなり、本実施例では右側の半体181の
一部は外ケース166と一体に形成する。前記モーター
シャフト160の端部には駆動プーリー183を設け、
この駆動プーリー183はドライブシャフト185端部
に設けた被駆動プーリー186にVベルト187を介し
て連結する。尚、図中、190はエンジンブレーキ用ク
ラッチ、191は発進用メインクラッチを示し、これ以
外の構造は前実施例と同様である。この実施例によれ
ば、モーターのマグネットローター162とステータ1
61の極161a間に発生した磁振動をラバーブッシュ
170で遮断する事ができる。尚、図13に示すように
前記ケース163をメイン部163aと、蓋部163b
とで構成し、スイングピボット177をメイン部163
aに形成すれば、メイン部163aを車体側に枢支した
ままモーターのメンテナンスを行なえ、便利である。
【0023】図14、15は更なる別実施例を示し、図
14中、200はヘッドパイプ、201はメインフレー
ム、202はダウンフレーム、203はロアフレーム、
204はエンジン、205は伝動部ケースを示す。前記
伝動部ケース205の前下部には前方へ延出する左右一
対のステー207、207を形成し、このステー20
7、207の先端には前方に延出する前部ステー20
8、208を一体的に形成する。又、伝動部ケース20
5の前上部には同じく左右一対のステー209、209
を形成し、前記ステー207と、ステー208と前部ス
テーには第1実施例と同じくボルト、ラバーブッシュ、
カラー等から成る取付部211、211、211を設
け、これらの取付部211、211、211を介してエ
ンジン204を伝動部ケース205に対してフローティ
ング支持する。前記取付部211、211、211は図
14に示すようにエンジンの主加振力載線Lに対して左
右対称に配置する。前記伝動部ケース205の後部に
は、支持部213、213を形成し、この支持部21
3、213をボルトB6、B6を介してメインフレーム
201、ロアフレーム203で固定する。又、前記前部
ステー208にも支持部213を形成し、この支持部を
ボルトB7を介してダウンフレーム202に固定する。
【0024】図15に示すように伝動部ケース205に
は取付孔215を形成し、この取付孔215には軸受2
16を配置し、該軸受216内には中間軸219を回転
自在に設ける。この中間部219にはプライマリーギヤ
221を固設し、このプライマリーギヤ221はクラン
ク軸222に固設したドライブギヤ223に噛合する。
前記プライマリーギヤ221は、中間軸219に一体に
固定されたアウター部材217と、ギヤを周端面に形成
したインナ部材218と、アウター部材217とインナ
部材216との間に介設された弾性部材225とから成
り、ドライブギヤ223からプライマリーギヤ221へ
の振動を吸収する。前記図15に示すように前記プライ
マリーギヤ221は出力軸228に固設した出力ギヤ2
26に噛合し、出力軸228に固設したスプロケット2
27と後輪車軸に固設したスプロケット229との間に
はチェーン224を掛装する。
【0025】図16は更なる別実施例を示し、直列多気
筒エンジンのクランクケース230を伝動部ケース23
1で支持しており 、クランクケース230は上下のケ
ース230a、230bから成り、伝動部ケース231
も上下のケース231a、231bから成る。クランク
ケース231は伝動部ケース231の前部に形成した収
納空間Sに離間収納され、且つ取付部232、232、
232を介して伝動部ケース231にゴム製等の緩衝材
を介して浮動可能に支持されている。この実施例でも収
納空間Sによりクランクケース230(動力発生部側)
の熱が伝動部ケース231(動力伝達部側)へ伝達され
るのを防止でき、遮熱機能も向上する。
【0026】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、動
力発生部と動力伝達部とを離間保持して動力発生部と動
力伝達部との間に振動吸収部材を介設したので、動力発
生部から動力伝達部への振動の伝達を防止できるととも
に騒音の低減化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図
【図2】パワーユニットの左側面図
【図3】パワーユニットの右側面図
【図4】パワーユニットの内部展開図
【図5】パワーユニットの要部縦断面図
【図6】図1のA部分の拡大断面図
【図7】別実施例に係る自動二輪車の側面図
【図8】別実施例のパワーユニットの内部展開図
【図9】別実施例のパワーユニットの分解斜視図
【図10】別実施例のパワーユニットの側面図
【図11】別実施例のボス部の拡大図
【図12】別実施例のパワーユニットの内部展開図
【図13】別実施例の動力部の断面図
【図14】別実施例の自動二輪車の要部側面図
【図15】図14の要部平面図
【図16】パワーユニットの概略分解図
【符号の説明】
2…動力発生部、3…動力伝達部、27…振動吸収部
材、30…取付部、S…収納空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 77/00 B 8614−3G (72)発明者 矢萩 邦夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 川島 芳徳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力発生手段を収納する動力発生部と、
    前記動力発生手段の動力を伝達する動力伝達手段を収納
    する動力伝達部とを備えた車両用パワーユニットにおい
    て、前記動力伝達部に前記動力発生部を離間保持する収
    納空間を形成するとともに前記動力発生部と動力伝達部
    との間に振動吸収部材を介設したことを特徴とする車両
    用パワーユニット。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達部を構成する分離接合可能
    な保持部材により前記動力発生部を囲繞する前記収納空
    間を離間形成したことを特徴とする前記請求項1に記載
    の車両用パワーユニット。
  3. 【請求項3】 前記動力発生部はモーターシャフトの外
    周にローターとステーターを有する電動モーターである
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の車両用パワーユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 エンジンのシリンダ内のピストンの往復
    運動をクランクシャフトに回転運動として伝える動力発
    生部と、この動力発生部の回転を動力伝達手段にて伝達
    する動力伝達部とから成る車両用パワーユニットにおい
    て、前記動力発生部を前記動力伝達部に対して複数の振
    動吸収部材を介して支持するとともに該振動吸収部材を
    エンジンの主加振力方向に対して略左右対称に配置した
    ことを特徴とする車両用パワーユニット。
  5. 【請求項5】 前記動力発生部に回転検出手段を一体的
    に配置したことを特徴とする前記請求項1乃至請求項4
    に記載の車両用パワーユニット。
  6. 【請求項6】 前記動力発生部を前記動力伝達部に対し
    てクランクシャフトと直交する方向に取付角度可変に取
    付けたことを特徴とする前記請求項4に記載の車両用パ
    ワーユニット。
JP18287892A 1991-06-18 1992-06-18 車両用パワーユニット Pending JPH05208694A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18287892A JPH05208694A (ja) 1991-06-18 1992-06-18 車両用パワーユニット
FR9307313A FR2692646B1 (fr) 1992-06-18 1993-06-17 Bloc-moteur pour véhicules, notamment pour cyclomoteurs.
CN 93107191 CN1042015C (zh) 1992-06-18 1993-06-17 车辆的动力装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17323991 1991-06-18
JP3-173239 1991-06-18
JP18287892A JPH05208694A (ja) 1991-06-18 1992-06-18 車両用パワーユニット

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JPH05208694A true JPH05208694A (ja) 1993-08-20

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ID=26495299

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JP18287892A Pending JPH05208694A (ja) 1991-06-18 1992-06-18 車両用パワーユニット

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JP (1) JPH05208694A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216963A (ja) * 2007-05-31 2007-08-30 Yamaha Motor Co Ltd スクータ型自動二輪車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216963A (ja) * 2007-05-31 2007-08-30 Yamaha Motor Co Ltd スクータ型自動二輪車

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Effective date: 20010518