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JPH05202872A - スクロール圧縮機の給油装置 - Google Patents

スクロール圧縮機の給油装置

Info

Publication number
JPH05202872A
JPH05202872A JP1472592A JP1472592A JPH05202872A JP H05202872 A JPH05202872 A JP H05202872A JP 1472592 A JP1472592 A JP 1472592A JP 1472592 A JP1472592 A JP 1472592A JP H05202872 A JPH05202872 A JP H05202872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
discharge
scroll
oil sump
sump container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1472592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sakurai
和夫 櫻井
Takahiro Tamura
貴寛 田村
Shigeji Miyake
成志 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1472592A priority Critical patent/JPH05202872A/ja
Publication of JPH05202872A publication Critical patent/JPH05202872A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】密閉形スクロール圧縮機と油溜め容器10とか
らなり、油溜め容器10の上部内側に円筒部18を形成
した二重円筒構造として、内側円筒部18内に冷凍サイ
クルへ導く吐出口16を設け、スクロール圧縮機の吐出
接続口13と吐出配管16を介して接続する接続口15
を内側円筒部18側面内に1個あるいは複数個設ける。 【効果】圧縮された冷媒ガス中に含まれる油を分離でき
るため、油上り量を効果的に防止できるため、サイクル
管内等の圧力損失を低下させることができ、油確保が出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉形スクロール圧縮機
の油分離装置に係り、特に、分離効率の向上に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】密閉形スクロール圧縮機の油分離装置
は、例えば、特開平1−285689 号公報に記載されてい
る。従来、この種の密閉形スクロール圧縮機の油分離
は、スクロール圧縮機により圧縮された冷媒ガスは流入
口より油分離室に流入し、油分離室内を流出口に向って
流れる。その際、デミスタが仕切板によって複数個に分
割されているので、分割された各デミスタを、順次、通
路しうる。そして、潤滑油が分離された冷媒ガスは流出
口より吐出管に流れ、潤滑油はデミスタを滴下し、回収
通路を通って油溜めに戻る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の密閉形
スクロール圧縮機の油分離装置は、デミスタ内部で分離
された多量の油が、冷媒ガスでデミスタ上部へと押し出
され、デミスタ上部に溜まり出し、一定以上になると冷
媒ガスと一緒に持っていかれ、吐出管より吐出されるた
め、配管内等で油の粘性による圧力損失が大きいという
問題があった。更に、圧縮機内の油が吐出されるので、
圧縮機内の潤滑油が減少し、信頼性に欠けるという問題
があった。
【0004】又、デミスタで分離された油の落ちる方向
と、ガスの流れる方向が逆のため、デミスタ内で油によ
る目づまりを起し、このような状態でガスが油を押上げ
るような形で流れるため、抵抗が大きく、圧力損失が大
きくなるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、冷媒ガス中に含まれる油
の分離を良好に行い、油より量の低減を図ることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は密閉容器内に圧縮機構部およびこれを駆動
する電動機を収納し、密閉容器の吐出接続部と別体の油
溜め容器を吐出配管で接続し、且つ油溜め容器と前記圧
縮機構部に導く給油孔に連通する油通路を形成する。
【0007】前記油溜め容器は、上部内側に円筒部を形
成した、いわゆる、油溜め容器の上部を二重円筒構造と
して、前記円筒部内に吐出口を設け、前記密閉容器の吐
出接続部と吐出配管を介して接続する接続口を、前記内
側円筒部の側面部に設けた構造としている。
【0008】
【作用】上記構造により、スクロール圧縮機により圧縮
された圧縮冷媒ガスは、吐出配管より油溜め容器へ導か
れる。この際、冷媒ガスは、油溜め容器上部内側に形成
された円筒部に速い速度で衝突し、油と冷媒に分離す
る。分離された後の冷媒は冷媒速度を小さくして油と冷
媒を混合しないようにして前記円筒部内側に設けた吐出
口より油溜め容器外へ吐出される。一方、油は油溜め容
器下部へ滴下し溜まる。この油は、スクロール圧縮機の
圧縮機構部へ差圧力で導かれ、軸受を始めとする各摺動
部へ給油される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は本発明を実施した密閉形スクロール
圧縮機の系統図を示す。
【0011】図1において、密閉容器1内にはスクロー
ル圧縮機構2とこれを駆動する電動機3等が収納されて
おり、下部は空間4となっている。
【0012】スクロール圧縮機構2は、旋回スクロール
5,固定スクロール6,電動機3で駆動されるクランク
軸をなす駆動軸7,フレーム8,自転防止機構9よりな
っている。
【0013】旋回スクロール5は台板(鏡板)5a上に
渦巻き状のラップ5bを有する。また台板5aの背面に
は駆動軸7のクランクピン部7aが挿入される軸受5c
が設けられ、また台板5aには圧縮途中のラップ5b空
間と背圧室8cとを連通する均圧孔5dが設けられてい
る。
【0014】フレーム8に固定された固定スクロール6
も同様に台板6a上に渦巻き状のラップ6bを有する。
【0015】またラップ外周部には吸入孔6c,ラップ
中心部には吐出孔6dが設けられている。
【0016】容器1に固定されたフレーム8には駆動軸
7を支承する軸受8a,8a′,旋回スクロール5を固
定スクロール6との間で挾持する台座8b,旋回スクロ
ール5に適切な押し付け力を与えるための背圧室8cが
設けられている。
【0017】旋回スクロール5と固定スクロール6は互
いにラップ5b,6bを内側に向けて組み合わされ、固
定スクロール6とフレーム8の台座8bとにより旋回ス
クロール5を挾持する。旋回スクロールの背面とフレー
ムの間には旋回スクロールの自転を防止するための自転
防止機構9が設置されている。駆動軸7は一端が軸受5
cに支持されているクランクピン7aを有する。また駆
動軸7内は給油孔7cがその回転中心上に設けられてい
る。給油孔7cは一端がクランクピン7aの端面に開口
し、他端は、球面軸受7bを設け開口していると共に、
給油孔7dを介して軸受8a,8a′に開口している。
【0018】密閉容器1の下キャップ1aには、別体の
油溜め容器10から油を導くパイプ11が設けられてお
り、一端は、油溜め容器10から油を導く給油配管12
の接続口11aがあり、他端は球面軸受11bと、パイ
プ11cが締結された座11dからなり、接続口11aと
座11dはパイプ11eを介して接続されている。パイ
プ11cは、駆動軸7内に設けられた球面軸受7bに挿
入されている。又、下キャップ1aには別体の油溜め容
器10へ導く吐出接続口13が設けられている。
【0019】別体の油溜め容器10は、給油接続口1
4,吐出接続口15,吐出口16の接続口があり、給油
接続口14は給油配管12を介して下キャップ1aの接
続口11aと接続され、吐出接続口15は吐出配管16
を介して下キャップ1aの吐出接続口13とそれぞれ接
続されている。給油接続口14にはパイプ14aが接続
され、パイプ14aは油溜め容器の下部まで導かれ、油
17に浸漬している。又、油溜め容器10の上部内側
は、円筒部18を形成した二重円筒構造とし、円筒部1
8内に吐出口16を設けている。又、吐出接続口15
は、円筒部の側面部に設けている。
【0020】次にスクロール圧縮機の作用について説明
する。
【0021】電動機8により駆動軸7が回転すると、ク
ランクピン7aの回転運動および自転防止機構9の作用
により旋回スクロール5は自転することなく旋回運動を
行う。この結果、旋回スクロール5と固定スクロール6
のラップ5b,6b及び台板5a,6aで形成される空
間は中心に移動しつつその容積を減少し、吸入孔6cよ
り吸入したガスを圧縮し、吐出孔6dより吐出する。吐
出されたガスは固定スクロール6の台板6aおよびフレ
ーム8に形成した通路19を通って電動機8を冷却した
後、吐出管13より吐出される。
【0022】吐出された冷媒ガスは吐出配管12より油
溜め容器10へ導かれる。この際、冷媒ガスは油溜め容
器10上部内側に形成された円筒部18に速い速度で衝
突し、油と冷媒に分離する。分離された後の冷媒は冷媒
速度を小さくして油と冷媒が混合しないようにして円筒
部内側に設けた吐出口16より油溜め容器10外へ吐出
される。また、油は油溜め容器10下部へ滴下し溜ま
る。
【0023】又、スクロールが圧縮作用を行うと旋回ス
クロール5と固定スクロール6を離そうとする力が作用
するので、これを防止するため、旋回スクロールの背面
の背圧室8c内の圧力は、均圧孔5dにより、吐出圧力
より低く、吸入圧力より高い圧力(中間圧力)に保たれ
る。
【0024】これにより、旋回スクロールの軸受5cと
フレームの軸受8a′の背圧室8c側端面は中間圧力に
保たれる。一方、油溜め容器10は吐出圧力状態となっ
ているため、油は油溜め容器10より給油配管12を介
して、駆動軸7の給油孔7cに導かれ、給油孔7c内は
吐出圧力の油で溝され,旋回スクロール5およびフレー
ム8の軸受8a′の背圧室8c側端面は中間圧力となっ
ているため各々の軸受は吐出圧力と中間圧力の差圧によ
って摺動面に給油される。
【0025】以上は単一の圧縮機の場合について述べた
が、複数台の圧縮機を運転,停止する場合について説明
する。
【0026】図2は複数台の密閉形スクロール圧縮機と
別体の油溜め容器からなる系統図を示す。図3は油溜め
容器の上面図を示す。スクロール圧縮機20,21,22
と油溜め容器23は、それぞれ、単一の圧縮機の装置の
場合と同様に、吐出配管24,25,26と給油配管2
7,28,29により接続されている。又、吐出配管2
4,25,26は逆止弁30を介し、又給油配管27,
28,29は電磁弁31を介して接続されている。この
ため、停止中の圧縮機へは運転中の圧縮機より吐出ガス
が逆流しない構造となっており、また給油は、運転中の
圧縮機へ給油され、停止中の圧縮機へは給油されないよ
うにそれぞれの電磁弁は開又は閉の状態となっている。
ただし複数台の圧縮機を同時に運転,停止する場合は逆
止弁,電磁弁はなしでもよい。
【0027】図4は図3における吐出接続口32,3
3,34の最大角度θと油上り量の関係を示す。縦軸に
油上り量、横軸に吐出接続口最大角度θを示す。θが9
0°以内では油より量は小さく90°をこえると油上り
量は増加する。これは、冷媒ガスが油溜め容器23の上
部に形成された円筒部35に衝突し油と冷媒に分離され
た後、油は円筒部の側面に沿って流れて滴下するため、
スムーズに滴下させるには、側面を確保し、互いの干渉
を少なくする方が有利となる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮された冷媒ガス中
に含まれる油を分離できるため、油上り量を効果的に防
止できるため、サイクル管内等で油の粘性による圧力損
失を低下させることができ、油溜め容器内における油の
減少を防ぐことができるため、軸受を始めとする各摺動
部へ確実に給油することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す密閉形スクロール圧縮
機の系統図。
【図2】複数台の密閉形スクロール圧縮機と別体の油溜
め容器からなる系統図。
【図3】図2における別体の油溜め容器の上面図。
【図4】図3における吐出接続口の角度と油上り量の関
係を示す説明図。
【符号の説明】
1…密閉容器、1a…下キャップ、2…スクロール圧縮
機構、3…電動機、4…空間、5…旋回スクロール、6
…固定スクロール、7…駆動軸、8…フレーム、9…自
転防止機構、10…油溜め容器、11…パイプ、12…
給油配管、13,15…吐出接続口、14…給油接続
口、16…吐出配管、17…油、18…円筒部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台板および前記台板と一体的な渦巻状ラッ
    プからなる固定スクロールおよび旋回スクロールの両ラ
    ップを互いに噛み合わせて配置し、前記固定スクロール
    に対し前記旋回スクロールを自転することなく旋回させ
    る自転防止機構と、前記旋回スクロールを旋回駆動する
    ための駆動軸と、前記駆動軸を支持するフレーム等から
    なる圧縮機構部およびこれを駆動する電動機を密閉容器
    内に備え、前記密閉容器の吐出接続部と別体の油溜め容
    器とを吐出配管で接続し、前記油溜め容器と前記圧縮機
    構部に導く給油孔に連通する油通路を形成したスクロー
    ル圧縮機において、 前記油溜め容器は、上部内側に円筒部を形成した。二重
    円筒構造として、前記内側円筒部内に冷凍サイクルへ導
    く吐出口を設け、前記密閉容器の吐出接続部と吐出配管
    を介して接続する接続口を、前記内側円筒部の側面部に
    1個あるいは複数個設けたことを特徴とする油溜め容器
    を有するスクロール圧縮機の給油装置。
JP1472592A 1992-01-30 1992-01-30 スクロール圧縮機の給油装置 Pending JPH05202872A (ja)

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JP1472592A JPH05202872A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 スクロール圧縮機の給油装置

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JP1472592A JPH05202872A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 スクロール圧縮機の給油装置

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JP1472592A Pending JPH05202872A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 スクロール圧縮機の給油装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6428296B1 (en) * 2001-02-05 2002-08-06 Copeland Corporation Horizontal scroll compressor having an oil injection fitting

Cited By (5)

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