JPH05192284A - 清掃用布帛 - Google Patents
清掃用布帛Info
- Publication number
- JPH05192284A JPH05192284A JP2410816A JP41081690A JPH05192284A JP H05192284 A JPH05192284 A JP H05192284A JP 2410816 A JP2410816 A JP 2410816A JP 41081690 A JP41081690 A JP 41081690A JP H05192284 A JPH05192284 A JP H05192284A
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- JP
- Japan
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- woven
- cloth
- fibers
- fabric
- cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 1枚の布帛の表裏面を用い、塵埃による汚れ
の程度に応じて使い分けて汚れ面を効果的に清拭する。 【構成】 一方の面を表面側にパイル畝筋を備えた織編
地(2) 、他方の面を不織布(3) で構成して重厚な布帛と
なし、そのパイル畝筋(6) を形成している糸と不織布の
繊維を分割型複合繊維が分割された極細繊維で構成し
て、織編地側の面と不織布側の面とにそれぞれ異質のか
つ優れたワイピング機能をもたせ、耐久性のある清掃用
布帛(1) となした。 【効果】 織編地側のパイル畝筋は特に比較的大きな塵
埃、多量の塵埃を除去する機能に優れ、不織布側は少量
の微細な塵埃を除去する機能に優れているから、自動車
の窓ガラスやボディのように清掃面積の大きい物品の清
拭磨き用として顕著な効果を発揮する。
の程度に応じて使い分けて汚れ面を効果的に清拭する。 【構成】 一方の面を表面側にパイル畝筋を備えた織編
地(2) 、他方の面を不織布(3) で構成して重厚な布帛と
なし、そのパイル畝筋(6) を形成している糸と不織布の
繊維を分割型複合繊維が分割された極細繊維で構成し
て、織編地側の面と不織布側の面とにそれぞれ異質のか
つ優れたワイピング機能をもたせ、耐久性のある清掃用
布帛(1) となした。 【効果】 織編地側のパイル畝筋は特に比較的大きな塵
埃、多量の塵埃を除去する機能に優れ、不織布側は少量
の微細な塵埃を除去する機能に優れているから、自動車
の窓ガラスやボディのように清掃面積の大きい物品の清
拭磨き用として顕著な効果を発揮する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や各種ガラス機
器、建具や家具等の清掃用に好適な布帛に関するもので
ある。
器、建具や家具等の清掃用に好適な布帛に関するもので
ある。
【0002】
【従来り技術】従来から各種物品の清掃用としては主と
して柔軟な布帛が用いられ、近年においては特公昭59-3
0419号公報にみられるように、ガラス製品や精密機器の
清拭用として扁平率2.5 以上の繊維が25重量%以上で1
g当り5000cm2 以上の表面積を有する極細繊維の布帛
や、特公平1-54052 号公報に記載のようなセルロース繊
維40〜75重量%とポリエステルを含むフィブリル化型複
合繊維60〜25重量%からなる繊維構造物に、繊維重量に
対し2〜8重量%のアルカリ金属水酸化物をバディング
法により付与し、セルロース系繊維の精練と複合繊維の
フィブリル化を同時に行ったものが使用されるに至って
いる。
して柔軟な布帛が用いられ、近年においては特公昭59-3
0419号公報にみられるように、ガラス製品や精密機器の
清拭用として扁平率2.5 以上の繊維が25重量%以上で1
g当り5000cm2 以上の表面積を有する極細繊維の布帛
や、特公平1-54052 号公報に記載のようなセルロース繊
維40〜75重量%とポリエステルを含むフィブリル化型複
合繊維60〜25重量%からなる繊維構造物に、繊維重量に
対し2〜8重量%のアルカリ金属水酸化物をバディング
法により付与し、セルロース系繊維の精練と複合繊維の
フィブリル化を同時に行ったものが使用されるに至って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した極細繊
維を用いた従来の清掃用布帛は、風合いが柔らかく、ワ
イピング特性と塵埃の除去能に優れているものの生地が
薄いため多量の塵埃の清拭処理が殆ど不能であり、使用
頻度によって異なるが短期間で清拭力が低下して自動車
のボディや窓ガラスのように広大な面の清掃用としては
不向きであった。
維を用いた従来の清掃用布帛は、風合いが柔らかく、ワ
イピング特性と塵埃の除去能に優れているものの生地が
薄いため多量の塵埃の清拭処理が殆ど不能であり、使用
頻度によって異なるが短期間で清拭力が低下して自動車
のボディや窓ガラスのように広大な面の清掃用としては
不向きであった。
【0004】本発明は、特に広大面の清拭用として好適
であり、かつ表裏に異なる清拭能を備えた清掃用布帛を
提供するものである。
であり、かつ表裏に異なる清拭能を備えた清掃用布帛を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべく
本発明による清掃用布帛は、一方の層は極細繊維の織編
物であり、他方の層が極細繊維の不織布という重厚な2
層構造を有してなる。
本発明による清掃用布帛は、一方の層は極細繊維の織編
物であり、他方の層が極細繊維の不織布という重厚な2
層構造を有してなる。
【0006】即ち、表面側に縦方向のパイル畝筋を有す
る重厚な織編地と、該織編地の裏面側に一体化された不
織布との2層構造の布帛であり、該織編地の少なくとも
パイル畝筋部分は分割型複合繊維を50重量%以上含む紡
績糸形成されて該分割型複合繊維が分割された0.5 デニ
ール以下の極細繊維を含んでなり、該不織布は分割型複
合繊維が分割された0.5 デニール以下の極細繊維が少な
くとも50重量%含まれた繊維集合体であることを特徴と
しているものである。
る重厚な織編地と、該織編地の裏面側に一体化された不
織布との2層構造の布帛であり、該織編地の少なくとも
パイル畝筋部分は分割型複合繊維を50重量%以上含む紡
績糸形成されて該分割型複合繊維が分割された0.5 デニ
ール以下の極細繊維を含んでなり、該不織布は分割型複
合繊維が分割された0.5 デニール以下の極細繊維が少な
くとも50重量%含まれた繊維集合体であることを特徴と
しているものである。
【0007】ここで極細繊維とは分割型複合繊維が分割
された断面非円形にして太さが0.5デニール以下の繊維
を指している。
された断面非円形にして太さが0.5デニール以下の繊維
を指している。
【0008】分割型複合繊維は、2成分以上の重合体も
しくは共重合体により構成された繊維であり、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等のポリオレフィン系重合体もしくは共重
合体やポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル系重合体もしくは共重合
体、ナイロン6ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド
系重合体もしくは共重合体、ポリ塩化ビニル等の重合体
もしくは共重合体から適宜選択することができるがこれ
に限定するものではない。また、分割型複合繊維の断面
形態は特に限定を要するものではないが放射線状型が好
ましい。
しくは共重合体により構成された繊維であり、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等のポリオレフィン系重合体もしくは共重
合体やポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル系重合体もしくは共重合
体、ナイロン6ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド
系重合体もしくは共重合体、ポリ塩化ビニル等の重合体
もしくは共重合体から適宜選択することができるがこれ
に限定するものではない。また、分割型複合繊維の断面
形態は特に限定を要するものではないが放射線状型が好
ましい。
【0009】上記重合体もしくは共重合体から選択した
少なくとも2成分の重合体を複合比2:8〜8:2の割
合で溶融複合押出紡糸を行った後、沸騰水中、蒸気中ま
たは加熱気体中あるいは加熱体接触により90〜150 ℃の
温度で2〜10倍の延伸を行って1〜9デニールの太さと
なしたのち所望の長さに切断したり、あるいはトウの状
態とする。
少なくとも2成分の重合体を複合比2:8〜8:2の割
合で溶融複合押出紡糸を行った後、沸騰水中、蒸気中ま
たは加熱気体中あるいは加熱体接触により90〜150 ℃の
温度で2〜10倍の延伸を行って1〜9デニールの太さと
なしたのち所望の長さに切断したり、あるいはトウの状
態とする。
【0010】織編物は上記したトウをステープルとな
し、リング紡績法またはパーロック紡績法により紡績糸
として織成あるいは編成する。この際50重量%未満の他
の繊維を混合して混紡糸の形となして織編成してもよ
い。。混合する他の繊維としては天然繊維、半合成繊維
や各種の合成繊維から適宜選択すれば良く、また上記分
割型複合繊維の100 重量%の紡績糸と他の繊維100 重量
%の紡績糸とを併用して織編物となしてもよい。この場
合、織編物中の前者の紡績糸が50重量%以上であり、後
者の紡績糸が50重量%未満となるように併用するとよ
い。
し、リング紡績法またはパーロック紡績法により紡績糸
として織成あるいは編成する。この際50重量%未満の他
の繊維を混合して混紡糸の形となして織編成してもよ
い。。混合する他の繊維としては天然繊維、半合成繊維
や各種の合成繊維から適宜選択すれば良く、また上記分
割型複合繊維の100 重量%の紡績糸と他の繊維100 重量
%の紡績糸とを併用して織編物となしてもよい。この場
合、織編物中の前者の紡績糸が50重量%以上であり、後
者の紡績糸が50重量%未満となるように併用するとよ
い。
【0011】織編物の組織は、上記分割型複合繊維の紡
績糸あるいは混紡糸が織編物の一方の面の縦方向に畝状
となして膨出した組織、例えば分割型複合繊維の紡績糸
をパイル糸に使用し、そのパイルが縦方向の畝筋状とな
って現れるような組織が望ましく、さらに裏面もパイル
構造であれば不織布を一体的に接合するうえにより望ま
しく、また表面のパイル面には起毛処理を施してもよ
い。
績糸あるいは混紡糸が織編物の一方の面の縦方向に畝状
となして膨出した組織、例えば分割型複合繊維の紡績糸
をパイル糸に使用し、そのパイルが縦方向の畝筋状とな
って現れるような組織が望ましく、さらに裏面もパイル
構造であれば不織布を一体的に接合するうえにより望ま
しく、また表面のパイル面には起毛処理を施してもよ
い。
【0012】次に不織布は、前記で得られた分割型複合
繊維のステープルをカード機によりカードウェブとし、
ニードルパンチングすることにより得ることができる。
このとき50重量%未満の範囲において他の繊維を混綿し
ても良く、混綿する他の繊維としては天然繊維、半合成
繊維や各種の合成繊維から適宜選択すればよい。
繊維のステープルをカード機によりカードウェブとし、
ニードルパンチングすることにより得ることができる。
このとき50重量%未満の範囲において他の繊維を混綿し
ても良く、混綿する他の繊維としては天然繊維、半合成
繊維や各種の合成繊維から適宜選択すればよい。
【0013】上記で得られた織編物の縦方向の畝筋が形
成されている面(表面側)の反対側の面(裏面側)に上
記した不織布を重ね合わせ、分割型複合繊維を分割し極
細化する処理と両者を不離一体化する処理を行う。極細
化の方法としては、高圧液体法、ニードルパンチング
法、超音波法等が考えられ、不離一体化の方法としては
高圧液体法、ニードルパンチング法等が考えられ、この
2つの処理を同時に行う場合は高圧液体法が好ましい
が、ニードルパンチング法を用いてもよい。
成されている面(表面側)の反対側の面(裏面側)に上
記した不織布を重ね合わせ、分割型複合繊維を分割し極
細化する処理と両者を不離一体化する処理を行う。極細
化の方法としては、高圧液体法、ニードルパンチング
法、超音波法等が考えられ、不離一体化の方法としては
高圧液体法、ニードルパンチング法等が考えられ、この
2つの処理を同時に行う場合は高圧液体法が好ましい
が、ニードルパンチング法を用いてもよい。
【0014】
【作用】織編地面と不織布面とを清掃面の付着塵埃の粗
雑さや微細さの程度により使い分け、織編物面側は比較
的粗雑な塵埃を、不織布側は微細な塵埃を清拭除去する
に好都合な作用をなし、重厚なため多量の塵埃を処理す
ることができ長期に亘り有効な清掃力維持する。また、
清拭面の大部分が極細繊維で構成されているため比較的
力を入れなくても被清掃物の塵埃をを美麗に拭き取る。
したがって表裏の面を使用して二度拭きを行えば塵埃を
効率よく除去できる。
雑さや微細さの程度により使い分け、織編物面側は比較
的粗雑な塵埃を、不織布側は微細な塵埃を清拭除去する
に好都合な作用をなし、重厚なため多量の塵埃を処理す
ることができ長期に亘り有効な清掃力維持する。また、
清拭面の大部分が極細繊維で構成されているため比較的
力を入れなくても被清掃物の塵埃をを美麗に拭き取る。
したがって表裏の面を使用して二度拭きを行えば塵埃を
効率よく除去できる。
【0015】
[実施例1]:図3に示すような放射線型の断面(16
分割)を有し、A成分(4A)がポリエステル、B成分(4B)
がポリプロピレンの太さ3デニール、長さ45mmの分割型
複合繊維(4) (複合比A:B=1:1 )からなる綿番手5S 、
撚り数4.9T/inch の紡績糸を表パイル糸とし、図4に示
すような放射線型の断面(8分割)を有し、A成分(5A)
がポリエステル、B成分(5B)がポリプロピレンの太さ1.
5 デニール、長さ38mmの分割型複合繊維(5) (複合比A:
B=1:1 )からなる綿番手30S撚り数18T/inchの紡績糸を
裏パイル糸とし、芯がポリプロピレン、鞘がポリエチレ
ンの芯鞘型複合繊維(1.5D×51mm)からなる綿番手30S
をグランド糸として吊機に供給し、図1に示しているよ
うな縦方向に畝筋(6) を有する下記の組織の編地(2) を
編成した。
分割)を有し、A成分(4A)がポリエステル、B成分(4B)
がポリプロピレンの太さ3デニール、長さ45mmの分割型
複合繊維(4) (複合比A:B=1:1 )からなる綿番手5S 、
撚り数4.9T/inch の紡績糸を表パイル糸とし、図4に示
すような放射線型の断面(8分割)を有し、A成分(5A)
がポリエステル、B成分(5B)がポリプロピレンの太さ1.
5 デニール、長さ38mmの分割型複合繊維(5) (複合比A:
B=1:1 )からなる綿番手30S撚り数18T/inchの紡績糸を
裏パイル糸とし、芯がポリプロピレン、鞘がポリエチレ
ンの芯鞘型複合繊維(1.5D×51mm)からなる綿番手30S
をグランド糸として吊機に供給し、図1に示しているよ
うな縦方向に畝筋(6) を有する下記の組織の編地(2) を
編成した。
【0016】交編率:表パイル糸48重量%、裏パイル糸
26重量%、グランド糸26重量%。 組織:両面パイル(但し、表はストライプとして4目飛
び) 編密度:ウェル(W/inch)30、コース(C/inch)30
26重量%、グランド糸26重量%。 組織:両面パイル(但し、表はストライプとして4目飛
び) 編密度:ウェル(W/inch)30、コース(C/inch)30
【0017】次に上記分割型複合繊維(4) 100 重量%を
カード機によりカードウェブとし、ニードルパンチング
処理を施して目付80g/m2の不織布(3) となした。
カード機によりカードウェブとし、ニードルパンチング
処理を施して目付80g/m2の不織布(3) となした。
【0018】上記で得られた不織布(3) 上に編地(2) を
その縦方向に縞筋を有する表パイル面を表面として重ね
合わせ、吐出水圧160kg/cm2、速度3m/min で表裏各2回
高圧水流処理して分割型複合繊維(4)(5)を分割し、0.19
デニールの極細繊維とすると同時に編地(2) と不織布
(3) を交絡させ、編地(2) と不織布(3) とが不離一体化
した2層構造の清掃用布帛(1) となした。
その縦方向に縞筋を有する表パイル面を表面として重ね
合わせ、吐出水圧160kg/cm2、速度3m/min で表裏各2回
高圧水流処理して分割型複合繊維(4)(5)を分割し、0.19
デニールの極細繊維とすると同時に編地(2) と不織布
(3) を交絡させ、編地(2) と不織布(3) とが不離一体化
した2層構造の清掃用布帛(1) となした。
【0019】この清掃用布帛(1) の耐洗濯性を確認する
ため、5分間洗濯を50回繰り返して行った結果、編地
(2) と不織布(3) の剥離もなく、清拭力の低下もなかっ
た。
ため、5分間洗濯を50回繰り返して行った結果、編地
(2) と不織布(3) の剥離もなく、清拭力の低下もなかっ
た。
【0020】[実施例2]:図3に示すような放射線型
の断面(16分割)を有し、A成分(4A)がポリエステ
ル、B成分(4B)がポリプロピレンの太さ3デニール、長
さ45mmの分割型複合繊維(4) 複合比A:B=1:1 )からなる
綿番手5S 、撚り数4.9T/inch の紡績糸をパイル糸と
し、芯がポリプロピレン、鞘がポリエチレンの芯鞘型複
合繊維(1.5D×51mm)からなる綿番手30S をグランド糸
として裏パイル糸を用いることなく吊機に供給し、縦方
向に縞筋(6) を有する下記の組織の裏毛編地(2)を編成
した。
の断面(16分割)を有し、A成分(4A)がポリエステ
ル、B成分(4B)がポリプロピレンの太さ3デニール、長
さ45mmの分割型複合繊維(4) 複合比A:B=1:1 )からなる
綿番手5S 、撚り数4.9T/inch の紡績糸をパイル糸と
し、芯がポリプロピレン、鞘がポリエチレンの芯鞘型複
合繊維(1.5D×51mm)からなる綿番手30S をグランド糸
として裏パイル糸を用いることなく吊機に供給し、縦方
向に縞筋(6) を有する下記の組織の裏毛編地(2)を編成
した。
【0021】交編率:パイル糸65重量%、グランド糸35
重量% 組織:裏毛ストライプ(4目飛び) 編密度:ウェル(W/inch)30、コース(C/inch)
重量% 組織:裏毛ストライプ(4目飛び) 編密度:ウェル(W/inch)30、コース(C/inch)
【0022】一方、上記分割型複合繊維(4)100重量%を
カード機によりカードウェブとし、ニードルパンチング
を施して目付80g/m2の不織布(3) となした。
カード機によりカードウェブとし、ニードルパンチング
を施して目付80g/m2の不織布(3) となした。
【0023】上記で得られた不織布(3) 上に編地(2) を
その縦方向に縞筋を有するパイル面を表面として重ね合
わせ、吐出水圧160kg/cm2 、速度3m/min で表裏各2回
高圧水流処理して分割型複合繊維(4) を分割し、0.19デ
ニールの極細繊維とすると同時に編地(2) と不織布(3)
を交絡させ、編地(2) と不織布(3) とが不離一体化した
2層構造の清掃用布帛(1) となした。
その縦方向に縞筋を有するパイル面を表面として重ね合
わせ、吐出水圧160kg/cm2 、速度3m/min で表裏各2回
高圧水流処理して分割型複合繊維(4) を分割し、0.19デ
ニールの極細繊維とすると同時に編地(2) と不織布(3)
を交絡させ、編地(2) と不織布(3) とが不離一体化した
2層構造の清掃用布帛(1) となした。
【0024】この清掃用布帛(1) の耐洗濯性を確認する
ため、5分間洗濯を50回繰り返して行った結果、編地
(2) と不織布(3) の剥離もなく、清拭力の低下もなかっ
た。
ため、5分間洗濯を50回繰り返して行った結果、編地
(2) と不織布(3) の剥離もなく、清拭力の低下もなかっ
た。
【0025】なお上記実施例においては2層構造の一方
の布帛としてパイル畝筋を有した編地(2) を示している
が、パイル糸に分割型複合繊維紡績糸を用いてパイル畝
筋を備えた重厚な織物を織成し、この織物に上記不織布
を実施例同様に一体化することによっても、一方の面が
極細繊維のパイル畝筋であり、他方の面が極細繊維の不
織布である2層構造の清掃用布帛となすことができる。
の布帛としてパイル畝筋を有した編地(2) を示している
が、パイル糸に分割型複合繊維紡績糸を用いてパイル畝
筋を備えた重厚な織物を織成し、この織物に上記不織布
を実施例同様に一体化することによっても、一方の面が
極細繊維のパイル畝筋であり、他方の面が極細繊維の不
織布である2層構造の清掃用布帛となすことができる。
【0026】
【発明の効果】このように本発明の清掃用布帛は、表面
側に縦方向のパイル畝筋を有する重厚な織編地と、該織
編地の裏面側に一体化された不織布との2層構造の布帛
であり、該織編地の少なくともパイル畝筋部分は分割型
複合繊維を50重量%以上含む紡績糸形成されて該分割型
複合繊維が分割された0.5 デニール以下の極細繊維を含
んでなり、該不織布は分割型複合繊維が分割された0.5
デニール以下の極細繊維が少なくとも50重量%含まれた
繊維集合体であり、一方の面には極細繊維を含む縦方向
のパイル畝筋を備え、他方の面には極細繊維を含む不織
布を備えているから、パイル畝筋面は比較的大きな塵埃
あるいは多量の塵埃の拭き取り除去に効果を発揮し、ま
た不織布面は繊細な塵埃の拭き取りに有効となり、例え
ば自動車の窓ガラスやボディの清拭作業においてまずパ
イル畝筋面にて付着している塵埃を拭き取り、しかるの
ち不織布面でもって仕上げ拭き取りを行えば一枚の清掃
用布帛によって迅速かつ美麗に清掃を達成することがで
きる。そのうえ耐洗濯性にも優れているから長期間清拭
効果を持続する。
側に縦方向のパイル畝筋を有する重厚な織編地と、該織
編地の裏面側に一体化された不織布との2層構造の布帛
であり、該織編地の少なくともパイル畝筋部分は分割型
複合繊維を50重量%以上含む紡績糸形成されて該分割型
複合繊維が分割された0.5 デニール以下の極細繊維を含
んでなり、該不織布は分割型複合繊維が分割された0.5
デニール以下の極細繊維が少なくとも50重量%含まれた
繊維集合体であり、一方の面には極細繊維を含む縦方向
のパイル畝筋を備え、他方の面には極細繊維を含む不織
布を備えているから、パイル畝筋面は比較的大きな塵埃
あるいは多量の塵埃の拭き取り除去に効果を発揮し、ま
た不織布面は繊細な塵埃の拭き取りに有効となり、例え
ば自動車の窓ガラスやボディの清拭作業においてまずパ
イル畝筋面にて付着している塵埃を拭き取り、しかるの
ち不織布面でもって仕上げ拭き取りを行えば一枚の清掃
用布帛によって迅速かつ美麗に清掃を達成することがで
きる。そのうえ耐洗濯性にも優れているから長期間清拭
効果を持続する。
【図面の簡単な説明】
【図1】清掃用布帛の部分破断斜視図である。
【図2】清掃用布帛の厚さ方向の断面図である。
【図3】分割型複合繊維の断面図である。
【図4】分割型複合繊維の断面図である。
1 清掃用布帛 2 織編地 3 不織布 4 分割型複合繊維 5 分割型複合繊維 6 畝筋
Claims (1)
- 【請求項1】 表面側に縦方向のパイル畝筋を有する重
厚な織編地と、該織編地の裏面側に一体化された不織布
との2層構造の布帛であり、該織編地の少なくともパイ
ル畝筋部分は分割型複合繊維を50重量%以上含む紡績糸
で形成されて該分割型複合繊維が分割された0.5 デニー
ル以下の極細繊維を含んでなり、該不織布は分割型複合
繊維が分割された0.5 デニール以下の極細繊維が少なく
とも50重量%含まれた繊維集合体であることを特徴とす
る清掃用布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410816A JPH05192284A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 清掃用布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410816A JPH05192284A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 清掃用布帛 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192284A true JPH05192284A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=18519915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410816A Pending JPH05192284A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 清掃用布帛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05192284A (ja) |
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