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JPH05179633A - ダムコンクリートの搬送方法 - Google Patents

ダムコンクリートの搬送方法

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Publication number
JPH05179633A
JPH05179633A JP36023191A JP36023191A JPH05179633A JP H05179633 A JPH05179633 A JP H05179633A JP 36023191 A JP36023191 A JP 36023191A JP 36023191 A JP36023191 A JP 36023191A JP H05179633 A JPH05179633 A JP H05179633A
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JP
Japan
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concrete
bucket
dam
transfer car
ready
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JP36023191A
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Koichi Yabuki
幸一 矢吹
Tamotsu Konishi
保 小西
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Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 RCD工法で使用したバッチャープラントか
ら、後に柱上施工法に変更した際のコンクリートの搬送
を効率化する。 【構成】 バッチャープラント1からコンクリート搬送
車2で生コンクリートをバンカーライン47の始点に搬
送し、バンカーラインの始点でトランスファーカ50に
積み込み、トランスファーカでバケット着床位置まで搬
送してトランスファーカからバケット48に積み込み、
このバケットを吊り下げるケーブルクレーン40で、完
成予定ダムの上方を通って打設場所まで搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダムコンクリートの搬送
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダムコンクリートの搬送方法とし
ては各種の搬送方法が、施工条件に応じて採用されてい
る。そして、これら各種のダムコンクリートの搬送方法
の内、RCD工法(Roller Compacted Dam)では、バッチ
ャープラントで製造した生コンクリートをコンクリート
搬送車で打設現場まで搬送し、このコンクリート搬送車
は打設現場上に乗り入れ該打設現場上を走行しつつ生コ
ンクリートを排出し、排出された生コンクリートをロー
ラで順次締め固めている。
【0003】そして、このRCD工法でコンクリート搬
送車を使用する場合において、通常ダムの上端まで同一
工法で施工されることはなく、ダム構築が上部まで進
み、コンクリート搬送車の侵入路が急勾配となったり、
打設場所の幅が狭くなってコンクリート搬送車が乗り入
れ不可能となった場合は、(「図2」において、現在の
コンクリート打設場所Fの上に、一点鎖線で示すダム上
部D1を構築するような場合)生コンクリートの性状自
体も異なる柱上施工法等に変更され、「図1」の高スロ
ープ路33の終点でコンクリート搬送車よりバケットに
生コンクリートを積み込み、このバケットをタワークレ
ーン等によって所定の高さまで鉛直方向に吊り上げて、
その後、水平方向の所定の打設場所まで搬送するように
なしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来法
は、コンクリート搬送車が直接打設場所まで乗り入れら
れる段階では非常に効率的な搬送が行えるが、バケット
を使用して生コンクリートを吊り上げて搬送する必要性
が生じた場合には、搬送サイクルタイムが非常に長く必
要となり、搬送効率が低下するという課題を有してい
る。
【0005】すなわち、ダム構築に際しては、コンクリ
ートの打設場所は長い距離に渡って順次変わることにな
るため、バケットの搬送装置の搬送位置が固定の場合
は、バケットをクレンーンで吊り上げ、吊り上げた場所
で該クレーンよりバケットを外して、該バケットを目的
の打設場所まで適宜手段で運搬しなくてはならず、ま
た、搬送位置を打設場所に応じて移動するにはクレーン
等の吊下げ作業位置をその都度移動しなくてはならなく
なるためである。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、あるダム構築段階より以後において、コ
ンクリート搬送車でダム構築場所の下段部位または中段
部位に生コンクリートを運びクレーンで吊り上げる従来
法に対して、一度生コンクリートをコンクリート搬送車
でダム構築場所の上方に運び、その部位からトランスフ
ァーカとケーブルクレーンを使用して任意の打設場所に
バケットで生コンクリートを効率的に搬送できるダムコ
ンクリートの搬送方法を提供することを目的としたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿い、先述
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は、前述課題
を解決するために、バッチャープラント1よりダム構築
現場のコンクリート打設場所Fまで、コンクリート搬送
車2が乗り入れることのできる侵入路3を設け、ダム構
築当初から所定の構築段階まで、上記バッチャープラン
ト1で製造した生コンクリートを、上記侵入路3を使用
してコンクリート搬送車2で直接打設場所Fまで搬送
し、また、完成予定のダムDの右岸側と左岸側との一方
側に固定塔41を、他方側に軌索43を張り渡した一対
の軌索塔42,42を設けて、該固定塔41と軌索43
に案内されて移動する走行体44とに渡って完成予定の
ダムDの上方に位置するケーブルクレーン40を設けて
おき、所定のダム構築段階からは、上記バッチャープラ
ント1で製造した生コンクリートを、コンクリート搬送
車2によって上記ケーブルクレーン40のバンカーライ
ン47の始点位置に搬送し、上記バンカーライン47に
は、台車56上に進行方向に複数のホッパー52,52
を並置すると共に各ホッパー52には底開閉蓋55が開
閉するコンクリート排出機構53とバケット着床センサ
54とを夫々設けてなるトランスファーカ50を走行さ
せるようになし、上記バンカーライン47の始点部位
で、コンクリート搬送車2より上記トランスファーカ5
0の各ホッパー52内に生コンクリートを積み込み、上
記トランスファーカ50はバンカーライン47上を走行
して、ケーブルクレーン40に吊下げられたバケット4
8のバケットヤード45まで進行し、バケットヤード4
5部位でトランスファーカ50を徐行させてバケット着
床センサ54がバケット48の着床を検出して進行を停
止する位置合わせを行い、位置合わせを行ったホッパー
52のコンクリート排出機構53が作動して該ホッパー
52内の生コンクリートをバケット48内に積み込み、
次いで、ケーブルクレーン40によって、該バケット4
8内の生コンクリートを打設場所Fまで搬送するように
なした技術的手段を講じたものである。
【0008】
【作用】それ故、本発明ダムコンクリートの搬送方法
は、完成予定のダムDの右岸側と左岸側との一方側に固
定塔41を他方側に軌索43を張り渡した一対の軌索塔
42,42を設けて、該固定塔41と軌索43に案内さ
れて移動する走行体44とに渡っては完成予定のダムD
の上方に位置するケーブルクレーン40を設けてあるた
め、該ケーブルクレーンの移動範囲(「図1」に一点鎖
線で囲まれる扇面範囲)のいずれの場所の上方にバケッ
ト48を移送できるため、最終的にはバケット48内の
生コンクリートを直接打設場所Fの上方に搬送する作用
を呈するものである。
【0009】なお、本発明法はトランスファーカ50を
介してバケット48に生コンクリートを積み込むという
作業を必要とするも、トランスファーカ50およびケー
ブルクレーン40の運転は従来技術で自動運転が可能と
なっているので、バケット48の掛け替えとか、クレー
ン等の吊り上げ位置の変更といった、どうしても人手を
必要とする作業に比べ、省力化と作業の安全性とを確保
する作用を呈する。
【0010】さらに、本発明法はホッパー52が複連式
となしたため、コンクリート搬送車2の積載容量と、ト
ランスファーカ50の積載容量とを一致させることがで
き、コンクリート搬送車2を最も合理的に使用でき、し
かも、該トランスファーカ50は各ホッパー52ごとに
バケット着床センサ54とコンクリート排出機構53と
を設けてあるため、トランスファーカ50の一度の往復
動で複数のバケット48に生コンクリートを順次供給で
き、搬送効率を高める作用を呈するものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面にしたがっ
て説明する。図中、Dが構築中のダム、1がバッチャー
プラントである。そして該バッチャープラント1よりダ
ム構築現場のコンクリート打設場所Fまで、コンクリー
ト搬送車2が乗り入れることのできる侵入路3を設けて
ある。
【0012】上記バッチャープラント1、コンクリート
搬送車2、侵入路3は従来公知なものが使用され、ダム
構築当初から所定の構築段階まで、上記バッチャープラ
ント1で製造した生コンクリートを上記侵入路3を使用
してコンクリート搬送車2で直接打設場所Fまで搬送す
るのも従来と同じである。
【0013】なお、図示例において、上記コンクリート
搬送車2は、「図2」および「図3」に示すごとく、荷
台21の後端を高い位置で軸22で軸承し、この軸22
を回転軸として荷台21の前端側を多段シリンダ23で
高揚して後端排出口24から荷台21内の生コンクリー
トを排出するようになし、排出口24が高い位置となる
ようになし、さらには、該排出口24は二つに分岐して
あるが、これは、後記するトランスファーカ50の二つ
のホッパー52,52に直接生コンクリートを投入でき
るようになしたためである。なお、このコンクリート搬
送車2でトランスファーカ50に生コンクリートを搬送
するのは、ダムDの構築が進んだ段階で行うもので、そ
れまでは、図示例のコンクリート搬送車2を使用せず
に、通常のダンプトラックなどを使用してもよいもので
ある。
【0014】また、上記侵入路3は、一端側は通常完成
予定のダムDの中段に相当する位置に建設したバッチャ
ープラント1に通じるのは無論であるが、他端側はダム
構築過程に応じて下り坂あるいは昇り坂となるスロープ
となし、図では他端側を低スロープ路31、中スロープ
路(水平路となることもある)32、高スロープ路33
に分岐してなるが、これらの低スロープ路31、中スロ
ープ路32、高スロープ路33等は必要本数分岐して設
ければよく、また、二本のみ設け、一方を交互により高
いスロープに構築し直して行ってもよいものである。
【0015】そして、上記コンクリート搬送車2で直接
打設場所Fまで生コンクリートを搬送するのは従来のR
CD工法と全く相違するものでなく、コンクリート搬送
車2は打設現場F上に乗り入れ(「図2」参照)該打設
現場F上を走行しつつ生コンクリートを排出し、排出さ
れた生コンクリートを図示しないローラ等で順次締め固
めるようになしており、このコンクリート打設は、所定
の厚みで順次上方に積み重ねるようになしてある。
【0016】また、完成予定のダムDの右岸側と左岸側
との一方側に固定塔41を他方側に軌索43を張り渡し
た一対の軌索塔42,42を設けて、該固定塔41と軌
索43に案内されて移動する走行体44とに渡っては完
成予定のダムDの上方に位置するケーブルクレーン40
を設けておく。
【0017】上記ケーブルクレーン40は、従来公知な
もので、走行体44は両軌索塔42,42間に張り渡し
た軌索43に案内されて、両軌索塔42,42間を図示
しない駆動装置で走行できるようになし、該固定塔41
と走行体44との間にはバンカーライン47とバッケト
ヤード45とを設けてあるのも従来と同じである。
【0018】上記バンカーライン47とバケットヤード
45とは、通常完成予定のダムDの上端部位と同じ高さ
位置に設けられるもので、ダムDの近接部位では「図
4」に示されるごとくレール46を敷設してバンカーラ
イン47の一部が構成され、また、バケットヤード45
は該バンカーライン47の低段部が使用される。なお、
上記ケーブルクレーン40とバンカーライン47とバケ
ットヤード45とを設置する時期は、ダム構築段階の早
期に建設しておくのが望ましい。
【0019】そして、所定のダム構築段階からは、上記
バッチャープラント1で製造した生コンクリートを、コ
ンクリート搬送車2によって上記ケーブルクレーン40
のバンカーライン47の始点位置に搬送する。なお、こ
のコンクリート搬送車2の搬送先であるバンカーライン
47の始点位置は、通常、バンカーライン47には勾配
を付けず、その高さ位置が完成予定ダムDの上端に略一
致する位置にあり、前記侵入路3とは別な(一部共用す
ることは無論差し支えない。)道路34を使用すること
になる。
【0020】そして、上記バンカーライン47には、台
車56上に進行方向に複数のホッパー52,52を並置
すると共に各ホッパー52には底開閉蓋55が開閉する
コンクリート排出機構53とバケット着床センサ54と
を夫々設けてなるトランスファーカ50を走行させるよ
うになしてある。
【0021】上記トランスファーカ50は、従来ホッパ
ー52が単一であったものを、コンクリート搬送車2の
一回の積載容量と一致させるため、該トランスファーカ
50の積載容量を増やし、またケーブルクレーン40の
後記バケット48の積載容量と一致させるため、一つの
収納容量がバケット48の容量に一致するホッパー52
を複数(実施例では二つ)設けてある。
【0022】そして、該トランスファーカ50は、「図
4」及び「図5」に最も明らかに示すごとく、下面に車
輪51を有した台車56上にホッパー52を複数設け、
各ホッパー52ごとに底開閉蓋55を開閉するコンクリ
ート排出機構53とバケット着床センサ54とを設けて
なり、また駆動装置58を有してレール46上を自走す
るようになしてある。
【0023】また、上記コンクリート排出機構53とバ
ケット着床センサ54とは、それ自体は従来公知なもの
が使用でき、コンクリート排出機構53は、底開閉蓋5
5を蓋駆動装置59で開閉できるようになせばよく、バ
ケット着床センサ54は反射式位置検知装置を使用し、
バケット48には反射板49を設けておけばよい。
【0024】そして、上記バンカーライン47の始点部
位で、コンクリート搬送車2より上記トランスファーカ
50の各ホッパー52,52内に生コンクリートを積み
込む。
【0025】上記コンクリート搬送車2よりトランスフ
ァーカ50への生コンクリート積み込は、コンクリート
搬送車2より直接トランスファーカ50に生コンクリー
トを投入できるようになすのが最も効率的で、本実施例
では「図2」に最も明らかに示すごとく、排出口24の
先端がホッパー52,52に適合して分岐して、荷台2
1の前端側を多段シリンダ23で高揚することで、排出
口24より排出された生コンクリーがトランスファーカ
50の両ホッパー52,52内に落下するようになして
ある。
【0026】そして、上記トランスファーカ50はバン
カーライン47上を走行して、ケーブルクレーン40に
吊下げられたバケット48のバケットヤード45まで進
行し、バケットヤード45部位でトランスファーカ50
を徐行させてバケット着床センサ54がバケット48の
着床を検出して進行を停止する位置合わせを行い、位置
合わせを行ったホッパー52のコンクリート排出機構5
3が作動して該ホッパー52内の生コンクリートをバケ
ット48内に積み込む。なお、ホッパー52の底にはバ
ケット48の上方に延設するシュート57が設けられ、
該ホッパー52より排出される生コンクリートは、この
シュートに案内されてホッパー48内に投入される。ま
た、図では省略したが、該シュート57には振動装置が
付設され生コンクリートが確実に落下するようになして
ある。
【0027】また、上記トランスファーカ50は自動運
転されるのも従来と同じで、ケーブルクレーン40の走
行体44の走行位置(この走行位置は、走行体43の図
示しない駆動装置の回転数等から求める。)から、バケ
ット着床位置(バケットヤード45の「図1」での上下
方向のいずれの場所にバケット48が着床するか)を演
算で求める。なお、この演算は同時に、走行体43の走
行位置で、バケット48を走行体44と固定塔41との
間のいずれの位置へ移動するのか、言い換えるとバケッ
ト着床位置とコンクリート打設場所との距離をも求め
る。そして、バケット着床位置までトランスファーカ5
0を進行(該トランスファーカ50の進行距離は搭載し
た車輪回転数計等で検出する。)させればよいが、実際
の自動運転ではバケット48は着床時に吊り下げたバラ
ンスが狂ったりして演算した位置に正確に着床すること
はむしろ少ないし、また、生コンクリートを積載したト
ランスファーカ50は重量物であって急停止すると危険
でもあるし正確な停止位置決めが困難であるので、演算
で求めた着床位置よりは手前で一時停止または徐行さ
せ、徐行中または一時停止後の徐行中にバケット着床セ
ンサ54がバケット48を検知するとトランスファーカ
50の進行が自動停止するようになしている。
【0028】さらに、進行方向先端側のホッパー52内
の生コンクリートをバケット48ヘ供給し終え、次のバ
ケット48が着床したら、トランスファーカ50は再度
徐行前進するようになし、進行方向後側のホッパー52
をバケット着床位置に合わせればよいが、その際途中で
走行体44を移動した場合は必要に応じてトランスファ
ーカ50が後進して位置合わせを行うようになしてもよ
い。
【0029】次いで、ケーブルクレーン40によってバ
ケット48内の生コンクリートを打設場所Fまで搬送す
る。このケーブルクレーン40の運転は従来法で行えば
良く、通常、前記トランスファーカ50と共に制御さ
れ、バケット48を昇降させ、また該バケット48を吊
下げた状態で固定塔41と走行体44との間を往復移動
可能となしてある。なお、バケット48は打設場所Fの
上方所定の高さで停止し、該バケット48の底(図示せ
ず)を開いて生コンクリートを落下させ目的の場所にコ
ンクリートを打設する従来公知なものが使用できる。
【0030】なお、バンカーライン47にはトランスフ
ァーカ50を走行させ、ケーブルクレーン40にはバケ
ット48を吊り下げるのは前述したとおりであるが、生
コンクリートを搬送する前の段階では、生コンクリート
以外の各種資材を搬送する目的で、トランスファーカ5
0に代えて別の台車を走行させ、またバケット48に代
え別の吊り下げ装置を使用しても無論差し支えないもの
である。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記のごときであり、RCD工
法のバッチャープラントを、移転したり二か所設けるこ
となくそのまま使用でき、生コンクリートをコンクリー
ト運搬車2・トランスファーカ50・ケーブルクレーン
40を使用して、目的の打設場所まで効率的に運搬でき
るダムコンクリートの搬送方法を提供することができる
ものである。
【0032】特に、本発明は、コンクリート運搬車2よ
りトランスファーカ50、該トランスファーカ50より
ケーブルクレーン40への生コンクリートの積み替えが
ほぼ自動化でき、コンクリート運搬車2よりトランスフ
ァーカ50への積み替えは該トランスファーカ50に複
数のホッパー52,52を設けたため,単にコンクリー
ト搬送車から生コンクリートを排出するのみで行え、従
来の作業者がバケットを掛け替える作業を必要とせず、
少ない作業者で容易に生コンクリートを運搬できるダム
コンクリートの搬送方法を提供することができるもので
ある。
【0033】また、本発明は、打設場所の変更はケーブ
ルクレーン40の運転で対処でき、最も搬送時間を長く
必要とするバケット48の移動はその移動距離が少なく
なり、特に該バケット48の昇降方向への移動距離は、
バケットヤード45部位での多少の昇降と打設場所での
ダムDの上方からの昇降のみで、従来法に比較してはバ
ケット48の搬送時間を極端に短縮でき搬送サイクルタ
イムの短縮ができ、ダム構築の工期短縮にきわめて顕著
な効果を有するダムコンクリートの搬送方法を提供する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法により構築中のダム構築現場の平面図
である。
【図2】本発明に使用されるコンクリート搬送車をコン
クリート打設場所に乗り入れて打設している状態の一部
断面後面図である。
【図3】本発明に使用されるコンクリート搬送車よりト
ランスファーカへの生コンクリート積み込み状態を示す
側面図である。
【図4】本発明に使用されるトランスファーカの正面図
である。
【図5】本発明に使用されるトランスファーカよりバケ
ットへの生コンクリート積み込み状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 バッチャープラント 2 コンクリート搬送車 3 侵入路 D ダム F 打設場所 40 ケーブルクレーン 41 固定塔 42 軌索塔 47 バンカーライン 48 バケット 50 トランスファーカ 52 ホッパー 53 コンクリート排出機構 54 バケット着床センサ 55 底開閉蓋 56 台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッチャープラント(1)よりダム構築
    現場のコンクリート打設場所(F)まで、コンクリート
    搬送車(2)が乗り入れることのできる侵入路(3)を
    設け、 ダム構築当初から所定の構築段階まで、上記バッチャー
    プラント(1)で製造した生コンクリートを、上記侵入
    路(3)を使用してコンクリート搬送車(2)で直接打
    設場所(F)まで搬送し、 また、完成予定のダム(D)の右岸側と左岸側との一方
    側に固定塔(41)を、他方側に軌索(43)を張り渡
    した一対の軌索塔(42,42)を設けて、該固定塔
    (41)と軌索(43)に案内されて移動する走行体
    (44)とに渡って完成予定のダム(D)の上方に位置
    するケーブルクレーン(40)を設けておき、 所定のダム構築段階からは、上記バッチャープラント
    (1)で製造した生コンクリートを、コンクリート搬送
    車(2)によって上記ケーブルクレーン(40)のバン
    カーライン(47)の始点位置に搬送し、 上記バンカーライン(47)には、台車(56)上に進
    行方向に複数のホッパー(52,52)を並置すると共
    に各ホッパー(52)には底開閉蓋(55)が開閉する
    コンクリート排出機構(53)とバケット着床センサ
    (54)とを夫々設けてなるトランスファーカ(50)
    を走行させるようになし、 上記バンカーライン(47)の始点部位で、コンクリー
    ト搬送車(2)より上記トランスファーカ(50)の各
    ホッパー(52)内に生コンクリートを積み込み、 上記トランスファーカ(50)はバンカーライン(4
    7)上を走行して、ケーブルクレーン(40)に吊下げ
    られたバケット(48)のバケットヤード(45)まで
    進行し、バケットヤード(45)部位でトランスファー
    カ(50)を徐行させてバケット着床センサ(54)が
    バケット(48)の着床を検出して進行を停止する位置
    合わせを行い、位置合わせを行ったホッパー(52)の
    コンクリート排出機構(53)が作動して該ホッパー
    (52)内の生コンクリートをバケット(48)内に積
    み込み、 次いで、ケーブルクレーン(40)によって、該バケッ
    ト(48)内の生コンクリートを打設場所(F)まで搬
    送するようになしたダムコンクリートの搬送方法。
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