JPH0668165B2 - コンクリ−ト運搬方法及び装置 - Google Patents
コンクリ−ト運搬方法及び装置Info
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- JPH0668165B2 JPH0668165B2 JP1544087A JP1544087A JPH0668165B2 JP H0668165 B2 JPH0668165 B2 JP H0668165B2 JP 1544087 A JP1544087 A JP 1544087A JP 1544087 A JP1544087 A JP 1544087A JP H0668165 B2 JPH0668165 B2 JP H0668165B2
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- concrete
- incline
- hopper
- carriage
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はダム建設工事等において、高低差のあるバッチ
ャープラント設置点からコンクリート打設点へコンクリ
ートを運搬する方法及びそれに使用する運搬装置に関す
るものである。
ャープラント設置点からコンクリート打設点へコンクリ
ートを運搬する方法及びそれに使用する運搬装置に関す
るものである。
[従来の技術] 従来は第7図に示すように、ダム岸a上に設置したバッ
チャープラントbの下部から、トレッスルガーダcをダ
ム中央部〜水平に延ばした脚dにより支持し、トランス
ファーカーeにより牽引される台車f上のコンクリート
バケットgに、バッチャープラントbからコンクリート
を投入し、前記トランスファーカーeにより前記トレッ
スルガーダc上を走行してコンクリートバケットgをク
ライミングジブクレーンhの作業半径内へ運び、該クラ
イミングジブクレーンhにより空のコンクリートバケッ
トg′を台車f上に置き、コンクリートの入ったコンク
リートバケットgを吊上げてダム堤内のコンクリート打
設ポイントに運搬している。
チャープラントbの下部から、トレッスルガーダcをダ
ム中央部〜水平に延ばした脚dにより支持し、トランス
ファーカーeにより牽引される台車f上のコンクリート
バケットgに、バッチャープラントbからコンクリート
を投入し、前記トランスファーカーeにより前記トレッ
スルガーダc上を走行してコンクリートバケットgをク
ライミングジブクレーンhの作業半径内へ運び、該クラ
イミングジブクレーンhにより空のコンクリートバケッ
トg′を台車f上に置き、コンクリートの入ったコンク
リートバケットgを吊上げてダム堤内のコンクリート打
設ポイントに運搬している。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、斯かる従来の方法は以下のような問題点があ
る。
る。
(i)トランスファーカーeの台車f上で実バケットg
と空バケットg′のコンクリートバケット吊換作業を行
なうため、人手を必要とする。そのうえ、トランスファ
ーカーeの運転手が必要となる。
と空バケットg′のコンクリートバケット吊換作業を行
なうため、人手を必要とする。そのうえ、トランスファ
ーカーeの運転手が必要となる。
(ii)トレッスルガーダc上でコンクリートバケットの
吊換作業を行なうため、高所作業となり危険である。
吊換作業を行なうため、高所作業となり危険である。
(iii)トレッスルガータc、脚d等鉄構物が多く、制
作コストが高くつく。
作コストが高くつく。
(iv)トレッスルガーダc走行面が平行なため、コンク
リート打設面が離れているときは、サイクルタイムが長
くなり、能率が悪い。
リート打設面が離れているときは、サイクルタイムが長
くなり、能率が悪い。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上述の問題点を解決し、設備の簡略化、能率
向上及び安全性の向上を目的とするもので、片側傾斜面
に敷設された走行路の上部に設置したバッチャープラン
トからインクライン台車上のホッパにコンクリートを受
け渡し、該インクライン台車を前記走行路に沿って走行
させ、該インクライン台車を該走行路上であって且つク
レーンの作業半径内に停止したバケット受台車の直前で
停止させ、該インクライン台車のホッパからバケット受
台車上のコンクリートバケットにコンクリートを投入
し、該実コンクリートバケットを前記クレーンにより打
設点まで運搬することを特徴とするコンクリート運搬方
法、及び片側傾斜面の傾斜方向に敷設した走行路の上端
部上方にバッチャープラントを設置し、該走行路にホッ
パを備えたインクライン台車をウインチにより牽引走行
し得るよう配設すると共に該インクライン台車の下方に
バケット受台車を停止及び移動可能に配設して前記イン
クライン台車からバケット受台車上のコンクリートバケ
ットにコンクリートを受け渡しし得るようにし、該コン
クリートバケットをコンクリート打設点まで運ぶための
クレーンを設置したことを特徴とするコンクリート運搬
装置、にかかるものである。
向上及び安全性の向上を目的とするもので、片側傾斜面
に敷設された走行路の上部に設置したバッチャープラン
トからインクライン台車上のホッパにコンクリートを受
け渡し、該インクライン台車を前記走行路に沿って走行
させ、該インクライン台車を該走行路上であって且つク
レーンの作業半径内に停止したバケット受台車の直前で
停止させ、該インクライン台車のホッパからバケット受
台車上のコンクリートバケットにコンクリートを投入
し、該実コンクリートバケットを前記クレーンにより打
設点まで運搬することを特徴とするコンクリート運搬方
法、及び片側傾斜面の傾斜方向に敷設した走行路の上端
部上方にバッチャープラントを設置し、該走行路にホッ
パを備えたインクライン台車をウインチにより牽引走行
し得るよう配設すると共に該インクライン台車の下方に
バケット受台車を停止及び移動可能に配設して前記イン
クライン台車からバケット受台車上のコンクリートバケ
ットにコンクリートを受け渡しし得るようにし、該コン
クリートバケットをコンクリート打設点まで運ぶための
クレーンを設置したことを特徴とするコンクリート運搬
装置、にかかるものである。
[作 用] バッチャープラントで調製されたコンクリートは、該バ
ッチャープラント下方のインクライン台車のホッパ内に
投入され、次いでインクライン台車がウインチの巻出し
により走行路に沿って下降走行され、コンクリート打設
面近傍の走行路上に停止するバケット受台車の直前で停
止され、インクライン台車のホッパからバケット台車上
のコンクリートバケットへコンクリートが受け渡され、
しかる後クライミングジブクレーンにより前記コンクリ
ートバケットがコンクリート打設点まで運搬される。
ッチャープラント下方のインクライン台車のホッパ内に
投入され、次いでインクライン台車がウインチの巻出し
により走行路に沿って下降走行され、コンクリート打設
面近傍の走行路上に停止するバケット受台車の直前で停
止され、インクライン台車のホッパからバケット台車上
のコンクリートバケットへコンクリートが受け渡され、
しかる後クライミングジブクレーンにより前記コンクリ
ートバケットがコンクリート打設点まで運搬される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図乃至第4図は本発明の第1実施例であり、片側の
ダム岸1の傾斜面2に該傾斜面2の傾斜方向に2本のレ
ール3,3からなる走行路4を敷設し、該走行路4上にイ
ンクライン台車5及びバケット受台車6を走行移動可能
に配設する。
ダム岸1の傾斜面2に該傾斜面2の傾斜方向に2本のレ
ール3,3からなる走行路4を敷設し、該走行路4上にイ
ンクライン台車5及びバケット受台車6を走行移動可能
に配設する。
該インクライン台車5は形鋼、鋼管、鋼板等により形成
されており、車輪7を有する台車本体8上に固定された
一対の支持フレーム9,9′と10,10′間にホッパ11をピン
12にて傾動可能に取付けてあり、シリンダ13のピストン
ロッド14の先端を前記台車本体8の前端部中央にブラケ
ット15及びピン18により枢着し、該シリンダ13の筒体を
前記ホッパ11の底部にブラケット17及びピン18により枢
着し、該ホッパ11をダンプアップし得るようにしてあ
る。
されており、車輪7を有する台車本体8上に固定された
一対の支持フレーム9,9′と10,10′間にホッパ11をピン
12にて傾動可能に取付けてあり、シリンダ13のピストン
ロッド14の先端を前記台車本体8の前端部中央にブラケ
ット15及びピン18により枢着し、該シリンダ13の筒体を
前記ホッパ11の底部にブラケット17及びピン18により枢
着し、該ホッパ11をダンプアップし得るようにしてあ
る。
前記走行路4上端延長方向の前記ダム岸1に設けた機械
室19内に巻上ウインチ20を設置し、該巻上ウインチ20の
1条又は2条の巻上ロープ21を、前記インクライン台車
5の台車本体8後端部に固着されたブケット22にピン23
枢着したレバー24の下端部に接続し、該インクライン台
車5を牽引走行し得るようにしてある。
室19内に巻上ウインチ20を設置し、該巻上ウインチ20の
1条又は2条の巻上ロープ21を、前記インクライン台車
5の台車本体8後端部に固着されたブケット22にピン23
枢着したレバー24の下端部に接続し、該インクライン台
車5を牽引走行し得るようにしてある。
前記台車本体8に取付けた逸走防止装置25の作動レバー
26の端部にロッド27を連結し、該ロッド27の他端を逆転
機構を介して前記レバー24の上端部に連結し、前記巻上
ロープ21の破断により張力が失なわれたとき、前記ロッ
ド27が逆転機構及びスプリングによりバケット受台車6
側に強制的に移動せしめられ、逸走防止装置25が作動す
るようにしてある。
26の端部にロッド27を連結し、該ロッド27の他端を逆転
機構を介して前記レバー24の上端部に連結し、前記巻上
ロープ21の破断により張力が失なわれたとき、前記ロッ
ド27が逆転機構及びスプリングによりバケット受台車6
側に強制的に移動せしめられ、逸走防止装置25が作動す
るようにしてある。
前記バケット受台車6は形鋼、鋼管、鋼板等により形成
されており、車輪28を有する台車本体29上に固定された
一対の支持フレーム30,30′と31,31′間に、バケット受
台32を該バケット受台車6が前記走行路4上を移動する
際水平となるよう取り付け、該バケット受台32の周縁に
ガイド柵33を取り付けてコンクリートバケット34以外の
雑荷を載せられるようにし、前記機械室19内に設置した
巻上ウインチ35からの1条又は2条の巻上ロープ36を、
前記台車本体29後端部に前記インクライン台車5の場合
と同様にピンを枢着したレバーに接続し、牽引走行し得
るるようにすると共に逸走防止装置37が作動するように
してある。
されており、車輪28を有する台車本体29上に固定された
一対の支持フレーム30,30′と31,31′間に、バケット受
台32を該バケット受台車6が前記走行路4上を移動する
際水平となるよう取り付け、該バケット受台32の周縁に
ガイド柵33を取り付けてコンクリートバケット34以外の
雑荷を載せられるようにし、前記機械室19内に設置した
巻上ウインチ35からの1条又は2条の巻上ロープ36を、
前記台車本体29後端部に前記インクライン台車5の場合
と同様にピンを枢着したレバーに接続し、牽引走行し得
るるようにすると共に逸走防止装置37が作動するように
してある。
該バケット受台車6にケーブルリール38及びコンプレッ
サを搭載し、該コンプレッサから前記バケット受台32に
設けた自動給気装置39を介してコンクリートバケット34
内のエアレシーバタンクに圧縮空気を供給するようにし
てある。該バケット受台32上にコンクリートバケット34
の位置合せをするためのバケット位置合せ治具40を設
け、該バケット受台32上にコンクリートバケット34が設
置されるとインクライン台車5との接近インターロック
が解除されて微速接近するようにしてある。該バケット
受台車6とインクライン台車5との連結部は相互に嵌合
する構造であり、該バケット受台車6上にコンクリート
バケット34が載置されたとき、該コンクリートバケット
34内のエアレシーバタンクから圧縮空気がインクライン
台車5側のシリンダ13に供給されてホッパ11を傾動する
ようにしてある。前記ケーブルリール38は前記機械室19
から導かれるケーブル41を必要な長さに巻出すものであ
る。
サを搭載し、該コンプレッサから前記バケット受台32に
設けた自動給気装置39を介してコンクリートバケット34
内のエアレシーバタンクに圧縮空気を供給するようにし
てある。該バケット受台32上にコンクリートバケット34
の位置合せをするためのバケット位置合せ治具40を設
け、該バケット受台32上にコンクリートバケット34が設
置されるとインクライン台車5との接近インターロック
が解除されて微速接近するようにしてある。該バケット
受台車6とインクライン台車5との連結部は相互に嵌合
する構造であり、該バケット受台車6上にコンクリート
バケット34が載置されたとき、該コンクリートバケット
34内のエアレシーバタンクから圧縮空気がインクライン
台車5側のシリンダ13に供給されてホッパ11を傾動する
ようにしてある。前記ケーブルリール38は前記機械室19
から導かれるケーブル41を必要な長さに巻出すものであ
る。
ここで、コンプレッサを搭載せず、前記機械室19からエ
アホース42を導いてエアホースリール43から必要な長さ
に巻出し、外部から前記自動給気装置39に圧縮空気を供
給するようにしてもよい。又、自動給気装置39、エアレ
シーバタンク等の代わりに、インクライン台車5に油圧
装置を搭載し、ケーブルリール38及びケーブル41から給
電して前記シリンダ13を油圧駆動するようにしてもよ
い。
アホース42を導いてエアホースリール43から必要な長さ
に巻出し、外部から前記自動給気装置39に圧縮空気を供
給するようにしてもよい。又、自動給気装置39、エアレ
シーバタンク等の代わりに、インクライン台車5に油圧
装置を搭載し、ケーブルリール38及びケーブル41から給
電して前記シリンダ13を油圧駆動するようにしてもよ
い。
前記走行路4の上端部上方にバッチャープラント44を装
置し、該バッチャープラント44の下方にインクライン台
車5を休止時に固定する固定装置を備えてあり、該走行
路4の下端部近傍にクライミング式のジブクレーン45を
設置してある。
置し、該バッチャープラント44の下方にインクライン台
車5を休止時に固定する固定装置を備えてあり、該走行
路4の下端部近傍にクライミング式のジブクレーン45を
設置してある。
又、巻上ロープ21はピン12が走行路4の傾斜により車輪
7よりも前方に位置を変える場合には、ピン12の位置に
連結してもよい。
7よりも前方に位置を変える場合には、ピン12の位置に
連結してもよい。
図中、46は機械室19内に設けた制御盤を示す。次に本発
明のコンクリート運搬方法について説明する。
明のコンクリート運搬方法について説明する。
ダンプ式のインクライン台車5を巻上ウインチ20により
バッチャープラント44の下部に位置合せする。バッチャ
ープラント44からコンクリートがインクライン台車5の
ホッパ11に積み込まれる。
バッチャープラント44の下部に位置合せする。バッチャ
ープラント44からコンクリートがインクライン台車5の
ホッパ11に積み込まれる。
クレーン側の運転室47内の操作でクレーン作業半径をセ
ッティングすると、バケット受台車6が巻上ウインチ35
の巻上ロープ36によりクレーン作業半径位置まで走行路
4を走行して停止する。
ッティングすると、バケット受台車6が巻上ウインチ35
の巻上ロープ36によりクレーン作業半径位置まで走行路
4を走行して停止する。
ジブクレーン45により吊下げられたコンクリートバケッ
ト34は、ジブクレーン45側の巻上下動作によりバケット
受台車6のバケット受台32上に設置され、バケツ位置合
せ治具40により位置合せされる。該コンクリートバケッ
ト34の設置と同時に、バケット受台車6の自動給気装置
39からコンクリートバケット34のエアレシーバタンク自
動的にエアーが供給され、且つインクライン台車5との
接近インターロックが解除されて、インクライン台車5
が微速接近し、該インクライン台車6がバケット受台車
6と連結する。
ト34は、ジブクレーン45側の巻上下動作によりバケット
受台車6のバケット受台32上に設置され、バケツ位置合
せ治具40により位置合せされる。該コンクリートバケッ
ト34の設置と同時に、バケット受台車6の自動給気装置
39からコンクリートバケット34のエアレシーバタンク自
動的にエアーが供給され、且つインクライン台車5との
接近インターロックが解除されて、インクライン台車5
が微速接近し、該インクライン台車6がバケット受台車
6と連結する。
該台車5,6の連結によって給電装置或いは自動給気装置3
9により、インクライン台車5側のシリンダ13を作動
し、ピストンロッド14を突出してホッパ11を傾動動し、
該ホッパ11内のコンクリートをバケット受台車6上のコ
ンクリートバケット34に移し換える。
9により、インクライン台車5側のシリンダ13を作動
し、ピストンロッド14を突出してホッパ11を傾動動し、
該ホッパ11内のコンクリートをバケット受台車6上のコ
ンクリートバケット34に移し換える。
インクライン台車5は自動的にバケット受台車6から離
れてバッチャープラント44の下へ戻る。
れてバッチャープラント44の下へ戻る。
次に、ジブクレーン45側の運転手がコンクリートバケッ
ト34を吊上げ、該コンクリートバケット34がバケット受
台32を離れると、バケット位置合せ治具40付近に設置さ
れるインクライン台車接近インターロック用リミットス
イッチが解除される。
ト34を吊上げ、該コンクリートバケット34がバケット受
台32を離れると、バケット位置合せ治具40付近に設置さ
れるインクライン台車接近インターロック用リミットス
イッチが解除される。
第5図は本発明の第2実施例であり、前記第1実施例と
略同様の構成において、前記ダンプ式のホッパ11に代え
て押し出し式のホッパ48をインクライン台車5′に取り
付けた例である。すなわち、上方を大きく開口し容器状
のホッパ本体49の先端側底部の開閉板20をシリンダ51に
より開閉し得るようにし、該ホッパ本体49内のコンクリ
ート押板52を押し出しシリンダ53により進退移動し得る
ようにしてある。第5図中前記第1図乃至第4図と同一
の符号は同一のものを示す。
略同様の構成において、前記ダンプ式のホッパ11に代え
て押し出し式のホッパ48をインクライン台車5′に取り
付けた例である。すなわち、上方を大きく開口し容器状
のホッパ本体49の先端側底部の開閉板20をシリンダ51に
より開閉し得るようにし、該ホッパ本体49内のコンクリ
ート押板52を押し出しシリンダ53により進退移動し得る
ようにしてある。第5図中前記第1図乃至第4図と同一
の符号は同一のものを示す。
本実施例の場合には、バッチャープラント44からホッパ
本体49内にコンクリートが積み込まれた後、バケット受
台車6と連結し、コンクリートバケット34が設置される
とシリンダ51により開閉板50が開き、押し出しシリンダ
53により駆動されるコンクリート押板52により、ホッパ
本体49内のコンクリート54がコンクリートバケット34内
に押し出される。
本体49内にコンクリートが積み込まれた後、バケット受
台車6と連結し、コンクリートバケット34が設置される
とシリンダ51により開閉板50が開き、押し出しシリンダ
53により駆動されるコンクリート押板52により、ホッパ
本体49内のコンクリート54がコンクリートバケット34内
に押し出される。
第6図は本発明の第3実施例であり、前記第1実施例と
略同様の構成において、前記ダンプ式のホッパ11に代え
て下部排出式のホッパ55をインクライン台車5″に取り
付けた例である。すなわち、下部に排出口56を有するホ
ッパ本体57を、ダンパ58により水平保持可能に取り付
け、該ホッパ本体57の下部に取り付けたゲート59をシリ
ンダ60により開閉し得るようにしてある。
略同様の構成において、前記ダンプ式のホッパ11に代え
て下部排出式のホッパ55をインクライン台車5″に取り
付けた例である。すなわち、下部に排出口56を有するホ
ッパ本体57を、ダンパ58により水平保持可能に取り付
け、該ホッパ本体57の下部に取り付けたゲート59をシリ
ンダ60により開閉し得るようにしてある。
第6図中第1図乃至第4図と同一の符号は同一のものを
示す。
示す。
本実施例の場合には、バッチャープラント44下部でコン
クリートがホッパ本体57内に積み込まれ、バケット受台
車6と連結した後シリンダ60によりゲート59が開かれ、
コンクリートがシュート61を経てコンクリートバケット
34内に投入される。
クリートがホッパ本体57内に積み込まれ、バケット受台
車6と連結した後シリンダ60によりゲート59が開かれ、
コンクリートがシュート61を経てコンクリートバケット
34内に投入される。
以上において、バケット受台車6はクレーンの運転室か
若しくはバッチャープラント44上の運転室及びその他の
運転設備の位置からコントロールすることができる。バ
ケット受台車6の停止位置はジブクレーン45の作業半径
をセットすると、自動的にバケット受台車6の停止位置
がセットされ、巻上、起伏、旋回駆動は自動的にその位
置まで運転される。インクライン台車5は上記バケット
受台車6の停止位置がセットされると、自動車に停止位
置が定まり、制御盤46によりバケット受台車6の直前で
自動的に減速、停止される。
若しくはバッチャープラント44上の運転室及びその他の
運転設備の位置からコントロールすることができる。バ
ケット受台車6の停止位置はジブクレーン45の作業半径
をセットすると、自動的にバケット受台車6の停止位置
がセットされ、巻上、起伏、旋回駆動は自動的にその位
置まで運転される。インクライン台車5は上記バケット
受台車6の停止位置がセットされると、自動車に停止位
置が定まり、制御盤46によりバケット受台車6の直前で
自動的に減速、停止される。
なお、本発明は上述の実施例のみに限定されるものでは
なく、クライミングクレーンに一般的な固定ジブクレー
ンを組合せること、ケーブルクレーンを用いること、ダ
ム建設作業以外にも使用できること等、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
なく、クライミングクレーンに一般的な固定ジブクレー
ンを組合せること、ケーブルクレーンを用いること、ダ
ム建設作業以外にも使用できること等、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明のコンクリート運搬方法及び装
置によれば、下記の如き種々の優れた効果を発揮する。
置によれば、下記の如き種々の優れた効果を発揮する。
(I)インクライン台車により、バッチャープラントか
らコンクリートを受けて、移動可能なバケット受台車ま
で走行後連結させ、該バケット受台車上のコンクリート
バケットに投入し、クレーンで打設点まで運ぶようにし
たので、従来のようなトレッスルガーダ及びトランスフ
ァーカーが不要となる。
らコンクリートを受けて、移動可能なバケット受台車ま
で走行後連結させ、該バケット受台車上のコンクリート
バケットに投入し、クレーンで打設点まで運ぶようにし
たので、従来のようなトレッスルガーダ及びトランスフ
ァーカーが不要となる。
(II)従来のようなトランスファーカーの台車上でのコ
ンクリートバケットの吊換作業がなくなり、又トラッス
ルガーダ上での高所作業がなくなるので、作業の安全が
確保される。
ンクリートバケットの吊換作業がなくなり、又トラッス
ルガーダ上での高所作業がなくなるので、作業の安全が
確保される。
(III)トランスファーカの運転手及びコンクリート吊
換え作業員が不要となりランニングコストが軽減する。
換え作業員が不要となりランニングコストが軽減する。
(IV)トレッスルガーダ等が不要となり、設備費が削減
できる。
できる。
(V)完全自動運転に近い操作が可能となり、特にクレ
ーン側の作業半径操作の起伏動作を大幅に減らすことが
でき、操作性の向上とサイクルタイムの大幅な短縮が図
れる。
ーン側の作業半径操作の起伏動作を大幅に減らすことが
でき、操作性の向上とサイクルタイムの大幅な短縮が図
れる。
第1図は本発明の装置の第1実施例の全体説明図、第2
図は第1図のII−II方向矢視図、第3図は第1図におけ
るインクライン台車とバケット受台車の説明図、第4図
の右半分は第3図のIV−IV及び左半分はIV′−IV′方向
矢視図、第5図は本発明の装置の第2実施例の部分説明
図、第6図は本発明の装置の第3実施例の部分説明図、
第7図は従来のコンクリート運搬装置の一例を示す説明
図である。 2は傾斜面、4は走行路、5,5′,5″はインクライン台
車、6はバケット受台車、11はホッパ、12はピン、13は
シリンダ、19は機械室、20,35は巻上ウインチ、21,36は
巻上ロープ、25,37は逸走防止装置、32はバケット受
台、33はガイド柵、34はコンクリートバケット、38はケ
ーブルリール、39は自動給気装置、41はケーブル、42は
エアホース、43はエアホースリール、44はバッチャープ
ラント、45はジブクレーン、48,55はホッパ、49,57はホ
ッパ本体、50は開閉板、52はコンクリート押板、53は押
し出しシリンダ、59はゲート、60はシリンダを示す。
図は第1図のII−II方向矢視図、第3図は第1図におけ
るインクライン台車とバケット受台車の説明図、第4図
の右半分は第3図のIV−IV及び左半分はIV′−IV′方向
矢視図、第5図は本発明の装置の第2実施例の部分説明
図、第6図は本発明の装置の第3実施例の部分説明図、
第7図は従来のコンクリート運搬装置の一例を示す説明
図である。 2は傾斜面、4は走行路、5,5′,5″はインクライン台
車、6はバケット受台車、11はホッパ、12はピン、13は
シリンダ、19は機械室、20,35は巻上ウインチ、21,36は
巻上ロープ、25,37は逸走防止装置、32はバケット受
台、33はガイド柵、34はコンクリートバケット、38はケ
ーブルリール、39は自動給気装置、41はケーブル、42は
エアホース、43はエアホースリール、44はバッチャープ
ラント、45はジブクレーン、48,55はホッパ、49,57はホ
ッパ本体、50は開閉板、52はコンクリート押板、53は押
し出しシリンダ、59はゲート、60はシリンダを示す。
Claims (2)
- 【請求項1】片側傾斜面に敷設された走行路の上部に設
置したバッチャープラントからインクライン台車上のホ
ッパにコンクリートを受け渡し、該インクライン台車を
前記走行路に沿って走行させ、該インクライン台車を該
走行路上であって且つクレーンの作業半径内に停止した
バケット受台車の直前で停止させ、該インクライン台車
のホッパからバケット受台車上のコンクリートバケット
にコンクリートを投入し、該実コンリートバケットを前
記クレーンにより打設点まで運搬することを特徴とする
コンリート運搬方法。 - 【請求項2】片側傾斜面の傾斜方向に敷設した走行路の
上端部上方にバッチャープラントを設置し、 該走行路にホッパを備えたインクライン台車をウインチ
により牽引走行し得るよう配設すると共に該インクライ
ン台車の下方にバケット受台車を停止及び移動可能に配
設して前記インクライン台車からバケット受台車上のコ
ンクリートバケットにコンクリートを受け渡しし得るよ
うにし、該コンクリートバケットをコンクリート打設点
まで運ぶためのクレーンを設置したことを特徴とするコ
ンクリート運搬装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1544087A JPH0668165B2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | コンクリ−ト運搬方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1544087A JPH0668165B2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | コンクリ−ト運搬方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63184605A JPS63184605A (ja) | 1988-07-30 |
JPH0668165B2 true JPH0668165B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=11888862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1544087A Expired - Lifetime JPH0668165B2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | コンクリ−ト運搬方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668165B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0393552U (ja) * | 1990-01-17 | 1991-09-24 | ||
JPH0738557Y2 (ja) * | 1990-01-17 | 1995-09-06 | 松尾建設株式会社 | 運搬台車 |
JP5937960B2 (ja) * | 2012-12-14 | 2016-06-22 | 大成建設株式会社 | コンクリート斜面搬送設備の移動台車 |
-
1987
- 1987-01-26 JP JP1544087A patent/JPH0668165B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63184605A (ja) | 1988-07-30 |
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