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JPH05173583A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

Info

Publication number
JPH05173583A
JPH05173583A JP3341010A JP34101091A JPH05173583A JP H05173583 A JPH05173583 A JP H05173583A JP 3341010 A JP3341010 A JP 3341010A JP 34101091 A JP34101091 A JP 34101091A JP H05173583 A JPH05173583 A JP H05173583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sampling frequency
frequency
analog
interpolator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3341010A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Aikawa
浩利 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP3341010A priority Critical patent/JPH05173583A/ja
Publication of JPH05173583A publication Critical patent/JPH05173583A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラオケ装置において、再生速度を変化させ
る場合に生じる信号処理ブロック間のクロック周波数の
不整合を、デジタル信号処理によりサンプリング周波数
の変換を行うことによって解決する。 【構成】 本発明のカラオケ装置は、データ補間手段及
びデータ間引手段においてそれぞれ設定される倍率を変
化させることによって、サンプリング周波数を定倍し及
び分周した場合に対応するサンプル値を算出する。これ
により音声波形のサンプリング周波数に、データ補間手
段に設定された倍率を分子、データ間引手段に設定され
た倍率を分母とする分数を乗じて得た周波数に相当する
周波数のサンプリング周波数に対応するサンプル値の系
列を算出し、これを水晶発振器から与えられる一定の時
間間隔でアナログ変換手段によってアナログ波形に変換
することにより、望みの速度による音楽の再生を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラオケ装置に関し、
特には音楽情報をデジタル信号として保持し得るものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽情報がPCM符号などのよう
なデジタル信号により記録されているカラオケ装置は、
音楽情報が時間的に離散なサンプル値によって記録され
ているため、この音楽の再生速度を変化させる場合に
は、サンプリング周波数を変化させてデータを読み出
し、これを周波数を変化させたサンプリング信号に基い
てアナログ信号に変換しなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のカラオケ装置においては、サンプリング
周波数を発生させるためにPLLを使用すると、周波数
同調範囲を確保するために、ループフィルタを広帯域と
しなければならず、その際に位相比較器の出力の高調波
成分が十分に減衰されずに電圧制御発振器に印加される
こととなるため、電圧制御発振器の出力は前記高調波成
分を反映した位相ジッタ成分の多いものとなり、結果と
して得られるサンプリング信号は水晶発振器の出力に比
べて安定度が劣ることとなって、デジタル信号からアナ
ログ信号への変換が、一定間隔で行なわれないため再生
波形に歪を生じて音質の低下をきたしていた。
【0004】また、カラオケ装置内部の他のデジタル回
路で、上記のデータ読出手段によって読み出されたデー
タを処理する必要がある場合、そのデジタル回路が固定
のサンプリング周波数で動作している場合、データ読出
手段と上記デジタル回路で互いにサンプリングのタイミ
ングが異なることとなって、デジタル信号をそのまま転
送することができなかった。
【0005】この場合、いったんアナログ信号に変換し
たのち、再びサンプリングしてデジタル信号としてから
転送しなければならなかったため、回路構成が複雑なも
のとなり、また、アナログ回路とデジタル回路の混在に
よりデジタル回路のノイズがアナログ回路に混入しやす
く、S/N比の高い回路の設計が困難であった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、データ読み出しのサンプリング
周波数を変化させた場合でも、他のサンプリング周波数
で動作するデジタル回路ブロックに、デジタル情報をそ
のまま転送することが可能なカラオケ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のカラオケ装置は、デジタル信号として記録さ
れた音楽波形のデータを読出すデータ読出手段と、その
データ読出手段により読出されたデータを補間するデー
タ補間手段と、そのデータ補間手段により補間されたデ
ータを間引くデータ間引手段と、そのデータ間引手段で
間引かれたデータを、一定の時間間隔でアナログ信号に
変換するアナログ変換手段を備えている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明のカラオケ装置は、
データ補間手段及びデータ間引手段においてそれぞれ設
定される倍率を変化させることによって、サンプリング
周波数を逓倍し及び分周した場合に対応するサンプル値
を算出する。これにより音声波形のサンプリング周波数
に、データ補間手段に設定された倍率を分子、データ間
引手段に設定された倍率を分母とする分数を乗じて得た
周波数に相当する周波数のサンプリング周波数に対応す
るサンプル値の系列を算出し、これを水晶発振器から与
えられる一定の時間間隔でアナログ変換手段によってア
ナログ波形に変換することにより、望みの速度による音
楽の再生を実現する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を周知のカラオケ装置に具体化
した一実施例を図面を参照して説明する。
【0010】図1は全体の概要を示す図である。
【0011】データファイル装置に記録された音楽波形
のデータは、データ読出手段によって読出されて、デー
タ補間手段により補間され、データ間引手段によって間
引かれ、アナログ変換手段によりアナログ信号に変換さ
れ、増幅器においてマイクロフォンからの音声入力と加
算され増幅されて、スピーカより出力される。
【0012】次に図2を参照して説明する。図2は動作
ブロック図である。
【0013】本実施例のカラオケ装置では、データ補間
手段としてインタポレータを、データ間引手段としてデ
シメータを使用し、これらは、CPUによりそれぞれに
設定された倍率、すなわち、インタポレータ設定倍率、
デシメータ設定倍率にしたがって再生速度を変換する。
本実施例においては、音楽再生のタイミングは、水晶発
振器からアナログ変換手段に対して与えられるクロック
信号によって定められ、アナログ変換手段のデータ・バ
ッファに空き領域がある場合にバッファレディ信号をア
クティブとしてデータ読出手段に、データの読出しを要
求する。すなわち、音楽の再生速度の変化により、デー
タ読出しの速度が変化する。
【0014】図2に示すように、本実施例のカラオケ装
置では、データ・ファイル装置1に記憶された音楽デー
タを、データ読出手段2がバッファレディ信号線によっ
て与えられるタイミングにしたがって読出し、サンプル
値に変換し、インタポレータ3に入力する。インタポレ
ータ3は、インタポレータ設定倍率によって補間したサ
ンプル値をデシメータ4に入力する。デシメータは、デ
シメータ設定倍率によって、補間されたサンプル値を間
引いて、アナログ変換手段5に入力する。アナログ変換
手段5は、水晶発振器6から与えられるクロック信号に
基いて、一定の周期で、デシメータから与えられるサン
プル値をアナログ信号に変換して、増幅器7に出力す
る。
【0015】増幅器7は信号処理手段からのアナログ出
力とマイクロフォン8の出力をミキシングして増幅し、
スピーカ9に出力する。
【0016】本構成例においては、インタポレータ3は
インタポレータ設定倍率によって音楽波形のサンプリン
グ周波数、すなわち、原サンプリング周波数を逓倍し、
デシメータ4はデシメータ設定倍率によって逓倍された
サンプリング周波数を分周するため、全体としてサンプ
リング周波数は、次式であたえられる。
【0017】 fS=f0*(M/N) (式1) 但し、f0は原サンプリング周波数、Mはインタポレー
タ設定倍率、Nはデシメータ設定倍率である。
【0018】ここで、信号読出手段は、データ・ファイ
ル装置の記憶内容を読出してサンプル値に変換する機能
のほか、圧縮されたデータを伸張する機能、暗号化され
たデータを解読する機能、ADPCMなどの音声情報圧
縮方式によって符号化されたデータを復号する機能等を
併せ有することもあるものとし、アナログ変換手段は、
デジタル信号からアナログ信号への信号変換の機能のほ
か、再生速度の変化に伴う音程の変化を補償する音程補
償処理、音楽にサラウンド効果を付加するための音場信
号処理等の機能を有することがあるものとする。
【0019】CPU11は、操作パネル10におけるキ
ー入力にしたがって、インタポレータ及びデシメータに
倍率をそれぞれ設定するほか、データ読出手段及び信号
処理手段を制御して、予約曲の入力、演奏の開始及び停
止、サラウンド処理のモード設定等、カラオケ装置に要
求される諸機能を実現するものとする。
【0020】図3に、インタポレータの構成を示す。
【0021】インタポレータに入力されたサンプル値列
は、零補間器により各サンプル値間に零を挿入され、サ
ンプリング周波数は、原サンプリング周波数にCPUに
より設定された倍率を乗じた周波数に変換される。つぎ
に、FIR型のデジタルフィルタにより、原サンプル値
列に含まれる信号周波数成分以外の周波数成分を除去さ
れてサンプル・バッファ・レジスタに格納される。格納
されたデータは、デシメータの動作タイミングに応じて
読出される。
【0022】ここに、原サンプリング周波数をf0とす
れば、カット・オフ周波数fcは、次式で与えられる。
【0023】 fc=f0/2 (式 2) 図4にインタポレータのフローチャートを示す。
【0024】インタポレータは、周知のデジタル・シグ
ナル・プロセッサを用いてフローチャートに示す手順を
実行することにより構成できる。
【0025】まず、原サンプリング周波数におけるサン
プル値を読み込み(S1),これに零補間の処理をする
(S2)。ここに、零補間の処理とは、各サンプリング
の間に零を、インタポレータ設定倍率より1少ない数だ
け、挿入することをいう。この処理により、サンプリン
グ周波数は、原サンプリング周波数に、インタポレータ
設定倍率を乗じた周波数に変換される。次に、カウンタ
を初期化する(S3)。つづいて、零補間されたサンプ
ル値を、デジタルフィルタの演算に供するシフトレジス
タに入力し(S4),シフトレジスタの保持する零補間
されたサンプル値とデジタル・フィルタの係数をたたみ
こみ演算することにより、原サンプル列に含まれる周波
数帯域を通過させ、それ以外の帯域を遮断し(S5)、
得られたサンプル値をサンプル・バッファ・レジスタに
格納する。カウンタの値を、1加算し(S7)、カウン
タの値がインタポレータ設定倍率未満であれば(S8・
NO)、S4に戻って、次の零補間されたサンプル値に
対して処理を続行し、設定値であれば(S8・YE
S)、S1に戻って、次の原サンプル値に対して処理を
続行する。
【0026】図5に、デシメータの構成を示す。
【0027】デシメータは、インタポレータから入力さ
れたサンプル値列をデジタル・フィルタによって帯域制
限し、デシメータ設定倍率ごとに、出力サンプル値を間
引いて、デシメータの出力として、信号処理手段へ出力
する。
【0028】ここに、デシメータにおけるデジタル・フ
ィルタのカット・オフ周波数は、インタポレータ入力に
おけるサンプリング周波数を基準とすれば、(式2)に
よりあたえられる。
【0029】図6に、デシメータのフローチャートを示
す。
【0030】まず、カウンタをゼロ・クリアする(S
1)。つぎに、インタポレータから出力されるデータを
読み込み(S2)、シフトレジスタへ入力し(S3)、
カウンタの値を1増加する。その結果、カウンタの値が
デシメータ設定倍率でなければ(S5・NO)、S2へ
戻って処理を続行し、カウンタの値がデシメータ設定倍
率と等しければ(S5・YES)、シフト・レジスタ上
のサンプル値とディジタル・フィルタの係数を畳み込み
演算して(S6)、算出されたサンプル値を後段信号処
理手段へ出力する(S7)。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のカラオケ装置は、再生速度の変化に伴ってデータ
読出しのクロック周波数が変化する場合においても、サ
ンプリング周波数の変換が、インタポレータとデシメー
タによってデジタル信号のままおこなわれるため、デジ
タル信号をいったんアナログ信号に変換することなく、
異なるサンプリング周波数で動作するデジタル回路の間
で転送することができる。これにより、いったんアナロ
グに変換する場合に比してD/A変換器及びA/D変換
器の一対を節約できるほか、カラオケ装置内の音響信号
処理の基準クロックを、1個の水晶発振器をもって与え
ることができるため、PLL等により、クロックを発生
させる場合に比べ、安定した周波数で動作させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラオケ装置の概要を表す図である。
【図2】本発明のカラオケ装置示すブロック図である。
【図3】本発明のカラオケ装置の要部であるインタポレ
ータの構成を示す図である。
【図4】前記インタポレータの動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明のカラオケ装置の要部であるデシメータ
の構成を示す図である。
【図6】前記デシメータの動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 データファイル装置 2 データ読出手段 3 インタポレータ 4 デシメータ 5 アナログ変換手段 6 水晶発振器 7 増幅器 8 マイクロフォン 9 スピーカ 10 操作パネル 11 CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号として記録された音楽波形
    のデータを読出すデータ読出手段と、 そのデータ読出手段により読出されたデータを予め設定
    された複数の倍率のうちいずれかで補間可能なデータ補
    間手段と、 そのデータ補間手段により補間されたデータを予め設定
    された複数の倍率のうちいずれかで間引可能なデータ間
    引手段と、 そのデータ間引き手段で間引かれたデータを、一定の時
    間間隔でアナログ信号に変換するアナログ変換手段とを
    備えたことを特徴とするカラオケ装置。
JP3341010A 1991-12-24 1991-12-24 カラオケ装置 Pending JPH05173583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3341010A JPH05173583A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 カラオケ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3341010A JPH05173583A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 カラオケ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05173583A true JPH05173583A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18342380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3341010A Pending JPH05173583A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 カラオケ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05173583A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4861683A (en) * 1987-03-25 1989-08-29 Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Quaternary-containing resin used for magnetic recording media
WO1997044778A1 (fr) * 1996-05-21 1997-11-27 Hitachi, Ltd. Dispositif de reproduction de donnees numeriques

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4861683A (en) * 1987-03-25 1989-08-29 Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Quaternary-containing resin used for magnetic recording media
WO1997044778A1 (fr) * 1996-05-21 1997-11-27 Hitachi, Ltd. Dispositif de reproduction de donnees numeriques

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