JPH0517292Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0517292Y2 JPH0517292Y2 JP1986118805U JP11880586U JPH0517292Y2 JP H0517292 Y2 JPH0517292 Y2 JP H0517292Y2 JP 1986118805 U JP1986118805 U JP 1986118805U JP 11880586 U JP11880586 U JP 11880586U JP H0517292 Y2 JPH0517292 Y2 JP H0517292Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door glass
- recess
- glass
- sub
- channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
この考案は自動車の窓ガラス構造にかかり、特
に、ルーフまで一体化されたサイドドア(ガルウ
イングドア)や、三次元曲面のドアガラスを備え
たサイドドアに好適な窓ガラス構造の改良に関す
る。
に、ルーフまで一体化されたサイドドア(ガルウ
イングドア)や、三次元曲面のドアガラスを備え
たサイドドアに好適な窓ガラス構造の改良に関す
る。
ガルウイングドアや、三次元曲面のドアガラス
を備えたドアにおいては、ドアガラス全体を昇降
させることが困難なために、ドア本体に対して固
定され、開口を備える主ドアガラスと、この主ド
アガラスに対して略上下方向に移動自在であつ
て、前記主ドアガラスの前記開口を開閉する副ド
アガラス(小窓)とからドアガラスを構成してい
るものがある。 又、通常のサイドドアの場合であつても、例え
ば実公昭56−26987号公報に開示されるように、
主ドアガラスと副ドアガラスとから成り、且つこ
れら主ドアガラス及び副ドアガラスが共にウイン
ドレギユレータによつて昇降自在とされた自動車
の窓ガラス構造がある。 上記のような主ドアガラス及び副ドアガラスか
らなる窓ガラス構造を採用した自動車において
は、副ドアガラスが前記開口を全閉するときに、
該開口の周縁と副ドアガラスの周縁との間をシー
ルしなければならない。
を備えたドアにおいては、ドアガラス全体を昇降
させることが困難なために、ドア本体に対して固
定され、開口を備える主ドアガラスと、この主ド
アガラスに対して略上下方向に移動自在であつ
て、前記主ドアガラスの前記開口を開閉する副ド
アガラス(小窓)とからドアガラスを構成してい
るものがある。 又、通常のサイドドアの場合であつても、例え
ば実公昭56−26987号公報に開示されるように、
主ドアガラスと副ドアガラスとから成り、且つこ
れら主ドアガラス及び副ドアガラスが共にウイン
ドレギユレータによつて昇降自在とされた自動車
の窓ガラス構造がある。 上記のような主ドアガラス及び副ドアガラスか
らなる窓ガラス構造を採用した自動車において
は、副ドアガラスが前記開口を全閉するときに、
該開口の周縁と副ドアガラスの周縁との間をシー
ルしなければならない。
これに対して、前記実公昭56−26987号公報に
開示される窓ガラス構造は、副ドアガラスの周縁
に厚手のウエザストリツプを取付け、このウエザ
ストリツプが主ドアガラスの内側面に接触するこ
とによつて両者の間をシールするようにしてい
る。 しかしながら、このように厚手のウエザストリ
ツプを副ドアガラスに取付けて、主ドアガラスに
摺接させる構造は、ウエザストリツプによつて車
室内乗員の視界が妨げられるのみならず、主ドア
ガラスと副ドアガラスとの間にドア厚さ方向の段
差が生じ、これによつて、自動車の高速走行時に
いわゆる風切音が発生したり、見栄が低下すると
いう問題点がある。 これに対して、更に、副ドアガラスの外周縁に
おいて主ドアガラスの開口にウエザストリツプを
介して当接させることも考えられるが、この場合
は、自動車の高速走行時に発生する車室内外の圧
力差によつて副ドアガラスが車外方向に押し出さ
れ易く、これによつて風切音が発生したり、シー
ル不十分となつたりするという問題点が考えられ
る。
開示される窓ガラス構造は、副ドアガラスの周縁
に厚手のウエザストリツプを取付け、このウエザ
ストリツプが主ドアガラスの内側面に接触するこ
とによつて両者の間をシールするようにしてい
る。 しかしながら、このように厚手のウエザストリ
ツプを副ドアガラスに取付けて、主ドアガラスに
摺接させる構造は、ウエザストリツプによつて車
室内乗員の視界が妨げられるのみならず、主ドア
ガラスと副ドアガラスとの間にドア厚さ方向の段
差が生じ、これによつて、自動車の高速走行時に
いわゆる風切音が発生したり、見栄が低下すると
いう問題点がある。 これに対して、更に、副ドアガラスの外周縁に
おいて主ドアガラスの開口にウエザストリツプを
介して当接させることも考えられるが、この場合
は、自動車の高速走行時に発生する車室内外の圧
力差によつて副ドアガラスが車外方向に押し出さ
れ易く、これによつて風切音が発生したり、シー
ル不十分となつたりするという問題点が考えられ
る。
この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので
あつて、細幅のシール部材で、副ドアガラスと主
ドアガラスとのドア厚さ方向の段差がなく、且
つ、自動車の高速走行時に副窓ガラスが車外方向
に押し出されたりすることがなく、確実にシール
を行うことができるようにした自動車の窓ガラス
構造を提供することを目的とする。
あつて、細幅のシール部材で、副ドアガラスと主
ドアガラスとのドア厚さ方向の段差がなく、且
つ、自動車の高速走行時に副窓ガラスが車外方向
に押し出されたりすることがなく、確実にシール
を行うことができるようにした自動車の窓ガラス
構造を提供することを目的とする。
この考案は、ドア本体に対して固定され、前記
ドア本体上端縁に隣接した開口を備える主ドアガ
ラスと、この主ドアガラスに対して略上下方向に
移動自在であつて、前記主ドアガラスの前記開口
を開閉する副ドアガラスと、前記副ドアガラスの
全閉時に該副ドアガラスと前記主ドアガラス間を
シールするシール部材と、を有してなる自動車の
窓ガラス構造において、前記シール部材を、前記
開口の周縁に接着されると共に、前記副ドアガラ
スの周縁を抱込み可能とされた凹部を備えるチヤ
ンネルと、このチヤンネルの前記凹部に取付けら
れ、前記副ドアガラスの前記周縁に圧接する中空
のウエザストリツプとから構成すると共に、前記
ウエザストリツプを、前記副ドアガラスの全閉時
に、該副ドアガラスの周縁外側面に接触するアウ
タリツプを備え、且つ、該アウタリツプは、少な
くとも一部が前記凹部内で前記周縁外側面に接触
するように構成して上記目的を達成するものであ
る。 又、前記チヤンネルを、前記開口周縁に嵌合さ
れる外側凹部と、この外側凹部の底壁と前記凹部
の底壁との間の〓間と、前記凹部の底壁に形成さ
れ、前記ウエザストリツプの先端が前記〓間内に
進入することを許容する取付孔とを備えるように
し上記目的を達成するものである。
ドア本体上端縁に隣接した開口を備える主ドアガ
ラスと、この主ドアガラスに対して略上下方向に
移動自在であつて、前記主ドアガラスの前記開口
を開閉する副ドアガラスと、前記副ドアガラスの
全閉時に該副ドアガラスと前記主ドアガラス間を
シールするシール部材と、を有してなる自動車の
窓ガラス構造において、前記シール部材を、前記
開口の周縁に接着されると共に、前記副ドアガラ
スの周縁を抱込み可能とされた凹部を備えるチヤ
ンネルと、このチヤンネルの前記凹部に取付けら
れ、前記副ドアガラスの前記周縁に圧接する中空
のウエザストリツプとから構成すると共に、前記
ウエザストリツプを、前記副ドアガラスの全閉時
に、該副ドアガラスの周縁外側面に接触するアウ
タリツプを備え、且つ、該アウタリツプは、少な
くとも一部が前記凹部内で前記周縁外側面に接触
するように構成して上記目的を達成するものであ
る。 又、前記チヤンネルを、前記開口周縁に嵌合さ
れる外側凹部と、この外側凹部の底壁と前記凹部
の底壁との間の〓間と、前記凹部の底壁に形成さ
れ、前記ウエザストリツプの先端が前記〓間内に
進入することを許容する取付孔とを備えるように
し上記目的を達成するものである。
この考案においては、シール部材を構成するチ
ヤンネルが、副ドアガラスの周縁を抱き込み可能
とされた凹部を備え、且つ、この凹部内で副ドア
ガラスの周縁に圧接する中空のウエザストリツプ
が設けられているので、チヤンネルを細幅に構成
して車室内乗員の視界の確保を図ることができ、
且つ、凹部内で、変形代の大きい中空のウエザス
トリツプが、チヤンネルに保持されつつ、ドアガ
ラスに圧接して、シールを確実にすると共に、該
チヤンネルの凹部によつて副ドアガラスの周縁の
車外方向への変位を確実に規制することができ
る。 又、ウエザストリツプは、副ドアガラスの周縁
における外側面に接触するアウタリツプを備えて
いて、周縁が凹部内でウエザストリツプに圧接し
ているとき、その外側面を覆つているので、副ド
アガラスはその周縁においてウエザストリツプに
圧接し、且つ外側面をアウタリツプに覆われるこ
とによつて、確実なシールが行われることにな
る。 更に、アウタリツプは少なくとも一部が凹部内
で副ドアガラスの周縁外側に接触しているので、
自動車走行中に風によつてめくれ上つたりするこ
とがなく、確実にシールできる。
ヤンネルが、副ドアガラスの周縁を抱き込み可能
とされた凹部を備え、且つ、この凹部内で副ドア
ガラスの周縁に圧接する中空のウエザストリツプ
が設けられているので、チヤンネルを細幅に構成
して車室内乗員の視界の確保を図ることができ、
且つ、凹部内で、変形代の大きい中空のウエザス
トリツプが、チヤンネルに保持されつつ、ドアガ
ラスに圧接して、シールを確実にすると共に、該
チヤンネルの凹部によつて副ドアガラスの周縁の
車外方向への変位を確実に規制することができ
る。 又、ウエザストリツプは、副ドアガラスの周縁
における外側面に接触するアウタリツプを備えて
いて、周縁が凹部内でウエザストリツプに圧接し
ているとき、その外側面を覆つているので、副ド
アガラスはその周縁においてウエザストリツプに
圧接し、且つ外側面をアウタリツプに覆われるこ
とによつて、確実なシールが行われることにな
る。 更に、アウタリツプは少なくとも一部が凹部内
で副ドアガラスの周縁外側に接触しているので、
自動車走行中に風によつてめくれ上つたりするこ
とがなく、確実にシールできる。
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 この実施例における自動車10は、ルーフ12
に一部が一体化されたサイドドア、即ちガルウイ
ングドア14を備えるものである。 このガルウイングドア14は、第1図に示され
るように、ドア本体16に対して固定され、後端
縁18A側に、前記ドア本体16上端縁16Aに
隣接した開口20を備える主ドアガラス18と、
この主ドアガラス18に対して略上下方向に移動
自在であつて、前記主ドアガラス18の前記開口
20を開閉する副ドアガラス22と、前記副ドア
ガラス22の、開口20全閉時に該副ドアガラス
22と前記主ドアガラス18間をシールするシー
ル部材24と、を有して構成されている。 前記ガルウイングドア14において、前記シー
ル部材24は、前記開口20の周縁20Aに接着
されると共に、前記副ドアガラス22の周縁22
Aを抱込み可能とされた凹部28を備えるチヤン
ネル26と、このチヤンネル26の前記凹部28
に取付けられ、前記副ドアガラス22の前記開口
20の全閉時に、該凹部28内で、該副ドアガラ
ス22の前記周縁22Aに圧接する中空のウエザ
ストリツプ30とから構成されている。前記チヤ
ンネルは26、前記開口20の周縁20Aに嵌合
される外側凹部32と、この外側凹部32の底壁
32Aと前記凹部28の底壁28Aとの間の〓間
34と、前記凹部28の底壁28Aに形成され、
前記ウエザストリツプ30の先端が前記〓間34
内に進入することを許容する取付孔28Bと、を
備えている。 前記ウエザストリツプ30は、その先端拡径部
30Aを前記取付孔28Bから前記〓間34内に
押し込むことによつて凹部28内に保持されるよ
うになつている。〓間34があるので、先端拡径
部30Aを押して細長くしてから、取付孔28B
に挿入して、取付けができる。 又、前記ウエザストリツプ30は、前記副ドア
ガラス22の全閉時に、該副ドアガラス22の周
縁22Aにおける外側面に接触するアウタリツプ
30Bを備えている。 このアウタリツプ30Bは、少なくとも一部が
前記凹部28内で前記周縁22Aの外側面に接触
するようにされている。 又前記ガルウイングドア14は、前記主ドアガ
ラス18の後端縁18Aに、これを囲んで取付け
られたエツジプロテクタ36と、前記ドア本体1
6に、前記エツジプロテクタ36と整列して取付
けられ、且つ、前記副ドアガラス22の開放側端
縁(後端縁)22Bをガイドするガイドフレーム
38と、このガイドフレーム38の上端に取付け
られ、該ガイドフレーム38の上端開口38Aを
塞ぐキヤツプ40と、を備えている。 第2図及び第3図の符号42はドア本体16に
一体的に取付けられ、車室44側から主ドアガラ
ス18及び前記ガイドフレーム38を支持するた
めのドアフレームを示す。 このドアフレーム42は、主ドアガラス18の
外周縁に沿つて、車室側44に配置されると共
に、接着剤46を介して主ドアガラス18の外周
縁部に接着され、これによつて主ドアガラス18
を支持するようにされている。 又、ドアフレーム42は、副ドアガラス22の
開放側端縁22Bの車室44側位置においては、
第3図に示されるように、ガイドフレーム38と
一体的に溶着され、これによつて、ガイドフレー
ム26を支持している。 第2図及び第3図の符号48は前記ドアフレー
ム32の室内側を覆うためのガーニツシユ、50
はガルウイングドア14の全閉時に、これとボデ
イ側のセンタピラー51との間をシールするため
のドアウエザストリツプ、52は前記主ドアガラ
ス18及び副ドアガラス22における前記ドアフ
レーム42と隣接する部分の車室側面を覆うよう
にして塗装されたセラミツク塗装面をそれぞれ示
す。 又、第3図の符号54は、ガイドフレーム38
内に保持され、前記副ドアガラス22の開放側端
縁を開閉方向にガイドしつつシールするためのガ
ラスランをそれぞれ示す。 前記セラミツク塗装面52は、前記ドアフレー
ム42、ガーニツシユ48及びガラスラン54が
車外から視認されることを防止するためのもので
ある。 前記キヤツプ40は、合成樹脂製であつて、前
記ガイドフレーム38の上端開口38Aに嵌合さ
れ、これを閉じるようにされている。 ここで、前記チヤンネル26の凹部28は、エ
ツジプロテクタ36の下端面を閉じる位置まで延
在されている。 従つて、組立状態においては、エツジプロテク
タ36及び主ドアガラス18の後端縁18A側の
下端は、キヤツプ40で閉塞されたガイドフレー
ム38の上端開口の上方に整列して配置されるこ
とになる。 次に上記実施例の作用を説明する。 副ドアガラス22を上昇させて開口20を閉じ
ると、、該副ドアガラス22の周縁22Aはチヤ
ンネル26における凹部28内に入り込み、該凹
部28内に保持されたウエザストリツプ30に圧
接する。 この状態で、副ドアガラス22は、ウエザスト
リツプ30を介し、その厚さ方向両側から凹部2
8によつて拘束される。 このため、自動車の高速走行時に車室内外の圧
力差によつて車外方向に押出し力を受けても、副
ドアガラス22は凹部28から飛び出すことがで
きず、ここでウエザストリツプ30との圧接状態
を確実に維持されることになる。 又、ウエザストリツプ30は、副ドアガラス2
2の周縁22Aにおける外側面に接触するアウタ
リツプ30Bを備えていて、周縁22Aが凹部2
8内でウエザストリツプ30に圧接していると
き、その外側面を覆つている。 このため、副ドアガラス22はその周縁22A
においてウエザストリツプ30に圧接し、且つ外
側面をアウタリツプ30Bに覆われることによつ
て、確実なシールが行われることになる。 更に、アウタリツプ30Bは少なくとも一部
が、凹部28内で、副ドアガラス22の周縁22
A外側に接触しているので、自動車走行中に風に
よつてめくれ上つたりすることがなく、確実にシ
ールできる。 又、ウエザストリツプ30は中空部30Cを備
えた中空形状であるので、その変形代が大きく副
ドアガラス22の周縁22Aに確実に圧接して、
シールを強固なものとすることができる。 ここで、ウエザストリツプ30は、中空部30
Cを備えて変形し易くされているが、凹部28に
よつてドア厚さ方向に拘束されているために、シ
ール洩れが生じたりすることがなく、又、窓ガラ
ス22をその厚さ方向に確実に拘束することがで
きる。更に、前記シール部材24は、主ドアガラ
ス18の開口20における周縁20Aに接着され
るとと共に、副ドアガラス22の周縁22Aを抱
込む凹部28が設けられたチヤンネル26と、該
凹部28内に保持されたウエザストリツプ30と
から構成されているので、チヤンネル26とウエ
ザストリツプ30は重なり合つて、シール部材2
4の全体としての幅を小さくすることができる。 このためシール部材24による車室内乗員の視
界の妨げは最小限となる。 ここで、チヤンネル26は副ドアガラス22及
びエツジプロテクタ36の下端面にまで延在され
ていて、キヤツプ40の上方位置にあるので、主
ドアガラス18と副ドアガラス22の接続部か
ら、ガイドフレーム38内に雨水等が侵入するこ
とを防止できる。 なお上記実施例は、ルーフの一部がサイドドア
と一体化されたガルウイングドアについてのもの
であるが、本考案はこれに限定されるものでな
く、通常のサイドドアについても適用されるもの
である。 又、上記実施例において、ガルウイングドア1
4は、主ドアガラス18の周縁を車室側から支持
するドアフレーム42を備えたものであるが、本
考案は、ドアフレームを備えていないドアについ
ても適用されるものである。
る。 この実施例における自動車10は、ルーフ12
に一部が一体化されたサイドドア、即ちガルウイ
ングドア14を備えるものである。 このガルウイングドア14は、第1図に示され
るように、ドア本体16に対して固定され、後端
縁18A側に、前記ドア本体16上端縁16Aに
隣接した開口20を備える主ドアガラス18と、
この主ドアガラス18に対して略上下方向に移動
自在であつて、前記主ドアガラス18の前記開口
20を開閉する副ドアガラス22と、前記副ドア
ガラス22の、開口20全閉時に該副ドアガラス
22と前記主ドアガラス18間をシールするシー
ル部材24と、を有して構成されている。 前記ガルウイングドア14において、前記シー
ル部材24は、前記開口20の周縁20Aに接着
されると共に、前記副ドアガラス22の周縁22
Aを抱込み可能とされた凹部28を備えるチヤン
ネル26と、このチヤンネル26の前記凹部28
に取付けられ、前記副ドアガラス22の前記開口
20の全閉時に、該凹部28内で、該副ドアガラ
ス22の前記周縁22Aに圧接する中空のウエザ
ストリツプ30とから構成されている。前記チヤ
ンネルは26、前記開口20の周縁20Aに嵌合
される外側凹部32と、この外側凹部32の底壁
32Aと前記凹部28の底壁28Aとの間の〓間
34と、前記凹部28の底壁28Aに形成され、
前記ウエザストリツプ30の先端が前記〓間34
内に進入することを許容する取付孔28Bと、を
備えている。 前記ウエザストリツプ30は、その先端拡径部
30Aを前記取付孔28Bから前記〓間34内に
押し込むことによつて凹部28内に保持されるよ
うになつている。〓間34があるので、先端拡径
部30Aを押して細長くしてから、取付孔28B
に挿入して、取付けができる。 又、前記ウエザストリツプ30は、前記副ドア
ガラス22の全閉時に、該副ドアガラス22の周
縁22Aにおける外側面に接触するアウタリツプ
30Bを備えている。 このアウタリツプ30Bは、少なくとも一部が
前記凹部28内で前記周縁22Aの外側面に接触
するようにされている。 又前記ガルウイングドア14は、前記主ドアガ
ラス18の後端縁18Aに、これを囲んで取付け
られたエツジプロテクタ36と、前記ドア本体1
6に、前記エツジプロテクタ36と整列して取付
けられ、且つ、前記副ドアガラス22の開放側端
縁(後端縁)22Bをガイドするガイドフレーム
38と、このガイドフレーム38の上端に取付け
られ、該ガイドフレーム38の上端開口38Aを
塞ぐキヤツプ40と、を備えている。 第2図及び第3図の符号42はドア本体16に
一体的に取付けられ、車室44側から主ドアガラ
ス18及び前記ガイドフレーム38を支持するた
めのドアフレームを示す。 このドアフレーム42は、主ドアガラス18の
外周縁に沿つて、車室側44に配置されると共
に、接着剤46を介して主ドアガラス18の外周
縁部に接着され、これによつて主ドアガラス18
を支持するようにされている。 又、ドアフレーム42は、副ドアガラス22の
開放側端縁22Bの車室44側位置においては、
第3図に示されるように、ガイドフレーム38と
一体的に溶着され、これによつて、ガイドフレー
ム26を支持している。 第2図及び第3図の符号48は前記ドアフレー
ム32の室内側を覆うためのガーニツシユ、50
はガルウイングドア14の全閉時に、これとボデ
イ側のセンタピラー51との間をシールするため
のドアウエザストリツプ、52は前記主ドアガラ
ス18及び副ドアガラス22における前記ドアフ
レーム42と隣接する部分の車室側面を覆うよう
にして塗装されたセラミツク塗装面をそれぞれ示
す。 又、第3図の符号54は、ガイドフレーム38
内に保持され、前記副ドアガラス22の開放側端
縁を開閉方向にガイドしつつシールするためのガ
ラスランをそれぞれ示す。 前記セラミツク塗装面52は、前記ドアフレー
ム42、ガーニツシユ48及びガラスラン54が
車外から視認されることを防止するためのもので
ある。 前記キヤツプ40は、合成樹脂製であつて、前
記ガイドフレーム38の上端開口38Aに嵌合さ
れ、これを閉じるようにされている。 ここで、前記チヤンネル26の凹部28は、エ
ツジプロテクタ36の下端面を閉じる位置まで延
在されている。 従つて、組立状態においては、エツジプロテク
タ36及び主ドアガラス18の後端縁18A側の
下端は、キヤツプ40で閉塞されたガイドフレー
ム38の上端開口の上方に整列して配置されるこ
とになる。 次に上記実施例の作用を説明する。 副ドアガラス22を上昇させて開口20を閉じ
ると、、該副ドアガラス22の周縁22Aはチヤ
ンネル26における凹部28内に入り込み、該凹
部28内に保持されたウエザストリツプ30に圧
接する。 この状態で、副ドアガラス22は、ウエザスト
リツプ30を介し、その厚さ方向両側から凹部2
8によつて拘束される。 このため、自動車の高速走行時に車室内外の圧
力差によつて車外方向に押出し力を受けても、副
ドアガラス22は凹部28から飛び出すことがで
きず、ここでウエザストリツプ30との圧接状態
を確実に維持されることになる。 又、ウエザストリツプ30は、副ドアガラス2
2の周縁22Aにおける外側面に接触するアウタ
リツプ30Bを備えていて、周縁22Aが凹部2
8内でウエザストリツプ30に圧接していると
き、その外側面を覆つている。 このため、副ドアガラス22はその周縁22A
においてウエザストリツプ30に圧接し、且つ外
側面をアウタリツプ30Bに覆われることによつ
て、確実なシールが行われることになる。 更に、アウタリツプ30Bは少なくとも一部
が、凹部28内で、副ドアガラス22の周縁22
A外側に接触しているので、自動車走行中に風に
よつてめくれ上つたりすることがなく、確実にシ
ールできる。 又、ウエザストリツプ30は中空部30Cを備
えた中空形状であるので、その変形代が大きく副
ドアガラス22の周縁22Aに確実に圧接して、
シールを強固なものとすることができる。 ここで、ウエザストリツプ30は、中空部30
Cを備えて変形し易くされているが、凹部28に
よつてドア厚さ方向に拘束されているために、シ
ール洩れが生じたりすることがなく、又、窓ガラ
ス22をその厚さ方向に確実に拘束することがで
きる。更に、前記シール部材24は、主ドアガラ
ス18の開口20における周縁20Aに接着され
るとと共に、副ドアガラス22の周縁22Aを抱
込む凹部28が設けられたチヤンネル26と、該
凹部28内に保持されたウエザストリツプ30と
から構成されているので、チヤンネル26とウエ
ザストリツプ30は重なり合つて、シール部材2
4の全体としての幅を小さくすることができる。 このためシール部材24による車室内乗員の視
界の妨げは最小限となる。 ここで、チヤンネル26は副ドアガラス22及
びエツジプロテクタ36の下端面にまで延在され
ていて、キヤツプ40の上方位置にあるので、主
ドアガラス18と副ドアガラス22の接続部か
ら、ガイドフレーム38内に雨水等が侵入するこ
とを防止できる。 なお上記実施例は、ルーフの一部がサイドドア
と一体化されたガルウイングドアについてのもの
であるが、本考案はこれに限定されるものでな
く、通常のサイドドアについても適用されるもの
である。 又、上記実施例において、ガルウイングドア1
4は、主ドアガラス18の周縁を車室側から支持
するドアフレーム42を備えたものであるが、本
考案は、ドアフレームを備えていないドアについ
ても適用されるものである。
本考案は上記のように構成したので、主ドアガ
ラスと副ドアガラス間の、シールを、車室内乗員
の視界の妨げを最小限としつつ、且つ、主ドアガ
ラスと副ドアガラスを実質的に面一に維持しつ
つ、シールを確実に行うことができ、又、副ドア
ガラスの、自動車高速走行時における車室内外の
圧力差によつて吸い出されることを確実に防止で
き、更に、アウタリツプにより副ドアガラスの周
縁外側を押え込むようにして覆い、確実にシール
することができるという優れた効果を有する。
ラスと副ドアガラス間の、シールを、車室内乗員
の視界の妨げを最小限としつつ、且つ、主ドアガ
ラスと副ドアガラスを実質的に面一に維持しつ
つ、シールを確実に行うことができ、又、副ドア
ガラスの、自動車高速走行時における車室内外の
圧力差によつて吸い出されることを確実に防止で
き、更に、アウタリツプにより副ドアガラスの周
縁外側を押え込むようにして覆い、確実にシール
することができるという優れた効果を有する。
第1図は本考案の窓ガラス構造を実施した自動
車の要部を示す斜視図、第2図乃至第4図は本考
案にかかる自動車の窓ガラス構造の実施例を示す
第1図の−線〜−に沿う拡大断面図、第
5図は同実施例の要部を示す分解斜視図である。 10……自動車、12……ルーフ、14……ガ
ルウイングドア、16……ドア本体、18……主
ドアガラス、20……開口、20A……周縁、2
2……副ドアガラス、22A……周縁、24……
シール部材、26……チヤンネル、28……凹
部、28A,32A……底壁、28B……取付
孔、30……ウエザストリツプ、30C……中空
部、30B……アウタリツプ、32……外側凹
部、34……〓間。
車の要部を示す斜視図、第2図乃至第4図は本考
案にかかる自動車の窓ガラス構造の実施例を示す
第1図の−線〜−に沿う拡大断面図、第
5図は同実施例の要部を示す分解斜視図である。 10……自動車、12……ルーフ、14……ガ
ルウイングドア、16……ドア本体、18……主
ドアガラス、20……開口、20A……周縁、2
2……副ドアガラス、22A……周縁、24……
シール部材、26……チヤンネル、28……凹
部、28A,32A……底壁、28B……取付
孔、30……ウエザストリツプ、30C……中空
部、30B……アウタリツプ、32……外側凹
部、34……〓間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドア本体に対して固定され、前記ドア本体上
端縁に隣接した開口を備える主ドアガラスと、
この主ドアガラスに対して略上下方向に移動自
在であつて、前記主ドアガラスの前記開口を開
閉する副ドアガラスと、前記副ドアガラスの全
閉時に該副ドアガラスと前記主ドアガラス間を
シールするシール部材と、を有してなる自動車
の窓ガラス構造において、前記シール部材は、
前記開口の周縁に接着されると共に、前記副ド
アガラスの周縁を抱込み可能とされた凹部を備
えるチヤンネルと、このチヤンネルの前記凹部
に取付けられ、前記副ドアガラスの前記開口の
全閉時に、該凹部内で、該副ドアガラスの前記
周縁に圧接する中空のウエザストリツプと、を
有してなり、前記ウエザストリツプは、前記副
ドアガラスの全閉時に、該副ドアガラスの周縁
外側面に接触するアウタリツプを備え、該アウ
タリツプは、少なくとも一部が前記凹部内で前
記周縁外側面に接触するようにされた自動車の
窓ガラス構造。 (2) 前記チヤンネルは、前記開口周縁に嵌合され
る外側凹部と、この外側凹部の底壁と前記凹部
の底壁との間の間〓と、前記構造の底壁に形成
され、前記ウエザストリツプの先端が前記間〓
内に進入することを許容する取付孔と、を有し
てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の自
動車の窓ガラス構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986118805U JPH0517292Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986118805U JPH0517292Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6325622U JPS6325622U (ja) | 1988-02-19 |
JPH0517292Y2 true JPH0517292Y2 (ja) | 1993-05-10 |
Family
ID=31005605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986118805U Expired - Lifetime JPH0517292Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517292Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2567076B2 (ja) * | 1988-12-27 | 1996-12-25 | 日産自動車株式会社 | 自動車用ドアウインドウパネルのシール構造 |
JP2523359Y2 (ja) * | 1989-07-12 | 1997-01-22 | マツダ株式会社 | 車両のドア構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5626987U (ja) * | 1979-08-03 | 1981-03-12 | ||
JPS6020918U (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-13 | ダイハツ工業株式会社 | 昇降式ドアウインドガラスを具えた自動車用ドア |
JPS6194814A (ja) * | 1984-10-15 | 1986-05-13 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | サツシユレス車用センタ−シ−ルラバ− |
-
1986
- 1986-08-01 JP JP1986118805U patent/JPH0517292Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6325622U (ja) | 1988-02-19 |
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