JPH05157381A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH05157381A JPH05157381A JP32575091A JP32575091A JPH05157381A JP H05157381 A JPH05157381 A JP H05157381A JP 32575091 A JP32575091 A JP 32575091A JP 32575091 A JP32575091 A JP 32575091A JP H05157381 A JPH05157381 A JP H05157381A
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Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、冷凍サイクルがたとえ低循環領域に
なっても、圧縮機への潤滑油分の戻り量を充分確保し
て、この潤滑性を保証し、信頼性の向上を得られる空気
調和機を提供する。 【構成】圧縮機1A,1B、室外熱交換器4A,4B、
減圧装置5a,5b、室内熱交換器および気液分離器1
3を接続した冷凍サイクルを備え、圧縮機吐出側と気液
分離器とを直接連通し、圧縮機から吐出される高圧冷媒
ガスを直接気液分離器にバイパスして冷媒ガスおよび冷
媒ガスに含まれる潤滑油分の圧縮機への戻り量を増大さ
せるバイパス回路20を備えた。
なっても、圧縮機への潤滑油分の戻り量を充分確保し
て、この潤滑性を保証し、信頼性の向上を得られる空気
調和機を提供する。 【構成】圧縮機1A,1B、室外熱交換器4A,4B、
減圧装置5a,5b、室内熱交換器および気液分離器1
3を接続した冷凍サイクルを備え、圧縮機吐出側と気液
分離器とを直接連通し、圧縮機から吐出される高圧冷媒
ガスを直接気液分離器にバイパスして冷媒ガスおよび冷
媒ガスに含まれる潤滑油分の圧縮機への戻り量を増大さ
せるバイパス回路20を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機から吐出された
冷媒ガスに含まれる潤滑油分の、圧縮機への戻り量を増
大させた空気調和機に関する。
冷媒ガスに含まれる潤滑油分の、圧縮機への戻り量を増
大させた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、これまでのような一室単位の空気
調和ばかりでなく、多室を同時に、しかも要求される設
定条件に応じた空気調和を可能とする、いわゆるマルチ
タイプと呼ばれる大型の空気調和機が多用される傾向に
ある。
調和ばかりでなく、多室を同時に、しかも要求される設
定条件に応じた空気調和を可能とする、いわゆるマルチ
タイプと呼ばれる大型の空気調和機が多用される傾向に
ある。
【0003】この種の空気調和機は、当然、大きな空気
調和容量を確保しなければならないので、冷凍サイクル
を構成する各機能部品の数が多くなり、かつ大型化す
る。それにともない、各機能部品を接続する配管や弁類
などの補助機能部品も大型化する。このような現象は、
特に、高循環量を必要とする低圧側において著しい。
調和容量を確保しなければならないので、冷凍サイクル
を構成する各機能部品の数が多くなり、かつ大型化す
る。それにともない、各機能部品を接続する配管や弁類
などの補助機能部品も大型化する。このような現象は、
特に、高循環量を必要とする低圧側において著しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷凍サイク
ルの低圧側には、蒸発器と圧縮機吸込側との間に気液分
離器が備えられる。
ルの低圧側には、蒸発器と圧縮機吸込側との間に気液分
離器が備えられる。
【0005】上記気液分離器は、蒸発器で蒸発した冷媒
を圧縮機に戻す前に、ここで冷媒ガスに含まれる液冷媒
を分離し、ガス冷媒だけが圧縮機に吸込まれるようにし
て、圧縮機の液圧縮による弁損傷等の事故発生を未然に
阻止する。大容量の空気調和機においては、上記気液分
離器も大型化して、気液分離効果を確実なものにしてい
る。
を圧縮機に戻す前に、ここで冷媒ガスに含まれる液冷媒
を分離し、ガス冷媒だけが圧縮機に吸込まれるようにし
て、圧縮機の液圧縮による弁損傷等の事故発生を未然に
阻止する。大容量の空気調和機においては、上記気液分
離器も大型化して、気液分離効果を確実なものにしてい
る。
【0006】一方、圧縮機は、多くの摺動部品から構成
されていると言っても過言ではなく、そのため、常に、
各摺動部品へ潤滑油を給油して円滑な動作を保証しなけ
ればならない。
されていると言っても過言ではなく、そのため、常に、
各摺動部品へ潤滑油を給油して円滑な動作を保証しなけ
ればならない。
【0007】上記圧縮機は、密閉ケース内に各摺動部品
からなる電動圧縮機本体を収容して構成され、さらに、
必要量の潤滑油も集溜される。そして、電動圧縮機本体
の作動にともなって潤滑油が集溜部から吸上げられ、各
摺動部品へ給油されてから、再び集溜部に戻る。
からなる電動圧縮機本体を収容して構成され、さらに、
必要量の潤滑油も集溜される。そして、電動圧縮機本体
の作動にともなって潤滑油が集溜部から吸上げられ、各
摺動部品へ給油されてから、再び集溜部に戻る。
【0008】このように、本来、潤滑油は密閉ケース内
を循環するようになっているが、密閉ケース内には低圧
もしくは高圧の冷媒ガスが充満しており、ここに給油さ
れてミスト状になった潤滑油分が混入する。
を循環するようになっているが、密閉ケース内には低圧
もしくは高圧の冷媒ガスが充満しており、ここに給油さ
れてミスト状になった潤滑油分が混入する。
【0009】普通、圧縮機には、上記密閉ケースに接続
される吐出管の直前の位置に、油分離機構が備えられ、
吐出される高圧冷媒ガスから潤滑油分を分離し、ガスだ
け吐出し、油分は上記集溜部に戻すようにしている。
される吐出管の直前の位置に、油分離機構が備えられ、
吐出される高圧冷媒ガスから潤滑油分を分離し、ガスだ
け吐出し、油分は上記集溜部に戻すようにしている。
【0010】しかしながら、この油分離機構を完全に機
能させることは不可能であって、一部は高圧冷媒ガスと
ともに密閉ケース外部に、すなわち圧縮機から冷凍サイ
クル中へ吐出されてしまう。ここから吐出される潤滑油
分は、冷媒ガスとともに閉回路である冷凍サイクルを循
環して、いずれは圧縮機に吸込まれ、集溜部へ戻る。
能させることは不可能であって、一部は高圧冷媒ガスと
ともに密閉ケース外部に、すなわち圧縮機から冷凍サイ
クル中へ吐出されてしまう。ここから吐出される潤滑油
分は、冷媒ガスとともに閉回路である冷凍サイクルを循
環して、いずれは圧縮機に吸込まれ、集溜部へ戻る。
【0011】すなわち、上記気液分離器内には、比重の
相違から、分離された液冷媒の下部に、戻ってきた潤滑
油分が溜まる。気液分離器内には、略U字状に曲成され
た戻し管が収容されていて、この開口端から分離された
ガス冷媒が吸込まれ、圧縮機に導かれる。
相違から、分離された液冷媒の下部に、戻ってきた潤滑
油分が溜まる。気液分離器内には、略U字状に曲成され
た戻し管が収容されていて、この開口端から分離された
ガス冷媒が吸込まれ、圧縮機に導かれる。
【0012】上記戻し管の曲成底部には小径の穴が穿設
され、分離した液冷媒が極く少量ずつガス冷媒中に混入
される。混入する液冷媒量は、戻されるガス冷媒量と比
較して僅かであるから、圧縮機に吸込まれる間に蒸発
し、ガス化する。分離した液冷媒が分離器内に充満する
ことがなく、しかも、圧縮機へ液バックすることなく、
効率よく戻せる。そしてまた、気液分離器内底部には潤
滑油分も溜っているところから、その一部は液冷媒とと
もに小径の穴から戻し管内に導かれ、圧縮機に戻され
る。
され、分離した液冷媒が極く少量ずつガス冷媒中に混入
される。混入する液冷媒量は、戻されるガス冷媒量と比
較して僅かであるから、圧縮機に吸込まれる間に蒸発
し、ガス化する。分離した液冷媒が分離器内に充満する
ことがなく、しかも、圧縮機へ液バックすることなく、
効率よく戻せる。そしてまた、気液分離器内底部には潤
滑油分も溜っているところから、その一部は液冷媒とと
もに小径の穴から戻し管内に導かれ、圧縮機に戻され
る。
【0013】しかしながら、先に説明したように、熱交
換容量が大きくなる傾向にあり、ここに配備される圧縮
機の圧縮容量も大となって、当然、圧縮機から吐出され
る冷媒ガス中に混入する潤滑油分の量も無視できなくな
る。
換容量が大きくなる傾向にあり、ここに配備される圧縮
機の圧縮容量も大となって、当然、圧縮機から吐出され
る冷媒ガス中に混入する潤滑油分の量も無視できなくな
る。
【0014】しかも、冷凍サイクルは、必ずしも高循環
量域を保持するばかりでなく、運転条件によっては低循
環量域に変わることもあり、このときには、気液分離器
内に溜った潤滑油分が小径の穴から戻し管内に吸い上げ
られ難くなる。
量域を保持するばかりでなく、運転条件によっては低循
環量域に変わることもあり、このときには、気液分離器
内に溜った潤滑油分が小径の穴から戻し管内に吸い上げ
られ難くなる。
【0015】このような運転条件によっては、圧縮機へ
の潤滑油分の戻り量が極端に減少し、同じ状態が長時間
継続すると、圧縮機の摺動部品の潤滑性が保証できなく
なる恐れが生じる。
の潤滑油分の戻り量が極端に減少し、同じ状態が長時間
継続すると、圧縮機の摺動部品の潤滑性が保証できなく
なる恐れが生じる。
【0016】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、冷凍サイクルがたと
え低循環量域になっても、圧縮機への潤滑油分の戻り量
を充分確保して、この潤滑性を保証し、信頼性の向上を
得られる空気調和機を提供するものである。
であり、その目的とするところは、冷凍サイクルがたと
え低循環量域になっても、圧縮機への潤滑油分の戻り量
を充分確保して、この潤滑性を保証し、信頼性の向上を
得られる空気調和機を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室内
熱交換器および気液分離器を接続した冷凍サイクルを具
備する空気調和機において、上記圧縮機吐出側から気液
分離器へ連通し、圧縮機から吐出される高圧冷媒ガスを
直接気液分離器にバイパスさせるバイパス回路を備えた
ことを特徴とする空気調和機である。
に、本発明は、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室内
熱交換器および気液分離器を接続した冷凍サイクルを具
備する空気調和機において、上記圧縮機吐出側から気液
分離器へ連通し、圧縮機から吐出される高圧冷媒ガスを
直接気液分離器にバイパスさせるバイパス回路を備えた
ことを特徴とする空気調和機である。
【0018】
【作用】圧縮機から吐出される高圧冷媒ガスを、バイパ
ス回路を介して直接気液分離器にバイパスすることによ
り、気液分離器から圧縮機へ戻る冷媒ガスの戻り量が増
大するとともに、冷媒ガスに含まれる潤滑油分の戻り量
が増大して、圧縮機における潤滑油不足が解消される。
ス回路を介して直接気液分離器にバイパスすることによ
り、気液分離器から圧縮機へ戻る冷媒ガスの戻り量が増
大するとともに、冷媒ガスに含まれる潤滑油分の戻り量
が増大して、圧縮機における潤滑油不足が解消される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
説明する。
【0020】図1は、たとえば大空気調和容量のマルチ
タイプの空気調和機における冷凍サイクル回路を示す。
ここでは室外ユニットY内の配管構成のみ示すが、この
ユニットYから延出される冷媒管Pは、図示しない室内
ユニット内の室内熱交換器に接続されることは、勿論で
ある。
タイプの空気調和機における冷凍サイクル回路を示す。
ここでは室外ユニットY内の配管構成のみ示すが、この
ユニットYから延出される冷媒管Pは、図示しない室内
ユニット内の室内熱交換器に接続されることは、勿論で
ある。
【0021】図中1A,1Bは圧縮機であり、それぞれ
インバータ駆動による能力可変圧縮機と、商用電源駆動
による能力固定圧縮機を備える。この能力可変圧縮機
と、能力固定圧縮機は、それぞれ図示しない制御回路か
らの指示信号によって、切換えられて運転し、もしくは
同時運転する制御がなされる。
インバータ駆動による能力可変圧縮機と、商用電源駆動
による能力固定圧縮機を備える。この能力可変圧縮機
と、能力固定圧縮機は、それぞれ図示しない制御回路か
らの指示信号によって、切換えられて運転し、もしくは
同時運転する制御がなされる。
【0022】たとえば、能力固定圧縮機のみ運転する場
合は、冷凍サイクルが低循環量域となり、能力可変およ
び能力固定の両圧縮機が同時に運転されるときは、冷凍
サイクルは高循環量域となる。上記圧縮機1A,1Bの
ガス吐出側に接続される冷媒管P1 ,P1 は、1本の冷
媒管P2 に集合され、オイルセパレータ2を介して四方
弁3が接続される。
合は、冷凍サイクルが低循環量域となり、能力可変およ
び能力固定の両圧縮機が同時に運転されるときは、冷凍
サイクルは高循環量域となる。上記圧縮機1A,1Bの
ガス吐出側に接続される冷媒管P1 ,P1 は、1本の冷
媒管P2 に集合され、オイルセパレータ2を介して四方
弁3が接続される。
【0023】上記四方弁3の他方の接続口体に接続され
る冷媒管P3 は、一対の室外熱交換器4A,4Bに分岐
して接続される。各室外熱交換器4A,4Bの熱交換容
量は、上記圧縮機1A,1Bの最大圧縮容量に対応する
よう極めて大に形成される。
る冷媒管P3 は、一対の室外熱交換器4A,4Bに分岐
して接続される。各室外熱交換器4A,4Bの熱交換容
量は、上記圧縮機1A,1Bの最大圧縮容量に対応する
よう極めて大に形成される。
【0024】図示しないが、各室外熱交換器4A,4B
は2分されていて、その一方に冷媒が直接導かれ、他方
の冷媒入口側には図示しない電磁弁が設けられていて、
制御回路からの指示信号によって開閉制御される。
は2分されていて、その一方に冷媒が直接導かれ、他方
の冷媒入口側には図示しない電磁弁が設けられていて、
制御回路からの指示信号によって開閉制御される。
【0025】各室外熱交換器4A,4Bの他側には、そ
れぞれ自動膨張弁5a,5bと逆止弁6a,6bとの並
列回路7A,7Bが接続され、これらが1本の冷媒管P
4 に集合されたところにリキッドタンク8が接続され
る。さらに、ドライヤストレーナ9とパックドバルブ1
0を介して、冷媒管P4 は室外ユニットYから延出さ
れ、上記室内ユニットの室内熱交換器に接続されること
となる。
れぞれ自動膨張弁5a,5bと逆止弁6a,6bとの並
列回路7A,7Bが接続され、これらが1本の冷媒管P
4 に集合されたところにリキッドタンク8が接続され
る。さらに、ドライヤストレーナ9とパックドバルブ1
0を介して、冷媒管P4 は室外ユニットYから延出さ
れ、上記室内ユニットの室内熱交換器に接続されること
となる。
【0026】また、上記室内熱交換器から室外ユニット
Y内へ延出される冷媒管P5 には、パックドバルブ11
とドライヤストレーナ12を介して、上記四方弁3の他
方の接続口体に接続され、この残りの接続口体に接続さ
れる冷媒管P6 は気液分離器13内へ延出される。
Y内へ延出される冷媒管P5 には、パックドバルブ11
とドライヤストレーナ12を介して、上記四方弁3の他
方の接続口体に接続され、この残りの接続口体に接続さ
れる冷媒管P6 は気液分離器13内へ延出される。
【0027】上記気液分離器13には、略U字状に曲成
される戻し管14が収容され、これは上記各圧縮機1の
吸込側の冷媒管P7 に接続される。なお、上記戻し管1
4の曲成部には、従来と同様、小径の孔が穿設されてい
て、ここで分離された液冷媒とともに潤滑油分を圧縮機
1A,1Bに戻すようになっている。
される戻し管14が収容され、これは上記各圧縮機1の
吸込側の冷媒管P7 に接続される。なお、上記戻し管1
4の曲成部には、従来と同様、小径の孔が穿設されてい
て、ここで分離された液冷媒とともに潤滑油分を圧縮機
1A,1Bに戻すようになっている。
【0028】上記オイルセパレータ2の底部には油戻し
管15が接続されていて、高圧冷媒から分離した潤滑油
分を絞り装置であるキャピラリチューブ16を介して、
上記気液分離器13と圧縮機1A,1Bの吸込側を連通
する冷媒管P7の中途部に戻すようになっている。
管15が接続されていて、高圧冷媒から分離した潤滑油
分を絞り装置であるキャピラリチューブ16を介して、
上記気液分離器13と圧縮機1A,1Bの吸込側を連通
する冷媒管P7の中途部に戻すようになっている。
【0029】圧縮機1A,1B吐出側とオイルセパレー
タ2との間には、吐出バイパス回路17の一端部が接続
される。この回路17は、絞り量を異ならせた一対の膨
張弁18,19を並列に接続してなり、回路17の他端
部は、上記四方弁3と気液分離器13との間の冷媒管P
6 に接続される。
タ2との間には、吐出バイパス回路17の一端部が接続
される。この回路17は、絞り量を異ならせた一対の膨
張弁18,19を並列に接続してなり、回路17の他端
部は、上記四方弁3と気液分離器13との間の冷媒管P
6 に接続される。
【0030】また、上記オイルセパータ2と四方弁3と
の間に、バイパス回路20の一端部が接続される。この
バイパス回路20は、中途部にキャピラリチューブ21
が設けられ、上記気液分離器13上部に接続される。
の間に、バイパス回路20の一端部が接続される。この
バイパス回路20は、中途部にキャピラリチューブ21
が設けられ、上記気液分離器13上部に接続される。
【0031】しかして、冷房運転では、圧縮機1A,1
Bが駆動され、高圧化した冷媒ガスがオイルセパレータ
2と四方弁3を介して一対の室外熱交換器4A,4Bに
導かれ凝縮する。
Bが駆動され、高圧化した冷媒ガスがオイルセパレータ
2と四方弁3を介して一対の室外熱交換器4A,4Bに
導かれ凝縮する。
【0032】さらに、それぞれ自動膨張弁5a,5bに
導かれ、最適量に絞られてから、リキッドタンク8に導
かれ、一旦集溜状態となり、ここから室内ユニットの室
内熱交換器に導出されて、冷房作用をなす。上記室内熱
交換器で蒸発した冷媒は四方弁3を介して気液分離器1
3に導かれ、ここで気液分離されてから、圧縮機1A,
1Bに吸込まれる。
導かれ、最適量に絞られてから、リキッドタンク8に導
かれ、一旦集溜状態となり、ここから室内ユニットの室
内熱交換器に導出されて、冷房作用をなす。上記室内熱
交換器で蒸発した冷媒は四方弁3を介して気液分離器1
3に導かれ、ここで気液分離されてから、圧縮機1A,
1Bに吸込まれる。
【0033】一方、オイルセパレータ2で高圧の冷媒ガ
スに含まれる潤滑油分が分離され、ここから導出された
高圧冷媒ガスの一部は、バイパス回路20に分流され
る。キャピラリチューブ21で冷媒ガスの通過量が絞ら
れ、気液分離器13に導入される。
スに含まれる潤滑油分が分離され、ここから導出された
高圧冷媒ガスの一部は、バイパス回路20に分流され
る。キャピラリチューブ21で冷媒ガスの通過量が絞ら
れ、気液分離器13に導入される。
【0034】この気液分離器13内には、室内熱交換器
で蒸発した低圧冷媒が導入され気液分離がなされている
が、ここにバイパス回路20から直接高圧の冷媒ガスが
導入されて、常に高圧状態を保持される。
で蒸発した低圧冷媒が導入され気液分離がなされている
が、ここにバイパス回路20から直接高圧の冷媒ガスが
導入されて、常に高圧状態を保持される。
【0035】そして、気液分離器13から圧縮機1A,
1Bに吸込まれ、上述の冷凍サイクルを循環するのであ
るから、上記バイパス回路20を備えることにより、圧
縮機1A,1Bへの冷媒戻り量が大となる。
1Bに吸込まれ、上述の冷凍サイクルを循環するのであ
るから、上記バイパス回路20を備えることにより、圧
縮機1A,1Bへの冷媒戻り量が大となる。
【0036】上記気液分離器13から圧縮機1A,1B
に導かれる冷媒ガス中には、上記オイルセパレータ2で
分離しきれなかった潤滑油分が含まれており、これがオ
イルセパレータ2から導出されたところで、直ちに気液
分離器13に導かれ、さらには気液分離器13内底部に
集溜する時間的な余裕のない状態で圧縮機1A,1Bに
吸込まれる。
に導かれる冷媒ガス中には、上記オイルセパレータ2で
分離しきれなかった潤滑油分が含まれており、これがオ
イルセパレータ2から導出されたところで、直ちに気液
分離器13に導かれ、さらには気液分離器13内底部に
集溜する時間的な余裕のない状態で圧縮機1A,1Bに
吸込まれる。
【0037】したがって、圧縮機1A,1Bから吐出さ
れた潤滑油分が、比較的早く再び圧縮機1A,1Bに戻
ることとなり、圧縮機1A,1Bにおける潤滑油不足の
発生条件が解消され、圧縮機1A,1B内の摺動部品に
は常に充分な量の潤滑油が給油される。なお、上記バイ
パス回路20のキャピラリチューブ21は、空気調和機
の能力およびサイクル温度への影響に見合った絞り量と
なるよう設定される。
れた潤滑油分が、比較的早く再び圧縮機1A,1Bに戻
ることとなり、圧縮機1A,1Bにおける潤滑油不足の
発生条件が解消され、圧縮機1A,1B内の摺動部品に
は常に充分な量の潤滑油が給油される。なお、上記バイ
パス回路20のキャピラリチューブ21は、空気調和機
の能力およびサイクル温度への影響に見合った絞り量と
なるよう設定される。
【0038】また、上記バイパス回路20では、キャピ
ラリチューブ21を備えて、常時、高圧の冷媒ガスを導
通させるようにしたが、これに限定されるものではな
く、図2に示すように、キャピラリチューブ21の上流
側に開閉弁25を設け、必要に応じて開放制御するバイ
パス回路20Aであってもよい。
ラリチューブ21を備えて、常時、高圧の冷媒ガスを導
通させるようにしたが、これに限定されるものではな
く、図2に示すように、キャピラリチューブ21の上流
側に開閉弁25を設け、必要に応じて開放制御するバイ
パス回路20Aであってもよい。
【0039】たとえば、上記各圧縮機1A,1Bの、イ
ンバータ駆動による能力可変圧縮機のみを駆動し、商用
電源駆動による能力固定圧縮機を停止する、低循環量域
に上記開閉弁25を開放すると、より効果的になる。
ンバータ駆動による能力可変圧縮機のみを駆動し、商用
電源駆動による能力固定圧縮機を停止する、低循環量域
に上記開閉弁25を開放すると、より効果的になる。
【0040】図3に示すように、吐出バイパス回路17
をそのまま用いたものであってもよい。この場合には、
最大絞り量を異ならせた一対の膨張弁18,19を並列
に接続し、冷凍サイクルの運転条件に応じて、最適な絞
り量の膨張弁18,19を選択し、高圧の冷媒ガスを導
通させることとなる。
をそのまま用いたものであってもよい。この場合には、
最大絞り量を異ならせた一対の膨張弁18,19を並列
に接続し、冷凍サイクルの運転条件に応じて、最適な絞
り量の膨張弁18,19を選択し、高圧の冷媒ガスを導
通させることとなる。
【0041】上記吐出バイパス回路17は、本来、冷凍
サイクルに備えられるものであり、図1および図2に示
すような、別途、バイパス回路20,20Aを備えたも
のと比べて配管構成が簡素ですみ、しかも同様な効果を
得られる。なお、図2および図3の実施例とも、図1の
実施例と同一部品は同番号を付して新たな説明を省略す
る。
サイクルに備えられるものであり、図1および図2に示
すような、別途、バイパス回路20,20Aを備えたも
のと比べて配管構成が簡素ですみ、しかも同様な効果を
得られる。なお、図2および図3の実施例とも、図1の
実施例と同一部品は同番号を付して新たな説明を省略す
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧縮機吐
出側と気液分離器とをバイパス回路で連通したから、圧
縮機から吐出される高圧冷媒ガスを直接気液分離器にバ
イパスして、冷媒ガスに含まれる潤滑油分を効率よく圧
縮機へ戻し、この戻り量を増大させることができる。た
とえ、冷凍サイクルが低循環量域を長時間継続しても、
圧縮機の潤滑油不足がなく、摺動部品の損傷事故などを
確実に防止して、信頼性の向上を図れる効果を奏する。
出側と気液分離器とをバイパス回路で連通したから、圧
縮機から吐出される高圧冷媒ガスを直接気液分離器にバ
イパスして、冷媒ガスに含まれる潤滑油分を効率よく圧
縮機へ戻し、この戻り量を増大させることができる。た
とえ、冷凍サイクルが低循環量域を長時間継続しても、
圧縮機の潤滑油不足がなく、摺動部品の損傷事故などを
確実に防止して、信頼性の向上を図れる効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す、空気調和機の冷凍サ
イクル構成図。
イクル構成図。
【図2】他の実施例を示す、冷凍サイクル一部の構成
図。
図。
【図3】他の実施例を示す、冷凍サイクル一部の構成
図。
図。
1A,1B…圧縮機、4A,4B…室外熱交換器、5
a,5b…減圧装置、13…気液分離器、20…バイパ
ス回路。
a,5b…減圧装置、13…気液分離器、20…バイパ
ス回路。
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室内熱
交換器および気液分離器を接続した冷凍サイクルを具備
する空気調和機において、上記圧縮機吐出側から気液分
離器へ連通し、圧縮機から吐出される高圧冷媒ガスを直
接気液分離器にバイパスさせるバイパス回路を備えたこ
とを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32575091A JPH05157381A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32575091A JPH05157381A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157381A true JPH05157381A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18180228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32575091A Pending JPH05157381A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05157381A (ja) |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP32575091A patent/JPH05157381A/ja active Pending
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