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JPH0515460B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0515460B2
JPH0515460B2 JP60137783A JP13778385A JPH0515460B2 JP H0515460 B2 JPH0515460 B2 JP H0515460B2 JP 60137783 A JP60137783 A JP 60137783A JP 13778385 A JP13778385 A JP 13778385A JP H0515460 B2 JPH0515460 B2 JP H0515460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaper
urine
water
diapers
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60137783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62346A (ja
Inventor
Shinsuke Yamashita
Toyo Shibagaki
Sadanori Sano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP60137783A priority Critical patent/JPS62346A/ja
Publication of JPS62346A publication Critical patent/JPS62346A/ja
Publication of JPH0515460B2 publication Critical patent/JPH0515460B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、内部おむつと外部おむつとからなる
二重構造式成人男子用おむつに関する。更に詳し
くは、身体部分と密着一体化して尿の外部への漏
出を防止する特定構造の内部おむつと、該内部お
むつを支持固定するとともに大便の外部への散逸
を防止する外部おむつとからなる成人男子用おむ
つに関する。 (従来の技術および発明が解決しようとする課
題) 従来、排尿排便処理用のおむつとしては小人用
のみが注目されていた。しかしながら、老令化現
象に伴う老人問題の一環として老人の排尿排便処
理が重要な問題となつてきた。最近、この問題に
対応すべく、成人用おむつが種々開発されてい
る。しかし、開発の根本理念は小人用おむつの延
長であり、両者の身体的、生理的、精神的差違に
は何ら考慮が払われていない。すなわち、従来の
成人用おむつは全て一重構造であり、おむつの面
積と排便量についてのみ考慮されているにすぎな
い。例えば、小人用に比べて面積を約3倍、吸収
材料を約3倍に増加させているにすぎず、このこ
とは成人の尿量が小人に比べて約3倍であると計
算した結果にすぎない。 さらに、成人は小人に比べて、運同量、水摂取
量および着用姿勢は全く異なる。特に薬物用の場
合あるいはある種の疾病患者では尿量は非常に増
加する。このため、従来の成人用おむつを使用し
たとき、昼間では最低3回、夜間では最低2回の
交換を要し、このことは使用者に不便を与えるだ
けでなく不快感を与える。一方、看護人や介添え
人にも精神的、肉体的な苦痛を与える。特に長期
療養者への夜間看護の場合にはその極に達する。
このことは従来の成人用おむつが全く不適当であ
ることを如実に示している。 また、従来の成人用おむつでは尿と大便が混在
するため、使用後の廃棄処理に不都合が生じた
り、尿または大便を臨床検査試料として利用する
ことも不可能であつた。 (課題を解決するための手段) 本発明者らは、これらの従来の一重式成人用お
むつとは異なつて、より完全な防水能力をもち、
使用後の廃棄処理を簡便化し、しかも尿または大
便を臨床検査試料としても利用可能ならしめる成
人用おむつについて鋭意研究した結果、特定構造
の内部おむつと外部おむつを組み合わせた二重構
造式成人男子用おむつが上述した如き目的を達成
し得ることを見出し、本発明に到達したものであ
る。 すなわち、本発明は、防水性フイルムの内側に
吸水性ポリマーシートおよび尿逆流防止ネツトを
順次配しかつ伸縮性材料により伸縮自在の開口部
を有する袋状物からなり、身体部分と密着一体化
して尿を吸収、保持する内部おむつと、該内部お
むつを支持固定するとともに大便の外部への散逸
を防止するための吸水層を防水性フイルム上に形
成してなる外部おむつとからなる、それぞれに機
能分担させた成人男子用おむつに関する。 (作 用) 内部おむつは、身体部分と密着一体化する構造
で尿を吸収、保持する機能を有するものである。
より具体的には第1図および第2図に示す如く、
伸縮性材料1により伸縮自在の開口部2を有し、
陰茎あるいは陰茎と陰嚢両者を伸縮自在の挿入口
より連結しうる袋状物のものである。 袋状物よりなる内部おむつ3の有効内容積には
特に限定を加えないが、800ml以上が好ましい。
内部おむつ3は、防水性フイルム4の内側に吸水
性ポリマーシート5および尿逆流防止ネツト6を
順次配して構成されるものである。すなわち、内
部おむつ3と最外層部は尿の外部への漏出を防止
するための袋状の防水性フイルム4で構成され、
袋状物3の中層部に尿の吸収、分散、保持作用を
有する吸水性ポリマーシート5が置かれ、内部お
むつ3の最内層部は吸水性ポリマーシート5を袋
状となるように防水性フイルム4に固定し且つ皮
膚粘膜と吸水性ポリマーシート5の接触を最小面
積とするとともに尿の逆流を防止する作用を有す
る尿逆流防止ネツト6から構成されるものであ
る。 防水性フイルム4としては、例えばポリエチレ
ンのフイルム、ポリプロピレンのフイルム、ポリ
ブタジエンのフイルム、ポリ塩化ビニルのフイル
ム、ポリ塩化ビニリデンのフイルム、各種ナイロ
ンのフイルム、ポリエチレンテレフタレートのフ
イルムおよび発泡体、ポリスチレンの発泡体、ウ
レタンのフイルムおよび発泡体などの合成高分
子、また、天然ゴムのフイルム、動物の皮膚など
の天然高分子などが使用できる。また、防水加工
を施した紙、不織布、織布なども使用可能であ
る。フイルムの厚さは特に定める必要はないが、
望ましくは20〜100μmの厚さである。 吸水性ポリマーシート5は、単独で用いてもよ
いが、尿の高吸収と保持に優れたものであり、尿
の急速吸収と分散にすぐれた吸収紙やパルプシー
トと組み合わせるのが好ましく、特に好ましくは
吸水性ポリマーシート5は防水性フイルム4側に
吸収紙やパルプシートは尿逆流防止ネツト6側に
なるよう配置する。しかしながら、吸水性材料や
その配置の順序には特に制限はない。 吸水性ポリマーシート5は、吸水性ポリマー8
を紙、不織布、織布などの中にある分散あるいは
それの間にはさみ込んだ状態、または水不溶性密
着材により固定させて得られるものである。吸水
性ポリマーとしては、例えば親水性ナイロン、変
性ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシ
ド、ポリアクリル酸およびその塩、架橋ポリアク
リル酸およびその塩、ポリスチレンスルホン酸の
塩、ポリビニルピリジンおよびその塩、ポリビニ
ルピロリドンなどの合成高分子やアルギン酸およ
びその塩、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、グラフト化デンプンなどの天然およびそ
の誘導体高分子がある。 尿逆流防止ネツト6は、1〜3枚の目の粗い織
物あるいは不織布よりなる。素材としてはポリエ
チレン、ポリプロピレン、各種ナイロン、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどの合
成高分子、麻、綿などの天然高分子、表面処理し
た鉄、銅などの金属繊維、ガラス繊維、炭素繊維
などの単独または複合したものである。 内部おむつ3の開口部2は、伸縮自在となるよ
うに開口部周辺に伸縮性材料1が取り付けられて
いる。開口部2より成人男子の陰茎あるいは陰茎
と陰嚢両者を挿入し、伸縮性材料1の作用により
内部おむつ3を身体部分と密着一体化することに
より尿の外部への漏出を効果的に防止することが
可能となる。伸縮性材料1としては、天然および
合成ゴム、金属あるいはプラスチツク製の各種ス
プリングまたはフアスナーなどである。また、開
口部2の大きさは挿入する身体部分により適宜決
定されるが、身体部分が陰茎のみの場合は開口部
周囲長さとして通常5〜30cmで充分であり、陰茎
と陰嚢両者の場合は少なくとも30cm以上の伸びが
ある伸縮性材料1と開口部構造が必要となる。 このような構造を有する内部おむつ3は、第1
〜2図に示すように、外部おむつ7上に、必要に
より保持部材8により保持されて載置される。 外部おむつ7は、その機能の大部分が内部おむ
つ3の固定と大便の保持および内部おむつ3の着
用不完全によつて内部おむつ3より漏出した小量
の尿の外部への漏出防止であり、紙、不織布、織
布など吸水層を防水性フイルム上に形成してな
る、いわゆる一般市販の成人用おむつと同様の構
成のものが有効に使用できる。例えば防水性フイ
ルム上に、吸水性ポリマーシート、吸水紙等の吸
水性シートおよび吸水紙、不織布等の透水性シー
ト順次積層してなるものがある。また、外部おむ
つの形状は上記機能を果たせるものならば、シー
ト状、パンツ状など特に限定しない。 (実施例) 以下、実施例により本発明を詳述するが、本発
明はこれらに何ら限定されるものではない。 実施例 1 第1〜2図に示すように、ポリエチレンのフイ
ルム9上に通常の吸水紙10を10枚、レーヨン製
不織布11を1枚を重ねて一体となした市販のお
むつ(65cm×30cm、重さ68g)を外部おむつ7と
した。また、内容積1300mlのポリエチレン袋状フ
イルム4を最外層部とし、18g、15gおよび10g
の吸水性ポリマー(日本触媒化学工業(株)製、アク
アリツク CA)を吸水紙2枚に分散させて得た
それぞれの吸水性ポリマーシート5を中間層と
し、レーヨン製不織布6の1枚を最内層部とした
袋状物を内部おむつ3とした。内部おむつ3の開
口部2周辺には通常時長さ8〜12cmのゴム糸1を
取り付けて、開口部2を伸縮自在とした。 上記内部おむつ3と外部おむつ7からなる本発
明の二重構造式成人男子用おむつを男子被験者
(63才)に試着させた。夜間(21時〜翌日6時)
着用による内部おむつと外部おむつの重量変化測
定の結果を第1表に示した。 また、対照例として従来の成人用おむつ(65cm
×30cm、重さ62g)を2枚(内部おむつと外部お
むつに相当。)重ねした場合の結果も第1表に併
記した。なお、外部への漏出量は、外部おむつの
外側に着用したパンツ状の市販おむつの重量変化
により求めた。 本発明の二重構造式成人男子用おむつでは外部
への尿の漏出は全く認められなかつた。一方、従
来の成人男子用おむつでは全尿量の34%が外部に
漏出していた。 また、吸水性ポリマー18gを用いた本発明の二
重構造式成人男子用おむつの場合には、外部おむ
つへの尿の漏出は全く認められなかつた。即ち、
吸水性ポリマーを18g用いることにより尿は内部
おむつのみで充分吸収されることがわかつた。 実施例 2 実施例1の男子被験者は、尿中蛋白質検出用テ
ープを用いて、常時30mg/dlの尿中蛋白質を検出
していた。実施例1の吸水性ポリマー1gを用い
た内部おむつ中の尿について、同一のテープを用
いて検査した結果、全く同じ量の尿中蛋白質を検
出できた。同様の結果は、尿中の糖、ウロビリノ
ーゲンの量についても得られた。また、蛋白質、
糖、ウロビリノーゲン陰性の場合には、内部おむ
つ中の吸水性ポリマーに含まれた尿でも陰性であ
つた。
【表】 (発明の効果) 本発明の成人男子用おむつは、前記のように、
身体部分と密着一体化して尿を吸収、保持する特
定形状の内部おむつと、内部おむつを支持固定す
るとともに大便の外部への散逸を防止する外部お
むつとからなる二重構造式であるため、尿の外部
への漏出の完全な防止だけでなく、おむつの使用
前後の脱着を容易にし、使用後のおむつの分類分
けと廃棄処理簡便性および尿、大便の臨床検査用
試料採取の容易さに貢献するものである。 このように、本発明の成人男子用おむつは身体
によく適合し、使用者に異和感を与えず、尿の漏
出を完全に防止するものであり、漏尿を原因とす
る体のかぶれなどを防止することが可能となつ
た。また、尿と大便の完全な分離、尿と大便の経
時変化の測定、尿と大便の完全な分離による臨床
検査試料としての利用と簡便化が可能となつた。
更に、内部おむつの内容積と尿吸収材の量を調節
することにより24時間で2回の交換を可能にする
ものである。
【発明の詳細な説明】
第1図は本発明の成人男子用おむつ一態様の斜
視図であり、また第2図は、第1図の−線に
沿う断面図である。 1…伸縮性材料、2…開口部、3…内部おむ
つ、4…防水性フイルム、5…吸水性ポリマーシ
ート、6…尿逆流防止ネツト、7…外部おむつ、
9…防水性フイルム、10…吸収性シート、11
…透水性シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 防水性フイルム4の内側に吸水性ポリマーシ
    ート5および尿逆流防止ネツト6を順次配しかつ
    伸縮性材料1により伸縮自在の開口部2を有する
    袋状物3からなり、身体部分と密着一体化して尿
    を吸収、保持する内部おむつと、該内部おむつを
    支持固定するとともに大便の外部への散逸を防止
    するための吸水層を防水性フイルム上に形成して
    なる外部おむつとからなる成人男子用おむつ。
JP60137783A 1985-06-26 1985-06-26 成人用おむつ Granted JPS62346A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60137783A JPS62346A (ja) 1985-06-26 1985-06-26 成人用おむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60137783A JPS62346A (ja) 1985-06-26 1985-06-26 成人用おむつ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62346A JPS62346A (ja) 1987-01-06
JPH0515460B2 true JPH0515460B2 (ja) 1993-03-01

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ID=15206738

Family Applications (1)

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JP60137783A Granted JPS62346A (ja) 1985-06-26 1985-06-26 成人用おむつ

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JPS62346A (ja) 1987-01-06

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