JPH0514107Y2 - - Google Patents
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- JPH0514107Y2 JPH0514107Y2 JP1990084361U JP8436190U JPH0514107Y2 JP H0514107 Y2 JPH0514107 Y2 JP H0514107Y2 JP 1990084361 U JP1990084361 U JP 1990084361U JP 8436190 U JP8436190 U JP 8436190U JP H0514107 Y2 JPH0514107 Y2 JP H0514107Y2
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- vibrator
- signal
- ultrasonic humidifier
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Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 4
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- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は超音波加湿器を使用した加湿制御装置
に関し、特に制御室内の湿度をサイクリングやオ
フセツト等が生ずることなく安定して高精度に目
標とする一定値に保つことができ、さらに制御室
の扉を開閉した際など外乱が加わつた際にもその
修正が短時間に行われ、しかも超音波加湿器の振
動子を破壊するおそれがないことを特徴とするも
のである。
に関し、特に制御室内の湿度をサイクリングやオ
フセツト等が生ずることなく安定して高精度に目
標とする一定値に保つことができ、さらに制御室
の扉を開閉した際など外乱が加わつた際にもその
修正が短時間に行われ、しかも超音波加湿器の振
動子を破壊するおそれがないことを特徴とするも
のである。
なお、上記制御室とは、その湿度を制御しよう
とする空間をいう。
とする空間をいう。
[従来の技術]
従来、超音波加湿器を使用して制御室内の湿度
を一定に保つ場合、第6図示の如きオンオフ動作
により制御室内の湿度を制御していた。
を一定に保つ場合、第6図示の如きオンオフ動作
により制御室内の湿度を制御していた。
すなわち、第6図示の如く、目標温度HOに対
してヒステリシス△Hをもつたオン湿度HON及び
オフ湿度HOFFを定め、制御室内の湿度を湿度検
出器で検出し、その検出湿度Hが上昇中にオフ湿
度HOFFに達した時点t1,t3で超音波加湿器の振動
子の振動を完全に停止させ、上記検出湿度Hが下
降中にオン湿度HONに達した時点t2,t4で超音波
加湿器の振動子を100%の振幅で振動させていた。
してヒステリシス△Hをもつたオン湿度HON及び
オフ湿度HOFFを定め、制御室内の湿度を湿度検
出器で検出し、その検出湿度Hが上昇中にオフ湿
度HOFFに達した時点t1,t3で超音波加湿器の振動
子の振動を完全に停止させ、上記検出湿度Hが下
降中にオン湿度HONに達した時点t2,t4で超音波
加湿器の振動子を100%の振幅で振動させていた。
なお、第6図示の場合、制御開始時点t0におけ
る検出湿度Hが低いので、制御開始時点t0から超
音波加湿器の振動子が100%の振幅で振動してい
る。
る検出湿度Hが低いので、制御開始時点t0から超
音波加湿器の振動子が100%の振幅で振動してい
る。
しかしながら、通常超音波加湿器の設置場所と
湿度検出器の設置場所とが離れていることから噴
霧により加湿された空気の伝達時間が比較的長
く、また湿度検出器自体の感応時間も無視し得な
いため、すなわち加湿制御系では一般的に伝送遅
れやむだ時間が大きいため、上記従来の加湿制御
方式では、第6図示の如くオーバーシユート△A
及びアンダシユート△Bが発生し、このため振幅
の大きいサイクリング(持続振動)が起き、制御
室内の湿度を高精度に一定に保つことができない
欠点があつた。
湿度検出器の設置場所とが離れていることから噴
霧により加湿された空気の伝達時間が比較的長
く、また湿度検出器自体の感応時間も無視し得な
いため、すなわち加湿制御系では一般的に伝送遅
れやむだ時間が大きいため、上記従来の加湿制御
方式では、第6図示の如くオーバーシユート△A
及びアンダシユート△Bが発生し、このため振幅
の大きいサイクリング(持続振動)が起き、制御
室内の湿度を高精度に一定に保つことができない
欠点があつた。
また、上記従来の加湿制御方式では、上述のよ
うにヒステリシス△Hを設けて超音波加湿器の振
動子のON・OFF(100%振幅の振動・振動の完全
停止)の頻度を幾分少なくしているが、そのヒス
テリシス△Hの分だけさらに精度が悪化するので
該ヒステリシス△Hをさほど大きくすることがで
きず、したがつて上記振動子のON・OFFの頻度
が多く、上記振動子が破損するおそれがあつた。
うにヒステリシス△Hを設けて超音波加湿器の振
動子のON・OFF(100%振幅の振動・振動の完全
停止)の頻度を幾分少なくしているが、そのヒス
テリシス△Hの分だけさらに精度が悪化するので
該ヒステリシス△Hをさほど大きくすることがで
きず、したがつて上記振動子のON・OFFの頻度
が多く、上記振動子が破損するおそれがあつた。
[考案が解決しようとする問題点]
本考案は上記従来技術の欠点を除去するもの
で、制御室内の湿度をサイクリングやオフセツト
等が生ずることなく安定して高精度に目標とする
一定値に保つことができ、さらに制御室の扉を開
閉した際など外乱が加わつた際にもその修正が短
時間に行われ、しかも超音波加湿器の振動子を破
壊するおそれがない超音波加湿器による加湿制御
装置を提供しようとするものである。
で、制御室内の湿度をサイクリングやオフセツト
等が生ずることなく安定して高精度に目標とする
一定値に保つことができ、さらに制御室の扉を開
閉した際など外乱が加わつた際にもその修正が短
時間に行われ、しかも超音波加湿器の振動子を破
壊するおそれがない超音波加湿器による加湿制御
装置を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するため、本考案は、噴霧を
制御室内に供給し得る超音波加湿器と、上記制御
室内の湿度を検出する湿度検出器と、該湿度検出
器の検出信号と予め設定した目標値信号との偏差
の比例値、積分値及び微分値を加算してなる操作
量信号を出力する操作量信号発生器と、該操作量
信号発生器から出力された上記操作量信号に対応
して連続的に調節した振幅で上記超音波加湿器の
振動子を振動させる振動調節手段であつて、上記
操作量信号がゼロを示す場合には上記超音波加湿
器から噴霧を発生しない程度の小さな振幅で上記
振動子を振動させるとともに、上記操作量信号が
ゼロより大きい値を示す場合には上記小さな振幅
に比べて大きい振幅で上記振動子を振動させる振
動調節手段とを備えてなる構成としたものであ
る。
制御室内に供給し得る超音波加湿器と、上記制御
室内の湿度を検出する湿度検出器と、該湿度検出
器の検出信号と予め設定した目標値信号との偏差
の比例値、積分値及び微分値を加算してなる操作
量信号を出力する操作量信号発生器と、該操作量
信号発生器から出力された上記操作量信号に対応
して連続的に調節した振幅で上記超音波加湿器の
振動子を振動させる振動調節手段であつて、上記
操作量信号がゼロを示す場合には上記超音波加湿
器から噴霧を発生しない程度の小さな振幅で上記
振動子を振動させるとともに、上記操作量信号が
ゼロより大きい値を示す場合には上記小さな振幅
に比べて大きい振幅で上記振動子を振動させる振
動調節手段とを備えてなる構成としたものであ
る。
[作用]
超音波加湿器からの単位時間当りの噴霧量(以
下、単に「噴霧量」という。)は該超音波加湿器
の振動子の振動により発生する超音波エネルギー
に従つて変化し、該超音波エネルギーは上記振動
子の振幅の2乗に比例するものであるため、超音
波加湿器の振動子の振幅を変化させることにより
超音波加湿器からの噴霧量を0から100%まで連
続的に変化させることができるものである。
下、単に「噴霧量」という。)は該超音波加湿器
の振動子の振動により発生する超音波エネルギー
に従つて変化し、該超音波エネルギーは上記振動
子の振幅の2乗に比例するものであるため、超音
波加湿器の振動子の振幅を変化させることにより
超音波加湿器からの噴霧量を0から100%まで連
続的に変化させることができるものである。
したがつて、本考案によれば、操作量信号に対
応して連続的に超音波加湿器の振動子の振幅が調
節されるため、操作量信号に対応した噴霧量が超
音波加湿器から発生することとなる。
応して連続的に超音波加湿器の振動子の振幅が調
節されるため、操作量信号に対応した噴霧量が超
音波加湿器から発生することとなる。
そして、本考案では湿度検出器で制御室内の湿
度を検出し、その検出信号と予め設定した目標値
信号との偏差の比例値、積分値及び微分値を加算
して上記操作量信号とされるので、制御室内の湿
度を制御量とし、また超音波加湿器からの噴霧量
を操作量としたPID動作による制御が実現される
ものである。
度を検出し、その検出信号と予め設定した目標値
信号との偏差の比例値、積分値及び微分値を加算
して上記操作量信号とされるので、制御室内の湿
度を制御量とし、また超音波加湿器からの噴霧量
を操作量としたPID動作による制御が実現される
ものである。
したがつて、本考案によれば、噴霧により加湿
された空気の伝達時間が比較的長くまた湿度検出
器自体の感応時間も無視し得ないにもかかわら
ず、すなわち伝送遅れやむだ時間が大きいにもか
かわらず、制御室内の湿度をサイクリングやオフ
セツト等が生ずることなく安定して高精度に目標
とする一定値に保つことができ、さらに制御室の
扉を開閉した際など外乱が加わつた際にもその修
正が短時間に行われるものである。
された空気の伝達時間が比較的長くまた湿度検出
器自体の感応時間も無視し得ないにもかかわら
ず、すなわち伝送遅れやむだ時間が大きいにもか
かわらず、制御室内の湿度をサイクリングやオフ
セツト等が生ずることなく安定して高精度に目標
とする一定値に保つことができ、さらに制御室の
扉を開閉した際など外乱が加わつた際にもその修
正が短時間に行われるものである。
そして、本考案によれば、上述の如く上記操作
量信号に対応して連続的に超音波加湿器の振動子
の振幅が調節されるものであり、従来の加湿制御
方式の如く超音波加湿器の振動子を頻繁にON・
OFF(100%振幅の振動・振動の完全停止)せし
めるものではないため、振動子が破損し難くな
る。このように、上記操作量信号に対応して連続
的に超音波加湿器の振動子の振幅を調節するだけ
でも上記従来の加湿制御方式に比べて振動子が破
損し難くなるが、それだけでは振動子が破損する
おそれを完全に取り除くことはできない。すなわ
ち、単にPID制御を適用して、上記操作量信号に
対応して連続的に超音波加湿器の振動子の振幅を
調節するだけでは、制御室内の湿度が一旦目標と
する一定値となつた場合など上記操作量信号がゼ
ロを示す場合に振動子の振動を完全に停止させて
しまうと、やはり振動子が破損するおそれがあ
る。つまり、上記操作量信号がゼロを示す状態と
なつているときに外乱が加わつたりすると上記操
作量信号がゼロより大きい所定の大きさの値を示
す状態に変化するが、この二つの状態が繰り返さ
れる状況が起こり得る。このような状況では、上
記操作量信号がゼロを示す場合に振動子の振動を
完全に停止させてしまうと、振動子の振動と振動
の完全停止が、100%の振動と振動の完全停止と
の繰り返しではないにしても、繰り返されること
となる。したがつて、やはりこのような場合には
振動子が破損するおそれがあり、特に、前記外乱
等が大きい場合には上記操作量信号の変化が大き
いので一層振動子が破損し易くなる。この点、本
考案によれば、上記操作量信号に対応して連続的
に超音波加湿器の振動子の振幅を調節するだけで
なく、操作量信号がゼロを示す場合には上記超音
波加湿器から噴霧を発生しない程度の小さな振幅
で振動子を振動させるとともに、操作量信号がゼ
ロより大きい値を示す場合には上記小さな振幅に
比べて大きい振幅で振動子を振動させている。し
たがつて、本考案によれば、上記操作量信号がゼ
ロを示す場合にも、振動子の振動が完全に停止さ
れるのではなく振動子が上記超音波加湿器から噴
霧を発生しない程度の小さな振幅で振動させられ
ることになり、振動子はいわばウオーミングアツ
プ状態にある。このため、上記操作量信号がゼロ
を示す状態とゼロより大きい所定の大きさの値を
示す状態を繰り返す状況が生じても、振動子が破
損するおそれがなくなる。
量信号に対応して連続的に超音波加湿器の振動子
の振幅が調節されるものであり、従来の加湿制御
方式の如く超音波加湿器の振動子を頻繁にON・
OFF(100%振幅の振動・振動の完全停止)せし
めるものではないため、振動子が破損し難くな
る。このように、上記操作量信号に対応して連続
的に超音波加湿器の振動子の振幅を調節するだけ
でも上記従来の加湿制御方式に比べて振動子が破
損し難くなるが、それだけでは振動子が破損する
おそれを完全に取り除くことはできない。すなわ
ち、単にPID制御を適用して、上記操作量信号に
対応して連続的に超音波加湿器の振動子の振幅を
調節するだけでは、制御室内の湿度が一旦目標と
する一定値となつた場合など上記操作量信号がゼ
ロを示す場合に振動子の振動を完全に停止させて
しまうと、やはり振動子が破損するおそれがあ
る。つまり、上記操作量信号がゼロを示す状態と
なつているときに外乱が加わつたりすると上記操
作量信号がゼロより大きい所定の大きさの値を示
す状態に変化するが、この二つの状態が繰り返さ
れる状況が起こり得る。このような状況では、上
記操作量信号がゼロを示す場合に振動子の振動を
完全に停止させてしまうと、振動子の振動と振動
の完全停止が、100%の振動と振動の完全停止と
の繰り返しではないにしても、繰り返されること
となる。したがつて、やはりこのような場合には
振動子が破損するおそれがあり、特に、前記外乱
等が大きい場合には上記操作量信号の変化が大き
いので一層振動子が破損し易くなる。この点、本
考案によれば、上記操作量信号に対応して連続的
に超音波加湿器の振動子の振幅を調節するだけで
なく、操作量信号がゼロを示す場合には上記超音
波加湿器から噴霧を発生しない程度の小さな振幅
で振動子を振動させるとともに、操作量信号がゼ
ロより大きい値を示す場合には上記小さな振幅に
比べて大きい振幅で振動子を振動させている。し
たがつて、本考案によれば、上記操作量信号がゼ
ロを示す場合にも、振動子の振動が完全に停止さ
れるのではなく振動子が上記超音波加湿器から噴
霧を発生しない程度の小さな振幅で振動させられ
ることになり、振動子はいわばウオーミングアツ
プ状態にある。このため、上記操作量信号がゼロ
を示す状態とゼロより大きい所定の大きさの値を
示す状態を繰り返す状況が生じても、振動子が破
損するおそれがなくなる。
[実施例]
第1図は本考案の一実施例に係る加湿制御装置
を示す構成図である。
を示す構成図である。
第1図において、1は制御室、2は該制御室1
内の湿度を検出する湿度検出器であり、該湿度検
出器2として例えば高分子湿度センサを使用する
ことができるものである。
内の湿度を検出する湿度検出器であり、該湿度検
出器2として例えば高分子湿度センサを使用する
ことができるものである。
また、第1図において、3は、上記湿度検出器
2の検出信号と予め設定した目標値信号との偏差
の比例値、積分値及び微分値を加算してなる操作
量信号(PID信号)を出力する操作量信号発生器
である。
2の検出信号と予め設定した目標値信号との偏差
の比例値、積分値及び微分値を加算してなる操作
量信号(PID信号)を出力する操作量信号発生器
である。
図面実施例の場合、上記操作量信号発生器3
は、第1図示の如く、目標値設定器4、偏差検出
器5、積分器6、微分器7、係数器8,9,10
及び加算器11から構成されている。してがつ
て、使用者が予め目標値設定器4により目標とす
る制御室1内の湿度を設定すると、該目標値設定
器4からの目標値信号及び湿度検出器5からの検
出信号が偏差検出器5に入力されているため、該
偏差検出器5から検出信号と予め設定した目標値
信号との偏差が偏差信号として出力されるもので
ある。そして、該偏差信号が係数器8で所定定数
倍され、上記偏差の比例値が比例信号(P信号)
として加算器11に入力されるものである。ま
た、上記偏差信号は積分器6で積分され、さらに
係数器9で所定定数倍され、上記偏差の積分値が
積分信号(I信号)として加算器11に入力され
るものである。さらにまた、上記偏差信号は微分
器7で微分され、さらに係数器10で所定定数倍
され、上記偏差の微分値が微分信号(D信号)と
して加算器11に入力されるものである。したが
つて、加算器11で上記比例信号、積分信号及び
微分信号が加算され、該加算器11から上記検出
信号と予め設定した目標値信号との偏差の比例
値、積分値及び微分値が加算された操作量信号
(PID信号)が出力されるものである。
は、第1図示の如く、目標値設定器4、偏差検出
器5、積分器6、微分器7、係数器8,9,10
及び加算器11から構成されている。してがつ
て、使用者が予め目標値設定器4により目標とす
る制御室1内の湿度を設定すると、該目標値設定
器4からの目標値信号及び湿度検出器5からの検
出信号が偏差検出器5に入力されているため、該
偏差検出器5から検出信号と予め設定した目標値
信号との偏差が偏差信号として出力されるもので
ある。そして、該偏差信号が係数器8で所定定数
倍され、上記偏差の比例値が比例信号(P信号)
として加算器11に入力されるものである。ま
た、上記偏差信号は積分器6で積分され、さらに
係数器9で所定定数倍され、上記偏差の積分値が
積分信号(I信号)として加算器11に入力され
るものである。さらにまた、上記偏差信号は微分
器7で微分され、さらに係数器10で所定定数倍
され、上記偏差の微分値が微分信号(D信号)と
して加算器11に入力されるものである。したが
つて、加算器11で上記比例信号、積分信号及び
微分信号が加算され、該加算器11から上記検出
信号と予め設定した目標値信号との偏差の比例
値、積分値及び微分値が加算された操作量信号
(PID信号)が出力されるものである。
また、第1図において、12は噴霧を上記制御
室1内に供給し得る超音波加湿器であり、図面実
施例の場合には、該超音波加湿器12は、噴霧せ
しめる水14を収容する霧化水槽15と、該霧化
水槽15の底部に取付けた振動子13と、該振動
子13に超音波と同一周波数の交流電圧を振動子
入力信号として加える発振回路16とから構成さ
れている。
室1内に供給し得る超音波加湿器であり、図面実
施例の場合には、該超音波加湿器12は、噴霧せ
しめる水14を収容する霧化水槽15と、該霧化
水槽15の底部に取付けた振動子13と、該振動
子13に超音波と同一周波数の交流電圧を振動子
入力信号として加える発振回路16とから構成さ
れている。
さらに、図面実施例の場合には、上記発振回路
16には整流平滑回路17の出力側が接続され、
該整流平滑回路17の入力側には電圧調整器18
を介して交流電源19が接続されており、発振回
路16には直流電圧が入力されている。なお、上
記交流電源19は通常AC100V又はAC200Vであ
るので、必要に応じてトランスを介在させて所用
の電圧に降圧されるものである。また、発振回路
16としては種々のものを使用することができる
が、第1図示の場合には入力された直流電圧の大
きさに対応した振幅でしかも超音波と同一の所定
周波数(不変)の交流電圧が振動子入力信号とし
て出力されるようになつている。そして、第1図
示の場合、上記電圧調整器18はサイリスタ20
及び21の逆並列回路から構成されており、これ
らのサイリスタ20,21のゲートに点弧角制御
信号発生器22からの点弧角制御信号が入力され
て点弧角θfが決定され、交流電源19からの交流
電圧が点弧角制御されて上記点弧角θfで定まる実
効値の交流電圧に調整されて出力されるものであ
る。したがつて、上記点弧角θfに対応して発振回
路16に入力される直流電圧の大きさが定まり、
点弧角θfが0からπまで変化すると発振回路16
に入力される直流電圧の大きさが0から100%ま
で変化するものである。なお、図面実施例の場
合、上記の如く、電力調整器18で交流電圧が点
弧角制御されるため、ノイズが発生することが多
く、該ノイズによつて発振回路16を構成するト
ランジスタ等が破壊されるおそれがあるので、実
際には電力調整器18と整流平滑回路17との間
にノイズカツトトランスを設けるなどのノイズ吸
収手段を講ずる。そして、上記点弧角制御信号発
生器22には上記操作量信号が入力されており、
該操作量信号に基づき点弧角制御信号が調節され
るようになつている。すなわち、操作量信号のレ
ベルが大きければ上記点弧角θfが小さくなり、そ
のレベルが小さければ点弧角θfが大きくなるよう
になつている。したがつて、操作量信号に対応し
て発振回路16に入力される直流電圧の大きさが
調節され、発振回路16から出力される振動子入
力信号の振幅が調節されることとなり、これによ
り操作量信号に対応して連続的に超音波加湿器1
2の振動子13の振動の振幅が調節されるもので
ある。そして、上記点弧角制御信号発生器22
は、上記操作量信号がゼロを示す場合には上記点
弧角θfを後述の臨界角θf0にする点弧角制御信号
を出力し、上記操作量信号が最大値を示す場合に
は上記点弧角θfを0にする点弧角制御信号を出力
するようになつている。
16には整流平滑回路17の出力側が接続され、
該整流平滑回路17の入力側には電圧調整器18
を介して交流電源19が接続されており、発振回
路16には直流電圧が入力されている。なお、上
記交流電源19は通常AC100V又はAC200Vであ
るので、必要に応じてトランスを介在させて所用
の電圧に降圧されるものである。また、発振回路
16としては種々のものを使用することができる
が、第1図示の場合には入力された直流電圧の大
きさに対応した振幅でしかも超音波と同一の所定
周波数(不変)の交流電圧が振動子入力信号とし
て出力されるようになつている。そして、第1図
示の場合、上記電圧調整器18はサイリスタ20
及び21の逆並列回路から構成されており、これ
らのサイリスタ20,21のゲートに点弧角制御
信号発生器22からの点弧角制御信号が入力され
て点弧角θfが決定され、交流電源19からの交流
電圧が点弧角制御されて上記点弧角θfで定まる実
効値の交流電圧に調整されて出力されるものであ
る。したがつて、上記点弧角θfに対応して発振回
路16に入力される直流電圧の大きさが定まり、
点弧角θfが0からπまで変化すると発振回路16
に入力される直流電圧の大きさが0から100%ま
で変化するものである。なお、図面実施例の場
合、上記の如く、電力調整器18で交流電圧が点
弧角制御されるため、ノイズが発生することが多
く、該ノイズによつて発振回路16を構成するト
ランジスタ等が破壊されるおそれがあるので、実
際には電力調整器18と整流平滑回路17との間
にノイズカツトトランスを設けるなどのノイズ吸
収手段を講ずる。そして、上記点弧角制御信号発
生器22には上記操作量信号が入力されており、
該操作量信号に基づき点弧角制御信号が調節され
るようになつている。すなわち、操作量信号のレ
ベルが大きければ上記点弧角θfが小さくなり、そ
のレベルが小さければ点弧角θfが大きくなるよう
になつている。したがつて、操作量信号に対応し
て発振回路16に入力される直流電圧の大きさが
調節され、発振回路16から出力される振動子入
力信号の振幅が調節されることとなり、これによ
り操作量信号に対応して連続的に超音波加湿器1
2の振動子13の振動の振幅が調節されるもので
ある。そして、上記点弧角制御信号発生器22
は、上記操作量信号がゼロを示す場合には上記点
弧角θfを後述の臨界角θf0にする点弧角制御信号
を出力し、上記操作量信号が最大値を示す場合に
は上記点弧角θfを0にする点弧角制御信号を出力
するようになつている。
なお、図面実施例の場合には、上記発振回路1
6、整流平滑回路17、電力調整機18及び点弧
角制御信号発生器22が、上記操作量信号発生器
3から出力された上記操作量信号に対応して連続
的に調節した振幅で上記超音波加湿器12の振動
子13を振動させる振動調節手段であつて、上記
操作量信号がゼロを示す場合には超音波加湿器1
2から噴霧を発生しない程度の小さな振幅で振動
子13を振動させるとともに、上記操作量信号が
ゼロより大きい値を示す場合には上記小さな振幅
に比べて大きい振幅で上記振動子13を振動させ
る振動調節手段を構成している。
6、整流平滑回路17、電力調整機18及び点弧
角制御信号発生器22が、上記操作量信号発生器
3から出力された上記操作量信号に対応して連続
的に調節した振幅で上記超音波加湿器12の振動
子13を振動させる振動調節手段であつて、上記
操作量信号がゼロを示す場合には超音波加湿器1
2から噴霧を発生しない程度の小さな振幅で振動
子13を振動させるとともに、上記操作量信号が
ゼロより大きい値を示す場合には上記小さな振幅
に比べて大きい振幅で上記振動子13を振動させ
る振動調節手段を構成している。
ところで、超音波加湿器12からの噴霧量は該
超音波加湿器12の振動子13の振動により発生
する超音波エネルギーに従つて変化し、該超音波
エネルギーは上記振動子13の振幅の2乗に比例
するものであるため、超音波加湿器12の振動子
13の振幅を変化させることにより超音波加湿器
12からの噴霧量を0から100%まで連続的に変
化させることができるものである。
超音波加湿器12の振動子13の振動により発生
する超音波エネルギーに従つて変化し、該超音波
エネルギーは上記振動子13の振幅の2乗に比例
するものであるため、超音波加湿器12の振動子
13の振幅を変化させることにより超音波加湿器
12からの噴霧量を0から100%まで連続的に変
化させることができるものである。
なお、第2図は超音波加湿器12からの噴霧量
が100%の状態、第3図は噴霧量が少なくなつた
状態、第4図は0%の状態を示すもので、これら
の図においてaは電圧調整器18の出力電圧波形
図、bは振動子13に入力される振動子入力信号
の波形図である。すなわち、第2図の場合には、
上記点弧角θfが0にされ、これにより発振回路1
6に入力される直流電圧の大きさが100%となり、
振動子入力信号の振幅が100%となつて上記噴霧
量が100%となつている。また、第3図の場合に
は、上記点弧角θfが若干大きくされ、これにより
発振回路16に入力される直流電圧の大きさが若
干小さくなり、振動子入力信号の振幅も若干小さ
くなつて上記噴霧量が少なくなつている。さら
に、第4図の場合には、上記点弧角θfが臨界角
θf0され、これにより発振回路16に入力される
直流電圧が小さくなり、振動子入力信号の振幅も
小さくなつて上記噴霧量がちようど0%となつて
いる。なお、上記臨界角θf0とは、上記点弧角θf
をそれ以上大きくすると超音波加湿器12から発
生しないとともに、それ以下は小さくすると噴霧
が発生する角度をいう。この臨界角θf0は、超音
波加湿器12の振動子13を振動させて霧化水槽
15内の水14に超音波エネルギーを加えても、
該超音波エネルギーが所定レベル以上にならない
と噴霧が発生しないという性質に基づくものであ
る。このため、第1図示の装置の場合、点弧角制
御信号発生器22により点弧角θfを0からθf0ま
で変化させることによつて、超音波加湿器12か
らの噴霧量が0から100%まで連続的に変化させ
ることができるものである。
が100%の状態、第3図は噴霧量が少なくなつた
状態、第4図は0%の状態を示すもので、これら
の図においてaは電圧調整器18の出力電圧波形
図、bは振動子13に入力される振動子入力信号
の波形図である。すなわち、第2図の場合には、
上記点弧角θfが0にされ、これにより発振回路1
6に入力される直流電圧の大きさが100%となり、
振動子入力信号の振幅が100%となつて上記噴霧
量が100%となつている。また、第3図の場合に
は、上記点弧角θfが若干大きくされ、これにより
発振回路16に入力される直流電圧の大きさが若
干小さくなり、振動子入力信号の振幅も若干小さ
くなつて上記噴霧量が少なくなつている。さら
に、第4図の場合には、上記点弧角θfが臨界角
θf0され、これにより発振回路16に入力される
直流電圧が小さくなり、振動子入力信号の振幅も
小さくなつて上記噴霧量がちようど0%となつて
いる。なお、上記臨界角θf0とは、上記点弧角θf
をそれ以上大きくすると超音波加湿器12から発
生しないとともに、それ以下は小さくすると噴霧
が発生する角度をいう。この臨界角θf0は、超音
波加湿器12の振動子13を振動させて霧化水槽
15内の水14に超音波エネルギーを加えても、
該超音波エネルギーが所定レベル以上にならない
と噴霧が発生しないという性質に基づくものであ
る。このため、第1図示の装置の場合、点弧角制
御信号発生器22により点弧角θfを0からθf0ま
で変化させることによつて、超音波加湿器12か
らの噴霧量が0から100%まで連続的に変化させ
ることができるものである。
したがつて、上記構成の本考案に係る加湿制御
装置によれば、操作量信号に対応して連続的に超
音波加湿器12の振動子13の振幅が調節される
ため、操作量信号に対応した噴霧量が超音波加湿
器12から発生することとなる。
装置によれば、操作量信号に対応して連続的に超
音波加湿器12の振動子13の振幅が調節される
ため、操作量信号に対応した噴霧量が超音波加湿
器12から発生することとなる。
そして、上記構成の本考案に係る加湿制御装置
では湿度検出器2で制御室1内の湿度を検出し、
その検出信号と予め設定した目標値信号との偏差
の比例値、積分値及び微分値を加算して上記操作
量信号とされるので、制御室1内の湿度を制御量
とし、また超音波加湿器12からの噴霧量を操作
量としたPID動作による制御が実現されるもので
ある。
では湿度検出器2で制御室1内の湿度を検出し、
その検出信号と予め設定した目標値信号との偏差
の比例値、積分値及び微分値を加算して上記操作
量信号とされるので、制御室1内の湿度を制御量
とし、また超音波加湿器12からの噴霧量を操作
量としたPID動作による制御が実現されるもので
ある。
したがつて、上記構成の本考案に係る加湿制御
装置によれば、噴霧により加湿された空気の伝達
時間が比較的長くまた湿度検出器2自体の感応時
間も無視し得ないにもかかわらず、すなわち伝送
遅れやむだ時間が大きいにもかかわらず、第5図
の如く制御室1内の湿度をサイクリングやオフセ
ツト等が生ずることなく安定して高精度に目標と
する一定値に保つことができ、さらに制御室1の
扉を開閉した際などの外乱が加わつた際にもその
修正が短時間に行われるものである。
装置によれば、噴霧により加湿された空気の伝達
時間が比較的長くまた湿度検出器2自体の感応時
間も無視し得ないにもかかわらず、すなわち伝送
遅れやむだ時間が大きいにもかかわらず、第5図
の如く制御室1内の湿度をサイクリングやオフセ
ツト等が生ずることなく安定して高精度に目標と
する一定値に保つことができ、さらに制御室1の
扉を開閉した際などの外乱が加わつた際にもその
修正が短時間に行われるものである。
そして、上記構成の本考案に係る加湿制御装置
によれば、上述の如く上記操作量信号に対応して
連続的に超音波加湿器12の振動子13の振幅が
調節されるものであり、従来の加湿制御方式の如
く超音波加湿器12の振動子13を頻繁にON・
OFF(100%振幅の振動・振動の完全防止)せし
めるものではないため、振動子13が破損し難く
なる。このように、上記操作量信号に対応して連
続的に超音波加湿器12の振動子13の振幅を調
節するだけでも上記従来の加湿制御方式に比べて
振動子13が破損し難くなるが、それだけでは振
動子13が破損するおそれを完全に取り除くこと
はできない。すなわち、単にPID制御を適用し
て、上記操作量信号に対応して連続的に超音波加
湿器12の振動子13の振幅を調節するだけで
は、制御室1内の湿度が一旦目標とする一定値と
なつた場合など上記操作量信号がゼロを示す場合
に振動子13の振動を完全に停止させてしまう
と、やはり振動子13が破損するおそれがある。
つまり、上記操作量信号がゼロを示す状態となつ
ているときに外乱が加わつたりすると上記操作量
信号がゼロより大きい所定の大きさの値を示す状
態に変化するが、この二つの状態が繰り返される
状況が起こり得る。このような状況では、上記操
作量信号がゼロを示す場合に振動子13の振動を
完全に停止させてしまうと、振動子の振動と振動
の完全停止が、100%の振動と振動の完全停止と
の繰り返しではないにしても、繰り返されること
となる。したがつて、やはりこのような場合には
振動子13が破損するおそれがあり、特に、前記
外乱等が大きい場合には上記操作量信号の変化が
大きいので一層振動子13が破損し易くなる。こ
の点、本考案によれば、上記作動量信号に対応し
て連続的に超音波加湿器12の振動子13の振幅
を調節するだけでなく、操作量信号がゼロを示す
場合には超音波加湿器12から噴霧を発生しない
程度の小さな振幅で振動子13を振動させるとと
もに、操作量信号がゼロより大きい値を示す場合
には上記小さな振幅に比べて大きい振幅で振動子
13を振動させている。したがつて、本考案によ
れば、上記操作量信号がゼロを示す場合にも、振
動子13の振動が完全に停止されるのではなく振
動子13が上記超音波加湿器12から噴霧を発生
しない程度の小さな振幅で振動させられることに
なり、振動子13はいわばウオーミングアツプ状
態にある。このため、上記操作量信号がゼロを示
す状態とゼロより大きい所定の大きさの値を示す
状態を繰り返す状況が生じても、振動子13が破
損するおそれがなくなる。
によれば、上述の如く上記操作量信号に対応して
連続的に超音波加湿器12の振動子13の振幅が
調節されるものであり、従来の加湿制御方式の如
く超音波加湿器12の振動子13を頻繁にON・
OFF(100%振幅の振動・振動の完全防止)せし
めるものではないため、振動子13が破損し難く
なる。このように、上記操作量信号に対応して連
続的に超音波加湿器12の振動子13の振幅を調
節するだけでも上記従来の加湿制御方式に比べて
振動子13が破損し難くなるが、それだけでは振
動子13が破損するおそれを完全に取り除くこと
はできない。すなわち、単にPID制御を適用し
て、上記操作量信号に対応して連続的に超音波加
湿器12の振動子13の振幅を調節するだけで
は、制御室1内の湿度が一旦目標とする一定値と
なつた場合など上記操作量信号がゼロを示す場合
に振動子13の振動を完全に停止させてしまう
と、やはり振動子13が破損するおそれがある。
つまり、上記操作量信号がゼロを示す状態となつ
ているときに外乱が加わつたりすると上記操作量
信号がゼロより大きい所定の大きさの値を示す状
態に変化するが、この二つの状態が繰り返される
状況が起こり得る。このような状況では、上記操
作量信号がゼロを示す場合に振動子13の振動を
完全に停止させてしまうと、振動子の振動と振動
の完全停止が、100%の振動と振動の完全停止と
の繰り返しではないにしても、繰り返されること
となる。したがつて、やはりこのような場合には
振動子13が破損するおそれがあり、特に、前記
外乱等が大きい場合には上記操作量信号の変化が
大きいので一層振動子13が破損し易くなる。こ
の点、本考案によれば、上記作動量信号に対応し
て連続的に超音波加湿器12の振動子13の振幅
を調節するだけでなく、操作量信号がゼロを示す
場合には超音波加湿器12から噴霧を発生しない
程度の小さな振幅で振動子13を振動させるとと
もに、操作量信号がゼロより大きい値を示す場合
には上記小さな振幅に比べて大きい振幅で振動子
13を振動させている。したがつて、本考案によ
れば、上記操作量信号がゼロを示す場合にも、振
動子13の振動が完全に停止されるのではなく振
動子13が上記超音波加湿器12から噴霧を発生
しない程度の小さな振幅で振動させられることに
なり、振動子13はいわばウオーミングアツプ状
態にある。このため、上記操作量信号がゼロを示
す状態とゼロより大きい所定の大きさの値を示す
状態を繰り返す状況が生じても、振動子13が破
損するおそれがなくなる。
なお、以上の説明においては、目標とする制御
室1内の湿度は一旦設定した後には変化しないと
していたが、例えば目標値設定器4に外部から制
御信号を与えて時間経過に対して目標値を変更す
ることもできるものである。
室1内の湿度は一旦設定した後には変化しないと
していたが、例えば目標値設定器4に外部から制
御信号を与えて時間経過に対して目標値を変更す
ることもできるものである。
[考案の効果]
本考案によれば、制御室内の湿度をサイクリン
グやオフセツト等が生ずることなく安定して高精
度に目標とする一定値に保つことができ、さらに
制御室の扉を開閉した際など外乱が加わつた際に
もその修正が短時間に行われ、しかも超音波加湿
器の振動子を破壊するおそれを完全に取り除くこ
とができる効果が得られるものである。
グやオフセツト等が生ずることなく安定して高精
度に目標とする一定値に保つことができ、さらに
制御室の扉を開閉した際など外乱が加わつた際に
もその修正が短時間に行われ、しかも超音波加湿
器の振動子を破壊するおそれを完全に取り除くこ
とができる効果が得られるものである。
第1図は本考案の一実施例に係る加湿制御装置
の構成図、第2図乃至第4図はその各噴霧量にお
ける動作状態を示すものでこれらのaは電圧調整
器の出力電圧波形図、bは振動子入力信号の波形
図、第5図は本考案の一実施例に係る加湿制御装
置による時間経過と湿度との関係を示す図、第6
図は従来の加湿制御方式による時間経過と湿度と
の関係を示す図である。 1……制御室、2……湿度検出器、3……操作
量信号発生器、12……超音波加湿器、13……
振動子。
の構成図、第2図乃至第4図はその各噴霧量にお
ける動作状態を示すものでこれらのaは電圧調整
器の出力電圧波形図、bは振動子入力信号の波形
図、第5図は本考案の一実施例に係る加湿制御装
置による時間経過と湿度との関係を示す図、第6
図は従来の加湿制御方式による時間経過と湿度と
の関係を示す図である。 1……制御室、2……湿度検出器、3……操作
量信号発生器、12……超音波加湿器、13……
振動子。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 噴霧を制御室内に供給し得る超音波加湿器と、 上記制御室内の湿度を検出する湿度検出器と、 該湿度検出器の検出信号と予め設定した目標値
信号との偏差の比例値、積分値及び微分値を加算
してなる操作量信号を出力する操作量信号発生器
と、 該操作量信号発生器から出力された上記操作量
信号に対応して連続的に調節した振幅で上記超音
波加湿器の振動子を振動させる振動調節手段であ
つて、上記操作量信号がゼロを示す場合には上記
超音波加湿器から噴霧を発生しない程度の小さな
振幅で上記振動子を振動させるとともに、上記操
作量信号がゼロより大きい値を示す場合には上記
小さな振幅に比べて大きい振幅で上記振動子を振
動させる振動調節手段と、 を備えてなることを特徴とする超音波加湿器によ
る加湿制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990084361U JPH0514107Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990084361U JPH0514107Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331248U JPH0331248U (ja) | 1991-03-27 |
JPH0514107Y2 true JPH0514107Y2 (ja) | 1993-04-15 |
Family
ID=31632783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990084361U Expired - Lifetime JPH0514107Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514107Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5635696U (ja) * | 1979-08-27 | 1981-04-06 | ||
JPS60159536A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-21 | Toshiba Corp | 加湿器の自動制御装置 |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP1990084361U patent/JPH0514107Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5635696U (ja) * | 1979-08-27 | 1981-04-06 | ||
JPS60159536A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-21 | Toshiba Corp | 加湿器の自動制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331248U (ja) | 1991-03-27 |
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