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JPH0483242A - 分子会合体薄膜形成法 - Google Patents

分子会合体薄膜形成法

Info

Publication number
JPH0483242A
JPH0483242A JP2200464A JP20046490A JPH0483242A JP H0483242 A JPH0483242 A JP H0483242A JP 2200464 A JP2200464 A JP 2200464A JP 20046490 A JP20046490 A JP 20046490A JP H0483242 A JPH0483242 A JP H0483242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
metal ions
thin film
aggregate
merocyanine dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2200464A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Miyata
昭雄 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2200464A priority Critical patent/JPH0483242A/ja
Publication of JPH0483242A publication Critical patent/JPH0483242A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はメロシアニン色素J会合体の薄膜をLB法によ
り作製する方法に関する。
(ロ)従来の技術 従来、色素薄膜を記録層として適用した光記録媒体は公
知であり、この種の光記録媒体は基板と色素薄膜記録層
との間に金属反射膜を設け、記録層の側から記録層の光
吸収率が最大を示す波長のレーザビームを集光照射して
情報を記録再生するものである。有機材料が光記録媒体
に用いられる理由の一つは作製プロセスを含めたコスト
の廉価さにある。ラングミュア・プロジェクト(LB)
法は有機分子を組織的に配列させて機能性分子集合体を
形成することかできるため、従来の成膜法にはない分子
機能の制御が期待されている。LB法はスピンコード法
に比べて成膜面でのコスト高が指摘されており、従来の
記録密度以上の記録情報の高密度化、大容量化を目指し
た研究が進められている。有機色素のうち、ンアニン、
メロンアニン、スクアリリウム色素等がJ会合体と呼ば
れる分子会合体を形成することが知られている。J会合
体は単量体の色素よりも吸収が鋭く、吸光度が大きいな
どの特長があり、吸収波長の異なるJ会合体を積層した
波長多重光記録が提案されている。特にLB法を用いる
と色素分子が秩序正しく配向するため、効率よく会合体
を形成する。また、均一な超薄膜からなるヘテロ構造L
B膜を作製することができるなどの利点がある。百本ら
は吸収波長の異なるJ会合体を形成する二種類のシアニ
ン色素からなるヘテロLB膜を利用し1こ光記録媒体を
報告している(C,lshimoto et at、、
 Appl。
Phys、 Lett、 49(1986)1677)
。A1蒸着面上にシアニン色素IのLB膜を25層累積
し、記録層とし、J会合体の吸収波長である780nm
の半導体レーザ光(ビーム径1.6μm)を照射すると
J会合体は崩壊し、反射率は変化する。さらに吸収波長
の異なるシアニン色素■を用い、色素Iで形成された2
5層LB膜上に6層の色素IILB膜(色素■のJ会合
体の吸収は680nmにある)を積層し、このヘテロL
B膜からなる光記録媒体が多重光記録できることを示し
た。780 n mの半導体レーザ光を照射すると68
0 n mの半導体レーザ光を照射すると680 n 
mのJ会合体には変化は見られないが、780nmのJ
会合体は減少する。次に、赤外光をカットしたXeフラ
ッシュランプを照射すると680nmのJ会合体の減少
が見られるが、780n m ’J) J会合体はほと
んど変化していない。LB膜において波長多重光記録が
可能であることを原理的に示した。安藤らはフォトクロ
ミック反応を示すスピロピラン色素J会合体を用いた書
き換え可能な高密度波長多重光記録を提案している(E
、 Ando、 Proc、 Int、 Symp、、
 Future ElectronDevices、 
47(1985))。このJ会合体は吸収バンド幅が狭
く会合体を形成すると単量体に比較して着色状態が安定
化するなどの特長を宵する。吸収波長の異なるスピロピ
ランJ会合体を積層した光記録媒体は、書き込み消去が
可能で記録密度の高密度化が期待されている。なお、波
長多重光記録を行う場合、各種J会合体の吸収波長に一
致した発振波長可変な短波長発光素子等の光源を用いて
書き込み読みだしを行う。
LB法は有機分子を組織的に配向配列させて機能性分子
会合体を効率的に形成することができる。
例えば、Pennerらは2種類の色素を混合すること
により個々の色素からなるJ会合体とは吸収波長の異な
るJ会合体が形成し、個々の色素のJ会合体の中間に位
置する吸収波長のJ吸収体が新r二に現れることを報告
しティる(T、L、 Penner et aLThi
n 5olid Films、 132(1985)1
85) 6川口らは後述の一般式(1)で表されるメロ
ンアニン色素のXがセレン、置換基R1・が水素原子で
ある場合、金属イオンの種類により二種類の吸収波長の
異なるJ会合体(600n m及び620nm)が形成
することを報告した(T、 Kawaguchi et
 at、、 Th1n SolidFilms、 16
5(198g)323)。また、これらと平行して分子
会合体形成可能な新規の色素化合物の合成や成膜手段の
改良が進められている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 従来のメロシアニンJ会合体を形成する場合、何種類ら
のJ会合体が同時に形成するため不均一なJ会合体であ
り、吸収バンド幅が広いなどの問題があった。波長多重
を行うためには会合分子数の異なることに起因する吸収
波長の異なるJ会合体を任意に選択的に形成させる必要
が有る。吸収バンド幅が狭くなるほど、多重度は増加し
、記録密度は増大するため、従来報告されていたJ会合
体よりも吸収波長の異なり、吸収バンド幅の狭い、新規
のJ会合体をつくったす必要がある。
(ニ)課題を解決するLめの手段及び作用この発明によ
れば、メロシアニン色素から、ラングミュアーブロジェ
ット法を用い、金属イオンの種類および/または濃度を
変えることにより所望の会合分子数および吸収波長を有
するメロシアニン色素J会合体の薄膜を形成させること
を特徴とする分子会合体薄膜の形成法が提供される。
この発明に用いるメロシアニン色素としては、一般式(
I) (式中Rは水素原子、または低級アルキル基、Rtは長
鎖アルキル基Cn H2n* +但し22≧n≧16、
Xは硫黄原子またはセレン原子) を有する化合物が挙げられる。
上記の一般式でRは水素原子まr二はメチル基、Xは硫
黄原子、R2がオクタデカノル基であるのが好ましい。
金属イオンとしては、N a s K ”、Li゛のよ
うな1価の金属イオン、Ba!′、Ca″″、Cd’。
Co″゛のような2価の金属イオンが挙げられる。
金属イオンは、具体的には、例えばCaC1,、CdC
1t、NaHCO3のような塩の水溶液として用いられ
る。金属イオンとしてはCa″2Cd″2、Na”など
が好ましい。金属イオンの濃度(水溶液の純水1リツト
ル中の濃度)は、一般に01〜1 、0 m Mの範囲
である。金属イオン塩の水溶液のpHは、5.8〜6.
8に調節するのか好ましい。
水温は、一般に約10〜32℃の範囲が好ましい。
(、d″2を用いた場合、水温を低温領域10〜15℃
に調節すると会合分子数の多いJ会合体が、一方高温領
域26〜32℃に調節すると会合分子数の少ないJ会合
体がそれぞれ生成することを見出している。
この発明の方法は、一般に水槽に金属イオンを含んだ水
溶液を入れ、所望の温度に保持し、そこにメロンアニン
色素の溶液(例えば0.4mM程度のクロロホルム溶液
)を展開することにより単分子膜を形成することにより
行われる。
かくして、上記の因子を適切に調節することにより、分
子会合数が異なり、吸収波長の異なる所望のメロシアニ
ン色素J会合体の単分子膜が形成される。J会合体は、
金属イオンが色素分子内のカルボニル基に配位し、色素
が凝集して形成すると考えられる。得られる単分子膜は
、常法により適当な基板上に累積することにより薄膜と
することができる。
(ホ)実施例 以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明する。
実施例の条件下で累積することにより、単一のJ会合体
からなる膜を得ることができる。
実施例1 @記一般式(I)で表される長鎖メロシアニン色素の置
換基Xが硫黄原子、置換基Rが水素原子、置換基R1が
CIIIH3?である場合、長鎖メロシアニン色素を含
む0.4mM濃度のクロロホルム溶液を0.5mMのナ
トリウムイオンを含むpH6,7の水溶液上に展開し単
分子膜を形成した。下層液が酸性側(p H4,9)で
は色素のカルボニル基に金属イオンが配位しないため、
水面上ではJ会合体を形成しない。水温18〜21℃付
近では620nmに吸収を有するJ会合体(第1図の(
a))が形成した。
ナトリウムイオン濃度が0 、1 m M以下では57
4nmのJ会合体(第1図の(d))を形成することが
できた。水面上では一度形成したJ会合体が時間ととも
に崩壊していくため、短時間のうちに基板上への累積し
なければならない。展開後5分以内に疎水化処理した3
%トリメチルクロロンランを含むクロロホルム溶液中で
疎水処理し1こガラス基板上に表面圧20mN/mで、
累積速度10mm/minて垂直浸漬法により積層し、
水面上と同様の吸収スペクトルを得た。以下同様の成膜
条件で単分子膜の累積を行った。下層液のpHは6.7
付近での累積したときの付着率がもっとも良好であった
実施例2 前記一般式(1)で表される長鎖メロンアニン色素の置
換基Xが硫黄原子、置換基Rか水素原子、置換基R7か
C15Hy7である場合、長鎖メロンアニン色素を含む
0.4mMJ1度のクロロホルム溶液を0 、4 m 
Mのカルシウムイオンを含むpH6,7の水溶液上に展
開し単分子膜を形成した。水In18〜21℃付近では
607nmに吸収を有するJ会合体(第1図(b))を
形成し几。pH6,、[l以下では、620nmのJ会
合体が同時に形成した。
実施例3 前記一般式(I)で表される長鎖メロンアニン色素の置
換基Xが硫黄原子、置換基Rが水素原子、置換基R7が
C,、H37である場合、長鎖メロンアニン色素を含む
0.4mM濃度のクロロホルム溶液を0.4mMのカド
ミウムイオンを含む水溶液上に展開し、単分子膜を形成
した。下層液のpHはN a HCO3により調整し、
67とした。水温18℃以下では607nmに、水!3
2℃では592nmに吸収を有するJ会合体(第1図(
C))を形成した。水温が高い(366C)はど592
nmのJ会合体が選択的に形成する。カドミウムイオン
濃度がO,1mM以下では592nmのJ会合体がゆっ
くりと形成する。下層液がカドミウムイオンを含む場合
、例えば水温を32〜10℃の範囲に調節し、会合数の
少ないものを所望するときは上記範囲の低温領域、例え
ば15〜10℃に調節し、会合分子数の大きいものを所
望するときには高温領域例えば32〜26℃に調節する
のが好ましい。
実施例4 前記一般式(1)で表される長鎖メロンアニン色素の置
換基Xがイオウ、置換基Rがメチル基、置換基R2がC
IaH3?である場合、長鎖メロンアニン色素を含むク
ロロホルム溶液を0.4mMのカドミウムイオンもしく
はカルシウムイオンを含むpH6,7の水溶液上に展開
し単分子膜を形成した。
水温18℃以下では609nmに、ナトリウムイオンを
含む水溶液上では607nmのJ会合体を形成すること
ができた。なお、実施例14においては実施例3の80
7nm(7)J会合体(第1図(b))の吸収バンド幅
よりも狭いJ会合体が得られた。
(へ)発明の効果 本発明によれば、LB法により簡便に、所望の会合分子
数と吸収波長の異なるメロシアニン色素J会合体を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、各々、本発明で得られるJ会合体の吸収スペ
クトル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メロシアニン色素から、ラングミュアーブロジェッ
    ト法を用い、金属イオンの種類および/または濃度を変
    えることにより所望の会合分子数および吸収波長を有す
    る、メロシアニン色素J会合体の単分子膜を形成させ、
    これを累積して分子会合体薄膜とすることを特徴とする
    分子会合体薄膜の形成法。 2、メロシアニン色素が一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素原子または低級アルキル基、R_
    2は長鎖アルキル基CnH_2_n_+_1但し22≧
    n≧16、Xは硫黄原子またはセレン原子) を有する化合物である請求項1記載の形成法。 3、一般式( I )でR_1がメチル基、Xが硫黄原子
    、R_2がC_1_8H_3_7の化合物である請求項
    2記載の形成法。 4、金属イオンがNa^+、K^+及びLi^+から選
    択された1価イオンまたはBa^2^+、Ca^2^+
    、Cd^2^+およびCo^2^+から選択された2価
    イオンである選択された1〜3の何れか1つに記載の形
    成法。 5、Cd^2^+が水溶液として用いられ、水温が10
    〜15℃または26〜32℃に調節される請求項1〜4
    の何れか1つに記載の形成法。 6、金属イオンの濃度が0.1〜1mMである請求項1
    〜5の何れか1つに記載の形成法。
JP2200464A 1990-07-26 1990-07-26 分子会合体薄膜形成法 Pending JPH0483242A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003074282A1 (fr) * 2002-02-15 2003-09-12 Sony Corporation Support d'enregistrement d'informations optiques reinscriptible, procede d'enregistrement/reproduction et dispositif d'enregistrement/reproduction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003074282A1 (fr) * 2002-02-15 2003-09-12 Sony Corporation Support d'enregistrement d'informations optiques reinscriptible, procede d'enregistrement/reproduction et dispositif d'enregistrement/reproduction

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