JPH0460296B2 - - Google Patents
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- JPH0460296B2 JPH0460296B2 JP58075044A JP7504483A JPH0460296B2 JP H0460296 B2 JPH0460296 B2 JP H0460296B2 JP 58075044 A JP58075044 A JP 58075044A JP 7504483 A JP7504483 A JP 7504483A JP H0460296 B2 JPH0460296 B2 JP H0460296B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21K—TECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
- G21K4/00—Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/10—Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
- H01J29/18—Luminescent screens
- H01J29/24—Supports for luminescent material
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
この発明は、基板にフアイバープレートを用い
その面上に蛍光体層を形成したイメージ管の改良
に関する。
その面上に蛍光体層を形成したイメージ管の改良
に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
一般に蛍光スクリーンを内蔵するイメージ管例
えばX線蛍光増倍管は、医療用を主に工業用非破
壊検査などX線工業テレビを併用して広範囲に応
用されている。この種のX線蛍光増倍管は第1図
に示すように構成され、主としてガラスよりなる
真空外囲器1の入射側内部に入力面2が配設され
ている。一方、真空外囲器1の出力側内部には、
陽極3が配設されると共に出力面4が設けられ、
更に真空外囲器1内部の側壁に沿つて集束電極5
が配設されている。上記入力面2は球面状のAl
からなる基板6の出力側(凹面側)にCsIの入力
蛍光体層7が形成され、この入力蛍光体層7の上
に更に光電面8が形成されている。又、出力面4
は基板9に出力蛍光体層10を形成してなつてい
る。そして動作時には、X線(図示せず)は被写
体(図示せず)を通過する際、被写体のX線透過
率によつて変調されて、入力蛍光体層7を励起す
る。入力蛍光体層7の励起光は入力蛍光体層7の
内面に形成されている光電面8にエネルギーを与
え、光電面8より電子を放出させる。この電子は
陽極3、集束電極5で構成される電子レンズ作用
により出力蛍光体層10上に加速集束し、出力蛍
光体層10を発光させる。このような過程で電子
の増倍が行なわれ、入力蛍光体層7で得られる光
像より格段に明るい像が出力蛍光体層10に得ら
れる。
えばX線蛍光増倍管は、医療用を主に工業用非破
壊検査などX線工業テレビを併用して広範囲に応
用されている。この種のX線蛍光増倍管は第1図
に示すように構成され、主としてガラスよりなる
真空外囲器1の入射側内部に入力面2が配設され
ている。一方、真空外囲器1の出力側内部には、
陽極3が配設されると共に出力面4が設けられ、
更に真空外囲器1内部の側壁に沿つて集束電極5
が配設されている。上記入力面2は球面状のAl
からなる基板6の出力側(凹面側)にCsIの入力
蛍光体層7が形成され、この入力蛍光体層7の上
に更に光電面8が形成されている。又、出力面4
は基板9に出力蛍光体層10を形成してなつてい
る。そして動作時には、X線(図示せず)は被写
体(図示せず)を通過する際、被写体のX線透過
率によつて変調されて、入力蛍光体層7を励起す
る。入力蛍光体層7の励起光は入力蛍光体層7の
内面に形成されている光電面8にエネルギーを与
え、光電面8より電子を放出させる。この電子は
陽極3、集束電極5で構成される電子レンズ作用
により出力蛍光体層10上に加速集束し、出力蛍
光体層10を発光させる。このような過程で電子
の増倍が行なわれ、入力蛍光体層7で得られる光
像より格段に明るい像が出力蛍光体層10に得ら
れる。
ところで、上記のようなX線蛍光増倍管の出力
蛍光体層の保持基板としてフアイバープレート
(光学繊維束板)を用いる例の1つとして、特開
昭53−24770号公報に開示されたようにフアイバ
ープレートに出力蛍光体層を形成してコントラス
トを改善する提案がある。この提案の概略を第2
図に示すが、基板であるフアイバープレート17
に出力蛍光体層10を形成してなる出力面16
を、真空外囲器1の出力窓ガラス18に対向して
配置したものである。この提案は、従来良く知ら
れているフアイバープレートを真空外囲器の一部
として用い、直接信号を真空外囲器の外へ引き出
せず、レンズ系を必要とするが、加速電圧の印加
は第1図に示す従来のX線蛍光増倍管と同じにで
きる利点がある。しかし、フアイバープレート1
7上に単に蛍光体を形成しただけでは、コントラ
ストの向上に限界があり、以下にその理由を説明
する。
蛍光体層の保持基板としてフアイバープレート
(光学繊維束板)を用いる例の1つとして、特開
昭53−24770号公報に開示されたようにフアイバ
ープレートに出力蛍光体層を形成してコントラス
トを改善する提案がある。この提案の概略を第2
図に示すが、基板であるフアイバープレート17
に出力蛍光体層10を形成してなる出力面16
を、真空外囲器1の出力窓ガラス18に対向して
配置したものである。この提案は、従来良く知ら
れているフアイバープレートを真空外囲器の一部
として用い、直接信号を真空外囲器の外へ引き出
せず、レンズ系を必要とするが、加速電圧の印加
は第1図に示す従来のX線蛍光増倍管と同じにで
きる利点がある。しかし、フアイバープレート1
7上に単に蛍光体を形成しただけでは、コントラ
ストの向上に限界があり、以下にその理由を説明
する。
即ち、第3図にフアイバーの説明図を示すが、
今、説明の都合上、フアイバーの芯部ガラス10
1のガラス屈折率n1を1.8、被覆部ガラス102
のガラス屈折率n2を1.49とする。又、真空の屈折
率をn0、フアイバーへの入射角をθ0とすると、θ0
は次の式で表わされる。
今、説明の都合上、フアイバーの芯部ガラス10
1のガラス屈折率n1を1.8、被覆部ガラス102
のガラス屈折率n2を1.49とする。又、真空の屈折
率をn0、フアイバーへの入射角をθ0とすると、θ0
は次の式で表わされる。
n0sinθ0=√2 1−2 2
この式よりθ0は90°となる。一方、90°で入射し
た光は、芯部ガラス101での屈折率θ1が33.7°と
なる。他方、芯部ガラス101と被覆部ガラス1
02との境界面での全反射角は55.9°となる。と
ころで、θ1が33.7°の光は、芯部ガラス101と被
覆部ガラス102の境界面への入射角φ1が56.3°
となり、臨界角より大きいため、全反射しながら
フアイバーの中を伝播し、反対面に伝わる。そし
て、反対面での出射角は、入射角と同じになる。
た光は、芯部ガラス101での屈折率θ1が33.7°と
なる。他方、芯部ガラス101と被覆部ガラス1
02との境界面での全反射角は55.9°となる。と
ころで、θ1が33.7°の光は、芯部ガラス101と被
覆部ガラス102の境界面への入射角φ1が56.3°
となり、臨界角より大きいため、全反射しながら
フアイバーの中を伝播し、反対面に伝わる。そし
て、反対面での出射角は、入射角と同じになる。
又、フアイバープレート17に出力蛍光体層1
0を形成したときは、光の伝達の状況が異なる。
第4図にこの説明を示すが、通常、出力蛍光体層
10を形成する際、ガラス質の接着剤を用いて蛍
光体粒子201を接着するために、蛍光体粒子2
01とフアイバープレート17とは光学的な接触
度合が強くなる。従つて、第3図で説明したよう
に、芯部ガラス101の中心軸と出力蛍光体層1
0で発光した光のうち33.7°の角度のものが、出
射面では90°の角度で出射することになる。即ち、
出力蛍光体層とフアイバープレートの接触の度合
如何に拘らず、出射面では0〜90°の角度で出射
する光が存在することになる。
0を形成したときは、光の伝達の状況が異なる。
第4図にこの説明を示すが、通常、出力蛍光体層
10を形成する際、ガラス質の接着剤を用いて蛍
光体粒子201を接着するために、蛍光体粒子2
01とフアイバープレート17とは光学的な接触
度合が強くなる。従つて、第3図で説明したよう
に、芯部ガラス101の中心軸と出力蛍光体層1
0で発光した光のうち33.7°の角度のものが、出
射面では90°の角度で出射することになる。即ち、
出力蛍光体層とフアイバープレートの接触の度合
如何に拘らず、出射面では0〜90°の角度で出射
する光が存在することになる。
ところが屈折率の異なる物質間の境界面では、
屈折光以外に入射角と同じ角度の反射光が存在
し、これはフレネル反射と呼ばれている。入射角
に対するフレネル反射による反射率を第5図に示
すが、入射角が大きくなると急激に大きくなる。
そして、実線は真空よりガラスへ、点線はガラス
より空気へ光が伝播する際、発生する入射光及び
境界面の垂線を含む面(入射面)と、これに垂直
な平面での成分RV、RSで表わす。このフレネル
反射の影響により、第4図のようにフアイバーよ
り出射した光は、出力窓ガラス18の両表面で反
射してフアイバープレート17に戻つてくる。こ
の光は、蛍光体層の別の位置で散乱光を発生させ
てコントラストを低下させる。
屈折光以外に入射角と同じ角度の反射光が存在
し、これはフレネル反射と呼ばれている。入射角
に対するフレネル反射による反射率を第5図に示
すが、入射角が大きくなると急激に大きくなる。
そして、実線は真空よりガラスへ、点線はガラス
より空気へ光が伝播する際、発生する入射光及び
境界面の垂線を含む面(入射面)と、これに垂直
な平面での成分RV、RSで表わす。このフレネル
反射の影響により、第4図のようにフアイバーよ
り出射した光は、出力窓ガラス18の両表面で反
射してフアイバープレート17に戻つてくる。こ
の光は、蛍光体層の別の位置で散乱光を発生させ
てコントラストを低下させる。
[発明の目的]
この発明の目的は、基板にフアイバープレート
を用いて、コントラストの優れた高品位の画像が
得られるイメージ管を提供することである。
を用いて、コントラストの優れた高品位の画像が
得られるイメージ管を提供することである。
[発明の概要]
この発明は、フアイバープレートの出力蛍光体
層と反対の面の各フアイバーの芯部ガラス又は芯
部ガラスと被覆部ガラスに凹みを設け、出射角の
大きい光の成分を減少させることによつて、出力
窓ガラスでのフレネル反射を防止してコントラス
トを向上させたイメージ管である。
層と反対の面の各フアイバーの芯部ガラス又は芯
部ガラスと被覆部ガラスに凹みを設け、出射角の
大きい光の成分を減少させることによつて、出力
窓ガラスでのフレネル反射を防止してコントラス
トを向上させたイメージ管である。
[発明の実施例]
この発明のイメージ管は出力面を改良したもの
で、出力面についてのみ述べることにする。即
ち、フアイバープレート上に出力蛍光体層を形成
し、これを単にイメージ管の真空外囲器の出力窓
ガラスに対向配置しただけでは、コントラスト向
上に対して限界がある。
で、出力面についてのみ述べることにする。即
ち、フアイバープレート上に出力蛍光体層を形成
し、これを単にイメージ管の真空外囲器の出力窓
ガラスに対向配置しただけでは、コントラスト向
上に対して限界がある。
そこで、この発明の一実施例は第6図に示すよ
うに構成され、従来例と同一箇所は同一符号を付
すと、基板であるフアイバープレート17は多数
のフアイバーからなり、各フアイバーは芯部ガラ
ス101、被覆部ガラス102及び吸収体103
より構成されている。このようなフアイバープレ
ート17の一面には、多数の蛍光体粒子201か
らなる出力蛍光体層10が形成されている。更
に、上記アイバープレート17の各フアイバーの
芯部ガラス101の出力蛍光体層と反対側の面に
は、各々凹み19が設けられている。この場合、
フアイバープレート17に凹み19を形成するに
は、酸による腐蝕で行なう。一般に、高い屈折率
のガラスは主成分の硅素以外に金属成分が多く、
低い屈折率のガラス部に比べて酸に弱い。そこ
で、例えば塩酸、又は硝酸等の酸の溶液にフアイ
バープレート17を入れると、高い屈折率を有す
る芯部ガラス101が低い屈折率の被覆部ガラス
102より早く腐蝕されて凹み19を生じる。こ
の凹み19の程度は、少な過ぎるとコントラスト
の向上が見られず、又、多過ぎるとフアイバープ
レート17の凹み壁部が弱くなつて、好結果が得
られず、深さは1〜20μmの範囲で良い結果が得
られた。酸の溶液で芯部ガラス101を腐蝕させ
る際、被覆部ガラス102の一部又は全部が腐蝕
され、フアイバー相互を光学的に分離している光
の吸収体103のみ残る場合もあるが、コントラ
スト向上の効果は同じである。そして、凹み19
を設ける工程は、蛍光体粒子201をフアイバー
プレート17上に被着させ、出力蛍光体層10を
形成させる前でも後でも良い。但し、出力蛍光体
層10を形成させた後に酸の溶液で凹み19を設
ける場合は、出力蛍光体層10に覆いをして、酸
の溶液から隔離する必要がある。
うに構成され、従来例と同一箇所は同一符号を付
すと、基板であるフアイバープレート17は多数
のフアイバーからなり、各フアイバーは芯部ガラ
ス101、被覆部ガラス102及び吸収体103
より構成されている。このようなフアイバープレ
ート17の一面には、多数の蛍光体粒子201か
らなる出力蛍光体層10が形成されている。更
に、上記アイバープレート17の各フアイバーの
芯部ガラス101の出力蛍光体層と反対側の面に
は、各々凹み19が設けられている。この場合、
フアイバープレート17に凹み19を形成するに
は、酸による腐蝕で行なう。一般に、高い屈折率
のガラスは主成分の硅素以外に金属成分が多く、
低い屈折率のガラス部に比べて酸に弱い。そこ
で、例えば塩酸、又は硝酸等の酸の溶液にフアイ
バープレート17を入れると、高い屈折率を有す
る芯部ガラス101が低い屈折率の被覆部ガラス
102より早く腐蝕されて凹み19を生じる。こ
の凹み19の程度は、少な過ぎるとコントラスト
の向上が見られず、又、多過ぎるとフアイバープ
レート17の凹み壁部が弱くなつて、好結果が得
られず、深さは1〜20μmの範囲で良い結果が得
られた。酸の溶液で芯部ガラス101を腐蝕させ
る際、被覆部ガラス102の一部又は全部が腐蝕
され、フアイバー相互を光学的に分離している光
の吸収体103のみ残る場合もあるが、コントラ
スト向上の効果は同じである。そして、凹み19
を設ける工程は、蛍光体粒子201をフアイバー
プレート17上に被着させ、出力蛍光体層10を
形成させる前でも後でも良い。但し、出力蛍光体
層10を形成させた後に酸の溶液で凹み19を設
ける場合は、出力蛍光体層10に覆いをして、酸
の溶液から隔離する必要がある。
又、上記フアイバープレート17は、解像度の
点からフアイバーの径についても規定する必要が
ある。即ち、フアイバーの径をDmm、空間周波数
はfp/mmとし、フアイバープレート17の像
伝達能力を正弦波入力に対する変調度としてF
(f)で表わすと、F(f)は下記のようになる。
点からフアイバーの径についても規定する必要が
ある。即ち、フアイバーの径をDmm、空間周波数
はfp/mmとし、フアイバープレート17の像
伝達能力を正弦波入力に対する変調度としてF
(f)で表わすと、F(f)は下記のようになる。
F(f)=[2J1(πfD)/πfD]2×100(%)
ここで、J1は1次のベツセル関数である。通
常、イメージ管では、高い品位の画像を得るため
には、30p/mmで変調度は50%以上が好まし
い。この点からフアイバープレート17のF(f)
を計算すると、D即ち、フアイバーの径は15μm
以下であることが必要である。又、イメージ管の
出力像径は大きくなると輝度が低下し、更に像伝
達に大口径のレンズを必要とするため、この発明
におけるフアイバープレート17の有効径は100
mm以下で良好な結果が得られた。
常、イメージ管では、高い品位の画像を得るため
には、30p/mmで変調度は50%以上が好まし
い。この点からフアイバープレート17のF(f)
を計算すると、D即ち、フアイバーの径は15μm
以下であることが必要である。又、イメージ管の
出力像径は大きくなると輝度が低下し、更に像伝
達に大口径のレンズを必要とするため、この発明
におけるフアイバープレート17の有効径は100
mm以下で良好な結果が得られた。
[発明の効果]
この発明によれば、フアイバープレートの性能
を一層発揮させることができ、而もコントラスト
特性が非常に優れ高品位の画像を得ることができ
る。
を一層発揮させることができ、而もコントラスト
特性が非常に優れ高品位の画像を得ることができ
る。
非常に優れたコントラスト特性が得られる理由
を説明すると、第6図に示すようにフアイバープ
レート17の光の出射側に凹み19を適切な深さ
に設けている。そして、出力蛍光体層10の発光
により光はフアイバーの中へ伝達されるが、この
光のうち出射角度がある角度以上のものは、フア
イバープレート17の吸収体103を数回〜数十
回通過の後、出力窓ガラス18の表面に達する。
この出力窓ガラス18では、光が屈折して出力窓
ガラス18の中に入り、再び屈折されて外へ出て
行く。このとき、光の一部は第6図に破線で示し
たフレネル反射をし、フアイバープレート17の
出射部とは別の位置に返つてくる。ところが前述
のように、フアイバープレート17の吸収体10
3を通過することにより光の強度は弱められ、従
つてフレネル反射の光も弱くなる。即ち、フアイ
バーからの出射角度が、第5図に示すようにフレ
ネル反射が大きくなる角度のとき、吸収体103
を通過させるようにすれば、フレネル反射の影響
を軽減できる。発明者の実験では、出射角度が
60°以上のとき吸収体103を通過させるように、
凹み19の深さを決めることにより、良い結果が
得られた。又、出力窓ガラス18のガラスと空気
との境界面でのフレネル反射を起す角度は、第5
図のように38°位より急に増している。ところが、
第6図に示すようにフアイバープレート17から
の出射角度θ3が60°のときは、出力窓ガラス18
の屈折率を1.49とすると、ガラスと空気との境界
面の角度θ4は35.26°であり、38°より小さいので、
ここでのフレネル反射の影響も著しく軽減でき、
この結果、コントラストが著しく向上する。具体
的なコントラストの値としては、板厚2.0mのフ
アイバープレートを用い、蛍光体層の発光径を20
mmとし、発光径の中心に面積比で10%の電子ビー
ムの遮光板を置く。そして、遮光板を置かないと
きと、置いたときの輝度比でコントラストを定義
すると、従来は約60:1であるのに対し、この発
明では90:1と著しく向上した。
を説明すると、第6図に示すようにフアイバープ
レート17の光の出射側に凹み19を適切な深さ
に設けている。そして、出力蛍光体層10の発光
により光はフアイバーの中へ伝達されるが、この
光のうち出射角度がある角度以上のものは、フア
イバープレート17の吸収体103を数回〜数十
回通過の後、出力窓ガラス18の表面に達する。
この出力窓ガラス18では、光が屈折して出力窓
ガラス18の中に入り、再び屈折されて外へ出て
行く。このとき、光の一部は第6図に破線で示し
たフレネル反射をし、フアイバープレート17の
出射部とは別の位置に返つてくる。ところが前述
のように、フアイバープレート17の吸収体10
3を通過することにより光の強度は弱められ、従
つてフレネル反射の光も弱くなる。即ち、フアイ
バーからの出射角度が、第5図に示すようにフレ
ネル反射が大きくなる角度のとき、吸収体103
を通過させるようにすれば、フレネル反射の影響
を軽減できる。発明者の実験では、出射角度が
60°以上のとき吸収体103を通過させるように、
凹み19の深さを決めることにより、良い結果が
得られた。又、出力窓ガラス18のガラスと空気
との境界面でのフレネル反射を起す角度は、第5
図のように38°位より急に増している。ところが、
第6図に示すようにフアイバープレート17から
の出射角度θ3が60°のときは、出力窓ガラス18
の屈折率を1.49とすると、ガラスと空気との境界
面の角度θ4は35.26°であり、38°より小さいので、
ここでのフレネル反射の影響も著しく軽減でき、
この結果、コントラストが著しく向上する。具体
的なコントラストの値としては、板厚2.0mのフ
アイバープレートを用い、蛍光体層の発光径を20
mmとし、発光径の中心に面積比で10%の電子ビー
ムの遮光板を置く。そして、遮光板を置かないと
きと、置いたときの輝度比でコントラストを定義
すると、従来は約60:1であるのに対し、この発
明では90:1と著しく向上した。
尚、第7図はこの発明の変形例を示したもの
で、フアイバープレート17の凹み19の側壁部
にカーボン又は金属からなる光吸収層20を設け
ている。この結果、側壁部に当つた光を殆ど通さ
なくなり、コントラスト向上の効果が一層強くな
る。又、フアイバーの被覆部ガラス102を直接
通つてくる光も防止するため、フアイバープレー
ト単独のコントラストも向上する。
で、フアイバープレート17の凹み19の側壁部
にカーボン又は金属からなる光吸収層20を設け
ている。この結果、側壁部に当つた光を殆ど通さ
なくなり、コントラスト向上の効果が一層強くな
る。又、フアイバーの被覆部ガラス102を直接
通つてくる光も防止するため、フアイバープレー
ト単独のコントラストも向上する。
又、上記説明では、出力蛍光体層10は蛍光体
粒子201を用いているが、勿論、蒸着蛍光体で
も類似の効果がある。
粒子201を用いているが、勿論、蒸着蛍光体で
も類似の効果がある。
更に以上の説明では、フレネル反射を起す横方
向の光のみについて触れたが、本来のフアイバー
面より出射する信号光はフアイバーの表面に凹み
を設けても、何ら問題はない。
向の光のみについて触れたが、本来のフアイバー
面より出射する信号光はフアイバーの表面に凹み
を設けても、何ら問題はない。
第1図は一般的なイメージ管(X線蛍光増倍
管)を示す概略構成図、第2図は過去に提案され
ているイメージ管の要部を示す断面図、第3図は
フアイバーの光伝達を示す説明図、第4図は第2
図のイメージ管の欠点を説明するために用いる断
面図、第5図は入射角に対するフレネル反射率を
示す特性曲線図、第6図はこの発明の一実施例に
係るイメージ管の要部を示す断面図、第7図はこ
の発明の変形例に係るイメージ管の要部を示す断
面図である。 1……真空外囲器、2……入力面、3……陽
極、5……集束電極、10……出力蛍光体層、1
6……出力面、17……フアイバープレート、1
8……出力窓ガラス、19……凹み、101……
フアイバーの芯部ガラス、102……フアイバー
の被覆部ガラス、103……吸収体、201……
蛍光体粒子、20……凹みの側壁に設けた光吸収
層。
管)を示す概略構成図、第2図は過去に提案され
ているイメージ管の要部を示す断面図、第3図は
フアイバーの光伝達を示す説明図、第4図は第2
図のイメージ管の欠点を説明するために用いる断
面図、第5図は入射角に対するフレネル反射率を
示す特性曲線図、第6図はこの発明の一実施例に
係るイメージ管の要部を示す断面図、第7図はこ
の発明の変形例に係るイメージ管の要部を示す断
面図である。 1……真空外囲器、2……入力面、3……陽
極、5……集束電極、10……出力蛍光体層、1
6……出力面、17……フアイバープレート、1
8……出力窓ガラス、19……凹み、101……
フアイバーの芯部ガラス、102……フアイバー
の被覆部ガラス、103……吸収体、201……
蛍光体粒子、20……凹みの側壁に設けた光吸収
層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 真空外囲器内の出力側に、出力窓ガラスと対
向配設されたフアイバープレートの一面に出力蛍
光体層を形成してなるイメージ管において、 上記フアイバープレートの上記出力蛍光体層と
反対の端面部における芯部ガラスに凹みが形成さ
れ、且つ凹みの少なくとも側壁又は先端部に光吸
収層を設けたことを特徴とするイメージ管。 2 上記凹みの深さは残部の上記芯部ガラス長さ
より小なることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載のイメージ管。 3 上記凹みの深さが1μm以上であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
イメージ管。 4 上記フアイバープレートのフアイバーの直径
が15μm以下であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のイメー
ジ管
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58075044A JPS59201350A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | イメージ管 |
US06/604,117 US4598228A (en) | 1983-04-28 | 1984-04-26 | High resolution output structure for an image tube which minimizes Fresnel reflection |
DE19843415831 DE3415831A1 (de) | 1983-04-28 | 1984-04-27 | Leuchtstoffschirm und verfahren zu dessen herstellung |
FR8406721A FR2545269B1 (fr) | 1983-04-28 | 1984-04-27 | Ecran electroluminescent et son procede de fabrication |
US06/837,786 US4670094A (en) | 1983-04-28 | 1986-03-10 | Method of manufacturing a phosphor screen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58075044A JPS59201350A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | イメージ管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59201350A JPS59201350A (ja) | 1984-11-14 |
JPH0460296B2 true JPH0460296B2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=13564809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58075044A Granted JPS59201350A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | イメージ管 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4598228A (ja) |
JP (1) | JPS59201350A (ja) |
DE (1) | DE3415831A1 (ja) |
FR (1) | FR2545269B1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7831204B1 (en) * | 1981-11-03 | 2010-11-09 | Personalized Media Communications, Llc | Signal processing apparatus and methods |
US4778565A (en) * | 1986-03-10 | 1988-10-18 | Picker International, Inc. | Method of forming panel type radiation image intensifier |
US4730107A (en) * | 1986-03-10 | 1988-03-08 | Picker International, Inc. | Panel type radiation image intensifier |
DE4001010A1 (de) * | 1990-01-16 | 1991-07-18 | Philips Patentverwaltung | Vorrichtung zur realisierung von objektaehnlichen intensitaetsverteilungen |
US5131065A (en) * | 1991-03-06 | 1992-07-14 | The Boeing Company | High luminance and contrast flat display panel |
EP0573879A3 (en) * | 1992-06-12 | 1994-08-24 | Siemens Ag | Manufacturing process of a structured phosphor layer |
JP5166749B2 (ja) * | 2007-03-14 | 2013-03-21 | 日本放送協会 | 近接型イメージインテンシファイア |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4917182U (ja) * | 1972-05-16 | 1974-02-13 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US2985784A (en) * | 1958-08-18 | 1961-05-23 | American Optical Corp | Optical image-forming devices |
US2996634A (en) * | 1958-08-20 | 1961-08-15 | American Optical Corp | Cathode ray tubes |
US2979632A (en) * | 1958-11-06 | 1961-04-11 | American Optical Corp | Fiber optical components and method of manufacture |
US3237039A (en) * | 1961-04-17 | 1966-02-22 | Litton Prec Products Inc | Cathode ray tube using fiber optics faceplate |
GB1031891A (en) * | 1962-03-06 | 1966-06-02 | Mosaic Fabrications Inc | Improvements in and relating to bundles of glass fibres |
GB1211924A (en) * | 1967-10-23 | 1970-11-11 | Corning Glass Works | Optical information storage and display device |
US3907403A (en) * | 1969-07-28 | 1975-09-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Fibre-optics faceplate observable with high-intensity ambient illumination |
US4264408A (en) * | 1979-06-13 | 1981-04-28 | International Telephone And Telegraph Corporation | Methods for applying phosphors particularly adapted for intagliated phosphor screens |
JPH05324770A (ja) * | 1992-05-20 | 1993-12-07 | Hokuriku Nippon Denki Software Kk | 配線設計装置 |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP58075044A patent/JPS59201350A/ja active Granted
-
1984
- 1984-04-26 US US06/604,117 patent/US4598228A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-04-27 DE DE19843415831 patent/DE3415831A1/de active Granted
- 1984-04-27 FR FR8406721A patent/FR2545269B1/fr not_active Expired
-
1986
- 1986-03-10 US US06/837,786 patent/US4670094A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4917182U (ja) * | 1972-05-16 | 1974-02-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3415831C2 (ja) | 1987-09-17 |
DE3415831A1 (de) | 1984-10-31 |
US4670094A (en) | 1987-06-02 |
FR2545269A1 (fr) | 1984-11-02 |
FR2545269B1 (fr) | 1986-08-08 |
JPS59201350A (ja) | 1984-11-14 |
US4598228A (en) | 1986-07-01 |
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