JPH045629Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH045629Y2 JPH045629Y2 JP8139484U JP8139484U JPH045629Y2 JP H045629 Y2 JPH045629 Y2 JP H045629Y2 JP 8139484 U JP8139484 U JP 8139484U JP 8139484 U JP8139484 U JP 8139484U JP H045629 Y2 JPH045629 Y2 JP H045629Y2
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- JP
- Japan
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- sheet material
- roof
- metal plate
- rainwater
- fins
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 37
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 12
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は主として屋根の接合箇所において雨
水の内部侵入を防止するために使用する水切りシ
ート材に関するものである。
水の内部侵入を防止するために使用する水切りシ
ート材に関するものである。
(従来技術)
例えば、家屋の壁面と屋根との接合箇所では、
第7図に示すように雨押え金属板Cの一方を壁面
B下端部に埋設し、他方を屋根A側へ延設させて
壁面B内部への浸水を防止したり、或いは第8図
に示すように樋状に形成した金属板Cの一方を壁
面B下端部に埋設すると共に、他方を屋根Aの瓦
A3面下に挿入して金属板C谷部により雨水を積
極的に排水することが一般に行なわれており、ま
た、傾斜した2つの屋根A面同志の接合箇所で
は、接合箇所に沿つて第9図に示すように樋状の
金属板Cをその両端縁を屋根Aの瓦A3面下に当
接させて取付け積極的に雨水を排水させていた。
第7図に示すように雨押え金属板Cの一方を壁面
B下端部に埋設し、他方を屋根A側へ延設させて
壁面B内部への浸水を防止したり、或いは第8図
に示すように樋状に形成した金属板Cの一方を壁
面B下端部に埋設すると共に、他方を屋根Aの瓦
A3面下に挿入して金属板C谷部により雨水を積
極的に排水することが一般に行なわれており、ま
た、傾斜した2つの屋根A面同志の接合箇所で
は、接合箇所に沿つて第9図に示すように樋状の
金属板Cをその両端縁を屋根Aの瓦A3面下に当
接させて取付け積極的に雨水を排水させていた。
このように、屋根の接合箇所では、従来、所定
形状に形成した金属板を取付けることにより防水
処理しているが、金属材の形成作業に手間と時間
を要し、また屋根や壁面等に対する金属板Cの端
縁部処理が困難で、構造も複雑になる等の欠点が
あつた。
形状に形成した金属板を取付けることにより防水
処理しているが、金属材の形成作業に手間と時間
を要し、また屋根や壁面等に対する金属板Cの端
縁部処理が困難で、構造も複雑になる等の欠点が
あつた。
(考案の目的)
この考案は上述の点に鑑みなされたもので、屋
根の接合箇所における防水処理を簡単かつ確実に
行ない得る水切りシート材を提供することを目的
としている。
根の接合箇所における防水処理を簡単かつ確実に
行ない得る水切りシート材を提供することを目的
としている。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第1図および第2図において、1は耐候性に優
れたゴムや軟質合成樹脂材等からなる防水性シー
ト材で、このシート材1の一面に、その両縁部か
ら中心に亙り所定間隔を設け、かつ平行に、断面
ひれ状の可撓性フイン2を、シート材1中心線を
境にしてフイン2先端が相向い合うように傾斜さ
せ、長手方向に連続してシート材1と一体的に設
ける。なお、可撓性フイン2の数は限定するもの
でないが、少なくともシート材1の一面の両縁部
に設けておく。また、シート材1とフイン2基端
内側との連結箇所は、第3図に明示するようにR
状に丸みをもたせて、フイン2とシート材1間に
空間が形成されるようにすると共に、フイン2の
連結位置におけるシート材1の厚みをやや厚くし
て補強する。
れたゴムや軟質合成樹脂材等からなる防水性シー
ト材で、このシート材1の一面に、その両縁部か
ら中心に亙り所定間隔を設け、かつ平行に、断面
ひれ状の可撓性フイン2を、シート材1中心線を
境にしてフイン2先端が相向い合うように傾斜さ
せ、長手方向に連続してシート材1と一体的に設
ける。なお、可撓性フイン2の数は限定するもの
でないが、少なくともシート材1の一面の両縁部
に設けておく。また、シート材1とフイン2基端
内側との連結箇所は、第3図に明示するようにR
状に丸みをもたせて、フイン2とシート材1間に
空間が形成されるようにすると共に、フイン2の
連結位置におけるシート材1の厚みをやや厚くし
て補強する。
(作用)
次に、上記実施例の水切りシート材の使用態様
を説明する。
を説明する。
壁面Bと屋根Aの接合箇所においては、第6図
に示すように、シート材1の中心線に沿つて略直
角に屈曲させて、その一方を壁面に沿わせて貼着
し、フイン2を下向きにしてシート材1に接触さ
せた状態でそのシート材1上に壁板B1やモルタ
ル等を被覆して壁面Bを形成すると共に、シート
材1の他方を屋根下地材A1上に貼着し、フイン
2を壁面Bに向けてシート材1上に傾斜させ、そ
の上に盛土A2を施して瓦A3を敷く。なお、屋根
下地材A1上のシート材1は、通常屋根が傾斜し
ているのでそれに合わせて傾斜し、従つて壁面B
と瓦A3の接合部分から雨水が内部に侵入したと
しても、雨水は盛土A2を通つてその下のシート
材1により内部への浸水が阻止され、またシート
材1上の雨水は各フイン2によつて幅員方向への
拡がりも防止される。なお、通常屋根を傾斜させ
てあるので、屋根下地材A1上のシート材1も傾
斜することになり、従つて、壁面Bと瓦A3の接
合部分から侵入した雨水は、盛土A2を通過して
シート材1上に集まり、シート材1の長手方向へ
排水される。
に示すように、シート材1の中心線に沿つて略直
角に屈曲させて、その一方を壁面に沿わせて貼着
し、フイン2を下向きにしてシート材1に接触さ
せた状態でそのシート材1上に壁板B1やモルタ
ル等を被覆して壁面Bを形成すると共に、シート
材1の他方を屋根下地材A1上に貼着し、フイン
2を壁面Bに向けてシート材1上に傾斜させ、そ
の上に盛土A2を施して瓦A3を敷く。なお、屋根
下地材A1上のシート材1は、通常屋根が傾斜し
ているのでそれに合わせて傾斜し、従つて壁面B
と瓦A3の接合部分から雨水が内部に侵入したと
しても、雨水は盛土A2を通つてその下のシート
材1により内部への浸水が阻止され、またシート
材1上の雨水は各フイン2によつて幅員方向への
拡がりも防止される。なお、通常屋根を傾斜させ
てあるので、屋根下地材A1上のシート材1も傾
斜することになり、従つて、壁面Bと瓦A3の接
合部分から侵入した雨水は、盛土A2を通過して
シート材1上に集まり、シート材1の長手方向へ
排水される。
また、2つの屋根面の接合箇所においては、第
5図或いは第6図に示すようにシート材1を屋根
面の接合箇所である凹所Dに沿つて敷設する共
に、シート材1の両縁部をそれぞれ屋根A面下に
挿入固定する。なお、この場合、シート材1の一
部は露呈し、またシート材1の中心線を凹所Dの
中心線に合わせて使用する。
5図或いは第6図に示すようにシート材1を屋根
面の接合箇所である凹所Dに沿つて敷設する共
に、シート材1の両縁部をそれぞれ屋根A面下に
挿入固定する。なお、この場合、シート材1の一
部は露呈し、またシート材1の中心線を凹所Dの
中心線に合わせて使用する。
(考案の効果)
以上説明したように、この考案の水切りシート
材によれば、従来所定形状に形成した金属板によ
り防水処理されていた屋根の接合箇所において、
金属板に代えて使用できるので、防水処理作業が
簡略化され、作業の手間や時間を節約でき、また
水切りシート材の少なくとも両縁部に相向い合う
可撓性フインが設けられているから、シート材上
の雨水がシート材の両縁部より外方へは流出せ
ず、シート材に沿つて所定方向へ排出され、防水
処理が確実に行ない得る等の効果を奏する。
材によれば、従来所定形状に形成した金属板によ
り防水処理されていた屋根の接合箇所において、
金属板に代えて使用できるので、防水処理作業が
簡略化され、作業の手間や時間を節約でき、また
水切りシート材の少なくとも両縁部に相向い合う
可撓性フインが設けられているから、シート材上
の雨水がシート材の両縁部より外方へは流出せ
ず、シート材に沿つて所定方向へ排出され、防水
処理が確実に行ない得る等の効果を奏する。
第1図はこの考案の水切りシート材の実施例を
示す正面図、第2図は一部を省略した同斜視図、
第3図は第1図の一部拡大図、第4図はこの考案
により壁面と屋根の接合箇所における防水処理態
様を示す一部斜視図、第5図および第6図は屋根
同志の接合箇所における同断面図、第7図〜第9
図は、それぞれ従来の金属板による防水処理態様
を示す断面図である。 1……防水性シート、2……可撓性フイン、A
……屋根、A1……屋根板地材、A2……盛土、A3
……瓦、B……壁面、B1……壁板、C……金属
板、D……凹所。
示す正面図、第2図は一部を省略した同斜視図、
第3図は第1図の一部拡大図、第4図はこの考案
により壁面と屋根の接合箇所における防水処理態
様を示す一部斜視図、第5図および第6図は屋根
同志の接合箇所における同断面図、第7図〜第9
図は、それぞれ従来の金属板による防水処理態様
を示す断面図である。 1……防水性シート、2……可撓性フイン、A
……屋根、A1……屋根板地材、A2……盛土、A3
……瓦、B……壁面、B1……壁板、C……金属
板、D……凹所。
Claims (1)
- ゴム、軟質合成樹脂材等からなる防水性シート
材の少なくとも両縁部に相向い合う可撓性フイン
を長手方向に連続して設けたことを特徴とする水
切りシート材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139484U JPS60194018U (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | 水切りシ−ト材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139484U JPS60194018U (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | 水切りシ−ト材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60194018U JPS60194018U (ja) | 1985-12-24 |
JPH045629Y2 true JPH045629Y2 (ja) | 1992-02-18 |
Family
ID=30628139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8139484U Granted JPS60194018U (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | 水切りシ−ト材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60194018U (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH078700Y2 (ja) * | 1987-12-23 | 1995-03-06 | 松下電工株式会社 | 捨て谷 |
JPH0635021Y2 (ja) * | 1988-03-15 | 1994-09-14 | 松下電工株式会社 | 水切材 |
JPH0640745Y2 (ja) * | 1988-03-15 | 1994-10-26 | 松下電工株式会社 | 水切材 |
JPH0712514Y2 (ja) * | 1988-03-28 | 1995-03-29 | 松下電工株式会社 | 水切材 |
JPH0635018Y2 (ja) * | 1988-03-28 | 1994-09-14 | 松下電工株式会社 | 水切材 |
JPH0635022Y2 (ja) * | 1988-03-28 | 1994-09-14 | 松下電工株式会社 | 屋根の水切構造 |
JPH0728279Y2 (ja) * | 1988-04-25 | 1995-06-28 | 松下電工株式会社 | 水切りシート |
-
1984
- 1984-05-31 JP JP8139484U patent/JPS60194018U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60194018U (ja) | 1985-12-24 |
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