JPH0455156A - 車両のトラクション制御装置 - Google Patents
車両のトラクション制御装置Info
- Publication number
- JPH0455156A JPH0455156A JP2163061A JP16306190A JPH0455156A JP H0455156 A JPH0455156 A JP H0455156A JP 2163061 A JP2163061 A JP 2163061A JP 16306190 A JP16306190 A JP 16306190A JP H0455156 A JPH0455156 A JP H0455156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- slip
- acceleration
- driving wheels
- road surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/175—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel spin during vehicle acceleration, e.g. for traction control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2270/00—Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
- B60T2270/20—ASR control systems
- B60T2270/208—ASR control systems adapted to friction condition
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、車両のトラクション制御装置に係り、特に路
面摩擦係数を推定して駆動輪のスリップ値を制御するよ
うにした車両のトラクション制御装置に関する。
面摩擦係数を推定して駆動輪のスリップ値を制御するよ
うにした車両のトラクション制御装置に関する。
(従来の技術)
車両のトラクション制御は、加速時等に駆動輪が過大駆
動トルクによりスリップして加速性が低下するのを防止
するため、駆動輪のスリップ値を検出し、エンジン出力
や制動力を制御する(エンジン出力を低下させあるいは
制動力を大きくする)ことによって上記駆動輪のスリッ
プ値を所定の目標スリップ値になるよう制御するもので
ある。
動トルクによりスリップして加速性が低下するのを防止
するため、駆動輪のスリップ値を検出し、エンジン出力
や制動力を制御する(エンジン出力を低下させあるいは
制動力を大きくする)ことによって上記駆動輪のスリッ
プ値を所定の目標スリップ値になるよう制御するもので
ある。
このトラクション制御を行なう場合、目標スリップ値を
設定する必要があるが、この目標スリップ値は、路面摩
擦係数μ、車速、アクセル開度、ハンドル舵角、スポー
ツやハード等の選択モード等に基づいて決定される。
設定する必要があるが、この目標スリップ値は、路面摩
擦係数μ、車速、アクセル開度、ハンドル舵角、スポー
ツやハード等の選択モード等に基づいて決定される。
(発明が解決しようとする課題)
従来この路面摩擦係数μは、スリップと判定された時の
従動輪の加速度の大きさにより推定されていた(特開昭
6O−197434)。しかしながら、この従来の装置
においては、単に従動輪の加速度から路面摩擦係数μを
推定していたため、スリップ状態、車体の走行状態等に
応じて正確に路面摩擦係数μを推定することが困難であ
った。
従動輪の加速度の大きさにより推定されていた(特開昭
6O−197434)。しかしながら、この従来の装置
においては、単に従動輪の加速度から路面摩擦係数μを
推定していたため、スリップ状態、車体の走行状態等に
応じて正確に路面摩擦係数μを推定することが困難であ
った。
そこで本発明は、上記の従来技術の欠点を解決するため
になされたものであり、スリップ状態、車体の走行状態
等に応じて正確に路面摩擦係数を推定し、駆動輪のスリ
ップを常に適切に制御することができる車両のトラクシ
ョン制御装置を提供することを目的をしている。
になされたものであり、スリップ状態、車体の走行状態
等に応じて正確に路面摩擦係数を推定し、駆動輪のスリ
ップを常に適切に制御することができる車両のトラクシ
ョン制御装置を提供することを目的をしている。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するため本発明は、駆動輪の路面に対
するスリップ値を検出するスリップ検出手段と、このス
リップ検出手段により検出されるスリップ値が所定値以
上のとき、上記駆動輪のスリップ値が所定の目標値とな
るように上記駆動輪を制御するスリップ制御手段と、上
記駆動輪の目標値を決定する際用いられる路面の摩擦係
数を推定する推定手段とを有し、上記推定手段は、トラ
クション制御開始直後の所定時間において、第1所定時
間の間の従動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を
求め、上記所定時間後において、第2所定時間の間の従
動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を求め、これ
らの従動輪の加速度により路面摩擦係数を推定するよう
に構成されたことを特徴としている。
するスリップ値を検出するスリップ検出手段と、このス
リップ検出手段により検出されるスリップ値が所定値以
上のとき、上記駆動輪のスリップ値が所定の目標値とな
るように上記駆動輪を制御するスリップ制御手段と、上
記駆動輪の目標値を決定する際用いられる路面の摩擦係
数を推定する推定手段とを有し、上記推定手段は、トラ
クション制御開始直後の所定時間において、第1所定時
間の間の従動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を
求め、上記所定時間後において、第2所定時間の間の従
動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を求め、これ
らの従動輪の加速度により路面摩擦係数を推定するよう
に構成されたことを特徴としている。
(作用)
上記のように構成した本発明によれば、まずトラクショ
ン制御開始直後の車体の加速度が十分大きくない期間に
おいては、第1所定時間(100ms)の間の従動輪の
速度変化に基づいて加速度を求め、この加速度から路面
摩擦係数を推定する。次に車体の加速度が十分太き(す
なわち十分発達した後(500ms後)は、第2所定時
間(500m5)の間の従動輪の速度変化に基づいて加
速度を求め、この加速度から路面摩擦係数を推定する。
ン制御開始直後の車体の加速度が十分大きくない期間に
おいては、第1所定時間(100ms)の間の従動輪の
速度変化に基づいて加速度を求め、この加速度から路面
摩擦係数を推定する。次に車体の加速度が十分太き(す
なわち十分発達した後(500ms後)は、第2所定時
間(500m5)の間の従動輪の速度変化に基づいて加
速度を求め、この加速度から路面摩擦係数を推定する。
これらの推定して算出された路面摩擦係数に基づいて駆
動輪の目標スリップ値が設定され、駆動輪のスリップ値
がこの目標スリップ値になるように制御される。
動輪の目標スリップ値が設定され、駆動輪のスリップ値
がこの目標スリップ値になるように制御される。
(実施例)
以下本発明の一実施例について図面を参照して説明する
。
。
基本構成
第1図は、本発明の車両のトラクション制御装置の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
図示するように、本実施例は、駆動輪400の路面に対
するスリップ値を検出するスリップ検出手段100と、
このスリップ検出手段100により検出されるスリップ
値が所定値以上のとき、上記駆動輪400のスリップ値
が所定の目標値となるように上記駆動輪400を制御す
るスリップ制御手段300と、上記駆動輪400の目標
値を決定する際用いられる路面摩擦係数を推定する推定
手段200とを有し、上記推定手段200は、トラクシ
ョン制御開始直後の所定時間において、第1所定時間の
間の従動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を求め
、上記所定時間後において、第2所定時間の間の従動輪
の速度変化に基づいて従動輪の加速度を求め、これらの
従動輪の加速度により路面摩擦係数を推定するように構
成されている。
するスリップ値を検出するスリップ検出手段100と、
このスリップ検出手段100により検出されるスリップ
値が所定値以上のとき、上記駆動輪400のスリップ値
が所定の目標値となるように上記駆動輪400を制御す
るスリップ制御手段300と、上記駆動輪400の目標
値を決定する際用いられる路面摩擦係数を推定する推定
手段200とを有し、上記推定手段200は、トラクシ
ョン制御開始直後の所定時間において、第1所定時間の
間の従動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を求め
、上記所定時間後において、第2所定時間の間の従動輪
の速度変化に基づいて従動輪の加速度を求め、これらの
従動輪の加速度により路面摩擦係数を推定するように構
成されている。
車両構成の概略
第2図は、本発明の車両のトラクション制御装置が適用
される車両のエンジン及び車輪のブレーキ制御用油圧回
路を示す系統図である。
される車両のエンジン及び車輪のブレーキ制御用油圧回
路を示す系統図である。
第2図において、Aは本実施例に係わるトラクション制
御装置を備えた自動車である。自動車Aは、左右の前輪
IFLとIFRとが従動輪とされ、左右の後輪IRLと
IRRとが駆動輪とされている。すなわち、車体前部に
搭載されたエンジン2の発生トルクが、自動車変速機3
、プロペラシャフト4、デファレンシャルギア5を経た
後、左駆動軸6Lを介して左後輪IRLへ伝達される一
方、右駆動軸6Rを介して右後輪IRRへ伝達される。
御装置を備えた自動車である。自動車Aは、左右の前輪
IFLとIFRとが従動輪とされ、左右の後輪IRLと
IRRとが駆動輪とされている。すなわち、車体前部に
搭載されたエンジン2の発生トルクが、自動車変速機3
、プロペラシャフト4、デファレンシャルギア5を経た
後、左駆動軸6Lを介して左後輪IRLへ伝達される一
方、右駆動軸6Rを介して右後輪IRRへ伝達される。
自動変速機の構成
上記自動変速機3は、トルクコンバータ11と多段変速
歯車機構12とから構成されている。変速は、変速歯車
機構12の油圧回路に組込まれた複数のソレノイド13
aの励磁と消磁との組合わせを変更することにより行な
われる。また、トルクコンバータ11は、油圧作動式の
ロックアツプクラッチIIAを有しており、該クラッチ
の油圧回路に組込まれたソレノイド13bの励磁と消磁
とを切換えることにより、ロックアツプクラッチlIA
の締結と締結解除が行われる。
歯車機構12とから構成されている。変速は、変速歯車
機構12の油圧回路に組込まれた複数のソレノイド13
aの励磁と消磁との組合わせを変更することにより行な
われる。また、トルクコンバータ11は、油圧作動式の
ロックアツプクラッチIIAを有しており、該クラッチ
の油圧回路に組込まれたソレノイド13bの励磁と消磁
とを切換えることにより、ロックアツプクラッチlIA
の締結と締結解除が行われる。
上記ソレノイド13a、13bは、自動変速機用の制御
ユニットUATによって制御される。この制御ユニット
U A 、Tは、既知のように変速特性とロックアツプ
特性をあらかじめ記憶しており、この特性に基づいて変
速制御とロックアツプ制御とを行なう。この制御のため
、制御ユニットUATは、以下に説明するメインスロッ
トル弁43の開度を検出するメインスロットル開度セン
サ61からのメインスロットル開度信号と、サブスロッ
トル弁45の開度を検出するサブスロットル開度センサ
62からのサブスロットル開度信号と、車速を検出する
車速センサ63からの車速信号(実施例ではプロペラシ
ャフト4の回転数信号)とが入力される。
ユニットUATによって制御される。この制御ユニット
U A 、Tは、既知のように変速特性とロックアツプ
特性をあらかじめ記憶しており、この特性に基づいて変
速制御とロックアツプ制御とを行なう。この制御のため
、制御ユニットUATは、以下に説明するメインスロッ
トル弁43の開度を検出するメインスロットル開度セン
サ61からのメインスロットル開度信号と、サブスロッ
トル弁45の開度を検出するサブスロットル開度センサ
62からのサブスロットル開度信号と、車速を検出する
車速センサ63からの車速信号(実施例ではプロペラシ
ャフト4の回転数信号)とが入力される。
ブレーキ液圧調整機構の構成
各車輪lFR〜IRRには、ブレーキ21FR〜21R
Rが設けられている。この各ブレーキ2IFR〜21R
Rのキャリパ(ブレーキシリンダ)22FR〜22RR
は、配管23FR〜23RRを介して、ブレーキ液圧が
供給される。
Rが設けられている。この各ブレーキ2IFR〜21R
Rのキャリパ(ブレーキシリンダ)22FR〜22RR
は、配管23FR〜23RRを介して、ブレーキ液圧が
供給される。
各ブレーキ21FR〜21RR対するブレーキ液圧の供
給のための構成は、次のようになっている。先ず、ブレ
ーキペダル25の踏込力が、ハイドロリックブースタを
用いた倍力装置26によって倍力されて、タンデム型の
マスクシリンダ27に伝達される。このマスクシリンダ
27に伝達された液圧は、マスクシリンダ27の第1の
吐出口27aに接続されたブレーキ配管23FLを介し
て左前輪用ブレーキ21FLに、マスクシリンダ27の
第2の吐出口27bに接続されたブレーキ配管23FR
を介して右前輪用ブレーキ21FRに、それぞれ伝達さ
れる。
給のための構成は、次のようになっている。先ず、ブレ
ーキペダル25の踏込力が、ハイドロリックブースタを
用いた倍力装置26によって倍力されて、タンデム型の
マスクシリンダ27に伝達される。このマスクシリンダ
27に伝達された液圧は、マスクシリンダ27の第1の
吐出口27aに接続されたブレーキ配管23FLを介し
て左前輪用ブレーキ21FLに、マスクシリンダ27の
第2の吐出口27bに接続されたブレーキ配管23FR
を介して右前輪用ブレーキ21FRに、それぞれ伝達さ
れる。
倍力装置26には、配管28を介してポンプ29からの
作動液圧が供給され、余剰の作動液はリターン用配管3
0を介してリザーバタンク31へ戻される。上記配管2
8から分岐管28aが分岐しており、分岐管28aには
電磁式の開閉弁32が接続されている。また、倍力装置
26から配管33が分岐しており、配管33には電磁式
の開閉弁34と、開閉弁34と並列に配置された一方向
弁35が接続されている。
作動液圧が供給され、余剰の作動液はリターン用配管3
0を介してリザーバタンク31へ戻される。上記配管2
8から分岐管28aが分岐しており、分岐管28aには
電磁式の開閉弁32が接続されている。また、倍力装置
26から配管33が分岐しており、配管33には電磁式
の開閉弁34と、開閉弁34と並列に配置された一方向
弁35が接続されている。
分岐管28aと配管33とは合流部aで合流しており、
該合流部aに対して、左右後輪用のブレーキ配管23R
L、23RRが接続されている。
該合流部aに対して、左右後輪用のブレーキ配管23R
L、23RRが接続されている。
この配管23RL、23RRにはそれぞれ電磁開閉弁3
6A、37Aが接続され、該弁36A、37Aの下流に
それぞれ接続されたリリーフ通路38L、38Rに対し
て、それぞれ電磁開閉弁36B、37Bが接続されてい
る。
6A、37Aが接続され、該弁36A、37Aの下流に
それぞれ接続されたリリーフ通路38L、38Rに対し
て、それぞれ電磁開閉弁36B、37Bが接続されてい
る。
上述した多弁32.34.36A、37A、36B、3
7Bは、トラクション制御用の制御ユニットUTRによ
って制御される。すなわち、ブレーキ制御たるスリップ
制御を行わないときは、図示のように弁32が閉じ、弁
34が開かれ、かつ弁36B、37Bが閉じ、弁36A
、37Aが開かれる。これにより、ブレーキペダル25
が踏込まれると、前輪用ブレーキ21FR,21FLに
対してはマスクシリンダ27を介してブレーキ液圧が供
給される。また、後輪用ブレーキ21RR121RLに
対しては、液圧倍力装置26の作動液圧が配管33を介
してブレーキ液圧として供給される。
7Bは、トラクション制御用の制御ユニットUTRによ
って制御される。すなわち、ブレーキ制御たるスリップ
制御を行わないときは、図示のように弁32が閉じ、弁
34が開かれ、かつ弁36B、37Bが閉じ、弁36A
、37Aが開かれる。これにより、ブレーキペダル25
が踏込まれると、前輪用ブレーキ21FR,21FLに
対してはマスクシリンダ27を介してブレーキ液圧が供
給される。また、後輪用ブレーキ21RR121RLに
対しては、液圧倍力装置26の作動液圧が配管33を介
してブレーキ液圧として供給される。
後述するように、駆動輪としての後輪IRR。
IRLの路面に対するスリップ値が大きくなってブレー
キ制御たるスリップ制御を行うときは、弁34が閉じら
れ、弁32が開かれる。そして、弁36A、36B、3
7A、37Bのデユーティ制御によって、ブレーキ液圧
の保持と昇圧と降圧とが行なわれる。より具体的には、
弁32が閉じていることを前提として、多弁36A13
6B、37A、37Bが閉じているときがブレーキ液圧
の保持となり、弁36A、37Aが開き、弁36B、3
7Bが閉じているときが昇圧となり、弁36A、37A
が閉じ、弁36B、37Bが開いているときが降圧とな
る。分岐管28aを経たブレーキ液圧は、一方向弁35
の作用によって、ブレーキペダル25に対する反力とし
て作用しないようにされる。
キ制御たるスリップ制御を行うときは、弁34が閉じら
れ、弁32が開かれる。そして、弁36A、36B、3
7A、37Bのデユーティ制御によって、ブレーキ液圧
の保持と昇圧と降圧とが行なわれる。より具体的には、
弁32が閉じていることを前提として、多弁36A13
6B、37A、37Bが閉じているときがブレーキ液圧
の保持となり、弁36A、37Aが開き、弁36B、3
7Bが閉じているときが昇圧となり、弁36A、37A
が閉じ、弁36B、37Bが開いているときが降圧とな
る。分岐管28aを経たブレーキ液圧は、一方向弁35
の作用によって、ブレーキペダル25に対する反力とし
て作用しないようにされる。
このようなブレーキ制御によるスリップ制御を行ってい
るときにブレーキペダル25が踏込まれると、この踏込
みに応じた倍力装置26の作動液圧がブレーキ液圧とし
て一方向弁35を介して後輪用ブレーキ21RR121
RLに供給される。
るときにブレーキペダル25が踏込まれると、この踏込
みに応じた倍力装置26の作動液圧がブレーキ液圧とし
て一方向弁35を介して後輪用ブレーキ21RR121
RLに供給される。
エンジン発生トルク調整機構の構成
トラクション制御用の制御ユニットUTRは、駆動輪I
FL、IRRへの付与トルクを低減してスリップ制御を
行うため、駆動輪IFL、IRRへのブレーキ付与によ
るブレーキ制御を行なうと共に、エンジン2の発生トル
クの低減によるエンジン制御をも行なう。このため、エ
ンジンの吸気通路41には、アクセルペダル42に連結
されたメンイスロットル弁43と、スロットル開度調整
用アクチュエータ44に連結されたサブスットル弁45
とが配設され、サブスロットル弁45は上記アクチュエ
ータ44を介して上記トラクション制御用の制御ユニッ
)UTRによって制御される。
FL、IRRへの付与トルクを低減してスリップ制御を
行うため、駆動輪IFL、IRRへのブレーキ付与によ
るブレーキ制御を行なうと共に、エンジン2の発生トル
クの低減によるエンジン制御をも行なう。このため、エ
ンジンの吸気通路41には、アクセルペダル42に連結
されたメンイスロットル弁43と、スロットル開度調整
用アクチュエータ44に連結されたサブスットル弁45
とが配設され、サブスロットル弁45は上記アクチュエ
ータ44を介して上記トラクション制御用の制御ユニッ
)UTRによって制御される。
トラクション制御用の制御ユニットの構成トラクション
制御用の制御ユニットUTRは、スリップ制御に際して
は、ブレーキ制御と、スロットル開度調整用のアクチュ
エータ44を制御することによるエンジン制御とを行な
う。制御ユニットUTRには、各車輪速を検出するセン
サ64〜67からの信号が入力される他、メインロット
ル開度センサ61からのメインロットル開度信号、サブ
スロットル開度センサ62からのサブスロットル開度信
号、車速センサ63からの車速信号、アクセル開度セン
サ68からのアクセル開度信号、ハンドル舵角センサ6
9からのハンドル舵角信号およびマニュアル操作される
スイッチ70からのモード信号が入力される。
制御用の制御ユニットUTRは、スリップ制御に際して
は、ブレーキ制御と、スロットル開度調整用のアクチュ
エータ44を制御することによるエンジン制御とを行な
う。制御ユニットUTRには、各車輪速を検出するセン
サ64〜67からの信号が入力される他、メインロット
ル開度センサ61からのメインロットル開度信号、サブ
スロットル開度センサ62からのサブスロットル開度信
号、車速センサ63からの車速信号、アクセル開度セン
サ68からのアクセル開度信号、ハンドル舵角センサ6
9からのハンドル舵角信号およびマニュアル操作される
スイッチ70からのモード信号が入力される。
さらに、制御ユニットUTRは上記各センサからの各信
号を受は入れる入力インターフェイスと、CPUとRO
MとRAMとから成るマイクロコンピュータと、出力イ
ンターフェイスと、弁32.34.36A、37A、3
6B、37B及びアクチュエータ44を駆動する駆動回
路とを備えており、ROMにはトラクション制御に必要
な制御プログラム、各種マツプ等が格納され、またRA
Mには制御を実行するのに必要な各種メモリが設けられ
ている。
号を受は入れる入力インターフェイスと、CPUとRO
MとRAMとから成るマイクロコンピュータと、出力イ
ンターフェイスと、弁32.34.36A、37A、3
6B、37B及びアクチュエータ44を駆動する駆動回
路とを備えており、ROMにはトラクション制御に必要
な制御プログラム、各種マツプ等が格納され、またRA
Mには制御を実行するのに必要な各種メモリが設けられ
ている。
トラクション制御の内容
次に、トラクション制御用の制御ユニットUTRによる
スリップ制御の内容を、第3図に基づいて説明する。
スリップ制御の内容を、第3図に基づいて説明する。
第3図において、駆動輪のエンジン制御用目標スリップ
値をSETで示し、駆動輪のブレーキ制御用目標スリッ
プ値をSBTで示している。なお、SBTはSETより
も大きく設定しである。
値をSETで示し、駆動輪のブレーキ制御用目標スリッ
プ値をSBTで示している。なお、SBTはSETより
も大きく設定しである。
いま、t1時点前までは、駆動輪の大きなスリップが生
じていないので、エンジン制御は行なわれておらず、従
ってサブスットル弁45は、全開となっており、スロッ
トル開度(両スロットル弁43.45の合成開度であり
、開度の小さい方のスロットル弁の開度と一致する)T
nはメインスロットル開度TH−Mに対応し、かつそれ
はアクセル開度(アクセルペダルの開度であって、アク
セルペダルを一杯に踏み込んだとき全開)に対応したも
のとなる。すなわち、第4図に示した基本スロットル特
性に照らして得られるメインスロットル開度TH−Mと
される。
じていないので、エンジン制御は行なわれておらず、従
ってサブスットル弁45は、全開となっており、スロッ
トル開度(両スロットル弁43.45の合成開度であり
、開度の小さい方のスロットル弁の開度と一致する)T
nはメインスロットル開度TH−Mに対応し、かつそれ
はアクセル開度(アクセルペダルの開度であって、アク
セルペダルを一杯に踏み込んだとき全開)に対応したも
のとなる。すなわち、第4図に示した基本スロットル特
性に照らして得られるメインスロットル開度TH−Mと
される。
tI時点では、駆動輪のスリップ値が、エンジン制御用
目標スリップ値SETとなった時にエンジン制御による
スリップ制御が開始され、アクチュエータ44を制御し
てサブスロットル弁45を閉じることによりスロットル
開度Tnが下限制御値SMにまで一挙に低下される。そ
して、スロットル開度Tnを一旦SMとした後、駆動輪
のスリップ値がエンジン制御用目標スリップ値SETと
なるように、サブスロットル弁45の開度TH・Sがフ
ィードバック制御される。この様にエンジン制御が開始
されるとメインロットル開度TH−Mよりもサブスロッ
トル弁開度TH−3の方が小さくなり、よってスロット
ル開度Tnはサブスロットル弁開度TI(−3になる。
目標スリップ値SETとなった時にエンジン制御による
スリップ制御が開始され、アクチュエータ44を制御し
てサブスロットル弁45を閉じることによりスロットル
開度Tnが下限制御値SMにまで一挙に低下される。そ
して、スロットル開度Tnを一旦SMとした後、駆動輪
のスリップ値がエンジン制御用目標スリップ値SETと
なるように、サブスロットル弁45の開度TH・Sがフ
ィードバック制御される。この様にエンジン制御が開始
されるとメインロットル開度TH−Mよりもサブスロッ
トル弁開度TH−3の方が小さくなり、よってスロット
ル開度Tnはサブスロットル弁開度TI(−3になる。
上記エンジン制御のみでは十分なスリップ値の低下効果
が得られない場合は、スリップ値は引き続き増し、12
時点でブレーキ制御用目標スリップ値887以上になる
。
が得られない場合は、スリップ値は引き続き増し、12
時点でブレーキ制御用目標スリップ値887以上になる
。
12時点では、駆動輪のスリップ値がブレーキ制御用目
標スリップ値887以上になると、駆動輪のブレーキ2
1RR,21RLに対してブレーキ液圧が供給され、エ
ンジン制御とブレーキ制御の両方によるスリップ制御が
開始される。ブレーキ液圧は、駆動輪のスリップ値がブ
レーキ制御用目標スリップ値SBTとなるようにフィー
ドバック制御される。
標スリップ値887以上になると、駆動輪のブレーキ2
1RR,21RLに対してブレーキ液圧が供給され、エ
ンジン制御とブレーキ制御の両方によるスリップ制御が
開始される。ブレーキ液圧は、駆動輪のスリップ値がブ
レーキ制御用目標スリップ値SBTとなるようにフィー
ドバック制御される。
t3時点では、駆動輪のスリップ値がブレーキ制御用ス
リップ値SBT未満となると、ブレーキ液圧が減圧され
、やがてブレーキ液圧が零となってブレーキ制御による
スリップ制御が終了する。
リップ値SBT未満となると、ブレーキ液圧が減圧され
、やがてブレーキ液圧が零となってブレーキ制御による
スリップ制御が終了する。
ただし、エンジン制御によるスリップ制御は、なおも継
続される。
続される。
なお、トラクション制御すなわちスリップ制御の終了条
件は、実施例では、アクセルが全閉となったときとしで
ある。
件は、実施例では、アクセルが全閉となったときとしで
ある。
トラクション制′の詳細
次に、トラクション制御用の制御ユニッ)UTRによる
トラクション制御の詳細について、フローチャートを参
照しつつ説明する。なお、以下の説明で用いるPあるい
はRはステップを示す。
トラクション制御の詳細について、フローチャートを参
照しつつ説明する。なお、以下の説明で用いるPあるい
はRはステップを示す。
■第5図(メイン)
先ず、第5図のPlにおいて、各センサあるいはスイッ
チからの信号が読込まれる。
チからの信号が読込まれる。
Plの後P2において、駆動輪の回転速度VKから従動
輪の回転速度VJを差し引くことにより、駆動輪の実際
のスリップ値Sが算出される。なお、このスリップ値S
の算出に際しては、例えばエンジン用としては、VJと
して左右従動輪の回転速度の平均値を用い、VKとして
左右駆動輪の回転速度のうち大きい方が選択される。ま
た、ブレーキ用としては、VJはエンジン用と同様であ
り、VKとしては左右の駆動輪の個々の回転速度が選択
される(左右駆動輪へのブレーキ力を個々独立して制御
する場合)。
輪の回転速度VJを差し引くことにより、駆動輪の実際
のスリップ値Sが算出される。なお、このスリップ値S
の算出に際しては、例えばエンジン用としては、VJと
して左右従動輪の回転速度の平均値を用い、VKとして
左右駆動輪の回転速度のうち大きい方が選択される。ま
た、ブレーキ用としては、VJはエンジン用と同様であ
り、VKとしては左右の駆動輪の個々の回転速度が選択
される(左右駆動輪へのブレーキ力を個々独立して制御
する場合)。
P3において、路面摩擦係数μが従動輪の回転速度から
求められた加速度等に基づいて推定される。この路面摩
擦係数μの推定については後述する。
求められた加速度等に基づいて推定される。この路面摩
擦係数μの推定については後述する。
P4では、現在アクセルが全閉であるか否かが判別され
る。このP4の判別でNoのときは、P5においてスリ
ップフラグが1であるか否かが判別される。このスリッ
プフラグは、1のときがトラクション制御中であること
を意味する。このP5の判別でNoのときは、P6にお
いて、駆動輪のスリップ値Sがエンジン川口標値SET
以上であるか否かが判別される。このP6の判別でYE
Sのときは、Plにおいて、スリップフラグを1にセッ
トすると共に、後述するようにして下限制御値SMの設
定を行なった後P8へ移行する。また、上記P5の判別
でYESのときは、P6、Plを経ることなくP8へ移
行する。
る。このP4の判別でNoのときは、P5においてスリ
ップフラグが1であるか否かが判別される。このスリッ
プフラグは、1のときがトラクション制御中であること
を意味する。このP5の判別でNoのときは、P6にお
いて、駆動輪のスリップ値Sがエンジン川口標値SET
以上であるか否かが判別される。このP6の判別でYE
Sのときは、Plにおいて、スリップフラグを1にセッ
トすると共に、後述するようにして下限制御値SMの設
定を行なった後P8へ移行する。また、上記P5の判別
でYESのときは、P6、Plを経ることなくP8へ移
行する。
P8では、後述するブレーキ制御が行われる。
このブレーキ制御の内容は、ブレーキ用目標値SETの
決定とその実現である。
決定とその実現である。
P8の後、P9において、後述するようにエンジン用目
標値SETが決定されると共に、このSETを実現する
のに要求されるサブスロットル弁45の開度TH−8が
決定される。なお、このSETの実現すなわちTH−8
の出力は、後述するスロットル制御のための割込み処理
によって行なわれる。
標値SETが決定されると共に、このSETを実現する
のに要求されるサブスロットル弁45の開度TH−8が
決定される。なお、このSETの実現すなわちTH−8
の出力は、後述するスロットル制御のための割込み処理
によって行なわれる。
前記P4の判別でYESのときは、トラクション制御を
終了するときなので、PIOにおいてスリップフラグが
0にリセットされる。
終了するときなので、PIOにおいてスリップフラグが
0にリセットされる。
■第6図(第5図のP8)
ブレーキ制御の内容を示す第6図では、先ずP21にお
いて、後述するようにブレーキ用の目標値SBTが決定
された後、P22において、駆動輪のスリップ値SがS
BT以上であるか否かが判別される。このP22の判別
でYESのときは、P23において、目標値SBTとす
るのに必要なブレーキ力Pn(弁36A、36Bあるい
は37A、37Bの操作量=デユーティ比)が、例えば
I−PD制御によって決定される。この後、P24にお
いて決定されたブレーキ力Pnに対応した信号が弁32
に出力される。上記P22の判別でNOのときは、P2
5においてブレーキ液圧が徐々に低下されていく (零
の場合も有り)。
いて、後述するようにブレーキ用の目標値SBTが決定
された後、P22において、駆動輪のスリップ値SがS
BT以上であるか否かが判別される。このP22の判別
でYESのときは、P23において、目標値SBTとす
るのに必要なブレーキ力Pn(弁36A、36Bあるい
は37A、37Bの操作量=デユーティ比)が、例えば
I−PD制御によって決定される。この後、P24にお
いて決定されたブレーキ力Pnに対応した信号が弁32
に出力される。上記P22の判別でNOのときは、P2
5においてブレーキ液圧が徐々に低下されていく (零
の場合も有り)。
■エンジン制御(第5図のP9)
第5図のP9の内容を、第7図に示す。pHにおいて、
後述するようにエンジン用目標値SETが決定される。
後述するようにエンジン用目標値SETが決定される。
次いで、PI3において、目標値SETとするのに必要
な目標スロットル開度(サブスロットル弁45の開度)
TH−Sが、例えばP I−PD制御によって決定され
る。
な目標スロットル開度(サブスロットル弁45の開度)
TH−Sが、例えばP I−PD制御によって決定され
る。
■スロットル制御(第8図)
第8図は、第5図のフローチャートに所定時間毎の割込
みによって行われるものであり、サブスロットル弁45
の開度を制御するものである。先ず、P31において、
スリップフラグがOから1になった時点であるか否か、
すなわち第3図のt1時点であるか否かが判別され、こ
のP31の判別でYESのときは、P32において、最
終目標スロットル開度Tn(サブスロットル弁45の開
度)が、後述のようにして決定される下限制御値SMと
して設定される。
みによって行われるものであり、サブスロットル弁45
の開度を制御するものである。先ず、P31において、
スリップフラグがOから1になった時点であるか否か、
すなわち第3図のt1時点であるか否かが判別され、こ
のP31の判別でYESのときは、P32において、最
終目標スロットル開度Tn(サブスロットル弁45の開
度)が、後述のようにして決定される下限制御値SMと
して設定される。
P31の判別でNoのときは、P33において、スリッ
プフラグが1であるか否かが判別される。
プフラグが1であるか否かが判別される。
このP33の判別でYESのときは、P34において、
最終目標スロットル開度Tnが、第5図のP9で決定さ
れたサブスロットル弁45の開度TH−Mとして設定さ
れる。
最終目標スロットル開度Tnが、第5図のP9で決定さ
れたサブスロットル弁45の開度TH−Mとして設定さ
れる。
P33の判別でNOのときは、トラクション制御が行わ
れないときである。このときは、P35において、Tn
を100にする(アクセル開度に依存で第4図に示す特
性となる)。
れないときである。このときは、P35において、Tn
を100にする(アクセル開度に依存で第4図に示す特
性となる)。
上記P32、P34あるいはP35の後は、P36にお
いて、サブスロットル弁45の開度が最終目標スロット
ル開度Tnとなるようにアクチュエータ44が駆動され
る。
いて、サブスロットル弁45の開度が最終目標スロット
ル開度Tnとなるようにアクチュエータ44が駆動され
る。
■トラクション制御用目標値SET、SETおよび下限
制御値SM 次に、」二連したスリップ制御を行う場合のエンジン用
目標値SETと、ブレーキ用目標値SBTと、下限制御
値SM(第3図1+時点参照)の決定例について説明す
る。
制御値SM 次に、」二連したスリップ制御を行う場合のエンジン用
目標値SETと、ブレーキ用目標値SBTと、下限制御
値SM(第3図1+時点参照)の決定例について説明す
る。
先ず、第9図は、SETとSBTとを決定する回路をブ
ロック図的に示してあり、決定パラメータは、車速と、
アクセル開度と、ハンドル舵角と、モードスイッチ70
の操作状態と、路面摩擦係数μである。この第9図にお
いて、SETの基本値5TAOと、SBTの基本値5B
TOとが、路面摩擦係数μをパラメータとして、マツプ
81に記憶されている(STBO>5TAO)。そして
、この基本値5TBO1STAOに、それぞれ補正ゲイ
ン係数KDを掛は合わせることにより、SETおよびS
BTが得られる。勿論、このようにして決定されるSE
Tは加速性を十分満足させる値とされる。
ロック図的に示してあり、決定パラメータは、車速と、
アクセル開度と、ハンドル舵角と、モードスイッチ70
の操作状態と、路面摩擦係数μである。この第9図にお
いて、SETの基本値5TAOと、SBTの基本値5B
TOとが、路面摩擦係数μをパラメータとして、マツプ
81に記憶されている(STBO>5TAO)。そして
、この基本値5TBO1STAOに、それぞれ補正ゲイ
ン係数KDを掛は合わせることにより、SETおよびS
BTが得られる。勿論、このようにして決定されるSE
Tは加速性を十分満足させる値とされる。
上記補正ゲイン係数KDが、各ゲイン係数VGとACP
GとS T R,GとMODEGとを掛は合わせること
により得られる。上記ゲイン係数VGは、車速をパラメ
ータとするもので、マツプ82として記憶されている。
GとS T R,GとMODEGとを掛は合わせること
により得られる。上記ゲイン係数VGは、車速をパラメ
ータとするもので、マツプ82として記憶されている。
ゲイン係数ACPGは、アクセル開度をパラメータとす
るもので、マツプ83として記憶されている。ゲイン係
数5TRGは、ハンドル舵角をパラメータとするもので
、マツプ84として記憶されている。ゲイン係数MOD
ECは、運転者にマニュアル選択されるもので、テーブ
ル85として記憶されている。なお、テーブル85では
、スポーツモードと、ノーマルモードとの二種類が設定
されている。
るもので、マツプ83として記憶されている。ゲイン係
数5TRGは、ハンドル舵角をパラメータとするもので
、マツプ84として記憶されている。ゲイン係数MOD
ECは、運転者にマニュアル選択されるもので、テーブ
ル85として記憶されている。なお、テーブル85では
、スポーツモードと、ノーマルモードとの二種類が設定
されている。
下限制御値SMは、第10図に示すように、車速と路面
摩擦係数μをパラメータとして、マツプ91として記憶
されている。なお、第10図において、μ=1が摩擦係
数がもっとも小さ(、μ−5が摩擦係数がもっとも大き
い(第9図のマツプ81についても同じ)。
摩擦係数μをパラメータとして、マツプ91として記憶
されている。なお、第10図において、μ=1が摩擦係
数がもっとも小さ(、μ−5が摩擦係数がもっとも大き
い(第9図のマツプ81についても同じ)。
■路面摩擦係数μの推定(第5図のP3)第5図のP3
の内容を第11図(A)(B)に示す。この路面摩擦係
数μの推定は、走両の走行状態等に応じて、3つ場合に
区分されている。すなわち、R1−R11、R21〜R
26、及びR31〜R42である。以下各場合について
具体的に説明する。
の内容を第11図(A)(B)に示す。この路面摩擦係
数μの推定は、走両の走行状態等に応じて、3つ場合に
区分されている。すなわち、R1−R11、R21〜R
26、及びR31〜R42である。以下各場合について
具体的に説明する。
R1−R11の内容について説明する。これらのステッ
プにおいては、タイマA及びタイマBが使用され、タイ
マAは100msごとにカウントし、タイマBは開始よ
り500ms経過したか否かをカウントする。尚この路
面摩擦係数μの推定は、第11図(A)(B)に示され
た全体のフローが7msを周期として処理される。
プにおいては、タイマA及びタイマBが使用され、タイ
マAは100msごとにカウントし、タイマBは開始よ
り500ms経過したか否かをカウントする。尚この路
面摩擦係数μの推定は、第11図(A)(B)に示され
た全体のフローが7msを周期として処理される。
R1において、トラクション制御中か否かが判断され1
、トラクション制御中であれば、R2においてタイマB
により500ms経過したか否かが判断される。500
ms経過していなければ、R3においてタイマAが10
0ms以上か否かを判断し、1 o 0ms以上であれ
ばR4において車体の加速度Gを求める。このR4にお
ける式において、Gklは係数、WFN (K)は従動
輪である左右前輪の平均速度算出値、WFN (k−1
00)は100ms前の左右前輪の平均速度算出値であ
る。次にR5において、別に作成された車体の加速度G
及び車速をパラメータとした表に基づいて、路面摩擦係
数μが算出される。その後R6において、タイマAがリ
セットされる。
、トラクション制御中であれば、R2においてタイマB
により500ms経過したか否かが判断される。500
ms経過していなければ、R3においてタイマAが10
0ms以上か否かを判断し、1 o 0ms以上であれ
ばR4において車体の加速度Gを求める。このR4にお
ける式において、Gklは係数、WFN (K)は従動
輪である左右前輪の平均速度算出値、WFN (k−1
00)は100ms前の左右前輪の平均速度算出値であ
る。次にR5において、別に作成された車体の加速度G
及び車速をパラメータとした表に基づいて、路面摩擦係
数μが算出される。その後R6において、タイマAがリ
セットされる。
一方R2において、500ms経過していれば、R7に
おいてタイマAが100ms以上か否かを判断し、10
0m5以上であればR8にて車体の加速度Gを求める。
おいてタイマAが100ms以上か否かを判断し、10
0m5以上であればR8にて車体の加速度Gを求める。
このR8における式において、G k 2は係数、WF
N (K)は従動輪である左右前輪の平均速度算出値、
WFN (k−500)は500ms前の左右前輪の平
均速度算出値である。
N (K)は従動輪である左右前輪の平均速度算出値、
WFN (k−500)は500ms前の左右前輪の平
均速度算出値である。
次にR9において、R5と同様に路面摩擦係数μが算出
される。その後RIOにおいてタイマAがリセットされ
、さらにR11においてタイマBが500msにセット
される。ここでR7においてタイマAが100m5以上
でない場合は、R8−R10を経由せず、直接R11に
進む。
される。その後RIOにおいてタイマAがリセットされ
、さらにR11においてタイマBが500msにセット
される。ここでR7においてタイマAが100m5以上
でない場合は、R8−R10を経由せず、直接R11に
進む。
このR1−R11においては、まずトラクション制御開
始直後の車体の加速度が十分大きくない500msを経
過するまでの期間においては、100 m sごとにL
ooms(第1所定時間)の間の従動輪の速度変化に基
づいて加速度を求め、この加速度から路面摩擦係数μを
推定する。次に車体の加速度が十分大きくすなわち十分
発達して後である5 00ms後には、100msごと
に500m5 (第2所定時間)の間の従動輪の速度変
化に基づいて加速度を求め、この加速度から路面摩擦係
数μを推定する。
始直後の車体の加速度が十分大きくない500msを経
過するまでの期間においては、100 m sごとにL
ooms(第1所定時間)の間の従動輪の速度変化に基
づいて加速度を求め、この加速度から路面摩擦係数μを
推定する。次に車体の加速度が十分大きくすなわち十分
発達して後である5 00ms後には、100msごと
に500m5 (第2所定時間)の間の従動輪の速度変
化に基づいて加速度を求め、この加速度から路面摩擦係
数μを推定する。
すなわちこのR1−R11によれば、車体の加速度が十
分発達するまでは100msごとにその都度路面摩擦係
数μを算出し、車体の加速度が十分に発、達した後は1
00msごとに500msの間の加速度を求めることに
より、加速度の値が平均化され、そのため車速の変化に
よるノイズ等を影響を除去することができ、その結果よ
り正確な路面摩擦係数μを推定することが可能となる。
分発達するまでは100msごとにその都度路面摩擦係
数μを算出し、車体の加速度が十分に発、達した後は1
00msごとに500msの間の加速度を求めることに
より、加速度の値が平均化され、そのため車速の変化に
よるノイズ等を影響を除去することができ、その結果よ
り正確な路面摩擦係数μを推定することが可能となる。
R21〜R26の内容について説明する。WFNは上述
したように従動輪である左右前輪の平均速度算出値であ
り、WRNは駆動輪である左右後輪の平均速度算出値で
ある。また第12図は、駆動輪のグリップ力とスリップ
値との関係を示す線図である。
したように従動輪である左右前輪の平均速度算出値であ
り、WRNは駆動輪である左右後輪の平均速度算出値で
ある。また第12図は、駆動輪のグリップ力とスリップ
値との関係を示す線図である。
R21において、WRN≧WFN+20km/hである
か否かが判断され、NoであればさらにR22において
WRN≧WFN+0.5 km/hであるか否かが判断
され、YESであればR25へ進む。これは駆動輪のス
リップ値が第12図のB領域にある場合に該当し、駆動
輪のグリップ力が最適値であり、上記R5若しくはR9
により算出された路面摩擦係数μの値に更新されること
になる。
か否かが判断され、NoであればさらにR22において
WRN≧WFN+0.5 km/hであるか否かが判断
され、YESであればR25へ進む。これは駆動輪のス
リップ値が第12図のB領域にある場合に該当し、駆動
輪のグリップ力が最適値であり、上記R5若しくはR9
により算出された路面摩擦係数μの値に更新されること
になる。
一方R21においてWRN≧WFN+20km/hでな
く、R22においてWRN≧WFN+0、5 k m
/ hでない場合、R23において今回の算出u (K
)が100ms前のμ(K−100)より大きければ、
R25に進みμの値は更新され、小さい場合はR24に
進みμの値は更新されない。
く、R22においてWRN≧WFN+0、5 k m
/ hでない場合、R23において今回の算出u (K
)が100ms前のμ(K−100)より大きければ、
R25に進みμの値は更新され、小さい場合はR24に
進みμの値は更新されない。
これは駆動輪のスリップ値が第12図のA領域にある場
合に該当し、出力が十分でないため、算出μ(K)が前
回値μ(K−100)より大きい場合のみ更新し、小さ
い場合は更新しないようにしたものである。
合に該当し、出力が十分でないため、算出μ(K)が前
回値μ(K−100)より大きい場合のみ更新し、小さ
い場合は更新しないようにしたものである。
さらにR21において、WRN≧WFN+20k m
/ hである場合、R22を経由せずR23に進み、こ
のR23において、今回の算出μ(K)が100ms前
のμ(K−100)より大きければ、R25に進みμの
値は更新され、小さい場合はR24に進みμの値は更新
されない。これは駆動輪のスリップ値が第12図のC領
域にある場合に該当し、スリップ値が犬であるため、算
出μ(K)が前回値μ(K−100)より大きい場合は
更新し、小さい場合は更新しないようにしたものである
。
/ hである場合、R22を経由せずR23に進み、こ
のR23において、今回の算出μ(K)が100ms前
のμ(K−100)より大きければ、R25に進みμの
値は更新され、小さい場合はR24に進みμの値は更新
されない。これは駆動輪のスリップ値が第12図のC領
域にある場合に該当し、スリップ値が犬であるため、算
出μ(K)が前回値μ(K−100)より大きい場合は
更新し、小さい場合は更新しないようにしたものである
。
このR21〜R24は、トラクション制御中に、駆動輪
のグリップ力及びスリップ値との関係を考慮して、路面
摩擦係数μの更新を行うようにしたので、精度良く路面
摩擦係数μの値を推定することができる。
のグリップ力及びスリップ値との関係を考慮して、路面
摩擦係数μの更新を行うようにしたので、精度良く路面
摩擦係数μの値を推定することができる。
尚上記R1においてトラクション制御中でない場合は、
R26に進み、このR26においてタイマA及びタイマ
Bはリセットされ、さらに路面摩擦係数はμ=3.0と
設定され、その後R25へ進む。またR3においてタイ
マA≧100m5である場合も直接R25へ進む。R2
5において、左右前輪の平均速度算出値WFNの値が、
100m5後の算出値に更新される。すなわち500m
s。
R26に進み、このR26においてタイマA及びタイマ
Bはリセットされ、さらに路面摩擦係数はμ=3.0と
設定され、その後R25へ進む。またR3においてタイ
マA≧100m5である場合も直接R25へ進む。R2
5において、左右前輪の平均速度算出値WFNの値が、
100m5後の算出値に更新される。すなわち500m
s。
400ms、300ms、200ms、及び100m5
前に夫々算出されたWFNの値が、400m5.300
ms、 200ms、 100ms、及び今回算出され
た値に更新される。
前に夫々算出されたWFNの値が、400m5.300
ms、 200ms、 100ms、及び今回算出され
た値に更新される。
R31〜R42の内容について説明する。R31におい
て、左右前輪の平均速度算出値WFNが10km/h以
下で、さらにR32においてアクセルが全閉でない場合
、R33に進む。R33及びR34において、少くとも
左後輪加速度DENRL若しくは右後輪加速度DENR
Rのいずれか一方の値が0.2Gより大きい場合、R3
5に進む。
て、左右前輪の平均速度算出値WFNが10km/h以
下で、さらにR32においてアクセルが全閉でない場合
、R33に進む。R33及びR34において、少くとも
左後輪加速度DENRL若しくは右後輪加速度DENR
Rのいずれか一方の値が0.2Gより大きい場合、R3
5に進む。
R35において、エンジン回転数NERが1486rp
mより大きい場合、R36に進みμφを4.0と設定す
る。エンジン回転数NERが1486rpm以下の場合
、R37に進みエンジン回転数NERが1122より大
きい場合は、R38においてμφを2.0と設定する。
mより大きい場合、R36に進みμφを4.0と設定す
る。エンジン回転数NERが1486rpm以下の場合
、R37に進みエンジン回転数NERが1122より大
きい場合は、R38においてμφを2.0と設定する。
R37において、エンジン回転数が1122rpm以下
の場合は、R39においてμφを1.0と設定する。次
にR40においてトラクション制御中か否かを判断し、
トラクション制御中であればR41において初期スピン
収束したか否かを判断し、初期スピン収束していなけれ
ば、R42において路面摩擦係数μの値を、上記R36
、R38及びR39において設定したμφの値に更新す
る。ここで初期スピン収束か否かの判断は、第3図にお
いて駆動輪の回転速度が、スリップのピーク値を越えた
後所定のしきい値以下に低下したか否かによりなされる
。
の場合は、R39においてμφを1.0と設定する。次
にR40においてトラクション制御中か否かを判断し、
トラクション制御中であればR41において初期スピン
収束したか否かを判断し、初期スピン収束していなけれ
ば、R42において路面摩擦係数μの値を、上記R36
、R38及びR39において設定したμφの値に更新す
る。ここで初期スピン収束か否かの判断は、第3図にお
いて駆動輪の回転速度が、スリップのピーク値を越えた
後所定のしきい値以下に低下したか否かによりなされる
。
R31において左右前輪の平均速度算出値WFNが10
km/hより大きい場合、及びR33並びにR34にお
いて左後輪加速度DENRL及びU後輪加速度DENR
Rのいずれもが2.0G以下の場合、上記R42を経由
せずμの更新は行わない。さらにR32においてアクセ
ル全閉の場合は、トラクション制御を行っていないこと
を意味しているため同様にμの更新は行わない。
km/hより大きい場合、及びR33並びにR34にお
いて左後輪加速度DENRL及びU後輪加速度DENR
Rのいずれもが2.0G以下の場合、上記R42を経由
せずμの更新は行わない。さらにR32においてアクセ
ル全閉の場合は、トラクション制御を行っていないこと
を意味しているため同様にμの更新は行わない。
従来、発信時駆動輪がスリップした場合、従動輪に加速
度Gが発生しないため、トラクション制御において路面
摩擦係数μの推定が不可能であった。一方このR31〜
R42においては、このような場合でも、駆動輪加速度
が所定値以上になった時、エンジン回転数(rpm)す
なわちエンジンの出力状態に基づいて、路面摩擦係数μ
の推定を行うことができる。
度Gが発生しないため、トラクション制御において路面
摩擦係数μの推定が不可能であった。一方このR31〜
R42においては、このような場合でも、駆動輪加速度
が所定値以上になった時、エンジン回転数(rpm)す
なわちエンジンの出力状態に基づいて、路面摩擦係数μ
の推定を行うことができる。
以上の実施例では、駆動輪のスリップ値を駆動輪と従動
輪との回転速度の偏差として示したが、その比として示
すこともできる。またスリップ制御は、エンジン制御の
みによって行ってもよいし、ブレーキ制御のみによって
行ってもよい。
輪との回転速度の偏差として示したが、その比として示
すこともできる。またスリップ制御は、エンジン制御の
みによって行ってもよいし、ブレーキ制御のみによって
行ってもよい。
(発明の効果)
以上説明したように本発明によれば、トラクション制御
開始直後の車体の加速度が十分発達するまではその都度
路面摩擦係数を算出し、車体の加速度が十分発達した後
は平均化された加速度を用いて路面摩擦係数を算出する
ので、正確な路面摩擦係数を推定することが可能となり
、その結果駆動輪のスリップを適切に制御することがで
きる。
開始直後の車体の加速度が十分発達するまではその都度
路面摩擦係数を算出し、車体の加速度が十分発達した後
は平均化された加速度を用いて路面摩擦係数を算出する
ので、正確な路面摩擦係数を推定することが可能となり
、その結果駆動輪のスリップを適切に制御することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両のトラクション制御装置の一実施
例を示すブロック図、 第2図は本発明の車両トラクション制御装置が適用され
る車両のエンジン及び車輪のブレーキ制御用油圧回路を
示す系統図、 第3図はトラクション制御の態様を示すタイムチャート
、 第4図はメインスロットル弁のスロットル特性を示す線
図、 第5図は本発明のトラクション制御の一実施例を示すメ
インのフローチャート、 第6図はブレーキ制御を示すフローチャート、第7図は
エンジン制御を示すフローチャート、第8図はスロット
ル制御を示すフローチャート、第9図はトラクション制
御におけるエンジン用目標値とブレーキ用目標値を決定
するための回路図、 第1O図はトラクション制御における下限制御値を決定
するためのマツプを示す図、 第11図(A)(B)は路面摩擦係数の推定を示すフロ
ーチャート、 第12図は駆動輪のグリップ力とスリップ値との関係を
示す線図である。 100 (UTR)・・・・・・スリップ検出手段、2
00 (UTR)・・・・・・推定手段、300 (U
TR)・・・・・・スリップ制御手段、400 (IR
R,IRL)・・・・・・駆動輪。 ベpメトR 手 続 補 正 書
例を示すブロック図、 第2図は本発明の車両トラクション制御装置が適用され
る車両のエンジン及び車輪のブレーキ制御用油圧回路を
示す系統図、 第3図はトラクション制御の態様を示すタイムチャート
、 第4図はメインスロットル弁のスロットル特性を示す線
図、 第5図は本発明のトラクション制御の一実施例を示すメ
インのフローチャート、 第6図はブレーキ制御を示すフローチャート、第7図は
エンジン制御を示すフローチャート、第8図はスロット
ル制御を示すフローチャート、第9図はトラクション制
御におけるエンジン用目標値とブレーキ用目標値を決定
するための回路図、 第1O図はトラクション制御における下限制御値を決定
するためのマツプを示す図、 第11図(A)(B)は路面摩擦係数の推定を示すフロ
ーチャート、 第12図は駆動輪のグリップ力とスリップ値との関係を
示す線図である。 100 (UTR)・・・・・・スリップ検出手段、2
00 (UTR)・・・・・・推定手段、300 (U
TR)・・・・・・スリップ制御手段、400 (IR
R,IRL)・・・・・・駆動輪。 ベpメトR 手 続 補 正 書
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 駆動輪の路面に対するスリップ値を検出するスリップ
検出手段と、 このスリップ検出手段により検出されるスリップ値が所
定値以上のとき、上記駆動輪のスリップ値が所定の目標
値となるように上記駆動輪を制御するスリップ制御手段
と、 上記駆動輪の目標値を決定する際用いられる路面摩擦係
数を推定する推定手段とを有し、上記推定手段は、トラ
クション制御開始直後の所定時間において、第1所定時
間の間の従動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を
求め、上記所定時間後において、第2所定時間の間の従
動輪の速度変化に基づいて従動輪の加速度を求め、これ
らの従動輪の加速度により路面摩擦係数を推定するよう
に構成されたことを特徴とする車両のトラクション制御
装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2163061A JPH0455156A (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 車両のトラクション制御装置 |
US07/718,962 US5328006A (en) | 1990-06-21 | 1991-06-21 | Traction control system for motor vehicle |
DE4120577A DE4120577A1 (de) | 1990-06-21 | 1991-06-21 | Griffigkeitsregelsystem fuer ein motorfahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2163061A JPH0455156A (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 車両のトラクション制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455156A true JPH0455156A (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=15766437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2163061A Pending JPH0455156A (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 車両のトラクション制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5328006A (ja) |
JP (1) | JPH0455156A (ja) |
DE (1) | DE4120577A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5957991A (en) * | 1996-04-15 | 1999-09-28 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle drive torque controller |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9209137D0 (en) * | 1992-04-28 | 1992-06-10 | Lucas Ind Plc | Method of and apparatus for estimating surface friction |
JP3192768B2 (ja) * | 1992-09-03 | 2001-07-30 | 日産自動車株式会社 | 前後輪駆動力配分とトラクションとの総合制御装置 |
US5278761A (en) * | 1992-11-12 | 1994-01-11 | Ford Motor Company | Method for vehicular wheel spin control that adapts to different road traction characteristics |
JP2964875B2 (ja) * | 1994-07-19 | 1999-10-18 | 株式会社デンソー | アンチスキッド制御装置 |
JP3612745B2 (ja) * | 1994-09-20 | 2005-01-19 | 株式会社デンソー | 車両用運動特性制御装置 |
DE19654769A1 (de) * | 1996-12-30 | 1998-07-02 | Teves Gmbh Alfred | Verfahren und Vorrichtung zur Fahrzeugsteuerung bzw. -regelung |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60197434A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-05 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用スリツプ防止装置 |
JPS6229461A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-07 | Toyota Motor Corp | 車両の加速スリツプ制御装置 |
DE3784577T2 (de) * | 1986-07-24 | 1993-06-17 | Mazda Motor | Fahrzeug-schleuder-steuervorrichtung. |
DE3728574C1 (de) * | 1987-08-27 | 1988-11-24 | Daimler Benz Ag | Einrichtung zum Regeln des Antriebsmomentes eines Kraftfahrzeuges |
DE3814957A1 (de) * | 1988-05-03 | 1989-11-16 | Bosch Gmbh Robert | Regelsystem fuer abs und asr-anwendung |
DE68912006T2 (de) * | 1988-07-04 | 1994-04-28 | Mazda Motor | Gleitsteuervorrichtung. |
JP2774132B2 (ja) * | 1989-03-10 | 1998-07-09 | マツダ株式会社 | 自動車のスリップ制御装置 |
US5009294A (en) * | 1990-01-19 | 1991-04-23 | General Motors Corporation | Vehicle traction control system |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP2163061A patent/JPH0455156A/ja active Pending
-
1991
- 1991-06-21 DE DE4120577A patent/DE4120577A1/de not_active Withdrawn
- 1991-06-21 US US07/718,962 patent/US5328006A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5957991A (en) * | 1996-04-15 | 1999-09-28 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle drive torque controller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4120577A1 (de) | 1992-01-09 |
US5328006A (en) | 1994-07-12 |
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