JPH0454808A

JPH0454808A - 引出形遮断器の制御回路鎖錠装置

Info

Publication number: JPH0454808A
Application number: JP2165221A
Authority: JP
Inventors: Keiji Kobayashi; 圭司小林
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1990-06-21
Filing date: 1990-06-21
Publication date: 1992-02-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ′［産業上の利用分野］この発明は、引出形遮断器の制御回路鎖錠装置に関する
ものである。

［従来の技術］従来、一般に引出形遮断器においてその制御回路を配電
盤側へ接続する形態としては、端子台を用いた接続、プ
ラグ接続及び自動連結接続の３種類がある。機能的には
、自動連結接続が最も優れているが比較的高価であるこ
とから、経済的理由により端子台接続又はプラグ接続が
多用され、中でも脱着が容易なプラグ接続が最も多用さ
れる。

［発明が解決しようとする課題］上記のような従来のプラグ接続方式を制御回路に採用し
た引出形遮断器では、遮断器の断路位置、試験位置及び
運転位置のいずれの位置においても接続プラグの脱着が
自由に行えるので、例えば、運転位置にあって電気的に
投入された遮断器から接続プラグをはずした場合、事故
電流が流れても制御回路が接続されていないために遮断
が行われず重大な事故を招（、という問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、接続プラグを接続していなければ遮断器は運
転位置に挿入できず、且つ試験位置から運転位置までの
位置範囲では接続プラグを外すことのできない引出形遮
断器の制御回路鎖錠装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］この発明に係る引出形遮断器の制御回路鎖錠装置は、プラグ接続によって制御回路を盤側と接続する引出形遮
断器において、上記引出形遮断器に設けられ、盤側の接続プラグと該引
出形遮断器鋼の接続プラグとの接続状態をロックするロ
ック手段と、上記盤の所定の位置にあって上記ロック手段の口・ツク
解除動作を阻止する操作阻止手段と、上記盤の所定の位
置に設けられた固定ロック部材と、上記引出形遮断器に設けられ、上記ロック手段のロック
動作／ロック解除動作に応動して上記固定ロック部材と
係合解除／係合すべき係合部を有する可動ロック部材と
、を備えたものである。

［作用］この発明においては、盤側の接続プラグと引出形遮断器
鋼の接続プラグとの接続をロックするロック手段のロッ
ク動作によって可動ロック部材が応動し、固定ロック部
材との係合を解除する。操作阻止手段は所定の位置にお
けるロック手段のロック解除動作を阻止する。

［実施例］第３図はこの発明の一実施例による制御回路鎖錠装置を
装着した引出形遮断器（１）とその配電盤側の固定部（
２）とを正面から見た図であり、第４図は側面から見た
図である。図に示す状態では、引出形遮断器（１）は固
定部（２）においてその新路位置まで挿入されている。

この位置においては、引出形遮断器（１）の主回路端子
（ｌａ）は配電盤側の固定部（２）の固定断路部（２ａ
）から離れていて、配電盤側の接続プラグ（３）は遮断
器側の接続プラグ（４）と脱着可能である。接続プラグ
（３）と（４）とが接続されていないときは、鎖錠ピン
（５）が引出形遮断器（１）から下方へ突出している。

接続プラグ（３）と（４）とを接続しないで引出形遮断
器（１）をさらに挿入しようとすると、鎖錠ピン（５）
が固定部（２）の底部に設けられたロック板（６）に当
たり、挿入を阻止する。接続プラグ（３）と（４）とを
接続すると鎖錠ピン（５）がロック板（６）を乗り越え
る高さまで上昇して引出形遮断器（１）の挿入を可能に
する。

接続プラグ（４）には接続プラグ（３）との接続状態を
ロックするためのロックレバ−（１１）が取付けられて
いる。接続プラグ（４）と（５）とを接続した後、引出
形遮断器（１）をさらに挿入して試験位置から運転位置
までの範囲の位置に到達させると、ロックレバ−（１１
）は固定部（２）に固定された操作阻止板（１０）に邪
魔されてロックを解除する方向には操作できないように
構成されている。以下、第１１２及び５〜８図を参照し
ながら、上記の構成をさらに詳しく説明する。

第１図及び第７図は引出形遮断器（１）の接続プラグ（
３，４）近傍の構成を示す側面図、第２図は第１図の接
続プラグ（４）近傍を正面から見た図、第５．６及び８
図は第４図のｖ−Ｖ線矢視図であり接続プラグ（３，４
）と操作阻止板（ｌＯ）との位置関係を示す図である。

第１図において、ロックレ′バー（１１）は接続プラグ
（４）にピン（Ｉｌｃ）によって回動自在に取付けられ
第２図及び第５図に示すように、側面部に操作片（１１
）を有し、上部及び下部にそれぞれ係合孔（ｌｉｄ）を
有している。また、下部のみに駆動板（ｌｌｂ）を有し
ている。プツシニブルケーブル（７）の一端は、引出形
遮断器（１）のフレーム（１ｂ）に固定された支持板（
ｌｃ）に保持され、他端はフレーム（１ｂ）に直に保持
されている。プツシニブルケーブル（７）の内部のワイ
ヤーは露出した両端部（７ａ、　？ａ’　）を交互に押
すことにより出入り自在に保持されている。接続プラグ
（３）は第５図に示すように、接続プラグ（４）に嵌合
したあとロックレバ−（１１）を回動することによって
ピン（３ｂ）を係合孔（ｌｉｄ）内に閉じ込めるように
してロックされる。

第６図はロックされた状態を示す。この状態において、
ワイヤーの一端（７ａ’　）は駆動板（ｌｌｂ）によっ
て押し込まれる。

第１図において、リンク（８）はフレーム（ｌｂ）に固
定された支点ピン（１ｅ）を中心として回動自在に取り
付けられ、一端がフレーム（１ｂ）に固定された圧縮バ
ネ（９）によって図の時計方向に付勢されている。リン
ク（８）の右端はピン（８ａ）を介して鎖錠ピン（５）
に連結されている。鎖錠ピン（５）はフレーム（１ｂ）
から突出して設けられた鎖錠ピン保持穴（ｌｄ）を貫通
し、略垂直方向に可動である。

接続プラグ（３）を接続プラグ（４）に接続し、ロック
レバ−（１１）を第５図の矢印（Ａ）に示す方向に回動
させて第６図のように接続プラグ（３）をロックすると
、プッシュプルケーブル（７）のワイヤーの一端（７１
）が押し込まれることによって第７図に示すように、ワ
イヤーの他端（７ａ）がリンク（８）を圧縮バネ（９）
に抗して反時計方向に回動させる。

この回動によって鎖錠ピン（５）は上昇し、ロック板（
６）の高さを越えるので、引出形遮断器（１）を運転位
置の方へ移動することが可能となる。

また、第８図に示すように、試験位置がら運転位置の範
囲に相当する長さの操作阻止板（１０）を設けているの
で、この範囲においてはロックレバ−（１１）を図の時
計方向に回動させることはできず、従って接続プラグ（
３）−は外すことができない。また、仮に、故意に接続
プラグ（３）を接続しない状態でロックレバ−（１１）
を回動させ、鎖錠ピン（５）を上昇させて引出形遮断器
（１）を試験位置よりさらに奥へ挿入した場合には、そ
の後に接続プラグ（３）を接続しようとしてもピン（３
ｂ）がロックレバ−（１１）に当たるので接続を行うこ
とができない。

なお、上記実施例では、試験位置がら運転位置までの範
囲において、接続プラグ（３）が着脱できない構造のも
のを示したが、操作阻止板（１０）の位置を変えること
によって、試験位置又は運転位置において接続プラグ（
３）が着脱できない構造、又は、運転位置においてのみ
接続プラグ（３）が着脱できない構造とすることもでき
る。また、駆動力伝達の手段としてプッシュプルケーブ
ル（７）ノ代わりに機械的なリンク機構を採用しても良
い。

また、上記実施例では、引出形遮断器（１）の場合につ
いて説明したが、断路器や他の開閉器であってもよく、
上記実施例と同様の効果を奏する。

［発明の効果］以上のように、この発明によれば、盤側の接続プラグと
引出形遮断器鋼の接続プラグとの接続をロックするロッ
ク手段（ロックレバ−）のロック動作によって可動ロッ
ク部材（鎖錠ピン）が応動し、固定側ロック部材（ロッ
ク板）との係合を解除する構成としたので、接続プラグ
をロックした状態でなければ引出形遮断器を運転位置へ
移動することはできない。また、操作阻止板によって所
定の位置においてはロック手段のロック解除動作を阻止
する構成としたので、例えば試験位置から運転位置まで
の範囲においては接続プラグを外すことはできない。従
って、接続プラグが接続されているべき位置において誤
って外れた状態にすることがな（なり、安全で且つ信頼
性の高い制御回路鎖錠装置を提供できるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１ｒＩ！Ｊ及び第７図は引出形遮断器（１）の接続プ
ラグ（３，４）近傍の構成を示す側面図、第２図は第３
図の接続プラグ（４）近傍を正面から見た図、第３図は
この発明の一実施例による制御回路鎖錠装置を装着した
引出形遮断器（１）とその配電盤側の固定部（２）とを
正面から見た図であり、第４図は側面から見た図、第５
．６及び８図は第４図のＶ−Ｖ線矢視図であり接続プラ
グ（３，４）と操作阻止板（ｌＯ）との位置関係を示す
図である。図において、（１）は引出形遮断器、（３，４）は接続
プラグ、（５）は鎖錠ピン、（６）はロック板、（１０
）は操作阻止板、（１１）はロックレバ−である。なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラグ接続によって制御回路を盤側と接続する引
出形遮断器において、上記引出形遮断器に設けられ、盤側の接続プラグと該引
出形遮断器鋼の接続プラグとの接続状態をロックするロ
ック手段と、上記盤の所定の位置にあって上記ロック手段のロック解
除動作を阻止する操作阻止手段と、上記盤の所定の位置
に設けられた固定ロック部材と、上記引出形遮断器に設けられ、上記ロック手段のロック
動作／ロック解除動作に応動して上記固定ロック部材と
係合解除／係合すべき係合部を有する可動ロック部材と
、を備えたことを特徴とする引出形遮断器の制御回路鎖錠
装置。