JPH0450274B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0450274B2 JPH0450274B2 JP59237890A JP23789084A JPH0450274B2 JP H0450274 B2 JPH0450274 B2 JP H0450274B2 JP 59237890 A JP59237890 A JP 59237890A JP 23789084 A JP23789084 A JP 23789084A JP H0450274 B2 JPH0450274 B2 JP H0450274B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear
- weight
- sintering
- aon
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 8
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 9
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 4
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 3
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000007790 solid phase Substances 0.000 description 3
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 238000009770 conventional sintering Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 229920002689 polyvinyl acetate Polymers 0.000 description 1
- 239000011118 polyvinyl acetate Substances 0.000 description 1
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は各種耐摩耗性を要求される分野に適
用し得るものに関する。 [従来の技術] 従来の耐摩耗材料にはアルミナや炭化珪素、窒
化珪素等の耐摩耗性原料を焼結したもので、原料
自体に耐摩耗性のあるものを使用しても、その焼
結性の点で問題が多く、焼結助剤を使用しても焼
結体としてはその焼結助剤の特性に基因する欠点
のため、耐摩耗性は必ずしも満足すべきものは得
られていなかつた。 [発明の解決しようとする問題点] この発明においては、原料自体に耐摩耗性のあ
るものを使用して耐摩耗性材料を得るに際し、焼
結助剤のような耐摩耗性を低下させるようなもの
を使用することなく、耐摩耗性原料同志を組合せ
て、その性状を生かして焼結するもので、従来の
耐摩耗性材料が焼結強度ないしは硬度を向上させ
ようとしていたのに対し、ANの表面圧力活性
化反応が他の材料より著しく小さいことを利用し
たものである。 [問題を解決するための手段] 一般に固体同志を微小点で接触させると、極表
面層で反応を起し、共有固相を生ずる。この共有
固相に圧力が加わると微小クラツクを生じ、被摩
耗材の剥落と共に耐摩耗性材料の自己摩耗が進む
という現象が起るものとされている。 ANは、この表面圧力活性化反応が他の耐摩
耗性材料と比較して著しく小さいため、このよう
な共有固相が生成しにくく、従つて焼結体として
の耐摩耗性が高いものが得られることになる。 この発明においては、本来難焼結性材料とされ
るANを耐摩耗性を低下させるような従来の焼
結助剤を使用せず、AONを配合することによ
つて焼結体を得たものである。 焼結に際し好ましい条件は、AN原料粉の平
均粒径を8μ以下とし、又、AONは平均粒径が
5μ以下の微粉とする。両者の配合割合はAN
が80〜98重量%、AONが2〜20重量%のもの
が好ましく、AONが2重量%以下では焼結性
が低下し、又、20重量%以上では焼結性も低下す
るが、特に耐摩耗性が悪くなる。 焼結はN2雰囲気下で1650〜2000℃、1〜5hrの
範囲内で処理することが好ましいが、適宜の変更
は可能である。例えば、N2ガスは数%以下のH2
ガスを混入してもよく、又、焼結温度と焼結時間
との関係などである。 [実施例] 実施例 1 平均粒径1μのANを95重量%、平均粒径0.5μ
のAONを5重量%含む混合粉をポリビニール
アセテートを一次バインダーとして厚さ10mmの板
状体を成型した。N2雰囲気中でこの成型体を
1800℃2hr焼結して焼結体を得た。 この焼結体のピンオンデイスク式摩耗試験
(100回転60分1500mテスト)による比摩耗量を他
の物性と共に下記の表に示す。
用し得るものに関する。 [従来の技術] 従来の耐摩耗材料にはアルミナや炭化珪素、窒
化珪素等の耐摩耗性原料を焼結したもので、原料
自体に耐摩耗性のあるものを使用しても、その焼
結性の点で問題が多く、焼結助剤を使用しても焼
結体としてはその焼結助剤の特性に基因する欠点
のため、耐摩耗性は必ずしも満足すべきものは得
られていなかつた。 [発明の解決しようとする問題点] この発明においては、原料自体に耐摩耗性のあ
るものを使用して耐摩耗性材料を得るに際し、焼
結助剤のような耐摩耗性を低下させるようなもの
を使用することなく、耐摩耗性原料同志を組合せ
て、その性状を生かして焼結するもので、従来の
耐摩耗性材料が焼結強度ないしは硬度を向上させ
ようとしていたのに対し、ANの表面圧力活性
化反応が他の材料より著しく小さいことを利用し
たものである。 [問題を解決するための手段] 一般に固体同志を微小点で接触させると、極表
面層で反応を起し、共有固相を生ずる。この共有
固相に圧力が加わると微小クラツクを生じ、被摩
耗材の剥落と共に耐摩耗性材料の自己摩耗が進む
という現象が起るものとされている。 ANは、この表面圧力活性化反応が他の耐摩
耗性材料と比較して著しく小さいため、このよう
な共有固相が生成しにくく、従つて焼結体として
の耐摩耗性が高いものが得られることになる。 この発明においては、本来難焼結性材料とされ
るANを耐摩耗性を低下させるような従来の焼
結助剤を使用せず、AONを配合することによ
つて焼結体を得たものである。 焼結に際し好ましい条件は、AN原料粉の平
均粒径を8μ以下とし、又、AONは平均粒径が
5μ以下の微粉とする。両者の配合割合はAN
が80〜98重量%、AONが2〜20重量%のもの
が好ましく、AONが2重量%以下では焼結性
が低下し、又、20重量%以上では焼結性も低下す
るが、特に耐摩耗性が悪くなる。 焼結はN2雰囲気下で1650〜2000℃、1〜5hrの
範囲内で処理することが好ましいが、適宜の変更
は可能である。例えば、N2ガスは数%以下のH2
ガスを混入してもよく、又、焼結温度と焼結時間
との関係などである。 [実施例] 実施例 1 平均粒径1μのANを95重量%、平均粒径0.5μ
のAONを5重量%含む混合粉をポリビニール
アセテートを一次バインダーとして厚さ10mmの板
状体を成型した。N2雰囲気中でこの成型体を
1800℃2hr焼結して焼結体を得た。 この焼結体のピンオンデイスク式摩耗試験
(100回転60分1500mテスト)による比摩耗量を他
の物性と共に下記の表に示す。
【表】
実施例 2
平均粒径5μのANを85重量%、平均粒径1μ
のAONを15重量%含む混合粉を実施例1と同
様にして成型し、1容量%のH2ガスを含むN2ガ
ス雰囲気炉中で1750℃・5hr焼結して焼結体を得
た。この焼結体の特性を実施例1に並記する。 なお、成分、製造条件は異なるが、現在入手可
能とされる高強度SiC焼結体(800MPa)の比摩
耗量では10-6〜10-8mm/kgf・mmである。 [発明の効果] この発明によるAN系耐摩耗材料は実施例に
示すように従来見られない高い特性を示し、軸
受、ローラー、抄紙機、炉内道具材等特に高温に
も耐える材料として秀れたものである。 なおこの発明においてはAN及びAONの
混合粉よりなるものとしたが、例えばANの一
部を数%以内であれば、A2O3,SiC等他の耐
摩耗材料と置換することもできる。
のAONを15重量%含む混合粉を実施例1と同
様にして成型し、1容量%のH2ガスを含むN2ガ
ス雰囲気炉中で1750℃・5hr焼結して焼結体を得
た。この焼結体の特性を実施例1に並記する。 なお、成分、製造条件は異なるが、現在入手可
能とされる高強度SiC焼結体(800MPa)の比摩
耗量では10-6〜10-8mm/kgf・mmである。 [発明の効果] この発明によるAN系耐摩耗材料は実施例に
示すように従来見られない高い特性を示し、軸
受、ローラー、抄紙機、炉内道具材等特に高温に
も耐える材料として秀れたものである。 なおこの発明においてはAN及びAONの
混合粉よりなるものとしたが、例えばANの一
部を数%以内であれば、A2O3,SiC等他の耐
摩耗材料と置換することもできる。
Claims (1)
- 1 平均粒径が8μ以下のANを80〜98重量%、
平均粒径が5μ以下のAONを2〜20重量%含有
してなる耐摩耗材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59237890A JPS61117162A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 耐摩耗材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59237890A JPS61117162A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 耐摩耗材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61117162A JPS61117162A (ja) | 1986-06-04 |
JPH0450274B2 true JPH0450274B2 (ja) | 1992-08-13 |
Family
ID=17021937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59237890A Granted JPS61117162A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 耐摩耗材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61117162A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4537613B2 (ja) * | 2001-04-25 | 2010-09-01 | 株式会社サトー | ロール紙の支持装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4855264A (en) * | 1986-11-20 | 1989-08-08 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Aluminum oxide/aluminum oxynitride/group IVB metal nitride abrasive particles derived from a sol-gel process |
US4788167A (en) * | 1986-11-20 | 1988-11-29 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Aluminum nitride/aluminum oxynitride/group IVB metal nitride abrasive particles derived from a sol-gel process |
-
1984
- 1984-11-12 JP JP59237890A patent/JPS61117162A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4537613B2 (ja) * | 2001-04-25 | 2010-09-01 | 株式会社サトー | ロール紙の支持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61117162A (ja) | 1986-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0450274B2 (ja) | ||
JP2016502486A (ja) | マグネシアまたはマグネシアスピネル系耐火材料の製造方法、およびマグネシアまたはマグネシアスピネル系耐火材料 | |
JPH1095670A (ja) | 炭化珪素複合セラミックスの製造方法 | |
JPH0212893B2 (ja) | ||
JPS5864280A (ja) | 非酸化物セラミツクス焼結体の製造法 | |
JPS5939766A (ja) | アルミナ―炭化ケイ素系焼結体の製造方法 | |
JPH08333165A (ja) | 窒化珪素複合セラミックスの製造方法 | |
JPH0797256A (ja) | 酸化アルミニウム基焼結体及びその製造方法 | |
JPS5891065A (ja) | 炭化珪素質セラミツクス焼結体の製造法 | |
WO1990013525A1 (en) | PROCESS FOR PRODUCING β-SIALON SINTER | |
JPS6212663A (ja) | B4c質複合体およびその製造方法 | |
JP2958731B2 (ja) | 酸化アルミニウム基焼結体及びその製造方法 | |
JP2652938B2 (ja) | 炭化チタン―炭素複合セラミックス焼成体及び製造方法 | |
JPS6034515B2 (ja) | 炭化珪素質セラミックス焼結体の製造法 | |
JPS60239360A (ja) | 炭化珪素質セラミツクス焼結体 | |
JPH0566903B2 (ja) | ||
JPS61281059A (ja) | 導電性セラミツクス焼結体の製造法 | |
JPH01141541A (ja) | 混練用ロール | |
JPH07277835A (ja) | 複合焼結体の製造方法 | |
JPH07115927B2 (ja) | SiC基セラミツクスとその製造方法 | |
JPH02167861A (ja) | 窒化珪素焼結体の製造方法 | |
JPS6110069A (ja) | 高強度緻密窒化珪素焼結体及びその製法 | |
JPH04254473A (ja) | セラミックス複合焼結体の製法 | |
JPS61122167A (ja) | 高強度窒化けい素基焼結体とその製造法 | |
JPS6126566A (ja) | SiC質複合体の焼結方法 |