JPH0437719B2 - - Google Patents
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- JPH0437719B2 JPH0437719B2 JP59212716A JP21271684A JPH0437719B2 JP H0437719 B2 JPH0437719 B2 JP H0437719B2 JP 59212716 A JP59212716 A JP 59212716A JP 21271684 A JP21271684 A JP 21271684A JP H0437719 B2 JPH0437719 B2 JP H0437719B2
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- Prior art keywords
- enzyme
- laminaripentaose
- glucanase
- glucosyl sugar
- medium
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ストレプトマイセス属に属する微生
物の生産するβ−1,3糖分解酵素(β−1,3
グルカナーゼ)を用いてβ−1,3グルコシル糖
化合物を分解して得られたラミナリペンタオース
(グルコースがβ−1,3の位置で5個結合した
ものG5)を製造する方法に関するものである。 最近、デンプンを分解して得られるマルトオリ
ゴ糖(G3〜G6)の製造技術の開発が要望されて
おり、これらは食品の甘味料、増量剤、賦形剤、
包接剤として食品、薬品、及び種々の工業製品に
広く利用できると考えられている。これと同様に
新規なラミナリペンタオースはこれらの分野への
新たな用途を提供することができるものである。 また近年、抗腫瘍活性、抗細菌感染症作用、免
疫系に及ぼす作用等を持つ拒子菌、子のう菌、不
完全菌類等が産生する多糖化合物の構造分析が精
力的に検討され、活性多糖の基本骨格は3〜5個
のβ(1→3)−D−グルカン直鎖にβ−1,6モ
ノグルコシル分岐鎖が結合したものであるという
報告がなされている。〔水野卓;化学と生物
Vol.21、No.7、P473〜(1983)、水野卓;農芸化
学大会要旨集P13(1984)、三崎旭;農芸化学大会
要旨集P14(1984)〕そしてこれら活性多糖化合物
の化学合成が分岐グルコ四糖から試みられ、ま
た、農薬、抗生物質の生理作用を分子レベルで解
明する為、細胞表層グルカンの化学合成がマンノ
ペンタオースを出発原料として行なわれている。
〔ともに小川智也;化学と生物Vol.20、No.12P789
(1982)〕ラミナリペンタオースは、これらの化学
合成の出発物質として有用なものである。 (発明の構成) 本発明者らはβ−1,3グルコシル糖化合物を
ラミナリペンタオースに分解する微生物を鋭意検
索の結果、ストレプトマイセス属に属する一菌株
が生産するβ−1,3糖分解酵素(β−1,3グ
ルカナーゼ)の一種がβ−1,3グルコシル糖化
合物を分解し、高収率でラミナリペンタオースを
生成することを見い出し本発明を完成するに至つ
た。 即ち、本発明はβ−1,3グルコシル糖化合物
又はその部分分解物をラミナリペンタオースに分
解する能力を有するストレプトマイセス属に属す
る微生物の生産するβ−1,3糖分解酵素(β−
1,3−グルカナーゼと称す)をβ−1,3グル
コシル糖化合物又はその部分分解物に作用させて
得られることを特徴とするラミナリペンタオース
の製造法を提供するものである。 (従来技術) β−1,3糖分解酵素は、これまで主として酵
母細胞壁の溶解あるいは、ビール工業における麦
汁の粘度低下を目的として利用されているにすぎ
ず、分解生成糖を採取することを目的とした報告
は見あたらない。β−1,3グルコシル糖化合物
類を分解してラミナリペンタオースの生成を確認
している報告はあるが他の菌株のものである。 またストレプトマイセス属に放線菌が生産する
β−1,3グルカナーゼは主に酵母細胞壁の溶解
を目的としたものとして知られており、例えばス
トレプトマイセス アルビドフラバス{st.
albidoflavus;酵母工学学誌第43巻No.10 766頁〜
(1965)}、ストレプトマイセス エスビー
(Streptomyces SP.){Aqricul.Biolog.Biochem.
第111巻、358頁〜364頁、(1965)}、ストレプトマ
イセス ムリナス(Streptomyces murinus)
{醗酵工学会誌第59巻、No.6 599頁〜(1978)}
等が報告されているが、いずれもラミナリペンタ
オースを主生成物としたものではなく本願のβ−
1,3グルカナーゼとは異なるものである。 本発明で使用されるβ−1,3糖分解酵素は、
ストレプトマイセス属に属する微生物により生産
され、β−1,3グルコシル糖化合物又はの部分
分解物に作用し、ラミナリペンタオースを主成分
とする分解生成物を生ぜせしめる能力を有する醗
素であればいずれでも良いが、好ましくはストレ
プトマイセス マチンシス DIC−108を培養し
て得られるβ−1,3糖分解酵素(β−1,3グ
ルカナーゼFiと称す)である。 β−1,3−グルカナーゼにより生成するラミ
ナリペンタオースは、使用するβ−1,3グルコ
シル糖化合物の種類や糖化時の反応条件(例えば
β−1,3グルコシル糖化合物の濃度、PH、温
度、酵素濃度)によつても異なるが、通常β−
1,3グルコシル糖化合物に対して収率20〜90重
量%の値の得られるβ−1,3−グルカナーゼで
あることが望ましい。 本発明で好ましく用いられるβ−1,3グルカ
ナーゼFiの性質を次に示す。 (1) 作用;β−1,3グルコシル糖化合物、例え
ばカードラン、ラミナリン、パキマン、醗母細
胞壁、又はその部分分解物などからラミナリペ
ンタオースを主成分とす糖分解物を生成する。 (2) 作用PH範囲及び最適作用PH;PH3〜9の範囲
に作用し、最適PHは、6付近である。(第1図
参照) (3) 作用温度範囲及び最適作用温度;約70℃まで
作用し、最適作用温度は約60℃である。(第2
図参照)。 (4) 精製方法 本酵素は培養ロ過液から硫安65%飽和で沈澱
物として回収後、DEAE−Sephadex A−25カ
ラムクロマトグラフイー(0.01M Tvis−Hcl
緩衝液PH7.5で平衡化)を行い、その未吸着区
分を集める。次いで、CM−セフアデツクスC
−25カラムクロマトグラフイー(0.01M酢酸バ
ツフアーPH6.0で平衡化)を行い。NaClの0.1M
溶液で溶出される区分を集め、硫安50〜70%飽
和としてその沈澱物を回収する。その後、
Sephadex G−100(フマルマシア社製)ゲルク
ロマトグラフイー(0.01Mリン酸バツフアー、
PH7.0で平衡化)を行うことにより、クロマト
的に単一酵素に精製できる。 (5) 分子量;Sephadex G−100ゲルクロマトグ
ラフイーによる分子量は約31000と推定できる。 本発明の酵素は、上記β−1,3グルカナーゼ
が好ましく用いられるが、この酵素はストレプト
マイセス属の菌株、好ましくは、ストレプトマイ
セス マテンシス DIC−108より得られる。 又、こうしたβ−1,3−グルカナーゼは、特
異的にラミナリペンタオースを生成させる為、β
−1,3グルカンの構造解析用の手段となりうる
ものである。また他の好ましいものとしてこれら
の菌株を人工的に変異処理即ち化学、物理的手段
による変異誘発処理を行うことにより得られる人
為的突然変異株、あるいは自然変異株も全て含ま
れる。 本発明で好ましく使用される前述の菌株の菌学
的性質は特開昭59−17996号公報にも示されてい
るが次のとおりである。 〔ストレプトミセス・マテンシス DIC−108の
菌学的性質〕 (1) 形態的特徴 使用した培地(ISP培地を含む)上での栄養
菌糸の生育は優れており、デンプン無機塩、オ
ートミール寒天、イースト麦芽寒天培地上で豊
富な気菌糸を形成する。胞子形成気菌糸は直状
又は直状又は直曲状である。胞子は楕円体で大
きさは、短径×長径0.7〜0.8μ×1.0〜1.2μであ
る。走査型電子顕微鏡による観察では胞子の表
面構造はイボ状(Warty)である。 (2) 各種培地における生育状態 (1) シユクロース硝酸塩寒天培地(37℃) 薄茶色の基生菌糸状に灰色の気菌糸を形成
し、溶解性色素はみとめられない。 (2) グルコース・アスパラギン寒天培地(37
℃) 薄黄白色の生育で気菌糸の形成はみとめら
れない。また溶解性色素はみとめられない。 (3) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP
培地−No.5 37℃) 薄黄色の生育で気菌糸の着生はみとめられ
ない。又、また溶解性色素はみとめられな
い。 (4) スターチ・無機塩寒天培地(ISP培地 37
℃) 無色の発育上に緑灰色の気菌糸を着生し、
溶解生色素はみとめられない。 (5) チロシン寒天培地(ISP培地−7、37℃) 薄茶色の発育上に培養7日目では気菌糸は
着生せず、14日目で白灰色の気菌糸を着生す
る。溶解性色素はみとめられない。 (6) 栄養寒天培地(37℃) 緑灰黒色の発育上に薄緑灰色の気菌糸を着
生し、溶解生色素はみとめられない。 (7) イースト麦芽寒天培地(ISP培地−2、37
℃) 薄茶色の発育上に薄緑灰色の気菌糸を着生
する。水溶性色素の生成はみとめられない。 (8) オートミール寒天培地(ISP培地−3、37
℃) 無色の発育上に薄緑灰色の気菌糸を着生
し、水溶性色素の生成はみとめられない。 (3) 生理的性質 (1) 生育温度範囲 酵母エキス・麦芽エキス液体培地による生
育試験では、30℃〜50℃で生育するが、至適
温度は37℃〜45℃である。 (2) ゼラチンの液化:陰性 (3) 脱脂乳の凝固及び 脱脂乳のペプトン:陰性 (4) メラニン色素の生成(ペプトン・イース
ト・鉄寒天培地、ISP培地6):陰性 (5) デンプンの分解性:陽性(分解ゾーンに白
いリングを形成) (6) 炭素源の利用性(プリドハム、ゴドリープ
寒天培地−9、37℃) D−グルコース、L−アラビノース、D−
キシロース、D−フルクトース、イノシトー
ル、L−ラムノース、D−マンニトール、ガ
ラクトースをよく利用して生育し、シユクロ
ース、ラフイノース、サリシンは利用しな
い。 (7) 細胞壁組成 ISPに記載されている糖組成Typeとして
はType1に属する。 なお本菌株は、工業技術院微生物工業技術
研究所に寄託申請し、微工研菌寄第6593号と
して寄託されている。 本発明による酵素生産の為の培養は、通常の固
体培地又は液体培地が使用され、液体培養の為の
培地の炭素源としては、β−1,3グルコシル糖
化合物であれば利用できる。 例えば、カードラン、パキマン、ラミナリン、
リケナン、酵母細胞壁又はその部分分解物、リユ
ウコシン、カロース、パラミロン等が挙げられ、
又窒素源としては、硫安、塩安、リン安、硝酸ナ
トリウム、尿素、ペプトン、カゼイン等、有機窒
素、無機窒素、いずれも利用できる。 天然栄養源としては、例えば各種糖蜜、コーン
ステイープリカー、オートミール、味液、魚粉、
肉エキス、酵母、酵母エキス、ポテトエキス、麦
芽エキス等があげられる。 無機物としては、例えばリン酸ニカリウム、リ
ン酸−ナトリウム、硫酸マグネシウム、微量金属
類などが挙げられる。その他、必要に応じてビタ
ミン類等を添加することもできる。これらの使用
濃度としては、0.1〜40重量%が用いられる。ま
た醗酵中に発泡を抑制するため、0.0001〜1.0重
量%の消泡剤を添加してもよい。消泡剤として
は、シリコーン、大豆油など通常の消泡剤を用い
る。 培養方法は、振とう培養、通気培養なだの好気
的液体培養が通しており、PH5.0〜8.0、培養温度
20℃〜50℃で1〜6日、望ましくはPH6.5〜7.5、
35〜40℃で2日前後培養する。 β−1,3グルカナーゼは、菌体外に生産する
酵素であるので、培養終了後、ロ過又は遠心分離
して除菌し、上清液を回収する。そして必要に応
じて濃縮し、硫安、硫酸ナトリウムによる塩析、
又はアセトン、エタノール、メタノール、イソプ
ロパノールなどの有機溶剤を加え、酵素を沈澱物
として取得し、乾燥、保存する。 本発明のラミナリペンタオースはβ−1,3糖
分解酵素を水又は緩衝液に懸濁させた前述のβ−
1,3グルコシル糖化合物の1〜10重量%溶液に
対し14〜15μ/mgの本酵素を50〜1000単位/加
え、PH4〜8.5、好ましくは5〜7.5、反応温度30
〜70、好ましくは40〜60℃の反応条件で30分〜24
時間、好ましくは10〜20時間反応させることによ
つて得られる。 本発明のラミナリペンタオースは、食品の甘味
料、増量剤、賦形剤、包括剤として食品、医薬品
等種々の工業製品に利用可能であり、又抗腫瘍活
性、抗細菌感染症作用、免疫系に及ぼす作用等を
有する医薬品の中間原体として有用なものであ
る。 以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が、文中「部」及び「%」は重量基準であるもの
とする。 実施例 1 β−1,3グルカナーゼFiの調製 500mg容の坂口フラスコ10本に、ポリペプト
ン(牛乳カセインの酵素分解物、和光純薬工業
株式会社販売)0.2%、酵母エキス(和光純薬
工業株式会社販売)0.2%、K2HPO40.2%、
MgSO4・7H2O0.1%からなる液体培地(PH7.0)
を各々に100mlづつ分注した。常法による殺菌
後、ストレプトマイセス・マテンシスDIC−
108(微工研菌寄第6593号)を接種し、35℃で3
日間振盪培養した。培養後、ブフナーでロ過を
行つて除菌し、得られた上清液を65%の飽和硫
安として沈澱を回収した。これを0.01Mのリン
酸緩衝液PH7.0で溶解して得られた粗酵素中に
は、ラミナリペンタオースを分解するβ−1,
3グルカナーゼが存在する為、0.01Mトリム緩
衝液で平衡化したDEAE−セフアデツクスA−
25カラムに吸着させ、その未吸着部分を回収す
ることにより、β−1,3グルカナーゼFiを
得た。得られた活性は14.7単位/mgタンパク
〔396.9単位(27mg)〕であつた。 分解反応 カードラン(n=550、和光純薬工業式会社
製品)0.25gに、該酵素液2.2単位を添加して
全量を5mlとし、45℃で24時間反応させた。そ
の結果ラミナリペントースは188mgで得られ、
収率は75.2%であつた。そして得られたカード
ラン糖化物中の糖組成を、高速液体クロマトグ
ラフイー{充てん剤;Lichrosorb−NH25μm
(メルク社製)、溶出液;アセトニトリル70%、
水30%)}で分離定量を行つた結果、77%が水
溶性オリゴ糖となり、その内訳はラミナリペン
タオース5.2%で残り1.8%はラミナリトリオー
ス、ラミナリテトラオース、ラミナリヘキサオ
ース、ラミナリヘプタオース、ラミナリオクタ
オースであつた。(第3図参照) 〔酵素力価の決定〕 0.01Mの酢酸バツフアー(PH6.0)に、カード
ラン1%を懸濁させ、それに適量の酵素を加え
て、水で5.0mlとし、45℃で反応させる。この条
件で1時間に1mgのグルコースに相当する還元力
を生成する酵素量を1単位とする。 実施例 2 実施例1で用いたカードランの代わりに酵母細
胞壁(Candida属)不溶性ラミナリン、パキマ
ン、各々0.2gに、実施例1で得られた酵素液2.2
単位を添加して全量を5mlとし、45℃で24時間反
応させた。 そして得られた酵母細胞壁ラミナリン、及びパ
キマンの糖化液中の糖組成を実施例1と同様の方
法にて分離定量を行つた。結果を表−1に示し
た。 【表】
物の生産するβ−1,3糖分解酵素(β−1,3
グルカナーゼ)を用いてβ−1,3グルコシル糖
化合物を分解して得られたラミナリペンタオース
(グルコースがβ−1,3の位置で5個結合した
ものG5)を製造する方法に関するものである。 最近、デンプンを分解して得られるマルトオリ
ゴ糖(G3〜G6)の製造技術の開発が要望されて
おり、これらは食品の甘味料、増量剤、賦形剤、
包接剤として食品、薬品、及び種々の工業製品に
広く利用できると考えられている。これと同様に
新規なラミナリペンタオースはこれらの分野への
新たな用途を提供することができるものである。 また近年、抗腫瘍活性、抗細菌感染症作用、免
疫系に及ぼす作用等を持つ拒子菌、子のう菌、不
完全菌類等が産生する多糖化合物の構造分析が精
力的に検討され、活性多糖の基本骨格は3〜5個
のβ(1→3)−D−グルカン直鎖にβ−1,6モ
ノグルコシル分岐鎖が結合したものであるという
報告がなされている。〔水野卓;化学と生物
Vol.21、No.7、P473〜(1983)、水野卓;農芸化
学大会要旨集P13(1984)、三崎旭;農芸化学大会
要旨集P14(1984)〕そしてこれら活性多糖化合物
の化学合成が分岐グルコ四糖から試みられ、ま
た、農薬、抗生物質の生理作用を分子レベルで解
明する為、細胞表層グルカンの化学合成がマンノ
ペンタオースを出発原料として行なわれている。
〔ともに小川智也;化学と生物Vol.20、No.12P789
(1982)〕ラミナリペンタオースは、これらの化学
合成の出発物質として有用なものである。 (発明の構成) 本発明者らはβ−1,3グルコシル糖化合物を
ラミナリペンタオースに分解する微生物を鋭意検
索の結果、ストレプトマイセス属に属する一菌株
が生産するβ−1,3糖分解酵素(β−1,3グ
ルカナーゼ)の一種がβ−1,3グルコシル糖化
合物を分解し、高収率でラミナリペンタオースを
生成することを見い出し本発明を完成するに至つ
た。 即ち、本発明はβ−1,3グルコシル糖化合物
又はその部分分解物をラミナリペンタオースに分
解する能力を有するストレプトマイセス属に属す
る微生物の生産するβ−1,3糖分解酵素(β−
1,3−グルカナーゼと称す)をβ−1,3グル
コシル糖化合物又はその部分分解物に作用させて
得られることを特徴とするラミナリペンタオース
の製造法を提供するものである。 (従来技術) β−1,3糖分解酵素は、これまで主として酵
母細胞壁の溶解あるいは、ビール工業における麦
汁の粘度低下を目的として利用されているにすぎ
ず、分解生成糖を採取することを目的とした報告
は見あたらない。β−1,3グルコシル糖化合物
類を分解してラミナリペンタオースの生成を確認
している報告はあるが他の菌株のものである。 またストレプトマイセス属に放線菌が生産する
β−1,3グルカナーゼは主に酵母細胞壁の溶解
を目的としたものとして知られており、例えばス
トレプトマイセス アルビドフラバス{st.
albidoflavus;酵母工学学誌第43巻No.10 766頁〜
(1965)}、ストレプトマイセス エスビー
(Streptomyces SP.){Aqricul.Biolog.Biochem.
第111巻、358頁〜364頁、(1965)}、ストレプトマ
イセス ムリナス(Streptomyces murinus)
{醗酵工学会誌第59巻、No.6 599頁〜(1978)}
等が報告されているが、いずれもラミナリペンタ
オースを主生成物としたものではなく本願のβ−
1,3グルカナーゼとは異なるものである。 本発明で使用されるβ−1,3糖分解酵素は、
ストレプトマイセス属に属する微生物により生産
され、β−1,3グルコシル糖化合物又はの部分
分解物に作用し、ラミナリペンタオースを主成分
とする分解生成物を生ぜせしめる能力を有する醗
素であればいずれでも良いが、好ましくはストレ
プトマイセス マチンシス DIC−108を培養し
て得られるβ−1,3糖分解酵素(β−1,3グ
ルカナーゼFiと称す)である。 β−1,3−グルカナーゼにより生成するラミ
ナリペンタオースは、使用するβ−1,3グルコ
シル糖化合物の種類や糖化時の反応条件(例えば
β−1,3グルコシル糖化合物の濃度、PH、温
度、酵素濃度)によつても異なるが、通常β−
1,3グルコシル糖化合物に対して収率20〜90重
量%の値の得られるβ−1,3−グルカナーゼで
あることが望ましい。 本発明で好ましく用いられるβ−1,3グルカ
ナーゼFiの性質を次に示す。 (1) 作用;β−1,3グルコシル糖化合物、例え
ばカードラン、ラミナリン、パキマン、醗母細
胞壁、又はその部分分解物などからラミナリペ
ンタオースを主成分とす糖分解物を生成する。 (2) 作用PH範囲及び最適作用PH;PH3〜9の範囲
に作用し、最適PHは、6付近である。(第1図
参照) (3) 作用温度範囲及び最適作用温度;約70℃まで
作用し、最適作用温度は約60℃である。(第2
図参照)。 (4) 精製方法 本酵素は培養ロ過液から硫安65%飽和で沈澱
物として回収後、DEAE−Sephadex A−25カ
ラムクロマトグラフイー(0.01M Tvis−Hcl
緩衝液PH7.5で平衡化)を行い、その未吸着区
分を集める。次いで、CM−セフアデツクスC
−25カラムクロマトグラフイー(0.01M酢酸バ
ツフアーPH6.0で平衡化)を行い。NaClの0.1M
溶液で溶出される区分を集め、硫安50〜70%飽
和としてその沈澱物を回収する。その後、
Sephadex G−100(フマルマシア社製)ゲルク
ロマトグラフイー(0.01Mリン酸バツフアー、
PH7.0で平衡化)を行うことにより、クロマト
的に単一酵素に精製できる。 (5) 分子量;Sephadex G−100ゲルクロマトグ
ラフイーによる分子量は約31000と推定できる。 本発明の酵素は、上記β−1,3グルカナーゼ
が好ましく用いられるが、この酵素はストレプト
マイセス属の菌株、好ましくは、ストレプトマイ
セス マテンシス DIC−108より得られる。 又、こうしたβ−1,3−グルカナーゼは、特
異的にラミナリペンタオースを生成させる為、β
−1,3グルカンの構造解析用の手段となりうる
ものである。また他の好ましいものとしてこれら
の菌株を人工的に変異処理即ち化学、物理的手段
による変異誘発処理を行うことにより得られる人
為的突然変異株、あるいは自然変異株も全て含ま
れる。 本発明で好ましく使用される前述の菌株の菌学
的性質は特開昭59−17996号公報にも示されてい
るが次のとおりである。 〔ストレプトミセス・マテンシス DIC−108の
菌学的性質〕 (1) 形態的特徴 使用した培地(ISP培地を含む)上での栄養
菌糸の生育は優れており、デンプン無機塩、オ
ートミール寒天、イースト麦芽寒天培地上で豊
富な気菌糸を形成する。胞子形成気菌糸は直状
又は直状又は直曲状である。胞子は楕円体で大
きさは、短径×長径0.7〜0.8μ×1.0〜1.2μであ
る。走査型電子顕微鏡による観察では胞子の表
面構造はイボ状(Warty)である。 (2) 各種培地における生育状態 (1) シユクロース硝酸塩寒天培地(37℃) 薄茶色の基生菌糸状に灰色の気菌糸を形成
し、溶解性色素はみとめられない。 (2) グルコース・アスパラギン寒天培地(37
℃) 薄黄白色の生育で気菌糸の形成はみとめら
れない。また溶解性色素はみとめられない。 (3) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP
培地−No.5 37℃) 薄黄色の生育で気菌糸の着生はみとめられ
ない。又、また溶解性色素はみとめられな
い。 (4) スターチ・無機塩寒天培地(ISP培地 37
℃) 無色の発育上に緑灰色の気菌糸を着生し、
溶解生色素はみとめられない。 (5) チロシン寒天培地(ISP培地−7、37℃) 薄茶色の発育上に培養7日目では気菌糸は
着生せず、14日目で白灰色の気菌糸を着生す
る。溶解性色素はみとめられない。 (6) 栄養寒天培地(37℃) 緑灰黒色の発育上に薄緑灰色の気菌糸を着
生し、溶解生色素はみとめられない。 (7) イースト麦芽寒天培地(ISP培地−2、37
℃) 薄茶色の発育上に薄緑灰色の気菌糸を着生
する。水溶性色素の生成はみとめられない。 (8) オートミール寒天培地(ISP培地−3、37
℃) 無色の発育上に薄緑灰色の気菌糸を着生
し、水溶性色素の生成はみとめられない。 (3) 生理的性質 (1) 生育温度範囲 酵母エキス・麦芽エキス液体培地による生
育試験では、30℃〜50℃で生育するが、至適
温度は37℃〜45℃である。 (2) ゼラチンの液化:陰性 (3) 脱脂乳の凝固及び 脱脂乳のペプトン:陰性 (4) メラニン色素の生成(ペプトン・イース
ト・鉄寒天培地、ISP培地6):陰性 (5) デンプンの分解性:陽性(分解ゾーンに白
いリングを形成) (6) 炭素源の利用性(プリドハム、ゴドリープ
寒天培地−9、37℃) D−グルコース、L−アラビノース、D−
キシロース、D−フルクトース、イノシトー
ル、L−ラムノース、D−マンニトール、ガ
ラクトースをよく利用して生育し、シユクロ
ース、ラフイノース、サリシンは利用しな
い。 (7) 細胞壁組成 ISPに記載されている糖組成Typeとして
はType1に属する。 なお本菌株は、工業技術院微生物工業技術
研究所に寄託申請し、微工研菌寄第6593号と
して寄託されている。 本発明による酵素生産の為の培養は、通常の固
体培地又は液体培地が使用され、液体培養の為の
培地の炭素源としては、β−1,3グルコシル糖
化合物であれば利用できる。 例えば、カードラン、パキマン、ラミナリン、
リケナン、酵母細胞壁又はその部分分解物、リユ
ウコシン、カロース、パラミロン等が挙げられ、
又窒素源としては、硫安、塩安、リン安、硝酸ナ
トリウム、尿素、ペプトン、カゼイン等、有機窒
素、無機窒素、いずれも利用できる。 天然栄養源としては、例えば各種糖蜜、コーン
ステイープリカー、オートミール、味液、魚粉、
肉エキス、酵母、酵母エキス、ポテトエキス、麦
芽エキス等があげられる。 無機物としては、例えばリン酸ニカリウム、リ
ン酸−ナトリウム、硫酸マグネシウム、微量金属
類などが挙げられる。その他、必要に応じてビタ
ミン類等を添加することもできる。これらの使用
濃度としては、0.1〜40重量%が用いられる。ま
た醗酵中に発泡を抑制するため、0.0001〜1.0重
量%の消泡剤を添加してもよい。消泡剤として
は、シリコーン、大豆油など通常の消泡剤を用い
る。 培養方法は、振とう培養、通気培養なだの好気
的液体培養が通しており、PH5.0〜8.0、培養温度
20℃〜50℃で1〜6日、望ましくはPH6.5〜7.5、
35〜40℃で2日前後培養する。 β−1,3グルカナーゼは、菌体外に生産する
酵素であるので、培養終了後、ロ過又は遠心分離
して除菌し、上清液を回収する。そして必要に応
じて濃縮し、硫安、硫酸ナトリウムによる塩析、
又はアセトン、エタノール、メタノール、イソプ
ロパノールなどの有機溶剤を加え、酵素を沈澱物
として取得し、乾燥、保存する。 本発明のラミナリペンタオースはβ−1,3糖
分解酵素を水又は緩衝液に懸濁させた前述のβ−
1,3グルコシル糖化合物の1〜10重量%溶液に
対し14〜15μ/mgの本酵素を50〜1000単位/加
え、PH4〜8.5、好ましくは5〜7.5、反応温度30
〜70、好ましくは40〜60℃の反応条件で30分〜24
時間、好ましくは10〜20時間反応させることによ
つて得られる。 本発明のラミナリペンタオースは、食品の甘味
料、増量剤、賦形剤、包括剤として食品、医薬品
等種々の工業製品に利用可能であり、又抗腫瘍活
性、抗細菌感染症作用、免疫系に及ぼす作用等を
有する医薬品の中間原体として有用なものであ
る。 以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が、文中「部」及び「%」は重量基準であるもの
とする。 実施例 1 β−1,3グルカナーゼFiの調製 500mg容の坂口フラスコ10本に、ポリペプト
ン(牛乳カセインの酵素分解物、和光純薬工業
株式会社販売)0.2%、酵母エキス(和光純薬
工業株式会社販売)0.2%、K2HPO40.2%、
MgSO4・7H2O0.1%からなる液体培地(PH7.0)
を各々に100mlづつ分注した。常法による殺菌
後、ストレプトマイセス・マテンシスDIC−
108(微工研菌寄第6593号)を接種し、35℃で3
日間振盪培養した。培養後、ブフナーでロ過を
行つて除菌し、得られた上清液を65%の飽和硫
安として沈澱を回収した。これを0.01Mのリン
酸緩衝液PH7.0で溶解して得られた粗酵素中に
は、ラミナリペンタオースを分解するβ−1,
3グルカナーゼが存在する為、0.01Mトリム緩
衝液で平衡化したDEAE−セフアデツクスA−
25カラムに吸着させ、その未吸着部分を回収す
ることにより、β−1,3グルカナーゼFiを
得た。得られた活性は14.7単位/mgタンパク
〔396.9単位(27mg)〕であつた。 分解反応 カードラン(n=550、和光純薬工業式会社
製品)0.25gに、該酵素液2.2単位を添加して
全量を5mlとし、45℃で24時間反応させた。そ
の結果ラミナリペントースは188mgで得られ、
収率は75.2%であつた。そして得られたカード
ラン糖化物中の糖組成を、高速液体クロマトグ
ラフイー{充てん剤;Lichrosorb−NH25μm
(メルク社製)、溶出液;アセトニトリル70%、
水30%)}で分離定量を行つた結果、77%が水
溶性オリゴ糖となり、その内訳はラミナリペン
タオース5.2%で残り1.8%はラミナリトリオー
ス、ラミナリテトラオース、ラミナリヘキサオ
ース、ラミナリヘプタオース、ラミナリオクタ
オースであつた。(第3図参照) 〔酵素力価の決定〕 0.01Mの酢酸バツフアー(PH6.0)に、カード
ラン1%を懸濁させ、それに適量の酵素を加え
て、水で5.0mlとし、45℃で反応させる。この条
件で1時間に1mgのグルコースに相当する還元力
を生成する酵素量を1単位とする。 実施例 2 実施例1で用いたカードランの代わりに酵母細
胞壁(Candida属)不溶性ラミナリン、パキマ
ン、各々0.2gに、実施例1で得られた酵素液2.2
単位を添加して全量を5mlとし、45℃で24時間反
応させた。 そして得られた酵母細胞壁ラミナリン、及びパ
キマンの糖化液中の糖組成を実施例1と同様の方
法にて分離定量を行つた。結果を表−1に示し
た。 【表】
第1図はβ−1,3グルカナーゼFiのPHと活
性の関係を示し、第2図はβ−1,3グルカナー
ゼFiの温度と活性の関係を示し、第3図は、β
−1,3グルカナーゼにより分解されたカードラ
ンの分解物を高速液体クロマトグラフイーで分析
したチヤートを示し、数字は、各々1ラミナリト
リオース、2ラミナリテトラオース、4ラミナリ
ヘキサオース、5ラミナリヘプタオース、6ラミ
ナリオクタオースを示すものである。
性の関係を示し、第2図はβ−1,3グルカナー
ゼFiの温度と活性の関係を示し、第3図は、β
−1,3グルカナーゼにより分解されたカードラ
ンの分解物を高速液体クロマトグラフイーで分析
したチヤートを示し、数字は、各々1ラミナリト
リオース、2ラミナリテトラオース、4ラミナリ
ヘキサオース、5ラミナリヘプタオース、6ラミ
ナリオクタオースを示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 β−1,3グルコシル糖化合物又はその部分
分解物をラミナリペンタオースに分解する能力を
有するストレプトマイセス属に属する微生物の生
産するβ−1,3糖分解酵素をβ−1,3グルコ
シル糖化合物又はその部分分解物に作用させて得
られることを特徴とするラミナリペンタオースの
製造法。 2 β−1,3グルコシル糖化合物が、カードラ
ン、パキマン、ラミナリンであることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のラミナリペンタオ
ースの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59212716A JPS6192589A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | ラミナリペンタオ−スの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59212716A JPS6192589A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | ラミナリペンタオ−スの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6192589A JPS6192589A (ja) | 1986-05-10 |
JPH0437719B2 true JPH0437719B2 (ja) | 1992-06-22 |
Family
ID=16627243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59212716A Granted JPS6192589A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | ラミナリペンタオ−スの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6192589A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5295607B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-09-18 | 株式会社ナリス化粧品 | イグチ科ヌメリイグチ属担子菌の液体培地 |
TWI652992B (zh) * | 2011-10-31 | 2019-03-11 | 興人生命科學股份有限公司 | 酵母來源之調味料、酵母蛋白質組成物之製造方法、及酵母來源之調味料之製造方法 |
JP2013116101A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-06-13 | Kohjin Life Sciences Co Ltd | 食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分 |
-
1984
- 1984-10-12 JP JP59212716A patent/JPS6192589A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6192589A (ja) | 1986-05-10 |
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